JP4039953B2 - 市販のオフセットコート媒体に印刷するための水性インクジェットインク組成物 - Google Patents

市販のオフセットコート媒体に印刷するための水性インクジェットインク組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、市販のオフセットコート媒体上に印刷するための水性インクジェットインク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータプリンタの技術は、極めて高解像度の画像を各種媒体に転写し得るところまで発達した。印刷(方式)のうちある特定のタイプは、ディジタル信号に応じて表面上に液体インクの小滴を配置することを必要とする。典型的には、印刷装置と表面との間の物理的な接触なしにその表面上に液体インクを配置するか又は噴射するものである。印刷表面上にインクジェットインクを堆積させる方法は、システム毎にさまざまである。しかし、2つの主要なシステムとしては、連続(方式)のインク堆積とドロップ−オン−デマンド(方式)のインク堆積がある。
【0003】
連続(方式)の印刷システムに関し、使用されるインクは、典型的に、メチルエチルケトン及びエタノールのような溶媒を基剤とする。特に、連続(方式)の印刷システムは、インク液滴の流がプリンタノズルによって導かれ且つ射出されることにより機能する。インク滴は、加えて、ノズルに近接した静電荷電装置の支援によって導かれる。インクが所望の印刷表面上で使われない場合は、そのインクは後の使用のためにリサイクルされる。ドロップ−オン−デマンド(方式)の印刷システムに関し、インクジェットインクは、典型的に、水とグリコールを基剤とする。本来、これらのシステムでは、インク滴は、熱又は圧力波によってノズルから送り出される。加えて、インク滴の全てが印刷画像形成に使われ且つ必要時に射出される。
【0004】
インクジェット印刷が、種々の媒体、特に紙の上に画像を記録するポピュラーな方法となった理由が幾つかある。それらの幾つかの理由には、低雑音、高速記録能力、及び多色記録が含まれる。加えて、これらの利点は、使用者にとって比較的低価格で実現できることである。一方、インクジェット印刷において多数の改良がなされてはいるが、この改良に伴って、インクジェット印刷上の諸要求、例えば、より高速度、より高分解能、フルカラー画像形成等、に関する要望も高まっている。
【0005】
印刷表面又は基体と関連してプリンタインクを評価する時に考慮すべき特性が幾つかある。そのような特性には、幾つか挙げれば、(a)表面上の画像におけるエッジの鋭さ及び光学濃度、(b)基体上でのインクの乾燥時間、(c)基体への付着性、(d)インク滴の偏移が無いこと、(e)全ドットが存在すること、(f)乾燥後のインクの水及びその他の溶媒に対する耐性、(g)長期貯蔵安定性、及び(h)腐食又はノズル詰まりの無い長期信頼性が含まれる。特性についての上記リストは達成する価値のある目標を与えるものであるが、上記特性の全てを満足させることは困難である。しばしば、上記特性の1つを満足させようとして1つのインク成分を含有させると、別の特性が満たされなくなることがある。従って、インクジェット印刷に使用されるほとんどの市販インクは、上に挙げた諸要件の全てを満す上で少なくとも適切な応答を得ようとする試みの妥協の産物である。
【0006】
インクジェット印刷に使用される紙は、典型的に、高いインク吸収率を有するように設計された高品質又は上質紙を包含するものであった。これらの紙は、インクジェットインクをすぐに吸収でき且つ急速に乾燥できるため、ある点では、インクジェット印刷用として機能上優れている。しかし、こうした紙では多くの場合、くっきりした(crisp)又はシャープな画像は得られない。写真に見られるような高い印刷品質と画像品質を得るために、水性インクと有効に作用する特殊媒体が開発されている。例えば、種々のコーティング技術が現在用いられており、それらは、ゾル−ゲル及び多層被覆システムを用いて、水性インクジェットインクと共に使用できるようにした紙を作製するものである。
【0007】
逆に、市販のオフセット紙に関して、非多孔性の平滑表面は、くっきりした画像について良好な印刷用表面を提供することができる。しかし、市販のオフセットコート紙は、オフイス普通紙及びインクジェット媒体用として特に設計された写真又は光沢紙とは著しく異なっている。典型的には、市販のオフセット媒体に関し、平滑な非多孔性表面は、液体が浸透するのにより時間を要するコーティングによって形成される。このため、より多くの乾燥時間が要求される。これは、一つには水性インクが乾燥するのに典型的に要求される(オフイス用紙及びある種のインクジェット用紙でのインク浸透に利用される毛管タイプの吸収とは対照的な)拡散型吸収に起因する。多くの場合、オフセットコーティングは、特にインクジェットインク用として設計されたペーパーコーティング、例えばポリビニルアルコールのような水溶性ポリマーより疎水性であるポリマー、例えば、スチレン−ブタジエン系(ポリマー)を含む。従って、オフセットコーティングは、一般に、疎水性であり、浸透性に劣り、且つ平滑/非多孔性であるため、オフセットコーティングは、水性インクと相互作用しにくい傾向がある。さらに、グリコール及びジオールのような古典的インクジェット溶媒は、これらのコーティング上では十分に機能しない傾向があり、長い乾燥時間と僅かな拡散性を呈する。オフセット用媒体に使用されるポリマーの例としては、ラテックスバインダー、ポリスチレン、ポリオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブタジエン)、ポリエステル(PET)、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、及び/又はポリ(無水マレイン酸)が含まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
標準の水性インクジェットインクを使用する時は、前述のように、市販のオフセット用媒体に対しては劣等な性能が典型的に現れる。例えば、いくつかの染料基剤のカラーインクは、オフセット用紙中に深く浸透し、色の鈍化(低彩度)が生ずるだけでなく、印刷品質の低下を来す。その他の水性インクは、ブルーム即ち長時間にわたって水平方向に移動する傾向がある。加えて、多くの顔料型インクは、極めてゆっくりと乾燥する傾向があり、24時間以上かかるものもある。ある場合には、24時間後でも、乾燥したプリントサンプルは依然としてべとついたままである。その他、コアレッセンス(凝結)、ブラック対カラー、カラー対カラーの不十分なブリードコントロール(にじみ制御)、及びハローを含む多数の印刷上の欠陥も問題になることがある。結果として、多くの既知の水性インクジェットインクは、市販のオフセット用紙のようなオフセット用媒体と共に使用する時は、受け容れることができなくなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
インク着色剤と、有効量の少なくとも1つの界面活性剤と、有効量の少なくとも1つの非プロトン性極性溶媒とを含有しており、溶媒は分子量40〜1500の分子から成る、オフセット用媒体に印刷するための水性インクジェットインク組成物を開示する。任意に、ここに記載するインクジェットインク組成物は、さらに、有効量の非プロトン性でない極性溶媒を含有することができる。使用される非プロトン性極性溶媒と非プロトン性でない極性溶媒は、独立に、5〜20デバイ(D)の極性を有していてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を開示・記述する前に、本発明は、ここに開示された特定の処理ステップ並びに材料に限定されないことを理解すべきである。何故なら、前述の処理ステップ並びに材料は、多少、変えてもよいからである。また、ここに用いられる用語は、特定の実施態様を記述するだけの目的で用いられていることを理解すべきである。本発明の範囲が前出の特許請求の範囲及びそれと同等のものによってのみ限定されることから、当該用語は限定することを意図したものではない。
【0011】
本明細書(特許請求の範囲を含む)において単数で示されているものは、その内容が別途明確に指示されない限り、その語の意味する複数のもの(同等のもの)を包含していることに留意すべきである。
【0012】
「非プロトン性(aprotic)」は、プロトンを生じさせたり又は受け取ったりしないような溶媒を記述するのに使用される。典型的には、非プロトン性溶媒は、強力な電気陰性元素の原子、例えば、窒素及び酸素等に水素原子が結合していない分子からなる。従って、分子間に水素結合の相互作用が生ずることはない。
【0013】
「界面活性剤」は、親水性及び疎水性セグメントを含む化合物である。従って、界面活性剤を水又はその他のある種の溶媒に添加すると、その系の表面張力を減ずることができる。一般に、界面活性剤は、系を湿潤にし、乳化し、分散し、発泡させ、洗浄し、又は潤滑することを含む複数の目的に用いることができる。
【0014】
「極性」は、電子分布が一様でないか又は非対称であり、静電相互作用を果たすことができる化学的配置を有する任意の分子を含む。水より大きい高い双極子モーメントを有する分子が好ましい。より好ましくは、5デバイ〜20デバイの極性値(即ち、双極子モーメント)を有する分子である。
【0015】
本発明の目的では、「低分子量」は、溶媒中に含まれる個々の分子が持つ、40〜1500の分子量を意味する。
【0016】
「インク着色剤」は、染料と顔料の両方を包含するものとする。
【0017】
「MMC」又は「巨大分子発色団(macro−molecular chromophore)」は、水溶性となるよう改質された顔料粒子を意味する。改質後は、得られるMMCの表面は、アニオン発色団については、カルボン酸塩、リン酸塩、及び/又はスルホン酸塩の官能性、そしてカチオン発色団については、アンモニウム、第四アンモニウム、又はホスホニウムの官能性で構成される。従って、本発明と併用するのに好まれるところの(結果得られる)MMC(即ち、顔料粒子)は、水溶性の酸性及び塩基性染料と同様の溶解度を有することになる。
【0018】
特定の種類の溶媒の少なくとも1つと、任意の界面活性剤の少なくとも1つを、使用される水性インクジェットインクと組合せることで、オフセット用媒体上で許容できる程度に挙動する水性インクジェットインクを調整できる。詳細には、多くの標準規格のブラック及び/又はカラーインクジェットインクは、オフセット用媒体上で、特に、多くの市販のオフセットプリンタ用紙上で、意にかなう方法で挙動するように改質することができる。このようなインクは、優れた印刷品質、著しいハローを無くしたブラック対カラー及びカラー対カラーのブリードコントロール(にじみ制御)、及び際だったコアレッセンス(凝結)をなくすことができる。さらに、当該インクは、印刷後数分のうちに乾燥できる。これは、乾燥に数時間を要している典型的なインクジェットインクと対照的である。
【0019】
特に、一実施態様において、オフセット用媒体に印刷するための水性インクジェットインク組成物が開示され、これはインク着色剤と、有効量の少なくとも1つの界面活性剤と、有効量の少なくとも1つの非プロトン性極性溶媒とを含有しており、溶媒は分子量40〜1500の分子から成る。任意に、当該組成物は、さらに、有効量の非プロトン性でない極性溶媒を含有することもできる。非プロトン性でない極性溶媒が付加される場合、目的に合うどのような溶媒も機能を果たせる量で用いることができる。例えば、ジプロピレングリコールのような非プロトン性でない極性溶媒を1%〜40%用いることができる。
【0020】
非プロトン性極性溶媒は、機能を果たせる如何なる非プロトン性極性溶媒であってよい。一般に、非プロトン性極性溶媒は、陽イオンを溶媒和すると同時に、イオン性化合物を溶解するものである。それらが陽イオンを溶媒和するのは、それらの負の端部を陽イオンのまわりに配向させ、そしてその陽イオンの空軌道に非共有電子対を供与することによる。非プロトン性溶媒は水素結合を形成することができないため、及びそれらの正電荷中心は陰イオンとのいかなる相互作用からも十分に保護されるため、非プロトン性溶媒は、陰イオンを感知できる程度までは溶媒和しない。従って、これらの溶媒を用いると、陰イオンは、溶媒分子の層によって妨げられず、且つ、それ故に、それらは溶媒和によって殆ど安定化されない。これらのむきだしの陰イオンは、塩基並びに求核剤として極めて反応性である。
【0021】
求核性は、求核剤がどれだけ十分に有機分子に近づくかということと関係がある。求核剤が強力なら、不可避的に生ずる何らかの電子反発を最小にする能力は高められるであろう。これは、遷移状態の活性化自由エネルギーを低下させる傾向があるエネルギー障壁がそれ程大きくない故、生成物の形成は容易になる。強力な求核剤は、劣った又は弱いと称される求核剤より速く反応する。負に帯電した求核剤は、同じ中心原子を有する中性の求核剤より強力になる傾向がある。
【0022】
好ましい非プロトン性溶媒は、幾つか挙げれば、アミド、スルホキシド、及びニトリルを含む。特に好ましい非プロトン性極性溶媒は、ホルムアミド、メチルホルムアミド、メチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミド、イソプロピルホルムアミド、ジブチルホルムアミド、メチルアセトアミド、ジメチルアセトアミド、エチルアセトアミド、イソプロピルアセトアミド、プロパンニトリル、ジメチルイミダゾリジン−2−オン、テトラメチル尿素、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、テトラヒドロフラン、フルオラド、アセチルエタノールアミン、メチルプロピオンアミド、ジメチルプロピオンアミド、イソプロピルプロピオンアミド、エチルプロピオンアミド、ジエチルプロピオンアミド、エチルブタンアミド、プロピルブタンアミド、ブチルブタンアミド、及びそれらの組合せから成る群から選択されるものを含む。例えどの非プロトン性極性溶媒(又は非プロトン性極性溶媒の組合せ)が使用されても、組成物中に存在する全量(含量)は、好ましくは、5wt%〜40wt%である。
【0023】
本発明は、界面活性剤を有効量で必要とするだけであるが、1wt%〜10wt%が好ましい。イオン性又は非イオン性の界面活性剤の何れも使用できるが、少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と第二の共界面活性剤(co-surfactant)を使用することにより、優れた結果をもたらすことができる。これらの界面活性剤は、オフセット用紙又はその他の媒体を湿潤させると同時に乾燥時間と拡散効果を改善するために添加されるものである。使用できる好ましい界面活性剤は、エトキシル化オクチルフェノール、アルキルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノール、シリコーングリコールコポリマー、ポリアルキレンオキシド改質ポリジメチルシロキサン、エトキシル化テトラメチルデシンジオール、第二級アルコールエトキシレート、エトキシル化トリメチルノナノール、ポリオキシエチレンエーテル、エチレンオキシド/プロピレンオキシドコポリマー、フルオロ界面活性剤、及びそれらの組合せを含む。
【0024】
非プロトン性極性溶媒を選択する際、その溶媒は、高い双極子モーメント、即ち、水のそれより大きい双極子モーメントを示すことが望ましい。5〜20デバイ(D)が好ましい。加えて、インク着色剤を選択する際は、染料もしくは顔料の何れかを有効量で用いることができる。顔料を使用する時は、巨大分子発色団(MMC)が好ましい。一方、全インク着色剤の2wt%〜6wt%の使用が好ましい。この範囲は、単一着色剤であっても、又は着色剤の組合せ、例えば、複合染料又は複合顔料であってもよい。
【0025】
【実施例】
以下の実施例は、現在最も良くわかっている発明の実施態様を説明するものである。しかし、同様に本発明の範囲内にあるその他の実施態様を実施してもよい。
【0026】
実施例1
10μlの液滴を作るピペットを用いて、種々の非プロトン性極性アミドをオフセットコート紙表面上に載せた。液滴を用紙上に載せた後、初期湿潤/拡散と乾燥時間を目視により測定した(表1参照)。加えて、初期ドットサイズと最終ドットサイズも目視により測定した(表2参照)。乾燥時間は、液滴を媒体上に載せた時から全ての液体がその媒体表面から見えなくなった時まで、即ち、浸透及び/又は蒸発によって消えるまでに要した時間を測定して決めた。使用した3種類のオフセットコート紙は、(エス・ディ・ワーレンから入手の)Lustro Laser Gloss(表1及び2中、「Lustro」と示す)、(チャンピオン ペーパーズから入手の)Kromecote(表1及び2中、「Kromecote」と示す)、及び(アップルトン ペーパーズから入手の)Utopia Dull(表1及び2中、「Utopia Dull」と示す)であった。全ての測定は周囲条件で実施した。以下に示す表1及び2中の「不可」は、許容し得ない湿潤具合を示し、「可」は、かろうじて許容できる湿潤具合を示し、「良」は、許容できる湿潤具合を示し、そして「優」は優れた湿潤具合を示す。
【0027】
【表1】
Figure 0004039953
【0028】
【表2】
Figure 0004039953
【0029】
このデータを利用して、市販のオフセットコート媒体への印刷に実用的な幾つかのインクジェットインク調合物を作製した。特に、低分子量の非プロトン性極性溶媒を使って、実施例2〜6に開示するようにオフセット用媒体上で十分機能する幾つかの水溶性の染料及び顔料を基剤としたインクを作製した。
【0030】
実施例2
約2.5wt%の顔料red 122と、7.5wt%のスルホランと、5wt%のアセトニトリルと、5wt%のTergitol(商標)15−s−12(界面活性剤)と、80wt%の水を混合してインクジェットインク調合物を作製する。この調合物は、市販のオフセットプリンタ用紙上に印刷する赤色のインクジェットインクとなり、優れた印刷品質で、ハローがなく、コアレッセンスも僅かで、且つ比較的速い乾燥時間を呈するものである。
【0031】
実施例3
約6wt%の顔料violet 19と、1wt%のスルホランと、5wt%のアセトニトリルと、1wt%のTergitol(商標)15−s−9(界面活性剤)と、87wt%の水を混合してインクジェットインク調合物を作製する。この調合物は、種々の市販のオフセットプリンタ用紙上に印刷するインクジェットインクとなり、優れた印刷品質で、ハローもコアレッセンスも僅かで、且つ比較的速い乾燥時間を呈するものである。
【0032】
実施例4
約3wt%のacid blue 9と、5wt%のアセトニトリルと、10wt%のTergitol(商標)15−s−5(界面活性剤)と、82wt%の水を混合してインクジェットインク調合物を作製する。この調合物は、種々のブランドの市販のオフセットプリンタ用紙上に印刷する青色のインクジェットインクとなり、優れた印刷品質で、ハローがなく、コアレッセンスも僅かで、且つ比較的速い乾燥時間を呈するものである。
【0033】
実施例5
次の成分を混合してインクジェットインクを作製した。25wt%のN−エチルアセトアミド、10wt%のジプロピレングリコール、5wt%のTergitol(商標)15−s−5(界面活性剤)、1.7wt%のProjet(商標)cyan(Na塩の形)、0.6wt%のacid blue 9(Na塩の形)及びバランス量の脱イオン水。
【0034】
実施例6
次の成分を混合してインクジェットインクを作製した。25wt%のN−エチルアセトアミド、10wt%のジプロピレングリコール、5wt%のTergitol(商標)15−s−5(界面活性剤)、2.5wt%のProjet(商標)yellow 1G、0.6wt%のacid yellow 23(TMA塩の形)、及びバランス量の脱イオン水。
【0035】
実施例7
実施例2〜6で作製したインクをHP2000Cプリンタから種々のオフセットコート紙上へ噴射させた。特に、(エス・ディ・ワーレンから入手の)LUSTRO(商標)Laser gloss、(コンソリデーテッド ペーパーズから入手の)PRODUCTOLITH(商標)、(SAPPIから入手の)MAGNO(商標)、(アップルトン ペーパーズから入手の)UTOPIA(商標)Dull、及びヒューレットパッカード社のパンフレット及びチラシ用紙、両面光沢(p/n# C6817A)を使用した。乾燥時間の測定は周囲条件で実施した。
【0036】
乾燥時間の試験で辿った手順は次の通りであった。最初に、実施例4〜6のインクを使って、塗りつぶしたバー・パターンをそれぞれの紙サンプル上に印刷した。各バーの大凡の寸法は、各カラーについて幅約0.25インチ長さ約8インチであった。HP2000Cに典型的に用いられる標準のインクジェットインクも乾燥時間試験についての比較として試験した。この試験では、ブラックインクは評価しなかった。約45秒以内でプロットを印刷するところの「プレミアム インク−ジェット媒体−ノーマル」印刷モードを使って各プロットを印刷した(このパターンについて、インク密度は、赤、緑、及び青色のバーについて、約128ピコリットル/300ドット/インチピクセルである)。プロットを終了後、同じ種類のコート(された)媒体10枚を、印刷後すぐに塗りつぶしたバー・パターン上に載せた。数分後、そのブランクシートを取り除き、そしてプリントバーと接触していたそのシートによりカラーインク移りを検査した。インクの転写が少ないほど、インクの乾燥が速いことを示す。下表(表3)は、各インク試験について生じたインク移り量を要約したものである。パーセント(%)で表した値は、吸い取ったシートに移った塗りつぶし面積の近似量を示す。
【0037】
【表3】
Figure 0004039953
【0038】
上の表3に示したように、実施例2〜6で得られたインクは、乾燥性能に関して、コントロールインクに比べて顕著な改善を示している。
【0039】
市販のオフセット用紙との併用に関して本願発明のインクジェットインクが特に優れていることを説明するため、コントロール用インクと実施例2〜6のインクの両方を「普通紙−ノーマル」印刷モードを使ってWeyshauserレーザーコピー用オフイス用再生紙に印刷した。両方のインクとも優れた印刷品質及び同様のエッジの鋭さを示した。
【0040】
一定の好ましい実施態様を参照して本発明を説明してきたが、様々な修正、変更、省略、及び置換は本発明の精神から逸脱することなく成し得るということは、当業者には明らかであろう。それ故、本発明は前出の特許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。

Claims (9)

  1. オフセット用媒体に印刷するための水性インクジェットインク組成物において:
    a) インク着色剤、
    b) 有効量の少なくとも1つの界面活性剤、及び
    c) チルホルムアミド、メチルアセトアミド、アセトニトリル、スルホラン、ジメチルホルムアミド、イソプロピルホルムアミド、ジブチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、エチルアセトアミド、イソプロピルアセトアミド、メチルプロピオンアミド、ジメチルプロピオンアミド、イソプロピルプロピオンアミド、エチルプロピオンアミド、ジエチルプロピオンアミド、エチルブタンアミド、プロピルブタンアミド、ブチルブタンアミド、及びそれらの組合せから成る群から選択される、有効量の少なくとも1つの非プロトン性極性溶媒
    を含有し、前記溶媒が分子量40〜1500の分子からなる水性インクジェットインク組成物。
  2. オフセット用媒体に印刷するための水性インクジェットインク組成物において:
    a) 2wt%〜6wt%のインク着色剤、
    b) 1wt%〜10wt%の界面活性剤、
    c) チルホルムアミド、メチルアセトアミド、アセトニトリル、スルホラン、ジメチルホルムアミド、イソプロピルホルムアミド、ジブチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、エチルアセトアミド、イソプロピルアセトアミド、メチルプロピオンアミド、ジメチルプロピオンアミド、イソプロピルプロピオンアミド、エチルプロピオンアミド、ジエチルプロピオンアミド、エチルブタンアミド、プロピルブタンアミド、ブチルブタンアミド、及びそれらの組合せから成る群から選択される、5wt%〜40wt%の分子量40〜1500の分子からなる非プロトン性極性溶媒、及び
    d) 1wt%〜40wt%の分子量40〜1500の分子からなる非プロトン性でない極性溶媒
    を含有する水性インクジェットインク組成物。
  3. さらに、有効量の非プロトン性でない極性溶媒を含有する請求項1に記載の水性インクジェットインク組成物。
  4. 前記の非プロトン性でない極性溶媒が、ジプロピレングリコールである請求項2又は3に記載の水性インクジェットインク組成物。
  5. 前記の非プロトン性極性溶媒がアミドである請求項1又は2に記載の水性インクジェットインク組成物。
  6. 前記界面活性剤は、エトキシル化オクチルフェノール、アルキルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノール、シリコーングリコールコポリマー、ポリアルキレンオキシド改質ポリジメチルシロキサン、エトキシル化テトラメチルデシンジオール、第二級アルコールエトキシレート、エトキシル化トリメチルノナノール、ポリオキシエチレンエーテル、エチレンオキシド/プロピレンオキシドコポリマー、フルオロ界面活性剤、及びそれらの組合せから成る群から選択される請求項1又は2に記載の水性インクジェットインク組成物。
  7. さらに、有効量の第二の共界面活性剤を含む請求項1又は2に記載の水性インクジェットインク組成物。
  8. 前記非プロトン性極性溶媒は、5〜20デバイ(D)の極性を有する請求項1又は2に記載の水性インクジェットインク組成物。
  9. 前記インク着色剤は、1つ又はより多くの水溶性となるよう改質された顔料粒子である請求項1又は2に記載の水性インクジェットインク組成物。
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