JP4043880B2 - ブックケース - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、箱とブックカバーが一体となったブックケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、販売促進等のため、本に付録を付けて販売することが行われている。本に付録を添付するための具体的手法としては、段ボール等の綴じ込み、シュリンク、同時結束を利用したものなどがある。これらの手法は、段ボールの綴じ込みは本が開きにくく、シュリンクや同時結束は、中身の確認がしづらいという問題がある。
【0003】
近年では、付録の大型化に伴い、ブックカバーにサック箱を備えたブックケースを利用して、サック箱に付録を入れて、本を販売することが行われており、従来の手法に比べ、改善がなされてきている。
【0004】
図1に、このようなサック箱を有するブックケースの一例を示す。図8(a)は従来のブックケースの展開図である。図8(a)において、1は底板、2は天板、3は側板、4は前板、5は後板、6は小フラップ、7は差込フラップ、8は糊代片、9は背表紙板、10は表紙板である。図8(a)の展開図で示されるブックケースを組み立てた場合の外観図を図8(b)に示す。図8(b)に示した底板1、天板2、側板3、前板4、後板5、小フラップ6、差込フラップ7、糊代片8によってサック箱が構成され、表紙板10には、出来本80の表紙81が貼着される。図8(b)におけるH−H線断面図を図8(c)に示す。図8(c)に示すように、出来本80の表紙81のみが表紙板10に貼着されることにより出来本80がブックケースに固定されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のブックケースでは、表紙板に出来本(冊子)を貼り込むようになっているため、糊が必要となる、貼り込むために手間がかかる、きれいに剥がすには高価な剥離糊が必要となる、本が厚い場合には貼り込み強度が足りない等の問題がある。
【0006】
上記のような点に鑑み、本発明は、本を固定するための糊や剥離するための剥離糊が不要であると共に、厚い冊子を添付可能なブックケースを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、ブックケースを、サック箱を構成する基材と同一基材により表紙板、折返板、糊代片を形成して成り、前記折返板を折り返して糊代片で表紙板と折返板を固着することにより、サック箱側に本の表紙を差し込むための開口を有する表紙保持部が設けられ、前記サック箱は、天板および底板を有しており、閉じた際に天板と本が向き合う状態となり、前記天板には、前記表紙保持部と前記サック箱とが延在する方向に、本の裏表紙を挿入するためのスリットが形成されている構成としたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、表紙板側に折返板を設け、この折返板と表紙板により形成される保持部により、本の表紙を保持するようにしたので、本をブックケースに固定するための糊や剥離するための剥離糊が不要であると共に、厚い冊子を容易にブックケースに添付可能となる。
【0009】
また、本発明によれば、サック箱の天板にスリットを有する構成としたので、本の裏表紙を固定することも可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本第1の実施形態によるブックケースを図1に示す。図1(a)は本第1の実施形態によるブックケースの展開図、図1(b)は、図1(a)に示したブックケースを組み立てた状態の外観図、図1(c)は、図1(b)のA−A線における断面図である。図1(a)において、11は折返板、12a、12bは糊代片、1は底板、2は天板、3は側板、4は前板、5は後板、6は小フラップ、7は差込フラップ、8は糊代片、9は背表紙板、10は表紙板である。底板1から糊代片8は、サック箱を構成するためのものであり、背表紙板9を介して表紙板10と繋がっている。背表紙板9の幅(図面中、左右方向)は、ブックカバーを閉じたときにきれいに収まるように、本の厚みを考慮して、側板3の幅よりも広くなっている。この底板1から表紙板10までの構成は、従来のものと全く同じであり、本実施形態の特徴は、表紙板10の先に折返板11、糊代片12a、12bが繋がった構成となっている点である。なお、図1(a)に示した展開図で示すブックケースは1枚の用紙を打ち抜き加工することにより形成されている。ここで、用紙は、天間製紙株式会社製「GOD−F」(310g/m2)などのボード紙を使用している。
【0011】
図1(a)の展開図で示したブックケースは、各板、フラップ、糊代片の間を全て谷折することにより、図1(b)に示したような外観を呈するブックケースが形成される。なお、サック箱70形成の際、糊代片8には糊付けが行われた後、底板1の左端に貼着される。また、糊代片12a、12bにも糊付けが行われた後、糊代片12a、12bをそれぞれ、表紙板10の上端、下端に貼着することにより、表紙保持部が形成される。表紙保持部はサック箱70側(図中右側)に開口が設けられることになるため、出来本の表紙が、サック箱70側から挿入されることにより、本が固定されることになり、ブックケースとしての役割を果たす。図1(b)の展開図は、ブックケースの組み立て後、表紙保持部に、出来本の表紙を挿入することにより、出来本を固定した状態を示している。図1(b)におけるA−A線に沿う断面図を図1(c)に示す。図1(c)を見ると良くわかるように、表紙81が表紙板10と折返板11の間に差し込まれた状態となっている。
【0012】
(第2の実施形態)
本第2の実施形態によるブックケースを図2に示す。図2(a)は本第2の実施形態によるブックケースの展開図、図2(b)は、図2(a)に示したブックケースを組み立てた状態の外観図、図2(c)は、図2(b)のB−B線における断面図である。図2(a)において、21は折返板、22は糊代片、23は保持片である。なお、その他第1の実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。第2の実施形態の特徴は、表紙板10の上側に折返板21が設けられており、糊代片22が表紙板10の下側に設けられており、保持片23が表紙板10の左側に設けられている点である。なお、図2(a)に示した展開図で示すブックケースも1枚の用紙を打ち抜き加工することにより形成されている。
【0013】
図2(a)の展開図で示したブックケースも、各板、フラップ、糊代片の間を全て谷折することにより、図2(b)に示したような外観を呈するブックケースが形成される。糊代片22には糊付けが行われた後、折り返された折返板21に貼着することにより、表紙保持部が形成される。表紙保持部はサック箱70側(図中右側)に開口が設けられることになるため、出来本80の表紙81が、サック箱70側から挿入されることにより、本が固定されることになり、ブックケースとしての役割を果たす。表紙保持部のサック箱70と反対側(図中左側)は、保持片23を表紙板10と折返板21との間に差し込むことにより出来本を抑えることができる。図2(b)におけるB−B線に沿う断面図を図2(c)に示す。図2(c)を見ると良くわかるように、表紙81が表紙板10と折返板21の間に差し込まれ、保持片23に保持された状態となっている。図2においては、表紙板10と折返板21の幅は同一で示したが、折返板21の幅は、保持片23が外れない範囲で小さくすることができる。言い換えれば、保持片23の幅に応じて折返板21の幅を変化させることができる。なお、第2の実施形態においては、保持片23を設けない構成とすることもできる。この場合は、表紙板10と折返板21の幅を同一とすることが好ましい。
【0014】
(第3の実施形態)
本第3の実施形態によるブックケースを図3に示す。図3(a)は本第3の実施形態によるブックケースの展開図、図3(b)は、図3(a)に示したブックケースを組み立てた状態の外観図、図3(c)は、図3(b)のC−C線における断面図である。図3(a)において、31は折返板、32a、32bは糊代片である。なお、その他上述の他の実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。第3の実施形態の特徴は、折返板31、糊代片32a、32bが、第1の実施形態に示した折返板11、糊代片12a、12bに比べてその幅が短くなっている点である。なお、図3(a)に示した展開図で示すブックケースも1枚の用紙を打ち抜き加工することにより形成されている。
【0015】
図3(a)の展開図で示したブックケースは、各板、フラップ、糊代片の間を全て谷折することにより、図3(b)に示したような外観を呈するブックケースが形成される。第1の実施形態と同様、糊代片32a、32bに糊付けが行われた後、糊代片32a、32bをそれぞれ、表紙板10の上端、下端に貼着することにより、表紙保持部が形成される。表紙保持部はサック箱70側(図中右側)に開口が設けられることになるため、出来本の表紙が、サック箱70側から挿入されることにより、本が固定されることになり、ブックケースとしての役割を果たす。図3(b)の展開図は、ブックケースの組み立て後、表紙保持部に、出来本80の表紙を挿入することにより、出来本80を固定した状態を示している。図3(b)におけるC−C線に沿う断面図を図3(c)に示す。図3(c)を見ると良くわかるように、本80の表紙81が表紙板10と折返板31の間に差し込まれた状態となっている。第1の実施形態と第3の実施形態の違いとしては、第3の実施形態の方が保持部の左右方向の幅が狭くなるため、基材として用いる紙が少ないため、コストが低くなると共に本の表紙の挿入がし易いという利点がある。反面、第1の実施形態には、挿入した本の表紙が、第3の実施形態に比べて外れ難いという利点がある。
【0016】
(第4の実施形態)
本第4の実施形態によるブックケースを図4に示す。図4(a)は本第4の実施形態によるブックケースの展開図、図4(b)は、図4(a)に示したブックケースを組み立てた状態の外観図、図4(c)は、図4(b)のD−D線における断面図である。図4(a)において、41は折返板、42は糊代片である。なお、その他上述の他の実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。第4の実施形態の特徴は、第3の実施形態において糊代片が32a、32bの2つあるのに対して、糊代片が42の1つだけである点である。なお、図4(a)に示した展開図で示すブックケースも1枚の用紙を打ち抜き加工することにより形成されている。
【0017】
図4(a)の展開図で示したブックケースは、各板、フラップ、糊代片の間を全て谷折することにより、図4(b)に示したような外観を呈するブックケースが形成される。第3の実施形態と同様、糊代片42に糊付けが行われた後、糊代片42を、表紙板10の下端に貼着することにより、表紙保持部が形成される。表紙保持部はサック箱70側(図中右側)および上側に開口が設けられることになるため、出来本80の表紙81が、サック箱70側もしくは上側から挿入されることにより、本が固定されることになり、ブックケースとしての役割を果たす。図4(b)の展開図は、ブックケースの組み立て後、表紙保持部に、出来本80の表紙81を挿入することにより、出来本80を固定した状態を示している。図4(b)におけるD−D線に沿う断面図を図4(c)に示す。図4(c)を見ると良くわかるように、本80の表紙81が表紙板10と折返板41の間に差し込まれた状態となっている。第3の実施形態と第4の実施形態の違いとしては、第4の実施形態の方が糊代片が少ないため、基材として用いる紙が少なく、また、糊付および貼着工程も1つ少ないため、コストが低くなるという利点がある。さらに、サック箱側だけでなく上側も開いているため本の表紙の挿入がし易いという利点がある。反面、第3の実施形態には、挿入した本の表紙が、第4の実施形態に比べて外れ難いという利点がある。
【0018】
(第5の実施形態)
本第5の実施形態によるブックケースを図5に示す。図5(a)は本第5の実施形態によるブックケースの展開図、図5(b)は、図5(a)に示したブックケースを組み立てた状態の外観図、図5(c)は、図5(b)のE−E線における断面図である。図5(a)において、51は折返板、52は糊代片、53a、53bはスリットである。なお、その他上述の他の実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。第5の実施形態の特徴は、天板2に2本のスリット53a、53bが設けられている点である。このスリット53a、53bにより天板2は天板2a、天板2b、天板2cに区分される。なお、上述の他の実施形態と異なり、前板4、後板5、差込フラップ7が底板1でなく天板2側に設けられているのは、スリット53a、53bに本の裏表紙を挟んだ際に、本が外れないように固定するためである。なお、本の保持部は、第4の実施形態と同様、折返板51と糊代片52で形成するようになっているが、これは一例であり、第1から第4の実施形態に示すような保持部であっても良い。なお、図5(a)に示した展開図で示すブックケースも1枚の用紙を打ち抜き加工することにより形成されている。
【0019】
図5(a)の展開図で示したブックケースも、各板、フラップ、糊代片の間を全て谷折することにより、図5(b)に示したような外観を呈するブックケースが形成される。糊代片52には糊付けが行われた後、第4の実施形態と同様、糊代片52に糊付けが行われた後、糊代片52を、表紙板10の下端に貼着することにより、表紙保持部が形成される。表紙保持部はサック箱70側(図中右側)および上側に開口が設けられることになるため、出来本80の表紙81が、サック箱70側もしくは上側から挿入されることにより、本が固定されることになり、ブックケースとしての役割を果たす。図5(b)の展開図は、ブックケースの組み立て後、表紙保持部に、出来本80の表紙81を挿入すると共に両スリット53a−53b間に裏表紙82を挿入することにより、出来本80を固定した状態を示している。図5(b)に示すように、天板2に設けられたスリット53a、53bはサック箱70上部(図中手前方向)に位置することになる。第5の実施形態では、上述の他の実施形態と異なり、裏表紙82をスリット53a、53bを利用して固定することができる。このため、より外れ難いブックカバーとしての役割を果たす。図5(b)におけるE−E線に沿う断面図を図5(c)に示す。図5(c)を見ると良くわかるように、本80の表紙81が表紙板10と折返板51の間に差し込まれた状態となっている。また、本80の裏表紙82がスリット53aとスリット53bにより分けられる天板2bと天板2a、2cにより挟まれた状態となっている。
【0020】
(第6の実施形態)
本第6の実施形態によるブックケースを図6に示す。図6(a)は本第6の実施形態によるブックケースの展開図、図6(b)は、図6(a)に示したブックケースを組み立てた状態の外観図、図6(c)は、図6(b)のF−F線における断面図である。図6(a)において、61は折返板、62は糊代片である。なお、その他上述の他の実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。第6の実施形態の特徴は、折返板61の幅は表紙板10と同一であるが、長さ(図面中、上下方向)が短い点と、糊代片62の幅が表紙板および折返板61に比べて短い点である。なお、図6(a)に示した展開図で示すブックケースも1枚の用紙を打ち抜き加工することにより形成されている。
【0021】
図6(a)の展開図で示したブックケースは、各板、フラップ、糊代片の間を全て谷折することにより、図6(b)に示したような外観を呈するブックケースが形成される。糊代片62には、糊付けが行われた後、糊代片62を表紙板10の下端に貼着することにより、表紙保持部が形成される。表紙保持部はサック箱70側(図中右側)および上側に開口が設けられることになるため、出来本80の表紙81が、サック箱70側もしくは上側から挿入されることにより、本80が固定されることになり、ブックケースとしての役割を果たす。図6(b)の展開図は、ブックケースの組み立て後、表紙保持部に、出来本80の表紙81を挿入することにより、出来本を固定した状態を示している。図6(b)におけるF−F線に沿う断面図を図6(c)に示す。図6(c)を見ると良くわかるように、本80の表紙81が表紙板10と折返板61の間に差し込まれた状態となっている。上述の他の実施形態と比べると、基材として用いる紙が少なく、糊付および貼着工程も1つ少ないため、コストが低くなるという利点がある。さらに、サック箱側だけでなく上側も開いているため本の表紙の挿入がし易いという利点がある。
【0022】
(第7の実施形態)
本第7の実施形態によるブックケースを図7に示す。図7(a)は本第7の実施形態によるブックケースの展開図、図7(b)は、図7(a)に示したブックケースを組み立てた状態の外観図、図7(c)は、図7(b)のG−G線における断面図である。図7(a)において、aは穴、bは塩ビシートである。なお、その他上述の他の実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。第7の実施形態の特徴は、天板2に抜き加工を行って穴aを設け、穴aを覆うようにして塩ビシートbを設けた点にある。その他は、基本的には第1の実施形態と同じである。なお、図7(a)に示した展開図で示すブックケースは、1枚の用紙を打ち抜き加工した後、穴a部分に、塩ビシートbを貼ることにより形成される。また、塩ビシートbを穴a部分に貼り付ける代わりに、穴aの抜き加工を行った後、PP(ポリプロピレン)加工を用紙全体に施しても良い。
【0023】
図7(a)の展開図で示したブックケースは、各板、フラップ、糊代片の間を全て谷折することにより、図7(b)に示したような外観を呈するブックケースが形成される。本を保持するための構造は、基本的に第1の実施形態と同じであるが、サック箱70の構造が異なる。図7(b)の展開図は、ブックケースの組み立て後、表紙保持部に、出来本80の表紙81を挿入することにより、出来本を固定した状態を示している。図7(b)において、実線で示した窓aの周囲の点線は塩ビシートbの端が存在する部分を示す。図7(b)に示すようにサック箱70の組み立て時には、塩ビシートbはサック箱70の内側に位置することになる。図7(b)におけるG−G線に沿う断面図を図7(c)に示しておく。第7の実施形態は、上述の他の実施形態と異なり、サック箱70の中身である付録を、穴aを介すことにより、箱を開けることなく確認できる。付録本体が透明フィルム等で保護されていれば、塩ビシートbを窓貼したり、PP加工を行う必要はない。なお、穴aを覆って貼り付けるシートは塩ビシートに限らず、透明フィルムであれば良い。
【0024】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記第1、第7の実施形態では、糊代片12a、12bを折返板11側に設けたが、表紙板10側に設けるようにしても良いし、どちらか一方を折返板11側に設け、もう一方を表紙板10側に設けるようにしても良い。同様に、第3の実施形態においても、糊代片32a、32bを表紙板10側に設けるか、折返板31側と表紙板10側に1つづつ設けるようにしても良い。また、第4、第5、第6の実施形態においても、糊代片を表紙板10側に設けるようにしても良い。
【0025】
また、上記第1、第2、第3、第4、第6、第7の実施形態では、前板4、後板5、差込フラップ7を底板1側に設けた構成としたが、天板2側に設けた構成としても良いし、前板4もしくは後板5のどちらか一方を底板1側に設け、もう一方を天板2側に設けた構成としても良い。
【0026】
また、上記第7の実施形態では、穴aおよび塩ビシートbを天板2側に設けた構成としたが、底板1側に設けた構成としても良い。また、第7の実施形態は、穴aおよび塩ビシートbを、第1の実施形態に追加する形で設けたものであるが、同様に、第2、第3、第4、第6の実施形態における天板2または底板1に穴aおよび塩ビシートbを設ける構成としても良い。第5の実施形態に追加することも可能であるが、その場合は、底板1に穴aおよび塩ビシートbを設けることになる。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、ブックケースを、サック箱を構成する基材と同一基材により表紙板、折返板、糊代片を形成して成り、前記折返板を折り返して糊代片で表紙板と折返板を固着することにより、サック箱側に本の表紙を差し込むための開口を有する表紙保持部を設けた構成としたので、本をブックケースに固定するための糊や剥離するための剥離糊が不要であると共に、厚い冊子を容易にブックケースに添付可能となるという効果を奏する。また、サック箱の天板に複数のスリットを有する構成とした場合には、本の裏表紙を固定することも可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブックケースの第1の実施形態を示す図である。
【図2】本発明に係るブックケースの第2の実施形態を示す図である。
【図3】本発明に係るブックケースの第3の実施形態を示す図である。
【図4】本発明に係るブックケースの第4の実施形態を示す図である。
【図5】本発明に係るブックケースの第5の実施形態を示す図である。
【図6】本発明に係るブックケースの第6の実施形態を示す図である。
【図7】本発明に係るブックケースの第7の実施形態を示す図である。
【図8】従来のブックケースを示す図である。
【符号の説明】
1・・・底板
2・・・天板
3・・・側板
4・・・前板
5・・・後板
6・・・小フラップ
7・・・差込フラップ
8、12、22、32、42、52、62・・・糊代片
9・・・背表紙板
10・・・表紙板
11、21、31、41、51、61・・・折返板
23・・・保持片
70・・・サック箱
80・・・出来本
81・・・表紙
82・・・裏表紙
a・・・穴
b・・・塩ビシート
Claims (4)
- サック箱を構成する基材と同一基材により表紙板、折返板、糊代片を形成して成り、前記折返板を折り返して糊代片で表紙板と折返板を固着することにより、サック箱側に本の表紙を差し込むための開口を有する表紙保持部が設けられ、
前記サック箱は、天板および底板を有しており、閉じた際に天板と本が向き合う状態となり、前記天板には、前記表紙保持部と前記サック箱とが延在する方向に、本の裏表紙を挿入するためのスリットが形成されていること
を特徴とするブックケース。 - 前記糊代片は前記折返板に設けられており、前記糊代片を前記表紙板に貼着することにより前記表紙保持部を形成することを特徴とする請求項1に記載のブックケース。
- 前記糊代片は前記表紙板に設けられており、前記糊代片を前記折返板に貼着することにより前記表紙保持部を形成することを特徴とする請求項1に記載のブックケース。
- 前記スリットは、前記天板において、前記表紙保持部と前記サック箱とが延在する方向に対して鉛直方向に二本形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のブックケース。
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