JP4049087B2 - 動き・静止の判定装置および判定方法、並びに画像信号の処理装置および処理方法 - Google Patents

動き・静止の判定装置および判定方法、並びに画像信号の処理装置および処理方法 Download PDF

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Description

この発明は、注目画素位置が動き領域か静止領域かを判定する動き・静止の判定装置および判定方法、並びに画像信号の処理装置および処理方法に関する。詳しくは、この発明は、注目画素位置が動き領域か静止領域かを、この注目画素位置の判定結果およびこの注目画素位置に対応した過去所定回の判定結果の履歴情報に基づいて最終的に判定することによって、メモリ容量の大幅な増加を招くことなく、判定精度を上げるようにした動き・静止判定装置等に係るものである。
テレビやビデオ等の多くの画像信号はインタレース方式の画像信号(インタレース信号)である。これに対して、コンピュータの画像信号は、プログレッシブ方式の画像信号(プログレッシブ信号)である。したがって例えば、コンピュータの画像とテレビの画像をコンピュータディスプレイの画面上に表示するためには、インタレース信号をプログレッシブ信号に変換しなければならない。
また、インタレース信号は、1フレームの信号を構成する各ラインの信号を交互に奇数フィールドの信号および偶数フィールドの信号としていることから、画像中に細い横線があるとちらつきが生じてしまう。しかし、プログレッシブ信号では、そのようなことがなく、画像中に細い横線があっても、きれいに表示される。そのため、最近では、家庭用のテレビ受信機でも、内部でインタレース信号からプログレッシブ信号に変換し、プログレッシブ方式で画像を表示するものもある。
インタレース信号は、図7に示すように、互いにずれた1ラインおきのライン信号を持つ奇数、偶数の2つのフィールドで一枚のフレームが構成されている。このインタレース信号をプログレッシブ信号に変換する、いわゆるIP(インタレース−プログレッシブ)変換を行う場合、画素データのない各ラインについて補間データ(画素データ)を生成することが行われる。
この場合、図8に示すように、一般的には、動き検出処理を行って動き領域と静止領域に分け、動き領域については同一フィールド内の前後のラインの画素データから補間データを生成し、静止領域については、前後のフィールドの同じラインの画素データから補間データを生成する。
従来、このIP変換を行う際の動き検出処理では、例えば、図8に示すように、補間画素位置Pが1フィールド前にあるとき、この補間画素位置Pに対応した現フィールドの画素位置の画素データeおよび2フィールド(1フレーム)前の画素位置の画素データaとの差分絶対値をフレーム動き情報(注目フィールドのフレーム動き情報)として求め、この差分絶対値としきい値を比較し、当該補間画素位置Pが動き領域か静止領域かを判定している。
このように注目フィールドのフレーム動き情報のみで補間画素位置Pが動き領域か静止領域かを判定する場合、動き領域を、間違って静止領域と判定し、全く違うデータを補間してしまうというおそれがあった。
そこで、例えば特許文献1に示すように、インタレース信号の多くのフィールドの信号を記憶しておき、注目フィールドのフレーム動き情報のみならず、その1フィールド前のフレーム動き情報等をも使用して判定を行うことで、判定精度を上げることが提案されている。
特開2002−185933号公報
上述した特許文献1に記載されるように、注目フィールドのフレーム動き情報のみならず、その1フィールド前のフレーム動き情報等をも使用するものにあっては、インタレース信号の多くのフィールドの信号を記憶しておく必要があり、その分記憶素子のメモリ容量が増大して、回路規模が大きくなるという問題があった。
この発明の目的は、メモリ容量の大幅な増加を招くことなく、動き領域を間違って静止領域と判定することのないように動き・静止判定を行うことにある。
この発明に係る動き・静止判定装置は、注目画素位置が動き領域か静止領域かを、該注目画素位置に対応した時間方向の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定する第1の動き・静止判定手段と、上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶し、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とする記憶手段と、上記注目画素位置に対応した、上記記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、この判定結果が静止領域である場合、上記連続回数が予め定められたしきい値以上であるときは上記注目画素位置が静止領域であると判定し、しきい値未満であるときは上記注目画素位置が動き領域であると判定する第2の動き・静止判定手段とを備えるものである。
また、この発明に係る動き・静止判定方法は、注目画素位置が動き領域か静止領域かを、該注目画素位置に対応した時間方向の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定する第1の動き・静止判定ステップと、上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶素子に記憶し、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とする記憶ステップと、上記注目画素位置に対応した、上記記憶素子に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、この判定結果が静止領域である場合、上記連続回数が予め定められたしきい値以上であるときは上記注目画素位置が静止領域であると判定し、しきい値未満であるときは上記注目画素位置が動き領域であると判定する第2の動き・静止判定ステップとを備えるものである。
また、この発明に係る画像信号処理装置は、インタレース信号の補間画素位置の画素データを、該補間画素位置が動き領域か静止領域かの判定結果に基づいて生成し、上記インタレース信号をプログレッシブ信号に変換する画像信号処理装置であって、上記補間画素位置が動き領域か静止領域かを、該補間画素位置に対応した時間方向の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定する第1の動き・静止判定手段と、上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶し、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とする記憶手段と、上記補間画素位置に対応した、上記記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、この判定結果が静止領域である場合、上記連続回数が予め定められたしきい値以上であるときは上記補間画素位置が静止領域であると判定し、しきい値未満であるときは上記補間画素位置が動き領域であると判定する第2の動き・静止判定手段とを備えるものである。
また、この発明に係る画像信号処理方法は、インタレース信号の補間画素位置の画素データを、該補間画素位置が動き領域か静止領域かの判定結果に基づいて生成し、上記インタレース信号をプログレッシブ信号に変換する画像信号処理方法であって、上記補間画素位置が動き領域か静止領域かを、該補間画素位置に対応した時間方向の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定する第1の動き・静止判定ステップと、上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶素子に記憶し、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とする記憶ステップと、上記補間画素位置に対応した、上記記憶素子に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、この判定結果が静止領域である場合、上記連続回数が予め定められたしきい値以上であるときは上記補間画素位置が静止領域であると判定し、しきい値未満であるときは上記補間画素位置が動き領域であると判定する第2の動き・静止判定ステップとを備えるものである。
この発明においては、注目画素位置(補間画素位置)が動き領域か静止領域かが、この注目画素位置に対応した時間方向(フィールド方向またはフレーム方向)の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定される。例えば、第1の画素位置および第2の画素位置の画素データの差分絶対値が求められ、さらにこの差分絶対値がしきい値と比較されることで判定が行われる。
この判定結果の履歴情報が記憶素子(記憶手段)に記憶される。例えば、この履歴情報は、注目画素位置に対応した画素位置の所定回の判定結果そのものとされる。また例えば、この履歴情報は、注目画素位置に対応した画素位置の所定回の判定結果から得られた、静止領域であるとの判定の連続回数とされる。この場合、最も新しい判定結果が静止領域であるときには、それ以前の連続回数が最大値(=所定回)でないときは連続回数が1だけ大きくされ、それ以前の連続回数が最大値であるときは連続回数はそのままとされる。またこの場合、最も新しい判定結果が動き領域であるときは、連続回数は0とされる。
上述した注目画素位置に対応した時間方向の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定された判定結果および記憶素子に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報に基づいて、注目画素位置が動き領域か静止領域かが最終的に判定される。例えば、履歴情報が上述したように静止領域であるとの判定の連続回数であるときは、この連続回数が所定値以上であるとき、注目画素位置が静止領域であると判定される。
このように、本発明によれば、注目画素位置(補間画素位置)が動き領域か静止領域かを、この注目画素位置の判定結果およびこの注目画素位置に対応した過去所定回の判定結果の履歴情報に基づいて最終的に判定するものであり、判定精度を上げることができ、また記憶素子には判定結果の履歴情報を記憶するものであって、多数フィールドの画素データそのものを記憶しておくものではなく、メモリ容量の大幅な増加を招くこともない。
なお、第2の動き・静止判定手段は、注目画素位置に対応した、記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および第1の動き・静止判定手段の判定結果と共に、注目画素位置を含む空間方向の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置に対応した、記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報に基づいて、注目画素位置が動き領域か静止領域かを最終的に判定するようにしてもよい。例えば、履歴情報が上述したように静止領域であるとの判定の連続回数であるときは、注目画素位置および単数または複数の他の画素位置のそれぞれにおける静止領域であるとの判定の連続回数が全て所定値以上であるとき、注目画素位置が静止領域であると判定される。
このように、注目画素位置を含む空間方向の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置に対応した過去所定回の判定結果の履歴情報をも用いて注目画素位置が動き領域か静止領域かを最終的に判定する場合、判定精度をさらに高めることができ、あるいは判定精度が同じでよいときは、例えば注目画素位置が静止領域であると判定する上述の連続回数のしきい値を小さくでき、静止領域の検出の応答速度を高めることができる。
この発明によれば、注目画素位置(例えば補間画素位置等)が動き領域か静止領域かを、この注目画素位置の判定結果およびこの注目画素位置に対応した過去所定回の判定結果の履歴情報に基づいて最終的に判定するものであり、メモリ容量の大幅な増加を招くことなく、判定精度を上げることができる。さらに、この発明によれば、注目画素位置を含む空間方向の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置に対応した過去所定回の判定結果の履歴情報をも用いて注目画素位置が動き領域か静止領域かを最終的に判定するものであり、判定精度をさらに高めることができる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としての画像表示装置100の構成を示している。
この画像表示装置100は、インタレース信号である画像信号V0を入力する入力端子101と、この画像信号V0をインタレース信号からプログレッシブ信号である画像信号Vpに変換するIP変換部102とを有している。このIP変換部102には、メモリ(記憶素子)103,104が接続されている。
メモリ103は、少なくとも2フィールド分の画素データを記憶できる記憶容量を有し、1フィールド期間および2フィールド期間の遅延手段として機能する。メモリ104は、インタレース信号の奇数フィールド、偶数フィールドの各補間画素位置に対応した、動き領域か静止領域かの判定結果RS1の、過去所定回分の履歴情報を記憶するためのものである。本実施の形態において、この履歴情報は静止領域であるとの判定の連続回数とされる。
また、画像表示装置100は、ディスプレイとしてのPDP(Plasma Display Panel)106と、IP変換部102で得られる画像信号Vpに基づいてPDP106を駆動し、PDP106の画面上に画像信号Vpによる画像を表示するパネルドライバ105とを有している。
図1に示す画像表示装置100の動作を説明する。入力端子101にはインタレース信号としての画像信号V0が供給され、この画像信号V0はIP変換部102に供給される。このIP変換部102では、画像信号V0の補間画素位置の画素データが、この補間画素位置が動き領域か静止領域かの判定結果に基づいて生成され、画像信号V0がプログレッシブ信号としての画像信号Vpに変換される。
このようにIP変換部102で変換されて得られる画像信号Vpは、パネルドライバ105に供給される。パネルドライバ105は、画像信号Vpに基づいてPDP106を駆動する。これにより、PDP106の画面上には、画像信号Vpによる画像が表示される。
次に、IP変換部102の詳細を説明する。図2は、IP変換部102の構成を示している。
このIP変換部102は、現フィールドの画像信号V0をメモリ103に書き込むための書き込み処理部111と、このメモリ103から1フィールド前の画像信号V1および2フィールド(1フレーム)前の画像信号V2を読み出すための読み出し処理部112とを有している。ここで、メモリ103は、1フィールド期間の遅延手段および2フィールド期間の遅延手段を構成している。
また、IP変換部102は、第1、第2の動き・静止判定手段を構成する動き・静止判定部113と、履歴情報書き込み処理部114と、履歴情報読み出し処理部115とを有している。
動き・静止判定部113は、まず、現フィールドの画像信号V0と2フィールド(1フレーム)前の画像信号V2を用いて、1フィールド前のフィールドに存在する、注目画素位置としての補間画素位置Pが動き領域か静止領域かを判定する。すなわち、動き・静止判定部113は、図3に示すように、補間画素位置Pに対応した現フィールドの画素Eのデータおよび2フィールド前の画素Aのデータの差分絶対値DAEを求め、そしてこの差分絶対値DAEを予め定められた所定のしきい値THと比較して、判定結果RS1を得る。この場合、DAE≧THであるときは動き領域と判定し、DAE<THであるときは静止領域と判定する。
履歴情報読み出し処理部115は、メモリ104の補間画素位置Pに対応したアドレスから、補間画素位置Pに対応した、過去所定回の判定結果RS1の履歴情報を読み出す。この過去所定回の判定結果RS1は、図3に示すように、補間画素位置Pに対応した、3フィールド前、5フィールド前、・・・の補間画素位置P3,P5,・・・の判定結果RS1の履歴情報である。本実施の形態においては、上述したように、この履歴情報は静止領域であるとの判定の連続回数である。
動き・静止判定部113は、また、上述したように得られた補間画素位置Pの今回の判定結果RS1と、履歴情報読み出し処理部115によりメモリ104から読み出された、補間画素位置Pに対応した、過去所定回の判定結果RS1の履歴情報とに基づいて、補間画素位置Pが動き領域か静止領域かを最終的に判定する。
すなわち、動き・静止判定部113は、今回の判定結果RS1および過去所定回の判定結果RS1の履歴情報とから、補間画素位置Pにおける静止領域であるとの判定の連続回数CTを求める。今回の判定結果RS1が静止領域である場合には、履歴情報で示される過去の連続回数が最大値(=所定回)でないときは、その過去の連続回数に1を加算して連続回数CTとし、過去の連続回数が最大値であるときは、その過去の連続回数をそのまま連続回数CTとする。一方、今回の判定結果RS1が動き領域である場合には、過去の連続回数が何であっても連続回数CTを0とする。
そして、動き・静止判定部113は、この連続回数CTを予め定められたしきい値thと比較して、補間画素位置Pが動き領域か静止領域かの最終的な判定結果RS2を得る。この場合、CT≧thであるときは静止領域と判定し、CT<thであるときは動き領域と判定する。
履歴情報書き込み処理部114は、上述したように履歴情報読み出し処理部115でメモリ104から補間画素位置Pに対応した過去所定回の判定結果RS1の履歴情報が読み出された後に、動き・静止判定部113で得られた今回の判定結果RS1を過去の最後の判定結果とした所定回分の判定結果RS1の履歴情報を、補間画素位置Pに対応した過去所定回の判定結果RS1の履歴情報として、メモリ104の補間画素位置Pに対応したアドレスに書き込む。
ここでは、メモリ104に記憶される履歴情報が静止領域であるとの判定の連続回数であることから、今回の判定結果RS1が静止領域である場合には、過去の連続回数が最大値(=所定回)でないときは、その過去の連続回数に1を加算した連続回数を履歴情報とし、過去の連続回数が最大値であるときは、その過去の連続回数をそのまま連続回数として、メモリ104に書き込む。一方、今回の判定結果RS1が動き領域である場合には、過去の連続回数が何であっても連続回数を0とし、それをメモリ104に書き込む。
また、IP変換部102は、動き適応補間演算回路116を有している。この補間演算回路116は、動き・静止判定部113で得られた判定結果RS2に基づいて、補間画素位置Pの画素データDipを生成する。この場合、補間演算回路116は、判定結果RS2が動き領域を示すときは、補間画素位置Pが存在する1フィールド前の画像信号V1の当該補間画素位置Pの周辺に存在する画素のデータから画素データDipを生成し、判定結果RS2が静止領域を示すときは、現フィールドの画像信号V0および2フィールド前の画像信号V2の補間画素位置Pの周辺に存在する画素のデータから画素データDipを生成する。
例えば、補間演算回路116は、判定結果RS2が動き領域を示すときは、図3に示すように、補間画素位置Pが存在するラインの前後のラインの画素C,Mのデータの平均値を画素データDipとし、一方判定結果RS2が静止領域を示すときは、図3に示すように、補間画素位置に対応する現フィールド、2フィールド前のラインの画素E,Aのデータの平均値を画素データDipとする。この補間演算回路116は、垂直方向の各補間ライン上の各補間画素位置Pで上述したように画素データDipを生成し、各補間ラインの信号を順次生成していく。
また、IP変換部102は、読み出し処理部112によりメモリ103から読み出される1フィールド前の画像信号V1の各ラインの信号と、補間演算回路116で生成される各補間ラインの信号とを交互に取り出してプログレッシブ信号である画像信号Vpを得る出力ライン選択回路117を有している。
図2に示すIP変換部102の動作を説明する。
インタレース信号としての画像信号(現フィールドの画像信号)V0は、書き込み処理部111を介してメモリ103に供給されて書き込まれる。そして、このメモリ103から読み出し処理部112により、1フィールド前の画像信号V1および2フィールド前の画像信号V2が読み出される。
現フィールドの画像信号V0および2フィールド(1フレーム)前の画像信号V2は、動き・静止判定部113に供給される。この動き・静止判定部113では、まず、現フィールドの画像信号V0と2フィールド(1フレーム)前の画像信号V2とを用いて、1フィールド前のフィールドに存在する補間画素位置Pが動き領域か静止領域かが判定される。すなわち、動き・静止判定部113では、1フィールド前のフィールドに存在する補間画素位置Pに対応した、現フィールドの画素Eのデータおよび2フィールド前の画素Aのデータの差分絶対値DAEが求められ、そしてこの差分絶対値DAEが予め定められた所定のしきい値THと比較されて、今回の判定結果RS1が得られる(図3参照)。
さらに、この動き・静止判定部113では、上述したように得られた補間画素位置Pの今回の判定結果RS1と、履歴情報読み出し処理部115によりメモリ104から読み出された、補間画素位置Pに対応した、過去所定回の判定結果RS1の履歴情報とに基づいて、補間画素位置Pが動き領域か静止領域かが最終的に判定される。
すなわち動き・静止判定部113では、今回の判定結果RS1および過去所定回の判定結果RS1の履歴情報とから、補間画素位置Pにおける静止領域であるとの判定の連続回数CTが求められ、そしてこの連続回数CTが予め定められたしきい値thと比較されて、補間画素位置Pが動き領域か静止領域かの最終的な判定結果RS2が得られる。
また、履歴情報書き込み処理部114により、上述したように履歴情報読み出し処理部115でメモリ104から補間画素位置Pに対応した過去所定回の判定結果RS1の履歴情報が読み出された後に、動き・静止判定部113で得られた今回の判定結果RS1を過去の最後の判定結果とした所定回分の判定結果RS1の履歴情報が、補間画素位置Pに対応した過去所定回の判定結果RS1の履歴情報として、メモリ104の補間画素位置Pに対応したアドレスに書き込まれる。
動き・静止判定部113で得られた判定結果RS2は、動き適応補間演算回路116に供給される。また、この補間演算回路116には、現フィールドの画像信号V0と、メモリ103から読み出される1フィールド前の画像信号V1および2フィールド(1フレーム)前の画像信号V2が供給される。補間演算回路116では、判定結果RS2に基づいて、補間画素位置Pの画素データDipが生成される。
すなわち、補間演算回路116では、判定結果RS2が動き領域を示すときは、補間画素位置Pが存在する1フィールド前の画像信号V1の当該補間画素位置Pの周辺に存在する画素のデータから画素データDipが生成され、判定結果RS2が静止領域を示すときは、現フィールドの画像信号V0および2フィールド前の画像信号V2の補間画素位置Pの周辺に存在する画素のデータから画素データDipが生成される。
例えば、補間演算回路116では、判定結果RS2が動き領域を示すときは、補間画素位置Pが存在するラインの前後のラインの画素C,Mのデータの平均値が画素データDipとされ、一方判定結果RS2が静止領域を示すときは、補間画素位置に対応する現フィールド、2フィールド前のラインの画素E,Aのデータの平均値が画素データDipとされる(図3参照)。
この補間演算回路116では、垂直方向の各補間ライン上の各補間位置で上述したように画素データDipが生成され、各補間ラインの信号が順次生成されていく。このように補間演算回路116で生成される各補間ラインの信号は出力ライン選択回路117に供給される。また、この出力ライン選択回路117には、メモリ103から読み出される1フィールド前の画像信号V1の各ラインの信号が供給される。出力ライン選択回路117では、1フィールド前の画像信号V1の各ラインの信号と、それに対応した各補間ラインの信号とが交互に取り出されてライン数が倍とされ、プログレッシブ信号である画像信号Vpが得られる。この画像信号VpがIP変換部102の出力信号となる。
図2に示すIP変換部102によれば、補間画素位置Pが動き領域か静止領域かの判定を、この補間画素位置Pの今回の判定結果RS1、およびこの補間画素位置Pに対応した過去所定回の判定結果RS1の履歴情報に基づいて最終的に判定するものであり、今回の判定結果RS1のみに基づく場合に比べて、この補間画素位置Pが動き領域であるときに間違って静止領域と判定されることがなく判定の精度を上げることができ、補間画素位置Pの画素データDipを良好に生成でき、従ってプログレッシブ信号としての画像信号Vpを良好に得ることができる。
また、図2に示すIP変換部102によれば、メモリ104には、インタレース信号の奇数フィールド、偶数フィールドの各補間画素位置における、過去所定回の判定結果RS1の履歴情報を記憶するものであって、過去所定回の判定結果に係る画素データそのものを記憶しておくものではなく、メモリ容量の大幅な増加を招くことはない。例えば、過去3回の判定結果RS1の履歴情報を記憶する場合、上述したようにこの履歴情報が静止領域であるとの判定の連続回数であるとき、その最大値は「3」であることから、メモリ104に、補間画素位置のそれぞれにつき、2ビットの記憶容量を用意すれば足りる。
なお、図2のIP変換部102における処理を、例えば図4に示すような画像信号処理装置300によって、ソフトウェアで実現することも可能である。
まず、この画像信号処理装置300について説明する。この画像信号処理装置300は、装置全体の動作を制御するCPU301と、このCPU301の動作プログラム等が格納されたROM(read only memory)302と、CPU301の作業領域を構成するRAM(random access memory)303とを有している。これらCPU301、ROM302およびRAM303は、それぞれバス304に接続されている。
また、画像信号処理装置300は、ハードディスクドライブ(HDD)305と、リムーバブルディスク306を取り扱うドライブ307とを有している。これらHDD305およびドライブ307は、それぞれバス304に接続されている。
また、画像信号処理装置300は、インターネット等の通信網308に有線または無線で接続する通信部309を有している。この通信部309は、インタフェース310を介してバス304に接続されている。
また、画像信号処理装置300は、ユーザインタフェース部を備えている。このユーザインタフェース部は、リモコン送信機311からのリモコン信号RMを受信する受信部312と、LCD(liquid crystal display)等からなるディスプレイ314とを有している。受信部312はインタフェース313を介してバス304に接続され、同様にディスプレイ314はインタフェース315を介してバス304に接続されている。
また、画像信号処理装置300は、インタレース信号としての画像信号V0を入力するための入力端子316と、プログレッシブ信号としての画像信号Vpを出力するための出力端子318とを有している。入力端子316はインタフェース317を介してバス304に接続され、同様に出力端子318はインタフェース319を介してバス304に接続されている。
ここで、上述したようにROM302に動作プログラム等を予め格納しておく代わりに、例えばインターネットなどの通信網308より通信部309を介してダウンロードし、HDD305、RAM303等に蓄積して使用することもできる。また、この動作プログラム等をリムーバブルディスク306で提供するようにしてもよい。
また、処理すべき画像信号V0を入力端子316より入力する代わりに、予めHDD305に記録しておき、あるいはインターネットなどの通信網308より通信部309を介してダウンロードし、さらにはリムーバブルディスク306で供給するようにしてもよい。また、処理後の画像信号Vpを出力端子318に出力する代わり、あるいはそれと並行してディスプレイ314に供給して画像表示をしたり、さらにはHDD305に格納したり、通信部309を介してインターネットなどの通信網308に送出したり、またリムーバブルディスク306に記録するようにしてもよい。
図5のフローチャートを参照して、画像信号処理装置300における、IP変換の処理手順を説明する。
まず、ステップST1で、処理を開始し、ステップST2で、インタレース信号としての画像信号V0を1フレーム分あるいは1フィールド分入力する。この画像信号V0が入力端子316より入力される場合には、この画像信号V0をRAM303に一時的に格納する。また、この画像信号V0がHDD305に記録されている場合には、このHDD305からこの画像信号V0を読み出し、RAM303に一時的に格納する。さらに、この画像信号V0がリムーバブルディスク306で供給される場合には、ドライブ307でそのリムーバブルディスク306からこの画像信号V0を読み出し、RAM303に一時的に格納する。
次に、ステップST3で、画像信号V0の全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST4で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST5に進む。
このステップST5では、現フィールドの画像信号V0と2フィールド(1フレーム)前の画像信号V2とを用いて、1フィールド前のフィールドに存在する補間画素位置Pが動き領域か静止領域かを判定する。すなわち、このステップST5では、1フィールド前のフィールドに存在する補間画素位置Pに対応した、現フィールドの画素Eのデータおよび2フィールド前の画素Aのデータの差分絶対値DAEを求め、そしてこの差分絶対値DAEを予め定められた所定のしきい値THと比較して、今回の判定結果RS1を得る(図3参照)。
次に、ステップST6で、ステップST5で得られた補間画素位置Pの今回の判定結果RS1と、RAM303に記憶されている、補間画素位置Pに対応した、過去所定回の判定結果RS1の履歴情報とに基づいて、補間画素位置Pが動き領域か静止領域かを最終的に判定する。すなわち、このステップST6では、今回の判定結果RS1および過去所定回の判定結果RS1の履歴情報とから、補間画素位置Pにおける静止領域であるとの判定の連続回数CTを求め、そしてこの連続回数CTを予め定められたしきい値thと比較して、補間画素位置Pが動き領域か静止領域かの最終的な判定結果RS2を得る。
次に、ステップST7で、ステップST5で得られた今回の判定結果RS1を過去の最後の判定結果とした所定回分の判定結果RS1の履歴情報を、補間画素位置Pに対応した過去所定回の判定結果RS1の履歴情報として、記憶素子としてのRAM303の補間画素位置Pに対応したアドレスに書き込む。この場合、履歴情報が静止領域であるとの判定の連続回数であることから、今回の判定結果RS1が静止領域である場合には、過去の連続回数が最大値(=所定回)でないときは、その過去の連続回数に1を加算した連続回数を履歴情報とし、過去の連続回数が最大値であるときは、その過去の連続回数をそのまま連続回数として、RAM303に書き込む。一方、今回の判定結果RS1が動き領域である場合には、過去の連続回数が何であっても連続回数を0とし、それをRAM303に書き込む。
次に、ステップST8で、現フィールドの画像信号V0と、1フィールド前の画像信号V1および2フィールド(1フレーム)前の画像信号V2から、ステップST7で得られた判定結果RS2に基づいて、補間画素位置Pの画素データDipを生成する。すなわち、このステップST8では、判定結果RS2が動き領域を示すときは、補間画素位置Pが存在する1フィールド前の画像信号V1の当該補間画素位置Pの周辺に存在する画素のデータから画素データDipを生成し、判定結果RS2が静止領域を示すときは、現フィールドの画像信号V0および2フィールド前の画像信号V2の補間画素位置Pの周辺に存在する画素のデータから画素データDipを生成する。
次に、ステップST9で、1フィールド前の画像信号V1について、全ての補間ラインにおける補間データDipを生成する処理が終了したか否かを判定する。処理が終了していないときは、ステップST5に戻り、次の補間位置の処理に移る。ステップST9で処理が終了したときは、ステップST10に進む。このステップST10では、ステップST2で入力された画像信号V0に対応した、プログレッシブ信号としての画像信号Vpを出力する。この場合、画像信号V1の各ラインの信号と、それに対応した各補間ラインの信号とを、RAM303から交互に読み出すことで、ライン数が倍とされた、プログレッシブ信号である画像信号Vpを得る。
この場合の出力には、画像信号Vpを出力端子318に出力すること、画像信号VpをHDD305に記録すること、画像信号Vpをドライブ307でリムーバブルディスク306に記録すること、画像信号Vpをディスプレイ314に供給してそれによる画像を表示すること、画像信号Vpを通信部309を介してネットワーク308に送出すること等が含まれる。
このステップST10の処理の後に、ステップST2に戻り、インタレース信号としての画像信号V0の次の1フレーム分あるいは1フィールド分を入力する処理を行って、上述したと同様の処理を繰り返す。
このように、図5に示すフローチャートに沿って処理をすることで、インタレース信号としての画像信号V0を処理して、プログレッシブ信号としての画像信号Vpを得ることができる。
なお、上述実施の形態において、IP変換部102の動き・静止判定部113は、今回の判定結果RS1と過去所定回の判定結果RS1の履歴情報とに基づいて、補間画素位置Pが動き領域か静止領域かを最終的に判定するものを示したが、この補間画素位置Pを含む空間方向(水平方向、垂直方向)の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置に対応した、メモリ104に記憶されている過去所定回の判定結果RS1の履歴情報をも用いて、この補間画素位置Pが動き領域か静止領域かを最終的に判定するようにしてもよい。これにより、動き・静止判定部113における判定精度をさらに高めることができる。
例えば、履歴情報が静止領域であるとの判定の連続回数であるとき、動き・静止判定部113は、今回の判定結果RS1と過去所定回の判定結果RS1の履歴情報とから求められた補間画素位置Pにおける静止領域であるとの判定の連続回数CTがしきい値th以上となり、かつメモリ104に記憶されている上述の単数または複数の他の画素位置に対応した履歴情報から得られた静止領域であるとの判定の連続回数がしきい値th以上となるとき、補間画素位置Pが静止領域であると判定する。
図6は、補間画素位置Pが含まれる空間方向の所定領域の一例として、領域AR1および領域2を示している。領域AR1には、補間画素位置Pの他に、当該補間画素位置Pに対して垂直方向に隣接する2つの画素C,Mの位置が含まれている。領域ARには、補間画素位置Pの他に、当該補間画素位置Pに対して垂直方向および水平方向に隣接する8つの画素C,M,b,d,g,i,l,nの位置が含まれている。領域AR1に比べて領域AR2の方が他の画素位置を多く含んでいるので、判定精度をより高くできる。
このように他の画素位置の履歴情報をも用いて補間画素位置Pが動き領域か静止領域かを最終的に判定することで、上述したように判定精度を高めることができるが、同じ判定の精度でもよいときは、例えば上述したしきい値thを小さくして、静止領域の検出の応答速度を高めることができる。この場合、領域が大きい程、つまり他の画素位置の数が多いほど、しきい値thを小さくでき、応答速度をより高めることができる。
また、上述実施の形態において、動き・静止判定部113は、今回の判定結果RS1と過去所定回の判定結果RS1の履歴情報とから、補間画素位置Pにおける静止領域であるとの判定の連続回数CTを求め、この連続回数CTをしきい値thと比較して判定結果RS2を得るものとしている。
しかし、メモリ104に記憶されている補間画素位置Pに対応した過去所定回の判定結果RS1の履歴情報が上述したように履歴情報書き込み処理部114で更新された後に、履歴情報読み出し処理部115で当該補間画素位置Pに対応した過去所定回の判定結果RS1の履歴情報を読み出すこととすれば、動き・静止判定部113では、この読み出された履歴情報で示される連続回数をそのまま上述した連続回数CTとして用いることができる。
また、上述実施の形態において、過去所定回の判定結果RS1の履歴情報は静止領域であるとの判定の連続回数であったが、この履歴情報は過去所定回の判定結果RS1そのものであってもよい。この場合であっても、過去所定回の判定結果に係る画素データそのものを記憶しておくものではなく、メモリ容量の大幅な増加を招くことはない。例えば、過去3回の判定結果RS1そのものを記憶する場合、各回の判定結果RS1が1ビットで表すことができるので、メモリ104に、補間画素位置のそれぞれにつき、3ビットの記憶容量を用意すれば足りる。
また、上述実施の形態において、メモリ103,104はIP変換部102の外部に設けたものであるが、これらメモリ103,104をIP変換部102の内部に設けるようにしてもよい。
また、上述実施の形態においては、この発明を、インタレース信号の補間画素位置が動き領域か静止領域かを判定するものに適用したものであるが、例えばプログレッシブ信号の任意の画素位置が動き領域か静止領域かを判定する際にも適用できる。
この発明は、注目画素位置が動き領域か静止領域かを、この注目画素位置の判定結果およびこの注目画素位置に対応した過去所定回の判定結果の履歴情報に基づいて最終的に判定するものであり、メモリ容量の大幅な増加を招くことなく、判定精度を上げることができ、例えばインタレース信号をプログレッシブ信号に変換する際に、補間画素位置が動き領域か静止領域かを判定する用途等に適用できる。
実施の形態としての画像表示装置の構成を示すブロック図である。 IP変換部の構成を示すブロック図である。 動き領域、静止領域の判定方法を説明するための図である。 ソフトウェアで実現するための画像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 IP変換処理の手順を示すフローチャートである。 領域による判定を説明するための図である。 インタレース信号を説明するための図である。 一般的なIP変換の処理を説明するための図である。
符号の説明
100・・・画像表示装置、101・・・入力端子、102・・・IP変換部、103,104・・・メモリ、105・・・パネルドライバ、106・・・PDP、111・・・書き込み処理部、112・・・読み出し処理部、113・・・動き・静止判定部、114・・・履歴情報書き込み処理部、115・・・履歴情報読み出し処理部、116・・・動き適応補間演算回路、117・・・出力ライン選択回路

Claims (8)

  1. 注目画素位置が動き領域か静止領域かを、該注目画素位置に対応した時間方向の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定する第1の動き・静止判定手段と、
    上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶し、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とする記憶手段と、
    上記注目画素位置に対応した、上記記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、この判定結果が静止領域である場合、上記連続回数が予め定められたしきい値以上であるときは上記注目画素位置が静止領域であると判定し、しきい値未満であるときは上記注目画素位置が動き領域であると判定する第2の動き・静止判定手段と
    を備えることを特徴とする動き・静止判定装置。
  2. 上記記憶手段には、上記注目画素位置を含む空間方向の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置が静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶して、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とし、
    上記第2の動き・静止判定手段は、
    上記注目画素位置に対応した、上記記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果と共に、上記注目画素位置を含む空間方向の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置に対応した、上記記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報に基づき、上記第1の動き・静止判定手段の判定結果が静止領域である場合、上記注目画素位置に対応した連続回数が予め定められたしきい値以上となり、かつ上記注目画素位置を含む空間方向の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置に対応した連続回数が予め定められたしきい値以上であるとき、上記注目画素位置が静止領域であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動き・静止判定装置。
  3. 上記第2の動き・静止判定手段は、上記注目画素位置および上記単数または複数の他の画素位置のそれぞれにおける静止領域であるとの判定の連続回数が全て所定値以上であるとき、上記注目画素位置が静止領域であると判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の動き・静止判定装置。
  4. 注目画素位置が動き領域か静止領域かを、該注目画素位置に対応した時間方向の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定する第1の動き・静止判定ステップと、
    上記第1の動き・静止判定ステップの判定結果に基づき、静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶素子に記憶し、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とする記憶ステップと、
    上記注目画素位置に対応した、上記記憶素子に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、この判定結果が静止領域である場合、上記連続回数が予め定められたしきい値以上であるときは上記注目画素位置が静止領域であると判定し、しきい値未満であるときは上記注目画素位置が動き領域であると判定する第2の動き・静止判定ステップと
    を備えることを特徴とする動き・静止判定方法。
  5. インタレース信号の補間画素位置の画素データを、該補間画素位置が動き領域か静止領域かの判定結果に基づいて生成し、上記インタレース信号をプログレッシブ信号に変換する画像信号処理装置であって、
    上記補間画素位置が動き領域か静止領域かを、該補間画素位置に対応した時間方向の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定する第1の動き・静止判定手段と、
    上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶し、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とする記憶手段と、
    上記補間画素位置に対応した、上記記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、この判定結果が静止領域である場合、上記連続回数が予め定められたしきい値以上であるときは上記補間画素位置が静止領域であると判定し、しきい値未満であるときは上記補間画素位置が動き領域であると判定する第2の動き・静止判定手段と
    を備えることを特徴とする画像信号処理装置。
  6. 上記記憶手段には、上記補間画素位置を含む空間方向の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置が静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶して、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とし、
    上記第2の動き・静止判定手段は、
    上記補間画素位置に対応した、上記記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果と共に、上記補間画素位置を含む空間方向の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置に対応した、上記記憶手段に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報に基づき、上記第1の動き・静止判定手段の判定結果が静止領域である場合、上記補間画素位置に対応した連続回数が予め定められたしきい値以上となり、かつ上記補間画素位置を含む空間方向の所定領域に含まれる単数または複数の他の画素位置に対応した連続回数が予め定められたしきい値以上であるとき、上記補間画素位置が静止領域であると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像信号処理装置。
  7. 上記第2の動き・静止判定手段は、
    上記補間画素位置および上記単数または複数の他の画素位置のそれぞれにおける静止領域であるとの判定の連続回数が全て所定値以上であるとき、上記補間画素位置が静止領域であると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像信号処理装置
  8. インタレース信号の補間画素位置の画素データを、該補間画素位置が動き領域か静止領域かの判定結果に基づいて生成し、上記インタレース信号をプログレッシブ信号に変換する画像信号処理方法であって、
    上記補間画素位置が動き領域か静止領域かを、該補間画素位置に対応した時間方向の第1の画素位置および第2の画素位置の画素データを用いて判定する第1の動き・静止判定ステップと、
    上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、静止領域であるとの判定の連続回数を履歴情報として記憶素子に記憶し、動き領域であると判定されたとき上記連続回数を0とする記憶ステップと、
    上記補間画素位置に対応した、上記記憶素子に記憶されている過去所定回の判定結果の履歴情報および上記第1の動き・静止判定手段の判定結果に基づき、この判定結果が静止領域である場合、上記連続回数が予め定められたしきい値以上であるときは上記補間画素位置が静止領域であると判定し、しきい値未満であるときは上記補間画素位置が動き領域であると判定する第2の動き・静止判定ステップと
    を備えることを特徴とする画像信号処理方法
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