JP4046667B2 - 給紙トレイ - Google Patents

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Description

本発明は、給紙トレイ自体に用紙束を持上げる機構を具えた給紙トレイにおいて、用紙が厚手の場合に、該トレイからの用紙のはみ出しを防止できるトレイに関するものである。
プリンターへの給紙は、プリンターにセットする給紙トレイによって行われている。
給紙トレイに収容した用紙束は、持上げ機構によって用紙引出し側が持ち上げられ、最上部の用紙がプリンター内の給紙ローラに当たる様になっている。
持上げ機構は、プリンター内に用紙の減りに応じて上昇するアームを設け、該アームをトレイの底を貫通してトレイ内に侵入させ、トレイ底部に設けた板状の持上げ部材を斜めに上昇させるもの(特許文献1)と、図2、図3に示す如く、トレイ自体に持上げ部材(2)を上向き付勢するバネ(4)を配備したものがある。
前者は、用紙持上げ機構が複雑となる。
後者は、トレイ本体(1)の底板(15)上に、前壁(11)(用紙引出し側の壁)に接近してバネ(4)を配備し、該バネ(4)に板状の持上げ部材(2)の自由端を被せ、該持上げ部材の基端をトレイ底板(15)に枢支するだけで済むため、構成を簡素化できる。
後者の給紙トレイは、図9(a)に示す如く、蓋体(3)を軸(33)を中心に回転させて閉じていくと、図9(b)に示す如く、蓋体(3)の自由端が用紙束(6)の用紙引き出し側端部をバネ(4)に抗して下方に押圧し、用紙束(6)全体をトレイ本体(1)に収容出来、最上部の用紙(61)の高さ位置が決まる。
この状態で、給紙トレイをプリンターにセットすれば、最上部の用紙(61)が、プリンター内の用紙引出しローラ(図示せず)に接し、該ローラの回転によってトレイから引き出される。
後者の給紙トレイの場合、蓋体(3)を閉じた際に、図10に示す如く、最上部の用紙(61)が位置ズレして、トレイ本体(1)の側壁(14)に載ってしまい、該用紙の引出し側縁が引出しローラに正しく引っ掛からず、給紙の失敗、プリンター内での紙詰まり等のトラブルを招来することがある。
用紙(61)の位置ズレの原因は次の通りである。
図9(a)に示す如く、用紙束(6)をトレイ本体(1)の持上げ部材(2)に載せたた状態では、バネ(4)力が用紙束(6)の重さに勝り、用紙束(6)は傾いて、用紙束(6)の用紙引出し側端部は、トレイ本体(1)から上方にはみ出し、反対側端部はトレイ本体(1)内に収まる。
上記状態のまま、図9(b)に示す如く、蓋体(3)を閉じると、蓋体(3)の自由端(20)が、用紙束(6)のトレイ本体(1)からはみ出ている端部を押圧する。用紙束(6)のはみ出し側には、用紙のズレを防ぐものが存在しないため、蓋体(3)を閉じる際の、力の入れ加減や、蓋体(3)を押す位置等により、蓋体(3)の自由端に均等に力が加わらない場合に、用紙(61)の位置ズレが生じ易い。
図10に示す如く、トレイ本体(1)の両側壁(13)(14)の内、一方の側壁(14)内面には、用紙束(6)を他方の側壁(13)に押し付けるための、付勢部材(5)(5)が設けられており、該付勢部材(5)の上端面に位置ズレした用紙(61)が載ってしまうことが多い。
尚、特許文献1の給紙トレイは、持上げ部材を上向き付勢するバネを有しておらず、プリンターに給紙トレイをセットするまでは、持上げ部材はトレイ底面に接している。このため、蓋体を閉じる前に、トレイ内に用紙束を完全に収容できるため、上記した蓋体を閉じる際の、用紙の位置ズレの問題は生じない。
特開平8−244995号公報
本発明は、トレイ本体の用紙収容部から厚手の用紙がはみ出たまま蓋体を閉じてしまうことを防止できる給紙トレイを提供することを課題とする。
本発明は、トレイ本体(1)と、該トレイ本体の底部に配備されトレイに収容される厚手の用紙の、用紙引出し側端部を持ち上げる持上げ部材(2)と、持上げ部材(2)を持ち上げ方向に付勢するバネ(4)と、回転して開閉可能にトレイ本体(1)に取り付けられ用紙引出し側が自由端となっている蓋体(3)とによって構成される給紙トレイにおいて、蓋体(3)の回転中心軸と直交する2つの側縁の内、一方の側縁に、トレイ本体(1)の用紙収容部からはみ出した用紙の端縁を押圧して該用紙を収容部内に納めるための突片(8)を設けている。更に、蓋体(3)の内面には用紙の持上げ側とは反対側を下向きに押圧可能に凸部(34)が形成され、蓋体(3)を閉じる途上で該凸部(34)が用紙を押さえ、蓋体(3)を閉じた状態では、蓋体(3)の自由端が用紙を押さえることができる。
トレイ本体(1)内で、最上部の用紙(61)が用紙収容部からはみ出し気味であると、蓋体(3)を閉じる途上で、蓋体(3)上の突片(8)が、はみ出し気味の用紙(61)の縁に当たって下向きに押す。用紙(61)は厚手であるから、その縁部が突片(8)によって上から押圧されると、該用紙(61)に対して、下段の用紙を滑って突片(8)から逃げる方向の力が作用する。これによって突片(8)に押圧された最上部の用紙(61)は、トレイ本体(1)の押圧側とは反対側の側壁(13)側に移動し該側壁(13)によって正しく位置決めされる。
蓋体(3)が閉じ終わる手前で、蓋体(3)の自由端が用紙を押さえるが、用紙は既に凸部(34)によって押さえられているため、蓋体(3)の自由端が用紙に当たっても、最上部の用紙が位置ズレすることは効果的に防止される。
用紙のはみ出し量が大きい場合、用紙は、はみ出し部分の上面に載ってしまって、用紙の位置矯正の役割は果たせない。しかし、蓋体を閉じる際に厚手の用紙が大きな抵抗となって、使用者に注意を喚起できる。これによって、用紙が正しくトレイにセットされないまま、トレイがプリンター等の機器本体に装填されることを防止できる。
図1は給紙トレイ、図2はその分解図である。
給紙トレイは、トレイ本体(1)と、該トレイ本体の底部に配備されトレイに収容される用紙束の、用紙引出し側端部を持ち上げる持上げ部材(2)と、持上げ部材(2)を持ち上げ方向に付勢するバネ(4)と、回転して開閉可能にトレイ本体(1)に取り付けられ用紙引出し側が自由端となっている蓋体(3)とによって構成される。
以下の説明で、「前」とは、トレイに収容された用紙束(6)に対する用紙引出し側である。
トレイ本体(1)は、前壁(11)、後壁(12)、左右の側壁(13)(14)及び底板(15)からなり、樹脂にて一体成形されている。
実施例のトレイ本体(1)は、長さ180mm、幅123mm(葉書サイズ)の用紙を収容できる大きさであり、前後に長い。
一方の側壁(14)には、トレイ本体(1)の用紙束を他方の側壁(13)に押圧可能な複数の付勢部材(5)が設けられている。
実施例の付勢部材(5)は、トレイ本体(1)と一体成形された板バネ片であり、側壁(14)内面より少し突出している。
両側壁(13)(14)の外面には、後記する蓋体(3)の脚片(32)(32)が嵌まる凹み段部(13a)(14a)が形成される。凹み段部(13a)(14a)は、側壁(13)(14)の上半分に位置し、前後に長く延びており、側壁(13)(14)の上端に開口している。
凹み段部(13a)(14a)の前後端は、トレイ本体(1)の前後壁(11)(12)に近い位置にある。
凹み段部(13a)(14a)の後部に、蓋体取付け用の軸孔(19)(19)が開設され、前部に蓋体ロック用の凹部(19a)が開設されている。
前壁(11)の両端には、後記する補助トレイ枠(7)が嵌まる切欠部(18)(18)が開設されている。前壁(11)の内面の左右2箇所に、上端が閉じた縦溝(17)(17)が開設されている。
底板(15)には、持上げ部材取付け用のU字状の2つの切込み(16)が、両端を前向きにして、後壁(12)寄りに開設されている。
図6(a)に示す如く、後壁(12)内面から切込み(16)の後端までの距離Lは、約45mm、これは、用紙の長さの1/4程度である。
底板(15)の前部には、前壁(11)に接近して左右2箇所に2つのバネ座(10)(10)が浅く凹設されている。
持上げ部材(2)は、前後に長い略矩形の板体であって、後端両側及び前端両側に爪片(21)(21)、(22)(22)を突設している。
図2、図6に示す如く、後端の爪片(21)は短く下向きに延び、更に後方に屈曲している。
前端の爪片(22)は短く下向きに延び、更に前方に屈曲している。
持上げ部材(2)は、後端の爪片(21)(21)を前記底板(15)のU字状切込み(16)(16)に嵌めて先端を底板(15)の下面に当てている。爪片(21)(21)が持上げ部材(2)の回動支点となる。
持上げ部材(2)の前端の爪片(22)(22)は、前記トレイ本体前壁(11)の縦溝(17)(17)に係入している。
トレイ本体底板(15)と持上げ部材(2)との間に、2つのコイルバネ(4)が介装される。バネ(4)の下端は、前記バネ座(10)に嵌まって位置ズレが防止されている。
持上げ部材(2)の爪片(22)が縦溝(17)の上端閉塞縁に当たって、持上げ部材(2)の上昇高さが規制される。
持上げ部材(2)の自由端は、トレイ本体(1)の前壁(11)の高さより少し低い位置にある。
図7に示す如く、トレイ本体(1)の前壁(11)、後壁(12)、付勢部材(5)及び付勢部材(5)とは反対位置の側壁(13)で囲まれる部分が大サイズ用紙の収容部となる。
尚、図7、図8は、上記バネ(4)を外して、持上げ部材(2)をトレイ本体(1)の底板(15)に密着させた状態を示している。
持上げ部材(2)が用紙束(6)を安定して支持するためには、持上げ部材(2)の幅長さは、前記トレイ本体(1)上の付勢部材(5)に干渉しない範囲で広幅とすることが望しい。
実施例では、トレイ本体(1)に、図7、図8に示す補助トレイ枠(7)を着脱可能に嵌めて、小サイズの用紙も使用可能としたため、持上げ部材(2)は、補助トレイ枠(7)に干渉しない大きさに形成されている。
図7に示す如く、補助トレイ枠(7)は、前枠部材(71)、後枠部材(72)及び両側枠部材(73)(74)によって構成される矩形の枠体である。
補助トレイ枠(7)の側枠部材(73)(74)の前部には、トレイ本体(1)の切欠部(18)の下縁が嵌まる切欠(73a)が開設されている。
又、一方の側枠部材(74)には、前記トレイ本体(1)の付勢部材(5)と同様にして、小サイズ用紙の束の側縁を他方の側枠部材(73)に押圧する板バネ状の複数の付勢部材(75)が設けられている。
図8に示す如く、補助トレイ枠(7)をトレイ本体(1)にセットした状態では、補助トレイ枠(7)の後枠部材(72)はトレイ本体後壁(12)内面に当たり、両側枠部材(73)(74)の前端は、トレイ本体前壁(11)の左右の切欠部(18)(18)に嵌まり、補助トレイ枠(7)の前枠部材(71)は、トレイ本体前壁(11)の外側に位置する。
補助トレイ枠(7)は、トレイ本体の付勢部材(5)によって、反対側の側壁(13)に押しつけられる。
補助トレイ枠(7)の外周壁高さは、トレイ本体外周の壁高さに揃う。
補助トレイ枠(7)の後枠部材(72)、付勢部材(75)、付勢部材(75)とは反対側の側枠部材(73)及びトレイ本体前壁(11)で囲まれる空間が、小サイズ用紙の収容部となる。
図2、図3、図4に示す蓋体(3)は、矩形の蓋板(31)の左右両側縁に前後に長い脚片(32)(32)を下向きに突設している。
脚片(32)の前端は、蓋板(31)の前端より後方に位置し、脚片(32)(32)の後部は蓋板(31)の後端より後方に延びている。
脚片(32)(32)の後端内面に蓋体(3)の回転中心軸となる丸軸(33)が突設され、該丸軸(33)が前記トレイ本体(1)の軸孔(19)に回動可能に嵌まる。
脚片(32)(32)の前端には、指掛かり凹み(38)が形成され、該凹み(38)の裏面には、突起(39)が突設されている。該突起(39)は、蓋体(3)を閉じる際に、トレイ本体(1)の側壁(13)(14)に当たって蓋体(3)の脚片(32)(32)を弾性変形させ、トレイ本体(1)の側壁(13)(14)に形成した凹部(19a)に嵌まって、蓋体(3)を閉じ状態に軟係止(ロック)できる。
蓋体(3)をロックしたとき、蓋板(31)はトレイ本体底板(15)と平行になり、蓋板(31)の高さはトレイ本体(1)の周囲の壁の高さに揃う。
又、蓋板(31)の自由端は、トレイ本体前壁(11)の前面から8mm程度後方に位置する。
本発明の特徴は、上記蓋体(3)の回転中心軸と直交する側縁の内、トレイ本体(1)の付勢部材(5)側の側縁寄りに、トレイ本体(1)内の用紙束(6)の内、収容部からはみ出た用紙(61)の縁部を押圧可能な突片(8)(8a)を下向きに突設した点である。
用紙束(6)の各用紙は上質紙で形成され、腰が強く葉書程度の厚みである。
突片(8)(8a)は、蓋体(3)の回転中心側と自由端の2箇所に設けられ、何れも脚片(32)よりも内側にて、該脚片(32)に接近して脚片(32)と平行に位置し、且つ、前記トレイ本体(1)の付勢部材(5)と干渉しない位置にある。
図4に示す如く、突片(8)(8a)と該突片から遠い側の脚片(32)との間隔Wは、用紙(61)の幅長さW1に、図2に示すトレイ本体(1)の凹み段部(13a)の壁厚みW2を加えた寸法より僅か、具体的には0.2〜0.5mm大である。
突片(8)(8a)の角部は丸く面取りされており、用紙に対する傷付きは防止される。
然して、蓋体(3)を開き、用紙束(6)を、その短手方向の端部をトレイ本体(1)の後壁(12)内面に当てて、持上げ部材(2)の上に載せる。
用紙束(6)の重量よりバネ(4)の力が勝り、用紙束(6)は、持上げ部材(2)の傾きに沿って傾く。即ち、用紙束(6)の後部は、トレイ本体(1)内に収まるが、前端はトレイ本体(1)から上方へはみ出る。このため、図5(a)に示す如く、最上部の用紙(61)が側方向に位置ズレしてトレイ本体(1)の用紙収容部がはみ出すことがある。
蓋体(3)を閉じると、閉じる途上で、先ず蓋体(3)上の回転中心側の突片(8)が、はみ出し気味の用紙(61)の縁に当たって下向きに押す。用紙(61)は厚手であるから、その縁部が突片(8)によって上から押圧されると、該用紙(61)に対して、下段の用紙を滑って矢印Aで示す様に突片(8)から逃げる方向の力が作用する。これによって突片(8)に押圧された最上部の用紙(61)は、トレイ本体(1)の押圧側の反対側の側壁(13)側に移動する。殆んどの場合、用紙(61)は該側壁(13)に当たって正しく位置決めされる。
上記動作でも正しく位置決めされない場合、図5(b)に示す如く、蓋体(3)の自由端側の突片(8a)が用紙の取出し側の側縁を下向きに押圧する。これにより、前記同様にして用紙(61)を矢印A方向に押す力が作用する。用紙(61)は押圧側の反対側の側壁(13)に移動し、該側壁(13)によって正しく位置決めされる。
用紙(61)のはみ出し量が大きい場合、突片(8)(8a)は、用紙のはみ出し部分の上面に完全に載ってしまって、用紙の位置矯正の役割は果たせない。しかし、蓋体(3)を閉じる際に、厚手の用紙(61)を曲げるための大きな抵抗が作用するため、使用者に注意を喚起できる。これによって、用紙が正しくトレイにセットされないまま、トレイがプリンターに装填されることを防止できる。
尚、蓋体(3)上に突設する突片(8)の個数、位置、前後方向の長さは、トレイ本体(1)の付勢手段(5)との干渉を避けるために実施例の様にしたが、付勢手段(5)の位置を変更を変更すれば、突片(8)の個数、位置、前後方向の長さを変更できる。例えば、蓋体(3)の側縁側の略中央部に、前後に長い1つの突片を突設することもできる。
図3に示す蓋体(3)内面の凸部(34)(35)(36)(37)は、トレイ本体(1)からの用紙のはみ出し防止のために、補助的に設けたものである。
実施例では、4つの凸部(34)(35)(36)(37)が、蓋体(3)の回転中心側から自由端側へ略等間隔に突設され、各凸部(34)(35)(36)(37)は、用紙の引出し方向と直交する方向に延びる突条体を呈している。
凸部(34)(35)(36)(37)は、蓋体(3)の回転中心に近い凸部ほど、突出高さが大きくなっており、蓋体(3)を閉じる途上で、蓋体(3)の回転中心に近い凸部から順に用紙を押さえることができる。
蓋体(3)を閉じる手前で蓋体(3)の自由端がバネ(4)に抗して用紙束の前部を下向きに押圧し、蓋体(3)を閉じ終えると、用紙束(6)を完全にトレイ本体(1)内に収容できる。
実施例では、用紙束(6)が完全にトレイ本体(1)内に収容された状態において、蓋体(3)の各凸部(34)(35)(36)(37)は、用紙とは接触しない様に、凸部(34)(35)(36)(37)の高さが決められている。
具体的には、凸部(34)(35)(36)(37)の高さは、4mm、2.5mm、2mm、1mmであり、凸部間の間隔は約20mm、最後部の最も突出高さの大きい凸部(34)からトレイ本体後壁(12)内面までまでの距離は42mm程度である。
各凸部(34)(35)(36)(37)は両端がトレイ本体側壁(13)(14)に接近している程、紙ズレ防止には望ましいが、実施例では、トレイ本体(1)に補助トレイ枠(7)を装着可能としたため、補助トレイ枠(7)に干渉しない長さとしている。
但し、補助トレイ枠(7)に、凸部(34)(35)(36)(37)を逃がす、溝、凹み部等を形成しておけば、凸部(34)(35)(36)(37)をトレイ本体側壁(13)(14)に接近して延ばすことが可能となる。
実施例では、一部の凸部(35)は、その端部が補助トレイ枠(7)の付勢部材(75)(75)間の逃がし部(76)に侵入する長さに形成されている。
凸部(34)(35)(36)(37)は、用紙への傷付けを防止するため、両端を含む各角部が丸く面取りされている。
蓋体(3)を閉じる途上で、蓋体(3)の凸部(34)(35)(36)(37)の内、蓋体(3)の回転中心に最も近い凸部(34)が用紙束(6)の後部を下向きに押圧する。
用紙束(6)の後部は、トレイ本体(1)内に嵌まり込んでおり、凸部(34)で用紙束(6)の後部を下向きに押圧にしても、用紙が位置ズレし難い。
蓋体(3)が閉じ方向に回転するに従って、蓋体(3)の回転中心から近い順に凸部(35)(36)(37)が順に用紙束(6)を押圧し、用紙束(6)は後部側から徐々にトレイ本体(1)内に嵌まり込む。
蓋体(3)が閉じ終わる手前で、蓋体(3)の自由端(20)が用紙束(6)を押さえるが、用紙束(6)は既に凸部(34)(35)(36)(37)によって押さえられているため、蓋体(3)の自由端が用紙束(6)に当たっても、最上部の用紙(61)が位置ズレすることは効果に防止される。
実施例では、蓋体(3)を閉じ状態にロックした状態で、凸部(34)(35)(36)(37)は用紙束(6)から離れて、用紙束(6)を押圧していないため、最上部の用紙(61)を引出しローラで引き出す際に、引出し抵抗が増すことはない。
凸部(34)(35)(36)(37)の形状、大きさ、配置、個数は、トレイの大きさ、用紙の種類等に応じて、適宜設計変更できる。要は、凸部によって蓋体(3)の自由端が用紙束(6)を押さえる前に、用紙束(6)の後部、即ち、トレイ本体(1)に嵌まり込んでいる後端側を押圧できれば良い。
蓋体(3)の蓋板後部に用紙束(6)を押圧可能な1つの凸部(34)を設けるだけでも、用紙ズレ防止に効果がある。
又、凸部を蓋体(3)の前後方向に長い突条体とし、該突条体を蓋体(3)の回転中心側から蓋体(3)の自由端へ徐々に低くなる様にすれば、前記同様に用紙ズレ防止に効果がある。用紙の左右両端側を押圧可能に、該突条体を蓋体(3)の左右両端寄りに複数条設けることにより、一層用紙ズレ防止に効果的である。
トレイ本体(1)に補助トレイ枠(7)を装着して小サイズの用紙を給紙する場合でも、上記同様にて、用紙ズレ防止に効果がある。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば、本発明の給紙トレイは、プリンターに限らず、複写機の給紙トレイ等、給紙する相手装置を撰ばない。
給紙トレイの斜面図である。 給紙トレイの分解斜面図である。 蓋体を斜め下方から見た斜面図である。 蓋体の底面図である。 a図は、トレイ本体の収容部から用紙がはみ出た状態の平面図で、b図ははみ出しが少し矯正された状態の平面図、c図は、用紙が正しく収まった状態の平面図である。 a図は、用紙束の後端側を蓋体の凸部で押圧している状態の説明図、b図は、蓋体の自由端で用紙束の前端側を押圧している状態の説明図である。 トレイ本体と補助トレイ枠の斜面図である。 トレイ本体に補助トレイ枠を装着した状態の斜面図である。 a図は、従来例において、用紙束を持上げ部材に載せた状態の説明図で、b図は、蓋体で用紙束を押圧して、トレイ本体に用紙束を収容した状態の説明図である。 トレイ本体に対して用紙が位置ズレした状態の平面図である。
符号の説明
1 トレイ本体
21 持上げ部材
3 蓋体
31 蓋板
34 凸部
4 バネ
7 補助トレイ枠
8 突片

Claims (4)

  1. トレイ本体(1)と、該トレイ本体の底部に配備されトレイに収容される厚手の用紙の、用紙引出し側端部を持ち上げる持上げ部材(2)と、持上げ部材(2)を持ち上げ方向に付勢するバネ(4)と、回転して開閉可能にトレイ本体(1)に取り付けられ用紙引出し側が自由端となっている蓋体(3)とによって構成される給紙トレイにおいて、蓋体(3)の回転中心軸と直交する2つの側縁の内、一方の側縁に、トレイ本体(1)の用紙収容部からはみ出した用紙の端縁を押圧して該用紙を収容部内に納めるための突片(8)を設け、蓋体(3)の内面には用紙の持上げ側とは反対側を下向きに押圧可能に凸部(34)が形成され、蓋体(3)を閉じる途上で該凸部(34)が用紙を押さえ、蓋体(3)を閉じた状態では、蓋体(3)の自由端が用紙を押さえることができる給紙トレイ。
  2. 突片(8)は蓋体(3)の回転中心に接近した位置に設けられている請求項1に記載の給紙トレイ。
  3. 蓋体(3)の回転中心に接近した位置と、蓋体の自由端側とに突片(8)(8a)が設けられている請求項1に記載の給紙トレイ。
  4. トレイ本体(1)の側壁(14)内面には、蓋体(3)上の突片(8)(8a)と干渉しない位置に用紙の端縁に対向して付勢部材(5)が配備されている請求項1乃至3の何れかに記載の給紙トレイ。
JP2003304447A 2003-06-10 2003-08-28 給紙トレイ Expired - Fee Related JP4046667B2 (ja)

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