JP4042053B2 - 揺動装置 - Google Patents
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ところで、撹拌機などを備えた分注装置としては、例えば特開平5−157750号公報に開示された図1に示す如く、所定の分注作業を終えた試料容器(K64)を、搬送装置に設けられた水平及び昇降移動可能な一対のロボット把持腕(K48,K48)を駆動制御して把持し、撹拌機(K20)への搬送、およびセットを行うようにしたものが知られている。
なお上記符号と共に付した記号(K)は当該公報に所載の符号であることを示す。
図に示すように、1は分注装置に備えられた前後、左右、上下(XYZ軸)方向の任意に動作制御される分注機構(図示しない)に隣設された搬送手段であって、該搬送手段1は、容器2を把持する昇降可能な把持体11を備えており、所定の容器ラックに収容されたの検体入り容器2を、分注テーブルにセットし、ニードルにより吸入した試液を吐出するなどの任意の分注作業後に、揺動手段3に搬送し、揺動手段3に備えられた受け部31にセットせしめるよう前記分注機構と同様にXYZ軸方向の任意に動作制御される。
これにより、各把持腕11a、11b、11cは、容器2の口部の口径が約12〜35mm程度のものを、当該任意口径よりも僅かに(略3mm程度)拡開した待機状態から下動し、容器2の口部を上方から被嵌して把持するようになっている。なお、前記スライドストロークの幅設定は、把持体11やケーシング12などの構成部材を適宜変更することにより任意に行えるのものである。
なお、偏心軸構造により、受け部31が動作停止時に容器2の適正な搬送セット位置に対し位置ズレを生じる場合、揺動手段3自体に位置決め機能が備えられていないものについては、受け部31を三方向から押動するような別途位置決め手段を設けてズレ補正する。
その際、受け部31に載置された容器2は、その種類により、容器2aの場合は、受け部31を揺動しない状態で自立することができず、揺動前においても把持体11によって容器口部が保持され、また、容器2bの場合は、受け部31を揺動しない状態であれば自立することができ、把持体11による容器口部の保持はなされないが、揺動時においては自立不能となり容器口部が保持されることとなる。
なお、本実施例においては、把持体11を容器口部の外側で保持する保持体として兼用したが、容器口部の内側を保持すべく昇降可能な別途棒体などを遊挿するようにした保持体を設けても良い。その際、保持体は使用する容器の口部内径に対して最適な間隔を持って保持するように可変タイプとすることが望ましい。
また、容器2aは、その底部が円形となっているため、受け部31の作動に従って前記円錐溝312の傾斜面上を円形底部が滑る状態で接触面が変位し、受け部31が円運動によらず楕円または直線運動による場合は、平面揺動であっても容器2aが若干の上下振幅を伴うこととなり、その揺動中心も上下変動する三次元的揺動を与えることができる。なお、平形底部の容器2bの場合も前記傾斜面との面接態様は異なるがその動作は略同じである。また、受け溝311の底面が円錐溝312を形成しない平面(凹溝)である場合は、揺動幅、容器の形状に適合した所定の横ズレ規制クリアランスをもって遊間保持することのできる溝形状とすれば良く、受け溝311の形状も円形に限定されず多角形のものであっても良い。
つまり、本揺動装置は、搬送手段1により揺動手段3に搬送された容器2を、容器底部側では、揺動手段3を可動した際、受け部31に対して自立不能となるよう横ズレ規制された遊間状態で載置保持させる一方、容器口部側では、搬送手段1に設けた昇降可能な保持体としての把持体11により遊間保持させて、容器2の底部側と口部側をそれぞれ遊動可能に保持した状態で、受け部31の作動により揺動すべく構成されているので、例えば、受け部31を回転作動させると、容器2は、底部側をそれに従って大きく旋回する動端側とし、口部側を把持体11の遊間支承により小さく旋回する支端側として、容器2の揺動中心が容器口部側に位置する状態で、下側が大きく上側が小さな略鼓状の円錐軌跡をもって自在揺動することができる。
つまり、前記把持体11は、容器2の口部側の側面を三方向から把持する把持腕11a、11b、11cで構成されているため、また、前記受け部31は、回転軸32に偏心軸支して平面方向に揺動せしめ、容器2の揺動中心が容器口部側に位置するよう構成されているため、容器口部側を遊動可能な自由端として遊嵌保持された状態で揺動することができ、受け部31の円運動による始動時や、楕円または直線運動による場合における平面揺動であっても、容器2の揺動中心が上下に変位するような、上下微動を伴う三次元的揺動を与えることができるばかりか、受け部31自体が小さな上下揺動を伴って作動するものであっても対応することができ、バリエーションに富んだ揺動をもって、容器内液体に対する撹拌、溶解、混合等の処理を行うことができる。
さらに、前記受け部31を回転揺動せしめることで、前記容器2内の液体を渦流を生成する流動挙動により制御することができ、撹拌棒などを用いなくとも容器内液体の混合等を良好に行なわしめることができる。
しかも、受け溝311の底面には、円錐溝312が形成されているので、受け部31の円運動などの揺動時に、傾斜面(内壁)上に横ズレ規制させた状態で載置することができ、底部が球面状の試験管型容器2aを用いる場合であっても、受け部31の円運動などに伴うズレ幅や滑り状態を小さくでき、湾曲底部と円錐溝312の傾斜面との良好な接触状態をもって、また、底部が平面的なボトル型容器2bを用いる場合においても、底部の角部と円錐溝312の傾斜面との良好な接触状態をもって、それぞれ遊間保持することができる。
11 把持体
11a、11b、11c 把持腕
111 作動部材
12 ケーシング
2 容器
3 揺動手段
31 受け部
311 受け溝
312 円錐溝
32 回転軸
Claims (7)
- 搬送手段に設けられた昇降可能な把持体よって容器を把持し、該容器を、所定位置から撹拌機等の揺動手段に搬送セットし、該揺動手段の可動により容器内液体の混合や撹拌などを行う揺動装置であって、該揺動装置は、前記揺動手段に揺動可能に設けられ、その可動時に前記セットされた容器を自立不能に載置保持する受け部と、前記搬送手段に昇降可能に設けられ、前記容器を自立させて遊間保持する保持体とで構成し、容器を、該容器底部側と口部側とをそれぞれ前記受け部と保持体とで遊動可能に保持せしめ、受け部の作動により揺動すべく構成したことを特徴とする揺動装置。
- 請求項1において、前記把持体は、容器の口部側を、把持の解除状態により遊間保持せしめることで前記保持体に兼用すべく構成されていることを特徴とする揺動装置。
- 請求項1または2において、前記把持体は、容器の口部側を三方向から把持する把持腕で構成されていることを特徴とする揺動装置。
- 請求項1乃至3の何れかにおいて、前記受け部を、回転軸に偏心軸支して平面方向に揺動せしめ、前記容器の揺動中心が容器口部側に位置するよう構成されていることを特徴とする揺動装置。
- 請求項4において、前記受け部を回転揺動せしめ、前記容器内の液体を渦流動するようにしたことを特徴とする揺動装置。
- 請求項1乃至5の何れかにおいて、前記受け部は、容器底部を遊間保持する凹状の受け溝に形成されていることを特徴とする揺動装置。
- 請求項6において、前記受け溝は、その底面が円錐溝に形成されていることを特徴とする揺動装置。
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