JP4041566B2 - 軌道検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、地上や地下の軌道に敷設されたレール等を検査するための軌道検査装置に関し、詳しくは、走行する検測車から軌道検査装置によってレールや軌道構造物を的確に検査するための改良に関する。
そのような軌道検査装置としては、撮像装置でレールの遊間等を撮影する装置や、超音波でレール探傷を行う装置などが挙げられる。
なお、検査・検出対象には、レール自体の傷やずれの他、レールに関する軌道構造物としてのレール遊間や継目板あるいは締結具などが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】
図5に概要模式図を示した軌道検査装置30は、検測車10の車体11に搭載して用いられる基本的なものであり、検測車10の車輪12間においてレール20のレール頂面21へ向けて車体11に取着されたカメラ31(撮像装置)と、カメラ31で撮った画像データを処理してビデオテープに記録したり表示部33へ送出して表示させたりする画像処理部32とを備えたものである。そして、検測車10が走行するのに伴って、検査対象のレールを次々に撮影するが、十分な解像度・精度で撮影を継続するのはデータ量が膨大となって保存や検索に支障を来たすことから、検査対象として特に重要なレール遊間22を選出しての断続的な撮像が行われることが多い。すなわち、軌道上に設けられた構造物を検出する軌道構造物検出手段を設けて、この軌道構造物検出手段の検出結果に基づいたタイミングで撮像装置によるレール遊間の撮像を行うのである。
【0003】
従来、撮像装置や軌道構造物検出手段を具備した軌道検査装置として、特開平3−165207号公報や,特開平3−225208号公報,特開平3−225209号公報などに記載されたものが知られている。いずれにも、軌道構造物検出手段としては、レール遊間そのものを検出する手段が、設けられている。図6にその構造模式図を掲げたが、この軌道検査装置は、画像処理部32と共にトリガ部43が車体11内に設置され、カメラ31がレール20へ向けて車体11の下部に取着され、カメラ31の周りに照明用のストロボ51が配置され、さらにストロボ51の左右外側に軌道構造物検出手段としてのレーザ送光部41及びレーザ受光部42も設けられている。
【0004】
これらは、車体11下面に取着された保護カバー61によって覆われている。そして、その透明窓62を介してレーザ送光部41,レーザ受光部42によるレール遊間22の検出と共にカメラ31によるレール遊間22の撮像を行う。具体的には、レーザ送光部41からレール頂面21へスリット状のレーザビーム44を照射し、その反射光をレーザ受光部42によって受けていて、ビーム照射位置がレール頂面21の途切れるレール遊間22に来たときにレーザ光の反射が途切れることに基づいてレール遊間22の存在を検出する。レール遊間22が検出されると、トリガ部43からストロボ51及びカメラ31に対して撮像処理実行のトリガが送出される。こうして、レール遊間の撮像がレール遊間の検出に基づいて行われるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の軌道検査装置では、撮像装置もレーザ送受光部も検測車の車体に対して直接又は間接的に固定されていた。一方、左右に並行して走る一対のレール間における幅は変位・変動の許容範囲が60mmと大きいことから、確実にレール遊間を撮るには撮影範囲を幅広くせざるを得ないので、データ量が多くなってしまう。このため、レーザ送光部等の軌道構造物検出手段も検測車の車体に取着されていて、レーザ光の反射の喪失でレール遊間やその他の軌道構造物を検出し、そのようなところだけ撮像するようにしているが、軌道構造物の検出も、検出手段とレールとの相対位置が変動する状況では検出の精度や信頼性を確保するのが難かしい。このような困難性は、超音波探触子をレールに接触させて行うレール探傷にも、つきまとうものである。
【0006】
そこで、走行する検測車からレールや軌道構造物を的確に検査しうるように軌道検査装置を改良することが課題となる。
具体的改良としては、レール追随機構を設けることなどが考えられるが、鉄道等の軌道には分岐器等も設置されているため、レール追随機構を設けただけではそれらのポイントで不所望な方向に分岐したレールに追随してしまうおそれが有る。
そこで、レール追随機構を設けるに際して、かかる不都合を回避しておく必要がある。
【0007】
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、クロッシングでの不所望なレール追随を回避して軌道検査を的確になしうる軌道検査装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために発明された第1乃至第4の解決手段について、その構成および作用効果を以下に説明する。
【0009】
[第1の解決手段]
第1の解決手段の軌道検査装置は(、出願当初の請求項1に記載の如く)、(左右に並行した一対のレールのうちの一方の)レールに対する第1追随体および(前記一対のレールのうちの他方の内側に設けられていることのあるガードレールに対する)第2追随体が(それらのレール間の距離に応じて定められた)一定距離に(前記第1追随体との相対距離の)固定されているレール追随機構を備え、このレール追随機構に全部又は一部が搭載されたものである。
【0010】
このような第1の解決手段の軌道検査装置にあっては、通常、検測車に搭載されて用いられ、検測車走行中に、レール等の軌道状態の検査が行われるのであるが、この際にレール追随機構の第1追随体によって検査対象のレールが追従される。そして、このようなレール追随機構に搭載された検査装置もそのレールを的確に追跡することから、左右のレール間における幅が変動しても少なくともレール追随機構搭載の装置部分はその影響を受けることなく軌道検査を行うことができるので、軌道検査がより的確になされることとなる。
【0011】
しかも、軌道上の分岐器等の軌間欠線部に検測車が差し掛かったときには、そのようなポイントに対して設けられているガードレールにより第2追随体が検測車の進行方向へ進むように案内されるため、第2追随体との距離が一定になるよう第2追随体との関係で固定されていて第2追随体と連動して動く第1追随体は、ポイント通過のときにはレールへの追随を中断して欠線部に入り込むことなくそのポイントを検測車の進む方へ進んで通過する。
【0012】
これにより、レール追随機構が検測車から離れて不所望な分岐方向へ追随してしまうのを防止することができる。
したがって、この発明によれば、クロッシングでの不所望なレール追随を回避して軌道検査を的確になしうる軌道検査装置を実現することができる。
【0013】
[第2の解決手段]
第2の解決手段の軌道検査装置は(、出願当初の請求項2に記載の如く)、上記の第1の解決手段の軌道検査装置であって、(空気圧や油圧などの)作動流体の力に基づいて前記レール追随機構を前記レールに追随させる第1付勢手段を備えたものである。
【0014】
このような第2の解決手段の軌道検査装置にあっては、レール追随機構がレールに追随するに際し付勢手段によって付勢されることで、明示的・積極的に追随が行われるため、レール追随機構の追随能力が高まる。しかも、作動流体の力に基づいて付勢されることから、一定圧力を作用させるのが容易なので、簡素な機構でも付勢力が一定となって追随状態が安定する。さらに、ガードレールによって案内されるときも同様になるので、非追随状態も安定する。
したがって、この発明によれば、クロッシングでの不所望なレール追随を回避し的確な軌道検査を安定して行える軌道検査装置を実現することができる。
【0015】
[第3の解決手段]
第3の解決手段の軌道検査装置は(、出願当初の請求項3に記載の如く)、上記の第2の解決手段の軌道検査装置であって、(バネ等の)弾性体の弾撥力に基づいて前記第1付勢手段とは反対方向の付勢力を前記レール追随機構に与える第2付勢手段を備えたものである。
【0016】
このような第3の解決手段の軌道検査装置にあっては、第1付勢手段による付勢力が作動流体の供給に応じて動的に断続されるのに対し、弾性体の弾撥力に基づく第2付勢手段による付勢力は、常態的に発揮される。そのため、レール追随機構は、作動流体が供給されて第1付勢手段による付勢力が優勢のときには、検査対象のレールに追従するようそのレールの方へ積極的に移動するが、作動流体の供給が断たれて第2付勢手段による付勢力が優勢のときには、そのレールから離れる向きに移動する。
【0017】
そして、軌道検査の開始や終了の時点でこのような軌道検査装置および検測車をレールに乗せたりレールから降ろしたりするときには、作動流体の供給を断った状態でその乗降作業が行なわれ、レール上を走行しながらレール等を検査するときに、作動流体を供給しながらその検査が行われる。
【0018】
これにより、軌道検査時には上記の第2解決手段の作用効果を奏するとともに、その検査の前後や場合によっては途中にも必要となる乗降作業に際しては、レール追随機構がレールに当たったりして邪魔になるということが無いので、その作業が容易なものとなる。
したがって、この発明によれば、クロッシングでの不所望なレール追随を回避し的確な軌道検査を安定して行えることに加えてレールへの乗降作業も楽な軌道検査装置を実現することができる。
【0019】
[第4の解決手段]
第4の解決手段の軌道検査装置は(、出願当初の請求項4に記載の如く)、(左右に並行した)一対のレールの一方に対する第1追随体およびこれに対して(前記一対のレールの他方の内側に設けられていることのあるガードレールの方向へ離れてそれらのレール間の距離に応じて定められた)一定距離に(前記第1追随体との相対距離の)固定されている第2追随体を含む第1レール追随機構と、前記一対のレールの他方に対する第3追随体およびこれに対して(前記一方のレールの内側に設けられていることのあるガードレールの方向へ離れてそれらのレール間の距離に応じて定められた)一定距離に(前記第3追随体との相対距離の)固定されている第4追随体を含む第2レール追随機構と、前記第1レール追随機構を前記一方のレールに向けて付勢するとともに前記第2レール追随機構を前記他方のレールに向けて付勢する付勢機構とを備え、これらのレール追随機構(すなわち前記第1レール追随機構および前記第2レール追随機構)に全部又は一部が搭載されたものである。
【0020】
このような第4の解決手段の軌道検査装置にあっては、一対のレールの一方についてはその検査が第1レール追随機構の追随によって的確になされるとともに、他方のレールについてはその検査が第2レール追随機構の追随によって的確になされるので、一対のレールの双方を纏めて検査することができる。しかも、いずれのレール追随機構も、軌道上の分岐器等のところに設けられているガードレールを利用してレール欠線部ではレールへの追随を自動的に中断するようになっており、これによってクロッシングでの不所望なレール追随は回避される。
【0021】
さらに、第1,第2レール追随機構を反対の向きに付勢すればよいことに基づいてそれらの付勢機構が共用化される。これにより、付勢機構が一つに纏められるので、その分だけ機構が簡素化される。しかも、第1,第2レール追随機構の双方に作用点を持つ付勢機構は、それらの作用点に支持点も兼ねさせることで、検測車やこれに代わるベース板等による固定的な支持が不要となるので、検測車等は、レール追随機構を装着するための改造が少なくて済む。
【0022】
このように付勢機構が共用化されるとともに機構装着のための改造が少なくなるので、レール追随機構が複数化されてもその割には簡素な構造となる。
したがって、この発明によれば、クロッシングでの不所望なレール追随を回避して軌道検査を的確になしうる軌道検査装置を簡素に実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
このような解決手段で達成された本発明の軌道検査装置について、これを実施するための形態を以下の第1,第2実施例により説明する。なお、第1実施例(図1〜図3)は、上述した第1〜第3の解決手段を具現化したものであり、第2実施例(図4)は、上述した第4の解決手段を具現化したものである。
【0024】
【第1実施例】
本発明の軌道検査装置の第1実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、その断面構造を示す模式図であり、図2は、レール間の距離等を示す図である。なお、以下の構造説明では車体11の左右の車輪12を一対のレール20(20a+20b)に乗せた状態を念頭において配置関係等を述べる。
【0025】
軌道検査装置30の本体部は、従来と同様に車体11において検査対象の左のレール20aのほぼ真上に当たるところに搭載されるが、レーザ送受光部41,42に相当する検出子78は、以下に詳述するレール追随機構70に対して取り付けられる。これにより、この軌道検査装置30は、その一部である検出子78がレール追随機構70に搭載されたものとなる。
【0026】
レール追随機構70は、進行方向に直交する左右方向(図でも左右の方向)に移動しうるように、車体11から垂下した左右の固定サポート91,92に挿着した4個の軸受け93によって軸支されている。レール追随機構70は、左右に平行に延びた一対のスライドロッド74,75を有し、これらが検出子サポート77によって固く連結されると共に軸受け93によって支持されることで、左右方向にだけ移動し他の方向には移動しないようになっている。回転もしないようになっている。
【0027】
レール追随機構70の検出子サポート77は左のレール20aの近くに配置され、検出子78はその先端部に装着される。また、車体11の底面であって検出子サポート77の右上に位置するところにストッパ96が固着されていて、検出子サポート77が右へ移動した際にストッパ96に当接するとそれ以上は移動しないようになっている。
【0028】
また、レール追随機構70は、追随輪71と、これを回転可能に支持する追随輪サポート73も具えている。追随輪サポート73は、検出子サポート77の左側でスライドロッド74,75に取着され下方に追随輪71を保持している。そして、追随輪71は、レール20aの頭部の直ぐ右側に配置され、レール20aの頭部に接するとそれに沿って転動することが可能なように、下端部がレール20aの頭部と干渉する高さに支持される。
これにより、レール追随機構70の追随輪71は、左右に並行した一対のレール20のうちの一方のレール20aに対する第1追随体となっている。
【0029】
さらに、レール追随機構70は、追随輪72と、これを回転可能に支持するガイド輪サポート76も具えている。ガイド輪サポート76は、追随輪サポート73や検出子サポート77から離れた右側のところでスライドロッド74,75に取着され下方にガイド輪72を保持している。そして、ガイド輪72は、レール20bよりも或る程度左側に配置され、レール20bの左側にガードレール20dが設けられているとその頭部右側に接しながら転動することが可能なように、下端部がガードレール20dの頭部と干渉する高さに支持される。
これにより、レール追随機構70のガイド輪72は、一対のレール20のうちの他方20bの内側に設けられていることのあるガードレール20dに対する第2追随体となっている。
【0030】
そして、追随輪サポート73とガイド輪サポート76とをスライドロッド74,75に固定する際に、次の条件を満たすような配置調整がなされる。すなわち(図2参照)、追随輪71とガイド輪72との内側の距離Aに追随輪71の幅Bを加えた長さ(A+B)が、レール20a又はその先に連なるレール20cの内側からガードレール20dの外側までの距離Dを超えないように、且つ左右のレール20a,20b間の又はレール20e,20b間の距離Eからガードレール20dとレール20bとのなす入り口の開き幅Cを引いた長さ(E−C)を超えるように定められる。要するに、(E−C)<(A+B)≦(D)という条件を満たすように、距離Aが定められ、それに対応してサポート73,76が配置される。
これにより、第1追随体と第2追随体とは、その相対距離がそれらのレール間の距離に応じて定められた一定距離になるよう相互固定されたものとなっている。
【0031】
また、レール追随機構70には車体11との間に付勢機構80が介装される。この付勢機構80は、シリンダヘッド側が車体11に取着されロッドがアーム83を介してスライドロッド75に連結された単動のエアシリンダ81を具え、図示しないポンプ等からエアが供給されると、ロッドを押し出して左右に伸び、アーム83そしてスライドロッド75を左方へ移動させるようになっている。また、アーム83の移動を妨げないよう車体11には貫通穴97も形成されていて、スライドロッド75そしてレール追随機構70が左方へ移動させられると追随輪71がレール20aの頭部内側に当接して押しつけられる。
これにより、このレール追随機構70は、空気圧を利用した第1付勢手段が付設され、空気圧が供給されているときだけその作動流体の力に基づいてレール20aに追随するよう付勢されるものとなっている。
【0032】
このエアシリンダ81には、バネ82が一体的に組み込まれており、このバネ82は、ロッドの周りに圧縮された状態で装着されていて、常にロッドを押し込む方向に働くものである。バネ82の反発力は最も圧縮された状態でもエア供給時のロッド推進力よりも小さくなるように設定されていて、エアの供給が断たれるとバネ力によってアーム83そしてレール追随機構70が右方へ押し戻されて追随輪71がレール20aから離れるのである。
これにより、このレール追随機構70は、バネを利用した第2付勢手段が付設され、その弾性体の弾撥力に基づいて第1付勢手段とは反対方向の付勢力が与えられるものとなっている。
【0033】
なお、バネ82の力によってレール追随機構70が右方へ移動させられたときでもガイド輪72がレール20bに干渉することの無いようにストッパ96の取り付け位置が定められる。また、エアの供給によってレール追随機構70が左方へ移動させられたときにレール20aの位置を越えて異常に移動するのを防止するため、そのことを検出可能なところにリミットスイッチ94も設置されていてその検出に応じてエアの供給を断つとともに、ストッパ95によって機械的にも停止させるようになっている。
【0034】
この第1実施例の軌道検査装置について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図2は、レール追従時の状況説明図であり、図3は、レール追従時の動作状態図である。
【0035】
左右一対のレール20a,20bのうち右側のレール20bが真っ直ぐに延びているのに対し左側のレール20aが分岐器のところで左側へ曲がって逸れ、レール20bと並行な対をなすものが、その分岐器のところでレール20aから可動レール20cに引き継がれ、さらにその先でレール20eに引き継がれている軌道を想定する(図2参照)。そして、このような軌道を検測車10で直進走行しながらレール20a及びレール20eを継続的に検査する場合を説明する。
【0036】
軌道検査に先だって、検測車10の走行を可能とするために、検測車10の左右の車輪12,12をレール20a,20bに乗せる作業が行われるが、その際、付勢機構80へのエア供給は未だ行わない。そうすると、このときレール追随機構70は、バネ82の出す力によって右方へ押されてストッパ96によってホームポジションに止め置かれる(図3(a)参照)。この状態では追随輪71及びガイド輪72が共にレール20a,20bから離れこれらの間に位置するので、レールに干渉するものが無い(図2の乗載位置Pa参照)。
こうして、容易に、検測車10の車輪12をレール20a,20bに乗せることができる。
【0037】
検測車10のセットを終えたら付勢機構80にエアを供給する。そうすると、レール追随機構70は、エアシリンダ81の出す力によって左方へ押されて、追随輪71がレール20aに当接するまで移動する(図3(b)参照)。この状態で検測車10が走行すると、追随輪71は、レール20aに一定の力で押しつけられながらそれに沿って転動する(図2の測定開始位置Pb参照)。一方、ガイド輪72は、20bから離れたままの自由状態で追随輪71に連動する。
【0038】
こうして、レール追随機構70がレール20aに追随するので、検出子78によるレール遊間や継目板などの軌道構造物の検出が確実になされて、軌道検査装置30による撮像などの軌道検査も正確に行われる。
そして、検測車10が分岐器に差し掛かりレール20aから可動レール20cへと進行すると、追随輪71もレール20aの追随を止めてその代わりに可動レール20cに追随する(図2の乗換位置Pc参照)。
【0039】
それから、レール20aや可動レール20cの反対側でレール20bの内側に設けられたガードレール20dのところにレール追随機構70が来ると、ガイド輪72がガードレール20dに接触しこれによって少し右方へ移動させられる(図3(c)参照)。そうすると、追随輪71も、これに連動して移動し、可動レール20cから離れる(図2の欠線位置Pd参照)。
【0040】
その後、ガードレール20dを過ぎると、レール追随機構70は、再び左方へ付勢されて、レール20eを対象にした追随輪71による追随を継続する。軌道検査装置30による軌道検査も継続される。
こうして、検測車10が直進するときには追随輪71も可動レール20cとレール20eとの欠線部に入り込むことなく検測車10とともにレール追随機構70も直進することができる。
【0041】
なお、詳しい説明は割愛するが、可動レール20cがレール20aから離れる方へセットされていて、検測車10がレール20aに沿って曲がる場合には、追随輪71も、レール20aに押しつけられているので、そのまま自然にレール20aを追随して、この場合も検測車10と同じ進路をとることができる。
また、検測車10をレールから外して降ろす場合も、付勢機構80へのエア供給を断ってから行うことで、楽に行うことができる。
【0042】
【第2実施例】
本発明の軌道検査装置の第2実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図4(a)は、正面の模式図であり、図4(b)は、底面の模式図である。なお、この例の説明でも、図2のレール状況と、車体11の左右の車輪12を一対のレール20(20a+20b)に乗せた状態を念頭において配置関係等を述べる。
【0043】
この軌道検査装置には、検測車10の走行する左右一対のレールのうち左方のレール20aに追随するレール追随機構170と、右方のレール20bに追随するレール追随機構270とが、ベース板100を介して検測車10の車体11の下面に装着されている。
【0044】
レール追随機構170は、ベース板100の前方(図4(a)では紙面の裏側、図4(b)では下方)で左右に取着された固定サポート191,192によって軸方向移動可能に支持されたスライドロッド174と、スライドロッド174に対して上述の追随輪71と同様の固定位置で取り付けられた自転可能な追随輪171と、やはりスライドロッド174に対して上述のガイド輪72と同様の固定位置で取り付けられた自転可能なガイド輪172と、ガイド輪172よりも追随輪171に近いところでスライドロッド174に一端が固定され他端が後述のスライドロッド274に対し軸受けを介在させて軸方向移動可能に係着されたブリッジ173とを具えている。
これにより、レール追随機構170(第1レール追随機構)は、追随輪171(第1追随体)とガイド輪172(第2追随体)を含んだものとなり、追随輪171は、左右に並行した一対のレール20の一方20aに対して設けられたものであり、ガイド輪172は、一対のレール20の他方20bの内側に設けられていることのあるガードレール20dに対応して設けられたものであり、これらの輪171,172は、その相対距離がそれらのレール20a,20b,20d間の距離に応じて定められた一定距離になるよう相互固定されたものとなっている。そして、ベース板100及び車体11に対して左右方向にのみ移動しうるようになったものである。
【0045】
レール追随機構270は、ベース板100の後方(図4(a)では紙面の表側、図4(b)では上方)で左右に取着された固定サポート291,292によって軸方向移動可能に支持されたスライドロッド274と、スライドロッド274に対して上述の追随輪171の対角側の固定位置で取り付けられた自転可能な追随輪271と、やはりスライドロッド274に対して上述のガイド輪172の対角側の固定位置で取り付けられた自転可能なガイド輪272と、ガイド輪272よりも追随輪271に近いところでスライドロッド274に一端が固定され他端が前述のスライドロッド174に対し軸受けを介在させて軸方向移動可能に係着されたブリッジ273とを具えている。そして、レール20aに対応した追随輪171の対角位置すなわち追随輪271の位置はレール20bに対応したところであり、ガードレール20dの位置に対応したガイド輪172の対角位置すなわちガイド輪272の位置はレール20aの内側におけるガードレールに対応したところである。
これにより、レール追随機構270(第2レール追随機構)は、追随輪271(第3追随体)とガイド輪272(第4追随体)を含んだものとなり、追随輪271は、左右に並行した一対のレール20の他方20bに対して設けられたものであり、ガイド輪272は、一対のレール20の一方20aの内側に設けられていることのあるガードレールに対応して設けられたものであり、これらの輪271,272は、その相対距離がそれらのレール間の距離に応じて定められた一定距離になるよう相互固定されたものとなっている。
【0046】
これらのブリッジ173,273の間にはエアシリンダ181が付設されている。このエアシリンダ181は、ヘッド側がブリッジ173に取り付けられ、ロッド側がブリッジ273に取り付けられていて、エアの供給を受けると伸びるようにしてブリッジ173を左方へ押すと同時にブリッジ273を右方へ押す。
これにより、エアシリンダ181(付勢機構)は、第1レール追随機構を一方のレール20aに向けて付勢するとともに第2レール追随機構を他方のレール20bに向けて付勢する共用のものとなっている。また、エアシリンダ181には、図示は割愛したが、伸張状態のバネが組み込まれており、エアの供給を断つと、レールと干渉しないホームポジションに両レール追随機構170,270を引き戻すようにもなっている。
【0047】
さらに、上述した検出子78に相当する検出子178がその検出子78の搭載位置に対応したところに配置されてブリッジ173に適宜の取着部材で固定されるとともに、その対角位置すなわちレール20bの斜め上でその軌道構造物を検出しやすいところに他の検出子278が配置されてブリッジ273に適宜の取着部材で固定される。
これにより、この軌道検査装置30は、その一部である検出子178,278がレール追随機構170,270に分かれて搭載されたものとなっている。
【0048】
この第2実施例の軌道検査装置について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図4(c),(d)は、レール追従時の動作状態を示す底面図である。
【0049】
軌道検査の前後に伴う検測車10のレールへの乗降作業は、上述した第1実施例のときと同様に行われるが、この場合も、エア供給を断っておくことで、追随輪171,271及びガイド輪172,272がレールと干渉しないホームポジションに止め置かれるので、容易に行うことができる。
【0050】
そして、軌道の検査中には、エアシリンダ181にエアが供給され、レール追随機構170が左方のレールに押しつけられてこれに追随するが(図4(c)実線矢印参照)、レール欠線部では、レール追随機構170がガードレールによって左方のレールから引き離されて(図4(c)破線矢印参照)、検測車10と同じ方向に進行する。また、レール追随機構270は右方のレールに押しつけられてこれに追随するが(図4(d)実線矢印参照)、レール欠線部では、レール追随機構270がガードレールによって右方のレールから引き離されて(図4(d)破線矢印参照)、やはり検測車10と同じ方向に進行する。
【0051】
こうして、検測車10の進行に伴って左右一対のレールが同時に検査される。しかも、いずれのレールの欠線部にも不所望に入り込むことなく的確に軌道検査が行われる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の解決手段の軌道検査装置にあっては、軌道上の分岐器等のところに設けられているガードレールを利用してレール欠線部ではレールへの追随を自動的に中断するようにしたことにより、クロッシングでの不所望なレール追随を回避して軌道検査を的確になしうる軌道検査装置を実現することができたという有利な効果が有る。
【0053】
また、本発明の第2の解決手段の軌道検査装置にあっては、一定の付勢力で積極的に追随させるようにしたことにより、クロッシングでの不所望なレール追随を回避し的確な軌道検査を安定して行える軌道検査装置を実現することができたという有利な効果を奏する。
【0054】
さらに、本発明の第3の解決手段の軌道検査装置にあっては、作動流体が供給されていないときにはレール追随機構が検査対象のレールから離れるようにしたことにより、クロッシングでの不所望なレール追随を回避し的確な軌道検査を安定して行えることに加えてレールへの乗降作業も楽な軌道検査装置を実現することができたという有利な効果が有る。
【0055】
また、本発明の第4の解決手段の軌道検査装置にあっては、レール追随機構の複数化に際して付勢機構が共用化されるとともに機構装着のための改造が少なくなるようにしたことにより、クロッシングでの不所望なレール追随を回避して軌道検査を的確になしうる軌道検査装置を簡素に実現することができたという有利な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の軌道検査装置の第1実施例について、その断面模式図である。
【図2】 レール追従時の状況説明図である。
【図3】 レール追従時の動作状態図である。
【図4】 本発明の軌道検査装置の第2実施例についての模式図である。
【図5】 軌道検査装置の概要図である。
【図6】 従来の軌道検査装置である。
【符号の説明】
10 検測車
11 車体
12 車輪
20 レール
21 レール頂面
22 レール遊間
30 軌道検査装置
31 カメラ(撮像装置)
32 画像処理部(データ処理部)
33 表示部
41 レーザ送光部(遊間検出部、軌道構造物検出手段)
42 レーザ受光部(遊間検出部、軌道構造物検出手段)
43 トリガ部(撮像時期判定手段)
44 レーザビーム
51 ストロボ(照明手段)
61 カバー
62 透明窓
70 レール追随機構
71 追随輪(第1転動輪、第1追随体)
72 ガイド輪(第2転動輪、第2追随体)
73 追随輪サポート(第1転動輪の支持体)
74,75 スライドロッド(両輪連結棒)
76 ガイド輪サポート(第2転動輪の支持体)
77 検出子サポート(軌道構造物検出手段の支持体)
78 検出子(検出子設置部、レーザ送受光部、軌道構造物検出手段)
80 付勢機構
81 エアシリンダ(空気圧・流体利用の動的な第1付勢手段)
82 バネ(弾撥力利用の静的・恒常的な第2付勢手段)
83 アーム(伝動体、付勢力伝達部材)
90 支持機構
91,92 固定サポート
93 軸受け
94 リミットスイッチ
95,96 ストッパ
97 貫通穴
100 ベース板
170 レール追随機構(第1レール追随機構)
171 追随輪(第1転動輪、第1追随体)
172 ガイド輪(第2転動輪、第2追随体)
173 ブリッジ(付勢力伝達部材、軌道構造物検出手段の支持体)
174 スライドロッド(両輪連結棒)
177 検出子サポート(軌道構造物検出手段の支持体)
178 検出子(検出子設置部、レーザ送受光部、軌道構造物検出手段)
181 エアシリンダ(共用の駆動機構、共用の付勢機構)
191 固定サポート(支持機構)
192 固定サポート(支持機構)
270 レール追随機構(第2レール追随機構)
271 追随輪(第3転動輪、第3追随体)
272 ガイド輪(第4転動輪、第4追随体)
273 ブリッジ(付勢力伝達部材、軌道構造物検出手段の支持体)
274 スライドロッド(両輪連結棒)
277 検出子サポート(軌道構造物検出手段の支持体)
278 検出子(検出子設置部、レーザ送受光部、軌道構造物検出手段)
291 固定サポート(支持機構)
292 固定サポート(支持機構)

Claims (4)

  1. 軌道に敷設されたレールを走行する検測車から該レールに係る検査を行う軌道検査装置において、
    左右に並行した一対のレールのうち検査対象である一方のレールに対してその頭部のレール間側に左右方向移動可能な状態で接することにより該レールに追随する第1追随体と、前記一対のレールのうちの他方の内側に設けられていることのあるガードレールに対してその頭部の左右側面のうち前記他方のレール側の側面に左右方向移動可能な状態で接することにより前記他方のレールの内側にガードレールが有ればそれに追随する第2追随体とが、前記一対のレールの間隔より短く且つ前記一方のレールと前記他方のレールの内側のガードレールとの間隔より広い一定距離に固定されていることにより、該ガードレールを前記第2追随体が追随しているときには前記第1追随体が前記一方のレールから離れるようになっているレール追随機構と、
    前記レール追随機構を前記一方のレールに向けて付勢することにより、前記他方のレールの内側にガードレールが無いときには前記一方のレールの頭部内側に前記第1追随体を当接させ、前記他方のレールの内側にガードレールが有ってそれを前記第2追随体が追随するときにはそれと連動して前記一方のレールへの追随を中断する前記第1追随体の動きを許容する付勢機構とを備え、
    前記一方のレールの検査を担う検出子が前記レール追随機構に搭載されたものであることを特徴とする軌道検査装置。
  2. 作動流体の力に基づいて前記レール追随機構を前記一方のレールに追随させる第1付勢手段が前記レール追随機構に付設された状態で前記付勢機構に含まれており、
    この第1付勢手段に作動流体が供給されているときには、前記レール追随機構が前記一方のレールに向けて付勢されて、前記他方のレールの内側にガードレールが無ければ前記一方のレールの頭部内側に前記第1追随体が当接し、前記他方のレールの内側にガードレールが有ってそれを前記第2追随体が追随すればそれと連動して前記第1追随体が前記一方のレールへの追随を中断するようになっている
    ことを特徴とする請求項1記載の軌道検査装置。
  3. 前記レール追随機構の前記他方のレール側への移動限界を規定して前記レール追随機構と前記他方のレールとの干渉を防止するストッパ部材が設けられ、
    前記付勢機構にその一部として設けられた弾性体の弾撥力に基づいて前記第1付勢手段による作動流体供給時の前記レール追随機構への付勢力とは反対方向の弱い付勢力を常に前記レール追随機構に与えることにより前記レール追随機構を前記一方のレールから離して前記他方のレール側へ寄せようとする第2付勢手段が前記レール追随機構に付設され、
    この第2付勢手段と前記第1付勢手段と前記ストッパ部材とによって、前記第1付勢手段に作動流体が供給されていないときには、前記レール追随機構が前記一対のレールの何れとも干渉することなく該レール間に位置し、前記第1付勢手段に作動流体が供給されているときには、前記レール追随機構が前記一方のレールに向けて付勢されて前記他方のレールの内側にガードレールが無ければ前記一方のレールの頭部内側に前記第1追随体が当接するが前記他方のレールの内側にガードレールが有ってそれを前記第2追随体が追随すればそれと連動して前記第1追随体が前記一方のレールへの追随を中断するようになっている
    ことを特徴とする請求項2記載の軌道検査装置。
  4. 軌道に敷設されたレールを走行する検測車から該レールに係る検査を行う軌道検査装置において、
    何れも検査対象であって左右に並行した一対のレールの一方に対してその頭部のレール間側に左右方向移動可能な状態で接することにより該レールに追随する第1追随体と、前 記一対のレールのうちの他方の内側に設けられていることのあるガードレールに対してその頭部の左右側面のうち前記他方のレール側の側面に左右方向移動可能な状態で接することにより前記他方のレールの内側にガードレールが有ればそれに追随するものであって前記第1追随体に対して一定距離に固定されている第2追随体を含んでおり、該一定距離が前記一対のレールの間隔より短く且つ前記一方のレールと前記他方のレールの内側のガードレールとの間隔より広く設定されていることにより、該ガードレールを前記第2追随体が追随しているときには前記第1追随体が前記一方のレールから離れるようになっていて、前記他方のレールの内側にガードレールが無ければ前記一方のレールに追随する第1レール追随機構と、
    前記他方のレールに対してその頭部のレール間側に左右方向移動可能な状態で接することにより該レールに追随する第3追随体と、前記一方のレールの内側に設けられていることのあるガードレールに対してその頭部の左右側面のうち前記一方のレール側の側面に左右方向移動可能な状態で接することにより前記一方のレールの内側にガードレールが有ればそれに追随するものであって前記第3追随体に対して一定距離に固定されている第4追随体を含んでおり、該一定距離が前記一対のレールの間隔より短く且つ前記他方のレールと前記一方のレールの内側のガードレールとの間隔より広く設定されていることにより、該ガードレールを前記第4追随体が追随しているときには前記第3追随体が前記他方のレールから離れるようになっていて、前記一方のレールの内側にガードレールが無ければ前記他方のレールに追随する第2レール追随機構と、
    前記第1レール追随機構と前記第2レール追随機構とに亘って設けられ、伸びようとする動作にて前記第1レール追随機構の前記第1追随体と前記第2追随体とを前記一方のレールに向けて付勢すると同時に前記第2レール追随機構の前記第3追随体と前記第4追随体とを前記他方のレールに向けて付勢するようになっていて、前記第1レール追随機構を前記一方のレールに向けて付勢することにより前記他方のレールの内側にガードレールが無いときには前記一方のレールの頭部内側に前記第1追随体を当接させ前記他方のレールの内側にガードレールが有ってそれを前記第2追随体が追随するときにはそれと連動して前記一方のレールへの追随を中断する前記第1追随体の動きを許容するとともに前記第2レール追随機構を前記他方のレールに向けて付勢することにより前記一方のレールの内側にガードレールが無いときには前記他方のレールの頭部内側に前記第3追随体を当接させ前記一方のレールの内側にガードレールが有ってそれを前記第4追随体が追随するときにはそれと連動して前記他方のレールへの追随を中断する前記第3追随体の動きを許容する付勢機構とを備え、
    前記一方のレールの検査に係る検出子が前記第1レール追随機構に搭載され、前記他方のレールの検査に係る検出子が前記第2レール追随機構に搭載されたものであることを特徴とする軌道検査装置。
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