JP4048596B2 - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents
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- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイ装置におけるプラズマパネルと制御回路部との放熱実装構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、プラズマディスプレイパネルの温度上昇を抑制した構造のプラズマディスプレイ装置として、例えば、特開平７―２１００９４号公報が提案されている。
【０００３】
従来のプラズマディスプレイ装置について、図５を用いて簡単に説明を行う。図５において、符号５１１はプラズマディスプレイパネル、５１２は制御回路部、５１３はフレキシブル配線板、５５１は取り付け板を示す。次に、上記装置の実装構造を簡単に説明する。
【０００４】
プラズマディスプレイパネル５１１の後面にＬ字型の取り付け板５５１を配置し、主平面に制御回路部５１２を取り付けるとともに、プラズマディスプレイパネル５１１と制御回路部５１２との間をフレキシブル配線板５１３で接続してなる。フレキシブル配線板５１３はプラズマディスプレイパネル５１１の４辺方向より延出されている。
【０００５】
放熱手段としては、前記取り付け板５５１のＬ字型の一部を後方に延長し表面積を拡大している。
【０００６】
また、プラズマディスプレイパネル５１１を取り囲むように配設したフレキシブル配線板５１３の外形を、中央部がくびれた鼓型とし、隣接するフレキシブル配線板間に空隙を形成し放熱させていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構成ではフレキシブル配線板の内部の導体幅および導体間距離の規格寸法によってくびれ量に限界があり、わずかな空隙しか形成できないという課題を有していた。また、導体幅および導体間距離の規格を遵守するには多層のフレキシブル配線板を要し、コストアップとなっていた。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネルと、パネル後面に取り付けられた制御回路部と、前記プラズマディスプレイパネルと制御回路部との間で信号の受け渡しをする複数のフレキシブル配線板とを備え、前記フレキシブル配線板は、前記プラズマディスプレイパネルとの接続部側の端部形状が１ブロックで、前記制御回路部との接続側の端部形状が複数のブロックに分割された形状とすることにより、フレキシブル配線板に放熱用の空隙を設けたことを特徴とする。
【０００９】
上記構成により、フレキシブル配線板が多数並ぶことにより妨げられていた筐体外部への放熱が促進され、プラズマディスプレイパネルの温度上昇を抑制できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明は、プラズマディスプレイパネルと、パネル後面に取り付けられた制御回路部と、前記プラズマディスプレイパネルと制御回路部との間で信号の受け渡しをする複数のフレキシブル配線板とを備え、前記フレキシブル配線板は、前記プラズマディスプレイパネルとの接続部側の端部形状が１ブロックで、前記制御回路部との接続側の端部形状が複数のブロックに分割された形状とすることにより、フレキシブル配線板に放熱用の空隙を設けたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置としたもので、より効率的に放熱を行える。
【００１１】
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について図１及び図２を参照しながら説明する。
【００１２】
図１は本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の概念を示す要部斜視図で、便宜的にエスカッションを取り除いた透視状態を示す。図２は図１を構成するフレキシブル配線板の平面図を示す。
【００１３】
図１において、符号１１はプラズマディスプレイパネル、１２は制御回路部、１３はフレキシブル配線板群、１４は放熱用ファン、１５は筐体、５１は取り付け板を示す。
【００１４】
図１に示すように、プラズマディスプレイパネル１１の後面に平板状の取り付け板５１を配置し、該取り付け板５１の主平面に制御回路部１２を取り付けるとともに、プラズマディスプレイパネル１１と制御回路部１２との間をフレキシブル配線板群１３で接続している。フレキシブル配線板群１３はプラズマディスプレイパネル１１の４辺方向より延出されている。
【００１５】
放熱用ファン１４は筐体の上部に複数取り付けられ、筐体内の加熱空気を吸引、排出する。
【００１６】
図２に示すフレキシブル配線板２１、２２は、外形を略馬蹄形とし中央部に貫通孔に相当する空隙部１０３を配設している。
【００１７】
すなわち、プラズマディスプレイパネル１１に接続される一端側は、１ブロックとし、制御回路部１２側に接続される他端側は、２ブロックに分割しており、これによりフレキシブル配線板２１、２２に放熱用の空隙である空隙部１０３が形成されている。
【００１８】
また、フレキシブル配線板の一部が相互に重なり合うよう配置した。これにより重なり部１００に若干の隙間を形成できる。
【００１９】
プラズマディスプレイパネル１１及び、制御回路部１２によって発生した熱は、ファン１４による強制吸引、または自然対流によりフレキシブル配線板群１３の空隙（空隙部１０３、重なり部１００の形成する隙間、配列間の隙間等）を通って筐体１５外へ吸引、放熱される。
【００２０】
このように本実施の形態における構成によれば、フレキシブル配線板の総面積に対してより広い空隙面積を得ることが可能となり、プラズマディスプレイパネルの各一辺にできる空隙は大きくなり、より効率的に放熱を行える。
【００２１】
本発明の他の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図３、図４を参照しながら説明する。図３はフレキシブル配線板の他の例を示す平面図を示す。図４は制御回路部１２側に接続されたフレキシブル配線板の要部斜視図を示す。
【００２２】
図３の場合のフレキシブル配線板３１、３２は、外形を略Ｕ字形とした。すなわち、プラズマディスプレイパネル１１に接続される一端側は１ブロックとし、制御回路部１２側に接続される他端側は２ブロックに分割し、さらに、前記２ブロックの長さ寸法を左右で異ならせることによりフレキシブル配線板に空隙を設けた。さらに、フレキシブル配線板を所定の間隔を設けて配列している。即ち、この実施の形態の場合は重なり部を設けていない。
【００２３】
次に、図４の例を説明すると、図４において、符号４１はフレキシブル配線板と回路を接続するためのコネクタ群である。コネクタ群４１を制御回路１２内でパネルの一辺に平行に直線状に配列することにより、フレキシブル配線板群１３とコネクタ群４１とを接続した場合、隣接するフレキシブル配線板間で位置の凹凸を生じる。
【００２４】
プラズマディスプレイパネル１１及び、制御回路部１２によって発生した熱は、ファン１４による強制吸引、または自然対流によりフレキシブル配線板群１３の空隙（フレキシブル配線板間で生じる位置の凹凸、配列間の隙間等）を通って筐体１５外へ吸引、放熱される。
【００２５】
このように実施の形態の構成によれば、フレキシブル配線板の総面積に対してより広い空隙面積を得ることが可能となり、プラズマディスプレイパネルの各一辺にできる空隙は大きくなり、より効率的に放熱を行える。
【００２６】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプラズマディスプレイ装置によれば、フレキシブル配線板の総面積に対してより広い空隙面積を得ることが可能となり、より効率的に放熱を行うプラズマディスプレイ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の概念を示す要部斜視図
【図２】 図１のフレキシブル配線板の平面図
【図３】 本発明の他の実施の形態におけるフレキシブル配線板の平面図
【図４】 本発明の他の実施の形態における制御回路部側に接続されたフレキシブル配線板の要部斜視図
【図５】 従来のプラズマディスプレイ装置の斜視図
【符号の説明】
１１ プラズマディスプレイパネル
１２ 制御回路部
１３ フレキシブル配線板群
１４ ファン
１５ 筐体
２１、２２、３１、３２ フレキシブル配線板
４１ コネクタ群
５１ 取り付け板
１００ 重なり部
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイ装置におけるプラズマパネルと制御回路部との放熱実装構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、プラズマディスプレイパネルの温度上昇を抑制した構造のプラズマディスプレイ装置として、例えば、特開平７―２１００９４号公報が提案されている。
【０００３】
従来のプラズマディスプレイ装置について、図５を用いて簡単に説明を行う。図５において、符号５１１はプラズマディスプレイパネル、５１２は制御回路部、５１３はフレキシブル配線板、５５１は取り付け板を示す。次に、上記装置の実装構造を簡単に説明する。
【０００４】
プラズマディスプレイパネル５１１の後面にＬ字型の取り付け板５５１を配置し、主平面に制御回路部５１２を取り付けるとともに、プラズマディスプレイパネル５１１と制御回路部５１２との間をフレキシブル配線板５１３で接続してなる。フレキシブル配線板５１３はプラズマディスプレイパネル５１１の４辺方向より延出されている。
【０００５】
放熱手段としては、前記取り付け板５５１のＬ字型の一部を後方に延長し表面積を拡大している。
【０００６】
また、プラズマディスプレイパネル５１１を取り囲むように配設したフレキシブル配線板５１３の外形を、中央部がくびれた鼓型とし、隣接するフレキシブル配線板間に空隙を形成し放熱させていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構成ではフレキシブル配線板の内部の導体幅および導体間距離の規格寸法によってくびれ量に限界があり、わずかな空隙しか形成できないという課題を有していた。また、導体幅および導体間距離の規格を遵守するには多層のフレキシブル配線板を要し、コストアップとなっていた。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネルと、パネル後面に取り付けられた制御回路部と、前記プラズマディスプレイパネルと制御回路部との間で信号の受け渡しをする複数のフレキシブル配線板とを備え、前記フレキシブル配線板は、前記プラズマディスプレイパネルとの接続部側の端部形状が１ブロックで、前記制御回路部との接続側の端部形状が複数のブロックに分割された形状とすることにより、フレキシブル配線板に放熱用の空隙を設けたことを特徴とする。
【０００９】
上記構成により、フレキシブル配線板が多数並ぶことにより妨げられていた筐体外部への放熱が促進され、プラズマディスプレイパネルの温度上昇を抑制できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明は、プラズマディスプレイパネルと、パネル後面に取り付けられた制御回路部と、前記プラズマディスプレイパネルと制御回路部との間で信号の受け渡しをする複数のフレキシブル配線板とを備え、前記フレキシブル配線板は、前記プラズマディスプレイパネルとの接続部側の端部形状が１ブロックで、前記制御回路部との接続側の端部形状が複数のブロックに分割された形状とすることにより、フレキシブル配線板に放熱用の空隙を設けたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置としたもので、より効率的に放熱を行える。
【００１１】
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について図１及び図２を参照しながら説明する。
【００１２】
図１は本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の概念を示す要部斜視図で、便宜的にエスカッションを取り除いた透視状態を示す。図２は図１を構成するフレキシブル配線板の平面図を示す。
【００１３】
図１において、符号１１はプラズマディスプレイパネル、１２は制御回路部、１３はフレキシブル配線板群、１４は放熱用ファン、１５は筐体、５１は取り付け板を示す。
【００１４】
図１に示すように、プラズマディスプレイパネル１１の後面に平板状の取り付け板５１を配置し、該取り付け板５１の主平面に制御回路部１２を取り付けるとともに、プラズマディスプレイパネル１１と制御回路部１２との間をフレキシブル配線板群１３で接続している。フレキシブル配線板群１３はプラズマディスプレイパネル１１の４辺方向より延出されている。
【００１５】
放熱用ファン１４は筐体の上部に複数取り付けられ、筐体内の加熱空気を吸引、排出する。
【００１６】
図２に示すフレキシブル配線板２１、２２は、外形を略馬蹄形とし中央部に貫通孔に相当する空隙部１０３を配設している。
【００１７】
すなわち、プラズマディスプレイパネル１１に接続される一端側は、１ブロックとし、制御回路部１２側に接続される他端側は、２ブロックに分割しており、これによりフレキシブル配線板２１、２２に放熱用の空隙である空隙部１０３が形成されている。
【００１８】
また、フレキシブル配線板の一部が相互に重なり合うよう配置した。これにより重なり部１００に若干の隙間を形成できる。
【００１９】
プラズマディスプレイパネル１１及び、制御回路部１２によって発生した熱は、ファン１４による強制吸引、または自然対流によりフレキシブル配線板群１３の空隙（空隙部１０３、重なり部１００の形成する隙間、配列間の隙間等）を通って筐体１５外へ吸引、放熱される。
【００２０】
このように本実施の形態における構成によれば、フレキシブル配線板の総面積に対してより広い空隙面積を得ることが可能となり、プラズマディスプレイパネルの各一辺にできる空隙は大きくなり、より効率的に放熱を行える。
【００２１】
本発明の他の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図３、図４を参照しながら説明する。図３はフレキシブル配線板の他の例を示す平面図を示す。図４は制御回路部１２側に接続されたフレキシブル配線板の要部斜視図を示す。
【００２２】
図３の場合のフレキシブル配線板３１、３２は、外形を略Ｕ字形とした。すなわち、プラズマディスプレイパネル１１に接続される一端側は１ブロックとし、制御回路部１２側に接続される他端側は２ブロックに分割し、さらに、前記２ブロックの長さ寸法を左右で異ならせることによりフレキシブル配線板に空隙を設けた。さらに、フレキシブル配線板を所定の間隔を設けて配列している。即ち、この実施の形態の場合は重なり部を設けていない。
【００２３】
次に、図４の例を説明すると、図４において、符号４１はフレキシブル配線板と回路を接続するためのコネクタ群である。コネクタ群４１を制御回路１２内でパネルの一辺に平行に直線状に配列することにより、フレキシブル配線板群１３とコネクタ群４１とを接続した場合、隣接するフレキシブル配線板間で位置の凹凸を生じる。
【００２４】
プラズマディスプレイパネル１１及び、制御回路部１２によって発生した熱は、ファン１４による強制吸引、または自然対流によりフレキシブル配線板群１３の空隙（フレキシブル配線板間で生じる位置の凹凸、配列間の隙間等）を通って筐体１５外へ吸引、放熱される。
【００２５】
このように実施の形態の構成によれば、フレキシブル配線板の総面積に対してより広い空隙面積を得ることが可能となり、プラズマディスプレイパネルの各一辺にできる空隙は大きくなり、より効率的に放熱を行える。
【００２６】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプラズマディスプレイ装置によれば、フレキシブル配線板の総面積に対してより広い空隙面積を得ることが可能となり、より効率的に放熱を行うプラズマディスプレイ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の概念を示す要部斜視図
【図２】 図１のフレキシブル配線板の平面図
【図３】 本発明の他の実施の形態におけるフレキシブル配線板の平面図
【図４】 本発明の他の実施の形態における制御回路部側に接続されたフレキシブル配線板の要部斜視図
【図５】 従来のプラズマディスプレイ装置の斜視図
【符号の説明】
１１ プラズマディスプレイパネル
１２ 制御回路部
１３ フレキシブル配線板群
１４ ファン
１５ 筐体
２１、２２、３１、３２ フレキシブル配線板
４１ コネクタ群
５１ 取り付け板
１００ 重なり部
Claims (2)
- プラズマディスプレイパネルと、パネル後面に取り付けられた制御回路部と、前記プラズマディスプレイパネルと制御回路部との間で信号の受け渡しをする複数のフレキシブル配線板とを備え、前記フレキシブル配線板は、前記プラズマディスプレイパネルとの接続部側の端部形状が１ブロックで、前記制御回路部との接続側の端部形状が複数のブロックに分割された形状とすることにより、フレキシブル配線板に放熱用の空隙を設けたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
- 複数のフレキシブル配線板の制御回路部側の端部形状を２ブロックに分割し、かつ分割したブロックの長さ寸法をそれぞれ異ならせることによりフレキシブル配線板に空隙を設けた請求項１に記載のプラズマディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11831298A JP4048596B2 (ja) | 1997-11-07 | 1998-04-28 | プラズマディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30545497 | 1997-11-07 | ||
| JP9-305454 | 1997-11-07 | ||
| JP11831298A JP4048596B2 (ja) | 1997-11-07 | 1998-04-28 | プラズマディスプレイ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11194718A JPH11194718A (ja) | 1999-07-21 |
| JP4048596B2 true JP4048596B2 (ja) | 2008-02-20 |
Family
ID=26456267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11831298A Expired - Fee Related JP4048596B2 (ja) | 1997-11-07 | 1998-04-28 | プラズマディスプレイ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4048596B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100484678B1 (ko) * | 2002-11-07 | 2005-04-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 히트 파이프를 채용한 플라즈마 디스플레이 장치 |
| US20120293470A1 (en) * | 2010-02-23 | 2012-11-22 | Hideki Nakata | Image display device |
| JP6400285B2 (ja) * | 2013-10-23 | 2018-10-03 | パイオニア株式会社 | 発光装置 |
| JP7484399B2 (ja) * | 2020-05-12 | 2024-05-16 | Ｔｏｐｐａｎホールディングス株式会社 | 調光ユニット |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP11831298A patent/JP4048596B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11194718A (ja) | 1999-07-21 |
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