JP4043861B2 - 鏡付きコンパクト容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は鏡付きのコンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクト容器は通常蓋体裏面へ鏡を付設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
資源活用のため、異にする複数材で形成されている物品は、廃棄時各材料毎に分別して廃棄することが求められている。コンパクト容器は通常合成樹脂材で形成されているが、蓋体裏面には鏡が付設されているから該鏡の取外しが必要となる。
【0004】
本発明は蓋体裏面の鏡取外しが容易であるよう設けたものであり、又請求項4記載の場合は、併せて容器の開蓋が容易であるよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として容器本体周壁の後部へ蓋体周壁の後部を枢着させ、かつ蓋体頂壁の下面へ鏡を付設したコンパクト容器において、
蓋体周壁の前壁部13b ないし左右側壁部13c,13c の一部を切欠き22すると共に、該切欠き内方の頂壁外周部下面から、一対の脚板19,19 下端間に底板20を横設した凹字形状の保持部21を、底板20と頂壁12との間の間隙を蓋体内外方向へ向けて垂下させ、
又上記間隙内へ嵌合させた摺動板32外縁から上記切欠き22内へ位置させて指掛け板33を垂下する断面L字状の摺動部材31を設け、
更に摺動板32内端部の上部を除去して下方板部分を支持板部37とすると共に、摺動部材31と対向する蓋体周壁部分上部に係合突条18を横設し、
蓋体頂壁の下面へ当接させた鏡17の一方側部下面を係合突条18上面で、かつ他方側部下面を支持板部37で、それぞれ支持させ、
上記摺動部材31は、指掛け板33を介して摺動板32を強制引出しすることで移動可能とし、該移動で支持板部37が鏡下面から離脱可能に形成した。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に上記摺動板32の外端部を肉薄の弾性屈曲部38とすると共に底板20下部外縁を指掛け板33の上部内面へ近接ないし当接させておき、
蓋板開蓋状態で指掛け板下部を底板20の下方へ押込みすることでの、底板下部外縁との接触部を支点とする指掛け板33の回動による摺動板32の外方移動で、鏡下面から支持板部37が離脱可能に形成した。
【0007】
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に上記摺動板32の内方部上面を外方部上面よりも低く形成して、該低上面の摺動板部分へ、凹字状の切割溝34を穿設し、かつ該切割溝が三方を囲む摺動板部分の下面を削除することで、摺動板内方側から外方側へ突出する肉薄の弾性板35を形成し、かつ該弾性板の外方側上面へ第2突部36を、かつ該第2突部と上記高上面部の内端部との間へ垂下して第2突部36と係合する第3突部25を蓋体頂壁12の下面へ、それぞれ付設した。
【0008】
第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を有すると共に容器本体周壁前壁部2bの上方前部を第2凹部4として、該第2凹部下方の前壁部分上方前部に斜上後方への緩い傾斜面5を形成し、
上記切欠き22を傾斜面5上方の蓋体周壁前壁部13b に設け、又保持部21の底板20から第2フック23を垂下させて、第2凹部奥壁の上方前面に係合突条8を横設させて、ないし第2凹部4底面から起立させて形成した第1フック9へ係合させ、
更に指掛け板33の上端後部に肉薄の弾性屈曲部38を形成させ、かつ該指掛け部の下端を傾斜面5下端へ係合ないし近接させて、該指掛け板後方押込みにより、傾斜面に沿い上昇した指掛け板33が蓋体前部を押上げて第1、第2フック9,23 の係合が離脱可能に形成した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面について説明する。まず図1から図3が示す実施形態について説明すると、1は容器本体で底壁外周から周壁2を起立し、該周壁の後壁部2aの左右方向中間後部を第1凹部3に形成し、又前壁部2bの左右方向中間部の上半前部を第2凹部4とし、かつ第2凹部下方前壁部分の前面上部に斜上後方への傾斜面5を形成し、該傾斜面の下端前方を水平面6に、かつ傾斜面上端上方に垂直面7を形成し、又第2凹部奥壁の上方前部に係合突条8を横設して該係合突条を有する奥壁部分を第1フック9に形成している。
【0010】
尚該第1フック9は第2凹部底面から別に起立させてもよい。又水平面6および傾斜面5の左右方向中間部には、後述指掛け板押込み用の第3凹部10を設けるとよい。
【0011】
11は蓋体で、頂壁12外周から周壁13を垂下させ、該周壁の後壁部13a の左右方向中間部を垂下させて軸板14となし、該軸板を容器本体後壁部の第1凹部3内へ嵌合させ、その第1凹部左右両側の後壁部部分と軸板14とをピン15で枢着させて蓋体による、容器本体上面の開閉が自在に形成している。
【0012】
蓋体の頂壁12裏面には下面開口の第4凹部16が形成してあり、該第4凹部内へは鏡17を嵌合させ、図示例では蓋体周壁の後壁部上方内面に付設した係合突条18で鏡の後部下面を支持させ、又鏡の前部下面を後述の支持板部で支持させている。
【0013】
蓋体頂壁の前部下面からは、左右一対の脚板19,19 下端間に底板20を横設した凹字形状の保持部21を垂下させている。該保持部は底板20と頂壁12との間隙を蓋体内外方向に向けており、その保持部前方の蓋体前壁部部分は切欠き22を穿設している。図示例では底板20の前後方向中間部から第2フック23を垂下させて既述第1フック9と係合させており、底板前端部下面からは第1突部24を垂下させている。又底板上方の頂壁部分下面には第3突部25を付設している。
【0014】
31は摺動部材で、上記間隙内へ嵌合させた摺動板32の前端から上記切欠き22内へ位置させて指掛け板33を垂下する。図示例において摺動板32は、内方部上面を外方部上面よりも低く形成し、該低上面の摺動板部分へ、図3が示すように凹字状の切割溝34を穿設して、該切割溝が三方を囲む摺動板部分を、摺動板後部から前方へ突出する弾性板35に形成している。該弾性板35は図1が示すように下面を削除して肉薄板とする。又該弾性板の外方側上面には既述第3突部25後面へ係合させる第2突部36を付設し、第3突部25は第2突部36と高上面部との間に位置させている。
【0015】
更に摺動板32の後部は保持部後方へ突出し、その上面を削除してその下方板部分を支持板部37となし、該支持板部上へ鏡17の前端部下面を係合させている。更に又摺動板前端部は下面を削除して肉薄の弾性屈曲部38としている。指掛け板33は既述水平面6上面へその下端面を載置させ、その下端後縁を傾斜面5下端へ当接させている。
【0016】
上記の図1の状態から指掛け板33下部を後方押込みすると、指掛け板33下端が傾斜面5に沿って押上げられることで、該指掛け板が蓋体頂壁の前部を押上げ、該蓋体前部上昇により第1、第2フック9,23 の係合が外れ、よってそのまま指掛け板33を押上げすることで開蓋でき、又閉蓋の際は蓋体前部押下げにより上記両フックが係合して閉蓋状態を保持する。
【0017】
コンパクト容器廃棄の際は、図2が示すように、開蓋状態から指掛け板33下部を後方へ押込む。すると底板20の下端前縁へ指掛け板上部が接し、更に後方押込みすることで上記接した位置を支点として指掛け板33が回動することとなり、弾性屈曲部38を介して摺動板32が前方引出しされ、よって弾性板35が弾性変形することで第2突部36が第3突部25を乗越え、このとき鏡17の前部下面から支持板部37が離脱し、よって鏡17を蓋体裏面から外すことが出来る。
【0018】
図4と図5とは変形例を示す。該変形例は指掛け板33の長さを、蓋体周壁の上下方向長さとほぼ等しく設けた例を示し、この場合は摺動板32前端部に弾性屈曲部を有しない。この場合は指掛け板33下端を外方へ強く引くことで摺動板32を外方へ引き出し、支持板部37を鏡下面から外すことが出来る。その他部分は図1の場合と同様に形成すればよい。
【0019】
既述実施形態および変形例にあっては、摺動部材31を蓋体前部下面へ付設する場合について説明したが、上記変形例のように形成する場合は蓋体の左右側部下面へ設けることも出来、又弾性板35、第2、第3突部36,25 も必ずしも必要としない。
【0020】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするもので、請求項1記載の構成とすることで、鏡の取外しが容易である。
【0021】
請求項2のようにすることで、鏡の一部下面を支持する摺動板32の外方抜出しが容易となる。
【0022】
請求項3のようにすることで、更にその摺動板32の外方抜き出しが容易である。
【0023】
請求項4のようにすることで、摺動板抜出し用の指掛け板33に開蓋機能を兼用させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の断面図である。
【図2】 鏡取外し方法を示す説明図である。
【図3】 主要部材の斜視図である。
【図4】 変形例部材を付設した蓋体を下面側からみた斜視図である。
【図5】 図4状態から鏡支持板部を外方へ摺動させて示す斜視図である。
【符号の説明】
4…第2凹部 5…傾斜面
9…第1フック 17…鏡
19…脚板 20…底板
23…第2フック 31…摺動部材
32…摺動板 33…指掛け板
34…切割溝 35…弾性板
37…支持板部 38…弾性屈曲部
Claims (4)
- 容器本体周壁の後部へ蓋体周壁の後部を枢着させ、かつ蓋体頂壁の下面へ鏡を付設したコンパクト容器において、
蓋体周壁の前壁部13b ないし左右側壁部13c,13c の一部を切欠き22すると共に、該切欠き内方の頂壁外周部下面から、一対の脚板19,19 下端間に底板20を横設した凹字形状の保持部21を、底板20と頂壁12との間の間隙を蓋体内外方向へ向けて垂下させ、
又上記間隙内へ嵌合させた摺動板32外縁から上記切欠き22内へ位置させて指掛け板33を垂下する断面L字状の摺動部材31を設け、
更に摺動板32内端部の上部を除去して下方板部分を支持板部37とすると共に、摺動部材31と対向する蓋体周壁部分上部に係合突条18を横設し、
蓋体頂壁の下面へ当接させた鏡17の一方側部下面を係合突条18上面で、かつ他方側部下面を支持板部37で、それぞれ支持させ、
上記摺動部材31は、指掛け板33を介して摺動板32を強制引出しすることで移動可能とし、該移動で支持板部37が鏡下面から離脱可能に形成した
ことを特徴とする鏡付きコンパクト容器。 - 上記摺動板32の外端部を肉薄の弾性屈曲部38とすると共に底板20下部外縁を指掛け板33の上部内面へ近接ないし当接させておき、
蓋板開蓋状態で指掛け板下部を底板20の下方へ押込みすることでの、底板下部外縁との接触部を支点とする指掛け板33の回動による摺動板32の外方移動で、鏡下面から支持板部37が離脱可能に形成した
ことを特徴とする、請求項1記載の鏡付きコンパクト容器。 - 上記摺動板32の内方部上面を外方部上面よりも低く形成して、該低上面の摺動板部分へ、凹字状の切割溝34を穿設し、かつ該切割溝が三方を囲む摺動板部分の下面を削除することで、摺動板内方側から外方側へ突出する肉薄の弾性板35を形成し、かつ該弾性板の外方側上面へ第2突部36を、かつ該第2突部と上記高上面部の内端部との間へ垂下して第2突部36と係合する第3突部25を蓋体頂壁12の下面へ、それぞれ付設した
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の鏡付きコンパクト容器。 - 容器本体周壁前壁部2bの上方前部を第2凹部4として、該第2凹部下方の前壁部分上方前部に斜上後方への緩い傾斜面5を形成し、
上記切欠き22を傾斜面5上方の蓋体周壁前壁部13b に設け、又保持部21の底板20から第2フック23を垂下させて、第2凹部奥壁の上方前面に係合突条8を横設させて、ないし第2凹部4底面から起立させて形成した第1フック9へ係合させ、
更に指掛け板33の上端後部に肉薄の弾性屈曲部38を形成させ、かつ該指掛け部の下端を傾斜面5下端へ係合ないし近接させて、該指掛け板後方押込みにより、傾斜面に沿い上昇した指掛け板33が蓋体前部を押上げて第1、第2フック9,23 の係合が離脱可能に形成した
ことを特徴とする、請求項1、2又は3記載の鏡付きコンパクト容器。
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