JP4043041B1 - 記録用紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パルプと填料とを主原料とし、古紙パルプ製造工程の脱墨処理工程において排出される脱墨フロスを脱水、乾燥、焼成及び粉砕工程に供し、焼成工程で焼成凝集させた再生粒子凝集体が内添用填料として少なくとも配合され、再生粒子凝集体が、粒子構成成分としてCa、Si及びAlを酸化物換算で30〜82:9〜35:9〜35で含有し、Ca、Si及びAlの合計含有割合が酸化物換算で90質量%以上で、表面での再生粒子凝集体の存在部分の検出面積が、全検出面積の10〜100%である、記録用紙。
【選択図】なし
Description
パルプと填料とを主原料とし、該填料が内添されてなる記録用紙であって、
前記填料のうち、古紙パルプ製造工程の脱墨処理工程において排出される脱墨フロスを主原料とし、該主原料を脱水工程、乾燥工程、焼成工程及び粉砕工程に供し、該焼成工程において焼成凝集させた再生粒子凝集体が、内添用填料として少なくとも配合され、
前記再生粒子凝集体が、その粒子構成成分として、カルシウム、ケイ素及びアルミニウムを含有し、該カルシウム、ケイ素及びアルミニウムの質量割合(カルシウム:ケイ素:アルミニウム)が、X線マイクロアナライザーを用いた元素分析にて、酸化物換算で30〜82:9〜35:9〜35であり、かつ該粒子構成成分中の、カルシウム、ケイ素及びアルミニウムの合計含有割合が、酸化物換算で90質量%以上であり、
記録用紙の表面において、X線マイクロアナライザーを用いた面分析によるX線像で検出される、前記再生粒子凝集体の存在部分の面積が、前記X線像で検出される全面積の10〜100%である、記録用紙
に関する。
パルプと填料とを主原料とし、該填料が内添されてなる記録用紙であって、
前記填料のうち、古紙パルプ製造工程の脱墨処理工程において排出される脱墨フロスを主原料とし、該主原料を脱水工程、乾燥工程、焼成工程及び粉砕工程に供し、該焼成工程において焼成凝集させた再生粒子凝集体が、内添用填料として少なくとも配合され、
前記再生粒子凝集体が、その表面にさらにシリカを析出させたシリカ被覆再生粒子凝集体であり、その粒子構成成分として、カルシウム、ケイ素及びアルミニウムを含有し、該カルシウム、ケイ素及びアルミニウムの質量割合(カルシウム:ケイ素:アルミニウム)が、X線マイクロアナライザーを用いた元素分析にて、酸化物換算で30〜62:29〜55:9〜35であり、かつ該粒子構成成分中の、カルシウム、ケイ素及びアルミニウムの合計含有割合が、酸化物換算で90質量%以上であり、
記録用紙の表面において、X線マイクロアナライザーを用いた面分析によるX線像で検出される、前記再生粒子凝集体の存在部分の面積が、前記X線像で検出される全面積の10〜100%である、記録用紙
に関する。
本発明の記録用紙は、パルプと填料とを主原料としており、該填料が内添されている。
古紙パルプの製造工程では、安定した品質の古紙パルプを連続的に生産するために、使用する古紙の選定、選別が行われ、一定品質の古紙が使用されるので、存在する無機物の種類やその比率、量が基本的に一定になる。しかも、再生粒子凝集体の製造過程において未燃物の変動要因となるフィルム、シート等のプラスチック類が異物として古紙中に含まれていた場合でも、これらの異物は脱墨フロスを得る脱墨工程に至る前段階で除去することができる。したがって、古紙パルプの製造工程から排出される脱墨フロスを原料とした場合、工場排水工程や製紙原料調整工程等、他の工程で発生するスラッジを原料とした場合と比べ、極めて安定した品質の再生粒子凝集体を製造することができる。
前記脱墨フロスの脱水は、例えばロータリースクリーン等の公知の脱水手段を適宜使用して行うことができる。該ロータリースクリーンにおいて、例えば水分率95〜98質量%に脱水した脱墨フロスは、例えばスクリュープレスにて、さらに水分率40〜70質量%に脱水することが好ましい。このように、脱墨フロスの脱水を多段工程で行って急激な脱水を避けると、無機物の流出を抑制することができ、脱墨フロスのフロックが硬くなりすぎる恐れがない。
脱墨フロスを脱水して得た脱水物は、例えばトラックやベルトコンベア等の搬送手段によって定量供給機まで搬送され、該定量供給機から乾燥手段に供給される。
サイクロン内を底部まで落下した乾燥物は、移送流路を通して、かつこの移送流路の途中に備わる排風ファンで勢いを増して、サイクロン式の第1焼成段階を構成する第1燃焼焼成炉に送られる。該第1燃焼焼成炉では、乾燥物を旋回落下させることで粒子の微細化を抑制し、また、この過程で焼成して未燃率を調整する(第1焼成工程)。
前記焼成後の粒子は、粉砕工程にて適宜必要な粒径に微細粒化することで、填料として使用可能な再生粒子凝集体とすることができる。
再生粒子凝集体について、さらなる品質の安定化を求める場合には、再生粒子の粒度を各工程で均一に揃えるための分級を行うことが好ましく、粗大粒子や微小粒子を前工程にフィードバックすることが望ましい。
原料として、表1〜2に示すように、脱墨フロス(古紙パルプを製造する古紙処理工程より得られた脱墨フロス、製造例1〜22)又は製紙スラッジ(主に製紙工程から排出される排水・脱水スラッジ、比較製造例1〜4)を用い、表1〜2に示す条件にて脱水工程、乾燥工程及び焼成工程を経て、湿式粉砕処理を施して再生粒子凝集体を得た。
X線マイクロアナライザー(型番:EMAX2770、(株)日立製作所/(株)堀場製作所製)を加速電圧15kVで用い、白黒ポラロイドフィルム(ポラロイド社製、8.5cm×10.8cm)にて、X線マイクロアナライザーディスプレーのX線像を20枚撮影して実測した。
4.7メッシュの篩にて、粒子径が2000μmを超える乾燥物粒子の質量割合を、42メッシュの篩にて、粒子径が355μm未満の乾燥物粒子の質量割合を想定し、質量割合を測定した。
X線マイクロアナライザー(型番:E−MAX・S−2150、(株)日立製作所/(株)堀場製作所製)にて元素分析を行った。
再生粒子凝集体サンプル10mgをメタノール溶液8mLに添加し、超音波分散機(出力:80W)で3分間分散させた。この溶液をコールターカウンター粒度分布測定装置(TA−II型、COULTER ELECTRONICS社製)にて、50μmのアパチャーを用いて測定した。ただし、50μmのアパチャーで測定不可能なものについては、200μmのアパチャーを使用した。また電解液として、ISOTON II(商品名、COULTER ELECTRONICS社製、0.7%の高純度NaCl水溶液)を用いた。
磨耗度試験装置(日本フィルコン(株)製)を用い、スラリー濃度2質量%にて3時間、プラスチックワイヤー磨耗度を測定した。
原料の脱水効率、生産性及び粉砕に必要な電力を各々4段階評価し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:いずれも高い評価でバランスが最もよかった。
○:平均してよい評価であった。
△:脱水効率、生産性及び粉砕に必要な電力のいずれかに問題があった。
×:実操業が困難であった。
白色度、粒子径、一定時間間隔における生産量の各項目について、変動程度を測定し、変動が少ない順にランク付けを行い、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:上位10位まで
○:11〜22位
△:23〜25位
×:26位以下
目視にて再生粒子凝集体の色を観察し、白色と灰色とに区分した。
表5に示す割合のパルプをダブルディスクリファイナーで叩解処理して混合し、このパルプ(絶乾パルプ質量)100質量部に対して、表5に示す種類の填料(再生粒子凝集体)を、灰分で表5に示す含有量となるように添加し、さらにカチオン澱粉(商品名:ケイト304、日本エヌエスシー(株)製)1.0質量部を添加してパルプスラリーを得た。なお、灰分はJIS P 8251「紙、板紙及びパルプ−灰分試験方法−525℃燃焼法」に記載の方法に準拠して測定した。
記録用紙の表面について、X線マイクロアナライザー(型番:EMAX2770、(株)日立製作所/(株)堀場製作所製)の加速電圧を15kV、倍率を50倍とし、白黒ポロライドフィルム(ポラロイド社製、8.5cm×10.8cm)にて、X線マイクロアナライザーディスプレーのX線像を撮影して面分析を行った。このX線像で検出される全面積に対する、再生粒子凝集体の存在部分(カルシウム、ケイ素及びアルミニウムの存在部分の重なりである白色部分)の面積の割合(%)を算出した。
JIS P 8251「紙、板紙及びパルプ−灰分試験方法−525℃燃焼法」に記載の方法に準拠して測定した灰分について、X線マイクロアナライザー(型番:E−MAX・S−2150、(株)日立製作所/(株)堀場製作所製)にて元素分析を行い、酸化物換算の成分分析によって酸化マグネシウムの量を求めた。
JAPAN TAPPI No.51−87「紙及び板紙−液体吸収性試験方法」に規定のブリストー法にて、0.4秒及び2秒で測定した。
JIS P 8119−1998「紙及び板紙−ベック平滑度試験機による平滑度試験方法」に準拠した、20℃の条件下で湿度を65%に調湿した記録用紙について、迅速熱伝導率計(型番:QTM−500、京都電子工業(株)製)にてボックス式プローブを用いて測定した。
JIS P 8124「紙及び板紙−坪量測定方法」に記載の方法に準拠して測定した。
JIS P 8118「紙及び板紙−厚さ及び密度の試験方法」に記載の方法に準拠して測定した。
JIS P 8133(1976)「紙、板紙及びパルプ−水抽出液pHの試験方法」に記載の方法に準拠して測定した。
JIS P 8148「紙及びパルプのハンター白色度試験方法」に記載の方法に準拠してハンター白色度を測定した。
JIS P 8149「紙及び板紙−不透明度試験方法(紙の裏当て)−拡散照明法」に記載の方法に準拠してハンター白紙不透明度を測定した。
触針式三次元表面粗さ計(小坂研究所製)を使用し、基準長さ2.5mm、評価長さ12.5mmの条件にて測定した。なお、評価結果として、8ヶ所の測定値の平均値を示す。
A4判の記録用紙を、抄紙と直角方向(CD方向)に、フルカラー電子写真印刷機(型番:DocuColor1250CP、富士ゼロックス(株)製)に2500枚片面通紙した際の重送の発生枚数を調べた。なお電子写真用転写紙としては、通常、7枚以下であることが必要とされる。
A4判の記録用紙を、CD方向に、フルカラー電子写真印刷機(型番:DocuColor1250CP、富士ゼロックス(株)製)に通紙して片面複写をした後、カール面を上にして平台上に置いた。記録用紙の4角のうち、最も高い角(台の面よりも最も離れた角)の台からの高さを測定し、10枚の平均値を求めた。なお電子写真用転写紙としては、通常、3mm以下であることが望ましい。
抄紙機による記録用紙の製造時の操業安定性について、以下の評価基準に基づいて評価した。なお、評価が2以下の場合には、商業上の実用レベルではなく、記録用紙の品質を一定以上に維持しつつ安定に製造を続けることが困難である。
(評価基準)
5:抄紙機上の紙匹の状態が安定で、通常の製造条件で問題なく安定に製造が行える。
4:抄紙機上の紙匹は概ね安定であり、操業条件の調整によって安定に製造が行える。
3:抄紙機上の紙匹は多少不安定であるが、操業条件の調整によって製造が可能である。
2:抄紙機上の紙匹の状態が不安定で、操業条件を調整してもしばしば断紙が発生する。
1:抄紙機上の紙匹の強度が低く、操業条件の調整による対応が困難で、頻繁に断紙が発 生する。
記録用紙にPPC複写機(型番:5055、富士ゼロックス(株)製)で複写した、画像濃度が約1.4の画像部に、セロハンテープ(幅:18mm、ニチバン(株)製)を、平坦な金属板上で、金属製の直径102mm、面長250mm、7500gのロールにて、300g/cmの線圧で貼付した。
画像濃度の比=剥離後の画像濃度/剥離前の画像濃度
を求めた。これら画像濃度の測定には、マクベス反射型濃度計(型番:RD−918、Macbeth社製)を使用した。なお電子写真用転写紙としては、通常、剥離前の画像濃度に対する剥離後の画像濃度の比で0.7以上が必要とされる。
JIS P 8147「紙及び板紙の摩擦係数試験方法」に記載の方法に準拠し、記録用紙の表面と裏面とを横方向(CD方向)同士で擦った際の静摩擦係数を測定した。なお電子写真用転写紙としては、通常、0.45〜0.75であることが望ましい。
JIS P 8147「紙及び板紙の摩擦係数試験方法」に記載の方法に準拠して測定した。
インクジェットプリンタ(型番:PM800C、セイコーエプソン(株)製)を用い、記録用紙に0.5ポイントの実線(4色:イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)を10cm記録した。記録された実線の任意の3箇所において、1cmの間に生じているヒゲ状の滲み数を計測した後、3箇所の平均値を算出し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:滲み数の平均値が10未満であり、フェザリングが非常に生じ難い。
○:滲み数の平均値が10以上、20未満であり、フェザリングが生じ難い。
△:滲み数の平均値が20以上、30未満であり、フェザリングが生じ易い。
×:滲み数の平均値が30以上であり、フェザリングが非常に生じやすい。
インクジェットプリンタ(型番:PM800C、セイコーエプソン(株)製)を、温度23℃、相対湿度50%の条件下で使用し、3原色(シアン、マゼンタ、イエローの各インク)の重ね色で構成される赤、緑、紫を、それぞれ交互に記録用紙にベタ印字(大きさ:3.0cm×3.0cm)した。印字から30分間経過後のインク浸透が安定した状態で、隣接するインクジェットの、互いに又は片側に滲み出した状態を目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:滲みが全くない。
○:滲みが僅かに認められるが実用上問題がない範囲である。
△:滲みが認められる。
×:滲みがはっきりと認められ、実用上問題がある。
(a)インクジェット印刷
インクジェットプリンタ(型番:PM800C、セイコーエプソン(株)製)に、A4サイズの記録用紙を、温度23℃、相対湿度50%の条件下で100枚連続して給紙し、紙送りの状態及び紙詰まりの有無を調べ、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:紙詰まりが全く生じず、紙送りがスムーズであった。
○:紙送りのスピードに一部変化が見られたが、紙詰まりは生じなかった。
△:紙送りがわるく、紙詰まりが生じた。
×:紙詰まりが著しかった。
電子写真印刷機(型番:DocuColor 1250、富士ゼロックス(株)製)を用い、記録用紙500枚に連続して、高精細カラーデジタル標準画像データ(ISO/JIS−SCID、日本規格協会発行)N1からN4を出力し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:搬送不良が全く生じなかった。
○:搬送不良が1回のみ生じた。
△:搬送不良が2〜5回生じた。
×:搬送不良が6回以上生じた。
JIS K 6911「表面抵抗率の測定法−三端子法」に記載の方法に準拠して測定した。
JIS P 8119「紙及び板紙−ベック平滑度試験機による平滑度試験方法」に記載の方法に準拠してベック平滑度を測定した。
JAPAN TAPPI No.18−2「紙及び板紙−内部結合強さ試験方法−第2部:インターナルボンドテスタ法」に規定のインターナルボンドテスタ法にて測定した。
JIS P 8143「紙のクラークこわさ試験機によるこわさ試験方法」に記載の方法に準拠して測定した。
Claims (4)
- パルプと填料とを主原料とし、該填料が内添されてなる記録用紙であって、
前記填料のうち、古紙パルプ製造工程の脱墨処理工程において排出される脱墨フロスを主原料とし、該主原料を脱水工程、乾燥工程、焼成工程及び粉砕工程に供し、該焼成工程において焼成凝集させた再生粒子凝集体が、内添用填料として少なくとも配合され、
前記再生粒子凝集体が、その粒子構成成分として、カルシウム、ケイ素及びアルミニウムを含有し、該カルシウム、ケイ素及びアルミニウムの質量割合(カルシウム:ケイ素:アルミニウム)が、X線マイクロアナライザーを用いた元素分析にて、酸化物換算で30〜82:9〜35:9〜35であり、かつ該粒子構成成分中の、カルシウム、ケイ素及びアルミニウムの合計含有割合が、酸化物換算で90質量%以上であり、
記録用紙の表面において、X線マイクロアナライザーを用いた面分析によるX線像で検出される、前記再生粒子凝集体の存在部分の面積が、前記X線像で検出される全面積の10〜100%である、記録用紙。 - JIS P 8251に準拠して測定した灰分中の、酸化マグネシウムの含有量が7.5質量%以下である、請求項1に記載の記録用紙。
- 前記填料の含有量が、パルプ100質量部(絶乾パルプ質量)に対して、JIS P 8251に準拠して測定した灰分で1〜30質量部であり、
JAPAN TAPPI No.51−87に規定のブリストー法にて測定した吸収量が、0.4秒で7.5mL/m2以下、2秒で14mL/m2以下であり、
熱伝導率が0.2〜0.5kcal/m・h・℃である、請求項1に記載の記録用紙。 - パルプと填料とを主原料とし、該填料が内添されてなる記録用紙であって、
前記填料のうち、古紙パルプ製造工程の脱墨処理工程において排出される脱墨フロスを主原料とし、該主原料を脱水工程、乾燥工程、焼成工程及び粉砕工程に供し、該焼成工程において焼成凝集させた再生粒子凝集体が、内添用填料として少なくとも配合され、
前記再生粒子凝集体が、その表面にさらにシリカを析出させたシリカ被覆再生粒子凝集体であり、その粒子構成成分として、カルシウム、ケイ素及びアルミニウムを含有し、該カルシウム、ケイ素及びアルミニウムの質量割合(カルシウム:ケイ素:アルミニウム)が、X線マイクロアナライザーを用いた元素分析にて、酸化物換算で30〜62:29〜55:9〜35であり、かつ該粒子構成成分中の、カルシウム、ケイ素及びアルミニウムの合計含有割合が、酸化物換算で90質量%以上であり、
記録用紙の表面において、X線マイクロアナライザーを用いた面分析によるX線像で検出される、前記再生粒子凝集体の存在部分の面積が、前記X線像で検出される全面積の10〜100%である、記録用紙。
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