JP4048960B2 - 自動点滅器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として照明負荷を負荷とし、負荷と電源との間に挿入されたスイッチを外光の照度に応じて自動的に開閉することによって負荷への給電の入切を自動的に行う自動点滅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動点滅器は、一般に、商用電源のような電源との間の電源線を接続するための電源端子と、照明負荷のような負荷との間の負荷線を接続するための負荷端子とを備える。すなわち、電源および負荷との接続が簡単になるように、一対の電線からなる電源線と一対の電線からなる負荷線とをそれぞれ接続可能とする電源端子および負荷端子を個別に備えている。電源端子および負荷端子のうちの各一方は電気的に共通接続されており、各他方間にスイッチが挿入される。
【0003】
ところで、電源端子および負荷端子として、板ばねのばね力を用いて電線を鎖錠する速結端子を採用した構成が知られており、この種の電源端子および負荷端子は電源線および負荷線の各電線をそれぞれ挿入する電線挿入孔を備える。つまり、電源線の一対の電線をそれぞれ挿入する一対の電源挿入孔と負荷線の一対の電線をそれぞれ挿入する一対の電線挿入孔とがそれぞれ隣接して設けられ、電源線用の電線挿入孔の組と負荷線用の電線挿入孔の組とは互いに離れて配置されることが多い(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
また、図6に示すように、電源端子T11,T12および負荷端子T21,T22として、端子ねじ43を端子板42に螺合させたねじ付き端子を採用する構成も知られており、端子板42同士の絶縁のために、隣接する端子板42の間に仕切板47を設けることが考えられている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の構成では、電源端子T11,T12および負荷端子T21,T22の端子板42は略等間隔に配列されており、ハウジング1には、電源線および負荷線をそれぞれ電源端子T11,T12および負荷端子T21,T22に導入するために電線導入口48が開口する。また、ハウジング1の内部において電線導入口48の周囲には電線を囲む断面U字状の隔壁49が形成されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−12951号公報(第0007−0008段落、図2)
【特許文献2】
特開2002−352679号公報(第0015−0018段落、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した特許文献1の構成では電源端子に対応する一対の電線挿入孔の間隔および負荷端子に対応する一対の電線挿入孔の間隔が比較的近く、また特許文献2の構成では電源端子T11,T12および負荷端子T21,T22の間隔が略等間隔になっている。一方、この種の自動点滅器は屋外において使用されることが多く、上述のように、電源端子同士あるいは負荷端子同士の距離が比較的小さい構成では、ハウジングに雨滴などが付着すると電源端子同士あるいは負荷端子同士の絶縁性が低下する可能性がある。
【0007】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、ハウジングに水滴が付着しても電源端子同士や負荷端子同士の絶縁性が低下しない自動点滅器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、電源線を接続する電源端子および負荷線を接続する負荷端子を備える端子部と、各一方の電源端子と負荷端子との間に挿入されたスイッチを備え外光の照度と設定値との大小に応じてスイッチを自動的に開閉する制御回路部と、制御回路部および端子部を収納したハウジングとを備え、電源端子と負荷端子との各他方は電気的に共通接続され、端子部は、前記他方の電源端子および負荷端子にそれぞれ接続される電源線および負荷線がともに挿入されかつ挿入された電源線および負荷線を前記他方の電源端子および負荷端子に案内する1つの共用筒を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明では、請求項1において、前記端子部は、前記各一方の電源端子および負荷端子にそれぞれ接続される電源線および負荷線がそれぞれ挿入されかつ挿入された電源線および負荷線を前記各一方の電源端子および負荷端子にそれぞれ案内する2つの独立筒を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記共用筒と前記独立筒とは口軸方向に直交する面内の一直線上に配列され、共用筒の両側に各独立筒が配置されることを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明では、請求項2または請求項3の発明において、前記共用筒と前記独立筒との先端はハウジングの外周面よりも内側に後退していることを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明では、請求項3の発明において、前記共用筒と前記独立筒との先端部はハウジングの外周面よりも外側に突出し、かつ前記独立筒の先端面に前記共用筒から離れるほどハウジングの外側面からの突出量を小さくするように傾斜したカット面が形成されることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1および図2に示すように、本実施形態に用いるハウジング1は、前面が開放されたベース10と、ベース10の前面に被着されるカバー20とを結合して形成される。ベース10およびカバー20は、遮光性を持たせるために、たとえば黒色の合成樹脂成形品により形成してある。ベース10の内部には内部空間を上下2室に仕切る分離壁11が一体に形成されている。つまり、分離壁11も遮光性を有している。ベース10の内部空間のうち分離壁11の上方は後述する制御回路部30を収納する回路収納室12になり、分離壁11の下方は後述する端子部40を収納する端子収納室13になる。端子収納室13の下壁の一部には後述する共用筒45および独立筒46を露出させるための露出用切欠10aが形成されている。ベース10とカバー20との結合様式についてはとくに制限はないが、ねじによる結合、ベース10とカバー20との係合、ベース10とカバー20との接着ないし溶着など周知の構成を採用することができる。
【0014】
カバー20は、ベース10の回路収納室12に対応する部位であってベース10に固着されるカバー本体20aと、ベース10の端子収納室13に対応する部位であってベース10に対して開閉可能であるカバー蓋20bとからなる。カバー本体20aとカバー蓋20bとは薄肉のヒンジ部20cを介して結合され、カバー蓋20bはヒンジ部20cを支点としてカバー本体20aに対して前後に開閉可能になっている。カバー蓋20bの両側部にはそれぞれ後方に向かって引掛脚21が突設され、引掛脚21の先端部にはボディ10の下部の両側壁に設けた引掛孔14の周部に係合可能である係止爪21aが突設されている。したがって、カバー蓋20bを閉じた状態では、引掛孔14の周部に係止爪21aが係合することにより、カバー蓋20bが不用意に開かないようにしてある。カバー蓋20bの前面(図2における手前側)の下部には先端部に引掛爪22aを有した突片22が突設され、またカバー蓋20bの前面中央部には矩形枠状であってカバー蓋20bの前面から前方に突出した噛合枠23が形成される。一方、カバー本体20aの中央部には開口窓24が穿孔されており、開口窓24の上縁には保持切欠25が形成される。開口窓24は噛合枠23を嵌入可能な寸法を有し、保持切欠25は開口窓24に噛合枠23が嵌合した状態において突片22の引掛爪22aが係合可能となるように形成されている。
【0015】
ところで、ベース10とカバー20との間にはベース10の前面を覆う内カバー50が装着される。内カバー50は、全周に亘って鍔部51を有し、鍔部51がベース10の内周に嵌り込む形でベース10に装着される。つまり、内カバー50はベース10の内部への水滴の浸入を防止する防滴用の部材として機能する。内カバー50においてベース10の回路収納室12を覆う部位の中央部には透光性を有する受光窓52が前方に突出する形で形成され、ベース10にカバー20を装着した状態では受光窓52が開口窓24に挿入されるようになっている。内カバー50は受光窓52のみが透光性を有していればよいが、内カバー50の全体を透光性材料により形成することも可能である。内カバー50において端子収納室13を覆う下部には、丸孔状の4個の操作孔53が貫設される。内カバー50の前面であって各操作孔53の周部には、操作孔53を全周に亘って囲む環状突部53aが形成される。
【0016】
ところで、回路収納部12に収納される制御回路部30は、印刷配線板32に電子部品を実装して形成され、印刷配線板32の一面には外光の照度を検出するために太陽電池からなる受光素子33が実装され、印刷配線板32の他面にはリレーRyが実装される。制御回路部30の構成をごく簡略化すれば、図3に示すように、受光素子33を備える受光回路31と、リレーRyの接点であるスイッチSWとからなる回路として表すことができる。受光回路31では、受光素子33で検出した外光の照度と設定値との大小を比較し、たとえば、外光の照度が設定値よりも大きい期間には(明るい期間は)スイッチSWを開放し、外光の照度が設定値よりも小さい期間にはスイッチSWを閉成するように動作する。ここに、スイッチSWの開閉状態が反転した後にはスイッチSWの開閉状態の反転が生じにくくなる方向に設定値を変化させることによって、外光の照度とスイッチSWの開閉状態との関係にヒステリシスを付与するのが望ましい。設定値は印刷配線板32に抵抗などにより設定されるが、この種の回路は周知であるから、ここでは詳述しない。制御回路部30には、電源端子T11,T12および負荷端子T21,T22を備える端子部40を介して電源ACおよび負荷LDが接続される。つまり、端子部40に設けた電源端子T11,T12には一対の電線からなる電源線を介して商用電源のような電源ACが接続され、端子部40に設けた負荷端子T21,T22には一対の電線からなる負荷線を介して照明負荷のような負荷LDが接続される。
【0017】
図からわかるように、電源端子T11は受光回路31の端子aに接続され、電源端子T12と負荷端子T21とは電気的に共通接続されて受光回路31の端子bに接続される。さらに、スイッチSWは受光回路31の端子c,dの間に接続され、端子dには負荷端子T22が接続される。ここに、受光回路31の端子a,cは受光回路31の内部において共通に接続されており、したがって、電源端子T11と負荷端子T22との間にスイッチSWが挿入されていることになる。言い換えると、スイッチSWの開閉によって電源ACと負荷LDとからなる回路が入切される。ここに、制御回路部30におけるスイッチSWとして、リレーRyの接点に代えて半導体スイッチング素子を用いる構成を採用してもよい。
【0018】
端子収納室13に収納される端子部40は、合成樹脂成形品である端子台41と、端子台41に保持される4個のねじ付き端子とにより構成される。各ねじ付き端子は、一端部が印刷配線板32に接続される端子板42と、端子板42の他端部に保持される座金付きの端子ねじ43とにより構成される。端子台41は、前面および上面が開放された直方体状の端子保持部44と、端子保持部44の下面から下向きに突設された1本の共用筒45および2本の独立筒46とからなる。端子保持部44の内部は3枚の仕切板44aにより4つの区画に仕切られ、各区画内にはそれぞれ端子板42が装着される。また、端子保持部44の長手方向における両外側面には取付突起44bが突設され、取付突起44bはベース10における端子収納室13の内側面に形成した取付凹所13aに係合可能になっている。つまり、取付突起44bと取付凹所13aとが係合することによって、端子台41がベース10に固定される。端子台41をベース10に装着した状態では、端子ねじ43の頭部は操作孔53に対応する部位に位置する。したがって、図1(d)のようにカバー蓋20bを開いた状態において、ドライバのような工具を環状突部53aで案内しながら操作孔53に挿入することにより(図1においては内カバー50を省略している)、端子ねじ43を回すことが可能になる。また、端子台41をベース10に装着した状態では、共用筒45および独立筒46の下部は露出用切欠10aを通してハウジング1の下面側に突出する。
【0019】
端子板42は、下部において端子ねじ43が装着される切欠溝42aを有し、上部においては厚み方向に関してS字状に折曲された形状に形成されている。すなわち、端子板42の上部には、ベース10の分離壁11の前端部に設けた保持溝11aを通ることによって分離壁11を乗り越える連結片42bと、印刷配線板32の端部に設けた実装孔32aに対して印刷配線板32の背面側から挿入される接続片42cとが設けられている。このように、接続片42cが印刷配線板32に接続されることによって、端子板42が制御回路部30に接続されるのである。
【0020】
上述した共用筒45および独立筒46は、電源ACとの間の電源線(図示せず)および負荷LDとの間の負荷線(図示せず)となる電線を端子板42に案内するように形成される。共用筒45と独立筒46とは図1(c)に示すように、ハウジング1の下面における左右方向の一直線上(つまり、共用筒45と独立筒46との口軸方向に直交する面内の一直線上)に配列されており、共用筒45の両側に各独立筒46が配置される。共用筒45には電線を挿入するための2個の挿入口45a,45bが穿孔され、各独立筒46には電線を挿入するための1個ずつの挿入口46a,46bが穿孔されている。各挿入口45a,45b,46a,46bは、端子保持部44において仕切板44aで仕切られた各区画に連通しており、各挿入口45a,45b,46a,46bに挿通された電線を電源端子T11,T12および負荷端子T21,T22にそれぞれ接続することが可能になっている。挿入口45aは電源端子T12に対応し、挿入口45bは負荷端子T21に対応する。また、挿入口46aは電源端子T11に対応し、挿入口46bは負荷端子T22に対応する。
【0021】
要するに、共通接続された電源端子T12と負荷端子T21とに対応する電線は共用筒45を共用して挿入され、スイッチSWを介して接続される電源端子T11と負荷端子T22とに対応する電線はそれぞれ独立筒46に挿入される。このように、共用筒45および独立筒46によって電線が案内され、電線を電源端子T11,T12および負荷端子T21,T22に導きやすくなる。共用筒45および独立筒45に挿入された電線の先端部は端子ねじ43の近傍に到達するから、ドライバのような工具を用いて端子ねじ43を回すことにより、電源端子T11,T12および負荷端子T21,T22に電線を接続することができる。
【0022】
上述の構成によって、スイッチSWの両側であって絶縁距離を大きくとる必要がある電源端子T11と負荷端子T22との距離を大きくとって絶縁距離を比較的大きくすることができ、また、2つの電源端子T11,T12の間、および2つの負荷端子T21,T22の間ではそれぞれ共用筒45と独立筒46とによって沿面距離を大きくして絶縁距離を比較的大きくとることができる。ここで、電源端子T12と負荷端子T21とは電気的に共通接続されるから、電源端子T12と負荷端子T21とに対応する2本の電線を1つの共用筒45に挿入しても問題はない。つまり、仮に両電線が入れ替わって接続されたとしても問題はない。このように、電源線と負荷線とのうちの各1本の電線をそれぞれ独立筒46に挿入すれば、電源線と負荷線とのうちの残りの各1本の電線を共用筒45に挿入することができ、誤接続の可能性を低減することができる。しかも、電線を共用筒45と独立筒46とに挿入することによって、絶縁距離を大きくとる必要がある電線間では沿面距離が大きくなり、仮に共用筒45や独立筒46の可鍛に水滴が付着したとしても絶縁性を確保することができる。
【0023】
ところで、ベース10の後面には後方に突設された支持台16が連続一体に形成され、支持台16の上面にはL字状の取付金具17の横片17aが取付ねじ18を用いて取着される。横片17aの下面には突起17c突設され、支持台16の上面には複数個の凹所16cが形成されており、突起17cがいずれかの凹所16cに係合することにより、取付ねじ18を中心としてハウジング1と取付金具17との回転角度を所望角度に固定できるようにしてある。取付金具17の縦片17bは建物の壁面や電柱の周面のような施工面に固定可能であって、取付金具17を施工面に固定した状態において、突起17cを係合させる凹所16cを選択することによって施工面に対するハウジング1の向きを変更することができる。つまり、受光窓52の向きを調節することが可能になる。
【0024】
(第2実施形態)
第1実施形態では、共用筒45および独立筒46を下部がハウジング1の下面から下方に突出するように寸法を設定していたが、本実施形態は、図4に示すように、共用筒45および独立筒46の下面がハウジング1の下面よりも内側に後退するように共用筒45および独立筒46の寸法を設定している。言い換えると、共用筒45および独立筒46の下面がハウジング1の下面に一致するか下面よりもよりも上方に位置する。
【0025】
この構成によって共用筒45および独立筒46がハウジング1の外部に露出することがなく、絶縁性能を向上させたり耐トラッキング性を向上させるために熱可塑性樹脂に比較して割れやすい熱硬化性樹脂を共用筒45および絶縁筒46の材料として選択する場合であっても、共用筒45や独立筒46に対して他部材の衝突や落下衝撃による衝撃力が作用しにくく、共用筒45や独立筒46の割れを防止することが可能になる。他の構成および機能は第1実施形態と同様である。
【0026】
(第3実施形態)
第1実施形態では共用筒45および独立筒46の下面が平面であるが、本実施形態は、図5に示すように、各独立筒46の下面に、それぞれ共用筒45から離れるほどハウジング1の外側面からの突出量を小さくするように傾斜したカット面46cを形成している点が相違する。各独立筒46の下面の全面をカット面46cとすることも可能であるが、独立筒46の外側面とカット面46cとが鋭角で交差することのないように、各独立筒46の下面のうち共用筒45に近い部位はハウジング1の下面に略平行な面とし、共用筒45から遠い部位をカット面46cとするのが望ましい。
【0027】
本実施形態では、共用筒45の両側に設けた各独立筒46の下面にカット面46cを形成していることによって、独立筒46の下面に形成される角部分の内角を鈍角にすることが可能であり、結果的に独立筒46に衝撃力が作用しても独立筒46が割れにくくなる。なお、共用筒45は独立筒46の間に位置しているから共用筒45には衝撃力が作用しにくい配列になっている。つまり、絶縁性能を向上させたり耐トラッキング性を向上させるために熱可塑性樹脂に比較して割れやすい熱硬化性樹脂を共用筒45および絶縁筒46の材料として選択し、しかも、共用筒45および独立筒46をハウジング1の下面から突出させる構成を採用しても共用筒45や独立筒46が衝撃力で割れる可能性を低減することができる。その結果、共用筒45および独立筒46がハウジング1の下面から突出していることによって、共用筒45および独立筒46への電線の挿入位置がわかりやすく、電線の挿入作業も容易になる。他の構成および機能は第1実施形態と同様である。
【0028】
【発明の効果】
請求項1の発明は、電源線を接続する電源端子および負荷線を接続する負荷端子を備える端子部と、各一方の電源端子と負荷端子との間に挿入されたスイッチを備え外光の照度と設定値との大小に応じてスイッチを自動的に開閉する制御回路部と、制御回路部および端子部を収納したハウジングとを備え、電源端子と負荷端子との各他方は電気的に共通接続され、端子部は、前記他方の電源端子および負荷端子にそれぞれ接続される電源線および負荷線がともに挿入されかつ挿入された電源線および負荷線を前記他方の電源端子および負荷端子に案内する1つの共用筒を備えるものであり、共通接続される電源端子と負荷端子とに対応する2本の電線を1つの共用筒に通すことによって、電源端子と負荷端子とのうち絶縁すべき端子間の沿面距離を大きくとることができ、結果的に水滴の付着時などにおける絶縁性の確保が容易になる。また、共用筒を設けていることによって、単に電線挿入用の孔を形成している場合に比較すると電線の挿入位置がわかりやすくなる。
【0029】
請求項2の発明では、請求項1において、端子部は、前記各一方の電源端子および負荷端子にそれぞれ接続される電源線および負荷線がそれぞれ挿入されかつ挿入された電源線および負荷線を前記各一方の電源端子および負荷端子にそれぞれ案内する2つの独立筒を備えるものであり、電源端子と負荷端子とのうち絶縁すべき端子間の沿面距離を共用筒と独立筒との両方で確保することになるから、沿面距離が大きくなり、結果的に水滴の付着時などにおける絶縁性の確保が容易になる。しかも、共用筒と独立筒とに分けて電線を挿入するから、単に電線挿入用の孔を形成している場合に比較すると電線の挿入位置がわかりやすくなる。
【0030】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、共用筒と独立筒とは口軸方向に直交する面内の一直線上に配列され、共用筒の両側に各独立筒が配置されるので、両独立筒間に共用筒が存在することにより両独立筒の間の距離を大きくとることが可能になり、絶縁性を確保すべき電源端子と負荷端子との絶縁距離を大きくとることができる。しかも、電源線と負荷線とのうち区別の必要な電線が離れて位置する各独立筒に挿入されるから、接続関係がわかりやすくなる。
【0031】
請求項4の発明では、請求項2または請求項3の発明において、共用筒と独立筒との先端はハウジングの外周面よりも内側に後退しているので、共用筒および独立筒がハウジングの外部に露出せず、共用筒および独立筒が衝撃力によって割れる可能性を低減することができる。
【0032】
請求項5の発明では、請求項3の発明において、共用筒と独立筒との先端部はハウジングの外周面よりも外側に突出し、かつ独立筒の先端面に共用筒から離れるほどハウジングの外側面からの突出量を小さくするように傾斜したカット面が形成されるので、共用筒および独立筒をハウジングの外部に露出させながらも衝撃力によって共用筒および独立筒が割れる可能性を低減することができ、しかも共用筒および独立筒がハウジングから露出可能であることによって電源線および負荷線の挿入位置がわかりやすく、電線の挿入作業が容易になる。つまり、共用筒および独立筒の破損を防止しながらも、電線の接続作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)はカバー蓋を開いた状態の正面図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上のブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)はカバー蓋を開いた状態の正面図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)はカバー蓋を開いた状態の正面図である。
【図6】従来例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)はカバー蓋を開いた状態の正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
30 制御回路部
40 端子部
45 共用筒
46 独立筒
46c カット面
SW スイッチ
T11,T12 電源端子
T21,T22 負荷端子

Claims (5)

  1. 電源線を接続する電源端子および負荷線を接続する負荷端子を備える端子部と、各一方の電源端子と負荷端子との間に挿入されたスイッチを備え外光の照度と設定値との大小に応じてスイッチを自動的に開閉する制御回路部と、制御回路部および端子部を収納したハウジングとを備え、電源端子と負荷端子との各他方は電気的に共通接続され、端子部は、前記他方の電源端子および負荷端子にそれぞれ接続される電源線および負荷線がともに挿入されかつ挿入された電源線および負荷線を前記他方の電源端子および負荷端子に案内する1つの共用筒を備えることを特徴とする自動点滅器。
  2. 前記端子部は、前記各一方の電源端子および負荷端子にそれぞれ接続される電源線および負荷線がそれぞれ挿入されかつ挿入された電源線および負荷線を前記各一方の電源端子および負荷端子にそれぞれ案内する2つの独立筒を備えることを特徴とする請求項1記載の自動点滅器。
  3. 前記共用筒と前記独立筒とは口軸方向に直交する面内の一直線上に配列され、共用筒の両側に各独立筒が配置されることを特徴とする請求項2記載の自動点滅器。
  4. 前記共用筒と前記独立筒との先端はハウジングの外周面よりも内側に後退していることを特徴とする請求項2または請求項3記載の自動点滅器。
  5. 前記共用筒と前記独立筒との先端部はハウジングの外周面よりも外側に突出し、かつ前記独立筒の先端面に前記共用筒から離れるほどハウジングの外側面からの突出量を小さくするように傾斜したカット面が形成されることを特徴とする請求項3記載の自動点滅器。
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