JP4040128B2 - 遊技機および遊技機島 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤面上に打ち出された遊技媒体を該遊技盤面上に開設された受入口から回収しそれらを下方へ排出する遊技機および該遊技機を複数台並置して収容する遊技機島に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されているパチンコ機などの遊技機では、通常、遊技盤面上に打ち出された遊技媒体であるパチンコ球は、遊技盤面上に設けられたセーフ口あるいはアウト口のいずれかに入り機内に回収されるようになっている。
【0003】
セーフ口等に入って回収されたパチンコ球は、その個数を計数する計数機へ案内され、計数後にパチンコ機下部の一端部側に配された排出口から下方へ排出される。
【0004】
パチンコ機は、通常、いわゆる遊技機島と呼ばれる構造物の中段部に複数台並置されて収容されており、各パチンコ機から排出されたパチンコ球は、遊技機島の下段部に収容されている搬送ベルトによって遊技機島の中央部あるいは両端部に配置されている貯留タンクまで搬送されるようになっている。
【0005】
また、搬送ベルトの上面に近接してベルト式の研磨機を配置し、該研磨機の研磨ベルトと搬送ベルトの間にパチンコ球を挟み込んだ状態で搬送する間に、それらパチンコ球を研磨するようにした遊技機島がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の遊技機では、アウト口等から回収したパチンコ球を下方へ排出するための排出口が、パチンコ機下部の左右いずれかの一端部に固定されているので、遊技機島に設置する搬送ベルトの搬送路長が長くなったり、研磨機を適切に配置することが難しいという問題があった。
【0007】
たとえば、回収したパチンコ球の排出口がパチンコ機下部の左端に固定されているものでは、遊技機島の左端にあるパチンコ機から排出されたパチンコ球を遊技機島の中央まで搬送ベルトで搬送する場合、遊技機島の左端に配置されたパチンコ機下部の左端まで搬送ベルトを延設する必要があり、排出口がパチンコ機下部右端にある場合に比べて搬送ベルトの長さが長くなってしまう。
【0008】
また、回収したパチンコ球の排出口がパチンコ機下部の右端に固定されているものでは、遊技機島中央部の左隣にあるパチンコ機の排出口が遊技機島の中央部分にきわめて近接してしまう。したがって、右端の排出口からパチンコ球を搬送ベルト上に排出したのでは、遊技機島中央部までの搬送距離が短すぎて該パチンコ機から排出されたパチンコ球を適切に研磨することのできる位置にベルト式の研磨機を配置することができない。
【0009】
このため、島中央の左隣にあるパチンコ機から排出されたパチンコ球をガイドレール等によって一旦遊技機島の中央から離した後、搬送ベルト上へ落下させる等を行わねばならず、遊技機島の構造が複雑になるという問題があった。
【0010】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、遊技機島内の搬送ベルトの搬送路長が必要以上に長くならず、またベルト式の研磨機を適切な位置に配置することのできる遊技機島および該遊技機島に好適な遊技機を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]遊技盤面(21)上に打ち出された遊技媒体を該遊技盤面(21)上に開設された受入口から回収する遊技機(20)において、
前記受入口から回収された遊技媒体を遊技機(20)下方へ排出するための回収貯留部(41)と、該回収貯留部(41)内のパチンコ球の排出口として機能する排出筒部(42)よりなる回収排出部(40)と、
該回収排出部(40)は、前記遊技機(20)下部に取付け取外し自在に螺着したことを特徴とする遊技機(20)。
【0012】
[2]遊技盤面(21)上に打ち出された遊技媒体を該遊技盤面(21)上に開設された受入口から回収する遊技機(20)において、
前記受入口から回収した遊技媒体を下方へ排出するための排出口(401、402)を前記遊技機(20)の下部長手方向の左・右端にそれぞれ配置し、前記受入口と前記排出口(401、402)の間に、受入口から回収した遊技媒体をいずれの排出口(401、402)へ導くかを切り替える排出位置切替手段(403)を設けたことを特徴とする遊技機(20)。
【0013】
[3]遊技盤面(21)上に打ち出された遊技媒体を該遊技盤面(21)上に開設された受入口から回収しそれらを下方へ排出する遊技機(20)を複数台並置して収容する遊技機島(10)において、
前記遊技機島(10)に収容されている1または2以上の連続して配置された遊技機(20)の下方に、これら遊技機(20)から排出された遊技媒体を、並置された遊技機(20)に沿って所定方向へ搬送する搬送手段(60)を設け、前記搬送手段(60)上へ遊技媒体を排出する前記1または2以上の遊技機(20)のうち少なくとも該搬送手段(60)の搬送方向最上流側に配置された遊技機(20)に、前記受入口から回収した遊技媒体を該遊技機(20)下部長手方向の左・右端のうちいずれの位置から排出するかを切り替える排出位置切替機構(40)を設けるとともに、その排出位置を前記搬送手段(60)の搬送方向下流寄りに設定し、
前記搬送手段(60)の搬送方向上流側端部を、前記最上流側に配置された遊技機(20)から排出された遊技媒体を受け止めることのできる範囲で搬送方向下流寄りに配置することで該搬送手段(60)の搬送路長を短くしたことを特徴とする遊技機島(10)。
【0014】
[4]遊技盤面(21)上に打ち出された遊技媒体を該遊技盤面(21)上に開設された受入口から回収してそれらを下方へ排出する遊技機(20)を複数台並置して収容する遊技機島(10)において、
前記遊技機島(10)に収容されている1または2以上の連続して配置された遊技機(20)の下方に、これら遊技機(20)から排出された遊技媒体を並置された遊技機(20)に沿って所定方向へ搬送する搬送手段(60)を設け、
前記搬送手段(60)上へ遊技媒体を排出する前記1または2以上の遊技機(20)のうち少なくとも該搬送手段(60)の搬送方向最下流側に配置された遊技機(20)に、前記受入口から回収した遊技媒体を該遊技機(20)下部長手方向の左・右端のうちいずれの位置から排出するかを切り替える排出位置切替機構(40)を設けるとともに、その排出位置を前記搬送手段(60)の搬送方向上流寄りに設定し、
前記搬送手段(60)によって搬送されている遊技媒体を搬送中に研磨する研磨機(50)を前記最下流側に配置された遊技機(20)から排出された遊技媒体の落下位置よりも下流側に設けたことを特徴とする遊技機島(10)。
【0015】
前記本発明は次のように作用する。
遊技機(20)に設けた排出機構(40)は、遊技盤面(21)上に開設された受入口から回収された遊技媒体をその排出口(44)へ導き、遊技機(20)の下方へ排出する。支持機構(45)は、排出機構(40)の排出口(44)を遊技機(20)下部左端に配置した状態と、排出口(44)を遊技機(20)下部右端に配置した状態のいずれであっても排出機構(40)を支持することができるようになっている。
【0016】
したがって、排出機構(40)の支持機構(45)への取り付け方によって遊技媒体を遊技機(20)下部両端のうちいずれから排出するかを切り替えることができ、排出位置を適宜選択することで遊技機(20)下方に配置される搬送ベルト(60)の搬送路長を短くしたり、ベルト式研磨機(50)を搬送経路上の適当な位置に配置することができる。
【0017】
たとえば、排出機構(40)を、上面が開口した箱形であってその底板が一端側に向かって傾斜し、該傾斜した側の端部に遊技媒体の排出口(44)を備えるように形成し、該排出機構(40)をその排出口(44)が左右いずれに向いた状態であっても支持することができるような支持機構(45)を形成する。
【0018】
また、排出口(401、402)を遊技機(20)下部の両端にそれぞれ設けておき、受入口から回収した遊技媒体をいずれの排出口(401、402)から排出させるかを排出位置切替機構(403)によって切り替えるようにしても良い。
【0019】
このような遊技媒体の排出位置を遊技機(20)下部の左端と右端のうちのいずれかに切り替えることのできる遊技機(20)を用いれば、遊技機島(10)を以下のように構成することで、搬送ベルト(60)の経路長の最短化を図ることができる。
【0020】
すなわち、遊技機島(10)に収容されている1または2以上の連続して配置された遊技機(20)の下方に、これら遊技機(20)から排出された遊技媒体を並置された遊技機(20)に沿って所定方向へ搬送する搬送手段(60)を設け、この搬送手段(60)上へ遊技媒体を排出する1または2以上の遊技機(20)のうち少なくとも該搬送手段(60)の搬送方向最上流側に配置された遊技機(20)に、先の排出位置切替機構(40)等を設けるとともに、その排出位置を搬送手段(60)の搬送方向下流寄りに設定する。
【0021】
そして、搬送手段(60)の搬送方向上流側端部を、最上流側に配置された遊技機(20)から排出された遊技媒体を受け止めることのできる範囲で搬送方向下流寄りに配置する。
【0022】
このように、最も上流側の遊技機(20)の排出位置を下流寄りに設定することで、搬送手段(60)の上流側端部は下流寄りに設定された排出位置まで延ばせば良いことになり、搬送路長をその分短くすることができる。
【0023】
また、最も下流側の遊技機(20)からの排出位置を上流寄りに設定すれば、その排出位置から搬送路の下流側端部までの間にほぼ遊技機(20)の幅に相当するだけの搬送路長を確保することができる。そこで、該箇所に研磨機(50)を配置することで、最下流側に配置された遊技機(20)から排出された遊技媒体であっても、それを搬送手段(60)の下流側端部へ搬送するまでの間に研磨することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の各種の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における遊技機島10を示している。
遊技機島10は、遊技機としてのパチンコ機20の各種関連設備がそれぞれ内設された上段ユニット(島上段)11と下段ユニット(島下段)12の間に、複数のパチンコ機20が背中合わせに2列をなすよう配設された中段ユニット(島中段)13を配置して成る。
【0025】
遊技機島10の中央には、揚送装置30が立設されており、該揚送装置30を中心に遊技機島10は左右対称を成している。図では、下段ユニット(島下段)12の左側半分については、その内部構成を示してある。
【0026】
パチンコ機20は、前面をガラス板で覆われた遊技盤面21を備えている。遊技盤面21の下方には、遊技に供される遊技媒体であるパチンコ球を貯留するための前皿22が、さらにその下方には前皿22から溢れたパチンコ球を受け止めて貯留するための下皿23が設けられている。
【0027】
遊技盤面21には、図示しない各種のセーフ口やアウト口がなどの受入口が設けられている。またパチンコ機20の本体内部であって遊技盤面21下方に該当する箇所には、アウト口等から機内へ流入したパチンコ球を受け止め、所定箇所からそれら受け止めたパチンコ球を排出するための回収排出部40が取り付けられている。
【0028】
該回収排出部40は図2に示すように、上面の開口された箱形の形状を成す回収貯留部41を備え、該回収貯留部41の短辺を成す一方の側壁外側下部にパチンコ球の排出口として機能する排出筒部42が設けられている。また回収貯留部41の底板41aは、排出筒部42側に向けて傾斜している。
【0029】
排出筒部42は、排出されるパチンコ球の個数を計数する計数機部43と、パチンコ球を真下に向けて排出するための排出筒44とから成る。回収貯留部41の長手方向の側壁41b、41cの両端上部には、回収排出部40をパチンコ機20本体にねじ止めするためのねじ穴45が開設されている。長手方向の側壁41bに開設されたねじ穴と長手方向の側壁41cに開設されたねじ穴は、互いが対向する位置に開設されている。
【0030】
ねじ穴45を長手方向の側壁41b、41cの双方にそれらが対向するように開設してあるので、排出筒部42を左右いずれに向けた状態であっても回収排出部40をパチンコ機20本体下部に取り付けることが可能になっている。また回収排出部40は、図1に示すように排出筒44の先端部が下方へ突出するようにしてパチンコ機20の本体下部に取り付けられている。
【0031】
揚送装置30よりも左側に配置されている5台のパチンコ機20a〜20dのうち、遊技機島10の左端に配置されているパチンコ機20aについては、回収排出部40の排出筒44aが本体下部右端に配置されている。パチンコ機20b〜20eについてはそれぞれ回収排出部40の排出筒44b〜44eを本体下部左端に配置してある。
【0032】
パチンコ機20b〜20eの下方には、それぞれベルト式の研磨機50b〜50eが、またこれら研磨機50b〜50eの下方に近接して搬送ベルト60b〜60eが配置されている。搬送ベルト60は、図示しない駆動モータによって駆動され搬送ベルト60上のパチンコ球を遊技機島10の中央部へ運ぶ向きに周回するようになっている。
【0033】
研磨機50は、研磨ベルトとそれを周回させるための図示しない駆動モータとを備えている。研磨機50の研磨ベルトと搬送ベルト60は、互いのベルト面が近接するように配置されており、研磨機50の研磨ベルトと搬送ベルト60の間にパチンコ球を挟みながらパチンコ球を遊技機島10の中央側へ搬送する間にパチンコ球を研磨するようになっている。
【0034】
搬送ベルト60の下方には、これら搬送ベルト60の下流側端部から落下するパチンコ球を受け止めて貯留する貯留タンク70が配置されている。貯留タンク70内のパチンコ球は揚送装置30によって揚送され上段ユニット(島上段)11の補給タンクへと搬送されるようになっている。
【0035】
各研磨機50b〜50eの搬送路長は、パチンコ機の幅の5分の3程度の長さに設定されている。遊技機島10の中央寄りに配置されている3つの搬送ベルト60c〜60eは、その搬送路長がパチンコ機の幅よりもやや短く、上流側端部は、対応するパチンコ機20の排出筒44の真下よりもやや上流側の位置まで延びている。
【0036】
最も島端寄りに配置されている搬送ベルト60bは、その下流側端部がパチンコ機20bの左端部下方にあり、上流側端部は、島端に配置されているパチンコ機20aの右端部の回収排出部40a下方まで延びている。隣り合う搬送ベルト60の下流側の端と上流側の端は、パチンコ球が搬送ベルトから貯留タンク70へ落下できる程度の間隔が開けられている。また搬送ベルト60、研磨機50は遊技機島10の中央部側がやや下向きになるように傾斜し、かつ搬送ベルト60b〜60eの搬送路が傾斜した一つの直線上に揃うように配置してある。
【0037】
貯留タンク70は、遊技機島10の中央部から搬送ベルト60bの下流側の端よりやや島端寄りの位置に至るその上面が開口された箱型の形状を成している。貯留タンク70は、搬送ベルト60の底面に沿って斜めに配置されている。
【0038】
次に作用を説明する。
遊技者によって遊技盤面21に打ち出されたパチンコ球は、遊技盤面21上のセーフ口、アウト口からパチンコ機20の機内に回収され、各パチンコ機20の下部左端あるいは下部右端に配置されている排出筒44から下方の搬送ベルト60上へと排出される。遊技機島10の最も左端に配置されているパチンコ機20aの排出筒44aから落下したパチンコ球および、その右隣のパチンコ機20bの排出筒44bから落下したパチンコ球は、共に搬送ベルト60bの上流部へ落下し、搬送ベルト60bによって下流方向へ搬送される途中で、研磨機50bとの間に挟まれて研磨される。そして、搬送ベルト60bの下流端から貯留タンク70へと落下する。
【0039】
パチンコ機20c〜20eの回収排出部40c〜40eから落下するパチンコ球は、それぞれの下方に配置されている搬送ベルト60c〜60eによって受け止められ研磨機50c〜50eで研磨された後、搬送ベルト60c〜60eの下流端から貯留タンク70内へと落下する。
【0040】
遊技機島10内の各パチンコ機20は、図2に示すような回収排出部40を有しており、その排出筒44をパチンコ機20の下部右端に配置して取り付けるか、下部左端に配置して取り付けるかを選択することができるようになっている。ここでは、遊技機島10の左端に配置されたパチンコ機20aについてだけ、排出筒44を本体下部右側に配置してある。
【0041】
これにより、搬送ベルト60bの上流端をパチンコ機20aの右端部下方まで延ばすだけで、パチンコ機20aから排出されるパチンコ球を受け止めて搬送することができる。また、研磨機50bによってパチンコ機20aとパチンコ機20bから排出されるパチンコ球を研磨することができるので、研磨機を効率よく利用することができる。
【0042】
図3〜図8は、遊技機島内における搬送ベルト、研磨機および排出筒部の各種配置パターンを表している。図3に示した遊技機島100は、その中央部に配置されている揚送装置30に加えて、島端にも揚送装置31を有している。
【0043】
島端寄りに配置されている3台のパチンコ機110a〜110cから排出されるパチンコ球は、島端に配置された揚送装置31側へ搬送され、島中央寄りの3台のパチンコ機110d〜110fからのパチンコ球は島中央の揚送装置30へ向けて搬送される。
【0044】
パチンコ機110aの下方には、ベルト式の研磨機120aおよびこれと対を成してパチンコ球を研磨し搬送する搬送ベルト130aが配置されている。パチンコ機110aの排出筒44aは、本体下部右端に設けてあり、搬送ベルト130aの上流側端部は、排出筒44aの下方に位置している。
【0045】
このように、島端のパチンコ機110aの排出筒44aを島端と逆側、すなわち本体下部右端に設けたので、排出筒44から島端までの間に、研磨機120aおよび搬送ベルト130aを配置することが可能になっている。
【0046】
また、パチンコ機110cの排出筒44cを島端側(搬送方向下流寄り)に設けたので、搬送ベルト130bの上流端をパチンコ機110cの排出筒44c下方まで延ばすだけで、搬送ベルト130bによりパチンコ機110cから排出されるパチンコ球を受け止め搬送することができる。すなわち、排出筒44の配置が変更できず、本体下部右端に固定されているような場合には、搬送ベルト130bの上流端をパチンコ機110cの本体下部右端まで延ばす必要があるが、排出筒44cを本体下部左端に配置することで、搬送ベルト130bの搬送路長を短くすることが可能になっている。
【0047】
パチンコ機110d〜110fの下方には、パチンコ機110a〜110cの下方に配置されているものと左右対称な形態で搬送ベルトや研磨機が配置されている。排出筒44を、遊技機の本体下部両端のいずれに配置するかを任意に設定変更することができるので、このように左右対称な形態で遊技機島を構成することができる。
【0048】
図4に示す遊技機島150は、図3に示したものとほぼ同じ配置構成を成しているが、研磨機120a、120bの下方に配置される搬送ベルト130cが一体型になっている点で異なる。各パチンコ機110における排出筒44の配置は図3と同様であり、これにより、搬送ベルト130cの上流端を排出筒44cの下方位置までに短くすることが可能になっている。
【0049】
図3に示した遊技機島では、搬送ベルトを搬送ベルト130aと搬送ベルト130bに分けて構成してあるので、搬送ベルト130aを逆方向に移動させて島中央側に向けてパチンコ球を搬送するようにすれば、排出筒44aを本体下部左端に配置することが可能になる。しかし、図4のように搬送ベルトを一体型にすると、パチンコ機110aの下方だけ搬送方向を逆にすることができないので、排出筒44aを本体下部右端に配置することによって、研磨機120aによる研磨が可能になっている。
【0050】
図5に示した遊技機島200では、島中央部の揚送装置30から島端までの間に配置されているパチンコ機210a〜210eから排出されるパチンコ球を、1つの搬送ベルト220で島中央部まで搬送して回収するようになっている。島端のパチンコ機210eの排出筒44eは、搬送方向下流側、すなわち島の中央部側端部に配置してある。これにより搬送ベルト220の上流端を排出筒44eの下方までに短くすることができる
また、島中央寄りのパチンコ機210aの排出筒44aを本体下部右端に配置したので、研磨機230を、排出筒44aよりも下流側に設けることができ、該搬送ベルト220aによってパチンコ機210aから排出されたパチンコ球の研磨が可能になっている。
【0051】
図6に示した遊技機島250は、図5と同様に2つの研磨機260a、260bで片側5台のパチンコ機から排出されるパチンコ球を研磨するようになっているが、搬送ベルトを2つに分割している点で図5のものと異っている。搬送ベルト280a、280bに分けることにより、それぞれの搬送路長が短くなるので、搬送ベルトを一定以上の張力で張ることが容易になる。
【0052】
図6においても、搬送方向の最上流側に位置するパチンコ機270a、270cの排出筒44a、44cは、本体下部両端のうち搬送方向下流寄りの端部に配置してある。これにより、搬送ベルト280a、280bの搬送路長を短くすることが可能になっている。
【0053】
また、各搬送ベルトの最も下流側に位置するパチンコ機270b、270eの排出筒44b、44eは、本体下部両端のうち搬送方向上流側寄りの端部にそれぞれ配置されている。これにより、排出筒44b、44eよりも下流側に研磨機260a、260bを設置することが可能になっている。
【0054】
図7に示した遊技機島300では、比較的長い搬送路長の研磨機310を下流部に配置し、研磨機310の上流端(入口部)よりも下流側に排出されるパチンコ球を、一旦、ガイドレール320で受け止めて研磨機310の入口部よりもさらに上流の位置まで運び、その後、搬送ベルト330上へ落下させている。島端のパチンコ機340の排出筒44は、図5の場合と同様に本体下部左端に配置してあり、搬送ベルト330の搬送路長を短くするのに貢献している。
【0055】
図8に示した遊技機島350は、島中央部に揚送装置が無く、島の両端に揚送装置32,33が設けられている。したがって、各パチンコ機360から排出されるパチンコ球を、それぞれ近い方の島端へ搬送するようになっている。島左側に配置された搬送ベルト370aの最上流部に位置するパチンコ機360fの排出筒44fは、パチンコ機360fの本体下部左端に、搬送ベルト370bの最上流部に位置するパチンコ機360gの排出筒44gは、その本体下部右端に配置されている。これにより、対応する搬送ベルト370a、370bの搬送路長の短縮化が図られている。
【0056】
各搬送ベルト370a、370bのそれぞれ最も下流側に位置するパチンコ機360a、360kの排出筒44a、44kを、対応する搬送ベルトの搬送方向上流側に配置したので、それら排出筒44a、44kよりも下流側にそれぞれ研磨機380a、380bを設置することができるようになっている。
【0057】
図9は、回収排出部の他の一例を示したものである。図9では、回収排出部400の断面を示して有る。回収排出部400は、両端にそれぞれ排出口部401、402を備えており、上部から受け入れたパチンコ球をいずれの排出口部から排出するかを切替シャッタ403で選択するようになっている。
【0058】
切替シャッタ403を垂直に立てることにより、排出口部401の入口が切替シャッタ403によって閉じられるとともに、上部底板404の左端に開口部405が現れ、受け入れたパチンコ球は排出口402から排出される。一方切替シャッタ403によって上部底板404の開口部405を閉じると、排出口部401側へとパチンコ球が流れるようになる。
【0059】
このほか、排出筒44をフレキシブルパイプで形成し、その長さをパチンコ機20の幅程度に設定するようにしても良い。これにより排出筒44の先端部を本体下部両端のいずれにでも自在に配置することが可能になる。
【0060】
以上説明した実施の形態では、排出筒部からアウト口あるいはセーフ口から機内に流入したパチンコ球を排出するようにしたが、賞球計数機をパチンコ機ごとに設けるような場合には、該賞球計数機から流入するパチンコ球を搬送ベルト上へ排出するようにしても良い。この場合には、賞球計数機からのパチンコ球の排出口をパチンコ機本体下部両端のいずれにでも配置できるように構成する。
【0061】
実施の形態で示した遊技機島の配置構成や回収排出部は一例であり、これらに限定されるものではない。
【0062】
【発明の効果】
本発明にかかる遊技機および遊技機島によれば、セーフ口等から回収した遊技媒体を、遊技機下部の左右両端のうち、いずれの端部から排出するかを切り替えることができるので、島の構成に応じて排出位置を適宜選択することで遊技機下方に配置される搬送ベルトの搬送路長を短くしたり、ベルト式研磨機を搬送経路上の適当な位置に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機島を示す正面図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係る遊技機で用いる回収排出部を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る他の一の遊技機島を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る他の一の遊技機島を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る他の一の遊技機島を示す正面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る他の一の遊技機島を示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る他の一の遊技機島を示す正面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る他の一の遊技機島を示す正面図である。
【図9】回収排出部の他の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10…遊技機島
11…上段ユニット(島上段)
12…下段ユニット(島下段)
13…中段ユニット(島中段)
20、20a〜20e…パチンコ機
21…遊技盤面
30…揚送装置
40、400…回収排出部
41a…底板
42…排出筒部
43…計数機部
44…排出筒
45…ねじ穴
50b〜50e…研磨機
60b〜60e…搬送ベルト
70…貯留タンク
403…切替シャッタ
404…上部底板
Claims (4)
- 遊技盤面上に打ち出された遊技媒体を該遊技盤面上に開設された受入口から回収する遊技機において、
前記受入口から回収された遊技媒体を遊技機下方へ排出するための回収貯留部と、該回収貯留部内のパチンコ球の排出口として機能する排出筒部よりなる回収排出部と、
該回収排出部は、前記遊技機下部に取付け取外し自在に螺着したことを特徴とする遊技機。 - 遊技盤面上に打ち出された遊技媒体を該遊技盤面上に開設された受入口から回収する遊技機において、
前記受入口から回収した遊技媒体を下方へ排出するための排出口を前記遊技機の下部長手方向の左・右端にそれぞれ配置し、
前記受入口と前記排出口の間に、該受入口から回収した遊技媒体をいずれの排出口へ導くかを切り替える排出位置切替手段を設けたことを特徴とする遊技機。 - 遊技盤面上に打ち出された遊技媒体を該遊技盤面上に開設された受入口から回収しそれらを下方へ排出する遊技機を複数台並置して収容する遊技機島において、
前記遊技機島に収容されている1または2以上の連続して配置された遊技機の下方に、これら遊技機から排出された遊技媒体を並置された遊技機に沿って所定方向へ搬送する搬送手段を設け、
前記搬送手段上へ遊技媒体を排出する前記1または2以上の遊技機のうち少なくとも該搬送手段の搬送方向最上流側に配置された遊技機に、前記受入口から回収した遊技媒体を該遊技機下部長手方向の左・右端のうちいずれの位置から排出するかを切り替える排出位置切替機構を設けるとともに、その排出位置を前記搬送手段の搬送方向下流寄りに設定し、
前記搬送手段の搬送方向上流側端部を、前記最上流側に配置された遊技機から排出された遊技媒体を受け止めることのできる範囲で搬送方向下流寄りに配置することで該搬送手段の搬送路長を短くしたことを特徴とする遊技機島。 - 遊技盤面上に打ち出された遊技媒体を該遊技盤面上に開設された受入口から回収しそれらを下方へ排出する遊技機を複数台並置して収容する遊技機島において、
前記遊技機島に収容されている1または2以上の連続して配置された遊技機の下方に、これら遊技機から排出された遊技媒体を並置された遊技機に沿って所定方向へ搬送する搬送手段を設け、
前記搬送手段上へ遊技媒体を排出する前記1または2以上の遊技機のうち少なくとも該搬送手段の搬送方向最下流側に配置された遊技機に、前記受入口から回収した遊技媒体を該遊技機下部長手方向の左・右端のうちいずれの位置から排出するかを切り替える排出位置切替機構を設けるとともに、その排出位置を前記搬送手段の搬送方向上流寄りに設定し、
前記搬送手段によって搬送されている遊技媒体を搬送中に研磨する研磨機を前記最下流側に配置された遊技機から排出された遊技媒体の落下位置よりも下流側に設けたことを特徴とする遊技機島。
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JP32722096A JP4040128B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 遊技機および遊技機島 |
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Family Applications (1)
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-
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- 1996-12-06 JP JP32722096A patent/JP4040128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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