JP3619719B2 - 電気機器の表示部 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のLED等の発光素子を揃列配置した電気機器の表示部に関する。更に言えば、この複数の表示素子間で発生する光の漏れを防止する遮蔽手段を備えた電気機器の表示部に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気機器には、LEDの点灯によって、使用者に情報を報知する表示部を備えている。
このLEDを複数個設けた場合、LED間において、光の漏れが発生する。
【0003】
この光の漏れを防止するために、従来は、LEDを1個毎に区画する仕切壁を、前面パネルに設けている。この仕切壁は通常前面パネルの一部として樹脂成型される。
しかし、この方法では、LEDの配置間隔が広い場合には問題ないが、LEDの配置間隔が短い場合には、細長い仕切壁を樹脂成型しなくてはならず、厚み及び長さに制限が発生する。
従って、LEDの配置間隔が短い場合には、各LEDを囲む筒状の囲い枠を用いて、LEDのそれぞれを囲うことにより、遮光している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、LEDの配置間隔が短い場合には、LEDを1個づつ囲い枠で遮蔽しなくてはならず厄介であった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、組立て作業性が良い電気機器の表示部を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、揃列して配置された複数のLED(2)と、この複数のLED(2)が取り付けられたプリント基板(1)と、不透明部材により形成された前面パネル(4)と、複数のLED(2)間に位置するように成型された前面パネル(4)の遮蔽部(4a)と、前面パネル(4)とプリント基板(1)との間に配置され、前記複数のLED(2)の夫々の一側面側と反対側の側面側に交互に位置する様に配置された遮蔽シート(3)とを備えることを特徴とする。この遮蔽シートの形状は、LEDの形状に合った形状に折り曲げられており、たとえば、方形波形状、波型等である。
また、本発明は、揃列して配置された複数のLED(2)の発光によって動作状態を表示する電気機器の表示部において、この複数のLED(2)の光を出射する複数の孔を有する前面パネル(4)と、孔を形成する前面パネル(4)の仕切部(4a)と、複数のLED(2)が実装されるプリント基板(1)と、仕切部(4a)とプリント基板(1)との間に位置する複数のLEDのそれぞれの一部分から漏れる光を遮るために、複数のLED(2)の夫々の一側面側と反対側の側面側に交互に位置する様に配置された遮蔽シート(3)とを備えることを特徴とする。この遮蔽シートの形状は、 LED の形状に合った形状に折り曲げられており、たとえば、方形波形状、波型等である。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1、図2に基づき本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は表示部の一部断面図、図2はこの表示部の組み立てを説明するための図である。
1は、プリント基板である。2はLED(発光素子)である。尚、図ではLEDの符号2は、1個のみ記入した。このLED2はプリント基板1に16個が揃列して実装されている。4は樹脂成型された前面パネルである。この前面パネル4には、LEDの上部が挿入される孔が16個設けられている。この孔と孔の間には、仕切部4aが設けられている。尚、図では仕切部の符号4aは、1個のみ記入した。この前面パネル4は不透明部材で樹脂成型されるので、この仕切部4aは遮光部材として作用する。この実施態様では、仕切部4aはLED2の上部を囲っているため、上部については、遮光がなされている。3はアルミ薄板を予め方形波形状に折り曲げて形成した遮蔽シートである。この遮蔽シートにより、LED2から他のLED2への光の漏れを抑制することができる。
【0007】
LED2からの光は、遮蔽シート3により遮光され、隣のLED2に光が漏れることを防止できる。
尚、この遮光シート3は、各LED2の側面の全てを遮蔽していない。従って、LED2からの光は2つ隣のLED2に回り込むが、実用上問題はない。
なお、この実施態様では、LEDの形状を方形柱体のものとし、それにあわせて、遮蔽シート3を方形波形状に折り曲げたものとしたが、本願はこれに限定されるものでない。LEDが円柱体に近い形状であれば、波型に折り曲げることとなる。
また、この実施態様では、遮蔽シート3をアルミ薄板より作成したが、本願はこれに限定されるわけではない。金属以外でも、樹脂、紙を用いても良い。要は、遮光が実用上問題のないレベルで行われればよい。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、組み立て作業性の良い表示部を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様の表示部の断面図である。
【図2】この第1実施態様での組み立てを説明するための図である。
【符号の説明】
1 プリント基板(基板)、
2 LED(発光素子)、
3 遮蔽シート、
4 前面パネル(パネル)、
4a 仕切部。
Claims (4)
- 並べて配置された複数の発光素子(2)と、
この複数の発光素子(2)が取り付けられた基板(1)と、
不透明部材により形成されたパネル(4)と、
前記複数の発光素子(2)間に位置するように成型された前記パネルの遮蔽部(4a)と、
前記パネル(4)と前記基板(1)との間に配置され、前記複数の発光素子(2)の夫々の一側面側と反対側の側面側に交互に位置する様に、波型に曲げられた形状の遮蔽シート(3)とを備えることを特徴とする電気機器の表示部。 - 並べて配置された複数の発光素子 (2) と、
この複数の発光素子 (2) が取り付けられた基板 (1) と、
不透明部材により形成されたパネル (4) と、
前記複数の発光素子 (2) 間に位置するように成型された前記パネルの遮蔽部 (4a) と、
前記パネル (4) と前記基板 (1) との間に配置され、前記複数の発光素子 (2) の夫々の一側面側と反対側の側面側に交互に位置する様に、方形波形状に曲げられた形状の遮蔽シート (3) とを備えることを特徴とする電気機器の表示部。 - 並べて配置された複数の発光素子 (2) の発光によって動作状態を表示する電気機器の表示部において、
前記複数の発光素子 (2) の光を出射する複数の孔を有するパネル (4) と、
前記孔を形成する前記パネル (4) の仕切部 (4a) と、
前記発光素子 (2) が実装される基板 (1) と、
前記仕切部 (4a) と前記基板 (1) との間に位置する前記発光素子部分から漏れる光を遮るために、前記複数の発光素子 (2) の夫々の一側面側と反対側の側面側に交互に位置する様に、波型に曲げられた形状の遮蔽シート (3) とを備えることを特徴とする電気機器の表示部。 - 並べて配置された複数の発光素子(2)の発光によって動作状態を表示する電気機器の表示部において、
前記複数の発光素子(2)の光を出射する複数の孔を有するパネル(4)と、
前記孔を形成する前記パネル(4)の仕切部(4a)と、
前記発光素子(2)が実装される基板(1)と、
前記仕切部(4a)と前記基板(1)との間に位置する前記発光素子部分から漏れる光を遮るために、前記複数の発光素子(2)の夫々の一側面側と反対側の側面側に交互に位置する様に、方形波形状に曲げられた形状の遮蔽シート(3)とを備えることを特徴とする電気機器の表示部。
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JP24588799A JP3619719B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 電気機器の表示部 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24588799A JP3619719B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 電気機器の表示部 |
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JP2001067024A JP2001067024A (ja) | 2001-03-16 |
JP3619719B2 true JP3619719B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24588799A Expired - Lifetime JP3619719B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 電気機器の表示部 |
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Families Citing this family (3)
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JP4905070B2 (ja) * | 2006-11-10 | 2012-03-28 | 株式会社明電舎 | 光パイプ内蔵型lanコネクタ用遮光板の形成方法 |
CN114694522A (zh) * | 2020-12-31 | 2022-07-01 | 固泰鑫科技(深圳)有限公司 | 一种基于3d打印的遮光元件 |
-
1999
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