JP2009080382A - 液晶装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】外光の状態に適合した条件でカラー画像を表示することのできる液晶装置、およびこの液晶装置を備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】液晶装置100において、素子基板10のダミー画素領域10dに形成された光センサ素子40は、対向基板20側から入射してカラーフィルタ22を透過した外光を受光する。このため、光センサ素子40での受光結果に基づけば、入射光に含まれている可視光の程度や、どのような可視光成分がどのような割合で含まれているかを判定できるので、かかる判定結果に基づいて、液晶装置100の駆動条件を制御すれば、外光の状態に適切に対応した条件でカラー画像を表示することができる。
【選択図】図3
【解決手段】液晶装置100において、素子基板10のダミー画素領域10dに形成された光センサ素子40は、対向基板20側から入射してカラーフィルタ22を透過した外光を受光する。このため、光センサ素子40での受光結果に基づけば、入射光に含まれている可視光の程度や、どのような可視光成分がどのような割合で含まれているかを判定できるので、かかる判定結果に基づいて、液晶装置100の駆動条件を制御すれば、外光の状態に適切に対応した条件でカラー画像を表示することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、カラーフィルタを用いてのカラー表示が行なわれる液晶装置、およびこの液晶装置を備えた電子機器に関するものである。
液晶装置は、素子基板と対向基板との間に液晶が保持されており、外光あるいはバックライト装置から出射されたバックライト光を光変調して画像を表示する。その際、外光の強度によって画像の見栄えが変化する。そこで、素子基板に光センサ素子を搭載し、この光センサ素子での受光結果に基づいて外光の強度を判定し、外光強度に適した輝度で画像を表示することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−65004号公報
しかしながら、特許文献1に開示の液晶装置においては、光センサ素子の検出結果から、入射光に可視光が含まれている割合や、どのような可視光成分がどのような程度で含まれているかまで判定できないため、外光の状態に対応したカラー画像を表示することができないという問題点がある。すなわち、太陽光のスペクトラムは図4の細い実線L1で示されるのに対して、蛍光灯から出射された光のスペクトラムは図4の細い点線L2で示されるように、白色光でもスペクトラムが大きく相違するため、同一の条件下でカラー画像を表示しても、太陽光下と蛍光灯下では、表示されたカラー画像の品位が相違するのである。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、外光の状態に適合した条件でカラー画像を表示することのできる液晶装置、およびこの液晶装置を備えた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、画像表示領域内に配列された複数の表示画素の各々に画素電極および画素スイッチング素子を備えた素子基板と、表示光が出射される側で前記素子基板に対向配置された透光性の対向基板と、該対向基板と前記素子基板との間に保持された液晶とを有し、前記対向基板において前記画素電極と対向する各々の位置に複数色の画素内カラーフィルタが形成された液晶装置において、前記対向基板には前記画像表示領域の外側に1色乃至複数色の画素外カラーフィルタが形成され、前記素子基板において前記画素外カラーフィルタと重なる位置には、前記対向基板側から入射して前記画素外カラーフィルタを透過した外光を受光可能な光センサ素子が形成されていることを特徴とする。
本発明では、素子基板に形成された光センサ素子は、対向基板側から入射して画素外カラーフィルタを透過した外光を受光するため、光センサ素子での受光結果に基づけば、入射光に含まれている可視光の程度や、どのような可視光成分がどのような割合で含まれているかを判定できるので、かかる判定結果に基づいて、液晶装置の駆動条件を制御すれば、外光の状態に適切に対応した条件でカラー画像を表示することができる。このため、太陽光下および蛍光灯下の双方において品位の高いカラー画像を表示することができる。
本発明において、前記画素外カラーフィルタは、複数色分が形成され、前記光センサ素子は、前記複数色の画素外カラーフィルタの各々に対応して形成されていることが好ましい。このように構成すると、外光の状態をより正確に判定できるので、外光の状態にかかわらず、品位の高いカラー画像を表示することができる。
本発明では、前記素子基板において前記画像表示領域の外側、かつ、前記素子基板と前記対向基板との間で前記液晶の保持領域を区画するシール材の内側には、画素電極および画素スイッチング素子を備えた、表示に直接寄与しないダミー画素が形成されたダミー画素領域を有し、前記画素外カラーフィルタは、前記ダミー画素に重なる領域に形成されていることが好ましい。このように構成すると、光センサ素子は、画像表示領域に近い位置で外光を検出することができる。また、画像表示領域に近い位置に光センサ素子を配置すると、素子基板において光センサ素子が形成されている部分と対向基板との間に液晶が介在するが、このような場合でも、光センサ素子に重なる画素電極を介して液晶を駆動すれば、光センサ素子に外光を入射させることができる。
本発明において、前記画素外カラーフィルタを介しての前記光センサ素子の受光結果に基づいて、前記外光の種類を判定し、当該判定結果に基づいて、液晶装置における駆動条件が調整されることが好ましい。
この場合、前記画素外カラーフィルタを介しての前記光センサ素子の受光結果に基づいて、少なくとも前記外光が太陽光、あるいは照明器具から出射された光のいずれかが判定されることが好ましい。太陽光と照明器具から出射された光とでは、可視光成分の色毎の割合が相違し、その結果、表示された画像の品位が変化するが、外光が太陽光か照明器具から出射された光かを判定できれば、それに対応した条件で液晶装置を駆動でき、外光の種類にかかわらず、品位の高いカラー画像を表示することができる。
本発明において、前記画素外カラーフィルタを介しての前記光センサ素子の受光結果に基づいて、前記外光の強度を判定し、当該判定結果に基づいて、液晶装置における駆動条件が調整されることが好ましい。カラーフィルタを介して光センサ素子が外光を受光した結果によれば、カラー画像の品位に影響を及ぼす可視光の強度を確実に判定できるので、それに適した条件で液晶装置を駆動すれば、外光の照度にかかわらず、品位の高いカラー画像を表示することができる。
本発明において、前記駆動条件としては、例えば、前記画素電極に供給される信号レベルが調整される。この場合、外光の種類に応じて、対応する色毎に信号レベルを補正すれば、外光の種類によってカラー画像の品位が変化するのを防止できる。また、外光の強度に応じて、対応する色毎あるいは全ての画素に供給する信号レベルを補正すれば、外光の強度にかかわらず、品位の高いカラー画像を表示することができる。
本発明において、前記画像表示領域では、少なくとも、前記外光の反射光を利用した反射モードでの画像表示が行なわれる。
本発明において、前記素子基板に対して前記対向基板が位置する側とは反対側にバックライト装置が配置され、前記画像表示領域では、少なくとも、前記バックライト装置から出射されたバックライト光を利用した透過モードでの画像表示が行なわれる。
透過モードで画像表示をする液晶装置の場合、前記駆動条件として、前記バックライト装置からのバックライト光の出射強度が調整されるように構成してもよい。
また、前記バックライト装置は、互いに異なる色の光を出射する複数色の色光源を備え、当該複数色の色光源から出射された光を合成してバックライト光として出射し、前記駆動条件として、前記複数色の色光源からの前記色光の相対的な出射強度が調整されるように構成してもよい。このように構成すると、外光の種類に応じて、バックライト光に含まれる可視光成分の色毎の割合を最適化することができるので、外光の状態にかかわらず、品位の高いカラー画像を表示することができる。
本発明において、前記素子基板に対して前記対向基板が位置する側とは反対側にバックライト装置が配置され、前記画像表示領域では、前記バックライト装置から出射されたバックライト光を利用した透過モードでの画像表示と、前記外光の反射光を利用した反射モードでの画像表示とが行なわれる場合、前記画素外カラーフィルタを介しての前記光センサ素子の受光結果に基づいて、前記透過モードでの画像表示と前記反射モードでの画像表示とが切り替えられる構成を採用してもよい。
本発明を適用した液晶装置は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、情報携帯端末などの電子機器に用いることができる。
以下に、図面を参照して本発明について説明する。以下の実施形態は、代表的な液晶装置であるTFTアクティブマトリクス駆動形式の液晶装置に本発明を適用したものである。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る液晶装置の電気的構成を示すブロック図である。図1に示す液晶装置100は、半透過反射型の液晶装置であり、液晶パネル100p、画像処理回路202、タイミング発生回路203、電源回路201、バックライト装置600、バックライト装置600に対する調光回路500などを備えている。画像処理回路202、タイミング発生回路203および電源回路201は、液晶パネル100pに接続されたフレキシブル基板108(図2(a)、(b)参照)に実装されたICなどにより構成されている。タイミング発生回路203では、液晶パネル100pの各画素100bを駆動するためのドットクロックが生成され、このドットクロックに基づいて、クロック信号、反転クロック信号、転送開始が生成される。画像処理回路202は、外部から入力画像データが入力されると、この入力画像データに基づいて画像信号を生成し、液晶パネル100pに供給する。電源回路201は、複数の電源を生成して液晶パネル100pに供給する。
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る液晶装置の電気的構成を示すブロック図である。図1に示す液晶装置100は、半透過反射型の液晶装置であり、液晶パネル100p、画像処理回路202、タイミング発生回路203、電源回路201、バックライト装置600、バックライト装置600に対する調光回路500などを備えている。画像処理回路202、タイミング発生回路203および電源回路201は、液晶パネル100pに接続されたフレキシブル基板108(図2(a)、(b)参照)に実装されたICなどにより構成されている。タイミング発生回路203では、液晶パネル100pの各画素100bを駆動するためのドットクロックが生成され、このドットクロックに基づいて、クロック信号、反転クロック信号、転送開始が生成される。画像処理回路202は、外部から入力画像データが入力されると、この入力画像データに基づいて画像信号を生成し、液晶パネル100pに供給する。電源回路201は、複数の電源を生成して液晶パネル100pに供給する。
液晶パネル100pは、その中央領域に複数の画素100bがマトリクス状に配列された画素配列領域10bを備えている。画素配列領域10bのうち、太い一点鎖線で区画した領域のうち、中央領域は、複数の表示画素100aが配列された画像表示領域10aであり、その外側領域のうち、後述するシール材の形成領域より内側は、表示に直接寄与しないダミー画素100dが配列されたダミー画素領域10dである。
かかる液晶パネル100pにおいて、後述する素子基板10には、画素配列領域10bの内側で複数本のデータ線6aおよび複数本の走査線3aが縦横に延びており、それらの交点に対応する位置に画素100bが構成されている。複数の画素100bでは、表示画素100aおよびダミー画素100dのいずれにおいても、画素スイッチング素子としての薄膜トランジスタ30および画素電極9aが形成されている。薄膜トランジスタ30のソースにはデータ線6aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ30のゲートには走査線3aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ30のドレインには画素電極9aが電気的に接続されている。
素子基板10において、画素配列領域10bの外側領域には走査線駆動回路104およびデータ線駆動回路101が構成されている。データ線駆動回路101はデータ線6aに電気的に接続しており、画像信号を各データ線6aに順次供給する。走査線駆動回路104は走査線3aに電気的に接続しており、走査信号を各走査線3aに順次供給する。
各画素100bにおいて、画素電極9aは、後述する対向基板に形成された共通電極と液晶を介して対向し、液晶容量50aを構成している。また、各画素100bには、液晶容量50aで保持される画像信号がリークするのを防ぐために、液晶容量50aと並列に保持容量60が付加されている。本形態では、保持容量60を構成するために、走査線3aと並列するように容量線3bが形成されており、かかる容量線3bは共通電位線(図示せず)に接続され、所定の電位に保持されている。なお、保持容量60は前段の走査線3aとの間に形成される場合もある。
このように構成した液晶装置100において、画像表示領域10aに形成された表示画素100aは、後述する対向基板に形成された画素内カラーフィルタによって赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に対応するサブピクセルを構成し、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3つの表示画素100aによって1つのピクセルを構成する。本形態では、同一の色に対応する表示画素100aは、データ線6aに沿って並ぶストライプ配列が採用されており、カラーフィルタは、画素外カラーフィルタとしてダミー画素領域10dにも形成されている。このため、ダミー画素100dも各々、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に対応している。
詳しくは後述するが、本形態では、素子基板10において、例えば、データ線駆動回路101が位置する側とは反対側に並ぶダミー画素100dの各々には、光センサ素子40が形成されている。また、同一の色に対応するダミー画素100dに形成された光センサ素子40同士は、共通の配線47を介して検出回路45に接続されている。
ここで、検出経路45は、光センサ素子40での受光結果に基づいて、受光した光の強度を判定するとともに、異なる色に対応するダミー画素100dに形成された光センサ素子40での受光結果を比較して、受光した光が太陽光か蛍光灯の光かを判定し、かかる判定結果に基づいて、画素処理回路202および調光回路500などを制御する。
(液晶パネル100pの具体的構成)
図2(a)、(b)は各々、本発明を適用した液晶装置100の液晶パネル100pを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。図2(a)、(b)に示すように、液晶装置100の液晶パネル100pでは、所定の隙間を介して素子基板10と、ガラスなどを基材とする透光性の対向基板20とがシール材107(図2(a)において右下がりの斜線を付した領域)によって貼り合わされており、シール材107は対向基板20の外周縁に沿うように配置されている。シール材107は、光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。対向基板20のコーナー部などにおいては、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための上下導通材(図示せず)が形成されている。
図2(a)、(b)は各々、本発明を適用した液晶装置100の液晶パネル100pを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。図2(a)、(b)に示すように、液晶装置100の液晶パネル100pでは、所定の隙間を介して素子基板10と、ガラスなどを基材とする透光性の対向基板20とがシール材107(図2(a)において右下がりの斜線を付した領域)によって貼り合わされており、シール材107は対向基板20の外周縁に沿うように配置されている。シール材107は、光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。対向基板20のコーナー部などにおいては、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための上下導通材(図示せず)が形成されている。
素子基板10において、シール材107の内周縁より外側領域には、素子基板10の一辺に沿ってデータ線駆動回路101および複数の端子102が形成されており、この一辺に隣接する辺に沿って走査線駆動回路104が形成されている。また、素子基板10には、端子102によりフレキシブル基板108が接続されている。なお、素子基板10には、画素配列領域10b、データ線駆動回路101および走査線駆動回路104を静電気から保護するための保護回路や検査回路が構成される場合もあるが、それらの説明は省略する。
詳しくは後述するが、素子基板10には、画素電極9aがマトリクス状に形成されている。対向基板20には、シール材107の内側領域に額縁状の遮光膜23b(図2(a)において右上がりの斜線を付した領域)が形成され、その内側が画像表示領域10aとされ、図1を参照して説明したダミー画素領域10dは、遮光膜23bと重なる領域に配置されている。また、対向基板20では、素子基板10の画素電極9aの縦横の境界領域と対向する領域にブラックマトリクス、あるいはブラックストライプなどと称せられる遮光膜23aが形成され、その表面側には、ITO膜からなる対向電極21などが形成されている。
ここで、遮光膜23bには、図1を参照して説明した光センサ素子40と重なる部分が開口部23cになっており、外光は、光センサ素子40に到達することが可能である。なお、図2(a)では、開口部23cは、光センサ素子40が配列されている方向にスリット状に延びた形状になっているが、光センサ素子40が形成されている領域に対応してドット状に形成されている構成であってもよい。
シール材107より囲まれた空間内には電気光学物質としての液晶50が封入されている。液晶50は、画素電極9aからの電界が印加されていない状態で、素子基板10および対向基板に形成された配向膜16、22(図3参照)により所定の配向状態をとる。液晶50は、例えば一種または数種のネマティック液晶を混合したものなどからなる。
液晶装置100において、素子基板10の背面側(素子基板10に対して対向基板20が配置されている側とは反対側)にはバックライト装置600が配置されており、バックライト装置600から出射された光は、素子基板10の側から液晶パネル100pに入射して対向基板20の側から出射される間に変調され、対向基板20の側から表示光として出射される。バックライト装置600としては白色光を出射する面光源装置を採用することができるとともに、図2(b)に示すように、白色光を出射するLED素子610と導光板620とを用いた光源装置を採用することもできる。
このように形成した液晶装置100は、後述するモバイルコンピュータ、携帯電話機、液晶テレビなどといった電子機器のカラー表示装置として用いることができる。この場合、対向基板20および素子基板10の光入射側の面あるいは光出射側には、使用する液晶50の種類、すなわち、TN(ツイステッドネマティック)モード、STN(スーパーTN)モード等々の動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板などが所定の向きに配置されるが、以下の説明ではこれらの光学部材の図示や説明を省略する。
(各画素の構成)
図3は、本発明を適用した液晶装置100の画像表示領域10aの端部およびダミー画素領域10dの構成を模式的に示す断面図である。
図3は、本発明を適用した液晶装置100の画像表示領域10aの端部およびダミー画素領域10dの構成を模式的に示す断面図である。
図3に示すように、素子基板10には、ガラスなどからなる透光性基板10sの表面に
シリコン酸化膜などからなる下地保護膜12が形成されているとともに、その表面側には、画像表示領域10aの表示画素100a、およびダミー画素領域10dのダミー画素100dのいずれにも、Nチャネル型の薄膜トランジスタ30が形成されている。薄膜トランジスタ30において、島状の半導体膜1aには、ソース領域、チャネル領域、およびドレイン領域がこの順に配置されている。半導体膜1aの上層にはシリコン酸化膜などからなるゲート絶縁膜2が形成され、ゲート絶縁膜2の上層には走査線3aが形成されている。走査線3aの一部は、ゲート電極としてゲート絶縁膜2を介してチャネル領域に対向している。半導体膜1aは、例えば、透光性基板10sに対してアモルファスシリコン膜を形成した後、レーザアニールやランプアニールなどにより多結晶化されたポリシリコン膜(低温ポリシリコン膜)である。薄膜トランジスタ30の上層側には、層間絶縁膜7、8が形成されている。層間絶縁膜7の表面にはデータ線6aおよびドレイン電極6bが形成され、データ線6aは、層間絶縁膜7に形成されたコンタクトホールを介してソース領域に電気的に接続している。層間絶縁膜8の表面には、ITO膜からなる画素電極9aが形成されている。画素電極9aは、層間絶縁膜8に形成されたコンタクトホールを介してドレイン電極6bに電気的に接続し、このドレイン電極6bは、層間絶縁膜7およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホールを介して高濃度ドレイン領域に電気的に接続している。画素電極9aの表面側にはポリイミド膜からなる配向膜16が形成されている。なお、図示を省略するが、ドレイン領域からの延設部分(下電極)に対しては、ゲート絶縁膜2と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して、走査線3aと同層の容量線3bが上電極として対向することにより、図1を参照して説明した保持容量60が構成されている。
シリコン酸化膜などからなる下地保護膜12が形成されているとともに、その表面側には、画像表示領域10aの表示画素100a、およびダミー画素領域10dのダミー画素100dのいずれにも、Nチャネル型の薄膜トランジスタ30が形成されている。薄膜トランジスタ30において、島状の半導体膜1aには、ソース領域、チャネル領域、およびドレイン領域がこの順に配置されている。半導体膜1aの上層にはシリコン酸化膜などからなるゲート絶縁膜2が形成され、ゲート絶縁膜2の上層には走査線3aが形成されている。走査線3aの一部は、ゲート電極としてゲート絶縁膜2を介してチャネル領域に対向している。半導体膜1aは、例えば、透光性基板10sに対してアモルファスシリコン膜を形成した後、レーザアニールやランプアニールなどにより多結晶化されたポリシリコン膜(低温ポリシリコン膜)である。薄膜トランジスタ30の上層側には、層間絶縁膜7、8が形成されている。層間絶縁膜7の表面にはデータ線6aおよびドレイン電極6bが形成され、データ線6aは、層間絶縁膜7に形成されたコンタクトホールを介してソース領域に電気的に接続している。層間絶縁膜8の表面には、ITO膜からなる画素電極9aが形成されている。画素電極9aは、層間絶縁膜8に形成されたコンタクトホールを介してドレイン電極6bに電気的に接続し、このドレイン電極6bは、層間絶縁膜7およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホールを介して高濃度ドレイン領域に電気的に接続している。画素電極9aの表面側にはポリイミド膜からなる配向膜16が形成されている。なお、図示を省略するが、ドレイン領域からの延設部分(下電極)に対しては、ゲート絶縁膜2と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して、走査線3aと同層の容量線3bが上電極として対向することにより、図1を参照して説明した保持容量60が構成されている。
対向基板20は、透光性基板20sの表面に、ブラックマトリクス、あるいはブラックストライプなどと称せられる遮光膜23a、および額縁状の遮光膜23bが形成されている。また、画像表示領域10aにおいて、遮光膜23aが形成されていない領域には、赤色(R)緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ22(R)、(G)、(B)が形成され、カラーフィルタ22(R)、(G)、(B)は各々、画素内カラーフィルタとして画素電極9aに対向している。また、ダミー画素領域10d(ダミー画素100d)を覆う遮光膜23bには開口部23cが形成されており、かかる開口部23cにも、赤色(R)緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ22(R)、(G)、(B)が形成され、カラーフィルタ22(R)、(G)、(B)は、画素外カラーフィルタとしてダミー画素100dの画素電極9aに対向している。
また、遮光膜23a、23bおよびカラーフィルタ22(R)、(G)、(B)を覆うように平坦化保護膜24が形成され、平坦化保護膜24の表面にはITO膜からなる対向電極21および配向膜26が形成されている。
このように構成した液晶装置100は半透過反射型であり、画像表示領域10aでは、矢印L1で示すように、バックライト装置600から出射されたバックライト光を利用した透過モードでの画像表示と、矢印L2で示すように、外光の反射光を利用した反射モードでの画像表示とが行なわれる。このため、画素電極9aと層間絶縁膜8との間には、画素電極9aと部分的に重なる光反射層9bがアルミニウム膜などにより形成されている。
(光センサ素子40の構成)
本形態の液晶装置100において、ダミー画素領域10dに形成した画素電極9aの下層側には、PIN型のフォトダイオードからなる光センサ素子40が形成されており、光センサ素子40は、液晶50を挟んでカラーフィルタ22(R)、(G)、(B)と対向している。光センサ素子40は、例えば、薄膜トランジスタ30のソース領域およびドレイン領域と同時形成されたN型のシリコン層41と、真性のシリコン層42と、P型のシリコン層43とがこの順に積層された構造を備えており、かかるP型のシリコン層43は、例えば走査線3aと同時形成することができる。なお、光センサ素子40を構成するにあたっては、共通のシリコン層の中央に真性領域を残し、その両側にN型領域およびP型領域を形成してもよい。
本形態の液晶装置100において、ダミー画素領域10dに形成した画素電極9aの下層側には、PIN型のフォトダイオードからなる光センサ素子40が形成されており、光センサ素子40は、液晶50を挟んでカラーフィルタ22(R)、(G)、(B)と対向している。光センサ素子40は、例えば、薄膜トランジスタ30のソース領域およびドレイン領域と同時形成されたN型のシリコン層41と、真性のシリコン層42と、P型のシリコン層43とがこの順に積層された構造を備えており、かかるP型のシリコン層43は、例えば走査線3aと同時形成することができる。なお、光センサ素子40を構成するにあたっては、共通のシリコン層の中央に真性領域を残し、その両側にN型領域およびP型領域を形成してもよい。
また、素子基板10において、薄膜トランジスタ30の下層側には、透光性基板10sと下地保護膜12との層間に、バックライト装置600からの光が直接、入射することを防止するための遮光膜5aが形成されている。さらに、光センサ素子40の下層側にも、透光性基板10sと下地保護膜12との層間に、バックライト装置600からの光が直接、入射することを防止するための遮光膜5bが形成されている。
このように構成した液晶装置100では、画素電極9aと対向電極21との間に印加された駆動電圧によって液晶50の配向を制御し、透過モードでは、バックライト装置600から出射されたバックライト光を光変調する一方、反射モードでは、対向基板20の側から入射した外光を光変調する。
このような表示を行なう際、ダミー画素領域10d(ダミー画素100d)でも、画素電極9aと対向電極21との間に印加された駆動電圧によって液晶50の配向が制御され、液晶50がオン状態(光を透過する状態)になったとき、対向基板20の側から入射した外光は、矢印L3で示すように、カラーフィルタ22(R)、(G)、(B)、および液晶50を透過して光センサ素子40に入射する。
このため、光センサ素子40(R)、(G)、(B)での外光の受光結果によれば、外光の強度を検出することができる。また、カラーフィルタ22(R)を透過してきた外光の強度、カラーフィルタ22(G)を透過してきた外光の強度、カラーフィルタ22(B)を透過してきた外光の強度を比較すれば、外光が太陽光か、あるいは蛍光灯などの照明装置から出射された光かを検出することができ、外光がいずれの光であっても、品位の高い画像を表示することができる。その理由を図4を参照して説明する。
図4は、太陽光および蛍光灯の光のスペクトラム、並びにカラーフィルタの透過特性を示す説明図である。
まず、太陽光のスペクトラムは図4の細い実線L1で示されるのに対して、蛍光灯から出射された光のスペクトラムは図4の細い点線L2で示され、太陽光と蛍光灯から出射された光は、同じ白色光でもスペクトラムが大きく相違する。このため、光強度が同一でも、同一の駆動条件でカラー画像を表示すると、表示されたカラー画像の品位が相違してしまう。ここで、カラーフィルタ22(R)、(G)、(B)の透過特性は各々、図4の太い一点鎖線LR、図4の太い点線LG、および図4の太い実線LBで示され、本形態では、かかるカラーフィルタ22(R)、(G)、(B)を介して、光センサ素子40が外光を検出する。従って、カラーフィルタ22(R)を介して光センサ素子40(R)が受光した結果、カラーフィルタ22(G)を介して光センサ素子40(G)が受光した結果、カラーフィルタ22(B)を介して光センサ素子40(B)が受光した結果を比較すると、外光が太陽光か、あるいは、蛍光灯などの照明装置から出射された光かを検出することができる。よって、以下に説明する制御を1種、あるいは複数種類を組み合わせれば、外光が太陽光か、あるいは、蛍光灯などの照明装置から出射された光のいずれであっても、品位の高い画像を表示することができる。
(駆動条件の制御の具体例1)
まず、外光の強度が高くて反射モードを表示する場合において、図1に示す検出回路45が、外光が蛍光灯の光であると判定した場合、太陽光に比較して、緑色(G)や青色(B)の光成分が赤色(R)の光成分に比較して多いので、検出回路45は画像処理回路202を制御し、緑色(G)や青色(B)に対応する表示画素100a(G)、(B)に供給する駆動信号の電圧レベルを太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して低くする一方、赤色(R)に対応する表示画素100a(R)に供給する駆動信号の電圧レベルを太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して高くする。その結果、外光が蛍光灯などの光であっても、外光が太陽光である場合と同様、品位の高いカラー画像を表示することができる。
まず、外光の強度が高くて反射モードを表示する場合において、図1に示す検出回路45が、外光が蛍光灯の光であると判定した場合、太陽光に比較して、緑色(G)や青色(B)の光成分が赤色(R)の光成分に比較して多いので、検出回路45は画像処理回路202を制御し、緑色(G)や青色(B)に対応する表示画素100a(G)、(B)に供給する駆動信号の電圧レベルを太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して低くする一方、赤色(R)に対応する表示画素100a(R)に供給する駆動信号の電圧レベルを太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して高くする。その結果、外光が蛍光灯などの光であっても、外光が太陽光である場合と同様、品位の高いカラー画像を表示することができる。
(駆動条件の制御の具体例2)
外光の強度が低くなった場合、検出回路45は画像処理回路202および調光回路500を制御し、反射モードから透過モードに切り換え、外光の強度が高くなった場合、検出回路45は画像処理回路202および調光回路500を制御し、透過モードから反射モードに切り換える。
外光の強度が低くなった場合、検出回路45は画像処理回路202および調光回路500を制御し、反射モードから透過モードに切り換え、外光の強度が高くなった場合、検出回路45は画像処理回路202および調光回路500を制御し、透過モードから反射モードに切り換える。
(駆動条件の制御の具体例3)
透過モードでカラー画像を表示している場合において、外光の強度がやや高めになった場合、カラー画像が見えにくくなるので、検出回路45は調光回路500を制御し、バックライト装置600からの出射強度を高める。これに対して、外光の強度が低めになった場合、画面が暗くてもカラー画像が見えやすいので、検出回路45は調光回路500を制御し、バックライト装置600からの出射強度を低くして消費電力を低く抑える。
透過モードでカラー画像を表示している場合において、外光の強度がやや高めになった場合、カラー画像が見えにくくなるので、検出回路45は調光回路500を制御し、バックライト装置600からの出射強度を高める。これに対して、外光の強度が低めになった場合、画面が暗くてもカラー画像が見えやすいので、検出回路45は調光回路500を制御し、バックライト装置600からの出射強度を低くして消費電力を低く抑える。
(駆動条件の制御の具体例4)
透過モードでカラー画像を表示している場合において、外光が蛍光灯である場合、太陽光に比較して、緑色(G)や青色(B)の光成分が赤色(R)の光成分に比較して多く、緑色(G)や青色(B)を視認しにくいので、検出回路45は画像処理回路202を制御し、緑色(G)や青色(B)に対応する表示画緑色(G)や青色(B)に対応する表示画素100a(G)、(B)に供給する駆動信号の電圧レベルを太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して高くし、赤色(R)に対応する表示画素100a(R)に供給する駆動信号の電圧レベルを太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して低くする。その結果、外光が蛍光灯などの光であっても、外光が太陽光である場合と同様、品位の高いカラー画像を表示することができる。
透過モードでカラー画像を表示している場合において、外光が蛍光灯である場合、太陽光に比較して、緑色(G)や青色(B)の光成分が赤色(R)の光成分に比較して多く、緑色(G)や青色(B)を視認しにくいので、検出回路45は画像処理回路202を制御し、緑色(G)や青色(B)に対応する表示画緑色(G)や青色(B)に対応する表示画素100a(G)、(B)に供給する駆動信号の電圧レベルを太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して高くし、赤色(R)に対応する表示画素100a(R)に供給する駆動信号の電圧レベルを太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して低くする。その結果、外光が蛍光灯などの光であっても、外光が太陽光である場合と同様、品位の高いカラー画像を表示することができる。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の形態2に係る液晶装置の電気的構成を示すブロック図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る液晶装置の電気的構成を示すブロック図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する。
実施の形態1では、バックライト装置600の光源として、白色光を出射するLED素子610を用いたが、本形態では、図5に示すように、バックライト装置600の光源として、互いに異なる色(赤色(R)、緑色(G)、青色(B))の光を出射するLED素子610(R)、(G)、(B)を用い、これらのLED素子610(R)、(G)、(B)から出射された光を合成して白色のバックライト光として出射する。このように構成すると、例えば、透過モードでカラー画像を表示している場合において、外光が蛍光灯である場合、太陽光に比較して、緑色(G)や青色(B)の光成分が赤色(R)の光成分に比較して多く、緑色(G)や青色(B)を視認しにくいので、緑色(G)や青色(B)のLED素子610(G)、(B)からの出射強度を太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して高くし、赤色(R)のLED素子610(R)からの出射強度を太陽光でカラー画像を表示する場合に比較して低くする。その結果、外光が太陽光である場合と同様、品位の高いカラー画像を表示することができる。
なお、バックライト装置600の光源として、互いに異なる色(赤色(R)、緑色(G)、青色(B))の光を出射する有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた面光源を用いた場合にも同様な制御を行なうことができる。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3に係る液晶装置の画像表示領域10aの端部およびダミー画素領域10dの構成を模式的に示す断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する。
図6は、本発明の実施の形態3に係る液晶装置の画像表示領域10aの端部およびダミー画素領域10dの構成を模式的に示す断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する。
実施の形態1では、薄膜トランジスタ30の下層側および光センサ素子40の下層側に遮光膜5a、5bを形成したが、図6に示すように、本形態では、光センサ素子40の下層側に遮光膜5bが形成されておらず、かつ、バックライト装置600が光センサ素子40と重なるように配置されている。このため、矢印L4で示すように、光センサ素子40にはバックライト装置600から出射されたバックライト光が入射する。従って、バックライト装置600に用いたLED素子610や導光板620(図2(b)参照)が劣化してバックライト光の強度が低下した場合、検出回路45は、調光回路500を制御して、LED素子610に対する駆動電流を高める。従って、バックライト光の強度が低下してカラー画像の品位が低下した場合でも、すぐに回復することができる。
また、本形態では、光センサ素子40は、画素電極9aと重なる位置に形成されているので、バックライト装置600が点灯している間、液晶50がオフ状態(光を透過させない状態)としておけば、光が漏れることがない。
なお、図6に示す構成では、薄膜トランジスタ30の下層側に形成されていた遮光膜5aも削除した構成を示してあるが、薄膜トランジスタ30の下層側に遮光膜5aを形成した構成を採用してもよい。
[他の実施の形態]
上記形態では、複数の光センサ素子40を並列して用いたため、大きな検出電流を得ることができたが、その感度によっては、1つの色に1つの光センサ素子40を設けてもよい。また、図4から分るように、青色(R)のカラーフィルタ22を介して外光を検出するだけでも、外光が太陽光である場合と蛍光灯の光とでは光センサ素子40での検出結果が相違するので、1色分のカラーフィルタ22を透過した外光のみを検出してもよい。また、光センサ素子40の暗電流による影響を排除するため、参照用の光センサ素子を設け、その差動出力により外光を検出してもよい。
上記形態では、複数の光センサ素子40を並列して用いたため、大きな検出電流を得ることができたが、その感度によっては、1つの色に1つの光センサ素子40を設けてもよい。また、図4から分るように、青色(R)のカラーフィルタ22を介して外光を検出するだけでも、外光が太陽光である場合と蛍光灯の光とでは光センサ素子40での検出結果が相違するので、1色分のカラーフィルタ22を透過した外光のみを検出してもよい。また、光センサ素子40の暗電流による影響を排除するため、参照用の光センサ素子を設け、その差動出力により外光を検出してもよい。
また、上記形態では、ダミー画素100dに光センサ素子40を形成したが、対向基板20に形成されたカラーフィルタ22と重なる位置であれば、ダミー画素100d以外の領域に光センサ素子40を形成してもよい。
さらに、上記形態では、低温ポリシリコン膜によって、薄膜トランジスタ30および光センサ素子40を形成したが、アモルファスシリコン膜、高温ポリシリコン膜、単結晶シリコン層によって、薄膜トランジスタ30および光センサ素子40を形成してもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る液晶装置100を適用した電子機器について説明する。図7(a)に、液晶装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての液晶装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図7(b)に、液晶装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての液晶装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、液晶装置100に表示される画面がスクロールされる。図7(c)に、液晶装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての液晶装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が液晶装置100に表示される。
次に、上述した実施形態に係る液晶装置100を適用した電子機器について説明する。図7(a)に、液晶装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての液晶装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図7(b)に、液晶装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての液晶装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、液晶装置100に表示される画面がスクロールされる。図7(c)に、液晶装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての液晶装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が液晶装置100に表示される。
なお、液晶装置100が適用される電子機器としては、図7に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した液晶装置100が適用可能である。
9a・・画素電極、10・・素子基板、10a・・画像表示領域、10d・・ダミー画素領域、20・・対向基板、22・・カラーフィルタ、30・・薄膜トランジスタ、40・・光センサ素子、45・・検出回路、100・・液晶装置、100a・・表示画素、100d・・ダミー画素、202・・画像処理回路、500・・調光回路、600・・バックライト装置
Claims (13)
- 画像表示領域内に配列された複数の表示画素の各々に画素電極および画素スイッチング素子を備えた素子基板と、表示光が出射される側で前記素子基板に対向配置された透光性の対向基板と、該対向基板と前記素子基板との間に保持された液晶とを有し、前記対向基板において前記画素電極と対向する各々の位置に複数色の画素内カラーフィルタが形成された液晶装置において、
前記対向基板には前記画像表示領域の外側に1色乃至複数色の画素外カラーフィルタが形成され、
前記素子基板において前記画素外カラーフィルタと重なる位置には、前記対向基板側から入射して前記画素外カラーフィルタを透過した外光を受光可能な光センサ素子が形成されていることを特徴とする液晶装置。 - 前記画素外カラーフィルタは、複数色分が形成され、
前記光センサ素子は、当該複数の画素外カラーフィルタの各々に対応して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。 - 前記素子基板において前記画像表示領域の外側、かつ、前記素子基板と前記対向基板との間で前記液晶の保持領域を区画するシール材の内側には、画素電極および画素スイッチング素子を備えた、表示に直接寄与しないダミー画素が形成されたダミー画素領域を有し、
前記画素外カラーフィルタは、前記ダミー画素に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置。 - 前記画素外カラーフィルタを介しての前記光センサ素子の受光結果に基づいて、前記外光の種類を判定し、当該判定結果に基づいて、液晶装置における駆動条件が調整されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の液晶装置。
- 前記画素外カラーフィルタを介しての前記光センサ素子の受光結果に基づいて、少なくとも前記外光が太陽光、および照明器具から出射された光の何れかが判定されることを特徴とする請求項4に記載の液晶装置。
- 前記画素外カラーフィルタを介しての前記光センサ素子の受光結果に基づいて、前記外光の強度を判定し、当該判定結果に基づいて、液晶装置における駆動条件が調整されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の液晶装置。
- 前記駆動条件として、前記画素電極に供給される信号レベルが調整されることを特徴とする請求項4乃至6の何れか一項に記載の液晶装置。
- 前記画像表示領域では、少なくとも、前記外光の反射光を利用した反射モードでの画像表示が行なわれることを特徴とする請求項4乃至7の何れか一項に記載の液晶装置。
- 前記素子基板に対して前記対向基板が位置する側とは反対側にバックライト装置が配置され、
前記画像表示領域では、少なくとも、前記バックライト装置から出射されたバックライト光を利用した透過モードでの画像表示が行なわれることを特徴とする請求項4乃至8の何れか一項に記載の液晶装置。 - 前記駆動条件として、前記バックライト装置からのバックライト光の出射強度が調整されることを特徴とする請求項9に記載の液晶装置。
- 前記バックライト装置は、互いに異なる色の光を出射する複数色の色光源を備え、当該複数色の色光源から出射された光を合成してバックライト光として出射し、
前記駆動条件として、前記複数色の色光源からの前記色光の相対的な出射強度が調整されることを特徴とする請求項9に記載の液晶装置。 - 前記素子基板に対して前記対向基板が位置する側とは反対側にバックライト装置が配置され、
前記画像表示領域では、前記バックライト装置から出射されたバックライト光を利用した透過モードでの画像表示と、前記外光の反射光を利用した反射モードでの画像表示とが行なわれ、
前記画素外カラーフィルタを介しての前記光センサ素子の受光結果に基づいて、前記透過モードでの画像表示と前記反射モードでの画像表示とが切り替えられることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の液晶装置。 - 請求項1乃至12の何れか一項に記載の液晶装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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JP2012008461A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置、投射型表示装置および画像処理方法 |
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-
2007
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