JP2003312165A - 収納部付きブックカバーと収納部付き本 - Google Patents

収納部付きブックカバーと収納部付き本

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JP2003312165A
JP2003312165A JP2002116646A JP2002116646A JP2003312165A JP 2003312165 A JP2003312165 A JP 2003312165A JP 2002116646 A JP2002116646 A JP 2002116646A JP 2002116646 A JP2002116646 A JP 2002116646A JP 2003312165 A JP2003312165 A JP 2003312165A
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book
cover
magazine
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thickness
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JP2002116646A
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Shunji Yano
俊二 矢野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細長い形状のおまけ等を書籍・雑誌に添付で
きる収納部付きブックカバーと収納部付き本を提供す
る。 【解決手段】 本発明の収納部付きブックカバー1は、
書籍・雑誌におまけ、付録4を添付するためのブックカ
バーであって、表紙31と裏表紙32を覆う紙材料の表
紙または裏表紙部分から延長した部分を折り畳んで、書
籍・雑誌の厚みDと同程度の厚みからなる細長の箱体状
に形成した収納部2を、書籍・雑誌の小口33に沿うよ
うに形成したことを特徴とする。収納部2は書籍・雑誌
の天もしくは地部、または背部に沿って取り付けてもよ
い。また、収納部を別工程で製造して背部等に貼着した
形態であっても良い。本発明の収納部付き本は、当該ブ
ックカバーにおまけ、付録4を収納し、書籍・雑誌に装
着した本に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は収納部付きブック
カバーと当該ブックカバーを書籍・雑誌に装着し、おま
け、付録を収納した収納部付き本に関する。従って、本
発明の利用分野は書籍や雑誌の製造、加工、販売、ある
いは書籍の出版の分野である。
【0002】
【従来技術】出版分野において雑誌・書籍の付録添付の
規制緩和から、書籍、雑誌におまけや付録、見本、試供
品、現物サンプルを添付する様々な商品形態が行われる
ようになってきている。このおまけ、付録等はある程度
の厚みがあるため、おまけ、付録の保護及び出来本輸送
時の安定化のためおまけ、付録等の厚みと同等以上の厚
みを有する専用ホルダーが必要となっていた。そこで、
ダンボール合紙やスチレンボード等を使い、これらを何
枚か重ねて接着して厚みを出し、さらに打ち抜き加工し
て開口を設け、当該開口内におまけ、付録等を収納し
て、本体である書籍・雑誌と一体にして流通過程にのせ
ることが行われている。しかし、おまけや付録が鉛筆や
ボールペン、あるいはストラップのような細長な物品で
ある場合は、それを収納するために書籍・雑誌と同一の
面積を使用するのは無駄が多い。製本コストも増大し読
み難いという問題もある。一方、収納部を設けないで書
籍や雑誌に差し込んだり、ひもで吊るしたりするのでは
紛失し易く、また、製品への装着も手間がかかり輸送時
も不便である。
【0003】また一方、おまけや付録と書籍・雑誌を一
体にしてシュリンク包装したり紐掛けする方法も行われ
ている。しかし、シュリンク包装は本をくるんでしまう
ため、立ち読みができず、せっかくのおまけや付録、あ
るいは本文を読者に見せることができず、購買意欲を低
下させるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
書籍・雑誌の輸送や販売にも便利であり、細長の物品で
あるおまけ、付録を紛失しないで取り扱いでき、かつ読
者の購買意欲を増進できる書籍・雑誌の形態を研究し本
発明の完成に至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨の第1は、書籍・雑誌におまけ、付録を
添付するためのブックカバーであって、表紙と裏表紙を
覆う紙材料の表紙または裏表紙の先端部分から延長した
部分を折り畳んで、書籍・雑誌の厚みと同程度の厚みか
らなる細長の箱体状に形成した収納部を、書籍・雑誌の
小口に沿うように形成したことを特徴とする収納部付き
ブックカバー、にある。
【0006】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第2は、書籍・雑誌におまけ、付録を添付するためのブ
ックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料の表紙
または裏表紙の天部または地部分から延長した部分を折
り畳んで、書籍・雑誌の厚みと同程度の厚みからなる細
長の箱体状に形成した収納部を、書籍・雑誌の天部また
は地部に沿うように形成したことを特徴とする収納部付
きブックカバー、にある。
【0007】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第3は、書籍・雑誌におまけ、付録を添付するためのブ
ックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料の背部
に連接する部分を折り畳んで、書籍・雑誌の厚みと同程
度の厚みからなる細長の箱体状に形成した収納部を、書
籍・雑誌の背部の外面に沿うように形成したことを特徴
とする収納部付きブックカバー、にある。
【0008】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第4は、書籍・雑誌におまけ、付録を添付するためのブ
ックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料の表紙
または裏表紙の先端部分に、書籍・雑誌の厚みと同程度
の厚みからなる細長の箱体状に形成した収納部を、書籍
・雑誌の小口に沿うように貼着したことを特徴とする収
納部付きブックカバー、にある。
【0009】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第5は、書籍・雑誌におまけ、付録を添付するためのブ
ックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料の表紙
または裏表紙の天部または地部に、書籍・雑誌の厚みと
同程度の厚みからなる細長の箱体状に形成した収納部
を、書籍・雑誌の天部または地部に沿うように貼着した
ことを特徴とする収納部付きブックカバー、にある。
【0010】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第6は、書籍・雑誌におまけ、付録を添付するためのブ
ックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料の背部
に、書籍・雑誌の厚みと同程度の厚みからなる細長の箱
体状に形成した収納部を、書籍・雑誌の背部の外面に沿
うように貼着したことを特徴とする収納部付きブックカ
バー、にある。
【0011】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第7は、書籍・雑誌におまけ、付録を添付するためのブ
ックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料の背部
に、書籍・雑誌の厚み内に収まる程度の厚みからなる細
長の箱体状に形成した収納部を、書籍・雑誌の背部の内
面に沿うように貼着したことを特徴とする収納部付きブ
ックカバー、にある。
【0012】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第8は、本発明のブックカバーを書籍・雑誌に装着し、
おまけまたは付録を収納したことを特徴とする収納部付
き本、にある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の収納部付きブックカバー
は、各種の実施形態があるので、以下、図面を参照して
順次説明することとする。図1は、収納部付きブックカ
バーの第1の実施形態を示す図である。図1(A)は書
籍・雑誌に収納部付きブックカバーを装着し表紙31を
開いて立てた状態の斜視図、図1(B)は横置きした場
合の断面図である。図2は、第2の実施形態、図3は、
第3の実施形態を示す斜視図である。
【0014】第1の実施形態では、収納部付きブックカ
バー1は、通常の書籍・雑誌の表紙に被せた形態になっ
ていて、書籍・雑誌の本体部3の表紙31または裏表紙
32を覆う部分の延長部分に収納部2が形成されてい
る。図1の場合は、ブックカバー1の裏表紙32を覆う
部分の裏表紙先端の延長部に収納部2が形成されている
が、表紙31側の延長部に設けても良い。表紙31側に
は折り返し片13が付いているが、裏表紙32側には収
納部2が付くので折り返し片を設けられない。この状態
ではブックカバー1を裏表紙32に被せる状態にはなら
ない。従って、必要な場合はブックカバー1の裏表紙側
の天地部に折り返し片を設けてもよい。
【0015】図1(B)のように、収納部2の厚みd
は、書籍・雑誌の本体部3とほぼ同程度の厚みDに形成
し、長さL1は書籍・雑誌の天地の寸法S1と実質的に
同一とする。収納部の幅wは任意にできる。おまけ、付
録が筆記具等の場合は厚みdと同程度にするが、平板状
の物品の場合は幅wを大きくする。収納部2の天部分と
地部分、またはいずれか一方には、おまけ、付録を取り
出すための取り出し用の差込み片21とサイドフラップ
22,23が設けられている。また、収納部2に開口8
または透明窓を設けておけば、おまけ、付録を覗き見る
ことができる。透明窓の場合は、開口を打ち抜いた後、
透明フィルム等を当該部分に貼着する。
【0016】図2は第2の実施形態であるが、収納部2
は、ブックカバー1の裏表紙側の地部35部分に設けら
れている。収納部2を天部34部分に設ける形態であっ
ても良い。天地の場合は、表紙に被せる部分が先端部に
有るので天と地の双方に収納部2を設けることもでき
る。収納部2を表紙31側に設けても良いのも勿論であ
る。第1の実施形態と複合した形で3け所の収納部を設
けることができる。第2の実施形態の場合も、収納部2
の厚みdは書籍・雑誌の本体部3の厚みとほぼ同程度に
形成される。長さL2は書籍・雑誌の幅S2と同程度か
やや短かめにする。第2の実施形態の場合は、ブックカ
バーの左右両端が自由端になるので表紙と裏表紙に被せ
る折り返し片を設けることができる。
【0017】図3の第3の実施形態では、収納部2は、
ブックカバー1の背部6に設けられている。ブックカバ
ー1の背部6に連接する紙材料を立方形状に折り畳ん
で、背部6に平行して沿うように形成する。背部6と収
納部2間には溝部7ができるが、この部分は糊付けして
接着しても良いし、糊付けしないで自由に屈曲できる状
態にしておいても良い。あるいは溝部7の裏表紙32と
接する部分にミシン目線を入れてブックカバー1から切
り取りできるようにしておいても良い。ミシン目線を入
れられることは第1、第2の実施形態の場合も同様であ
る。
【0018】次に、第1、第2、第3の実施形態のブッ
クカバーを紙材料から形成する方法について説明する。
図4は第1の実施形態、図5は第2の実施形態。図6は
第3の実施形態を紙材料から打ち抜いた場合の展開図で
ある。図4のように収納部付きブックカバー2は、比較
的硬質の紙材料5に折り線51〜64を入れると同時に
周囲の打ち抜き加工を行う。一点鎖線81,82は糊付
け部2の領域を示すが折り線を設ける意味ではない。折
り返し片14,15を設ける場合は、裏表紙に被せて保
持することができる。
【0019】この打ち抜き紙を、折り線51部分を山折
り、52,53,54,55,56,57,63,64
部分を谷折りし、糊付け部1と糊付け部2の間を接着剤
や両面接着テープで貼り合わせれば、収納部付きブック
カバー1が完成する。ブックカバーの長さL1は書籍・
雑誌の本体部分と同程度の長さにする。一点鎖線82と
折り線55の間(裏表紙に対面する部分)を裏表紙32
の幅よりも広くすれば、書籍・雑誌の本体部3の小口と
収納部2間の間隙を広くできるが、通常は0.1〜2m
m程度に密接させるのが好ましい。折り返し片14,1
5は無くてもブックカバーの体裁を保てるが、設ける場
合は裏表紙をしっかり保持できる。折り返し片14,1
5はのど(背部に近い部分)部に余り接近させない方が
雑誌・本体にカバーを取り付け易くなる。天地の差込み
片のある開口部分も同様に折り畳みするがおまけ、付録
を収納した後の開口部の糊付けは必要により行う。
【0020】図5の第2の実施形態の場合は、収納部が
ブックカバーの下辺または上辺に沿って形成される。表
紙側に設けてもよいのは前記のとおりである。この場合
も折り目線51〜57,66を前記のように折り曲げ
て、糊付け部1と糊付け部2との間を貼着する。図5に
おいて、ブックカバー1の表紙側下辺は収納部を覆う長
さL3に形成されているが、書籍・雑誌の本体部に等し
い長さのものであってもよい。
【0021】図6は、第3の実施形態であるが、図6
(B)は折り畳んだ場合の断面を模式的に示している。
第3の実施形態の場合は、収納部がブックカバーの背部
に隣接して紙材料5に形成されている。図6においてブ
ックカバーの裏表紙に対面する部分(折り目線66,5
1間)の紙材料をパネルとし、順次右にパネル、
、、、、とした場合、ブックカバーの紙材料
を折り畳んだ場合は、図6(B)の状態になる。と
のパネルは対面し、その間に溝部7が形成される。溝部
7内を接着剤で固定しても良いし、固定しないで矢印Y
の先端部分で屈曲できる自由な状態であっても良いこと
は前記のとおりである。自由な状態にする場合は、と
のパネルの双方に書籍・雑誌の背にタイトルを印刷す
ることができ、矢印Yの先端部分にミシン目線を入れて
置けば収納部2を切り離すこともできる。切り離す場合
は表紙側と裏表紙側が分離しないように溝部7の底面と
パネルまたは間を接着剤で固定するか、粘着テープ
9で内面側を補強することが好ましい。
【0022】収納部2の厚みは、本誌の束厚に本誌の表
紙、裏表紙の厚みを加えた厚みにできるだけ近いこと
が、輸送や販売時の荷崩れを防止して好ましい。通常、
活版輪転×4台で、ザラ紙やラフ紙の51g/m2 程度
のもの64枚=128ページで、8〜10mm程度の束
厚にすることができるが、本誌のページ数や紙質を勘案
して設計寸法を予め定める必要がある。
【0023】このように、本発明の第1、第2、第3実
施形態の収納部付きブックカバー1は、収納部2がブッ
クカバーと連接する一体の紙材料で形成されているの
で、印刷、打ち抜き、折り加工を一連の作業で製造でき
る利点がある。したがって、製造工程で各種の材料を集
める必要がなく、工程を単純化することができる。
【0024】図7は、本発明の第4、第5の実施形態を
説明する図である。本発明の第4、第5の実施形態で
は、収納部10とブックカバー12を別工程で製造し、
ブックカバーの表紙または裏表紙の小口側先端部に延長
して、またはブックカバーの天部または地部に平行し
て、収納部10を貼着することにより、上記第1、第2
に近似した形態の収納部付きブックカバーを作製する。
【0025】まず、図7(A)のように貼着片11付き
収納部10を製作する。この材料は紙材料であってもよ
く、プラスチック成形品その他の材料であっても良い。
この貼着片11付き収納部10の貼着片11を、図7
(B)のように、裏表紙側の糊付け部121に貼着すれ
ば、図1図示に近似した収納部付きブックカバー(第4
の実施形態)になり、天部の糊付け部122に貼着すれ
ば天部34に収納部10を有するブックカーバー(第5
の実施形態)が完成する。
【0026】図8は、本発明の第6、第7の実施形態を
説明する図である。図8(A)は外面に貼着する場合、
図8(B)は内面に貼着する場合を示している。本発明
の第6、第7の実施形態では、第4、第5の実施形態と
同様に、収納部10とブックカバー12を別工程で製造
し、ブックカバーの背部の外面(第6の実施形態)また
は内面(第7の実施形態)に、収納部10を貼着するこ
とにより収納部付きブックカバーを作製する。これらの
実施形態では図7(A)の貼着片11はなくても良く、
収納部10に両面テープあるいは接着剤を使用して直接
貼着することができる。あるいは収納部10を背部外面
に貼着する場合は、図8(B)のように両側に貼着片1
1を有するものであってもよい。第6の実施形態は、図
3の溝部7を有しないが、図3図示の第3実施形態に近
似した形態の収納部付きブックカバーとなる。
【0027】第4〜第7の実施形態において、取り出し
用の差込み片を設けることや、開口や透明窓を設けられ
るのは第1〜第3の実施形態と同様である。もっとも、
第5の実施形態では、表紙または裏表紙先端の折り返し
片に重ねて貼着片11付き収納部10を貼り付けること
もできるので、天地の折り返し片を別に設けなくてもよ
い。これらの場合も輸送や販売の便利のためには書籍・
雑誌の本体部と同程度の厚みに形成することが好まし
い。ただし、収納部10はブックカバーとは別工程で製
造するので、自由な形状に製作でき、細長の立方体形状
に限らず円柱状や多角形状、その他の形状に形成するこ
ともできる。
【0028】ブックカバーに使用する材料は、立ち上が
りのしっかりした専用紙の使用が好ましい。通常、カー
ド紙、コートカード紙、アートポスト紙等を使用する
が、パルプ配合や表面加工を選択することにより、折
り、割れ、引っ張り等の強度および印刷適性の優れたP
OP−UP専用紙も好ましく使用できる。
【0029】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例1を図
1,図4を参照して説明する。ザラ紙51g/m2 に活
版輪転で印刷し、B6版208ページの雑誌本文を別途
製本した。また、表紙、裏表紙には、トップコート紙1
28g/m2 を使ってオフセット輪転印刷を行った。こ
の雑誌本文を重ね合わせて丁合し背部を無線綴じし、別
に印刷して準備した表紙を貼り合わせた後、三方を断裁
して雑誌の本体部3を完成した。
【0030】別に、収納部付きブックカバー用に、アー
トポスト紙(王子製紙株式会社;四六版/240kgの
もの)を使用し、印刷後、打ち抜きを行い、図4のよう
に、折り線を形成した。収納部を図1のように裏表紙側
の先端部分に設けるようにし、各折り線に沿って折り曲
げ、糊付け部1、2間を貼着した。厚みd、幅wは共に
15mmとなるようにした。また、雑誌本体部の縦寸法
182mmに対し、ブックカバーの縦寸法も同一にし
た。
【0031】(実施例2)以下、本発明の実施例2を図
8を参照して説明する。B6版208ページの雑誌本文
は実施例1と同様に製本し、別に、ブックカバー用に、
アートポスト紙(王子製紙株式会社;四六版/240k
gのもの)を使用し、印刷後、打ち抜き折り線を形成
し、ブックカバー12を準備した。収納部10をアート
ポスト紙(王子製紙株式会社;四六版/240kg)を
使用して図8のように細長の立方体状に形成した。収納
部10の厚みd、幅wは共に14mmとなるようにし、
雑誌本体部の縦寸法182mmに対し、ブックカバーお
よび収納部10の縦寸法も同一にした。貼着片を設けず
取り出し用の差込み片を天部に設けた。この収納部10
をブックカバー12の内面側(雑誌本文側)に両面接着
テープを用いて貼着して収納部付きブックカバーが完成
した。
【0032】このように、本発明の収納部付き本は、収
納部2が書籍・雑誌の本体部と同程度の厚みに形成され
ているので、書籍・雑誌を販売時に平面に積み重ねて
も、いずれか片方のかさが高くなって崩れるような状態
にならない利点がある。輸送時の場合も同様である。収
納部を背部の内面に貼着する第7の実施形態では収納部
が目立たないという利点がある。
【0033】以上、具体的実施例を図面等を参照して説
明したが、本発明の収納部付きブックカバーや収納部付
き本は図示した実施形態に限定されるものではなく、収
納部と書籍・雑誌の本文とが異なるサイズの場合にも適
用できる。さらに、本願明細書では、おまけと付録とい
う用語を用いているが、「見本」や「試供品」、あるい
は「サンプル」等のように単に用語を置き換えた実施品
が本発明に該当することは勿論のことである。
【0034】
【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明によれ
ば以下の効果が得られる。本発明の収納部付きブックカ
バーは筆記具やストラップ等の棒状やひも状の物品をお
まけや付録、現物サンプル、見本等として、書籍や雑誌
に添付する際に取り扱い易く好適に使用できる。おまけ
等を書籍と一体にできるので、輸送や販売時点で紛失す
ることを防止できる。収納部が書籍とほぼ同程度の厚み
に形成されているので、ブックカバー付き本の輸送や販
売の際、書籍の集積が崩れるようなことがない。おまけ
や付録を書籍・雑誌の厚み方向に添付することが無いの
で、本の結束部数を多くすることができ、物流時の荷重
を本自体が受けることが無く、過度のパッケージを必要
としない。また、本の一部をケース化(収納部)してい
るので、本文と同時に結束する必要がなく顧客が本を見
開いて読む(立ち読みする)ことができるので、店頭に
おいて購買意欲を増進する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 収納部付きブックカバーの第1の実施形態を
示す図である。
【図2】 同第2の実施形態を示す斜視図である。
【図3】 同第3の実施形態を示す断面図である。
【図4】 第1の実施形態を紙材料から打ち抜いた場合
の展開図である。
【図5】 第2の実施形態を紙材料から打ち抜いた場合
の展開図である。
【図6】 第3の実施形態を紙材料から打ち抜いた場合
の展開図である。
【図7】 同第4、第5の実施形態を説明する図であ
る。
【図8】 同第6、第7の実施形態を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 収納部付きブックカバー 2 収納部 3 書籍・雑誌の本体部 4 おまけ、付録 5 紙材料 6 背部 7 溝部 8 開口または透明窓 9 粘着テープ 10 収納部 11 貼着片 12 ブックカバー 13,14,15,16 折り返し片 21,24 差込み片 22,23,25,26 サイドフラップ 31 表紙 32 裏表紙 33 小口 34 天部 35 地部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書籍・雑誌におまけ、付録を添付するた
    めのブックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料
    の表紙または裏表紙の先端部分から延長した部分を折り
    畳んで、書籍・雑誌の厚みと同程度の厚みからなる細長
    の箱体状に形成した収納部を、書籍・雑誌の小口に沿う
    ように形成したことを特徴とする収納部付きブックカバ
    ー。
  2. 【請求項2】 書籍・雑誌におまけ、付録を添付するた
    めのブックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料
    の表紙または裏表紙の天部または地部分から延長した部
    分を折り畳んで、書籍・雑誌の厚みと同程度の厚みから
    なる細長の箱体状に形成した収納部を、書籍・雑誌の天
    部または地部に沿うように形成したことを特徴とする収
    納部付きブックカバー。
  3. 【請求項3】 書籍・雑誌におまけ、付録を添付するた
    めのブックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料
    の背部に連接する部分を折り畳んで、書籍・雑誌の厚み
    と同程度の厚みからなる細長の箱体状に形成した収納部
    を、書籍・雑誌の背部の外面に沿うように形成したこと
    を特徴とする収納部付きブックカバー。
  4. 【請求項4】 収納部が付いた表紙または裏表紙の天地
    部に折り返し片を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の収納部付きブックカバー。
  5. 【請求項5】 収納部が0.1〜2.0mm以内の距離
    で書籍・雑誌の小口に沿って密接するようにして形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の収納部付きブ
    ックカバー。
  6. 【請求項6】 収納部が0.1〜2.0mm以内の距離
    で書籍・雑誌の天部または地部に沿って密接するように
    して形成されていることを特徴とする請求項2記載の収
    納部付きブックカバー。
  7. 【請求項7】 収納部が0.1〜2.0mm以内の距離
    で背部に沿って密接するようにして形成されていること
    を特徴とする請求項3記載の収納部付きブックカバー。
  8. 【請求項8】 書籍・雑誌におまけ、付録を添付するた
    めのブックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料
    の表紙または裏表紙の先端部分に、書籍・雑誌の厚みと
    同程度の厚みからなる細長の箱体状に形成した収納部
    を、書籍・雑誌の小口に沿うように貼着したことを特徴
    とする収納部付きブックカバー。
  9. 【請求項9】 書籍・雑誌におまけ、付録を添付するた
    めのブックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材料
    の表紙または裏表紙の天部または地部に、書籍・雑誌の
    厚みと同程度の厚みからなる細長の箱体状に形成した収
    納部を、書籍・雑誌の天部または地部に沿うように貼着
    したことを特徴とする収納部付きブックカバー。
  10. 【請求項10】 書籍・雑誌におまけ、付録を添付する
    ためのブックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材
    料の背部に、書籍・雑誌の厚みと同程度の厚みからなる
    細長の箱体状に形成した収納部を、書籍・雑誌の背部の
    外面に沿うように貼着したことを特徴とする収納部付き
    ブックカバー。
  11. 【請求項11】 書籍・雑誌におまけ、付録を添付する
    ためのブックカバーであって、表紙と裏表紙を覆う紙材
    料の背部に、書籍・雑誌の厚み内に収まる程度の厚みか
    らなる細長の箱体状に形成した収納部を、書籍・雑誌の
    背部の内面に沿うように貼着したことを特徴とする収納
    部付きブックカバー。
  12. 【請求項12】 収納部を貼着した表紙または裏表紙の
    天地部に折り返し片を設けたことを特徴とする請求項8
    記載の収納部付きブックカバー。
  13. 【請求項13】 収納部の天部または地部または双方に
    おまけ、付録の取り出し用の差込み片を設けたことを特
    徴とする請求項1、請求項3、請求項8、請求項10、
    請求項11記載の収納部付きブックカバー。
  14. 【請求項14】 収納部の右端または左端または双方に
    おまけ、付録の取り出し用の差込み片を設けたことを特
    徴とする請求項2または請求項9記載の収納部付きブッ
    クカバー。
  15. 【請求項15】 収納部に開口または透明窓が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項14記載
    の収納部付きブックカバー。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし請求項15記載のブッ
    クカバーを書籍・雑誌に装着し、おまけまたは付録を収
    納したことを特徴とする収納部付き本。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140153A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Susumu Sakamoto 突出型表示具
KR100732406B1 (ko) * 2005-11-11 2007-06-29 남영희 물품수납용 용기를 내장한 책
KR100850291B1 (ko) * 2006-12-01 2008-08-04 최덕환 노트
JP2017042943A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社日本能率協会マネジメントセンター 手帳カバー

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