JP4047932B2 - ニトロ化方法 - Google Patents
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Description
芳香族及びヘテロ芳香族化合物をニトロ化させるための種々な方法が知られている。最も一般的に用いられる系は溶剤又は流動化剤としての硫酸と、ニトロ化剤としての硝酸またはアルカリ金属硝酸塩とを用いる。多くの場合に有効であるとしても、多量の廃棄硫酸がしばしば発生し、この酸の回収又は廃棄は環境問題を有する。硫酸を含まない方法が可能である。例えば、米国特許第2,435,314号および第2,435,544号を参照。あるいは有機溶剤の使用は廃棄問題の軽減をもたらすことができ、場合によっては、収量の改良を生じることができる。塩素化溶剤はこの目的のために適切であるとして述べられており、例えば、式:
[式中、XとYとはH、F、Cl、Br、CF3、OF2CHZ2(Z=Cl、Br、F)、OCH3、CN、CO2R(R=低級アルキル)、C6H5、O−アルキル、NO2又はSO2−低級アルキルであることができる]
で示される除草剤に関するEP−A−0022610は、
式:
[式中、XとYとは上記で定義した通りである]
で示される化合物をニトロ化することによる、これらの化合物の製造方法を述べている。この反応のために提案されたニトロ化剤は硝酸と硫酸との混合物を包含し、望ましい反応溶媒はジクロロメタンである。このニトロ化方法は75.4%の収率を生じるといわれているが、生成物の純度又は他のニトロ化異性体の生成についての詳細は記載されていない。
米国特許第4,031,131号は、同様な方法で製造される上記と同様な化合物を述べている。提案されたニトロ化剤は硝酸カリウム又は硝酸と硫酸との混合物を包含し、反応はジクロロメタン中で行われる。このニトロ化反応に関して、極めて高い収率(>95%)が主張されているが、この場合にも、生成物の純度について詳細は記載されていない。硝酸と硫酸との混合物を用いるニトロ化反応は無水酢酸の存在下で行うこともできる。
EP−A−0003416とEP−A−0274194の両方は、
式:
[式中、R1はフッ素で所望により置換されたアルキル又は所望により置換されたフェニルであり;
R3はH、F、Cl、Br、I、アルキル、トリフルオロメチル又はCNであり;
R4はH、F、Cl、Br、I又はトリフルオロメチルであり;
R5はF、Cl、Br、I又はトリフルオロメチルであり;
R6はH又はC1−C4アルキルである]
で示される除草性化合物の合成に関する。
EP−A−0003416では、これらの化合物は、対応カルボン酸若しくはカルボキサミドをニトロ化して、次いでスルホンアミドに転化させることによって、又はスルホンアミド自体をニトロ化することによって得ることができる。ニトロ化反応は実施例7に述べられており、実施例7では溶媒は1,2−ジクロロエタンであり、ニトロ化剤は硝酸カリウムと濃硫酸との混合物である。
EP−A−00274194は式:
で示される化合物のニトロ化方法を述べている。
ニトロ化反応は例えば濃硝酸又は硝酸ナトリウム、又はこれらと硫酸との混合物のようなニトロ化剤を用いて行われる。反応溶媒はニトロ化に耐性である溶媒であり、このような溶媒の例は、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、ジクロロプロパン、クロロフルオロカーボンのようなハロゲン化溶媒と、例えばニトロベンゼンのような芳香族溶媒とを包含する。
しかし、上記方法のいずれも、反応が必要な生成物と他のニトロ化異性体との混合物を生じるという共通した問題をこれらの方法の全てが有するために、工業的規模で用いるために特に満足できるというものではない。ジフェニルエーテル化合物のニトロ化異性体はしばしば、相互から分離することが極めて困難であり、他の異性体の量があまりにも多すぎるので、最終生成物は除草剤の規制当局の要件を満たすことができない。ニトロ化生成物が必要な除草剤自体ではなく除草剤合成の中間体である場合には、ニトロ化化合物の混合物は、ニトロ化異性体を充分に分離することができた場合に必要であるよりも多量の他の試薬を用いなければならないこと意味するので、この問題はさらに悪化する傾向がある。それ故、ニトロ化方法が、割合ができるだけ最大となるように目的異性体を含有する生成物混合物を生成することを保証することが、重要である。
このようなニトロ化方法から異性体混合物を得るという問題は、GB−A−2103214において認識されており、この特許は式:
[式中、X1、X2及びX3の各々はH、F、Cl、Br、CF3、OCF2CHZ2(ZはF、Cl又はBrである)、OCF3、CN、CO2R(Rは低級アルキルである)、フェニル、低級アルコキシ、NO2又はSO2R(Rは低級アルキルである)であり、X1、X2及びX3の少なくとも1つはH以外であり;YはCO2R(Rは低級アルキルである)又はカルボキシである]
で示される化合物をニトロ化して、式:
[式中、X1、X2、X3及びYは上記で定義した通りである]
で示される生成物を得る方法を述べている。
ニトロ化は例えばジクロロメタンのような有機溶媒中で硝酸と硫酸との混合物を用いて行われる。無水酢酸の添加によって、反応系を無水に維持することが望ましいことが強調されており、GB−A−2103214はこのことがアシフルオルフェン(acifluorfen)(目的ニトロ化生成物)に関する選択性を改良することを可能にすると述べている。出発物質:溶媒:無水酢酸の望ましい比率は1:2.66:1.4である。この反応を45℃の温度で行って、3時間放置する。次に、反応混合物を静置して、有機相と水相とを分離させ、有機溶媒を留去した。PCT/GB96/01892は同様な方法に関し、この方法では好ましい溶媒はこの場合もハロゲン化溶媒、即ち、テトラクロロエチレン(TCE)である。
したがって、上記先行技術のニトロ化方法は一般にハロゲン化溶媒中で行われる。これらは多くの点で有用な溶媒であるが、欠点を有しており、最も重要な欠点の1つは、これらが放出されるならば環境に対する脅威になるということである。環境破壊をもたらす方法はますます受容されなくなりつつあるので、代替え溶媒を見いだすことができるならば、非常に有益であると考えられる。しかし、非塩素化溶媒はそれらの潜在的な環境的利益にも拘わらず、工業的ニトロ化に殆ど用いられていない。
Schofield,“Aromatic Nitration”,Cambridge University Press,1981,は酢酸、ニトロメタン、スルホラン、アセトニトリル及びエーテルのニトロ化溶媒としての使用を述べている。米国特許第4,306,900号はジフェニルエーテルのニトロ化のための溶媒として酢酸を開示している。しかし、これらの場合の全てにおいて、その溶媒は取り扱いが困難であり、回収と再使用とを問題あるものにする水混和性である。
Tetrahedron,1989,45(9),2719〜2730は、酢酸エチルと例えばジクロロメタンのようなハロゲン化溶媒とを含めた、多様な有機溶媒中でBu4NNO3と(CF3CO)2Oとを用いた芳香族ニトロ化の選択性の研究を述べている。
Tetrahedron,1996,52(31),10427〜10440は、約20%v/v酢酸エチルを含有する酢酸中で硝酸を用いて3−フェニル−イソキノリン−1−(2H)−オンをニトロ化して、3−フェニル−4−ニトロ−イソキノリン−1−(2H)−オンと微量の他の未同定のニトロ化誘導体のトレースを得ることを述べている。
本発明は、硝酸と硫酸との混合物を含むニトロ化剤による芳香族又はヘテロ芳香族化合物のニトロ化方法であって、少なくとも50%v/vのC1−C4カルボン酸C1−C6アルキルエステルを含む溶媒中でニトロ化を行うことを特徴とする方法を提供する。
本発明の方法では、ニトロ化されるのは芳香族又はヘテロ芳香族化合物の芳香環炭素である。本発明の方法を用いると、芳香族又はヘテロ芳香族化合物は好ましくは選択的にモノニトロ化される。
本出願の方法に溶媒として用いられるエステルは非毒性で、容易に回収可能であり、偶発的に放出される場合にも環境に対する脅威を呈示しない。非ハロゲン化溶媒を用いることの環境的利益を得るために、この方法の効率が何らかの点で害を受けることが予想されていたと考えられる。しかし、意外にも、少なくとも50%v/vのC1−C4カルボン酸C1−C6アルキルエステルを含む溶媒中でニトロ化を行う場合には、このことが該当しないことが判明している。
本発明に関して、“芳香族化合物”なる用語は、単環状、二環状又は三環状でありうる芳香環系を含む化合物を意味する。このような環系の例はフェニル、ナフタレニル、アントラセニル及びフェナントレニルを包含する。
“ヘテロ芳香族化合物”なる用語は、単環状、二環状又は三環状でありうる、少なくとも1つのヘテロ原子を含有する芳香環系を含む化合物を意味する。好ましくは、単環は4個まで、二環系は5個までのヘテロ原子を含有し、これらは好ましくは窒素、酸素及び硫黄から選択される。環中の窒素原子は四級化又は酸化されることができる。このような環系の例はフリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,2,3,4−オキサトリアゾリル、1,2,3,5−オキサトリアゾリル、1,2,3,4−チアトリアゾリル、1,2,3,5−チアトリアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,4,5−テトラジニル、ベンゾフリル、ベンズイソフリル、ベンゾチエニル、ベンズイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンズイミダゾリル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニル及びインドリジニルを包含する。
本発明の方法によってニトロ化される芳香族又はヘテロ芳香族化合物は、1個以上の置換基によって所望により置換されることができる。置換基の例はC1−C6アルキル、C2−C6アルケニル若しくはC2−C6アルキニル(これらのいずれも所望により、例えばハロゲン及びヒドロキシから選択される1個以上の置換基によって置換されることができる);ハロ、例えばフルオロ、ブロモ若しくはヨード;ハロゲンによって所望により置換されたC1−C6アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ若しくはテトラフルオロエトキシ;アリール、例えば、所望により置換されたフェニル;アリールオキシ、例えば、所望により置換されたフェニルオキシ;シアノ;ニトロ;アミノ;モノ−若しくはジ−C1−C6アルキルアミノ;ヒドロキシルアミノ;アシル、例えば、アセチル若しくはトリフルオロアセチル;S(O)nC1−C6アルキル若しくはS(O)nC1−C6ハロアルキル[式中、nは0、1若しくは2である]、例えばメチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル若しくはトリフルオロメチルスルホニル;SCN;SF5;COOR4;COR6;CONR4R5若しくはCONHSO2R4を包含し、上記において、R4とR5とそれぞれ独立的に水素又は、1個以上のハロゲン原子によって所望により置換されたC1−C6アルキルであり、R6はハロゲン原子若しくはR4基である。
1個より多くの置換基が存在する場合に、置換基は同じものでも、異なるものでもよい。
本発明の方法によってニトロ化される芳香族又はヘテロ芳香族化合物は好ましくは置換フェニル環を含む。
より好ましくは、本発明の方法によってニトロ化される芳香族又はヘテロ芳香族化合物は、フェニル環が、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又はC2−C6アルキニル(これらのいずれも所望により、例えばハロゲン及びヒドロキシから選択される1個以上の置換基によって置換されることができる);ハロ;COOR4;COR6;CONR4R5又はCONHSO2R4(上記において、R4とR5とはそれぞれ独立的に水素又は、1個以上のハロゲン原子によって所望により置換されたC1−C6アルキルであり、R6はハロゲン原子若しくはR4基である)から選択される1個以上の基によって独立的に所望により置換されたジフェニルエーテルを含む。
本発明による方法は、除草剤として又は除草剤合成における中間体として有用であるジフェニルエーテル化合物のニトロ化のために特に有用である。
それ故、本発明の他の態様によると、式I:
[式中、R1は水素、又はC1−C6アルキル、C2−C6アルケニル若しくはC2−C6アルキニル(これらのいずれも所望により、ハロゲン及びヒドロキシから選択される1個以上の置換基によって置換されることができる)、または、COOR4、COR6、CONR4R5又はCONHSO2R4であり;
R2は水素又はハロであり;
R3はC1−C4アルキル、C2−C4アルケニル若しくはC2−C4アルキニル(これらのいずれも所望により、1個以上のハロゲン原子によって置換されることができる)又はハロであり;
R4とR5とは独立的に水素又は、1個以上のハロゲン原子によって所望により置換されたC1−C4アルキルを表し;
R6はハロゲン原子若しくはR4基である]
で示される化合物の、式II:
[式中、R1、R2及びR3は式Iに関して定義した通りである]
で示される化合物を硝酸と硫酸との混合物を含むニトロ化剤と反応させることを含む製造方法であって、少なくとも50%v/vのC1−C4カルボン酸C1−C6アルキルエステルを含む溶媒中でニトロ化を行うことを特徴とする方法を提供する。
“C1−C6アルキル”なる用語は、炭素原子1〜6個を含有する飽和の直鎖又は分枝鎖の炭化水素鎖を意味する。例はメチル、エチル、n−プロピル、t−ブチル、n−ペンチル及びn−ヘキシルを包含する。“C1−C4アルキル”なる用語は、C1−C6アルキルの部分セット(subset)であり、炭素原子1〜4個を有するアルキル基を意味する。
“C2−C6アルケニル”なる用語は、炭素原子2〜6個を含有し、少なくとも1個の二重結合を有する直鎖又は分枝鎖の炭化水素鎖を意味する。例はエテニル、アリル、プロペニル及びヘキセニルを包含する。“C2−C4アルケニル”なる用語は、C2−C6アルケニルの部分セットであり、炭素原子2〜4個を有するアルケニル基を意味する。
“C2−C6アルキニル”なる用語は、炭素原子2〜6個を含有し、少なくとも1個の三重結合を有する直鎖又は分枝鎖の炭化水素鎖を意味する。例はエチニル、プロピニル及びヘキシニルを包含する。“C2−C4アルキニル”なる用語は、C2−C6アルキニルの部分セットであり、炭素原子2〜4個を有するアルキニル基を意味する。
“ハロゲン”なる用語はフッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味し、対応する用語“ハロ”はフルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードを意味する。
本発明に関して、一般式Iの化合物は4−ニトロ異性体と呼ばれる。ニトロ化反応では、必要な4−ニトロ異性体以外の種々な異性体が生成される可能性があり、これらはモノ−ニトロ異性体;
2−ニトロ異性体:
及び6−ニトロ異性体:
を包含する。
さらに、生成されることができる少なくとも3種類のジニトロ異性体が存在する。
本発明の方法は、非常に低レベルのジニトロ化を生じるにすぎないので、特に有利である。実際に、ジニトロ化異性体の割合は、PCT/GB96/01892に特に有利な溶媒として述べられているTCE中で反応を行う場合に比べてはるかに低い。ジニトロ化異性体の割合はまた、例えばエチレンジクロリド(EDC)のような、他のハロゲン化溶媒によるよりもはるかに低い。
本発明の方法を用いると、ハロゲン化溶媒中で行われる同様な方法によるよりもジニトロ化異性体のレベルが低いのみでなく、2−及び6−ニトロ異性体の割合も多くのハロゲン化溶媒によるよりもかなり低い。PCT/GB96/01892では、TCEの使用は生成物混合物中の2−及び6−ニトロ異性体の極めて低い割合をもたらすので、TCEは選択すべき溶媒である。予想外に、少なくとも50%v/vのC1−C4カルボン酸C1−C6アルキルエステルを溶媒として用いる場合には、2−及び6−ニトロ異性体のレベルは、反応をTCE中で行う場合のレベルに匹敵するものであり、反応を例えばEDCのような他のハロゲン化溶媒中で行う場合よりもはるかに低いことが判明した。
全てのなかで最も重要なことには、溶媒としての少なくとも50%v/vのC1−C4カルボン酸C1−C6アルキルエステルの使用が、ハロゲン化溶媒によって達成されうるよりも、反応物及び生成物のはるかに良好な可溶化を可能にすることである。このことは結果として反応の効率を高める。
今までの同様なニトロ化の全てはハロゲン化溶媒中で行われていたので、本発明の利点が従来技術から予想されなかったのは当然と思われる。
任意のC1−C4カルボン酸C1−C6アルキルエステル又はその混合物を用いることができるが、短い鎖のアルキル基が好ましい。それ故、本発明のために好ましい溶媒はC1−C4カルボン酸のC1−C4アルキルエステル、例えばエチルエステル、プロピルエステル又はn−ブチルエステルである。この理由は、出発物質と生成物とを溶解するほど充分に極性の溶媒を用いることが必要であり、短い鎖のエステルの方が長い鎖のエステルよりも大きく極性であるからである。同様に、酢酸及びプロピオン酸のエステルはブタン酸エステルよりも適切であると考えられる。
好ましい溶媒は酢酸エチルと酢酸n−ブチル、特に酢酸n−ブチルを包含する。
本発明による方法に用いられる溶媒は、好ましくは少なくとも75%v/vのC1−C4カルボン酸C1−C6アルキルエステル、より好ましくは少なくとも90%v/vのC1−C4カルボン酸C1−C6アルキルエステルを含む。
本発明の方法を無水酢酸の存在中で行うならば、幾つかの利点が存在することが判明している。無水酢酸の、出発物質(例えば、式II化合物)に対するモル比率は好ましくは約1:1から約3:1までである。
反応温度は種々なモノニトロ化異性体の割合の決定に関係しており、反応温度が低くなるにつれて、より大きな割合の目的異性体が製造される。温度が一定レベル未満であるならば、必要な冷却度のために反応を操作することが明らかに商業的に実行不能になるので、反応温度は妥協である。本発明の方法のために好ましい温度範囲は約−15℃〜約15℃、好ましくは−10℃〜10℃、より好ましくは<0℃である。
溶媒の、出発物質、例えば式II化合物(存在する如何なる異性体をも含む)に対する重量比率が8.5:1以下であることも有利であると判明しており、この比率が1.5:1から4:1までであることが好ましい。
上述したように、この方法に用いられるニトロ化剤は硝酸と硫酸との混合物である。硝酸と硫酸との混合物(混合酸)は例えば約30%〜約45%の純粋硝酸、より典型的には約30%〜35%の純粋硝酸を含有することができる。
混合酸ニトロ化剤は約30分間から15時間までの期間にわたって反応混合物に典型的に加えられる。しかし、添加速度は選択される反応溶媒に応じて変化し、約1〜6時間にわたる、又は好ましくは2〜4時間にわたる添加が多くの溶媒にとって適当である。
これらの酸を反応混合物に連続的に加えることによって過剰ニトロ化のレベルをさらに減ずることができる。選択された溶媒中の出発物質、例えば式II化合物と酢酸との混合物に硫酸を加え、その後に硝酸を加えることが特に有利であると判明している。硫酸と硝酸との逐次添加を用いる場合には、硝酸は好ましくは≧90%濃度、例えば90〜97%濃度である。≧90%濃度の硝酸の使用は、例えば70%濃度の硝酸を用いた同様な反応よりも短い反応時間を要するという利点を有する。反応に用いられる硫酸:出発物質のモル比率は一般に1.5:1までであるが、0.1:1から0.3:1までの硫酸:出発物質の比率が好ましい。
本発明の方法を式Iの化合物の製造に用いる場合には、R2がクロロであり、R3がトリフルオロメチルであることが特に好ましい。特に好ましい式Iの化合物は、R1がCOOH又はCONHSO2CH3である化合物である。これらの化合物は5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)−2−ニトロ安息香酸(アシフルオルフェン(acifluorfen))と、5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)−N−メタンスルホニル−2−ニトロベンズアミド(ホメサフェン(fomesafen))であり、これらの両方共が強力な除草剤である。
アシフルオルフェンは、それ自体で除草剤である他に、ホメサフェン合成の中間体として役立つこともできる。それ故、本発明の他の態様によると、式Iの化合物がアシフルオルフェンであり、アシフルオルフェンをホメサフェンに転化させる工程をさらに含む、上述した方法を提供する。アシフルオルフェンをその酸塩化物に転化させ、この酸塩化物を次にメタンスルホンアミドと反応させて、ホメサフェンを得ることができ、これらの工程の両方を例えばEP−A−0003416に述べられている、慣用的な方法によって行うことができる。
本発明を次に下記実施例によって説明する、下記実施例では次の略号を用いる:
“混合酸”:33.4%の硝酸と66.6%の硫酸との混合物
収率と性質とに関する結果は表1に示す。エステル溶媒系の改良された溶液特性は表2に示す。
実施例
アセテートエステル溶媒中でのN−メタンスルホニル3−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)ベンズアミドの一般的ニトロ化方法
N−メタンスルホニル3−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)ベンズアミド(86%濃度、10g)をアセテートエステル溶媒(表1)中に溶解した。この溶液に、無水酢酸(表1)と硫酸(0.1g)とを加えた。反応塊(reaction mass)を0〜5℃に冷却し、混合酸(7.2g)をこの温度において効率的に撹拌しながら2時間にわたって加えた。生成物の、出発物質に対する比率が100:1以下になるまで、必要に応じて混合酸をさらに少量添加した。水(10g)を最終反応混合物に加えて、生ずる水性酸性相を分離した。溶媒相を水(50g)によって洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させて、N−メタンスルホニル 2−ニトロ−5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)ベンズアミド(表1)を得た。
実施例2
2−ニトロ−5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)安息香酸(アシフルオルフェン)を得るための3−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)安息香酸の一般的ニトロ化方法
3−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)安息香酸(86%濃度、10g)をアセテートエステル溶媒と無水酢酸(表1)との混合物中に必要に応じて穏やかに加温することによって溶解した。硫酸(0.1g)を加え、混合物を0〜5℃に冷却した。混合酸(6.3g)をこの温度において効率的に撹拌しながら2時間にわたって加えた。反応を完成させるために0〜5℃においてさらにある一定の期間経た後に、少量の水を加え、生ずる水性酸性相を分離した。溶媒相を水(14g)によって洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させて、2−ニトロ−5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)安息香酸(表1)を得た。
実施例3
硝酸/硫酸の分割添加を用いた、2−ニトロ−5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)安息香酸(アシフルオルフェン)を得るための3−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)安息香酸のニトロ化
無水酢酸(37.7g)を酢酸n−ブチル(85.8g)中の3−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)安息香酸(86%濃度、45g)に35℃において加えた。硫酸(98%、12.2g)を徐々に加え、混合物を0℃に冷却した。次に、硝酸(90%、10.4g)を、温度が−5℃〜0℃に維持されるように、3時間にわたって徐々に加えた。硝酸の添加の完了時に、反応を0℃の水(60g)によって停止した。混合物を50〜60℃に加温し、水層を除去した。溶媒層を60℃の水(2x100g)によって洗浄し、水層を除去した。溶媒と酢酸とを留去して、2−ニトロ−5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)安息香酸(85%)と、2’−ニトロ異性体(7.5〜8.5pph)と、全ジニトロ(〜0.5pph)とを得た。
表に用いた略号
ベンズアミド:N−メタンスルホニル3−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)ベンズアミド
安息香酸 :3−(2クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)安息香酸
EtAc :酢酸エチル
n−BuAc:酢酸n−ブチル
DCM :ジクロロメタン
EDC :1,2−ジクロロエタン
TCE :テトラクロロエタン
Claims (13)
- 式I:
[式中、R1は水素、又はC1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル若しくはC2〜C6アルキニル(これらのいずれもハロゲン及びヒドロキシから選択される1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又はCOOR4、COR6、CONR4R5又はCONHSO2R4であり;
R2は水素又はハロであり;
R3はC1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル若しくはC2〜C4アルキニル(これらのいずれも1個以上のハロゲン原子によって置換されていてもよい)又はハロであり;
R4とR5とは独立に水素又は、1個以上のハロゲン原子によって置換されていてもよいC1〜C4アルキルを表し;
R6はハロゲン原子又はR4基である]
で示される化合物の製造方法であって、
式II:
[式中、R1、R2及びR3は式Iに関して定義した通りである]
で示される化合物を、硝酸及び硫酸の混合物を含むニトロ化剤と反応させることを含み、ニトロ化が少なくとも50%v/vのC1〜C4カルボン酸のC1〜C6アルキルエステルを含む溶媒中で行われることを特徴とする、前記の方法。 - 溶媒がエチルエステル、プロピルエステル又はn−ブチルエステルである、請求項1に記載の方法。
- 溶媒が酢酸n−ブチルである、請求項2に記載の方法。
- 溶媒が少なくとも75%v/vの、C1〜C4カルボン酸のC1〜C6アルキルエステルを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- ニトロ化が無水酢酸の存在下で行われる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 硫酸及び硝酸が反応混合物に逐次加えられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
- 硝酸が≧90%濃度(strength)である、請求項6に記載の方法。
- 硫酸:出発物質の比率が0.1:1から0.3:1までである、請求項6又は7に記載の方法。
- 反応が−15℃〜15℃の温度において行われる、請求項1〜8のいずれかに1項に記載の方法。
- R2がクロロであり、R3がトリフルオロメチルである、請求項1に記載の方法。
- 式Iの化合物が5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)−2−ニトロ安息香酸(アシフルオルフェン)又は5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)−N−メタンスルホニル−2−ニトロベンズアミド(ホメサフェン)である請求項10に記載の方法。
- 式Iの化合物がアシフルオルフェンであり、アシフルオルフェンをホメサフェンに転化させる工程をさらに含む、請求項11に記載の方法。
- アシフルオルフェンをその酸塩化物に転化させる工程及び、この酸塩化物をメタンスルホンアミドと反応させて、ホメサフェンを得る工程を含む、請求項12に記載の方法。
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