JP2015025834A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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礼子 和智
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Abstract

【課題】表示領域の外側でカラーフィルター層と光センサーとを重ねて配置した場合でも、光センサーが高い感度を発揮することのできる電気光学装置、および電子機器を提供すること。【解決手段】電気光学装置100において、表示領域10aでは、互いに異なる複数色の第1カラーフィルター層28aが規則的に配置され、表示領域10aの外側で表示領域10aの端部に沿っては第2カラーフィルター層28bが配置されている。第2カラーフィルター層28bが配置された領域は受光領域10rであり、受光領域10rには、第2カラーフィルター層28bに平面視で重なる光センサー310が配置されている。第2カラーフィルター層28bは、光センサー310の感度を考慮して、表示領域10aに規則的に配置された第1カラーフィルター層28aと異なる色の配列で配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は、表示領域にカラーフィルター層が設けられた電気光学装置、および電気光学装置を備えた電子機器に関するものである。
液晶装置等の電気光学装置においては、カラーフィルター基板に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)等のカラーフィルター層が規則的に配置されており、赤色(R)のカラーフィルター層が形成された赤色画素、緑色(G)のカラーフィルター層が形成された緑色画素、および青色(B)のカラーフィルター層が形成された青色画素等からなる複数のサブ画素によって1つの画素が構成されている。
一方、電気光学装置では、環境光等の強度に応じて、電気光学装置での表示条件を切り換える技術が提案されている。例えば、バックライト装置を備えた電気光学装置において、素子基板の表示領域の外側に設けた光センサーによって、対向基板を透過した環境光を検出し、その検出結果に基づいて、バックライト装置の発光輝度を適正化する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−241303号公報
カラーフィルター基板を製造する際、表示領域の端部に余計な段差が発生することを防止するには、表示領域の外側で表示領域に隣り合う領域までカラーフィルター層を形成することが好ましい。しかしながら、表示領域の外側までカラーフィルター層を形成すると、表示領域の外側に光センサーを設けたときに光センサーとカラーフィルター層とが重なってしまい、光センサーに到達する環境光の光量が低下して環境光の検出感度が低下するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、表示領域の外側でカラーフィルター層と光センサーとを重ねて配置した場合でも、光センサーが高い感度を発揮することのできる電気光学装置、および電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、互いに異なる複数色のカラーフィルター層が配置された表示領域と、該表示領域の外側において、当該表示領域に沿って前記表示領域と異なる色の配列のカラーフィルター層が配置された受光領域と、該受光領域に設けられた光センサーと、を有することを特徴とする。
本発明では、表示領域の外側で表示領域の端部に沿ってカラーフィルター層が配置されているので、表示領域の端部に余計な段差が発生しにくい。また、表示領域の外側の受光領域には、カラーフィルター層と重なる光センサーが配置されている。このため、カラーフィルター層を透過してきた環境光等を光センサーによって検出することができるので、かかる検出結果に基づいて、電気光学装置の動作を適正化することができる。また、受光領域のカラーフィルター層は、光センサーの感度を考慮して、表示領域に配置されたカラーフィルター層と異なる色の配列で配置されているので、光センサーがカラーフィルター層を透過してきた環境光等を受光する構成であっても、光センサーの感度が高い。
本発明において、前記受光領域には、少なくとも無色のカラーフィルター層が配置され、前記受光領域は、前記表示領域より、無色のカラーフィルター層の分布密度が高いことが好ましい。かかる構成によれば、光センサーの感度を高めることができる。
この場合、前記表示領域に配置されたカラーフィルター層は、いずれも有色のカラーフィルター層である構成を採用することができる。
本発明において、前記受光領域には、無色のカラーフィルター層のみが配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、光センサーの感度を高めることができる。
本発明においては、前記受光領域には、無色のカラーフィルター層と、前記表示領域に配置されたカラーフィルター層のいずれかと同じ色のカラーフィルター層とが配置されている構成を採用してもよい。かかる構成によれば、環境光等を光センサーの感度特性に合った光として光センサーに入射させることができる。
本発明において、前記受光領域には、有色のカラーフィルター層のみが配置されている構成を採用してもよい。
本発明において、前記表示領域を囲む枠状領域に外側カラーフィルター層が配置され、前記枠状領域のうち、前記外側カラーフィルター層の少なくとも一部が配置されている領域によって前記受光領域が構成されていることが好ましい。かかる構成によれば、表示領域の外側には表示領域の端部に沿う全周にわたってカラーフィルター層が配置されているので、表示領域の端部に沿う全周にわたって余計な段差が発生しにくい。
本発明において、前記表示領域および前記枠状領域に凹部が形成され、前記表示領域に配置されたカラーフィルター層および前記外側カラーフィルター層は、前記凹部の内部に配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、カラーフィルター層および外側カラーフィルター層を厚く形成しても、カラーフィルター層および外側カラーフィルター層が大きく突出しない等の利点がある。
本発明において、前記受光領域は、前記表示領域に沿う方向の一部に設けられている構成を採用することができる。
本発明において、前記受光領域は、前記表示領域に沿う方向の全体に設けられている構成を採用してもよい。
本発明において、複数の画素電極が形成された素子基板と、前記素子基板の前記複数の画素電極が形成されている面側に対向する対向基板と、を有し、前記表示領域および前記受光領域に配置されたカラーフィルター層は、それぞれ前記対向基板に形成されている構成を採用することができる。
本発明において、複数の画素電極が形成された素子基板と、前記素子基板の前記複数の画素電極が形成されている面側に対向する対向基板と、を有し、前記表示領域および前記受光領域に配置されたカラーフィルター層は、それぞれ前記素子基板に形成されている構成を採用することができる。
本発明に係る電気光学装置は、電子機器において、直視型の表示装置や投射型の表示装置に用いられる。
本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明を適用した電気光学装置の液晶パネルの説明図である。 本発明を適用した電気光学装置に形成された画素電極等の説明図である 本発明を適用した電気光学装置の画素の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に用いた対向基板等の一部を拡大して示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に設けた光センサーの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の対向基板の製造方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に用いた対向基板の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に用いた対向基板の説明図である。 本発明の実施の形態4に係る電気光学装置に用いた対向基板の説明図である。 本発明の実施の形態5に係る電気光学装置に用いた対向基板の説明図である。 本発明の実施の形態6に係る電気光学装置の説明図である。 本発明の実施の形態7に係る電気光学装置の説明図である。 本発明を適用した投射型表示装置の説明図である。
以下、本発明を適用した電気光学装置として液晶装置を中心に説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明で参照する図においては、走査線、データ線、画素等については、それらの数を少なく表してある。また、素子基板およびカラーフィルター基板の面に沿う方向のうち、互いに交差する方向をX方向およびY方向として説明する。また、以下の説明において「平面視」とは、対向基板および素子基板の基板面に対する法線方向からみたときを意味する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。図1に示す電気光学装置100は、全透過型の液晶装置であり、液晶パネル100pと、この液晶パネル100pにバックライト光を照射するバックライト装置600と、液晶パネル100pおよびバックライト装置600に接続されたフレキシブル配線基板108とを備えている。フレキシブル配線基板108には、バックライト装置600に対する制御用IC500が実装されている。
詳しくは後述するが、液晶パネル100pの受光領域10rには光センサー310が配置されている。制御用IC500には、光センサー310とともに光検出装置300を構成する検出回路320と、検出回路320からの出力に基づいて、バックライト装置600での発光輝度を適正化する調光回路650とが構成されている。電気光学装置100において、表示画像の見え易さは環境の明るさによって左右されるので、例えば、日中の自然光の下では、バックライト装置600の発光輝度を高く設定し、明るい画面を表示する必要がある一方、夜間の暗い環境の下では、バックライト装置600の発光輝度が日中ほど高くなくても鮮明な画像を表示することができる。従って、バックライト装置600の発光輝度を環境光の照度に応じて調整することが望ましい。そこで、本形態の電気光学装置100において、光検出装置300は、環境光の照度を計測する一方、調光回路650は、光検出装置300により得られた照度データに応じた最適輝度でバックライト装置600が発光するように制御する。
液晶パネル100pは、その中央領域に複数の画素100aがマトリクス状に配列された画素領域10pを備えている。液晶パネル100pにおいて、後述する素子基板10には、画素領域10pの内側で複数本の走査線3aおよび複数本のデータ線6aがX方向およびY方向に延在しており、それらの交点に対応する位置に画素100aが構成されている。複数の画素100aの各々には、画素スイッチング素子30および画素電極9aが形成されている。画素スイッチング素子30は、薄膜トランジスタ等によって構成されており、画素スイッチング素子30のソースにはデータ線6aが電気的に接続され、ゲートには走査線3aが電気的に接続され、ドレインには画素電極9aが電気的に接続されている。
素子基板10において、画素領域10pの外側領域には走査線駆動回路104およびデータ線駆動回路101が構成されている。データ線駆動回路101はデータ線6aに電気的に接続しており、画像信号を各データ線6aに順次供給する。走査線駆動回路104は走査線3aに電気的に接続しており、走査信号を各走査線3aに順次供給する。
各画素100aにおいて、画素電極9aは、後述する対向基板に形成された共通電極に対して液晶を介して対向し、液晶容量50aを構成している。各画素100aには、液晶容量50aで保持される画像信号がリークするのを防ぐために、液晶容量50aと並列に保持容量60が付加されている。本形態では、保持容量60を構成するために、走査線3aと並列するように容量線3bが形成されており、かかる容量線3bは共通電位線(図示せず)に接続され、所定の電位に保持されている。なお、共通電極21および画素電極9aの双方が素子基板10に形成されることもある。
(液晶パネル100pの具体的構成)
図2は、本発明を適用した電気光学装置100の液晶パネル100pの説明図であり、図2(a)、(b)は、本発明を適用した電気光学装置100の液晶パネル100pを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。図3は、本発明を適用した電気光学装置100に形成された画素電極等の説明図である。
図2(a)、(b)に示すように、電気光学装置100の液晶パネル100pでは、素子基板10と、対向基板20とが所定の隙間を介してシール材107によって貼り合わされており、シール材107は対向基板20の外縁に沿って枠状に設けられている。シール材107は、光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等からなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバーあるいはガラスビーズ等のギャップ材107aが配合されている。液晶パネル100pにおいて、素子基板10と対向基板20との間のうち、シール材107によって囲まれた領域内には液晶層50(電気光学物質層)が設けられている。本形態において、シール材107には、液晶注入口107cとして利用される途切れ部分が形成されており、かかる液晶注入口107cは、液晶材料の注入後、封止材107dによって封止されている。
素子基板10および対向基板20はいずれも四角形であり、素子基板10は、Y方向で対向する2つの側面10e、10fと、X方向で対向する2つの側面10g、10hとを備えている。また、対向基板20は、Y方向で対向する2つの側面20e、20fと、X方向で対向する2つの側面20g、20hとを備えている。液晶パネル100pの略中央には、画素領域10pが設けられ、画素領域10pの全体あるいは一部が、画像の表示に利用される表示領域10aである。本形態において、表示領域10aは、四角形の領域として設けられており、表示領域10aの外側は、四角枠状の外周領域10cになっている。
素子基板10において、外周領域10cでは、素子基板10においてY方向の一方側に位置する側面10eに沿ってデータ線駆動回路101および複数の端子102が形成されており、この側面10eに隣接する2つの側面10g、10hに沿って走査線駆動回路104が形成されている。端子102には、図1に示すフレキシブル配線基板108が接続されており、素子基板10には、フレキシブル配線基板108を介して外部制御回路から各種電位や各種信号が入力される。
素子基板10においては、基板本体が石英基板やガラス基板等の透光性の基板10dからなる。基板10dの第1面10sおよび第2面10tのうち、対向基板20と対向する第1面10sの側には、表示領域10aに、画素電極9aや、図1に示す画素スイッチング素子30等がマトリクス状に配列されており、画素電極9aの上層側(液晶層50や対向基板20が位置する側)には配向膜16が形成されている。
図3に示すように、素子基板10の外周領域10cのうち、表示領域10aとシール材107とに挟まれた四角枠状の周辺領域10bには、画素電極9aと同時形成されたダミー画素電極9bが形成されている。ダミー画素電極9bは、例えば、隣り合うダミー画素電極9b同士が細幅の連結部(図示せず)で繋がっており、共通電位Vcomが印加されている。
図2に示すように、対向基板20においては、基板本体が石英基板やガラス基板等の透光性の基板20dからなる。基板20dの第1面20sおよび第2面20tのうち、素子基板10と対向する第1面20sの側には、共通電極21が形成されている。共通電極21は、対向基板20の略全面あるいは複数の帯状電極として複数の画素100aに跨って形成されている。本形態において、共通電極21は、対向基板20の略全面に形成されている。基板20dの第1面20sの側において、共通電極21の上層(液晶層50および素子基板10が位置する側)には配向膜26が形成され、共通電極21の下層側(液晶層50および素子基板10が位置する側とは反対側)には、透光性のオーバーコート膜22が形成されている。
基板20dの第1面20sの側において、オーバーコート膜22の下層側(液晶層50および素子基板10が位置する側とは反対側)には、後述する遮光層29およびカラーフィルター層28が形成されている。本形態において、遮光層29は、表示領域10aの外周縁に沿って延在する額縁部分29aとして形成されている。額縁部分29aはダミー画素電極9bと重なる位置に形成されており、額縁部分29aの外周縁は、シール材107の内周縁との間に隙間を隔てた位置にある。従って、額縁部分29aとシール材107とは重なっていない。また、遮光層29は、画素電極9aにより挟まれた画素間領域に平面視で重なる遮光部29b(ブラックマトリクス部)としても形成されている。本形態において、遮光層29は、アルミニウム等の金属層からなる。
対向基板20の第1面20sの側の4つの角部分には基板間導通用電極23が形成されており、素子基板10の第1面10sの側には、対向基板20の基板間導通用電極23と対向する位置に基板間導通用電極19が形成されている。基板間導通用電極25は、共通電極21の一部からなる。基板間導通用電極19と基板間導通用電極25との間には基板間導通材19aが配置されており、対向基板20の共通電極21は、基板間導通用電極19、基板間導通材19aおよび基板間導通用電極23を介して、素子基板10側から共通電位Vcomが印加されている。シール材107は、略同一の幅寸法をもって対向基板20の外周縁に沿って設けられているが、対向基板20の角部分と重なる領域では基板間導通用電極19、25を避けて内側を通るように設けられている。
本形態において、配向膜16、26は、シリコン酸化物等からなる無機配向膜であり、斜方蒸着等により成膜されてなる。液晶層50には、負の誘電率異方性を有する液晶材料が用いられている。
このように構成した電気光学装置100では、使用する液晶層50の種類や、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板等が液晶パネル100pに対して所定の向きに配置される。本形態において、電気光学装置100は透過型の液晶装置であり、画素電極9aおよび共通電極21は、ITO(Indium Tin Oxide)膜やIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透光性導電膜により形成されている。かかる透過型の液晶装置(電気光学装置100)では、例えば、対向基板20の側から入射した光が素子基板10の側から出射される間に変調されて画像を表示する。この場合、対向基板20のカラーフィルター層28を透過してきた画素毎の光を液晶層50で変調してなる画像光によってカラー画像を表示する。また、素子基板10の側から入射した光が対向基板20の側から出射される間に変調されて画像を表示することもある。この場合、液晶層50で変調した画素毎の光を対向基板20のカラーフィルター層28を透過させてなる画像光によってカラー画像を表示する。本形態では、矢印L1で示すように、素子基板10の側から入射した光が対向基板20の側から出射される間に変調される。このため、対向基板20は、画像光の出射側に配置されるため、外光等の環境光L2は、対向基板20の側から液晶パネル100pに入射する。
電気光学装置100は、モバイルコンピューター、携帯電話機等といった電子機器のカラー表示装置として用いることができる。また、電気光学装置100は、電子ペーパーとして用いることできる。また、電気光学装置100は、後述する投射型表示装置(液晶プロジェクター)において、画像生成装置として用いることができる。
(各画素の構成)
図4は、本発明を適用した電気光学装置100の画素の一例を示す説明図であり、図4(a)、(b)は、相隣接する画素の平面図、およびそのA−A′線に相当する位置で電気光学装置100を切断したときの断面図である。
図4(a)、(b)に示すように、素子基板10では、石英基板やガラス基板等の基板10dの第1面10sにシリコン酸化膜等からなる下地保護膜12が形成されているとともに、その表面側において、画素電極9aに部分的に重なる位置にNチャネル型の薄膜トランジスタからなる画素スイッチング素子30が形成されている。基板10dと下地保護膜12との間には、画素スイッチング素子30と平面視で重なる位置に遮光層11aが形成されている。
画素スイッチング素子30において、島状の半導体膜1aには、ソース領域1d、チャネル形成領域1bおよびドレイン領域1eがこの順に配置されている。半導体膜1aの上層にはシリコン酸化膜等からなるゲート絶縁膜2が形成され、ゲート絶縁膜2の上層には走査線3aが形成されている。走査線3aの一部は、ゲート電極としてゲート絶縁膜2を介してチャネル形成領域1bに対向している。なお、ソース領域1dおよびドレイン領域1eは、ゲート電極(走査線3a)の端部と対向する位置に低濃度領域を有する場合もある。
画素スイッチング素子30の上層側には、層間絶縁膜13、14が形成されている。層間絶縁膜13の上層側(液晶層50および対向基板20が位置する側)にはデータ線6aおよびドレイン電極6bが形成されている。データ線6aは、層間絶縁膜13に形成されたコンタクトホール13aを介してソース領域1dに電気的に接続し、ドレイン電極6bは、層間絶縁膜13に形成されたコンタクトホール13bを介してドレイン領域1eに電気的に接続している。層間絶縁膜14の上層側(液晶層50および対向基板20が位置する側)にはITO膜からなる画素電極9aが形成されている。画素電極9aは、層間絶縁膜14に形成されたコンタクトホール14aを介してドレイン電極6bに電気的に接続し、ドレイン電極6bを介してドレイン領域1eに電気的に接続している。画素電極9aの上層側(液晶層50および対向基板20が位置する側)には配向膜16が形成されている。ドレイン領域1eからの延在部分1fに対しては、ゲート絶縁膜2と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して、走査線3aと同層の容量線3bが対向することにより、保持容量60が構成されている。
なお、図1に示すデータ線駆動回路101および走査線駆動回路104のシフトレジスタ等を構成するにあたっては、画素スイッチング素子30と同様な構造を有するNチャネル型の薄膜トランジスタとPチャネル型の薄膜トランジスタとを備えた相補型薄膜トランジスタが用いられる。
(対向基板20の構成)
図5は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100に用いた対向基板20等の一部を拡大して示す説明図であり、図4(a)、(b)は、対向基板20の平面構成を模式的に示す説明図、および電気光学装置100の断面構成を模式的に示す説明図である。
図5に示すように、本形態の電気光学装置100において、対向基板20では、透光性の基板10dの第1面20s側には、複数色のカラーフィルター層28と遮光層29(額縁部分29aおよび遮光部29b(ブラックマトリクス部))とが形成されており、カラーフィルター層28および遮光層29の上層側(液晶層50および素子基板10が位置する側)には、透光性のオーバーコート膜22が形成されている。オーバーコート膜22の上層側(液晶層50および素子基板10が位置する側)には共通電極21が形成され、共通電極21の上層側(液晶層50および素子基板10が位置する側)には配向膜26が形成されている。
本形態において、カラーフィルター層28は、表示領域10aに互いに異なる複数色の第1カラーフィルター層28aとして形成されているとともに、表示領域10aを全周にわたって囲む枠状領域20aに外側カラーフィルター層28eとして形成されている。
また、遮光層29のうち、額縁部分29aは、外側カラーフィルター層28eが配置されている領域の周りを囲むように配置され、遮光部29bは、第1カラーフィルター層28aおよび外側カラーフィルター層28eにおいて隣り合うカラーフィルター層28の間に配置されている。
第1カラーフィルター層28aは、規則的に配置されており、本形態において、第1カラーフィルター層28aは、各色の第1カラーフィルター層28aがY方向に直線的に配列されたストライプ配置が採用されている。より具体的には、第1カラーフィルター層28aは、表示領域10aにおいて、赤色(R)の第1カラーフィルター層28a、緑色(G)の第1カラーフィルター層28a、および青色(B)の第1カラーフィルター層28aがX方向で順に配置されている。また、第1カラーフィルター層28aは、表示領域10aにおいて、赤色(R)の第1カラーフィルター層28aがY方向に直線的に配置され、赤色(R)の第1カラーフィルター層28aにX方向の一方側で隣り合う位置で緑色(G)の第1カラーフィルター層28aがY方向に直線的に配置され、緑色(G)の第1カラーフィルター層28aにX方向の一方側で隣り合う位置で青色(B)の第1カラーフィルター層28aがY方向に直線的に配置されている。
外側カラーフィルター層28eは、表示領域10aの第1カラーフィルター層28aと異なる色の配列で配置された第2カラーフィルター層28bと、表示領域10aの第1カラーフィルター層28aと同様な色の配列で配置された第3カラーフィルター層28cとを含んでいる。
本形態において、第2カラーフィルター層28bは、枠状領域20aのうち、表示領域10aの端部と対向基板20の側面20eとの間でX方向に延在する領域の全体に配置された無色(W)のカラーフィルター層28からなり、第2カラーフィルター層28bが配置された領域によって受光領域10rが形成されている。かかる受光領域10rでは、図1に示す光センサー310が第2カラーフィルター層28bと平面視で重なるように配置されている。光センサー310の構成は、図6を参照して後述する。
第3カラーフィルター層28cは、枠状領域20aのうち、第2カラーフィルター層28bが配置された受光領域10r以外の領域に、第1カラーフィルター層28aと同一の規則性をもって配置されている。すなわち、第3カラーフィルター層28cは、第1カラーフィルター層28aと同様な色配列をもってストライプ状に配列されている。より具体的には、枠状領域20aのうち、表示領域10aの端部と対向基板20の側面20gとの間において、第3カラーフィルター層28cは、表示領域10aにX方向で1番目に隣り合う位置ではY方向に直線的に配置された青色(B)のカラーフィルター層からなり、表示領域10aにX方向で2番目に隣り合う位置ではY方向に直線的に配置された緑色(G)のカラーフィルター層からなる。また、第3カラーフィルター層28cは、枠状領域20aのうち、表示領域10aの端部と対向基板20の側面20h(図2および図3参照)との間、および表示領域10aの端部と対向基板20の側面20f(図2および図3参照)との間でも、第1カラーフィルター層28aと同様な色配列をもってストライプ状に配列されている。
このように本形態では、複数色の第1カラーフィルター層28aは、いずれも有色のカラーフィルター層28であるのに対して、受光領域10rには、第2カラーフィルター層28bとして、無色(W)のカラーフィルター層28のみが配置されている。このため、受光領域10rは、表示領域10aより、無色(W)のカラーフィルター層28の分布密度が高い。
本形態では、基板20dの第1面20sには、表示領域10aおよび枠状領域20aに凹部24が形成されている。凹部24の形成領域は、平面視で素子基板10において画素電極9aおよびダミー画素電極9bが形成されている領域と平面視で重なる範囲であり、基板20dの第1面20sのうち、凹部24と基板20dの側面20e、20f、20g、20hとに挟まれた領域は、シール材107が設けられる領域である。
本形態において、凹部24は、カラーフィルター層28が配置されている個所が各々、仕切られている。より具体的には、凹部24の内部において、最も外側の端部に相当する部分には額縁部分29aが配置されている。また、凹部24の内部のうち、額縁部分29aより内側は、遮光部29bによって複数の凹部24aに仕切られ、かかる凹部24aの内側にカラーフィルター層28が配置されている。従って、遮光部29bは、凹部24aを仕切る隔壁を構成している。
(光センサー310の構成)
図6は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100に設けた光センサー310の一例を示す説明図である。
図6に示すように、素子基板10には、第2カラーフィルター層28bが形成された受光領域10rと平面視で重なる領域に光センサー310が形成されている。本形態において、光センサー310はフォトダイオードであり、画素スイッチング素子30、および駆動回路用トランジスタと同一のプロセスで素子基板10の第1面10s側に形成されている。より具体的には、光センサー310には、下地保護膜12とゲート絶縁膜2との層間に形成された半導体膜1wを備えたPIN接合型ダイオードであり、半導体膜1wには高濃度N型領域1x、真性領域1yおよび高濃度P型領域1zが順に並んでいる。また、光センサー310に対しては、層間絶縁膜13、14の間に形成された配線6h、6iが各々、コンタクトホール13h、13iを介して高濃度N型領域1xおよび高濃度P型領域1zに電気的に接続している。半導体膜1wは、画素スイッチング素子30を構成する半導体膜1aと同時形成されたポリシリコン膜である。高濃度N型領域1xは、画素スイッチング素子30および相補型薄膜トランジスタの高濃度N型領域と同様、約0.1×1015/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度N型の不純物(リンイオン等)を導入することにより形成された半導体領域である。高濃度P型領域1zは、相補型薄膜トランジスタの高濃度P型領域と同様、約0.1×1015/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度P型の不純物(ボロンイオン等)を導入することにより形成された半導体領域である。基板10dと下地保護膜12との間には、光センサー310と平面視で重なる位置に遮光層11aが形成され、層間絶縁膜14と配向膜16との間には、画素電極9aと同時形成されたダミー画素電極9bが形成されている。なお、光センサー310は、PN接合型ダイオードや、フォトトランジスターであってもよい。
(対向基板20の製造方法)
図7は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100の対向基板20の製造方法を示す説明図であり、図7(a)、(b)は、対向基板20の製造工程のうち、凹部形成工程の説明図、および遮光層形成工程の説明図である。
本形態の対向基板20を製造するには、まず、エッチングマスク形成工程において、基板20dの第1面20sに対して、第1面20sの一部を露出させたエッチングマスクを形成する。より具体的には、エッチングマスクは、基板20dの第1面20sのうち、遮光膜29およびカラーフィルター層28が形成される領域を露出させた状態にある。かかるエッチングマスクとしては、レジストマスクやハードマスクを用いることができる。
次に、に示すエッチング工程において、基板20dの第1面20sにおいてエッチングマスクから露出している部分をエッチングして、図7(a)に示す凹部24を形成し、その後、エッチングマスクを除去する。かかるエッチング工程では、ドラエッチングを採用するい場合、エッチング液としては、フッ酸系の薬液が使用される。例えば、フッ酸液、フッ化硫酸液、ケイフッ化水素酸、フッ化アンモニウム、フッ化水素酸等のエッチング液を好適に使用することができる。より具体的には、フッ化水素酸と硝酸の混合水溶液、フッ化水素酸とフッ化アンモニウムの混合水溶液、フッ化水素酸とフッ化アンモニウムと硝酸の混合水溶液、フッ化水素酸と水素ニフッ化アンモニウムの水溶液、フッ化水素酸と水素二フッ化アンモニウムと硝酸の水溶液等を使用することができる。また、エッチング速度が遅いという面はあるが、苛性ソーダ(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)等の強アルカリ性の薬液を使用することもできる。また、エッチング方法としては、エッチングガスを用いたドライエッチング方法等も使用できる。
次に、遮光層形成工程において、基板20dの第1面20sにアルミニウム膜等の金属膜を形成した後、金属膜をパターニングし、図7(b)に示すように、凹部24の内部に遮光層29を形成する。その結果、凹部24の内部には、額縁部分29aが形成されるとともに、遮光部29bが形成され、遮光部29bによって、凹部24の内部は、複数の凹部24aに仕切られる。
次に、カラーフィルター層形成工程では、図5に示すように、凹部24aの内部にカラーフィルター層28を形成する。例えば、インクジェットプリンタ方式の吐出装置から、凹部24aの内部に所定の色に対応する樹脂材料を吐出した後、樹脂材料を硬化させ、カラーフィルター層28を形成する。また、所定色の感光性樹脂層を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いて樹脂層をパターニングする工程を繰り返し行い、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、無色(W)の樹脂層からなるカラーフィルター層28を順次形成する。なお、無色(W)のカラーフィルター層28を形成する場合には、無色の樹脂層や白色顔料を含む樹脂層を用いる。
しかる後には、図5(b)に示すように、シリコン酸化膜等からなるオーバーコート膜22、共通電極21および配向膜26が順に形成する。その結果、対向基板20が完成する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の電気光学装置100において、表示領域10aでは、互いに異なる複数色の第1カラーフィルター層28aが規則的に配置され、表示領域10aの外側で表示領域10aの端部に沿っては第2カラーフィルター層28bが配置されている。また、本形態においては、表示領域10aを全周にわたって囲む枠状領域20aに外側カラーフィルター層28eが配置され、枠状領域20aのうち、外側カラーフィルター層28eとして第2カラーフィルター層28bが配置されている領域によって受光領域10rが構成されている。このため、表示領域10aの外側には、表示領域10aの端部に沿う全周にわたって外側カラーフィルター層28eが配置されている。従って、表示領域10aから表示領域10aに隣接する領域は、表面状態が同一の連続した領域になっているので、表示領域10aの端部では、カラーフィルター層28の有無等に起因する余計な段差が発生しにくい。例えば、フォトリソグラフィ技術を用いてカラーフィルター層28を形成する場合、表示領域10aから表示領域10aに隣接する領域には、カラーフィルター層28を配置するための凹部24aが同一密度で分布しているため、樹脂層を塗布した際に表示領域10aの端部でも樹脂層の厚さが急激に変化しない。それ故、表示領域10aでは、中央領域および端部のいずれにおいても、カラーフィルター層28を同一の厚さに形成することができる。それ故、セルギャップ(液晶層50の厚さ)の安定化を図ることができる。
また、第2カラーフィルター層28bが配置された領域は受光領域10rであり、受光領域10rには、第2カラーフィルター層28bに平面視で重なる光センサー310が配置されている。このため、第2カラーフィルター層28bを透過してきた環境光等を光センサー310によって検出することができるので、かかる検出結果に基づいて、電気光学装置100の動作を適正化することができる。また、第2カラーフィルター層28bは、光センサー310の感度を考慮して、表示領域10aに規則的に配置された第1カラーフィルター層28aと異なる色の配列で配置されているので、第2カラーフィルター層28bを透過してきた環境光等を受光する構成であっても、感度低下を低く抑えることができる。
例えば、本形態では、第2カラーフィルター層28bとして、少なくとも無色(W)のカラーフィルター層が配置され、受光領域10rは、表示領域10aより、無色のカラーフィルター層の分布密度が高い。より具体的には、本形態では、表示領域10aに形成された第1カラーフィルター層28aは、いずれも有色のカラーフィルター層であり、受光領域10rには、第2カラーフィルター層28bとして、無色(W)のカラーフィルター層のみが配置されている。このため、光センサー310の感度を高めることができる。
また、本形態において、表示領域10aおよび枠状領域20aに凹部24が形成され、第1カラーフィルター層28aおよび外側カラーフィルター層28eは、凹部24の内部に配置されている。このため、カラーフィルター層28の色度等を高めることを目的に第1カラーフィルター層28aおよび外側カラーフィルター層28eを厚く形成しても、第1カラーフィルター層28aおよび外側カラーフィルター層28eが大きく突出しない。それ故、セルギャップ(液晶層50の厚さ)の安定化を図ることができる。
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2に係る対向基板20の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
実施の形態1では、受光領域10rを構成する第2カラーフィルター層28b(無色(W)のカラーフィルター層28)が、枠状領域20aのうち、表示領域10aの端部と対向基板20の側面20eとの間でX方向に延在する領域の全体に配置されていたが、第2カラーフィルター層28b(無色(W)のカラーフィルター層28)が、枠状領域20aのうち、X方向に延在する領域の一部に配置されている構成を採用してもよい。
[実施の形態3]
図9は、本発明の実施の形態3に係る対向基板20の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
実施の形態1、2では、受光領域10rを構成する第2カラーフィルター層28b(無色(W)のカラーフィルター層28)が、表示領域10aの端部に沿う方向の一部に設けられていたが、本形態では、外側カラーフィルター層28eの全てが第2カラーフィルター層28bとして構成されている。このため、受光領域10rが表示領域10aの端部に沿う方向の全体に設けられている。かかる構成によれば、光センサー310を広い範囲にわたって設けることができるので、光センサー310の感度を高めることができる。
[実施の形態4]
図10は、本発明の実施の形態4に係る対向基板20の説明図であり、図10(a)はその一構成例を示す説明図、および他の構成例を示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
実施の形態1〜3では、受光領域10rを構成する第2カラーフィルター層28bが全て無色(W)のカラーフィルター層28であったが、本形態では、第2カラーフィルター層28bとして、無色(W)のカラーフィルター層28と、複数色の第1カラーフィルター層28aのいずれかと同じ色のカラーフィルター層28とが配置されている。
例えば、図10(a)に示す構成例では、第2カラーフィルター層28bとして、無色(W)のカラーフィルター層28と、緑色(G)のカラーフィルター層28とが配置されている。また、図10(b)に示す構成例では、第2カラーフィルター層28bとして、無色(W)のカラーフィルター層28、赤色(R)のカラーフィルター層28、緑色(G)のカラーフィルター層28、および青色(B)のカラーフィルター層28が設けられている。
かかる構成によれば、環境光等を光センサー310の感度特性に合った光として光センサー310に入射させることができるので、光センサー310の感度を高めることができる。
[実施の形態5]
図11は、本発明の実施の形態5に係る対向基板20の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
実施の形態1〜4では、受光領域10rを構成する第2カラーフィルター層28bの一部あるいは全てが無色(W)のカラーフィルター層28であったが、本形態では、第2カラーフィルター層28bとして、無色(W)のカラーフィルター層28が用いられておらず、複数色の第1カラーフィルター層28aのいずれかと同じ色のカラーフィルター層28が配置されている。
例えば、図11に示す構成例では、第2カラーフィルター層28bとして、緑色(G)のカラーフィルター層28が配置されている。かかる構成によれば、環境光等を光センサー310の感度特性に合った光として光センサー310に入射させることができるので、光センサー310の感度を高めることができる。
[実施の形態6]
図12は、本発明の実施の形態6に係る電気光学装置100の説明図であり、図12(a)、(b)は、画素100aの断面図、および光センサー310周辺の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
実施の形態1〜5では、対向基板20にカラーフィルター層28を設けたが、図12に示すように、本形態では、素子基板10にカラーフィルター層28を設けられている。より具体的には、層間絶縁膜14には凹部18が形成されており、かかる凹部18の内部にカラーフィルター層28が設けられている。また、カラーフィルター層28の上層(液晶層50および対向基板20が位置する側)にはオーバーコート膜17が形成されており、オーバーコート膜17の上層(液晶層50および対向基板20が位置する側)に画素電極9aおよびダミー画素電極9bが形成されている。
[実施の形態7]
図13は、本発明の実施の形態7に係る電気光学装置100の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
実施の形態1〜6では、図2(b)を参照して説明したように、素子基板10の側から入射した光源光(矢印L1で示す)が対向基板20の側から出射される構成であったが、図13に示すように、対向基板20の側から入射した光源光(矢印L3で示す)が素子基板10の側から画像光(矢印L4で示す)が出射される電気光学装置100に本発明を適用してもよい。この場合、光センサー310は光源光を検出する。従って、電気光学装置100では、光源光の強度等に基づいて、バックライト装置600の発光輝度を適正化する。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、光センサー310での検出結果に基づいて、バックライト装置600の発光輝度を適正化する形態であったが、光センサー310での検出結果に基づいて、画信号を適正化してもよい。
上記実施の形態では、透光性の基板20dの基板全体がガラス基板や石英基板等からなるため、ガラス基板自身や石英基板に凹部24を形成したが、透光性の基板10dがガラス基板や石英基板等の一方面側にシリコン酸化膜等の透光性の絶縁膜が構成されている場合、かかる透光性の絶縁膜に凹部24を形成してもよい。
上記実施の形態では、表示領域10aに3つの色に対応する第1カラーフィルター層28aが設けられている例であったが、2つの色あるいは4つ以上の色に対応する第1カラーフィルター層28aが設けられている電気光学装置100に本発明を適用してもよい。また、表示領域10aに設けられた第1カラーフィルター層28aに無色(W)のカラーフィルター層28が設けられている電気光学装置100に本発明を適用してもよい。
[他の電気光学装置]
上記実施の形態では、電気光学装置として液晶装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマディスプレイ、FED(Field Emission Display)、SED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)、電気泳動表示装置、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いた電気光学装置等の対向基板20に本発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
(投射型表示装置の構成例)
図14は、本発明を適用した投射型表示装置(電子機器)の説明図である。図14において、本形態の投射型表示装置1000は、照明装置1100と、電気光学装置100と、投射光学系1300とを備えている。本形態において、投射型表示装置1000は、電気光学装置100を1つ備える単板式プロジェクターである。
照明装置1100は、光源装置1010と、反射手段1040と、偏光変換素子1050とを備えている。照明装置1100は、照明光として赤色光、緑色光、および青色光を含む光(白色光)を出射する。より具体的には、光源装置1010は、平行光を射出する光源装置であって、白色発光ダイオード1020とコリメーター光学系1030とを備えている。白色発光ダイオード1020は、例えば、蛍光層を有するランバート発光タイプの発光ダイオードであり、赤色光、緑色光および青色光を含む光を射出する。
コリメーター光学系1030は、白色発光ダイオード1020からの光を平行化する光学素子であり、2枚のコリメーターレンズ(第1レンズ1032および第2レンズ1034)からなる。反射手段1040は、光源装置1010と偏光変換素子1050との間に配置され、光源装置1010の光軸近傍の光を通過させ、光源装置1010の光軸から離れた周辺部の光を白色発光ダイオード1020の蛍光層に向けて反射する。より具体的には、反射手段1040は、透過部1042と、透過部1042を反射部1044とを備える。偏光変換素子1050は、反射手段1040の透過部1042を通過した光を偏光変換する偏光変換素子である。
かかる構成の投射型表示装置1000では、光源装置1010から出射された光源光を電気光学装置100で変調した後、投射光学系1300によって、スクリーン等の被投射部材1090にカラー画像を拡大投射する。
(他の電子機器)
本発明を適用した電気光学装置100については、上記の電子機器の他にも、携帯電話機、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等の電子機器において直視型表示装置として用いてもよい。
9a・・画素電極、9b・・ダミー画素電極、10・・素子基板、10a・・表示領域、10p・・画素領域、10r・・受光領域、20・・対向基板、20a・・枠状領域、21・・共通電極、24、24a・・凹部、28・・カラーフィルター層、28a・・第1カラーフィルター層、28b・・第2カラーフィルター層、28c・・第3カラーフィルター層、28e・・外側カラーフィルター層、29・・遮光層、29a・・額縁部分、29b・・遮光部(ブラックマトリクス部)、50・・液晶層、100・・電気光学装置、100a・・画素、100p・・液晶パネル、310・・光センサー、1000・・投射型表示装置

Claims (13)

  1. 互いに異なる複数色のカラーフィルター層が配置された表示領域と、
    該表示領域の外側において、当該表示領域に沿って前記表示領域と異なる色の配列のカラーフィルター層が配置された受光領域と、
    該受光領域に設けられた光センサーと、
    を有することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記受光領域には、少なくとも無色のカラーフィルター層が配置され、
    前記受光領域は、前記表示領域より、無色のカラーフィルター層の分布密度が高いことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記表示領域に配置されたカラーフィルター層は、いずれも有色のカラーフィルター層であることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記受光領域には、無色のカラーフィルター層のみが配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の電気光学装置。
  5. 前記受光領域には、無色のカラーフィルター層と、前記表示領域に配置されたカラーフィルター層のいずれかと同じ色のカラーフィルター層とが配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の電気光学装置。
  6. 前記受光領域には、有色のカラーフィルター層のみが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  7. 前記表示領域を囲む枠状領域に外側カラーフィルター層が配置され、
    前記枠状領域のうち、前記外側カラーフィルター層の少なくとも一部が配置されている領域によって前記受光領域が構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記表示領域および前記枠状領域に凹部が形成され、
    前記表示領域に配置されたカラーフィルター層および前記外側カラーフィルター層は、前記凹部の内部に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の電気光学装置。
  9. 前記受光領域は、前記表示領域に沿う方向の一部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電気光学装置。
  10. 前記受光領域は、前記表示領域に沿う方向の全体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電気光学装置。
  11. 複数の画素電極が形成された素子基板と、
    前記素子基板の前記複数の画素電極が形成されている面側に対向する対向基板と、
    を有し、
    前記表示領域および前記受光領域に配置されたカラーフィルター層は、それぞれ前記対向基板に形成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の電気光学装置。
  12. 複数の画素電極が形成された素子基板と、
    前記素子基板の前記複数の画素電極が形成されている面側に対向する対向基板と、
    を有し、
    前記表示領域および前記受光領域に配置されたカラーフィルター層は、それぞれ前記素子基板に形成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の電気光学装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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