JP4040305B2 - モニタ装置 - Google Patents

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    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • H04N5/775Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television receiver

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一または複数の機器が接続可能なモニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像信号や音声信号の信号形式の多様化に伴い、複数の信号形式に対応した記録媒体、記録再生装置およびモニタ装置などが開発されている。なお、代表的な信号としては、アナログ信号およびデジタル信号が挙げられる。
【0003】
例えば、記録媒体に関しては、デジタル信号およびアナログ信号のいずれに対しても記録および再生が可能なビデオテープとして、D−VHS(DATA − Video Home System:日本ビクター株式会社登録商標)テープが開発されている。また、記録再生装置に関しては、前述のD−VHSテープに対応してデジタル信号およびアナログ信号のいずれの信号であっても記録および再生が可能なビデオデッキが開発されている。
【0004】
図17は、ビデオテープの一部にデジタル信号とアナログ信号とが記録されている様子を示す模式図である。
【0005】
図17によれば、ビデオテープ700に対しデジタル信号DTとアナログ信号ATが交互に記録されている。そして、ビデオテープ700を上述のビデオデッキにより再生することにより、再生信号がビデオテープに記録されている信号形式に応じて出力される。
【0006】
モニタ装置の分野においても、上記に示すようなビデオテープおよびビデオデッキに対応したテレビジョン受像機等が開発されている。
【0007】
図18は、デジタル信号およびアナログ信号に対応するモニタ装置の構成を示すブロック図である。
【0008】
図18において、モニタ装置400は2本のケーブルAL,DLにより記録再生装置800と接続されている。
【0009】
ケーブルALは、記録再生装置800より出力されるアナログ信号ATを伝達する。また、ケーブルDLは、記録再生装置800より出力されるデジタル信号DTを伝達する。
【0010】
記録再生装置800は、例えば上記に示すようなデジタル信号およびアナログ信号のいずれに対しても記録および再生する機能を有するビデオデッキである。記録再生装置800がビデオデッキである場合、記録再生装置800は、ビデオテープにモニタ装置400から入力される信号を記録したり、ビデオテープに記録された情報を再生信号としてモニタ装置400へ出力したりすることができる。
【0011】
入力切換装置410は、モニタ装置400に対し所定の動作を指示するためのものであり、一般にリモートコントローラとして備えられる。
【0012】
モニタ装置400は、デコーダ30、入力選択装置420、アナログデジタル切換装置SW4、OSD(On Screen Display)回路60、映像処理回路70、映像合成回路71、映像出力回路72、映像表示装置73、音声処理回路80、音声出力回路81および音声出力装置82を備える。
【0013】
デコーダ30は、デジタル端子DP4を有する。ここで、上述のケーブルDLを介してデジタル端子DP4より入力される記録再生装置800からの再生信号は、デジタル信号である。デコーダ30は、デジタル端子DP4より入力されるデジタル信号を復号化し、復号化されたアナログ信号をアナログデジタル切換装置SW4へ出力する。
【0014】
入力選択装置420は、マイクロコンピュータにより構成されており、入力切換装置410からの指令信号により再生対象となる信号形式を選択し、選択した信号形式に基づき映像表示および音声出力ができるようにアナログデジタル切換装置SW4に指令する。
【0015】
アナログデジタル切換装置SW4は、アナログ端子AP4およびアナログ端子DP5を有する。ここで、アナログ端子AP4より入力される再生信号はアナログ信号であり、アナログ端子DP5より入力される再生信号は上述のデコーダ30より出力される複合化されたアナログ信号である。
【0016】
アナログデジタル切換装置SW4は、アナログ端子AP4より入力されるアナログ信号またはアナログ端子DP5より入力されるアナログ信号のうちの1つの信号を上述の入力選択装置420の指令に基づき選択し、映像処理回路70および音声処理回路80へ出力する。
【0017】
ここで、上記再生信号(アナログ信号およびデジタル信号)は映像信号および音声信号を含み、アナログデジタル切換装置SW4においては映像信号が映像処理回路70へ出力され、音声信号が音声処理回路80へ出力される。
【0018】
OSD回路60は、映像表示装置73の画面に表示された映像に文字等を重ねて表示するためにグラフィック信号を映像合成回路71へ出力する。映像処理回路70は、アナログデジタル切換装置SW4より入力される映像信号に所定の処理を行い、その映像信号を映像合成回路71へ出力する。
【0019】
映像合成回路71は、上記OSD回路60より入力されるグラフィック信号と映像処理回路70より入力される映像信号とを合成して、合成映像信号を映像出力回路72へ出力する。なお、上記OSD回路60より入力されるグラフィック信号が入力されない場合は、映像処理回路70より入力される映像信号のみが映像出力回路72へ出力される。
【0020】
映像出力回路72は、入力された映像信号を映像表示装置73へ出力する。映像表示装置73は、ブラウン管ディスプレイ、液晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイ等を含み、入力される映像信号に基づき映像表示を行う。上記、映像処理回路70、映像合成回路71、映像出力回路72および映像表示装置73が、映像表示系を構成する。
【0021】
音声処理回路80は、アナログデジタル切換装置SW4より入力される音声信号に所定の処理を行い、その音声信号を音声出力回路81へ出力する。音声出力回路81は、入力された音声信号を音声出力装置82へ出力する。音声出力装置82は、スピーカ等を含み、入力される音声信号に基づき音声出力を行う。上記、音声処理回路80、音声出力回路81および音声出力装置82が音声出力系を構成する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
図18の状態において、記録再生装置800が、上述のビデオテープ700に記録された情報を再生する場合のモニタ装置400の動作を説明する。
【0023】
ここで、ビデオテープ700には初めにアナログ信号ATにより映像情報および音声情報が記録されており、途中からデジタル信号DTにより映像情報および音声情報が記録されているものとする。また、モニタ装置400は自己がアナログ信号ATによる再生信号を出力すると設定されているものとする。
【0024】
初めに、記録再生装置800より出力されるアナログ信号ATは、ケーブルALおよびアナログ端子AP4を介してアナログデジタル切換装置SW4へ入力される。
【0025】
モニタ装置400がアナログ信号ATによる再生信号を出力すると認識している場合、アナログデジタル切換装置SW4はアナログ端子AP4より入力されるアナログ信号ATを上記映像表示系および音声出力系へ出力する。そして、映像表示系および音声出力系へ出力されたアナログ信号ATは、映像表示および音声出力される。
【0026】
次に、ビデオテープ700の記録内容の再生時にビデオテープ700に記録された映像信号および音声信号がデジタル信号DTに切換った場合について説明する。
【0027】
このとき、記録再生装置800は、ケーブルDLおよびデジタル端子DP4を介してデジタル信号DTをデコーダ30へ出力する。
【0028】
デジタル信号DTは、デコーダ30により復号化されアナログ端子DP5を介してアナログデジタル切換装置SW4へ出力される。デコーダ30により復号化されたアナログ信号が入力されたアナログデジタル切換装置SW4は、上記において、自己に入力される再生信号のうちアナログ端子AP4より入力されるアナログ信号ATのみを映像処理回路70および音声処理回路80へ出力するように設定されているため、アナログ端子DP5に入力されるデコーダ30により復号化されたアナログ信号を映像表示系および音声出力系へ出力しない。
【0029】
そして、モニタ装置400は、デジタル信号DTによるビデオテープ700からの映像信号および音声信号が入力されているにもかかわらず、デジタル信号DTに基づく映像表示および音声出力の動作を行うことができなくなる。
【0030】
このため、モニタ装置400の視聴者は、突然ビデオテープ700からの映像信号および音声信号に基づく再生情報を視聴することができなくなる。視聴者は、このようなモニタ装置400の状態を認識することにより、ビデオテープ700に記録されている映像情報および音声情報がアナログ信号ATからデジタル信号DTに切換ったと認識する。
【0031】
そして、視聴者は、上述の入力切換装置410を用いて現在の再生対象信号がデジタル信号DTである旨の指令信号k1をモニタ装置400へ出力する。
【0032】
出力された指令信号k1は入力選択装置420に入力される。指令信号k1が入力された入力選択装置420は、現在の再生対象信号がデジタル信号DTであると設定されたので、アナログ端子DP5より入力されるデコーダ30により復号化されたアナログ信号を映像処理回路70および音声処理回路80へ出力する旨の指令信号k2をアナログデジタル切換装置SW4へ出力する。そして、アナログデジタル切換装置SW4は、アナログ端子DP5より入力されるデコーダ30により復号化されたアナログ信号を映像表示系および音声出力系へ出力し、これにより、デジタル信号DTが、映像表示および音声出力される。
【0033】
以上に示すモニタ装置400によれば、視聴者は、ビデオテープ700に基づく再生信号を視聴したい場合に、現在出力されている再生信号がアナログ信号であるか、またはデジタル信号であるかを認識しておかなければならない。そして、記録再生装置800からの再生信号がアナログ信号からデジタル信号に切換った場合には、手動でアナログ信号とデジタル信号の切換作業を行わなければならないので、操作が煩雑である。
【0034】
さらに、近年においては、1つのモニタ装置に対し複数の記録再生装置を接続することが行われている。上記に示すようなモニタ装置400に対し複数の記録再生装置を接続する機能を付加した場合、複数の記録再生装置から出力される複数の再生信号のうち所望の再生信号をモニタ装置により視聴するためには、視聴者はそれぞれの記録再生装置より出力される複数の再生信号の信号形式を認識している必要がある。
【0035】
本発明の目的は、使用者が特定の再生信号を表示すべき指示をすることなく、所望の機器からの再生信号に基づく映像表示を容易に得ることができるモニタ装置を提供することである。
【0036】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明に係るモニタ装置は、一または複数の機器を接続可能なモニタ装置であって、一または複数の機器からの複数の再生信号のうち同じ機器からの再生信号の組み合わせを設定する組み合わせ設定手段と、一または複数の機器のうちいずれかを指定する機器指定手段と、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうちいずれかを選択する再生信号選択手段と、再生信号選択手段により選択された再生信号を表示する表示手段と、一または複数の機器からの複数の再生信号のうち入力されている再生信号を判別する入力判別手段と、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて、機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうち入力判別手段により判別された再生信号を表示手段に出力するように再生信号選択手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、入力されている再生信号が他の再生信号に切換わったことを入力判別手段が判別した場合組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号であるか否かを判定し、他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号である場合に他の再生信号を表示手段に出力するように再生信号選択手段を制御し、他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号でない場合に他の再生信号を表示手段に出力しないように再生信号選択手段を制御し、一または複数の機器の各々が出力する複数の再生信号は、アナログ信号およびデジタル信号を含むものである。
【0037】
本発明に係るモニタ装置においては、一または複数の機器からの複数の再生信号のうち同じ機器からの再生信号の組み合わせが組み合わせ設定手段により設定され、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて同じ機器からの複数の再生信号のうちいずれかが再生信号選択手段により選択され、再生信号選択手段により選択された再生信号が表示手段により表示される。
【0038】
この場合、モニタ装置は、同じ機器からの再生信号の組み合わせを認識することができるので、使用者が指定した機器からの再生信号が同じ機器からの他の再生信号に切換った場合でも、切換った再生信号を自動的に表示することができる。したがって、使用者は、再生対象とすべき一の機器をモニタ装置に認識させるだけで、モニタ装置に対し特定の再生信号を表示すべき指示をすることなく、所望の機器からの再生信号に基づく映像表示を容易に得ることができる。
【0039】
使用者は、機器指定手段により一または複数の機器のうち再生対象とすべき所望の機器を指定することができる。組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて機器指定手段により選択された機器からの複数の再生信号が、再生信号選択手段により選択される。したがって、使用者により指定された機器からの再生信号が同じ機器からの他の再生信号に切換った場合でも、切換った再生信号を自動的に表示することができる。
【0040】
一または複数の機器からの複数の再生信号のうち入力されている再生信号が入力判別手段により判別され、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて、機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうち入力判別手段により判別された再生信号を表示手段に出力するように再生信号選択手段が制御手段により制御される。
【0041】
これにより、使用者により指定された機器から入力されている再生信号が同じ機器からの他の再生信号に切換った場合に、引き続き同じ機器からの再生信号に基づく映像表示を得ることができる。
【0042】
入力されている再生信号が他の再生信号に切換わったことを入力判別手段が判別した場合に、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号であるか否かが制御手段により判定される。そして、他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号である場合に、他の再生信号を表示手段に出力するように再生信号選択手段が制御手段により制御される。また、他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号でない場合に、他の再生信号を表示手段に出力しないように再生信号選択手段が制御手段により制御される。
【0043】
これにより、使用者により指定された機器から入力されている再生信号が同じ機器からの他の再生信号に切換った場合に、使用者がモニタ装置に対し特定の再生信号を表示すべき指示をすることなく、所望の再生信号に基づく映像表示を得ることができる。また、使用者により指定された機器から入力されている再生信号が使用者により指定されていない機器からの他の再生信号に切換った場合には、他の再生信号に基づく映像表示は行われない。すなわち、使用者は、自らが指定した機器からの再生信号に基づく映像表示のみを得ることができる。
【0044】
一または複数の機器の各々は、異なる信号形式の複数の再生信号を出力してもよい。この場合、異なる信号形式の複数の再生信号が、一または複数の機器の各々により出力される。これにより、モニタ装置は、複数の信号形式に基づく映像表示を行う。
【0045】
異なる信号形式の複数の再生信号は、アナログ信号およびデジタル信号を含んでもよい。この場合、モニタ装置は、アナログ信号およびデジタル信号に基づく映像表示を行う。
【0046】
(2)第2の発明に係るモニタ装置は、一または複数の機器を接続可能なモニタ装置であって、一または複数の機器からの複数の再生信号のうち同じ機器からの再生信号の組み合わせを設定する組み合わせ設定手段と、一または複数の機器のうちいずれかを指定する機器指定手段と、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうちいずれかを選択する再生信号選択手段と、再生信号選択手段により選択された再生信号を表示する表示手段と、一または複数の機器からの複数の再生信号のうち入力されている再生信号を判別する入力判別手段と、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて、機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうち入力判別手段により判別された再生信号を表示手段に出力するように再生信号選択手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、入力されている再生信号が他の再生信号に切換わったことを入力判別手段が判別した場合組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号であるか否かを判定し、他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号である場合に他の再生信号を表示手段に出力するように再生信号選択手段を制御し、他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号でない場合に他の再生信号を表示手段に出力しないように再生信号選択手段を制御しかつ他の再生信号を示す情報を表示手段に表示させ、一または複数の機器の各々が出力する複数の再生信号は、アナログ信号およびデジタル信号を含むものである。
【0047】
本発明に係るモニタ装置においては、一または複数の機器からの複数の再生信号のうち同じ機器からの再生信号の組み合わせが組み合わせ設定手段により設定され、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて同じ機器からの複数の再生信号のうちいずれかが再生信号選択手段により選択され、再生信号選択手段により選択された再生信号 が表示手段により表示される。
【0048】
この場合、モニタ装置は、同じ機器からの再生信号の組み合わせを認識することができるので、使用者が指定した機器からの再生信号が同じ機器からの他の再生信号に切換った場合でも、切換った再生信号を自動的に表示することができる。したがって、使用者は、再生対象とすべき一の機器をモニタ装置に認識させるだけで、モニタ装置に対し特定の再生信号を表示すべき指示をすることなく、所望の機器からの再生信号に基づく映像表示を容易に得ることができる。
【0049】
使用者は、機器指定手段により一または複数の機器のうち再生対象とすべき所望の機器を指定することができる。組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号が、再生信号選択手段により選択される。したがって、使用者により指定された機器からの再生信号が同じ機器からの他の再生信号に切換った場合でも、切換った再生信号を自動的に表示することができる。
【0050】
一または複数の機器からの複数の再生信号のうち入力されている再生信号が入力判別手段により判別され、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて、機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうち入力判別手段により判別された再生信号を表示手段に出力するように再生信号選択手段が制御手段により制御される。
【0051】
これにより、使用者により指定された機器から入力されている再生信号が同じ機器からの他の再生信号に切換った場合に、引き続き同じ機器からの再生信号に基づく映像表示を得ることができる。
【0052】
入力されている再生信号が他の再生信号に切換わったことを入力判別手段が判別した場合に、組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号であるか否かが制御手段により判定される。そして、他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号である場合に、他の再生信号を表示手段に出力するように再生信号選択手段が制御手段により制御される。また、他の再生信号が機器指定手段により指定された機器からの再生信号でない場合に、他の再生信号を表示手段に出力しないように再生信号選択手段が制御手段により制御され、入力されている再生信号を示す情報が制御手段により表示手段に表示される。
【0053】
これにより、使用者により指定された機器から入力されている再生信号が同じ機器からの他の再生信号に切換った場合に、使用者がモニタ装置に対し特定の再生信号を表示すべき指示をすることなく、所望の再生信号に基づく映像表示を得ることができる。また、使用者により指定された機器から入力されている再生信号が使用者により指定されていない機器からの他の再生信号に切換った場合には、他の再生信号に基づく映像表示は行われないが、他の機器からの再生信号が入力されていることが使用者に知らされる。すなわち、使用者は、自らが指定した機器からの再生信号に基づく映像表示のみを得ることができるとともに、自らが指定していない機器からの再生信号が入力されていることを認識することができる。
【0054】
一または複数の機器の各々は、異なる信号形式の複数の再生信号を出力してもよい。この場合、異なる信号形式の複数の再生信号が、一または複数の機器の各々により出力される。これにより、モニタ装置は、複数の信号形式に基づく映像表示を行う。
【0055】
異なる信号形式の複数の再生信号は、アナログ信号およびデジタル信号を含んでもよい。この場合、モニタ装置は、アナログ信号およびデジタル信号に基づく映像表示を行う。
【0066】
(3)入力判別手段は、デジタル信号に含まれる識別信号に基づいて、入力されている再生信号を判別してもよい。この場合、入力されている再生信号が、デジタル信号に含まれる識別信号に基づいて入力判別手段により判別される。
【0067】
(4)モニタ装置は、複数のアナログ信号を受ける複数の第1の端子と、複数のデジタル信号を受ける少なくとも1つの第2の端子とをさらに備え、組み合わせ設定手段は、複数の第1の端子の各々に入力されるアナログ信号と少なくとも1つの第2の端子に入力される複数のデジタル信号の各々との組み合わせを入力する入力手段と、入力手段により入力された組み合わせを記憶する記憶手段とを含んでもよい。
【0068】
この場合、複数のアナログ信号が複数の第1の端子により受けられ、複数のデジタル信号が少なくとも1つの第2の端子により受けられる。組み合わせ設定手段においては、複数の第1の端子の各々に入力されるアナログ信号と少なくとも1つの第2の端子に入力される複数のデジタル信号の各々との組み合わせが入力手段により入力され、入力手段により入力された組み合わせが記憶手段により記憶される。
【0069】
これにより、使用者は、同じ機器より入力されるアナログ信号およびデジタル信号の組み合わせを、アナログ信号用の第1の端子とデジタル信号との組み合わせにより、モニタ装置に記憶させることができる。
【0070】
(5)モニタ装置は、少なくとも1つの第2の端子に入力されるデジタル信号を復号する復号手段をさらに備え、再生信号選択手段は、複数の第1の端子のいずれかに入力されるアナログ信号または復号手段により復号されたデジタル信号を選択してもよい。
【0071】
この場合、少なくとも1つの第2の端子に入力されるデジタル信号が復号手段により復号される。また、複数の第1の端子のいずれかに入力されるアナログ信号または復号手段により復号されたデジタル信号が、再生信号選択手段により選択される。
【0072】
(6)モニタ装置は、一または複数の機器からの複数の再生信号を識別するための識別情報を複数の再生信号に設定する識別情報設定手段をさらに備え、組み合わせ設定手段は、識別情報設定手段により設定される識別情報を用いて同じ機器からの再生信号の組み合わせを設定してもよい。
【0073】
この場合、使用者は、識別情報設定手段により一または複数の機器からの複数の再生信号を識別するための識別情報を複数の再生信号に設定することができる。そして、同じ機器からの再生信号の組み合わせが識別情報設定手段により設定される識別情報を用いて組み合わせ設定手段により設定される。
【0074】
これにより、使用者は、モニタ装置に対し同じ機器からの再生信号の組み合わせを識別情報に基づいて容易に設定することができる。
【0075】
(7)識別情報設定手段は、複数の再生信号にそれぞれ文字列を識別情報として設定してもよい。
【0076】
この場合、複数の再生信号にそれぞれ文字列が識別情報として識別情報設定手段により設定される。
【0077】
これにより、使用者は、同じ機器からの再生信号の組み合わせを文字列からなる識別情報に基づいて容易に設定することができる。
【0078】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図1〜図14に基づき説明する。
【0079】
図1は、本発明の一実施の形態に係るモニタ装置の構成および複数の記録再生装置との一接続例を示すブロック図である。このモニタ装置は、例えばテレビジョン受像機に用いられる。
【0080】
図1において、モニタ装置100は記録再生装置200および記録再生装置300と接続されており、入力切換装置10および接続先設定部50より所定の指令を受けることにより後述の動作を行う。
【0081】
記録再生装置200,300は、例えばビデオデッキである。記録再生装置200,300がビデオデッキであった場合、記録再生装置200,300は、ビデオテープにモニタ装置100から入力される情報を記録したり、ビデオテープに記録された情報を再生信号としてモニタ装置100へ出力したりすることができる。
【0082】
入力切換装置10は、モニタ装置100に対し所定の動作を指示するためのものであり、一般にリモートコントローラとして備えられる。なお、入力切換装置10を操作することにより、視聴者はモニタ装置100に接続された複数の記録再生装置のうち1つを再生対象機器として指定することが可能となる。
【0083】
接続先設定部50は、入力切換装置10と同じリモートコントローラとして備えられる。なお、接続先設定部50により記録再生装置と端子との対応関係および記録再生装置と再生信号との対応関係等が設定される。各種設定方法については後述する。
【0084】
モニタ装置100は、入力判別装置20、アナログ切換装置SW1、デジタル切換装置SW2、アナログデジタル切換装置SW3、デコーダ30、記憶部40、OSD(On Screen Display)回路60、映像処理回路70、映像合成回路71、映像出力回路72、映像表示装置73、音声処理回路80、音声出力回路81および音声出力装置82を備える。
【0085】
入力判別装置20は、CPU(中央演算処理装置)により構成されており、再生対象機器からの再生信号を選択して、モニタ装置100がその再生信号に基づき映像表示および音声出力できるように後述の各種処理を行う。
【0086】
アナログ切換装置SW1は、アナログ端子AP1およびアナログ端子AP2を有する。アナログ切換装置SW1は、アナログ端子AP1にケーブルを介して接続されている記録再生装置200およびアナログ端子AP2にケーブルを介して接続されている記録再生装置300より入力される再生信号のうちのいずれか一方をアナログデジタル切換装置SW3へ出力する。なお、この場合の再生信号は、アナログ信号であり、映像信号および音声信号を含む。
【0087】
デジタル切換装置SW2は、デジタル端子DP1およびデジタル端子DP2を有する。デジタル切換装置SW2は、デジタル端子DP1にケーブルを介して接続されている記録再生装置200およびデジタル端子DP2にケーブルを介して接続されている記録再生装置300により入力される再生信号のうちのいずれか一方をデコーダ30へ出力するものである。なお、この場合の再生信号は、デジタル信号であり、映像信号および音声信号を含む。
【0088】
また、デジタル切換装置SW2は、後述のデジタル信号DD1,DD2の付帯情報を取り出して、付帯情報の内容を示す信号r2として入力判別装置20へ出力する。なお、本実施の形態の説明では、付帯情報をデジタル切換装置SW2が抜き取ると説明するが、この付帯情報の抜き取りは後述するデコーダ30が行ってもよい。
【0089】
アナログデジタル切換装置SW3は、アナログポートAP3およびアナログポートDP3を有する。アナログデジタル切換装置SW3には、アナログポートAP3よりアナログ信号が入力され、またアナログポートDP3より後述のデコーダ30で複合化されたアナログ信号が入力される。そこで、アナログデジタル切換装置SW3は、アナログポートAP3より入力されるアナログ信号またはアナログポートDP3より入力される後述のデコーダ30で複合化されたアナログ信号のうちのいずれか一方を上記入力判別装置20の指令に基づき選択する。そして、アナログデジタル切換装置SW3は、選択した再生信号に含まれる映像信号を映像処理回路70へ出力し、選択した再生信号に含まれる音声信号を音声処理回路80へ出力する。
【0090】
デコーダ30は、デジタル切換装置SW2より入力されるデジタル信号を復号化し、復号化されたアナログ信号をアナログデジタル切換装置SW3へ出力する。
【0091】
記憶部40は、モニタ装置100に接続された複数の記録再生装置のうち現在の再生対象機器となる記録再生装置を記憶し、接続された記録再生装置が接続している端子や出力する再生信号を接続機器対応テーブルとして記憶し、本発明に係る接続先設定プログラムを記憶するものである。なお、接続機器対応テーブルの詳細については後述する。
【0092】
OSD回路60は、映像表示装置73の画面に表示された映像に文字等を重ねて表示するためにグラフィック信号を映像合成回路71へ出力する。映像処理回路70は、アナログデジタル切換装置SW3より入力される映像信号に所定の処理を行い、その映像信号を映像合成回路71へ出力する。
【0093】
映像合成回路71は、上記OSD回路60より入力されるグラフィック信号と映像処理回路70より入力される映像信号とを合成して、合成映像信号を映像出力回路72へ出力する。なお、上記OSD回路60より入力されるグラフィック信号が入力されない場合は、映像処理回路70より入力される映像信号のみが映像出力回路72へ出力される。
【0094】
映像出力回路72は、入力された映像信号を映像表示装置73へ出力する。映像表示装置73は、ブラウン管ディスプレイや液晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイ等を含み、入力される映像信号に基づき映像表示を行う。上記、映像処理回路70、映像合成回路71、映像出力回路72および映像表示装置73が、映像表示系を構成する。
【0095】
音声処理回路80は、アナログデジタル切換装置SW3より入力される音声信号に所定の処理を行い、その音声信号を音声出力回路81へ出力する。音声出力回路81は、入力された音声信号を音声出力装置82へ出力する。音声出力装置82は、スピーカ等を含み、入力される音声信号に基づき音声出力を行う。上記、音声処理回路80、音声出力回路81および音声出力装置82が音声出力系を構成する。
【0096】
以下に、本発明の一実施の形態に係るモニタ装置100の動作を図1〜図5に基づき説明する。図2〜図5は、再生信号の信号経路とそれに基づく画像表示の一例を示す模式図である。
【0097】
デジタル信号DD1,DD2は、それらの発生源を識別するための信号を含む。また、単一のデジタル端子に複数デジタル信号を入力することができる。図1の例では、デジタル端子DP1,DP2にデジタル信号DD1,DD2がそれぞれ入力されているが、デジタル端子DP1,DP2は電気的に共通に接続されている。デジタル信号DD1,DD2は、それらに含まれる信号により識別される。一方、アナログ信号AD1,AD2は、それらの発生源を識別するための信号を含まないため、アナログ信号AD1,AD2が入力されるアナログ端子AP1,AP2によりアナログ信号AD1,AD2の各々を識別する必要がある。
【0098】
以下の説明において、モニタ装置100は、記録再生装置200,300からのアナログ信号AD1,AD2をそれらが入力されるアナログ端子AP1,AP2により識別し、記録再生装置200,300からのデジタル信号DD1,DD2をそれらに含まれる信号により識別する。なお、この識別は、モニタ装置100内部の入力判別装置20が接続機器と入力される再生信号との対応関係が設定された後述の接続機器対応テーブルを参照することにより行われる。
【0099】
なお、接続機器対応テーブルによれば、記録再生装置200は、アナログ端子AP1を通じてアナログ信号AD1をモニタ装置100に出力する接続機器またはデジタル信号DD1をモニタ装置100に出力する接続機器として設定されており、記録再生装置300は、アナログ端子AP2を通じてアナログ信号AD2をモニタ装置100に出力する接続機器またはデジタル信号DD2をモニタ装置100に出力する接続機器として設定されている。
【0100】
図2において、モニタ装置100は接続された記録再生装置200,300のうち、記録再生装置200より出力される再生信号に基づき映像表示および音声出力をしている。なお、図2によれば、モニタ装置100はデジタル信号DD1に基づく風景映像を表示している。
【0101】
このときのモニタ装置100内部の動作を図1に基づき説明する。記録再生装置200が出力するデジタル信号DD1は、デジタル切換装置SW2に入力され、さらにデジタル切換装置SW2よりデコーダ30へ出力される。その後、デジタル信号DD1は、デコーダ30よりアナログ変換された後アナログデジタル切換装置SW3へ出力され、さらにアナログデジタル切換装置SW3により映像信号と音声信号とに分けられて映像表示系および音声出力系へ出力される。映像表示系において、映像信号は、上述の映像処理回路70、映像合成回路71、映像出力回路72および映像表示装置73を通じて映像表示される。音声信号系において、音声信号は、音声処理回路80、音声出力回路81および音声出力装置82を通じて音声出力される。
【0102】
なお、上記動作時において、デジタル切換装置SW2は、入力判別装置20へデジタル信号DD1の付帯情報の内容を示す信号r2を出力している。このとき、自己の再生対象機器が記録再生装置200であるという情報が入力切換装置10により既に設定されているものとする。これにより、入力判別装置20は、付帯情報の内容を示す信号r2および記憶部40を参照することで得られる自己の再生対象機器が記録再生装置200であるという情報に基づいてデジタル信号DD1に基づく映像表示および音声出力を行うべきであると認識する。そして、入力判別装置20は、デジタル切換装置SW2に対してデジタル信号DD1を出力する旨の指令信号n3を出力し、アナログデジタル切換装置SW3には、アナログポートDP3からの入力を出力する旨の指令信号n4を出力する。
【0103】
ここで、記録再生装置200より出力される再生信号がアナログ信号AD1に切換わる場合を想定する。この場合、モニタ装置100は、記録再生装置200からの再生信号がデジタル信号DD1からアナログ信号AD1に切換ったことを認識する。そして、モニタ装置100は、映像表示および音声出力をアナログ信号AD1に基づいて行うように再生信号の出力経路を切換える。図3によれば、モニタ装置100はアナログ信号AD1に基づく教育映像を表示している。
【0104】
このときのモニタ装置100内部の動作を図1に基づき説明する。入力判別装置20は、デジタル切換装置SW2より入力されるデジタル信号DD1の付帯情報の内容を示す信号r2が途切れたことを認識する。一方、アナログ切換装置SW1は、自己のアナログ端子AP1にアナログ信号AD1の入力があることを示す信号r1を入力判別装置20へ出力する。信号r1が入力された入力判別装置20は、現在の再生対象機器が記録再生装置200であることを示す指令信号n5を記憶部40へ出力する。これにより、記憶部40は、後述の接続機器対応テーブルにより決定されている再生対象機器と再生信号との関係を示す信号r3を入力判別装置20へ出力する。そして、入力判別装置20は、アナログ端子AP1に入力されているアナログ信号AD1が現在の再生対象機器である記録再生装置200からの再生信号であると判別し、アナログ信号AD1をアナログデジタル切換装置SW3へ出力するように指令信号n2をアナログ切換装置SW1へ出力する。また、入力判別装置20は、アナログポートAP3に入力されるアナログ信号を映像表示系および音声出力系へ出力するように指令信号n4をアナログデジタル切換装置SW3へ出力する。
【0105】
上記の説明では、入力判別装置20は、デジタル信号DD1が無くなったことを、デジタル信号DD1の付帯情報の内容を示す信号r2の有無で判断している。しかしながら、デジタル信号DD1の付帯情報に「記録再生装置200の出力がデジタル信号の信号形式ではなくなった」もしくは「記録再生装置200の出力がアナログ信号の信号形式になった」という情報を含ませることにより、入力判別装置20は、付帯情報の内容を示す信号r2に基づいてアナログ端子AP1へ入力されているアナログ信号AD1を出力するように指令信号n2,n3,n4を切換えてもよい。
【0106】
上記動作により、アナログ信号AD1は、アナログ切換装置SW1とアナログデジタル切換装置SW3とを通じて映像表示系および音声出力系へ出力される。映像表示系におけるアナログ信号AD1の映像信号およびアナログ信号AD1の音声信号系における音声信号の出力経路は上述の通りである。
【0107】
次に、上記図3の状態において、記録再生装置200より出力される再生信号がアナログ信号およびデジタル信号共に途切れ、記録再生装置300より再生信号が入力される場合を想定する。モニタ装置100は、記録再生装置200より入力される再生信号が無いことを認識する。そして、モニタ装置100の表示状態は、図4に示すようにブラックアウトまたはノイズによる砂嵐のような状態となる。
【0108】
このときのモニタ装置100内部の動作を図1に基づき説明する。アナログ切換装置SW1は、自己のアナログ端子AP1にアナログ信号AD1の入力が途切れ、自己のアナログ端子AP2にアナログ信号AD2の入力があることを示す信号r1を入力判別装置20へ出力する。
【0109】
信号r1が入力された入力判別装置20は、現在の再生対象機器が記録再生装置200であることを示す指令信号n5を記憶部40へ出力する。これにより、記憶部40は、後述の接続機器対応テーブルにより決定されている再生対象機器と再生信号との関係を示す信号r3を入力判別装置20へ出力する。
【0110】
信号r3が入力された入力判別装置20は、記録再生装置200からの再生信号としてアナログ信号AD1およびデジタル信号DD1のいずれもが入力されていないことを認識し、アナログ端子AP2より入力されるアナログ信号AD2が記録再生装置200により出力された信号でないことを認識する。これにより、入力判別装置20は、アナログ切換装置SW1およびアナログデジタル切換装置SW3のいずれに対しても上述の指令信号n2,n4の出力を行わない。そのため、モニタ装置100の映像表示系および音声出力系には、再生信号が入力されない。なお、モニタ装置100の再生対象機器を変更する場合は、入力切換装置10より再生対象機器を変更する指令信号n1を入力することが必要となる。
【0111】
また、モニタ装置100は、上記のブラックアウトまたはノイズによる砂嵐のような画面になった場合に、予め用意された特定の画面を表示してもよい。
【0112】
さらに、モニタ装置100は、アナログ端子AP2にアナログ信号AD2が入力されていることを、記録再生装置300からのデジタル信号DD2の付帯情報に基づいて推定してもよい。
【0113】
上記図4の状態において、視聴者が記録再生装置300からの再生信号に基づく映像および音声を視聴するために、上記入力切換装置10により「現在の再生対象機器を記録再生装置300に変更する」という旨の指令信号がモニタ装置100に入力された場合を想定する。
【0114】
視聴者の再生対象機器を記録再生装置300に変更する旨の指令信号の入力により、モニタ装置100は、図5に示すように、記録再生装置300の再生信号であるアナログ信号AD2に基づく映像表示および音声出力を行う。図5によれば、モニタ装置100は、歴史映像を表示している。
【0115】
このときの入力切換装置10およびモニタ装置100内部の動作を図1に基づき説明する。入力切換装置10は、視聴者の操作により「現在の再生対象機器を記録再生装置300に変更する」という旨の指令信号n1をモニタ装置100の入力判別装置20へ送信する。これにより、入力判別装置20は、指令信号n1により現在の再生対象機器が記録再生装置300であると設定され、現在の再生対象機器が記録再生装置300であることを示す指令信号n5を記憶部40へ出力する。これにより、記憶部40は、後述の接続機器対応テーブルにより決定されている再生対象機器と再生信号との関係を示す信号r3を入力判別装置20へ出力する。
【0116】
信号r3が入力された入力判別装置20は、アナログ切換装置SW1のアナログ端子AP2に入力されているアナログ信号AD2が、現在の再生対象機器である記録再生装置300からの再生信号であることを判別し、アナログ信号AD2をアナログデジタル切換装置SW3へ出力するように指令信号n2をアナログ切換装置SW1へ出力する。また、入力判別装置20は、アナログポートAP3に入力されるアナログ信号AD2が映像表示系および音声出力系へ出力されるように指令信号n4をアナログデジタル切換装置SW3へ出力する。
【0117】
上記動作により、アナログ信号AD2は、アナログ切換装置SW1とアナログデジタル切換装置SW3とを通じて映像表示系および音声出力系へ出力される。映像表示系における映像信号および音声信号系における音声信号の出力経路は上述の通りである。
【0118】
図4において、記録再生装置300からの再生信号がデジタル信号DD2によるものであった場合、モニタ装置100は、図5に示すアナログ信号AD2に基づく映像表示および音声出力の場合と同様に、デジタル信号DD2に基づく映像表示および音声出力を行う。
【0119】
このように本実施の形態では、現在の再生対象機器として選択されている接続機器からの一の信号形式の再生信号の入力状態が同じ接続機器からの他の信号形式の再生信号の入力状態に切換わった場合には、一の信号形式の再生信号に基づく映像表示および音声出力が他の信号形式の再生信号に基づく映像表示および音声出力に自動的に切換えられる。一方、現在の再生対象機器として選択されている接続機器からの再生信号の入力状態が他の接続機器からの再生信号の入力状態に切換わった場合には、他の接続機器からの再生信号に基づく映像表示および音声出力は行われず、視聴者の操作により他の接続機器が現在の再生対象機器として選択された後に、他の接続機器からの再生信号に基づく映像表示および音声出力が行われる。すなわち、本実施の形態では、視聴者が再生対象機器として選択していない接続機器からの再生信号に基づく映像表示および音声出力は行わない。
【0120】
以下に、上述の接続機器対応テーブルについて図6および図7に基づき説明する。
【0121】
図6は、記憶部40に記憶される接続機器対応テーブルの一例を示す図である。
【0122】
図6に示す接続機器対応テーブルにおいては、接続機器情報、アナログ信号が入力されるアナログ端子およびデジタル信号の対応関係が設定されている。なお、接続機器情報とは、複数の接続機器を識別するためのものである。ここでは、記録再生装置200に対応する接続機器情報がR1として表され、記録再生装置300に対応する接続機器情報がR2として表されている。
【0123】
図6によれば、記録再生装置200より出力される再生信号は、モニタ装置100がアナログ端子AP1より入力するアナログ信号AD1またはモニタ装置100が入力するデジタル信号DD1のいずれかである。また、記録再生装置300より出力される再生信号は、モニタ装置100がアナログ端子AP2より入力するアナログ信号AD2またはモニタ装置100が入力するデジタル信号DD2のいずれかである。すなわち、図6の接続機器対応テーブルは、アナログ端子AP1に入力されるアナログ信号AD1およびデジタル信号DD1が接続機器情報R1で示される同じ接続機器からの再生信号であり、アナログ端子AP2に入力されるアナログ信号AD2およびデジタル信号DD2が接続機器情報R2で示される同じ接続機器からの再生信号であることを意味している。上述のように、入力判別装置20は接続機器対応テーブルを参照して再生信号の切換処理を行っている。
【0124】
次に、上記接続機器対応テーブルの設定方法の一例について説明する。なお、図6に示す接続機器対応テーブルを記憶部40に入力する手段がある場合は、接続機器対応テーブルの設定方法は、以下の方法に限られない。
【0125】
接続機器対応テーブルの設定は、モニタ装置100の視聴者が接続先設定部50を操作することにより行われる。
【0126】
図7は、接続機器と再生信号との対応関係を設定する場合の接続機器設定画面の一例を示す図である。視聴者は、図7に示す接続機器設定画面を見て接続機器対応テーブルの設定を行う。
【0127】
この場合の、モニタ装置100および接続先設定部50の動作は次の通りである。
【0128】
視聴者は、接続先設定部50を操作して接続機器対応テーブルの設定を行う旨の指令信号s1をモニタ装置100内部の入力判別装置20へ送信する。ここで、入力判別装置20は、接続先設定時におけるOSDに関する情報を記憶部40から読み込み、指令信号n7としてOSD回路60へ出力する。OSD回路60は、指令信号n7に基づくグラフィック信号を映像合成回路71へ出力する。それにより、映像出力回路72を通じて映像表示装置73に図7の接続機器設定画面が表示される。
【0129】
図7に示す接続機器設定画面においては、5行2列の表が示され、各々の欄内に「ビデオ1」,「ビデオ2」,「ビデオ3」および「色差ビデオ1」,「色差ビデオ2」とが表示されている。このとき、左欄に表示される「ビデオ1」,「ビデオ2」,「ビデオ3」および「色差ビデオ1」,「色差ビデオ2」は接続機器を識別する上での基準となる。
【0130】
例えば、図1のモニタ装置100に対して、視聴者は、アナログ端子AP1に接続されている記録再生装置200を「ビデオ1」と認識し、アナログ端子AP2に接続されている記録再生装置300を「ビデオ2」と認識する。このように、左欄に表示される「ビデオ1」,「ビデオ2」,「ビデオ3」および「色差ビデオ1」,「色差ビデオ2」の表示は、モニタ装置100が有するアナログ端子に対応するものである。なお、図7の接続機器設定画面においては、モニタ装置100の備える各種端子の数により行数および列数が定まっている。それゆえ、モニタ装置100の備える端子の数に応じて行数および列数が異なる。
【0131】
図7の例によれば、モニタ装置100は、3つのピン端子(映像信号用のピン端子1つと音声信号用のピン端子2つ)からなる3つの通常アナログ端子およびD端子(色差信号の入出力用端子)と呼ばれるアナログ端子を有する。モニタ装置100は、通常のアナログ端子に接続される記録再生装置を「ビデオ1」,「ビデオ2」または「ビデオ3」として表示し、D端子に接続される記録再生装置を「色差ビデオ1」および「色差ビデオ2」として表示する。
【0132】
右欄に表示される「ビデオ1」,「ビデオ2」,「ビデオ3」および「色差ビデオ1」,「色差ビデオ2」の表示は、視聴者が接続先設定部50を操作することにより変更される。右欄に表示される「ビデオ1」,「ビデオ2」,「ビデオ3」および「色差ビデオ1」,「色差ビデオ2」の変更についての詳細は後述する。
【0133】
図8は、接続機器の設定対象を決定する場合の画面表示の一例を示す図である。視聴者は、図7に示す接続機器設定画面において、接続機器の設定対象を決定する。例えば、アナログ端子AP1に接続されている記録再生装置200を設定対象とする場合、設定対象となる左欄のビデオ1がハイライト表示(強調表示)される。
【0134】
この場合の、モニタ装置100および接続先設定部50の動作は次の通りである。
【0135】
視聴者は、図7に示された接続機器設定画面より自己の設定したい接続機器を選択する。このとき、視聴者は、接続先設定部50により例えば「ビデオ1」の接続機器設定を行いたい旨を示す指令信号を入力判別装置20へ送信する。入力判別装置20は、接続機器の設定対象が「ビデオ1」であることを認識し、図7に示す接続機器設定画面のうち左欄の「ビデオ1」の表示をハイライト表示にすることを示す指令信号n7をOSD回路60へ出力する。OSD回路60に入力された指令信号n7に基づいてグラフィック信号が映像合成回路71へ出力される。それにより、映像表示装置73は、図8に示すように左欄の「ビデオ1」をハイライト表示する。
【0136】
ここで、記録再生装置200からのデジタル信号DD1に「D−VHS1」と言うラベルが設定され、記録再生装置300からのデジタル信号DD2に「D−VHS2」と言うラベルが設定されているものとする。
【0137】
図9および図10は、接続機器と再生信号との対応関係を決定する場合の画面表示の一例を示す図である。視聴者は、接続機器の設定対象を決定した後、アナログ端子に接続されている接続機器とその接続機器より入力される再生信号との対応関係を決定する。例えば、アナログ端子AP1に接続されている記録再生装置200を設定対象としている場合、接続機器と再生信号との対応関係の設定時には、図8の状態で右欄の「ビデオ1」がハイライト表示となる。そして、視聴者は、接続先設定部50により右欄のビデオ1の表示を切換えてアナログ端子AP1に接続されている接続機器とその接続機器より入力される再生信号との対応関係を決定する。図9は、アナログ端子AP1に接続されている記録再生装置200と「D−VHS1」というラベルが設定されたデジタル信号DD1とを対応させた場合の映像表示装置73の画面表示を示している。
【0138】
この場合の、モニタ装置100および接続先設定部50の動作は次の通りである。
【0139】
モニタ装置100にデジタル端子を介して接続される接続機器は、自己を識別するための信号をモニタ装置100へ送信している。
【0140】
図8に示す接続機器設定画面の状態において、入力判別装置20はデジタル切換装置SW2に入力されるデジタル信号の付帯情報の内容を示す信号r2を判別する。
【0141】
入力判別装置20は、デジタル信号の付帯情報の内容を示す信号r2により上記左欄の「ビデオ1」が「D−VHS1」または「D−VHS2」のいずれかに対応付け可能であると判別する。そして、入力判別装置20は、視聴者の接続先設定部50の操作に伴い、OSD回路60に対し「D−VHS1」または「D−VHS2」を表示する旨の信号を出力する。
【0142】
ここで、視聴者が接続機器設定画面を確認し、接続先設定部50を操作して上記左欄の「ビデオ1」に「D−VHS1」というラベルが設定されたデジタル信号DD1を対応付ける旨の信号を入力判別装置20へ送信した場合を想定する。入力判別装置20は、上述の通りOSD回路60に対し「D−VHS1」を表示する旨の信号を出力する。これにより、接続機器設定画面においては、図9に示すように、左欄の「ビデオ1」およびこれに対応する右欄の「D−VHS1」がハイライト表示される。
【0143】
以上において、接続機器設定は必ずしも映像表示装置73に表示される接続機器設定画面に基づき行われる必要はなく、接続先設定部50に上記接続機器設定画面を表示可能な表示装置を設けたり、上記接続機器設定画面に基づく接続機器設定用のスイッチ部などを設けてもよい。
【0144】
上記の後、入力判別装置20は、視聴者により決定された接続機器設定画面に基づき接続機器対応テーブルを作成し、記憶部40へ出力する。記憶部40は、入力された接続機器対応テーブルを記憶する。以上の動作により上記「ビデオ1」について接続機器と再生信号との対応関係の設定が完了する。
【0145】
次に、図10においては、視聴者は左欄の「ビデオ2」に対し「D−VHS2」と言うラベルが設定されたデジタル信号DD2を対応付けている。この場合の接続機器と再生信号との対応関係の設定は、上述の左欄の「ビデオ1」に対する「D−VHS1」についての接続機器と再生信号との対応関係の設定と同様に行われる。上記左欄の「ビデオ1」,「ビデオ2」の設定が行われることにより作成される接続機器対応テーブルは図6に示す通りである。
【0146】
このようにして、入力判別装置20は、図6の接続機器対応テーブルから「ビデオ1」として表示されるアナログ端子AP1に入力されるアナログ信号AD1と「D−VHS1」というラベルが設定されたデジタル信号DD1とが対応付けられていること、および「ビデオ2」として表示されるアナログ端子AP2に入力されるアナログ信号AD2と「D−VHS2」というラベルが設定されたデジタル信号DD2とが対応付けられていることを認識することができる。なお、通常は、アナログ端子に接続される接続機器からのアナログ信号と、同じ接続機器からのデジタル信号とが対応付けられるが、アナログ端子に接続される接続機器からのアナログ信号と、他の接続機器からのデジタル信号とが対応付けられてもよい。
【0147】
例えば、一の接続機器がモニタ装置100のアナログ端子のみに接続され、他の接続機器がモニタ装置100のデジタル端子のみに接続されている場合、アナログ端子に接続される接続機器からのアナログ信号を他の接続機器からのデジタル信号に対応付けてもよい。この場合、モニタ装置100は、一の接続機器および他の接続機器を同じ接続機器と認識する。
【0148】
以下に、本発明に係る接続先設定プログラムについて説明する。
本実施の形態に係る接続先設定プログラムは記憶部40に格納されている。そして、入力判別装置20は接続先設定プログラムに基づき各種動作を行う。
【0149】
以下に、接続先設定プログラムに基づく入力判別装置20の動作を図11および図12に基づき説明する。
【0150】
図11および図12は、入力判別装置20の動作を示すフローチャートである。
【0151】
初めに、入力判別装置20は、入力切換装置10より再生対象機器となる記録再生装置が指定されたか否かを判別する(ステップS1)。
【0152】
入力切換装置10より再生対象機器となる記録再生装置が指定された場合、入力判別装置20は、記録再生装置の指定に基づく接続機器情報を記憶部40に記憶し(ステップS2)、記憶部40に記憶されている接続機器対応テーブルより記憶された接続機器情報に対応したアナログ端子とデジタル信号とを選択する(ステップS3)。
【0153】
入力切換装置10より再生対象機器となる記録再生装置が指定されない場合、入力判別装置20は、後述のステップS4の動作を行う。
【0154】
入力判別装置20は、上記に示す動作の後、選択されたアナログ端子へのアナログ信号およびデジタル信号の入力状態を調べる(ステップS4)。入力切換装置10より再生対象機器となる記録再生装置が指定されない場合は、事前に選択されたアナログ端子へのアナログ信号およびデジタル信号の入力状態を調べる。
【0155】
入力判別装置20は、選択されたアナログ端子にアナログ信号の入力があるか否かを判別する(ステップS11)。
【0156】
入力判別装置20は、選択されたアナログ端子にアナログ信号の入力があると判別した場合、選択されたアナログ端子から入力されたアナログ信号を出力するようにアナログ切換装置SW1へ指令し(ステップS12)、一方のアナログポートAP3から入力されたアナログ信号を出力するようにアナログデジタル切換装置SW3へ指令する(ステップS13)。その後、入力判別装置20は再び上記ステップS1の動作を行う。
【0157】
一方、入力判別装置20は、選択されたアナログ端子にアナログ信号の入力がないと判別した場合、選択されたデジタル信号の入力があるか否かを判別する(ステップS21)。
【0158】
入力判別装置20は、選択されたデジタル信号の入力があると判別した場合、選択されたデジタル信号を出力するようにデジタル切換装置SW2へ指令し(ステップS22)、他方のアナログポートDP3から入力されたデコーダで複合化されたアナログ信号を出力するようにアナログデジタル切換装置SW3へ指令する(ステップS23)。その後、入力判別装置20は再び上記ステップS1の動作を行う。
【0159】
入力判別装置20は、選択されたデジタル信号の入力がないと判別した場合、アナログデジタル切換装置SW3に無入力状態を指令する(ステップS30)。その後、入力判別装置20は再び上記ステップS1の動作を行う。
【0160】
以上に示す接続先設定プログラムにおいて、デジタル信号の入力があるか否かを判別するステップS21〜S23の動作はアナログ端子にアナログ信号の入力があるか否かを判別するステップS11〜S13の動作の前に行われてもよい。
【0161】
図13は、入力される再生信号の判別順序を示す模式図である。
視聴者が再生対象機器を順次切換える場合、入力判別装置20は再生信号の判別を以下のように行う。
【0162】
視聴者が入力切換装置10により記録再生装置200を再生対象機器として指定した場合、入力判別装置20は接続機器情報をR1として判別し、記録再生装置200からアナログ端子AP1に入力されるアナログ信号AD1およびデジタル信号DD1について上記ステップS11〜S13およびステップS21〜S23の動作を行う。
【0163】
その後、視聴者が入力切換装置10により記録再生装置300を再生対象機器として指定した場合、入力判別装置20は接続機器情報をR2として判別し、記録再生装置300からアナログ端子AP2に入力されるアナログ信号AD2およびデジタル信号DD2について上記ステップS11〜S13およびステップS21〜S23の動作を行う。
【0164】
以上のように、視聴者が入力切換装置10により再生対象機器を順次切換えることにより、入力判別装置20は複数の接続機器に対し個別に上記ステップS11〜S13およびステップS21〜S23の動作を行う。そして、モニタ装置100は、再生対象機器より入力される再生信号をアナログ信号やデジタル信号などの信号形式によらず映像表示および音声出力することが可能となる。
【0165】
図14は、図1に示すモニタ装置の複数の記録再生装置との他の接続例を示すブロック図である。
【0166】
ここで、モニタ装置100は記録再生装置200および記録再生装置300と接続されているが、その接続方法が図1の場合と異なる。
【0167】
記録再生装置200は、アナログ信号専用のケーブルおよびデジタル信号専用のケーブルによりモニタ装置100と接続されている。つまり、記録再生装置200は、ケーブルを介してモニタ装置100のアナログ端子AP1およびデジタル端子DP1に直接接続されている。一方、記録再生装置300は、アナログ信号専用のケーブルによりモニタ装置100と接続されており、デジタル信号専用のケーブルにより記録再生装置200と接続されている。つまり、記録再生装置300は、ケーブルを介してモニタ装置100のアナログ端子AP2に直接接続され、記録再生装置200を介してモニタ装置100のデジタル端子DP1に接続されている。
【0168】
図14に示す接続例によれば、モニタ装置100に入力される記録再生装置300の再生信号の出力経路は図1に示す接続状態の場合と以下の点で異なる。
【0169】
図14に示す接続状態において、記録再生装置300より再生信号としてデジタル信号DD2が出力される場合を想定する。この場合、デジタル信号DD2は、デジタル信号専用のケーブルを介して記録再生装置200へ送信される。そこで、デジタル信号DD2を受信した記録再生装置200は、モニタ装置100のデジタル端子DP1に接続されているデジタル信号専用のケーブルを介してデジタル信号DD2をモニタ装置100へ送信する。
【0170】
このように、デジタル信号DD2は、記録再生装置300とモニタ装置100とが直接的に接続されなくても間接的に接続されることにより記録再生装置300からモニタ装置100へと送信される。そして、モニタ装置100は、入力されるデジタル信号に付帯する信号を判別して上述の各種動作を行う。
【0171】
図15は、図1に示すモニタ装置と1つの記録再生装置との接続例を示すブロック図である。
【0172】
ここで、モニタ装置100には、記録再生装置200が単独で接続されている。記録再生装置200は、アナログ信号専用のケーブルおよびデジタル信号専用のケーブルによりモニタ装置100と接続されている。
【0173】
図15に示す接続例においても、モニタ装置100は、視聴者による接続機器設定および再生対象機器の指定に基づき上記に示す各種動作を行う。つまり、視聴者が図7に示す接続先設定画面を参照し、記録再生装置200における接続機器設定を行うことにより、入力判別装置20は図6に示すような接続機器対応テーブルを作成し、記憶部40へ記憶させる。その後、視聴者が記録再生装置200を再生対象機器として指定することにより、入力判別装置20は図11および図12に示す接続先設定プログラムを実行する。接続先設定プログラムにより再生対象機器として判別された記録再生装置200からの再生信号は、上述の通り映像表示系および音声出力系の回路へ出力され、映像表示および音声出力がおこなわれる。
【0174】
上記に示すように、モニタ装置100は、接続機器が1つである場合においても視聴者による接続機器と再生信号との対応関係の設定および再生対象機器の指定により、接続対象機器からの再生信号を信号形式によらず映像表示および音声出力することが可能である。
【0175】
上記本実施の形態において、モニタ装置100の有するデジタル端子としては、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394端子や、USB(Universal Serial Bus)2.0端子などが挙げられる。その他、モニタ装置100は、上述のD端子やS−VHS(Separate − Video Home System:日本ビクタ―株式会社登録商標)の規格に準拠する端子を備えてもよい。
【0176】
モニタ装置100は、再生対象機器として指定された接続機器からの再生信号の入力がない場合で、他の接続機器からの再生信号の入力を判別した場合に、図16に示すような画面表示を行ってもよい。図16において、モニタ装置100は再生対象機器である記録再生装置200から再生信号が入力されていないためブラックアウトの状態となっているが、画面の一部に他の接続機器である記録再生装置300からの再生信号が入力されていることが表示されている。そして、視聴者は、表示された他の接続機器が再生信号を出力していることを認識することができ、これに基づき入力切換装置10の操作を行うことができる。
【0177】
また、上記実施の形態においては、モニタ装置100に複数の記録再生装置が接続されている場合に、入力判別装置20は1つの再生対象機器に対し上記ステップS11〜S13およびステップS21〜S23の動作を行っているが、同時に、他の接続機器からの再生信号の入力の有無を判別してもよい。例えば、上述の図4の状態において、入力判別装置20は、アナログ切換装置SW1より入力される信号r1またはデジタル切換装置SW2より入力されるデジタル信号に付帯される信号により再生対象機器からの再生信号がなく他の接続機器から再生信号の入力があるか否かを判別してもよい。この場合、再生対象機器として指定されていない他の接続機器からの再生信号の入力がある場合に、その再生信号を映像表示系および音声出力系に出力することにより、映像表示および音声出力を行ってもよい。
【0178】
上記本実施の形態において、入力判別装置20は、モニタ装置100に複数の接続機器が接続されている場合に、接続機器対応テーブルを作成し、接続機器対応テーブルを参照することにより再生対象機器からの再生信号を判別している。上記実施の形態において、接続機器対応テーブルはアナログ端子より入力されるアナログ信号に基づく再生信号とデジタル信号に基づく再生信号との対応関係のみで設定されているが、接続機器対応テーブルに設定可能な対応関係はアナログ端子より入力されるアナログ信号に基づく再生信号とデジタル信号に基づく再生信号とに限られる必要はない。
【0179】
例えば、モニタ装置100の備える端子の形式がD端子やS−VHSの規格に準拠する端子など複数存在する場合は、デジタル信号に基づく再生信号とD端子より入力される色差信号に基づく再生信号とを接続機器対応テーブルにより対応付けたり、デジタル信号に基づく再生信号とS−VHSの規格に準拠する端子より入力される再生信号とを接続機器対応テーブルにより対応付けてもよい。これにより、視聴者は多くの再生信号の切換を容易に行うことが可能となる。
【0180】
本実施の形態においては、一または複数の機器が記録再生装置200,300に相当し、組み合わせ設定手段が接続先設定部50に相当し、機器指定手段が入力切換装置10に相当し、表示手段が映像表示装置73に相当する。また、再生信号選択手段が入力判別装置20、アナログ切換装置SW1、デジタル切換装置SW2およびアナログデジタル切換装置SW3に相当し、入力判別手段および制御手段が入力判別装置20に相当する。さらに、本実施の形態では、第1の端子がアナログ端子AP1,AP2に相当し、第2の端子がデジタル端子DP1,DP2に相当し、復号手段がデコーダ30に相当し、識別情報設定手段が入力判別装置20、記憶部40、OSD回路60に相当する。
【0181】
【発明の効果】
本発明によれば、モニタ装置は、同じ機器からの再生信号の組み合わせを認識することができるので、使用者が選択した機器からの再生信号が同じ機器からの他の再生信号に切換った場合でも、切換った再生信号を自動的に表示することができる。したがって、使用者は、再生対象とすべき一の機器をモニタ装置に認識させるだけで、モニタ装置に対し特定の再生信号を表示すべき指示をすることなく、所望の機器からの再生信号に基づく映像表示を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るモニタ装置の構成および複数の記録再生装置との一接続例を示すブロック図
【図2】再生信号の信号経路とそれに基づく画像表示の一例を示す模式図
【図3】再生信号の信号経路とそれに基づく画像表示の一例を示す模式図
【図4】再生信号の信号経路とそれに基づく画像表示の一例を示す模式図
【図5】再生信号の信号経路とそれに基づく画像表示の一例を示す模式図
【図6】記憶部に記憶される接続機器対応テーブルの一例を示す図
【図7】接続機器の再生信号との対応関係を設定する場合の接続機器設定画面の一例を示す図
【図8】接続機器の設定対象を決定する場合の画面表示の一例を示す図
【図9】接続機器の対応関係を決定する場合の画面表示の一例を示す図
【図10】接続機器の対応関係を決定する場合の画面表示の一例を示す図
【図11】入力判別装置の動作を示すフローチャート
【図12】入力判別装置の動作を示すフローチャート
【図13】入力される再生信号の判別順序を示す模式図
【図14】図1に示すモニタ装置の複数の記録再生装置との他の接続例を示すブロック図
【図15】図1に示すモニタ装置の1つの記録再生装置との接続例を示すブロック図
【図16】指定している録画再生装置から再生信号の入力がない場合に、他の録画再生装置から再生信号が検出されたときの画面表示の一例を示す模式図
【図17】ビデオテープの一部にデジタル信号とアナログ信号とが記録されている様子を示す模式図
【図18】デジタル信号およびアナログ信号に対応するモニタ装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 入力切換装置
20 入力判別装置
30 デコーダ
40 記憶部
50 接続先設定部
60 OSD回路
70 映像処理回路
71 映像合成回路
72 映像出力回路
73 映像表示装置
80 音声処理回路
81 音声出力回路
82 音声出力装置
100 モニタ装置
200,300 記録再生装置
AD1,AD2 アナログ信号
AP1,AP2 アナログ端子
AP3,DP3 アナログポート
DD1,DD2 デジタル信号
DP1,DP2 デジタル端子
R1,R2 接続機器情報
SW1 アナログ切換装置
SW2 デジタル切換装置
SW3 アナログデジタル切換装置
n1,n2,n3,n4,n5,n7,s1 指令信号
r1,r2,r3 信号

Claims (7)

  1. 一または複数の機器を接続可能なモニタ装置であって、
    前記一または複数の機器からの複数の再生信号のうち同じ機器からの再生信号の組み合わせを設定する組み合わせ設定手段と、
    前記一または複数の機器のうちいずれかを指定する機器指定手段と、
    前記組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて前記機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうちいずれかを選択する再生信号選択手段と、
    前記再生信号選択手段により選択された再生信号を表示する表示手段と、
    前記一または複数の機器からの複数の再生信号のうち入力されている再生信号を判別する入力判別手段と、
    前記組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて、前記機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうち前記入力判別手段により判別された再生信号を前記表示手段に出力するように前記再生信号選択手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、入力されている再生信号が他の再生信号に切換わったことを前記入力判別手段が判別した場合に前記組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて前記他の再生信号が前記機器指定手段により指定された機器からの再生信号であるか否かを判定し、前記他の再生信号が前記機器指定手段により指定された機器からの再生信号である場合に前記他の再生信号を前記表示手段に出力するように前記再生信号選択手段を制御し、前記他の再生信号が前記機器指定手段により指定された機器からの再生信号でない場合に前記他の再生信号を前記表示手段に出力しないように前記再生信号選択手段を制御し、
    前記一または複数の機器の各々が出力する複数の再生信号は、アナログ信号およびデジタル信号を含むことを特徴とするモニタ装置。
  2. 一または複数の機器を接続可能なモニタ装置であって、
    前記一または複数の機器からの複数の再生信号のうち同じ機器からの再生信号の組み合わせを設定する組み合わせ設定手段と、
    前記一または複数の機器のうちいずれかを指定する機器指定手段と、
    前記組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて前記機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうちいずれかを選択する再生信号選択手段と、
    前記再生信号選択手段により選択された再生信号を表示する表示手段と、
    前記一または複数の機器からの複数の再生信号のうち入力されている再生信号を判別する入力判別手段と、
    前記組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて、前記機器指定手段により指定された機器からの複数の再生信号のうち前記入力判別手段により判別された再生信号を前記表示手段に出力するように前記再生信号選択手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、入力されている再生信号が他の再生信号に切換わったことを前記入力判別手段が判別した場合に前記組み合わせ設定手段により設定された組み合わせに基づいて前記他の再生信号が前記機器指定手段により指定された機器からの再生信号であるか否かを判定し、前記他の再生信号が前記機器指定手段により指定された機器からの再生信号である場合に前記他の再生信号を前記表示手段に出力するように前記再生信号選択手段を制御し、前記他の再生信号が前記機器指定手段により指定された機器からの再生信号でない場合に前記他の再生信号を前記表示手段に出力しないように前記再生信号選択手段を制御しかつ前記他の再生信号を示す情報を表示手段に表示させ、
    前記一または複数の機器の各々が出力する複数の再生信号は、アナログ信号およびデジタル信号を含むことを特徴とするモニタ装置。
  3. 前記入力判別手段は、デジタル信号に含まれる識別信号に基づいて、入力されている再生信号を判別する請求項1または2記載のモニタ装置。
  4. 複数のアナログ信号を受ける複数の第1の端子と、
    複数のデジタル信号を受ける少なくとも1つの第2の端子とをさらに備え、
    前記組み合わせ設定手段は、
    前記複数の第1の端子の各々に入力されるアナログ信号と前記少なくとも1つの第2の端子に入力される複数のデジタル信号の各々との組み合わせを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された組み合わせを記憶する記憶手段とを含む請求項1〜のいずれかに記載のモニタ装置。
  5. 前記少なくとも1つの第2の端子に入力されるデジタル信号を復号する復号手段をさらに備え、
    前記再生信号選択手段は、前記複数の第1の端子のいずれかに入力されるアナログ信号または前記復号手段により復号されたデジタル信号を選択する請求項記載のモニタ装置。
  6. 前記一または複数の機器からの複数の再生信号を識別するための識別情報を前記複数の再生信号に設定する識別情報設定手段をさらに備え、 前記組み合わせ設定手段は、前記識別情報設定手段により設定される識別情報を用いて同じ機器からの再生信号の組み合わせを設定する請求項1〜のいずれかに記載のモニタ装置。
  7. 前記識別情報設定手段は、前記複数の再生信号にそれぞれ文字列を識別情報として設定する請求項記載のモニタ装置。
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