JP4043864B2 - 表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置等の非発光表示装置、有機EL発光素子等を用いた発光表示装置等の表示装置に関するものである。詳細には、表示領域内に、非発光表示領域と発光表示領域とが併設されている表示装置の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話をはじめとして、携帯情報端末(PDA:Personal Data Assistant) 等が広く普及している。これに伴い、これらの端末に搭載される情報表示用のディスプレイの開発が近年、非常に盛んになっている。
【0003】
上記ディスプレイは、非発光表示装置と発光表示装置とに大別される。前者は、光変調素子により太陽光、室内光、バックライト又はフロントライト等の外部光源からの光を変調して表示を行なうものであり、この代表として液晶表示素子が知られている。一方、後者は、外部光源を必要とせず、発光素子が自ら発光することにより表示を行なうものであり、この代表としてEL(Electro Luminescence)が非常に注目されている。以下、これらの表示装置について、さらに詳細に説明を行なう。
【0004】
先ず、外部光源を利用する非発光表示装置である透過型液晶表示装置では、バックライトを光源としているので、消費電力の増加及び形状の拡大となり携帯用には課題を残していた。そこで、上記課題の一つである消費電力を抑えるために、液晶層の下部電極をアルミニウム等の光を反射する金属にて形成することにより光源として太陽光や室内灯等の外光を利用する反射型液晶表示装置が開発されている。しかし、この反射型液晶表示装置は、外光を利用するため暗い場所での使用には難があった。
【0005】
こうした問題を解決するため、液晶層の下部電極をハーフミラーにて形成し、明るい環境下ではバックライトを使わないで反射型表示を行ない、暗い場所ではバックライトを点灯して透過型表示を行なう半透過型表示装置が開発された。しかしながら、上記半透過型表示装置では、光を反射する部分と光を透過する部分との相反する特性を用いるため、光利用効率が低く消費電力低減のための決定的な改善には至っていない。
【0006】
こうした問題を解決するため、本発明者らは、明るい環境下ではバックライトを使用しない反射型として用いることができる一方、暗い場所ではバックライトを点灯して透過型として用いることのできる液晶表示装置を考案した(特開平11−101992号公報〔公開日:平成11(1999)年4月13日〕参照)。この液晶表示装置は、膜厚を薄くして半透過性を持たせた反射板を用いる従来の液晶表示装置とは異なり、液晶表示装置における各表示画素を反射領域と透過領域との2つの領域に分割している。すなわち、上記液晶表示装置では、各表示画素の一つの領域として反射電極を形成して反射領域とする一方、各表示画素の他の領域には透過電極を形成して透過領域としている。また、反射領域の液晶層の厚みと透過領域の液晶層の厚みとを異ならせている。これにより、反射領域及び透過領域の各々の領域にて最適な明るさを実現することが可能となっている。
【0007】
しかしながら、上記の画素分割型の液晶表示装置では、各画素の全領域に対してバックライト光を後方から照射する一方、このバックライト光が利用されるのは各画素の透過領域のみである。したがって、バックライト光の利用効率が低いという課題を有していた。特に、反射電極の領域比率が高い場合には必然的に透過領域が狭くなるので、バックライト光の利用効率が低くなる。
【0008】
そこで、上記画素分割型の液晶表示装置に対してそのバックライト光の利用効率を高めるものとして、例えば、特開2001−66593号公報〔公開日:平成13(2001)年3月16日〕に開示された画素分割型の液晶表示装置がある。この液晶表示装置100では、図10に示すように、先ず、液晶パネル101における各画素102…に配された反射電極103の一部に透過開口部104…を設けることにより、画素分割型の液晶表示装置としている。また、この液晶表示装置100では、バックライトとして有機EL素子110からなる発光素子を用いる一方、この有機EL素子110の発光部111…を、各画素102…の全領域に配置するのではなく、透過開口部104…に対応する領域にのみ配置している。これにより、パターン化した有機EL素子をバックライトとして組み合わせるので、光の利用効率を向上させ、消費電力の低減を図ることができるものとなっている。
【0009】
一方、発光表示装置の代表である上記有機EL発光素子を使った表示装置は、薄型、軽量の特徴を持ち、発光素子であるため液晶表示装置のようにバックライトが不要で暗い環境でも使用が可能となり、しかも、出射した光の略全てを表示に用いるため光利用効率も高い。しかしながら、この有機EL発光素子を用いた表示装置は、常に発光する必要があり、特に明るい環境下で表示品位を上げるには発光量を増す必要があるため、低消費電力化には難があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、液晶表示装置と有機EL表示装置ではそれぞれ薄型、軽量といった特徴を持つとともに、明るい場所では反射型液晶表示装置が消費電力には有効である一方、暗い場所では光利用効率及び形状から有機EL表示装置が有効である。したがって、1枚の基板上に液晶表示素子と有機EL表示素子とを形成することによって、それぞれの欠点を補い、様々な環境下で最適な表示を行なうことが考えられる。
【0011】
しかしながら、上記の表示装置において、1枚の基板上に液晶表示素子と有機EL表示素子とを単純に形成すると、基板内の配線や駆動回路が複雑になり、製造時の歩留まりやコスト等が問題となる。
【0012】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、2つの表示素子を表示領域内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置及びその駆動方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の参考に係る表示装置は、表示領域内に、第1の電気光学素子により外光を反射させて表示を行なう第1表示領域と、第2の電気光学素子により表示を行なう第2表示領域とが併設されている一方、互いに対向してなる第1基板と第2基板とを備え、上記第1の電気光学素子及び第2の電気光学素子はいずれも上記第1基板と第2基板との間に設けられているとともに、マトリクス状に配された上記各表示領域を、上記第1の電気光学素子及び第2の電気光学素子にて駆動するための各データ信号線及び各走査信号線が互いに共用されている。
【0014】
上記の構成によれば、第1の電気光学素子及び第2の電気光学素子はいずれも上記第1基板と第2基板との間に設けられているので、表示装置の厚さを薄くすることができる。
【0015】
ところで、各表示領域毎に、第1の電気光学素子と第2の電気光学素子とを併設した場合に、一般的には、その駆動回路として第1の電気光学素子用駆動回路と第2の電気光学素子用駆動回路との両方が必要であり、回路構成が複雑となることが予想される。
【0016】
しかし、上記構成では、マトリクス状に配された上記各表示領域を、上記第1の電気光学素子及び第2の電気光学素子にて駆動するための各データ信号線及び各走査信号線が互いに共用されている。したがって、第1の電気光学素子を駆動するためのデータ信号線及び走査信号線にて第1の電気光学素子を駆動することができる。このことは、データドライバ及びゲートドライバ等の各ドライバを共通化したことにもなる。この結果、データ信号線及び走査信号線を増加することなく、第1の電気光学素子及び第2の電気光学素子の各表示を行なうことができる。
【0017】
したがって、2つの表示素子を表示領域内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置を提供することができる。
【0018】
本発明の参考に係る表示装置は、表示領域内に、光変調素子が外光を反射させて表示を行なう非発光表示素子からなる第1表示領域と、発光素子が直接変調し表示を行なう発光表示素子からなる第2表示領域とが併設されている一方、互いに対向してなる第1基板と第2基板とを備え、上記光変調素子及び発光素子はいずれも上記第1基板と第2基板との間に設けられているとともに、マトリクス状に配された上記各表示領域を上記光変調素子及び発光素子にて駆動するための各データ信号線及び各走査信号線が互いに共用されている。
【0019】
上記の構成によれば、光変調素子及び発光素子はいずれも上記第1基板と第2基板との間に設けられているので、表示装置の厚さを薄くすることができる。
【0020】
また、発光素子は前方に向けて自ら発光して直接的に表示するので、従来のように、発光素子をバックライトやフロントライトとして使用するものではない。したがって、光の利用効率を高めることができる。
【0021】
ところで、各表示領域毎に、光変調素子と発光素子とを併設した場合に、一般的には、その駆動回路として光変調素子用駆動回路と発光素子用駆動回路との両方が必要であり、回路構成が複雑となることが予想される。
【0022】
しかし、上記構成では、マトリクス状に配された上記各表示領域を、上記光変調素子及び発光素子にて駆動するための各データ信号線及び各走査信号線が互いに共用されている。したがって、光変調素子を駆動するためのデータ信号線及び走査信号線にて発光素子を駆動することができる。このことは、データドライバ及びゲートドライバ等の各ドライバを共通化したことにもなる。この結果、データ信号線及び走査信号線を増加することなく、光変調素子及び発光素子の各表示を行なうことができる。
【0023】
したがって、2つの表示素子を表示領域内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置を提供することができる。
【0024】
本発明の表示装置は、上記課題を解決するために、表示領域内に、光変調素子が外光を反射させて表示を行なう非発光表示素子からなる第1表示領域と、発光素子が直接変調し表示を行なう発光表示素子からなる第2表示領域とが併設されている一方、互いに対向してなる第1基板と第2基板とを備え、上記光変調素子及び発光素子はいずれも上記第1基板と第2基板との間に設けられ、発光素子を駆動すべく電圧を電流に変換する電圧電流変 換手段が設けられているとともに、マトリクス状に配された上記各表示領域を上記光変調素子にて駆動するための複数のデータ信号線及び各走査信号線が格子状に設けられ、上記走査信号線からの走査線信号によって選択された非発光表示素子に与えられるデータ信号線からのデータ線信号が、上記電圧電流変換手段にも与えられることによって、発光素子に流れる電流が変化し、上記発光素子の発光量が調整されることを特徴としている。
【0025】
上記の発明によれば、光変調素子及び発光素子はいずれも上記第1基板と第2基板との間に設けられているので、表示装置の厚さを薄くすることができる。
【0026】
また、発光素子は前方に向けて自ら発光して直接的に表示するので、従来のように、発光素子をバックライトやフロントライトとして使用するものではない。したがって、光の利用効率を高めることができる。
【0027】
ところで、各表示領域毎に、光変調素子と発光素子とを併設した場合に、一般的には、その駆動回路として光変調素子用駆動回路と発光素子用駆動回路との両方が必要であり、回路構成が複雑となることが予想される。
【0028】
しかし、本発明では、マトリクス状に配された上記各表示領域を上記光変調素子にて駆動するための各データ信号線及び各走査信号線に駆動信号を印加することにより、発光素子が駆動可能となっている。より具体的には、発光素子を駆動すべく電圧を電流に変換する電圧電流変換手段が設けられ、上記走査信号線からの走査線信号によって選択された非発光表示素子に与えられるデータ信号線からのデータ線信号が、上記電圧電流変換手段にも与えられることによって、上記発光素子の発光量が調整されるようになっている。したがって、光変調素子を駆動するためのデータ信号線及び走査信号線にて発光素子を駆動することができる。このことは、データドライバ及びゲートドライバ等の各ドライバを共通化したことにもなる。この結果、データ信号線及び走査信号線を増加することなく、光変調素子及び発光素子の各表示を行なうことができる。
【0029】
したがって、2つの表示素子を表示領域内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置を提供することができる。
【0030】
本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、上記光変調素子を駆動するスイッチング素子である光変調素子用トランジスタのドレイン電極が、上記電圧電流変換手段としての発光素子用トランジスタのゲート電極に接続され、該ゲート電極に上記データ線信号が供給されることによって、上記発光素子に駆動電流が流れるように、上記発光素子が上記発光素子用トランジスタのドレイン電極またはソース電極に接続されていることを特徴としている。
【0031】
すなわち、発光素子は、一般的に、電流によって駆動される。一方、光変調素子を駆動するスイッチング素子である光変調素子用トランジスタのドレイン電極には、一般的に電圧が印加される。
【0032】
そこで、本発明では、ドレイン電極を電圧電流変換手段に接続し、この電圧電流変換手段にて電圧を電流に変換することによって、確実に発光素子を発光させることができる。
【0033】
本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、上記発光素子用トランジスタの閾値電圧は、光変調素子の駆動電圧よりも大きいことを特徴としている。
【0034】
上記の発明によれば、発光素子を駆動するための上記発光素子用トランジスタの閾値電圧は、光変調素子の駆動電圧よりも大きい。したがって、光変調素子を駆動するときには、発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも小さい駆動電圧をデータ線信号に印加する一方、発光素子を駆動するときには発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きい駆動電圧をデータ線信号に印加することによって、発光素子も発光させることができる。
【0035】
すなわち、本発明では、発光素子の発光素子用トランジスタの閾値電圧を制御することによって、反射型表示と発光型表示とが容易に選択できる。この結果、確実に回路構成が複雑になるのを防止して、一つの走査信号線及びデータ信号線にて光変調素子及び発光素子を駆動することができる。
【0036】
本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、上記光変調素子を駆動するときには、上記データ線信号の駆動電圧を上記発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも小さくする一方、上記発光素子を駆動するときには、上記データ線信号の駆動電圧を上記発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きくすることを特徴としている。
【0037】
上記の発明によれば、光変調素子を駆動するときには、発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも小さい駆動電圧をデータ線信号に印加する一方、発光素子を駆動するときには発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きい駆動電圧をデータ線信号に印加することによって、発光素子も発光させることができる。
【0038】
この結果、確実に回路構成が複雑になるのを防止して、一つの走査信号線及びデータ信号線にて光変調素子及び発光素子を駆動することができる。
【0039】
本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、光変調素子の特性がノーマリーホワイトであることを特徴としている。
【0040】
すなわち、前述の発明では、発光素子を駆動するときには光変調素子も駆動することになる。したがって、両者が駆動されるので、光変調素子の駆動時における表示状態が白表示であれば、光変調素子の白表示と発光素子の発光表示とにより、1画素におけるコントラストが低下する。
【0041】
この点、本発明では、光変調素子の特性がノーマリーホワイトとなっている。このことは、光変調素子に電圧を印加しない状態においては、第1表示領域は白表示である一方、光変調素子に電圧を印加したときには、反射率がゼロとなって第1表示領域は黒表示となる。また、データ信号線からの光変調素子への電圧印加は大きくなるほど黒表示を行なう。
【0042】
したがって、発光素子を駆動するときには、上述のように、光変調素子は駆動状態であり、しかもその表示は黒である。
【0043】
この結果、発光素子の表示領域である第2表示領域の周りは黒表示となるので、発光素子を発光駆動することによるコントラストの低下を防止することができる。
【0044】
本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、光変調素子は、液晶表示素子からなっていることを特徴としている。
【0045】
上記の発明によれば、光変調素子は、液晶表示素子からなっている。したがって、容易に、2つの表示素子を表示領域内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置を提供することができる。
【0046】
本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、外光反射性を有する画素電極が設けられ、かつこの画素電極に対向する対向電極が上記第2基板側における表示領域の全面に設けられるとともに、光変調素子による表示を行なうときには対向電極の電位に対して光変調素子が駆動される一方、発光素子により表示を行なうときには基準電極の電位に対して発光素子が駆動されることを特徴としている。
【0047】
すなわち、液晶表示素子の特性上、液晶表示素子は対向電極の電位に対して反転駆動つまり交流駆動する必要がある。一方、発光素子は、上述したように、電流による非反転駆動つまり直流駆動すれば足りる。
【0048】
この点、上記の発明によれば、光変調素子による表示を行なうときには対向電極の電位に対して光変調素子が駆動される一方、発光素子により表示を行なうときには基準電極の電位に対して発光素子が駆動される。
【0049】
したがって、光変調素子として液晶表示素子を用いた場合に、確実かつ適切に光変調素子及び発光素子を駆動することができる。
【0050】
本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、上記光変調素子の特性がノーマリーホワイトであって、発光素子は、外光反射性を有する画素電極よりも後方側に設けられており、上記データ線信号の駆動電圧が、上記発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きいときには第2表示領域にのみ表示が行なわれることを特徴としている。
【0051】
上記の発明によれば、発光素子は、外光反射性を有する画素電極よりも後方側に設けられている。そして、発光素子が前方である表示面側に向けて自ら発光したときには第2表示領域にのみ表示が行なわれる
【0052】
したがって、発光素子を駆動するときには、光変調素子の画素電極がブラックマトリクスの役割をする。この結果、発光素子のコントラストの維持を図ることができる。
【0053】
また、本発明の表示装置の駆動方法は、上記記載の表示装置を用いて、各表示領域内における映像信号の単位時間である1フィールドを複数に分割し、各分割期間毎に光変調素子又は発光素子をON・OFFすることを特徴としている。
【0054】
上記の発明によれば、上記の表示装置を駆動する場合には、1フィールドを複数に分割し、各分割期間毎に光変調素子又は発光素子をON・OFFすることにより、1フィールドにおける光変調素子又は発光素子のトータルON時間を制御することができるとともに、さらに、その点灯パターンの種類を多くしてかつそれらを効率的に駆動することができる。
【0055】
また、このように、時間的に、光変調素子又は発光素子のON時間を制御することによって、映像信号の階調を表示することが可能となる。
【0056】
したがって、2つの表示素子を表示領域内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り、かつ効率よく階調表示を行い得る表示装置の駆動方法を提供することができる。
【0057】
また、本発明の表示装置の駆動方法は、上記記載の表示装置の駆動方法において、前記各表示領域内における映像信号の単位時間である1フィールドを複数に分割する場合に、各分割幅が1:2:2:…:2(nは正の整数)の間隔となるように分割することを特徴としている。
【0058】
上記の発明によれば、1フィールドを複数に分割する場合に、各分割幅が1(=2):2:2:…:2(nは正の整数)の間隔となるように分割する。
【0059】
この結果、この分割方法によって、2個の階調を表示することができるとともに、走査線信号の選択回数を少なくして階調数を増加することができる。
【0060】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0061】
本実施の形態の表示装置1は、図2に示すように、縦方向に複数設けられたデータ信号線としてのソースバスライン2a…と横方向に複数設けられた走査信号線としてのゲートバスライン3…とによって表示領域としての各表示画素10…がマトリクス状に形成されている。
【0062】
上記表示画素10は、本実施の形態では、反射性を有する第1表示領域としての反射領域11と透過性を有する第2表示領域としての透過領域12とに分割されて形成されている。すなわち、図3に示すように、上記反射領域11には、光変調素子としての反射型の液晶表示素子20を構成するアルミニウム(Al)等の金属からなる画素電極25が形成されており、これによって、外光4がこの画素電極25に反射されるようになっている。
【0063】
一方、画素電極25の中央部には矩形の開口部25aが形成されており、この開口部25aが上記透過領域12となっている。画素電極25の開口部25aの下方つまり画素電極25の後方には、透明絶縁層24を介して発光素子としての有機EL(Electro Luminescence)発光素子40が設けられており、この有機EL発光素子40は、自ら表示光5を発光することにより、直接的に表示を行なう。すなわち、本実施の形態では、従来のように有機EL発光素子をバックライトやフロントライトとして使用するのではなく、有機EL発光素子40が直接的な表示を行なうので、本実施の形態の表示装置1は、液晶表示素子20にて構成される反射型液晶表示装置と有機EL発光素子40にて構成される有機EL表示装置とが一体化された表示装置であるといえる。
【0064】
上記の表示装置1は、同図に示すように、ガラス基板等の第1基板としての絶縁性基板21上に光変調素子用トランジスタとしての液晶用薄膜トランジスタ素子(以下、「液晶用TFT(Thin Film Transistor)素子」という。)22を有しており、これによって、各表示画素10…がアクティブ駆動されるようになっている。この液晶用TFT素子22は、図2に示すように、前記ゲートバスライン3…及びソースバスライン2a…に接続され、ドレイン電極22aを通して画素電極25に電圧を印加するためのスイッチング素子として機能する。なお、本実施の形態では、このスイッチング素子として液晶用TFT素子22を使用しているが、必ずしもこれに限らず、例えば、液晶用MIM(Metal Insulator Metal)素子であってもよい。
【0065】
一方、上記液晶表示素子20のドレイン電極22aは、有機EL発光素子40を駆動するための電圧電流変換手段及び発光素子用トランジスタとしてのEL用薄膜トランジスタ素子(以下、「EL用TFT素子」という。)42のゲート電極42aに接続されている。また、このEL用TFT素子42のソース側には、電流供給ライン2bが接続されており、EL用TFT素子42がONすることによって、供給電圧Vddにより電流供給ライン2b及びEL用TFT素子42のドレイン電極42aを通して有機EL発光素子40の有機EL層41に駆動電流が流れて有機EL層41が発光するようになっている。なお、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40の駆動回路については後で詳述する。
【0066】
ここで、上記表示装置1の構成についてより詳細に説明すべく製造方法の説明を兼ねて、図2及び図3に基づいて以下に説明する。
【0067】
先ず、図3に示すように、ガラス基板等の絶縁性基板21上に液晶用TFT素子22を形成する。このとき、EL用TFT素子42も同時に形成される。次いで、感光性のアクリル樹脂により平坦化膜23を例えば2μmの厚みに形成した後、有機EL発光素子40を構成する反射性の陽極43をスパッタリング法によりクロム(Cr)にて2000Åの厚みに形成する。さらに、スパッタリング法により二酸化珪素(SiO)を2000Åの厚みに形成し、所定形状となるようにエッチングを行なうことにより絶縁層44を形成する。
【0068】
続いて、蒸着法により発光層である有機EL層41を形成する。有機EL層41は、マスク蒸着により赤・緑・青の発光材料を各々の表示画素10…に対応させて形成する。次いで、電子を効率よく有機EL層41へ注入するため蒸着法によりマグネシウムと銀との図示しない合金を100Åの厚みに形成した後、透明性を有する陰極45としてスパッタリング法によりインジウム−亜鉛の酸化物(IZO)を2000Åの厚みで形成する。次いで、スパッタリング法により透明絶縁層24として五酸化タンタル(Ta)を7000Åの厚みで形成した後、液晶表示素子20を構成する液晶層26を駆動するための反射性を有する画素電極25をアルミニウム(Al)により形成する。
【0069】
一方、他方のガラス基板等の第2基板としての透明の絶縁性基板29上には、カラーフィルタ層28とインジウム−スズの酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)からなる対向電極27とを順に形成する。
【0070】
次に、液晶分子を絶縁性基板29に対して垂直に配向させる性質を有する図示しない配向膜(商品名「JALS204(日本合成ゴム社製)」)をスピンコート法により塗布した後焼成して形成する。
【0071】
次いで、有機EL発光素子40を形成した部分以外の領域にのみ露光するように開口部を形成した図示しないマスクを介して、絶縁性基板21側の成形基板に紫外光を照射する。一方、絶縁性基板29側の成形基板に対しても、絶縁性基板21と貼り合せた場合に、有機EL発光素子40と対向する部分以外の領域に紫外光を照射する。これら2枚の成形基板をラビングすることにより図示しない配向膜に一軸配向処理を施した後、シール樹脂を介して貼り合せた後、誘電異方性が正で△nが0.06の液晶材料(メルク社製)を注入して液晶表示素子20を作成する。さらに、絶縁性基板29の表面に、位相差板31と偏光板32とを順に貼り付けることにより、表示装置1が完成する。なお、位相差板31の位相差はλ=550nmの光に対して1/4となるものを用いた。
【0072】
次に、上記構成の表示装置1を駆動するための駆動回路について説明する。
【0073】
図4に示すように、表示装置1には、データ線信号を順に送るためのソースドライバ6がソースバスライン2a…に接続されており、表示画素10…を選択するゲートドライバ7はゲートバスライン3…に接続されている。また、1つの表示画素10内の表示回路は、光変調素子である液晶表示素子20と発光素子である有機EL発光素子40とによって構成されている。
【0074】
これら液晶表示素子20及び有機EL発光素子40は、それぞれ表示装置1の表示領域内に、マトリクス状に並べられ、液晶表示素子20の対向電極27、EL用TFT素子42の電流供給ライン2b、及び有機EL発光素子40の基準電極としての陰極45が、それぞれ液晶表示素子20及び有機EL発光素子40毎に共通に接続されている。
【0075】
上記構成の表示装置1における1画素分の回路構成は、図1にも示すように、液晶用TFT素子22のゲート電極がゲートバスライン3に接続され、ソースバスライン2aが液晶用TFT素子22のソース電極に接続されている。また、液晶用TFT素子22のドレイン電極22aは、液晶表示素子20と、液晶補助容量35と、EL用TFT素子42のゲート電極とに接続している。また、EL用TFT素子42のソース電極は電流供給ライン2bに接続し、EL用TFT素子42のドレイン電極は有機EL発光素子40の陽極43に接続している。なお、上記の構成では、有機EL発光素子40はEL用TFT素子42のドレイン側に設けられているが、必ずしもこれに限らず、例えば、図5に示すように、有機EL発光素子40のソース側に設けることも可能である。
【0076】
このように構成された表示装置1の駆動回路では、ゲートバスライン3…からの走査線信号により液晶用TFT素子22が駆動してソースバスライン2a…の信号を切替える。そして、データ線信号がEL用TFT素子42のEL用閾値電圧Vth(OLED)よりも小さい場合には、有機EL発光素子40は発光せずに液晶表示素子20のみが反応し、反射型表示は明表示から暗表示を行なう。また、データ線信号がEL用TFT素子42のEL用閾値電圧Vth(OLED)よりも大きい場合には、液晶表示素子20は暗表示を行なっているとともに、データ線信号によりEL用TFT素子42のドレイン電流が変化し、有機EL発光素子40の発光量を調整して発光型表示を行なう。なお、有機EL発光素子40の発光量の調整は、供給電圧Vddを調整することによっても行なうことができる。
【0077】
上記表示装置1の駆動方法について詳述する。
【0078】
図6に示すように、ゲートバスライン3…からの走査線信号Vgは選択時に電圧を高くして液晶用TFT素子22をON状態にする一方、非選択時には電圧を低くすることにより液晶用TFT素子22をOFF状態にする。また、ソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsは反射型表示のときはCOM信号Vcomに対して反転駆動を行なっており、COM信号Vcomとの差分の信号が反射光量を調整して表示を行なう。
【0079】
このとき、ソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsは、EL用TFT素子42のEL用閾値電圧Vth(OLED)を超えていないため、有機EL発光素子40には電流が流れず発光表示は行なわれない。一方、ソースバスライン2a…からのデータ線信号VsがEL用TFT素子42のEL用閾値電圧Vth(OLED)を超えると有機EL発光素子40に電流が流れて発光表示を行なう。
【0080】
発光型表示のときは、GNDに対する信号値で発光量が制御されるためソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsは反転駆動を行なっていない。
【0081】
また、本実施の形態では、液晶表示素子20はノーマリーホワイト型液晶を用いている。このため、COM信号Vcomとソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsとの差分が大きいと、暗表示を行なうので、反射型表示部分は外光4を反射せず発光型表示を行なうことができる。
【0082】
また、本実施の形態では、液晶表示素子20の焼付きを防止するために、発光表示を行なっているときでも、対向電極27となるCOM信号Vcomは液晶表示素子20に対して交流駆動を行なうことにより焼付きを防止している。
【0083】
一方、図7に示すように、データ線信号VsがEL用閾値電圧Vth(OLED)よりも小さい範囲では外光4を利用して液晶表示素子20による反射型表示となる。また、この範囲では、ノーマリーホワイト型液晶を用いることにより反射量が大きい明表示から反射量の小さい暗表示に変化するが、EL用TFT素子42はEL用閾値電圧Vth(OLED)以下のため、有機EL発光素子40による発光はない。
【0084】
一方、データ線信号Vsが大きくなりEL用TFT素子42のEL用閾値電圧Vth(OLED)よりも大きくなると、有機EL発光素子40に電流が流れて発光型表示となり、データ線信号VsによりEL用TFT素子42の特性に応じて発光量が変化する。この場合、液晶表示素子20は暗表示しているため、外光4による反射はなく、有機EL発光素子40の発光だけで表示を行なう。
【0085】
なお、本実施の形態では、電圧電流変換手段として1個のEL用TFT素子42にて構成しているが、必ずしもこれに限らない。すなわち、図8に示すように、表示装置1の面内バラツキを抑えるために、2素子以上でも良く、ソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsにより動作電圧の閾値制御及び発光量の制御ができる構成であれば良い。
【0086】
このように、本実施の形態の表示装置1では、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40はいずれも絶縁性基板21と絶縁性基板29との間に設けられているので、表示装置1の厚さを薄くすることができる。
【0087】
また、有機EL発光素子40は前方に向けて自ら発光して直接的に表示するので、従来のように、有機EL発光素子40をバックライトやフロントライトとして使用するものではない。したがって、光の利用効率を高めることができる。
【0088】
ところで、各表示画素10…毎に、液晶表示素子20と有機EL発光素子40とを併設した場合に、一般的には、その駆動回路として液晶表示素子用駆動回路と有機EL発光素子駆動回路との両方が必要であり、回路構成が複雑となることが予想される。
【0089】
しかし、本実施の形態では、マトリクス状に配された上記各表示画素10…を、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40にて駆動するためのソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…が互いに共用されている。したがって、液晶表示素子20を駆動するためのソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…にて有機EL発光素子40を駆動することができる。このことは、ソースドライバ6及びゲートドライバ7等の各ドライバを共通化したことにもなる。この結果、ソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…を増加することなく、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40の各表示を行なうことができる。
【0090】
したがって、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40を表示画素10内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置1を提供することができる。
【0091】
また、本実施の形態の表示装置1では、液晶表示素子20へのソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…に駆動信号を印加することにより、有機EL発光素子40を駆動することができる。したがって、液晶表示素子20を駆動するためのソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…にて有機EL発光素子40を駆動することができる。このことは、ソースドライバ6及びゲートドライバ7等の各ドライバを共通化したことにもなる。この結果、ソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…を増加することなく、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40の各表示を行なうことができる。
【0092】
したがって、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40を1つの表示画素10内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置1を提供することができる。
【0093】
ところで、有機EL発光素子40は、一般的に、電流によって駆動される。一方、液晶表示素子20を駆動するスイッチング素子である液晶用TFT素子22のドレイン電極22aには、一般的に電圧が印加される。
【0094】
そこで、本実施の形態では、液晶用TFT素子22のドレイン電極22aをEL用TFT素子42に接続し、このEL用TFT素子42にて電圧を電流に変換することによって、確実に有機EL発光素子40を発光させることができる。
【0095】
また、本実施の形態の表示装置1では、電圧電流変換手段はEL用TFT素子42からなる。また、有機EL発光素子40を駆動するためのEL用TFT素子42のEL用閾値電圧Vth(OLED)は、液晶表示素子20の駆動電圧よりも大きい。したがって、液晶表示素子20を駆動するときには、EL用閾値電圧Vth(OLED)よりも小さい駆動電圧をデータ線信号Vsに印加する一方、有機EL発光素子40を駆動するときにはEL用閾値電圧Vth(OLED)よりも大きい駆動電圧をデータ線信号Vsに印加することによって、有機EL発光素子40も発光させることができる。
【0096】
すなわち、本実施の形態では、EL用閾値電圧Vth(OLED)を制御することによって、反射型表示と発光型表示とが容易に選択できる。この結果、確実に回路構成が複雑になるのを防止して、一つのゲートバスライン3…及びソースバスライン2a…にて液晶表示素子20及び有機EL発光素子40を駆動することができる。
【0097】
また、本実施の形態の表示装置1では、EL用TFT素子42のON動作領域と液晶表示素子20を駆動するための液晶用TFT素子22のON動作領域とは、EL用閾値電圧Vth(OLED)によって振り分けられている。したがって、液晶表示素子20を駆動するときには、EL用閾値電圧Vth(OLED)よりも小さい駆動電圧をデータ線信号Vsに印加する一方、有機EL発光素子40を駆動するときにはEL用閾値電圧Vth(OLED)よりも大きい駆動電圧をデータ線信号Vsに印加することによって、有機EL発光素子40も発光させることができる。
【0098】
この結果、確実に回路構成が複雑になるのを防止して、一つのゲートバスライン3…及びソースバスライン2a…にて液晶表示素子20及び有機EL発光素子40を駆動することができる。
【0099】
また、本実施の形態では、液晶表示素子20の特性がノーマリーホワイトとなっている。このことは、液晶表示素子20に電圧を印加しない状態においては、反射領域11は白表示である一方、液晶表示素子20に電圧を印加したときには、反射率がゼロとなって反射領域11は黒表示となる。また、ソースバスライン2a…からの液晶表示素子20への電圧印加は大きくなるほど黒表示を行なう。したがって、有機EL発光素子40を駆動するときには、上述のように、液晶表示素子20は駆動状態であり、しかもその表示は黒である。
【0100】
この結果、有機EL発光素子40の表示領域である透過領域12の周りは黒表示となるので、有機EL発光素子40を発光駆動することによるコントラストの低下を防止することができる。
【0101】
また、本実施の形態の表示装置1では、光変調素子は、液晶表示素子20からなっている。したがって、従来の反射型の液晶表示素子を改良することにより、容易に、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40を1つの表示画素10内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置1を提供することができる。
【0102】
ここで、液晶用TFT素子22の特性上、液晶表示素子20は対向電極27の電位に対して反転駆動つまり交流駆動する必要がある。一方、有機EL発光素子40は、上述したように、電流による非反転駆動つまり直流駆動すれば足りる。
【0103】
この点、本実施の形態の表示装置1では、外光反射性を有する画素電極25が設けられ、かつこの画素電極25に対向する対向電極27が対向基板側における表示画素10の全面に設けられる。また、液晶表示素子20による表示を行なうときには対向電極27の電位に対して反転駆動される一方、有機EL発光素子40により表示を行なうときには陰極45の電位つまりGND電位に対して非反転駆動される。
【0104】
したがって、光変調素子として液晶表示素子20を用いた場合には、確実かつ適切に液晶表示素子20及び有機EL発光素子40を駆動することができる。
【0105】
また、本実施の形態の表示装置1では、有機EL発光素子40は、外光反射性を有する画素電極25よりも後方側に設けられている。そして、有機EL発光素子40が前方に向けて自ら発光したときには透過領域12にのみ表示が行なわれ、画素電極25が存在する反射領域11では光は非透過となる。
【0106】
したがって、有機EL発光素子40を駆動するときには、液晶表示素子20の画素電極25がブラックマトリクスの役割をする。したがって、有機EL発光素子40のコントラストの維持を図ることができる。
【0107】
なお、本実施の形態では、光変調素子として反射型の液晶表示素子20を使用したが、必ずしもこれに限らず、例えば、ミラー等を使って光の反射量を変化させて表示することができる表示素子を用いても良い。また、電気泳動型ディスプレイ、ツイストボール型ディスプレイ、微細なプリズムフィルムを用いた反射型ディスプレイ、デジタルミラーデバイス等の光変調素子を用いることが可能である。
【0108】
また、発光素子として、本実施の形態では、有機EL発光素子40を用いたが、必ずしもこれに限らず、例えば、無機EL発光素子、LED(Light Emitting Diode) 等の発光輝度が可変の素子であれば適用が可能である。また、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、プラズマディスプレイ等の発光素子を用いることも可能である。
【0109】
さらに、本実施の形態では、有機EL発光素子40が画素電極25の後方に設けられている場合についての駆動回路について説明したが、必ずしもこれに限らず、有機EL発光素子40が液晶層26と同層に設けられている場合についても、本実施の形態で説明した駆動回路は適用可能である。
【0110】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について、図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、前記実施の形態1で述べた各種の特徴点については、本実施の形態についても適応することができる。
【0111】
前述したように、液晶表示装置と有機EL表示装置とでは、それぞれ薄型、軽量といった特徴を持つとともに、明るい場所では反射型液晶表示装置が消費電力には有効である一方、暗い場所では光利用効率及び形状から有機EL表示装置が有効である。したがって、1枚の基板上に液晶表示素子と有機EL表示素子とを形成することによって、それぞれの欠点を補い、様々な環境下で最適な表示を行なうことが考えられる。
【0112】
しかしながら、前記の表示装置1において、1枚の基板上に液晶表示素子と有機EL表示素子とを単純に形成すると、基板内の配線や駆動回路が複雑になり、製造時の歩留まりやコスト等が問題となる。
【0113】
そこで、上記の表示装置1では、前記実施の形態1における図4の構成にすることにより、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40の駆動について、信号ライン及び走査信号線であるゲートバスライン3…及び信号ライン及びデータ信号線であるソースバスライン2a…を共有することによって、上記の問題を解決している。
【0114】
本実施の形態では、この表示装置1の駆動回路における駆動方法について、前記実施の形態1とは別の方法について詳述する。なお、駆動回路は、図1に示すものと同じである。
【0115】
まず、1つの表示画素10における映像信号の単位時間である1フィールドは、図9(a)に示すように、1Tとして表される。
【0116】
本実施の形態では、図9(b)(c)に示すように、上記ゲートバスライン3…からの走査線信号Vgは、選択時に電圧を高くして図1に示す液晶用TFT素子22をON状態にする一方、非選択時には電圧を低くすることにより液晶用TFT素子22をOFF状態にする。
【0117】
また、走査線信号Vgは、1フィールドTの間に複数回選択されてON状態としている。また、その走査線信号Vgの選択の時間間隔は、等間隔にはせず、2のべき乗の間隔となっている。すなわち、同図(b)においては、1フィールドTを、2:2:2となるように分割している。この結果、1フィールドTは、(1/7)T、(2/7)T、(4/7)Tの各間隔となっている。なお、時間間隔を等間隔にしても駆動には問題はないが、2のべき乗の間隔とすることによって、走査線信号Vgの選択回数を少なくして階調数を増すことができる。すなわち、このように、1フィールドTを例えば2:2:2に分けて各分割部分を個別に点灯状態とすることにより、1フィールドT内でのトータル点灯時間を考えた場合に8種類の階調を表すことができるものとなる。
【0118】
なお、本実施の形態では、1フィールドTの間に、例えば3回の走査線信号VgをON状態とすることによって8種類の階調を表すこととしているが、必ずしもこれに限らず、その回数を増すことによりさらに表示上の階調数を増すことができる。すなわち、一般的には、映像信号の単位時間である1フィールドTを複数に分割する場合に、各分割幅が1(=2):2:2:…:2(nは正の整数)の間隔となるように分割すればよい。これにより、2個の階調を表示することができる。また、走査線信号Vgの選択回数を少なくして階調数を増加することができる。
【0119】
具体的な反射型表示及び発光表示の駆動方法について以下に説明する。
【0120】
まず、反射型表示を行なう場合には、図9(b)に示すように、図1に示すソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsは、COM信号Vcomに対して反転駆動を行なっており、COM信号Vcomとの2値信号により反射光量を変化させている。また、3回の走査線信号Vg内でON、OFFを行ない、時間的に反射光量を調整して表示を行なう。すなわち、反射時間を増減することにより、反射光量を調整している。
【0121】
また、本実施の形態では、液晶表示素子20はノーマリーホワイト型液晶を用いているため、図9(b)に示す駆動信号では、期間(4/7)T及び期間(1/7)Tのとき明状態となっている一方、期間(2/7)Tでは暗状態となっており、第1フィールド及び第2フィールドのいずれも第5階調目を表示していることになる。すなわち、例えば、期間(2/7)Tでは、COM信号VcomがON状態である一方、データ線信号VsはOFF状態である。この結果、液晶表示素子20には電圧が印加された状態となるので、期間(2/7)Tでは暗状態となる。
【0122】
このとき、上記ソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsは、図1に示すEL用TFT素子42のEL用閾値電圧Vth(OLED)を超えていないため、有機EL発光素子40には電流が流れず発光表示は行なわれない。
【0123】
一方、発光表示を行なうときは、図9(c)に示すように、上記ソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsは、EL用TFT素子42のEL用閾値電圧Vth(OLED)を超えることにより有機EL発光素子40に電流が流れて発光表示を行なう。また、EL用TFT素子42のEL用閾値電圧Vth(OLED)よりも小さい場合には、発光を行なわない。
【0124】
本実施の形態では、1フィールドTの間に3回走査線信号VgをON状態にし、3回の走査線信号Vg内で有機EL発光素子40のON、OFFを行ない、前記液晶表示素子20と同様に、時間的に発光光量を調整して表示を行なう。具体的には、図9(c)に示すように、期間(4/7)T及び(1/7)TのときON状態となっている一方、期間(2/7)TではOFF状態となっており、第1フィールド及び第2フィールドのいずれも第5階調目を表示していることになる。
【0125】
ここで、発光表示のときは、GNDに対する信号にて発光のON、OFFが制御されるため、COM信号Vcomは一定にしておりかつソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsは反転駆動を行なっていない。また、本実施の形態では、液晶表示素子20は、上述のように、ノーマリーホワイト型液晶を用いている。したがって、COM信号Vcomとソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsとの差分は常に大きな値となるので、液晶は常に暗表示となり、反射型表示部分は外光4を反射することなく発光型表示を行なうことができる。
【0126】
また、本実施の形態では、発光表示を行なっている場合には、COM信号Vcomを一定にしてソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsを変化させている。したがって、有機EL発光素子40のON、OFFを行なうことによって、COM信号Vcomに対して液晶表示素子20には交流駆動が行なわれており、焼き付きを防止している。
【0127】
なお、本実施の形態では、電圧電流変換手段として1個のEL用TFT素子42にて構成しているが、必ずしもこれに限らない。すなわち、図8に示すように、表示装置1の面内バラツキを抑えるために、2素子以上でも良く、ソースバスライン2a…からのデータ線信号Vsにより動作電圧の閾値制御ができる構成であれば良い。
【0128】
以上のように、本実施の形態では、マトリックス状に配された上記各表示画素10…を、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40にて駆動するためのソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…が互いに共用されている。
【0129】
また、本実施の形態の表示装置1では、液晶表示素子20へのソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…に駆動信号を印加することにより、有機EL発光素子40を駆動することができる。したがって、液晶表示素子20を駆動するためのソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…にて有機EL発光素子40を駆動することができる。このことは、ソースドライバ6及びゲートドライバ7等の各ドライバを共通化したことにもなる。この結果、ソースバスライン2a…及びゲートバスライン3…を増加することなく、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40の各表示を行なうことができる。
【0130】
なお、本実施の形態では、液晶表示素子20の特性がノーマリーホワイトとなっている。このことは、液晶表示素子20に電圧を印加しない状態においては、反射領域11は白表示である一方、液晶表示素子20に電圧を印加したときには、反射率がゼロとなって反射領域11は黒表示となる。また、ソースバスライン2a…からの液晶表示素子20への電圧印加は大きくなるほど黒表示を行なう。
【0131】
したがって、有機EL発光素子40を駆動するときには、上述のように、液晶表示素子20は駆動状態であり、しかもその表示は黒である。
【0132】
この結果、有機EL発光素子40の表示領域である透過領域12の周りは黒表示となるので、有機EL発光素子40を発光駆動することによるコントラストの低下を防止することができる。
【0133】
また、本実施の形態の表示装置1では、光変調素子は液晶表示素子20からなっている。この結果、液晶表示素子20及び有機EL発光素子40を1つの表示画素10内に形成することによって、液晶表示素子20の長所である低消費電力化と有機EL発光素子40の長所である高い光利用効率化が可能となる表示装置1を提供することができる。
【0134】
ここで、液晶用TFT素子22の特性上、液晶表示素子20は対向電極27の電位に対して反転駆動つまり交流駆動する必要がある。一方、有機EL発光素子40は、上述したように、電流による非反転駆動つまり直流駆動すれば足りる。
【0135】
この点、本実施の形態の表示装置1では、外光反射性を有する画素電極25が設けられ、かつこの画素電極25に対向する対向電極27が対向基板側における表示画素10の全面に設けられる。また、液晶表示素子20による表示を行なうときには、対向電極27の電位に対して反転駆動される一方、有機EL発光素子40により表示を行なうときには陰極45の電位つまりGND電位に対して非反転駆動される。
【0136】
したがって、光変調素子として液晶表示素子20を用いた場合には、確実かつ適切に液晶表示素子20及び有機EL発光素子40を駆動することができる。
【0137】
また、本実施の形態の表示装置1では、有機EL発光素子40は、外光反射性を有する画素電極25よりも後方側に設けられている。そして、有機EL発光素子40が前方に向けられて自ら発光したときには透過領域12にのみ表示が行なわれて、画素電極25が存在する反射領域11では光は非透過となる。
【0138】
したがって、有機EL発光素子40を駆動するときには、液晶表示素子20の画素電極25がブラックマトリックスの役割をする。したがって、有機EL発光素子40のコントラストの維持を図ることができる。
【0139】
また、本実施の形態の表示装置1の駆動方法では、各表示領域10内における映像信号の単位時間である1フィールドTを複数に分割し、各分割期間毎に液晶表示素子20又は有機EL発光素子40をON・OFFする。
【0140】
それゆえ、1フィールドTにおける液晶表示素子20又は有機EL発光素子40のトータルON時間を制御することができるとともに、さらに、その点灯パターンの種類を多くしてかつそれらを効率的に駆動することができる。
【0141】
また、このように、時間的に、液晶表示素子20又は有機EL発光素子40のON時間を制御することによって、映像信号の階調を表示することが可能となる。
【0142】
したがって、2つの表示素子である液晶表示素子20及び有機EL発光素子40を表示領域10内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り、かつ効率よく階調表示を行い得る表示装置1の駆動方法を提供することができる。
【0143】
また、本実施の形態の表示装置1の駆動方法では、各表示領域10内における映像信号の単位時間である1フィールドを複数に分割する場合に、各分割幅が1:2:2:…:2(nは正の整数)の間隔となるように分割する。
【0144】
すなわち、1フィールドTを、2のべき乗の間隔に分割してその分割期間、つまり期間(4/7)T、期間(2/7)T、及び期間(1/7)T毎に、液晶表示素子20又は有機EL発光素子40をON状態とすることにより、1フィールドTにおける液晶表示素子20又は有機EL発光素子40のトータルON時間を制御することができるとともに、さらに、その点灯パターンの種類を多くしてかつそれらを効率的に駆動することができる。
【0145】
この結果、この分割方法によって、2個の階調を表示することができるとともに、走査線信号の選択回数を少なくして階調数を増加することができる。
【0146】
なお、本実施の形態では、有機EL発光素子40が画素電極25の後方に設けられている場合についての駆動回路について説明したが、必ずしもこれに限らず、有機EL発光素子40が液晶層26と同層に設けられている場合についても、本実施の形態で説明した駆動回路は適用可能である。
【0147】
また、上述した実施の形態では、光変調素子として反射型の液晶表示素子20を使用したが、必ずしもこれに限らず、例えば、ミラー等を使って光の反射量をON、OFFさせて表示することができる表示素子を用いても良い。さらに、電気泳動型ディスプレイ、ツイストボール型ディスプレイ、微細なプリズムフィルムを用いた反射型ディスプレイ、デジタルミラーデバイス等の光変調素子を用いることが可能である。
【0148】
また、発光素子として、有機EL発光素子40を用いたが、必ずしもこれに限らず、例えば無機EL発光素子、LED(Light Emitting Diode)等の発光をON、OFF制御が可能な素子であれば適用が可能である。さらに、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、プラズマディスプレイ等の発光素子を用いることも可能である。
【0149】
また、上述した実施の形態に記載された絶縁基板29は、必ずしも硬質のものではなく、フィルム上のものであってもよい。
【0150】
さらに、上記の実施の形態では、液晶表示素子20を駆動するスイッチング素子として液晶用TFT素子22を使用しているが、必ずしもこれに限らず、例えば液晶用MIM(Metal Insulator Metal)素子を使用することも可能である。
【0151】
【発明の効果】
本発明の表示装置は、以上のように、表示領域内に、光変調素子が外光を反射させて表示を行なう非発光表示素子からなる第1表示領域と、発光素子が直接変調し表示を行なう発光表示素子からなる第2表示領域とが併設されている一方、互いに対向してなる第1基板と第2基板とを備え、上記光変調素子及び発光素子はいずれも上記第1基板と第2基板との間に設けられ、発光素子を駆動すべく電圧を電流に変換する電圧電流変換手段が設けられているとともに、マトリクス状に配された上記各表示領域を上記光変調素子にて駆動するための複数のデータ信号線及び各走査信号線が格子状に設けられ、上記走査信号線からの走査線信号によって選択された非発光表示素子に与えられるデータ信号線からのデータ線信号が、上記電圧電流変換手段にも与えられることによって、発光素子に流れる電流が変化し、上記発光素子の発光量が調整されるものである。
【0152】
それゆえ、光変調素子及び発光素子はいずれも上記第1基板と第2基板との間に設けられているので、表示装置の厚さを薄くすることができる。また、発光素子は前方に向けて自ら発光して直接的に表示するので、従来のように、発光素子をバックライトやフロントライトとして使用するものではない。したがって、光の利用効率を高めることができる。
【0153】
また、本発明では、マトリクス状に配された上記各表示領域を上記光変調素子にて駆動するための各データ信号線及び各走査信号線に駆動信号を印加することにより、発光素子が駆動可能となっている。したがって、光変調素子を駆動するためのデータ信号線及び走査信号線にて発光素子を駆動することができる。この結果、データ信号線及び走査信号線を増加することなく、光変調素子及び発光素子の各表示を行なうことができる。
【0154】
したがって、2つの表示素子を表示領域内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置を提供することができるという効果を奏する。
【0155】
また、本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、上記発光素子を駆動すべく電圧を電流に変換する電圧電流変換手段が設けられるとともに、光変調素子を駆動するスイッチング素子である光変調素子用トランジスタのドレイン電極が、上記電圧電流変換手段としての発光素子用トランジスタのゲート電極に接続され、該ゲート電極に上記データ線信号が供給されることによって、上記発光素子に駆動電流が流れるように、上記発光素子が上記発光素子用トランジスタのドレイン電極またはソース電極に接続されているものである。
【0156】
それゆえ、ドレイン電極を電圧電流変換手段に接続し、この電圧電流変換手段にて電圧を電流に変換することによって、確実に発光素子を発光させることができるという効果を奏する。
【0157】
本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、上記発光素子用トランジスタの閾値電圧は、光変調素子の駆動電圧よりも大きいものである。
【0158】
それゆえ、光変調素子を駆動するときには、発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも小さい駆動電圧をデータ線信号に印加する一方、発光素子を駆動するときには発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きい駆動電圧をデータ線信号に印加することによって、発光素子も発光させることができる。すなわち、本発明では、発光素子の発光素子用トランジスタの閾値電圧を制御することによって、反射型表示と発光型表示とが容易に選択できる。この結果、確実に回路構成が複雑になるのを防止して、一つの走査信号線及びデータ信号線にて光変調素子及び発光素子を駆動することができるという効果を奏する。
【0159】
また、本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、上記光変調素子を駆動するときには、上記データ線信号の駆動電圧を上記発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも 小さくする一方、上記発光素子を駆動するときには、上記データ線信号の駆動電圧を上記発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きくするものである。
【0160】
それゆえ、光変調素子を駆動するときには、発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも小さい駆動電圧をデータ線信号に印加する一方、発光素子を駆動するときには発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きい駆動電圧をデータ線信号に印加することによって、発光素子も発光させることができる。
【0161】
この結果、確実に回路構成が複雑になるのを防止して、一つの走査信号線及びデータ信号線にて光変調素子及び発光素子を駆動することができるという効果を奏する。
【0162】
また、本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、光変調素子の特性がノーマリーホワイトであることを特徴としている。
【0163】
それゆえ、発光素子を駆動するときには、上述のように、光変調素子は駆動状態であり、しかもその表示は黒である。
【0164】
この結果、発光素子の表示領域である第2表示領域の周りは黒表示となるので、発光素子を発光駆動することによるコントラストの低下を防止することができるという効果を奏する。
【0165】
また、本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、光変調素子は、液晶表示素子からなっているものである。
【0166】
それゆえ、容易に、2つの表示素子を表示領域内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り得る表示装置を提供することができるという効果を奏する。
【0167】
また、本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、外光反射性を有する画素電極が設けられ、かつこの画素電極に対向する対向電極が上記第2基板側における表示領域の全面に設けられるとともに、光変調素子による表示を行なうときには対向電極の電位に対して光変調素子が駆動される一方、発光素子により表示を行なうときには基準電極の電位に対して発光素子が駆動されるものである。
【0168】
したがって、光変調素子として液晶表示素子を用いた場合に、確実かつ適切に光変調素子及び発光素子を駆動することができるという効果を奏する。
【0169】
また、本発明の表示装置は、上記記載の表示装置において、上記光変調素子の特性がノーマリーホワイトであって、発光素子は、外光反射性を有する画素電極よりも後方側に設けられており、上記データ線信号の駆動電圧が、上記発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きいときには第2表示領域にのみ表示が行なわれるものである。
【0170】
それゆえ、発光素子を駆動するときには、光変調素子の画素電極がブラックマトリクスの役割をする。この結果、発光素子のコントラストの維持を図ることができるという効果を奏する。
【0171】
また、本発明の表示装置の駆動方法は、上記記載の表示装置を用いて、各表示領域内における映像信号の単位時間である1フィールドを複数に分割し、各分割期間毎に光変調素子又は発光素子をON・OFFする方法である。
【0172】
それゆえ、1フィールドにおける光変調素子又は発光素子のトータルON時間を制御することができるとともに、さらに、その点灯パターンの種類を多くしてかつそれらを効率的に駆動することができる。
【0173】
また、このように、時間的に、光変調素子又は発光素子のON時間を制御することによって、映像信号の階調を表示することが可能となる。
【0174】
したがって、2つの表示素子を表示領域内に形成したときに、回路構成が複雑になるのを防止し、製造時の歩留まりやコスト低減を図り、かつ効率よく階調表示を行い得る表示装置の駆動方法を提供することができるという効果を奏する。
【0175】
また、本発明の表示装置の駆動方法は、上記記載の表示装置の駆動方法において、前記各表示領域内における映像信号の単位時間である1フィールドを複数に分割する場合に、各分割幅が1:2:2:…:2(nは正の整数)の間隔となるように分割する方法である。
【0176】
それゆえ、この分割方法によって、2個の階調を表示することができるとともに、走査線信号の選択回数を少なくして階調数を増加することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における表示装置の実施の一形態を示すものであり、1画素分の回路構成図である。
【図2】 上記表示装置における1画素分を示す平面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 上記表示装置を示す全体構成図である。
【図5】 上記表示装置における1画素分の他の回路構成図である。
【図6】 上記表示装置の駆動時における信号波形図である。
【図7】 上記表示装置におけるデータ線信号による表示状態を、横軸にデータ線信号を示し、縦軸に反射型表示時の反射量及び発光型表示時の発光量を示した特性図である。
【図8】 電圧電流変換手段の他の構成を示す説明図である。
【図9】 (a)〜(c)は、本発明の表示装置における他の実施の一形態を示すものであり、表示装置の駆動時における信号波形図である。
【図10】 従来の液晶表示装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 表示装置
2a ソースバスライン(データ信号線)
2b 電流供給ライン
3 ゲートバスライン(走査信号線)
4 外光
5 表示光
6 ソースドライバ
7 ゲートドライバ
10 表示画素(表示領域)
11 反射領域(第1表示領域)
12 透過領域(第2表示領域)
20 液晶表示素子(光変調素子)
21 絶縁性基板(第1基板)
22 液晶用TFT素子(光変調素子用トランジスタ)
22a ドレイン電極(光変調素子用トランジスタのドレイン電極)
24 透明絶縁層
25 画素電極
25a 開口部
26 液晶層
27 対向電極
29 絶縁性基板(第2基板)
31 位相差板
32 偏光板
40 有機EL発光素子(発光素子)
42 EL用TFT素子(電圧電流変換手段、発光素子用トランジスタ)
45 陰極(基準電極)
Vdd 供給電圧
Vth(LC) 液晶用閾値電圧
Vth(OLED) EL用閾値電圧(発光素子の閾値電圧)
Vs データ線信号

Claims (10)

  1. 表示領域内に、光変調素子が外光を反射させて表示を行なう非発光表示素子からなる第1表示領域と、発光素子が直接変調し表示を行なう発光表示素子からなる第2表示領域とが併設されている一方、
    互いに対向してなる第1基板と第2基板とを備え、上記光変調素子及び発光素子はいずれも上記第1基板と第2基板との間に設けられ、
    発光素子を駆動すべく電圧を電流に変換する電圧電流変換手段が設けられているとともに、
    マトリクス状に配された上記各表示領域を上記光変調素子にて駆動するための複数のデータ信号線及び走査信号線が格子状に設けられ、
    上記走査信号線からの走査線信号によって選択された非発光表示素子に与えられるデータ信号線からのデータ線信号が、上記電圧電流変換手段にも与えられることによって、発光素子に流れる電流が変化し、上記発光素子の発光量が調整されることを特徴とする表示装置。
  2. 上記光変調素子を駆動するスイッチング素子である光変調素子用トランジスタのドレイン電極が上記電圧電流変換手段としての発光素子用トランジスタのゲート電極に接続され、該ゲート電極に上記データ線信号が供給されることによって、上記発光素子に駆動電流が流れるように、上記発光素子が上記発光素子用トランジスタのドレイン電極またはソース電極に接続されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 上記発光素子用トランジスタの閾値電圧は、光変調素子の駆動電圧よりも大きいことを特徴とする請求項記載の表示装置。
  4. 上記光変調素子を駆動するときには、上記データ線信号の駆動電圧を上記発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも小さくする一方、上記発光素子を駆動するときには、上記データ線信号の駆動電圧を上記発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きくすることを特徴とする請求項記載の表示装置。
  5. 上記光変調素子の特性がノーマリーホワイトであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 上記光変調素子は、液晶表示素子からなっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 外光反射性を有する画素電極が設けられ、かつこの画素電極に対向する対向電極が上記第2基板側における表示領域の全面に設けられるとともに、
    光変調素子による表示を行なうときには対向電極の電位に対して光変調素子が駆動される一方、発光素子により表示を行なうときには基準電極の電位に対して発光素子が駆動されることを特徴とする請求項記載の表示装置。
  8. 上記光変調素子の特性がノーマリーホワイトであって、
    発光素子は、外光反射性を有する画素電極よりも後方側に設けられており、上記データ線信号の駆動電圧が、上記発光素子用トランジスタの閾値電圧よりも大きいときには第2表示領域にのみ表示が行なわれることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の表示装置を用いて、各表示領域内における映像信号の単位時間である1フィールドを複数に分割し、各分割期間毎に光変調素子又は発光素子をON・OFFすることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  10. 前記各表示領域内における映像信号の単位時間である1フィールドを複数に分割する場合に、各分割幅が1:2:2:…:2(nは正の整数)の間隔となるように分割することを特徴とする請求項記載の表示装置の駆動方法。
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