JP2009204899A - 電気光学装置、電子機器および電気光学装置の駆動方法 - Google Patents

電気光学装置、電子機器および電気光学装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電気光学パネルで輝度調整を行なうことのできる電気光学装置、かかる電気光学装置を備えた電子機器、および電気光学装置の駆動方法を提供すること。
【解決手段】電気光学装置をヘッドアップディスプレイに用いるにあたって、画素100aは、2階調駆動されるサブ画素100b(R)、100b(G)を備え、サブ画素100b(R)、100b(G)は、複数の分割サブ画素(赤色用の第1分割サブ画素R1、赤色用の第2分割サブ画素R2、緑色用の第1分割サブ画素G1、および緑色用の第2分割サブ画素G2)により構成されている。このため、各サブ画素において画像表示に用いる分割サブ画素および分割サブ画素の数を切り換えるだけで、輝度を調整することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、各種情報をカラー表示可能な電気光学装置、この電気光学装置を備えた電子機器、および電気光学装置の駆動方法に関するものである。
液晶装置などといった電気光学装置では、複数の画素が所定方向に配列されている。このような電気光学装置のうち、例えば、液晶装置でカラー表示を行なう場合、複数の画素の各々が、赤色、緑色、青色に対応する3つのサブ画素によって構成され、3つのサブ画素は各々、256階調等の多階調で駆動されてフルカラー表示を行なうのが一般的である。また、電気光学装置が透過型の液晶装置の場合、輝度調整は、バックライト装置における出射光量を調整することにより可能である(特許文献1参照)。
特開平2−298916号公報
近年、電気光学装置は、直視型表示装置あるいは投射型表示装置等、様々な電子機器に用いられている。また、投射型表示装置のうち、車両のウィンドシールドガラスに各種画像を投射表示する表示装置については、ヘッドアップディスプレイ(HUD/Head Up Display)と称せられており、かかる表示装置によれば、運転者は視線を落とさずとも情報を視認できるという利点がある。このような情報を表示する装置では、フルカラーで品位の高い画像を表示することよりも、装置構成の簡素化が望まれている。
また、ヘッドアップディスプレイにおいては、周囲の明るさによっては、輝度を調整する必要がある。例えば、昼間であれば、周囲の明るさに負けない輝度で画像を表示する必要があるのに対して、夜間では、輝度が高いとまぶしくて運転に支障をきたすため、輝度を低下させる必要がある。
しかしながら、画像の輝度を調整するにあたって、光源として用いたLEDの電流調光では対応できない調光範囲、例えば1000:1が求められる場合には、PWM調光を行なうが、その際、調光周波数と液晶パネルでの駆動周波数が干渉し、画像が乱れるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、電気光学パネルで輝度調整を行なうことのできる電気光学装置、かかる電気光学装置を備えた電子機器、および電気光学装置の駆動方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、複数の画素が構成された電気光学パネルと、前記複数の画素を駆動する駆動回路と、を備えた電気光学装置において、前記複数の画素は各々、互いに異なる色の光を出射する複数のサブ画素を備え、前記複数のサブ画素は各々、同色の光を出射する複数の分割サブ画素を備え、前記駆動回路は、輝度レベル指令信号に基づいて、各サブ画素において画像表示に用いる分割サブ画素または/および分割サブ画素の数を切り換えることを特徴とする。
複数の画素が構成された電気光学パネルを備えた電気光学装置の駆動方法において、前記複数の画素の各々に、互いに異なる色の光を出射する複数のサブ画素を設けるとともに、当該複数のサブ画素の各々に、同色の光を出射する複数の分割サブ画素を設け、輝度レベル指令信号に基づいて、各サブ画素において画像表示に用いる分割サブ画素または/および分割サブ画素の数を切り換えることを特徴とする。
本発明において、「前記複数の画素は各々、互いに異なる色の光を出射する複数のサブ画素を備える」とは、画素が、白色光を出射するサブ画素と、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)などの有色光を出射するサブ画素とによって構成されている場合を含む意味である。また、「同じ色の光」とは、分割サブ画素が赤色(R)、緑色(G)、青色(B)などの有色光の他、白色光を出射する場合も含む意味である。
本発明において、複数のサブ画素は各々、複数の分割サブ画素を備えているため、輝度レベル指令信号に基づいて、各サブ画素において画像表示に用いる分割サブ画素または/および分割サブ画素の数を切り換えることにより輝度を調整することができる。従って、光源(バックライト光源)の調光のみで輝度を調整する必要がない。それ故、ヘッドアップディスプレイなどにおいて、昼間であれば、周囲の明るさに負けない輝度で画像を表示することができるとともに、夜間では、まぶしくない程度にまで輝度を低下させることができる。特に夜間においては、不要な分割サブ画素を駆動しないので、省電力化を図ることができる。
本発明において、前記複数のサブ画素は各々、前記複数のサブ画素として、輝度特性が異なる複数の分割サブ画素を備えていることが好ましい。このように構成すると、各サブ画素において画像表示に用いる分割サブ画素を選択することにより、異なる輝度での画像表示を行なうことができる。
本発明において、前記複数のサブ画素が各々、前記複数のサブ画素として、輝度特性が異なる2つの分割サブ画素を備えている場合、前記駆動回路は、前記輝度レベル指令信号に基づいて、画像表示の形態を、各サブ画素において、輝度特性が低い分割サブ画素を用いての低輝度表示、輝度特性が高い分割サブ画素を用いての中間輝度表示、および2つの分割サブ画素を用いての高輝度表示に切り換える構成を採用することができる。
本発明において、前記複数の分割サブ画素が互いに異なる輝度特性を備えている構成を実現するには、前記サブ画素内において、前記複数の分割サブ画素は互いに異なる濃さのカラーフィルタを備えている構成を採用することができる。また、前記サブ画素内において、前記複数の分割サブ画素は互いに異なる光出射面積を備えている構成であってもよい。
本発明において、前記複数のサブ画素は各々、互いに異なる有色の光、例えば、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)などの有色光を出射することが好ましい。かかる構成によれば、中間色を含む多彩なカラー表示を行なうことができる。
本発明において、1つの前記画素は、2つのサブ画素によって構成される構成を採用することができる。
本発明において、前記駆動回路が前記複数の分割サブ画素を多階調駆動するにあたって、前記複数の分割サブ画素を2階調駆動する構成を採用してもよい。
本発明において、前記輝度レベル指令信号は、外部操作に基づいて、または/およびセンサによる検出結果に基づいて発生する構成を採用することができる。
本発明において、前記電気光学パネルは、例えば、前記分割サブ画素に対応する画素電極が形成された素子基板と、該素子基板に対向配置された対向基板と、前記素子基板と前記対向基板との間に保持された液晶とを備えた透過型液晶パネルである。
本発明を適用した電気光学装置は、携帯電話、電子手帳、ビューファインダ型、POS端末、タッチパネルなどの直視型表示装置(電子機器)に用いることができる他、ヘッドアップディスプレイなどといった投射型表示装置(電子機器)に用いることができる。
この場合、投射型表示装置は、前記電気光学装置に光を供給する光源と、該光源から出射された光を前記電気光学装置により光変調してなる表示光を被投射面に向けて投射する光学系とを有することになる。この場合、前記光源としてLEDを用いた場合でも、LEDでのPWM調光を行なわずに、電流調光によって画像の輝度を調整することができるので、調光周波数と液晶パネルでの駆動周波数との干渉に起因する画像の乱れが発生しない。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、電気光学装置として、アクティブマトリクス駆動形式の液晶装置に本発明を適用したものである。なお、以下の説明では、ヘッドアップディスプレイ(投射型表示装置/電子機器)に用いられる電気光学装置を中心に説明する。また、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[ヘッドアップディスプレイの基本的な構成]
図1は、本発明を適用した電気光学装置が搭載される電子機器の一例としてのヘッドアップディスプレイの基本構成を模式的に示す説明図である。
図1に示すヘッドアップディスプレイ1000は、バックライト装置110(光源)と、後述する電気光学装置100と、ミラー120(光学系)とを備えており、バックライト装置110から出射された白色光は、電気光学装置100により光変調されて表示光として電気光学装置100からミラー120に向けて出射される。そして、ミラー120で反射した表示光は、ウィンドシールドガラス130(被投射面)に投射される。バックライト装置110としては、LED、冷陰極線管、エレクトロルミネッセンス素子などを用いることができ、本形態ではLEDが用いられている。
かかるヘッドアップディスプレイ1000は、簡易ナビゲーション表示やスピード表示などを行なう。その際、少ない色数でも十分な情報を表示することができるので、ヘッドアップディスプレイ1000は、通常のフルカラー表示装置と違って、少ない種類の色で画像を表示すればよいという特殊性を備えている。
また、ヘッドアップディスプレイ1000は、ナイトビジョンとして構成されることもある。この場合、夜間、赤外線カメラなどの車両前方を撮像した画像を表示するとともに、通行人などの存在を認識した場合、画像内に赤色で警告を行なう。このような用途において、ヘッドアップディスプレイ1000は、通常のフルカラー表示装置と違って、例えば、緑色の画像表示と赤色での警告表示とを行なうことができればよいという特殊性を備えている。
このようなヘッドアップディスプレイ100においては、昼間であれば、周囲の明るさに負けない輝度で画像を表示する必要があるとともに、夜間では、まぶしくない程度にまで輝度を低下させる必要がある。かかる輝度調整は、後述する輝度レベル指令信号に基づいて行なわれる。輝度レベル指令信号は、利用者の手動による外部操作に基づいて、または/および照度センサ(図示せず)による検出結果に基づいて発生する。かかる輝度レベル指令信号によって、電気光学装置100でも輝度調整を行えるように、電気光学装置100は、以下に説明するように構成されている。
[実施の形態1]
(全体構成)
図2は、本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、電気光学装置100は、液晶パネル100p(電気光学パネル)と駆動回路200とを備えており、駆動回路200は、データ線駆動回路210、走査線駆動回路220、画像処理回路250、駆動電圧供給回路260などを備えている。本形態において、データ線駆動回路210および走査線駆動回路220は、液晶パネル100p上に、半導体プロセスにより形成された構造、あるいは液晶パネル100pにCOG実装されたICからなる。また、画像処理回路250や駆動電圧供給回路260などは、液晶パネル100pに接続されたフレキシブル基板(図示せず)に実装されたICなどにより構成されている。本形態では、図1を参照して説明したヘッドアップディスプレイ100での輝度を調整するための輝度レベル指令信号Sは、画像処理回路250に入力されるようになっている。
液晶パネル100pは、その中央領域に複数の画素100aがマトリクス状に配列された画素配列領域10bを備えている。詳しくは後述するが、本形態の電気光学装置100において、複数の画素100aは各々、互いに異なる色の光を出射する複数のサブ画素を備えている。本形態において、複数の画素100aは各々、2つのサブ画素を備えており、2つのサブ画素のうちの一方のサブ画素は、赤色(R)の光を出射するサブ画素100b(R)であり、他方のサブ画素は、緑色(G)の光を出射するサブ画素100b(G)である。
また、本形態では、赤色(R)の光を出射するサブ画素100b(R)は、赤色用の第1分割サブ画素R1と、赤色用の第2分割サブ画素R2とを備えており、緑色(G)の光を出射するサブ画素100b(G)は、緑色用の第1分割サブ画素G1と、緑色用の第2分割サブ画素G2とを備えている。
かかる液晶パネル100pにおいて、後述する素子基板10には、画素配列領域10bの内側で複数本のデータ線6aおよび複数本の走査線3aが縦横に延びており、それらの交点に対応する位置に各分割サブ画素(赤色用の第1分割サブ画素R1、赤色用の第2分割サブ画素R2、緑色用の第1分割サブ画素G1、および緑色用の第2分割サブ画素G2)が構成されている。複数の分割サブ画素の各々には、画素スイッチング素子としての薄膜トランジスタ30および画素電極9aが1対1の関係をもって形成されている。薄膜トランジスタ30のソースにはデータ線6aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ30のゲートには走査線3aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ30のドレインには画素電極9aが電気的に接続されている。
各分割サブ画素(赤色用の第1分割サブ画素R1、赤色用の第2分割サブ画素R2、緑色用の第1分割サブ画素G1、および緑色用の第2分割サブ画素G2)において、画素電極9aは、後述する対向基板に形成された共通電極と液晶を介して対向し、液晶容量50aを構成している。また、各分割サブ画素には、液晶容量50aで保持される階調信号がリークするのを防ぐために、液晶容量50aと並列に保持容量60が付加されている。本形態では、保持容量60を構成するために、走査線3aと並列するように容量線3bが形成されており、かかる容量線3bは共通電位線(図示せず)に接続され、所定の電位に保持されている。なお、保持容量60は前段の走査線3aとの間に形成される場合もある。
(駆動回路の構成)
素子基板10において、画素配列領域10bの外側領域にはデータ線駆動回路210および走査線駆動回路220が構成されている。走査線駆動回路220は、各走査線3aに電気的に接続しており、走査信号を各走査線3aに順次供給する。
データ線駆動回路210は各データ線6aの一端に電気的に接続しており、画像処理回路250から供給される画像データDsに対応する電圧の階調信号(画像信号)を各データ線6aに順次供給する。
すなわち、画像処理回路250は、上位の制御部からデータDfが入力されると、かかるデータDfに基づいて、ルックアップテーブル251から画像データDsを生成し、かかる画像データDsをフレームメモリ253に一時記憶しておき、所定のタイミングで画像データDsをデータ線駆動回路210に順次供給する。
また、データ線駆動回路210は、シフトジスタやラッチ回路を備えたサンプリング信号出力回路211と、電圧選択回路213とを備えており、データ線駆動回路210では、サンプリング信号出力回路211から出力された信号に基づいて、電圧選択回路213においてデータ線6a毎に所定の電圧が選択され、かかる電圧の信号が各データ線6aに階調信号(画像信号)として供給される。
ここで、画像処理回路250は、ルックアップテーブル251として、低輝度用のルックアップテーブル251L、中間輝度用のルックアップテーブル251M、高輝度用のルックアップテーブル251Hを備えており、これらのルックアップテーブル251L、251M、251Hのうちのいずれを使用するかは、輝度レベル指令信号Sによって制御される。かかる輝度レベル指令信号Sは、利用者の手動による外部操作に基づいて、または/および照度センサ(図示せず)によって生成される。
各分割画素に対する駆動方式としては、2階調以上の駆動方式が採用されており、以下の説明では、2階調駆動方式を採用した場合を例示する。このような2階調駆動方式を採用した場合、各データ線6aに供給される階調信号は、ON(点灯)あるいはOFF(消灯)に対応する2つの電圧である。それ故、電圧選択回路213は、2つの電圧レベルに対応する階調電圧線のみを備えている。なお、反転駆動方式が採用される場合、電圧選択回路213で選択される電圧の極性は、反転駆動方式の種類によって反転することになるため、階調電圧の数が増えることになるが、それでも、通常のフルカラー表示用の液晶装置と比較すると、階調電圧線の数は極めて少なくて済む。
(液晶パネルおよび素子基板の具体的構成)
図3(a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置100の液晶パネル100pを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。図3(a)、(b)に示すように、電気光学装置100の液晶パネル100pでは、所定の隙間を介して素子基板10と対向基板20とが所定の隙間を介してシール材107によって貼り合わされており、シール材107は対向基板20の縁に沿うように配置されている。シール材107は、光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。
素子基板10において、シール材107の外側領域では、素子基板10の一辺に沿ってデータ線駆動回路210および複数の端子230が形成されており、この一辺に隣接する2辺に沿って走査線駆動回路220が形成されている。対向基板20のコーナー部の少なくとも1箇所においては、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための上下導通材109が形成されている。
詳しくは後述するが、素子基板10には、画素電極9aがマトリクス状に形成されている。これに対して、対向基板20には、シール材107の内側領域に遮光性材料からなる額縁108が形成され、その内側が画像表示領域10aとされている。また、対向基板20では、素子基板10の画素電極9aの縦横の境界領域と対向する領域にブラックマトリクス(あるいはブラックストライプ)などと称せられる遮光膜23が形成され、その上層側には、後述するカラーフィルタ、平坦化膜、共通電極21、配向膜が形成されている。画素配列領域10bには、額縁108と重なる領域にダミーの画素が構成される場合があり、この場合、画素配列領域10bのうち、ダミー画素を除いた領域が画像表示領域10aとして利用されることになる。
図示を省略するが、電気光学装置100において、対向基板20および素子基板10の光入射側の面あるいは光出射側には、使用する液晶50の種類、すなわち、TN(ツイステッドネマティック)モード、STN(スーパーTN)モード等々の動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板などが所定の向きに配置される。
(各画素の具体的構成)
図4(a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置100に用いた素子基板10において相隣接する画素の平面図、およびそのA−A′線に相当する位置で電気光学装置100を切断したときの断面図である。
図4(a)、(b)に示すように、素子基板10には、ガラスなどからなる透光性基板10dの表面にシリコン酸化膜などからなる下地保護膜12が形成されているとともに、その表面側において、画素電極9aに隣接する位置にNチャネル型の薄膜トランジスタ30が形成されている。薄膜トランジスタ30は、島状の半導体膜1aに対して、チャネル形成領域1a′、低濃度ソース領域1b、高濃度ソース領域1d、低濃度ドレイン領域1c、および高濃度ドレイン領域1eが形成されたLDD(Lightly Doped Drain)構造を備えている。
半導体膜1aは、素子基板10に対してアモルファスシリコン膜を形成した後、レーザアニールやランプアニールなどにより多結晶化されたポリシリコン膜である。低濃度ソース領域1bおよび低濃度ドレイン領域1cは、走査線3aをマスクとして、例えば、約0.1×1013/cm2〜約10×1013/cm2のドーズ量で低濃度N型の不純物イオン(リンイオン)を導入することにより形成された半導体領域であり、高濃度ソース領域1dおよび高濃度ドレイン領域1eは、レジストマスクを用いて、約0.1×1015/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度N型の不純物イオン(リンイオン)を導入することにより形成された半導体領域である。
薄膜トランジスタ30の上層側には、層間絶縁膜7、8が形成されている。層間絶縁膜7の表面にはデータ線6aが形成され、このデータ線6aは、層間絶縁膜7に形成されたコンタクトホール7aを介して高濃度ソース領域1dに電気的に接続している。層間絶縁膜8の表面にはITO(Indium Tin Oxide)膜からなる透光性の画素電極9aが形成されている。画素電極9aは、層間絶縁膜8に形成されたコンタクトホール8aを介してドレイン電極6bに電気的に接続し、このドレイン電極6bは、層間絶縁膜7およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホール7bを介して高濃度ドレイン領域1eに電気的に接続している。画素電極9aの表面側にはポリイミド膜からなる配向膜16が形成されている。また、高濃度ドレイン領域1eからの延設部分1f(下電極)に対しては、ゲート絶縁膜2と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して、走査線3aと同層の容量線3bが上電極として対向することにより、保持容量60が構成されている。本形態において、走査線3aおよび容量線3bは、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜などの単層膜あるいは積層膜からなる。また、データ線6aおよびドレイン電極6bも、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜などの単層膜あるいは積層膜からなる。
このように構成した素子基板10と対向基板20とは、画素電極9aと共通電極21とが対面するように配置され、かつ、これらの基板間には、前記のシール材107(図3(a)、(b)参照)により囲まれた空間内に電気光学物質としての液晶50が封入されている。液晶50は、画素電極9aからの電界が印加されていない状態で配向膜16、26により所定の配向状態をとる。液晶50は、例えば一種または数種のネマティック液晶を混合したものなどからなる。
このような構成の電気光学装置100においては、1つの画素電極9aに対応して1つの分割サブ画素(赤色用の第1分割サブ画素R1、赤色用の第2分割サブ画素R2、緑色用の第1分割サブ画素G1、および緑色用の第2分割サブ画素G2)が構成されている。
このような分割サブ画素を構成するにあたって、対向基板20では、ガラスなどからなる透光性基板20bの表面に、まず、異なる色の分割サブ画素の境界領域と対向する領域(赤色用の第1分割サブ画素R1および緑色用の第2分割サブ画素G2との境界領域、および赤色用の第2分割サブ画素R2と緑色用の第1分割サブ画素G1との境界領域)に沿ってブラックストライプと称せられる遮光膜23が形成され、遮光膜23の上層側には、対応する色のカラーフィルタ22(R)、(G)が形成されている。すなわち、赤色用の第1分割サブ画素R1および第2分割サブ画素R2には、赤色(R)のカラーフィルタ22(R)が形成され、緑色用の第1分割サブ画素G1および第2分割サブ画素G2には、緑色(G)のカラーフィルタ22(G)が形成されている。また、カラーフィルタ22(R)、(G)の上層には、感光性樹脂からなる平坦化膜24、ITO膜からなる透光性の共通電極21、および配向膜26が形成されている。なお、全ての画素電極9aの縦横の各境界領域と対向する領域にブラックマトリクスと称せられる遮光膜23を形成してもよい。
(分割サブ画素の詳細構成)
図5は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100における各画素(サブ画素/分割サブ画素)の平面的な構成を示す説明図であり、隣接する4つの画素を示してある。
図5に示すように、本形態の電気光学装置100においては、カラー配列としてストライプ配列が採用されており、互いに直交する方向を第1方向X(走査線3aが延びている方向)および第2方向Y(データ線6aが延びている方向)としたとき、赤色(R)に対応するサブ画素100b(R)、および緑色(G)に対応するサブ画素100b(G)は各々、第2方向Yに配列されている。従って、第1方向Xに沿って配列された画素100aでは、赤色用のサブ画素100b(R)と、緑色用のサブ画素100b(G)とが交互に配置され、第2方向Yでは、赤色用のサブ画素100b(R)、および緑色用のサブ画素100b(G)の第1方向Xにおける位置が一致している。また、赤色用のサブ画素100b(R)と緑色用のサブ画素100b(G)はサイズが等しい。
ここで、赤色用のサブ画素100b(R)は、第1方向Xにおいて第1分割サブ画素R1と第2分割サブ画素R2とに分割され、緑色用のサブ画素100b(G)は、第1方向Xにおいて第1分割サブ画素G1と第2分割サブ画素G2とに分割されている。
また、図4(b)を参照して説明したカラーフィルタ22(R)、22(G)は、赤色用の第1分割サブ画素R1と第2分割サブ画素R2との間、および緑色用の第1分割サブ画素G1と第2分割サブ画素G2との間で色材濃度や厚さが等しく、濃さが等しい。
但し、第1分割サブ画素R1と第2分割サブ画素R2とのサイズ比(光出射面積の比)は7:3であり、第1分割サブ画素G1と第2分割サブ画素G2とのサイズ比(光出射面積の比)は7:3である。このため、第1分割サブ画素R1は、画素電極9aに印加された電圧が等しい条件において出射される光量が第2分割サブ画素R2に比較して大であり、輝度特性が高い。また、第1分割サブ画素G1は、画素電極9aに印加された電圧が等しい条件において出射される光量が第2分割サブ画素G2に比較して大であり、輝度特性が高い。
(表示動作)
図6(a)、(b)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100における各分割サブ画素に対する駆動条件と画素全体での光変調状態との関係を示す説明図、および各分割サブ画素に対する駆動条件を規定する画像データの説明図である。
本形態の電気光学装置100においては、分割サブ画素に対する駆動方式として2階調駆動方式が採用されているため、図6(a)の(ii)欄に示すように、各データ線6aに供給される階調信号は、ON(点灯)あるいはOFF(消灯)に対応する2つの電圧である。このため、各分割サブ画素(赤色用の第1分割サブ画素R1、赤色用の第2分割サブ画素R2、緑色用の第1分割サブ画素G1、および緑色用の第2分割サブ画素G2)は各々独立して、ON(点灯)あるいはOFF(消灯)に切り換えられる。その結果、図6(a)の(iii)欄に示すように、サブ画素全体での最大輝度を100%とした場合、各分割サブ画素における輝度は0%、30%、70%とに切り換えられることになり、それに伴い、図6(a)の(iv)欄に示すように、各サブ画素100b(R=R1+R2)、100b(G=G1+G2)での輝度は各々、0%、30%、70%、100%に切り換えられる。ここで、各サブ画素での輝度は各々、4水準であるため、図6(a)の(i)欄に示すように、画素100aでは、各分割サブ画素から出射される光が合成される結果、画素100aの状態は、以下の16種類
Black
Red30、70、100
Green30、70、100
Yellow30、70、100
黄緑1、2、3
Amber1、2、3
である。なお、各色の後に付した数値は輝度(階調)を示す。
そこで、本形態では、図6(a)の(i)欄に示すように、輝度レベル指令信号Sによって、輝度が低レベル、中間レベル、高レベルのいずれが指令されたかによって、上記16種類の状態を低輝度用、中間輝度用、高輝度用に振り分けてある。
より具体的には、低輝度時には、分割サブ画素のうち、輝度特性の低い第2分割サブ画素R2、G2を用いて、
条件L1:Black
条件L2:Red30
条件L3:Green30
条件L4:Yellow30
条件L5:黄緑1
条件L6;Amber1
により画像表示を行ない、
中間輝度時には、分割サブ画素のうち、輝度特性の高い第1分割サブ画素R1、G1を用いて、
条件L1:Black
条件L2:Red70
条件L3:Green70
条件L4:Yellow70
条件L5:黄緑2
条件L6;Amber2
により画像表示を行ない、
高輝度時には、第1分割サブ画素R1、G1および第2分割サブ画素R2、G2の双方を用いて、
条件L1:Black
条件L2:Red100
条件L3:Green100
条件L4:Yellow100
条件L5:黄緑3
条件L6;Amber3
により画像を行なう。
それ故、図1に示すバックライト光源110による調光を行なわなくても、液晶パネル100pのみでも輝度を調整することができる。また、液晶パネル100pでの輝度調整とともに、輝度レベル指令信号Sによって、バックライト光源110による調光を行なえば、調光範囲として1000:1を実現することができる。この場合でも、液晶パネル100pでの約10:1の輝度調整を併用することができるため、バックライト光源110による調光範囲は約100:1でよく、かかる調光範囲であれば、バックライト光源110に用いたLEDでは、PWM調光によらずに、電流調光でも対応することができる。
このような駆動を行なう際、図2に示す画像処理回路250に対しては、上位の制御部から、各画素100aに対する駆動条件を示すデータDfが入力され、画像処理回路250では、データDf、およびルックアップテーブル251に設定されているデータに基づいて、図6(b)に示すように、各画素100aに対する駆動条件が、「0」「1」の2値化信号からなる画像データDsに変換され、かかる画像データDsに基づいて、データ線駆動回路210からは各分割サブ画素に階調信号が出力される。その際、画像処理回路250には、ルックアップテーブル251として、低輝度用のルックアップテーブル251L、中間輝度用のルックアップテーブル251M、高輝度用のルックアップテーブル251Hが構成されており、これらのルックアップテーブル251L、251M、251Hのうちのいずれを使用するかは、利用者の手動による外部操、または/および照度センサによって生成された輝度レベル指令信号Sによって制御されるため、状況に応じて、図6(a)に示す条件L1〜6、M1〜6、H1〜6のいずれかの条件で画像を適正に表示することができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の電気光学装置100では、サブ画素100b(R)、100b(G)は各々、複数の分割サブ画素(第1分割サブ画素R1、G1および第2分割サブ画素R2、G2)を備えているため、輝度レベル指令信号に基づいて、各サブ画素において画像表示に用いる分割サブ画素および分割サブ画素の数を切り換えることにより、液晶パネル100pでも、画像の輝度調整を行なうことができる。従って、光源(バックライト光源110)のみで輝度を出射光量を調整しなくてもよい。それ故、ヘッドアップディスプレイ1000などにおいて、昼間であれば、周囲の明るさに負けない輝度で画像を表示することができるとともに、夜間では、まぶしくない程度にまで輝度を低下させることができる。また、特に夜間においては、不要な分割サブ画素を駆動しないので、省電力化を図ることができる。
また、調光範囲として1000:1を実現する場合でも、液晶パネル100pでの約10:1の輝度調整を併用することができるため、バックライト光源110による調光範囲は約100:1でよく、かかる調光範囲であれば、バックライト光源110に用いたLEDでは、PWM調光によらずに、電流調光でも対応することができる。それ故、PWM調光の際の調光周波数と液晶パネル100pでの駆動周波数との干渉に起因する画像の乱れが発生しない。
また、本形態の電気光学装置100では、2階調駆動方式を採用したため、階調電圧線が少なくて済むなど、駆動回路200の構成の簡素化を図ることができる。
また、複数のサブ画素100b(R)、100b(G)は、有色の光を出射する複数の分割サブ画素(赤色用の第1分割サブ画素R1、赤色用の第2分割サブ画素R2、緑色用の第1分割サブ画素G1、および緑色用の第2分割サブ画素G2)により構成されているため、2階調駆動であっても、多彩な画像表示を行なうことができる。
また、本形態では、2つの色のサブ画素100b(R)、100b(G)によって画素100aを構成し、混色の問題が発生しないとして、異なる色の分割サブ画素の境界領域と対向する領域のみにブラックストライプと称せられる遮光膜23を形成し、同一色の分割サブ画素に属する画素電極9aの境界領域と対向する領域には遮光膜23を形成していない。このため、3色のサブ画素を用いた場合に比較して画素開口率が高い。それ故、本形態によれば、輝度の高い画像を表示することができる。
[実施の形態2]
図7は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置100における各画素(サブ画素/分割サブ画素)の平面的な構成を示す説明図である。
実施の形態1では、赤色用の第1分割サブ画素R1と第2分割サブ画素R2との間、および緑色用の第1分割サブ画素G1と第2分割サブ画素G2との間で輝度特性を相違させるにあたって、第1分割サブ画素R1、G1と第2分割サブ画素R2、G2のサイズを相違させたが、図7に示すように、第1分割サブ画素R1、G1と第2分割サブ画素R2、G2のサイズを同一とし、図4(b)を参照して説明したカラーフィルタ22(R)、22(G)の濃さを相違させてもよい。
すなわち、図4(b)を参照して説明した赤色(R)のカラーフィルタ22(R)を、赤色用の第1分割サブ画素R1と第2分割サブ画素R2とにおいて色材濃度や厚さを相違させ、濃さを相違させてある。本形態では、第1分割サブ画素R1に形成されたカラーフィルタ22(R)は、第2分割サブ画素R2に形成されたカラーフィルタ22(R)よりも色材濃度が低い。それ故、本形態では、第1分割サブ画素R1は、画素電極9aに印加された電圧が等しい条件において出射される光量が第2分割サブ画素R2に比較して大であり、輝度特性が高い。また、図4(b)を参照して説明した緑色(G)のカラーフィルタ22(G)を、緑色用の第2分割サブ画素G1と第2分割サブ画素G2とにおいて色材濃度や厚さを相違させ、濃さが相違させてある。本形態では、第1分割サブ画素G1に形成されたカラーフィルタ22(G)は、第2分割サブ画素G2に形成されたカラーフィルタ22(G)よりも色材濃度が低い。それ故、本形態では、第1分割サブ画素G1は、画素電極9aに印加された電圧が等しい条件において出射される光量が第2分割サブ画素G2に比較して大であり、輝度特性が高い。
その他の構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
[その他の実施の形態]
上記実施の形態1、2では、第1方向Xに赤色(R)に対応するサブ画素100b(R)と緑色(G)に対応するサブ画素100b(G)が交互に配置され、サブ画素100b(R)、100b(G)は、第1方向Xで第1分割サブ画素R1、G1と第2分割サブ画素R2、G2とに分割されていたが、図8(a)に示すように、サブ画素100b(R)、100b(G)が第2方向Yで第1分割サブ画素R1、G1と第2分割サブ画素R2、G2とに分割されている構成を採用してもよい。また、図8(b)に示すように、第2方向Yに赤色(R)に対応するサブ画素100b(R)と緑色(G)に対応するサブ画素100b(G)が交互に配置され、サブ画素100b(R)、100b(G)が第1方向Xで第1分割サブ画素R1、G1と第2分割サブ画素R2、G2とに分割されている構成を採用してもよい。
上記実施の形態1、2では、分割サブ画素に対する階調駆動として2階調駆動方式を採用したが、3階調以上の駆動方式を採用してもよい。
上記実施の形態1、2では、1つの画素100aに赤色のサブ画素100b(R)と緑色のサブ画素100b(G)とを設けたが、サブ画素に対応する色については、赤色と緑色との組み合わせに限らず、赤色と青色との組み合わせなどを採用してもよい。サブ画素に対応する色については、一方のサブ画素については、赤色、緑色、青色などの有色を対応させ、他方のサブ画素については白色を対応させてもよく、かかる白色のサブ画素は、カラーフィルタの形成を省略することにより実現することができる。
上記実施の形態1、2では、1つの画素100aに、異なる色に対応する2つサブ画素を設けたが、3つ以上のサブ画素、例えば、赤色、緑色、青色に対応するサブ画素を設けてもよい。
上記実施の形態1、2では、サブ画素に2つの分割サブ画素を設けたが、3つ以上の分割サブ画素を設けてもよい。
上記実施の形態1、2では、カラー配列としてストライプ配列が採用されていたが、第2方向Yで隣接する画素間では、サブ画素100b(R)とサブ画素100b(G)とが画素100aのピッチの1/2倍に相当する寸法だけ、第1方向Xにおける位置がずれているデルタ配列を採用してもよい。かかる構成を採用すれば、電気光学装置100にカバーを設けた場合などにおいて、矢印Xにおける端部がカバーで覆われ、かかる端部で線を表示した場合に特定色の線が表示されてしまうことを防止することができる。
上記実施の形態1、2では、半導体膜としてポリシリコン膜を用いた例であったが、アモルファスシリコン膜や単結晶シリコン層を用いた素子基板10に本発明を適用してもよい。また、画素スイッチング素子として薄膜ダイオード素子(非線形素子)を用いた液晶装置に本発明を適用してもよい。
また、上記形態では、TN(Twisted Nematic)方式の液晶装置(電気光学装置)に本発明を適用したが、いわゆるフリンジフィールドスイッチング(FFS(Fringe Field Switching))方式やインプレンスイッチング(IPS(In Plane Switching))方式等、横電界により液晶を駆動するタイプの液晶装置(電気光学装置)に本発明を適用してもよい。
さらに、上記形態では、電気光学装置として、液晶装置を例に説明したが、液晶以外の電気光学物質を用いた電気光学装置、例えば、有機エレクトロルミネッセンス装置に本発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置100を適用した電子機器について説明する。図9(a)に、電気光学装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。図9(b)に、電気光学装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置100に表示される。
なお、電気光学装置100が適用される電子機器としては、図9に示すものの他、ページャ、電子手帳、電卓、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置100が適用可能である。
本発明を適用した電気光学装置が搭載される電子機器の一例としてのヘッドアップディスプレイの基本構成を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置を各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置に用いた素子基板において相隣接する画素の平面図、およびそのA−A′線に相当する位置で電気光学装置を切断したときの断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置における各画素(サブ画素/分割サブ画素)の平面的な構成を示す説明図である。 (a)、(b)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置における各分割サブ画素に対する駆動条件と画素全体での光変調状態との関係を示す説明図、および各分割サブ画素に対する駆動条件を規定する画像データの説明図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学装置における各画素(サブ画素/分割サブ画素)の平面的な構成を示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明の他の実施の形態に係る電気光学装置における各画素(サブ画素/分割サブ画素)の平面的な構成を示す説明図である。 本発明に係る電気光学装置を用いた電子機器の説明図である。
符号の説明
9a・・画素電極、10・・素子基板、10b・・画素配列領域、20・・対向基板、22(R)、(G)・・カラーフィルタ、30・・薄膜トランジスタ、100・・電気光学装置、100a・・画素、100b(R)、(G)・・サブ画素、100p・・液晶パネル(電気光学パネル)、110・・バックライト装置(光源)、120・・ミラー(光学系)、200・・駆動回路、210・・データ線駆動回路、220・・走査線駆動回路、250・・画像処理回路、260・・駆動電圧供給回路、1000・・ヘッドアップディスプレイ(電子機器)、R1・・赤色用の第1分割サブ画素、R2・・赤色用の第2分割サブ画素、G1・・緑色用の第1分割サブ画素、G2・・緑色用の第2分割サブ画素、S・・輝度レベル指令信号

Claims (14)

  1. 複数の画素が構成された電気光学パネルと、前記複数の画素を駆動する駆動回路と、を備えた電気光学装置において、
    前記複数の画素は各々、互いに異なる色の光を出射する複数のサブ画素を備え、
    前記複数のサブ画素は各々、同色の光を出射する複数の分割サブ画素を備え、
    前記駆動回路は、輝度レベル指令信号に基づいて、各サブ画素において画像表示に用いる分割サブ画素または/および分割サブ画素の数を切り換えることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記複数のサブ画素は各々、前記複数のサブ画素として、輝度特性が異なる複数の分割サブ画素を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記複数のサブ画素は各々、前記複数のサブ画素として、輝度特性が異なる2つの分割サブ画素を備え、
    前記駆動回路は、前記輝度レベル指令信号に基づいて、画像表示の形態を、各サブ画素において、輝度特性が低い分割サブ画素を用いての低輝度表示、輝度特性が高い分割サブ画素を用いての中間輝度表示、および2つの分割サブ画素を用いての高輝度表示に切り換えることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記サブ画素内において、前記複数の分割サブ画素は互いに異なる濃さのカラーフィルタを備えていることを特徴とする請求項2または3に記載の電気光学装置。
  5. 前記サブ画素内において、前記複数の分割サブ画素は互いに異なる光出射面積を備えていることを特徴とする請求項2または3に記載の電気光学装置。
  6. 前記複数のサブ画素は各々、互いに異なる有色の光を出射することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電気光学装置。
  7. 1つの前記画素は、2つのサブ画素によって構成されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記駆動回路は、前記複数の分割サブ画素を2階調駆動することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電気光学装置。
  9. 前記輝度レベル指令信号は、外部操作に基づいて、または/およびセンサによる検出結果に基づいて発生することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電気光学装置。
  10. 前記電気光学パネルは、前記分割サブ画素に対応する画素電極が形成された素子基板と、該素子基板に対向配置された対向基板と、前記素子基板と前記対向基板との間に保持された液晶とを備えた透過型液晶パネルであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の電気光学装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
  12. 前記電気光学装置に光を供給する光源と、該光源から出射された光を前記電気光学装置により光変調してなる表示光を被投射面に向けて投射する光学系とを有することを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記光源は、LEDであることを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
  14. 複数の画素が構成された電気光学パネルを備えた電気光学装置の駆動方法において、
    前記複数の画素の各々に、互いに異なる色の光を出射する複数のサブ画素を設けるとともに、当該複数のサブ画素の各々に、同色の光を出射する複数の分割サブ画素を設け、
    輝度レベル指令信号に基づいて、各サブ画素において画像表示に用いる分割サブ画素または/および分割サブ画素の数を切り換えることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014126764A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Mitsubishi Electric Corp 表示装置
JP2014222308A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 株式会社デンソー ヘッドアップディスプレイ装置

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