JP4039912B2 - 自動販売機の庫内壁構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機の庫内壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、缶入り飲料、壜入り飲料、ペットボトル飲料等の商品を販売する自動販売機は、特開2001−243531に開示されるように、板金製の背板、左右側板、天井板、中底板、底板のうち、背板、左右側板、天井板、中底板から構成される外箱の内面側に、断熱材を介在して板金製の背内板、左右内側板、内天井板、内底板をリベットなどの接合手段を用いて組付けて内箱を形成、つまり、外箱の内側に設けた断熱材の全面に板金製の板を覆う内箱構造を形成して、冷却保温、及び、加熱保温した商品を提供することができる構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構造の自動販売機の製作においては、部品点数、組立手間等が多い問題があり、部品点数、重量、組立手間の削減化を図って製作コストを削減したい課題が存在している。
また、内側の面が鋼板すなわち熱の良導体で作成されているため、外箱との断熱を確実にするために、シール部材等を用いて断熱漏洩を抑制する必要があるものであった。
【0004】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、部品点数、組立手間の削減化を図って製作コストの削減化を可能にするとともに、熱漏洩を起こし難い自動販売機の庫内壁構造を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
動販売機の庫内壁構造において、前面が開口する板金製の外箱の背板、左右側板、天板の内側に対応して少なくとも庫内側の表面に防水層を形成する断熱ボードを添設状態に配備して、内背壁、左右内側壁、内天壁、内底壁からなる庫内壁の主要部を構成してもよい。
【0006】
[作用]
記構成によれば、内箱の主要部が、結露対策がなされた断熱ボードによって構成される。
【0007】
[効果]
そのため、従来の自動販売機の庫内壁構造のように、外箱の内側に設けた断熱材の全面に板金製の板を覆う内箱構造のものに比べて、同様の庫内機能を持ちながら部品点数の削減化、内箱重量の軽量化、製造手間を削減して、製作コストの削減化を図ることができるとともに、熱漏洩の発生しにくい、すなわち,省エネルギー効果を高めることができる。
【0008】
動販売機の庫内壁構造において、前記内底壁が、底板上の所定高さ位置に固着配備された外箱を構成する板金製の中底板上に配備された中底用断熱材と、左右端に左右内側壁に対面する補強側板を折り曲げ形成するとともに、中底板との対面間に中底用断熱材を挟み込む状態で外箱に連結された板金製の内中底板とから構成されていてもよい。
【0009】
[作用]
記構成によれば、板金製の内中底板が外箱の連結された牢固な構造部分になっているので、内底壁を機器装置類等の重量物の支持部に利用することができる。
【0010】
[効果]
そのため、従来の自動販売機と同様に、内底壁を、冷却装置、加熱装置、冷却風或いは加熱風を送風する送風機、商品取り出し口に商品を案内するシュート等の機器装置類の取り付け部として利用することが可能になるとともに、例えば、従来の機器装置類における取り付け構造をそのまま採用することもでき、そのような場合、扱いなれた製作慣習部を残すこともできるので、製作の迅速化を図ることが可能となる。
【0011】
動販売機の庫内壁構造において、前記防水層が、防水性樹脂シートからなっていてもよい。
【0012】
[作用]
記構成によれば、内箱庫内に結露が生じることがあっても、防水専用の熱の不良導体である防水性樹脂シートによって防水層が形成されるので、熱漏洩を防止する断熱性を有しながら結露水を断熱材にしみこませるようなことを阻止することができるので、断熱材の性能を変動させるようなことを防止することができる。
【0013】
[効果]
従って、断熱材の品質や性能を長期にわたって維持することができ、信頼性の高い内箱構造を提供することができる。
〔1〕本発明の請求項1による自動販売機の庫内壁構造の特徴構成は、
前面が開口する板金製の外箱の背板、左右側板、天板の内側に対応して少なくとも何れかの面における庫内側の表面に防水層を形成する断熱ボードを添設状態に配備して、内背壁、左右内側壁、内天壁、内底壁からなる庫内壁の主要部を構成する自動販売機の庫内壁構造であって、
前記内底壁が、底板上の所定高さ位置に固着配備された外箱を構成する板金製の中底板上に配備された中底用断熱材と、中底板との対面間に中底用断熱材を挟み込む状態で外箱に連結された板金製の内中底板とから構成され、
前記中底板の上方空間には、商品を払出落下可能な商品在庫用の商品収納ラックが配備されており、中底板の上方空間における商品収納ラックの下方には、商品収納ラックの下部から払出落下された商品を前記外箱の前面を覆う扉体の商品取出口に案内する商品払出用空間が形成され、
前記左右内側壁が、前記左右側板の内側に前記断熱ボードを添設状態で配備して、庫内側の表面に断熱ボードが露出する構造で構成されているとともに、
前記内中底板の左右端には、前記外箱の左右内側壁に対面する補強側板が、それの上端面の上方に左右内側壁における断熱ボードの露出部分が存在するように、前記商品払出用空間の左右側面を覆う状態で前記商品収納ラックの下部に前記上端面が側方視において重合する高さで立ち上げ形成されている点にある。
〔2〕本発明の請求項2による自動販売機の庫内壁構造の特徴構成は、
前記補強側板には、前記庫内壁の内背板との間に商品温調用空気の通気路を形成するダクト形成板を所定位置に係止保持する係止片が打ち出し形成されている点にある。
〔3〕本発明の請求項3による自動販売機の庫内壁構造の特徴構成は、
前記補強側板には、前記商品払出用空間において前記商品取出口に案内される商品からハーネスを保護するハーネスカバーを取り付けるための取り付け孔が形成されている点にある。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔実施形態〕
以下、本発明の自動販売機の庫内壁構造を適用した一実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、図1、図2に示すように、例えば、缶入り飲料、壜入り飲料、ペットボトル飲料等の商品を販売する自動販売機Aに本発明を適用したものであり、この自動販売機Aを概略すれば、例えば、外箱E内に、断熱構造の間仕切りされた内箱F構造を採用して、多種多数の商品G…が商品収納ラックH…を介して在庫することが可能で、個別に冷却装置Xによって冷却された商品を冷却保温、及び、加熱装置Yによって加熱された商品を加熱保温することが可能になった自動販売機本体Bに対して、外箱Eと内箱Fの開口の上部に対して断熱する断熱性板部C2を備えた開閉自在な前面扉Cと、内箱Fの開口の下部に対して開閉自在な断熱中扉Dとを備え、前面扉Cに配備された金銭投入装置Iに入金され、同じく前面扉Cに配備されたサンプル台Jに見本されたサンプルKの中から選択ボタンスイッチで選ばれた商品Gが、該当する商品収納ラックHから商品払出し装置Lを介して払出し落下され、商品収納ラックHの下方の商品払出用空間に設けられたシュートMを経由して前面扉Cの商品取出口C1に払い出されることによって、冷却保温、又は、加熱保温された商品Gを購入することが可能になっている。
なお、前記商品払出用空間とは、商品収納ラックHと後述する内中底板15Aとの間の空間を云う(図1、図2、図16を参照)。
【0015】
前記自動販売機本体Bの外箱Eは、板金製の背板1、左右側板2、3、天井板4、底板5、中底板6を一体的に組付けることによって、前面に開口が上下に分かれた箱体を構成する。
【0016】
前記自動販売機本体Bの内箱Fを構成する庫内壁構造は、図3、図4、図5に示すように、外箱Eの上部開口E1に対応する背板1、左右側板2,3、天板4の内側に対応して方形板状の発泡スチロール等からなる庫内側の表面に防水層10Aを形成する断熱ボード10を添設状態に配備して、内底壁15を除く内背壁11、左右内側壁12,13、内天壁14を断熱ボード10から構成して、庫内壁の主要部を断熱ボード10によって構成する。断熱ボード10の表面を覆う防水層10Aは、ポリスチロール等からなる防水性樹脂シートから形成されている。
【0017】
前記内底壁15は、底板5上の所定高さ位置に固着配備された外箱Eの構成部材である板金製の中底板6上に配備された中底用断熱材7と、左右端に左右内側壁12,13に対面する補強側板15Cを折り曲げ形成するとともに、中底板6との対面間に中底用断熱材7を挟み込む状態で外箱Eに連結された板金製の内中底板15Aとから構成されている。
【0018】
前記内中底板15Aは、図3〜図5に示すように、前端垂下板部15Bを、中底板6の前端立上げ板部6Aにビスbにより樹脂性の断熱部材(図示せず)を介してネジ止めするとともに、補強側板15Cの前端縁を、外箱Eの左右側板手前に固着されている補強縦板20にビスbにより樹脂性の断熱部材(図示せず)を介してネジ止めして、外箱Eに対して一体連結されている。ここで、内中底板15Aは、板金製で外箱Eに一体連結され牢固な構造部分になっており、中底板6と相俟って、下向きの荷重を受ける構造となっているので、冷却装置X、加熱装置Y、冷却風或いは加熱風を送風する送風機Z、商品取り出し口に商品を案内するシュートM等の機器装置類の取り付け部として利用される。
【0019】
内箱Fは、例えば、中底板6上に中底用断熱材7を挟み込んで内中底板15Aを外箱Eに組付け、この中底用断熱材7の奥端縁上に下面が接当する状態に内背壁11を組付け、外箱Eの左右側板手前に固着されている補強縦板20の奥端に形成された差込溝20Aに、左右内側壁12,13の手前端を嵌め込むとともに、内背壁11の左右端縁前面に左右内側壁12,13の奥端を接当させ、中底用断熱材7の左右端縁上に下面が接当する状態に左右内側壁12,13を組込み、外箱Eの天井板11手前に固着されている補強横板22の奥端に形成された差込み溝22Aに、天井壁14の手前端を嵌め込むとともに、外箱Eの天井板奥側に固着されている補強横板23の手前端に形成された差込み溝23Aに、天井壁14の奥端を嵌め込んで、左右内側壁12,13の上部内側面に天井壁14の左右端面を当接して天井壁14を組付けて形成されて、外箱E内に断熱性のある庫内構造を形成する。ここで、各組付けられる内壁11,12,13,14、15相互の関係が定まっているので、外箱Eに対して内底壁15,内背壁11、左右内側壁12,13、内天井壁14と言った組付け手順も定まるので、組付け工程を標準化することができる。
【0020】
また、図6に示すように、内箱Fには、間仕切壁体16,16によって庫内を左右方向に複数区画(この実施形態では3区画)した間仕切空間が形成されている。
【0021】
各間仕切壁体16,16は、図7、図8に示すように、断熱板材17と、断熱板材17を挟んで対向する板金製の左右縦板18,19と、左右縦板18,19の前後端に上下方向に夫々嵌合して仕切体16Aを形成するガスケット30と、仕切体16Aの上下端部に連結可能であるとともに、自動販売機本体Bの庫内の天井板4、内底壁15に連結可能な仕切壁ガイド16B,16Bとを備えて構成されている。
【0022】
ガスケット30は、左右縦板18,19の前後端部を嵌合可能な硬質ゴムや硬質合成樹脂等の硬質素材から形成された基端部30Aと、この基端部30Aに固着された軟質ゴムや軟質合成樹脂等の軟質素材から形成された先端部30Bとから構成されている。
【0023】
前記左右縦板18,19の各上下端部には、左右縦板18,19間に位置する断熱板材17の上下面に対応する折り曲げ片18a,18b,19a,19bが設けられており、左右縦板18,19間に挟まれた断熱板材17の上下端面が接当するようになっている。
【0024】
前記仕切壁ガイド16B,16Bは、断熱板材17を挟んで対向する板金製の左右縦板18,19の上面又は下面に対応する取り付け面部16aと、左右縦板18,19の上部側面又は下部側面に面接状態に対応する左右ガイド面部16b,16bとを備えた断面形状がコ字状に形成されたガイド本体部16cと、このガイド本体部16cの後端部に、庫内背壁部側の外箱Eに固着された左右方向の補強横板23に形成した係止孔23aに突き刺し係合する一対の係止突起16d,16dが設けられ、前記取り付け面部16aにビスbを介して天井板4の手前側の補強横板22に対するネジ止めと、係止孔23aに対する係止突起16d,16dとの係合とによって、仕切体16Aを内天井壁14と内底壁15との間に取り付けるとともに、左右ガイド面部16b,16bにビスbを介して仕切体16Aの左右縦板18,19にネジ止めすることによって、内箱Fに仕切体16を一体連結することが可能になっている。
【0025】
この実施形態の自動販売機Aにおいて、図2、図9〜図11に示すように、内箱Fからなる庫内を左右方向で3つの間仕切空間である商品収納室に区画形成する間仕切壁体16を設け、各商品収納室の奥部に、商品収納室に臨む背面壁である内背壁11との間に板状のダクト形成板41を設けて、内背壁11との対面間にダクト(温調用通気路、すなわち、商品温調用空気の通気路)40を形成して、循環用ファンZによる冷却風或いは加熱風をシュートMのパンチングメタル孔等の隙間から商品収納ラックH、この商品収納ラックHからダクト40、このダクト40からダクト形成板41の切欠窓41bを通して、再び循環用ファンZに戻る循環風路が形成されている。
【0026】
この実施形態のダクト形成板41は、商品収納室を構成する左右方向で相対向する状態で商品収納室に臨む間仕切壁体16又は庫内を形成する側板を構成する、詳しくは、内左側壁に面接する補強側板15Cとこれに相対向する間仕切壁体16の左縦板19、間仕切壁体16の右縦板18とこれに相対向する間仕切壁体16の左縦板19、間仕切壁体16の右縦板18とこれに相対向する内右側壁に面接する補強側板15Cに取り付けられている。
【0027】
また、前記ダクト形成板41の左右両側には、商品収納室に臨む内背面壁11に当接するフランジ部41C,41Cが折り曲げ形成され,内背面壁11にフランジ部41C,41Cを当接させる状態で内底壁15上に載置することで、内背面壁11との対面間にフランジ部41C,41C幅の隙間を形成することができる。
この実施形態においてダクト形成板41は、補強側板15C又は間仕切壁体16の縦板18,19に対する交差部の上下2箇所に、ダクト形成板41の取り付け構造50を介して連結可能になっている。ここで、この実施形態では、ダクト形成板41は、全部で4箇所の取り付け構造50を用いて連結されているが、構造自体は同じ構成であるので、その内の代表する箇所のみを図示する。
【0028】
すなわち、その取り付け構造50は、補強側板15C又は間仕切壁体16の縦板18,19に、ダクト形成板41に形成された取り付け孔41Bに係合して、ダクト形成板41の少なくとも前方及び上方への移動を阻止する係止片(すなわち、ダクト形成板41を所定位置に係止保持する係止片)53が打出し形成されており、より詳しくは、図11に示すように、前記係止片53が、ダクト形成板41の前面に面接当可能な状態で直角に折り曲げられる第1折り曲げ片部51と、これに対して取り付け孔41Bの下側縁41Aに当接する状態で直角に折り曲げられる第2折り曲げ片部52とから構成されている。
【0029】
また、係止片53は、補強側板15C又は間仕切壁体16の縦板18,19の板面に刳り貫き形成されているとともに、係止片53の周囲には、手指操作を可能にする刳り貫き間隙S2が形成されている。
【0030】
前記第1折り曲げ片部51の基部には、折り曲げ該当部分に沿って方形形状や楕円形状の穿孔からなる折り曲げ誘導用の脆弱部分51aが形成され、第1折り曲げ片部51を折り曲げやすくする配慮がなされている。
【0031】
前記第2折り曲げ片部52の基部には、折り曲げ該当部分に沿って間隔を開けて連続形成された小径の孔が穿孔からなる第2曲げ脆弱部分52aが形成され、第1折り曲げ片部51に対して第1折り曲げ片部52を折り曲げやすくする配慮がなされている。
【0032】
このような取り付け構造50を用いれば、図11(イ)、(ロ)に示すように、手指操作によって、補強側板15C又は間仕切壁体16の縦板18,19の第1折り曲げ片部51を、ダクト形成板41側に平行状態になるように折り曲げることによって、ダクト形成板41の前方向への移動が阻止され、第1折り曲げ片部51の折り曲げに続いて第2折り曲げ片部52を第1折り曲げ片部51の折り曲げ方向と直交する方向に折り曲げることによって、ダクト形成板41の上方向への移動が阻止される結果、内左側壁12に面接する補強側板15Cとこれに相対向する間仕切壁体16の左縦板19との間、間仕切壁体16の右縦板18とこれに相対向する間仕切壁体16の左縦板19との間、間仕切壁体16の右縦板18とこれに相対向する内右側壁13に面接する補強側板15Cとの間に、夫々ダクト形成板41を取り付けることができ、ダクト形成板41と内背壁11との間にダクト40を形成することができる。
【0033】
このような自動販売機Aにおいて、図16に示すように、内箱F庫外の下部に配備されている電源部や前面扉Cの裏面に配備される制御部等に対して、商品ストック部である商品収納ラックHにおける商品払出し用のソレノイドや商品の有無を検出する売切れスイッチ等との配線(ハーネス)Pは,各商品収納ラックH直下の払い出し用のシュートMとは別に、商品収納ラックHを収容区画する補強側板15C又は間仕切壁体16に取り付けられた電線挿通用のハーネスカバー60を通して実施され、商品収納ラックHにおける商品の払出しと配線P自体とが干渉しない配置構造になっている。
【0034】
具体的には、庫内を形成する補強側板15C又は間仕切壁体16の縦板18,19と言った側板と、庫内の商品収納ラックから払い出される商品を前面扉Cの商品取出口C1側に滑降案内するシュートMの側縁との間に、ハーネスPを保護するハーネスカバー60を配設してあり、図14〜図17には、正面視左側の側面に該当する補強側板15C又は間仕切壁体16の縦板18にハーネスカバー60が取り付けられ、補強側板15C又は縦板18との対面間に上下方向のハーネス挿通空間S1を形成するものが図示されている。
【0035】
補強側板15C又は間仕切壁体16の縦板18は、裏面に面接状態に断熱材10、17を配備する側板構造になっており、側板又は縦板面内の前後位置に断熱材10、17が露出する取り付け孔61が穿孔されている。これに対して、ハーネスカバー60は、シュートMの側縁に沿って立設可能な板面状のカバー本体部60Aを有し、このカバー本体部60Aには、側板15C、又は縦板18に形成した取り付け孔61に対して掛止自在な掛止部60Bと、シュートMを載置状態で所定装着位置に移動案内可能な受け部60Dとが設けられている。
【0036】
前記シュートMは、上面が平板状に形成されているとともに、この平板部に前述した循環風路の通気通路の一部を形成する多数のパンチング孔が穿設されている。
【0037】
前記ハーネスカバーは、上面が平板状のシュートに対して、ハーネスカバーの立設されたカバー本体部60Aが、シュートMに落下した商品Gの左右方向の跳ね返りを規制するガイドを構成する。
【0038】
前記掛止部60Bが、側板の複数箇所に形成された取り付け孔61に対して抜差し自在な抜止め片を備えた前後2つの掛止体60b、60cから構成されているとともに、図13(イ)に示すように、後側の掛止体60cが対応する取り付け孔61に差し込まれた状態で、前側の掛止体60bが対応する取り付け孔61への落し込みにより、図13(ロ)に示すように、前後掛止体60b,60bが側板15C、18,19の内側面に接当して庫内側への抜出し移動を阻止する取り付け構造になっている。
【0039】
また、ハーネスカバー60が取り付けられた状態では、前後掛止体60b,60cの抜止め片60dが側板15C、(18)と断熱材10、(17)との対面間に、対面方向に沿って抜止め片60dが位置する状態になり、抜止め片60dに側板15C、(18)と断熱材10、(17)の両者の弾性が抜止め片60dを挟み込み状態に作用することと、断熱材10、(17)の持つ剛性などの反変形力が掛止体60b,60cに作用するので、側板15C、(18)に対してハーネスカバー60を強固に取り付けることができる。
【0040】
また、前側の掛止体60bと対応する取り付け孔61には、高低差のある段差部61Aが形成され、落とし込みによって掛止体60bに係合することによって、補強側板15C又は間仕切壁体16の縦板18に対してハーネスカバー60の前後の移動が阻止される構造になっている。
【0041】
具体的には、ハーネスカバー60には、板状カバー本体部60Aと前端の掛止体60Bとの境界部分に下向き開口のスリット60Cが形成され、この掛止体60Bと対応する側板の取り付け孔61には、高低差のある段差部61Aが形成され、図13(ロ)に示すように、スリット60Cが段差部61Aと係合することによって、補強側板15C又は間仕切壁体16の縦板18に対してハーネスカバー60の前後の移動が阻止される構造になっている。
【0042】
また、両端を除くハーネスカバー60の下端縁には、掛止体60Bと反対側に突出する受け部60Dが設けられ、この受け部60Dに対して、商品収納ラックH直下に配備されるシュートMの折り曲げ側端縁M1を載置させて、受け部60Dに沿って奥側にシュートMを移動案内させて、シュートMの先端に形成してある掛止片M2,M2を、押し込み先端側に配置されたダクト形成板41の掛止孔41a,41aに容易に係入するためのガイド部と、係止用スリット41a,41aに係入し終えたシュートMの載置部とを兼ねる構成部になっている。
【0043】
また、押し込み操作を終えたシュートMは、滑降方向下手側部位を機体部分である内底壁15に、基端フランジ部M3,M3をネジ止等の締結具43,43によって締め付け固定される。
【0044】
シュートMの先端に形成された掛止片M2,M2と、シュートMの滑降方向下手側部位を機体に締め付け固定する締結具43,43とから固定手段Nが構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の前面扉を開いた状態を示す斜視図
【図2】自動販売機の概略構成を示す説明図
【図3】外箱と内箱を示す分解斜視図
【図4】内箱を示す斜視図
【図5】外箱に内箱を組付けた状態を示す斜視図
【図6】自動販売機本体と間仕切壁体とを示す分解斜視図
【図7】仕切体の分解斜視図
【図8】仕切体の一部簡略平面図
【図9】自動販売機本体とハーネスカバーとシュートとダクト形成板とを示す分解斜視図
【図10】ダクト形成板と補強側板との関係を示す斜視図
【図11】ダスト形成板の取り付け構造を示す要部斜視図
(イ)は補強側板又は側縦板の係止片を示す要部斜視図
(ロ)は補強側板又は側縦板の係止片をダクト形成板に対して折り曲げた状態を示す要部斜視図
【図12】ハーネスカバーと補強側板との関係を示す斜視図
【図13】ハーネスカバーと取り付け孔との関係を示す説明図
(イ)は掛止部を取り付け孔から補強側板と断熱材との間に差し入れた状態を示す説明図
(ロ)は掛止部を取り付け孔に係合した状態を示す説明図
【図14】シュートとハーネスカバーとダクト形成板との関係を示す要部斜視図
【図15】シュートとハーネスカバーとダクト形成板とを組付けた状態を示す要部斜視図
【図16】シュートとハーネスカバーとダクト形成板とを組付けた状態を示す要部断面図
【図17】間仕切壁体とシュートとハーネスカバーとダクト形成板との関係を示す要部斜視図
【符号の説明】
A 自動販売機
E 外箱
F 内箱
1 背板
2 左側板
3 右側板
4 天板
5 底板
6 内底板
7 内底用断熱材
10 断熱ボード
10A 防水層
11 内背壁
12 左内側壁
13 右内側壁
14 内天壁
15 内底壁
15A 内中底板
15C 補強側板

Claims (3)

  1. 前面が開口する板金製の外箱の背板、左右側板、天板の内側に対応して少なくとも何れかの面における庫内側の表面に防水層を形成する断熱ボードを添設状態に配備して、内背壁、左右内側壁、内天壁、内底壁からなる庫内壁の主要部を構成する自動販売機の庫内壁構造であって、
    前記内底壁が、底板上の所定高さ位置に固着配備された外箱を構成する板金製の中底板上に配備された中底用断熱材と、中底板との対面間に中底用断熱材を挟み込む状態で外箱に連結された板金製の内中底板とから構成され、
    前記中底板の上方空間には、商品を払出落下可能な商品在庫用の商品収納ラックが配備されており、中底板の上方空間における商品収納ラックの下方には、商品収納ラックの下部から払出落下された商品を前記外箱の前面を覆う扉体の商品取出口に案内する商品払出用空間が形成され、
    前記左右内側壁が、前記左右側板の内側に前記断熱ボードを添設状態で配備して、庫内側の表面に断熱ボードが露出する構造で構成されているとともに、
    前記内中底板の左右端には、前記外箱の左右内側壁に対面する補強側板が、それの上端面の上方に左右内側壁における断熱ボードの露出部分が存在するように、前記商品払出用空間の左右側面を覆う状態で前記商品収納ラックの下部に前記上端面が側方視において重合する高さで立ち上げ形成されている自動販売機の庫内壁構造。
  2. 前記補強側板には、前記庫内壁の内背板との間に商品温調用空気の通気路を形成するダクト形成板を所定位置に係止保持する係止片が打ち出し形成されている請求項1記載の自動販売機の庫内壁構造。
  3. 前記補強側板には、前記商品払出用空間において前記商品取出口に案内される商品からハーネスを保護するハーネスカバーを取り付けるための取り付け孔が形成されている請求項1又は2記載の自動販売機の庫内壁構造。
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