JP4038546B1 - 洗濯機用洗濯槽扉係止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】衣類を洗う特に叩き洗いが出来るドラム式構造の洗濯槽を有する洗濯機は、多くは左開きの洗濯槽扉の洗濯機であり、その洗濯機に搭載される洗濯機用洗濯槽扉係止装置も左開きの洗濯槽扉を意識した設計になっていたが、最近は右開きの洗濯槽扉の洗濯機にも対応できるように要望されている。
【解決手段】ハートカム方式のセルフロック機構のアンロック時に、箱体本体60の左右から突出された操作軸50の一端部51又は他端部53の何れかを引張ると、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と係止板40の操作軸用突起42とが摺動して係止板40が洗濯機の洗濯槽扉に設けられたラッチ19から離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸50の一端部51又は他端部53を離すと、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に移動するようにする。
【選択図】図1
【解決手段】ハートカム方式のセルフロック機構のアンロック時に、箱体本体60の左右から突出された操作軸50の一端部51又は他端部53の何れかを引張ると、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と係止板40の操作軸用突起42とが摺動して係止板40が洗濯機の洗濯槽扉に設けられたラッチ19から離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸50の一端部51又は他端部53を離すと、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に移動するようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、衣類を洗う特に叩き洗いが出来るドラム式構造の洗濯槽を有する洗濯機(洗濯槽内で洗濯・すすぎ工程及び脱水工程を行う機種や、洗濯槽内で洗濯・すすぎ工程、脱水工程及び乾燥工程等を行う機種がある。)の洗濯槽扉(蓋)を電磁係止するいわゆる電磁式セルフロック機構(ロック及びアンロックの操作を交互に行なえるもの。)を有する洗濯機用洗濯槽扉係止装置(電磁式ドアロック装置)に係るものであり、詳しくは左開きの洗濯槽扉の洗濯機にも、右開きの洗濯槽扉の洗濯機にも対応し、低操作力(軽作動力)で駆動でき、かつ容易に洗濯槽扉が開作動しないように工夫した洗濯機用洗濯槽扉係止装置の改善に関する。
従来から、洗濯物を収容して回動駆動されるドラム式構造の洗濯槽(洗濯槽兼脱水槽)を内包した水槽を洗濯機筐体内に収容して該水槽内への給水、排水及び該ドラム式洗濯槽の回動を制御して洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施する洗濯機において、
該洗濯機筐体の正面側に形成されて該ドラム式構造の洗濯槽に対して洗濯物を出し入れするための開口部を開閉自在に覆いラッチ(扉をいつも開かない状態にする掛け金具)が内側に突設された洗濯槽扉と、該洗濯機筐体の正面側に設けられ該洗濯槽扉を開くための扉開ボタンと、該洗濯槽扉を閉じたときに該ラッチが入り込むラッチ受を有する開閉ロック部とを備え、
該開閉ロック部は、該洗濯槽扉を閉じたときに該ラッチ受に入り込んだ該ラッチに係止することで該洗濯槽蓋を閉じた状態に係止する係止部材と、該係止部材を該ラッチに係止する方向に付勢する第1付勢手段と、該第1付勢手段の付勢に抗して進出移動することで該係止部材を該ラッチに係止した状態から外れた状態に移動させる引張りピンと、該係止部材を該ラッチに係止した状態にロックするロック手段とにより構成され、
該扉開ボタンと該開閉ロック部との間には、回動軸を有し該扉開ボタンの押圧操作により該回動軸を回動支点として回動する開閉操作部材と、一端が該開閉操作部材に係合し他端が該引張りピンに連結された第2付勢手段と、該扉開ボタンと該開閉操作部材の間に取付けられ該扉開ボタンを押上げ方向に付勢する第3付勢手段とが設けられ、
該ロック手段が該係止部材をロックしていない状態においては、該扉開ボタンの押圧操作がなされると、該第3付勢手段の付勢に抗して該扉開ボタンが該開閉操作部材を押すことで該開閉操作部材が回動し、該開閉操作部材の回動に伴い該第2付勢手段は変形することなく該第1付勢手段の付勢に抗して引張りピンが進出移動することで該係止部材が該ラッチに係止した状態から外れた状態に移動し、
該ロック手段が該係止部材をロックしている状態においては、該扉開ボタンの押圧操作がなされると、該第3付勢手段の付勢に抗して該扉開ボタンが該開閉操作部材を押すことで該開閉操作部材が回動し、該開閉操作部材の回動に伴い該第2付勢手段が変形するようにしたことを特徴とする洗濯機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
該洗濯機筐体の正面側に形成されて該ドラム式構造の洗濯槽に対して洗濯物を出し入れするための開口部を開閉自在に覆いラッチ(扉をいつも開かない状態にする掛け金具)が内側に突設された洗濯槽扉と、該洗濯機筐体の正面側に設けられ該洗濯槽扉を開くための扉開ボタンと、該洗濯槽扉を閉じたときに該ラッチが入り込むラッチ受を有する開閉ロック部とを備え、
該開閉ロック部は、該洗濯槽扉を閉じたときに該ラッチ受に入り込んだ該ラッチに係止することで該洗濯槽蓋を閉じた状態に係止する係止部材と、該係止部材を該ラッチに係止する方向に付勢する第1付勢手段と、該第1付勢手段の付勢に抗して進出移動することで該係止部材を該ラッチに係止した状態から外れた状態に移動させる引張りピンと、該係止部材を該ラッチに係止した状態にロックするロック手段とにより構成され、
該扉開ボタンと該開閉ロック部との間には、回動軸を有し該扉開ボタンの押圧操作により該回動軸を回動支点として回動する開閉操作部材と、一端が該開閉操作部材に係合し他端が該引張りピンに連結された第2付勢手段と、該扉開ボタンと該開閉操作部材の間に取付けられ該扉開ボタンを押上げ方向に付勢する第3付勢手段とが設けられ、
該ロック手段が該係止部材をロックしていない状態においては、該扉開ボタンの押圧操作がなされると、該第3付勢手段の付勢に抗して該扉開ボタンが該開閉操作部材を押すことで該開閉操作部材が回動し、該開閉操作部材の回動に伴い該第2付勢手段は変形することなく該第1付勢手段の付勢に抗して引張りピンが進出移動することで該係止部材が該ラッチに係止した状態から外れた状態に移動し、
該ロック手段が該係止部材をロックしている状態においては、該扉開ボタンの押圧操作がなされると、該第3付勢手段の付勢に抗して該扉開ボタンが該開閉操作部材を押すことで該開閉操作部材が回動し、該開閉操作部材の回動に伴い該第2付勢手段が変形するようにしたことを特徴とする洗濯機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示される従来技術の係止部材の構造及び作用については、特許文献1の図4ないし図8を参照して詳しく説明されている。
特許文献1の明細書の段落番号0014ないし段落番号0015には、「図6に示すように、開閉操作部材93の回動により係合スプリング69が引かれると、係合スプリング69の他端が係合する引張りピン111が係止バネ112の付勢に抗して進出移動し、係止板(係止部材)113を支軸114を回動支点として回動させるので、図8に示すように、ラッチ受91に嵌り込んでいたラッチ90のロック穴90aに嵌入している係止板113の突起部113aが引き戻されてロック穴90aから外れるので、扉体8は図示しないバネ付勢により開かれる。扉開ボタン56の押圧を解除すると、係止板113は係止バネ112の付勢により回動して、その突起部113aをラッチ受91内に進出させた位置に戻り、引張りピン111は後退移動するので、係合スプリング69に引かれる開閉操作部材93は回動し、押圧突起94は扉開ボタン56を押し上げ、押上バネ92の付勢が働いて扉開ボタン56は元の位置に復帰する。
扉体8を閉じる操作が行われると、ラッチ受91に嵌まり込むラッチ90の先端により突起部113aはその先端の傾斜面が押圧される結果、係止板113を係止バネ112の付勢に抗して回動させ、ラッチ90がラッチ受91内に完全に入り込むと、突起部113aがロック穴90aに入り込める状態になるので、係止バネ112の付勢を受ける係止板113が回動して、その突起部113aをラッチ90のロック穴90aに嵌入させるため、閉じられた扉体8は閉じた状態に係止される。」と、記載(符号は特許文献1に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである。)されている。
特許文献1の明細書の段落番号0014ないし段落番号0015には、「図6に示すように、開閉操作部材93の回動により係合スプリング69が引かれると、係合スプリング69の他端が係合する引張りピン111が係止バネ112の付勢に抗して進出移動し、係止板(係止部材)113を支軸114を回動支点として回動させるので、図8に示すように、ラッチ受91に嵌り込んでいたラッチ90のロック穴90aに嵌入している係止板113の突起部113aが引き戻されてロック穴90aから外れるので、扉体8は図示しないバネ付勢により開かれる。扉開ボタン56の押圧を解除すると、係止板113は係止バネ112の付勢により回動して、その突起部113aをラッチ受91内に進出させた位置に戻り、引張りピン111は後退移動するので、係合スプリング69に引かれる開閉操作部材93は回動し、押圧突起94は扉開ボタン56を押し上げ、押上バネ92の付勢が働いて扉開ボタン56は元の位置に復帰する。
扉体8を閉じる操作が行われると、ラッチ受91に嵌まり込むラッチ90の先端により突起部113aはその先端の傾斜面が押圧される結果、係止板113を係止バネ112の付勢に抗して回動させ、ラッチ90がラッチ受91内に完全に入り込むと、突起部113aがロック穴90aに入り込める状態になるので、係止バネ112の付勢を受ける係止板113が回動して、その突起部113aをラッチ90のロック穴90aに嵌入させるため、閉じられた扉体8は閉じた状態に係止される。」と、記載(符号は特許文献1に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである。)されている。
しかしながら、従来技術の係止部材の構造では、係止板113を支軸114を回動支点として回動させているので、突起部113aがロック穴90aから回動により斜めに外れる時には、ラッチ90により突起部113aの一部の角部に応力が掛かりすぎて破損のおそれがあるという課題が残されている。
また、左開きの洗濯槽扉の洗濯機用に設計されているため、係止板113や引張りピン111の配設されている位置が、扉開ボタン56が配設されている位置に向くようになるようになっている。このままでは右開きの洗濯槽扉の洗濯機用には直接対応できず、例えば、すべての構成部材を反転させたものを再設計するなど、左開き用・右開き用の2種類(機種)の洗濯槽扉係止装置に係わる部材を用意する必要があるという課題が残されている。(なお、符号は特許文献1に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである。)
また、左開きの洗濯槽扉の洗濯機用に設計されているため、係止板113や引張りピン111の配設されている位置が、扉開ボタン56が配設されている位置に向くようになるようになっている。このままでは右開きの洗濯槽扉の洗濯機用には直接対応できず、例えば、すべての構成部材を反転させたものを再設計するなど、左開き用・右開き用の2種類(機種)の洗濯槽扉係止装置に係わる部材を用意する必要があるという課題が残されている。(なお、符号は特許文献1に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである。)
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、左開きの洗濯槽扉の洗濯機にも、右開きの洗濯槽扉の洗濯機にも対応し、係止板の係止突起の破損を軽減させるように工夫した洗濯機用洗濯槽扉係止装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明の洗濯機用洗濯槽扉係止装置においては、構成(ハード)的には、洗濯機に設けられたラッチ(扉をいつも開かない状態にする掛け金具で、金属製でも樹脂製でも良い。)を有する洗濯槽扉を閉じたときに該ラッチが入り込むラッチ受を有する箱体本体(例えば、ABS樹脂の一体形成部材)と、ソレノイドアクチュエータと、該ソレノイドアクチュエータで駆動される可動操作板(例えば、POM樹脂の一体形成部材)と、該可動操作板に連動するリンク(例えば、POM樹脂の一体形成部材)と、該リンクでロック(係止)又はアンロック(係止解除)され該ラッチ受に入り込んだ該ラッチを係止する係止板(例えば、POM樹脂の一体形成部材)と、該係止板が該ラッチを係止する方向に常時弾発付勢するように設けられた圧縮コイルスプリングA(例えば、ステンレススチール線)と、洗濯機に設けられた洗濯槽扉を開くための扉開ボタンを操作することにより該係止板が該ラッチから離脱する方向に移動するように設けられた操作軸と、該ラッチが入り込むラッチ口を有する箱体蓋体(例えば、ABS樹脂の一体形成部材)と、からなり、ハートカム溝と係止ピンとの係合及び離脱によるロック(係止)及びアンロック(係止解除)の操作を交互に行なえるハートカム(回転軸からの距離が一定でない周辺を有し、回転しながらその周辺で他の部材に種々の運動を与える装置。)方式のセルフロック機構を搭載した洗濯機用洗濯槽扉係止装置である。
細部においては、ソレノイドアクチュエータは、ボビン(例えば、PA樹脂の一体形成部材)に銅線(例えば、エナメル線)を巻装したソレノイドと、該ソレノイドの外周部を囲繞するヨーク(例えば、ステンレススチール平板をコ字状に加工したもの)と、該ヨークに固着された固定鉄心(例えば、ステンレススチール平板)と、該ソレノイドに内設され係合孔を有する可動鉄心(例えば、ステンレススチール平板)と、からなり、該可動鉄心(プランジャ、アーマチュアとも言う。)は、ソレノイド励磁(例えば、ソレノイドに直流100Vを印加。)で吸引作動、ソレノイド消磁で復帰作動をすることにより往復動をし、
可動操作板は、該可動鉄心に連結して該可動鉄心の往復動の方向と同方向に往復動し、一端部にはリンク用突起(例えば、円柱形状)を設け、略中央部には該可動鉄心の係合孔に係合する突起とスプリングB一端受けとを設け、他端部にはハートカム溝(略中央部にハート形突起を設け、該ハート形突起の周囲の数カ所に階段状段差等を設けた係止ピン誘導溝。)を設け、該箱体本体に設けられたスプリングB他端受け壁と該可動操作板のスプリングB一端受けとの間に両者を常時弾発付勢するように圧縮コイルスプリングB(例えば、ステンレススチール線)を装着して該ソレノイド消磁時の該可動鉄心の復帰作動を容易にしたものであり、
リンクは、一端部には該係止板をロックする係止爪を設け、他端部には該可動操作板のリンク用突起の摺動により応動できるように斜めに設けられたリンク用突起誘導溝を設けたもので、該可動鉄心の往復動を直角方向の往復動に変換できるものであり、
操作軸(例えば、POM樹脂の一体形成部材)は、一端部には引張部材係合孔Aを設け、その隣部には該係止板が該ラッチ受から離脱する方向に移動するように設けられたV字形の係止板誘導壁を設け、他端部には引張部材係合孔Bを設け、一体形成したもので、該リンクの往復動と同方向に往復動可能であり、また該操作軸の往復動はV字形の係止板誘導壁により該係止板を直角方向の往復動に変換できるものであり、
係止板は、一端部には該ラッチを直角方向から係止する係止突起(例えば、該ラッチが入り込み易くするためにテーパー状等にすると良い。)を設け、略中央部には該リンクの係止爪が入り込む凹部とスプリングA受けとを設け、他端部には操作軸用突起(例えば、円柱形状)を設けたもので、セルフロック機構のアンロック(係止解除)時に、該操作軸の一端部又は他端部の何れかを引張ると、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチから離脱する方向(下に行く縦方向)に移動し、引張っていた該操作軸の一端部又は他端部を離すと、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチを係止する方向(上に行く縦方向)に移動するものであり、セルフロック機構のアンロック(係止解除)時から初めて実施される該ソレノイド励磁による可動鉄心の吸引作動時にハートカム溝と係止ピンとが摺動し又該リンクがその吸引作動に応動することにより該リンクの係止爪が該凹部に入り込みロックされ、次に実施される該ソレノイド消磁による可動鉄心の復帰作動時にハートカム溝と係止ピンとの係合によりセルフロック機構がロック(係止)され、該操作軸の往復動を抑制して該ラッチを係止保持し、セルフロック機構のロック(係止)時から初めて実施される該ソレノイド励磁による可動鉄心の吸引作動時にハートカム溝と係止ピンとが摺動し又該リンクがその復帰作動に応動することにより該リンクの係止爪が該凹部から離脱してアンロック(係止解除)され、次に実施される該ソレノイド消磁による可動鉄心の復帰作動時にハートカム溝と係止ピンとの離脱によりセルフロック機構がアンロック(係止解除)され、該操作軸の往復動を可能にして該ラッチを挿脱自在にし、
箱体本体は、略四角形の箱体で、該ソレノイドアクチュエータと、該可動操作板と、該リンクと、該係止板と、該圧縮コイルスプリングAと、該操作軸と、を箱体内部の指定の場所に配設できる箱体であり、
箱体本体の左上部には、略四角形状のラッチ受の空間を設け、該ラッチ受の空間下部には該リンクが左右の横方向の往復動ができるようなリンク誘導溝部の空間を設けて、該リンクの一端部である係止爪が左側になるように該リンクを収納し、該リンク誘導溝部の空間の下部には、該係止板が上下の縦方向の往復動ができるような係止板誘導溝部の空間を設けて、該係止板の一端部である係止突起が該ラッチ受側になるように、該係止板のスプリングA受けと箱体本体左下壁との間に該圧縮コイルスプリングAを装着した該係止板を収納し、該リンク誘導溝部の空間の右隣接部には、可動操作板を収納する空間を設け、該リンクの他端部であるリンク用突起誘導溝に該可動操作板の一端部にあるリンク用突起を係合させて該可動操作板を取付け、該可動操作板の他端部にあるハートカム溝に係止ピン(可動操作板に設けられたハートカム溝詳しくはハート形突起の周囲の階段状段差の係止ピン誘導溝を摺動する部材で、形状はクランク状。)の一端部が係止するように箱体本体には係止ピンの他端部と復帰ばね(板ばね)を取付け、箱体本体に設けられたスプリングB他端受け壁と該可動操作板のスプリングB一端受けとの間には圧縮コイルスプリングBを装着し、該可動操作板を収納する空間の略中央部の下方部にはソレノイドアクチュエータを収納する空間を設けてソレノイドアクチュエータを取付け、該可動操作板の略中央部の突起と該ソレノイドアクチュエータの可動鉄心の係合孔とを係合させ、該係止板の他端部である操作軸用突起の上に、該操作軸のV字形の係止板誘導壁の略中央頂部が係合するように、そして該操作軸の一端部である引張部材係合孔Aが箱体本体の左側面壁に設けられた軸受から突出するように、また該操作軸の他端部である引張部材係合孔Bが箱体本体の右側面壁に設けられた軸受から突出するように、該操作軸を箱体本体に取付け、箱体本体の該ラッチ受の空間と箱体蓋体のラッチ口とが重なるように箱体本体と箱体蓋体とを合わせたことを特徴とする。
細部においては、ソレノイドアクチュエータは、ボビン(例えば、PA樹脂の一体形成部材)に銅線(例えば、エナメル線)を巻装したソレノイドと、該ソレノイドの外周部を囲繞するヨーク(例えば、ステンレススチール平板をコ字状に加工したもの)と、該ヨークに固着された固定鉄心(例えば、ステンレススチール平板)と、該ソレノイドに内設され係合孔を有する可動鉄心(例えば、ステンレススチール平板)と、からなり、該可動鉄心(プランジャ、アーマチュアとも言う。)は、ソレノイド励磁(例えば、ソレノイドに直流100Vを印加。)で吸引作動、ソレノイド消磁で復帰作動をすることにより往復動をし、
可動操作板は、該可動鉄心に連結して該可動鉄心の往復動の方向と同方向に往復動し、一端部にはリンク用突起(例えば、円柱形状)を設け、略中央部には該可動鉄心の係合孔に係合する突起とスプリングB一端受けとを設け、他端部にはハートカム溝(略中央部にハート形突起を設け、該ハート形突起の周囲の数カ所に階段状段差等を設けた係止ピン誘導溝。)を設け、該箱体本体に設けられたスプリングB他端受け壁と該可動操作板のスプリングB一端受けとの間に両者を常時弾発付勢するように圧縮コイルスプリングB(例えば、ステンレススチール線)を装着して該ソレノイド消磁時の該可動鉄心の復帰作動を容易にしたものであり、
リンクは、一端部には該係止板をロックする係止爪を設け、他端部には該可動操作板のリンク用突起の摺動により応動できるように斜めに設けられたリンク用突起誘導溝を設けたもので、該可動鉄心の往復動を直角方向の往復動に変換できるものであり、
操作軸(例えば、POM樹脂の一体形成部材)は、一端部には引張部材係合孔Aを設け、その隣部には該係止板が該ラッチ受から離脱する方向に移動するように設けられたV字形の係止板誘導壁を設け、他端部には引張部材係合孔Bを設け、一体形成したもので、該リンクの往復動と同方向に往復動可能であり、また該操作軸の往復動はV字形の係止板誘導壁により該係止板を直角方向の往復動に変換できるものであり、
係止板は、一端部には該ラッチを直角方向から係止する係止突起(例えば、該ラッチが入り込み易くするためにテーパー状等にすると良い。)を設け、略中央部には該リンクの係止爪が入り込む凹部とスプリングA受けとを設け、他端部には操作軸用突起(例えば、円柱形状)を設けたもので、セルフロック機構のアンロック(係止解除)時に、該操作軸の一端部又は他端部の何れかを引張ると、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチから離脱する方向(下に行く縦方向)に移動し、引張っていた該操作軸の一端部又は他端部を離すと、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチを係止する方向(上に行く縦方向)に移動するものであり、セルフロック機構のアンロック(係止解除)時から初めて実施される該ソレノイド励磁による可動鉄心の吸引作動時にハートカム溝と係止ピンとが摺動し又該リンクがその吸引作動に応動することにより該リンクの係止爪が該凹部に入り込みロックされ、次に実施される該ソレノイド消磁による可動鉄心の復帰作動時にハートカム溝と係止ピンとの係合によりセルフロック機構がロック(係止)され、該操作軸の往復動を抑制して該ラッチを係止保持し、セルフロック機構のロック(係止)時から初めて実施される該ソレノイド励磁による可動鉄心の吸引作動時にハートカム溝と係止ピンとが摺動し又該リンクがその復帰作動に応動することにより該リンクの係止爪が該凹部から離脱してアンロック(係止解除)され、次に実施される該ソレノイド消磁による可動鉄心の復帰作動時にハートカム溝と係止ピンとの離脱によりセルフロック機構がアンロック(係止解除)され、該操作軸の往復動を可能にして該ラッチを挿脱自在にし、
箱体本体は、略四角形の箱体で、該ソレノイドアクチュエータと、該可動操作板と、該リンクと、該係止板と、該圧縮コイルスプリングAと、該操作軸と、を箱体内部の指定の場所に配設できる箱体であり、
箱体本体の左上部には、略四角形状のラッチ受の空間を設け、該ラッチ受の空間下部には該リンクが左右の横方向の往復動ができるようなリンク誘導溝部の空間を設けて、該リンクの一端部である係止爪が左側になるように該リンクを収納し、該リンク誘導溝部の空間の下部には、該係止板が上下の縦方向の往復動ができるような係止板誘導溝部の空間を設けて、該係止板の一端部である係止突起が該ラッチ受側になるように、該係止板のスプリングA受けと箱体本体左下壁との間に該圧縮コイルスプリングAを装着した該係止板を収納し、該リンク誘導溝部の空間の右隣接部には、可動操作板を収納する空間を設け、該リンクの他端部であるリンク用突起誘導溝に該可動操作板の一端部にあるリンク用突起を係合させて該可動操作板を取付け、該可動操作板の他端部にあるハートカム溝に係止ピン(可動操作板に設けられたハートカム溝詳しくはハート形突起の周囲の階段状段差の係止ピン誘導溝を摺動する部材で、形状はクランク状。)の一端部が係止するように箱体本体には係止ピンの他端部と復帰ばね(板ばね)を取付け、箱体本体に設けられたスプリングB他端受け壁と該可動操作板のスプリングB一端受けとの間には圧縮コイルスプリングBを装着し、該可動操作板を収納する空間の略中央部の下方部にはソレノイドアクチュエータを収納する空間を設けてソレノイドアクチュエータを取付け、該可動操作板の略中央部の突起と該ソレノイドアクチュエータの可動鉄心の係合孔とを係合させ、該係止板の他端部である操作軸用突起の上に、該操作軸のV字形の係止板誘導壁の略中央頂部が係合するように、そして該操作軸の一端部である引張部材係合孔Aが箱体本体の左側面壁に設けられた軸受から突出するように、また該操作軸の他端部である引張部材係合孔Bが箱体本体の右側面壁に設けられた軸受から突出するように、該操作軸を箱体本体に取付け、箱体本体の該ラッチ受の空間と箱体蓋体のラッチ口とが重なるように箱体本体と箱体蓋体とを合わせたことを特徴とする。
また、一体形成した操作軸(例えば、POM樹脂の一体形成部材)を操作軸A(例えば、POM樹脂)と操作軸B(例えば、POM樹脂)の二分割とし、操作軸Aの一端部には引張部材係合孔AAを設け、操作軸Aの他端部には該係止板が該ラッチ受から離脱する方向に移動するように斜めに設けられた係止板誘導壁Aを設け、該箱体本体には該操作軸Aの一端部である引張部材係合孔AAが該箱体本体の左側面壁に設けられた軸受から突出するように取付けられ、操作軸Bの一端部には引張部材係合孔BBを設け、操作軸Bの他端部には該係止板が該ラッチ受から離脱する方向に移動するように斜めに設けられた係止板誘導壁Bを設け、該箱体本体には該操作軸Bの一端部である引張部材係合孔BBが該箱体本体の右側面壁に設けられた軸受から突出するように取付けられ、
セルフロック機構のアンロック時に、該操作軸Aの一端部又は該操作軸Bの一端部の何れかを引張ると、該操作軸Aの他端部の斜めの係止板誘導壁A又は該操作軸Bの他端部の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板の操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチから離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸Aの一端部又は該操作軸Bの一端部を離すと、該操作軸Aの他端部の斜めの係止板誘導壁A又は該操作軸Bの他端部の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板の操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチを係止する方向に移動することを特徴とする。
セルフロック機構のアンロック時に、該操作軸Aの一端部又は該操作軸Bの一端部の何れかを引張ると、該操作軸Aの他端部の斜めの係止板誘導壁A又は該操作軸Bの他端部の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板の操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチから離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸Aの一端部又は該操作軸Bの一端部を離すと、該操作軸Aの他端部の斜めの係止板誘導壁A又は該操作軸Bの他端部の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板の操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチを係止する方向に移動することを特徴とする。
このように構成された本発明の洗濯機用洗濯槽扉係止装置については、圧縮コイルスプリングAが従来技術の係止バネ(第1付勢手段)112に相当し、従来技術の扉開ボタン56、開閉操作部材93、押上バネ(第3付勢手段)92、係合スプリング(第2付勢手段)69、またそれに付随する部材等がそのまま使用(流用)できるものである。(なお、符号は特許文献1に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである。)
洗濯機の洗濯槽扉に設けられたラッチを直角方向から係止する係止突起を設けたので、係止板の係止突起の一部の角部に応力が掛かりすぎることが無く破損を軽減させることができるという効果を奏する。
また、セルフロック機構のアンロック(係止解除)時に、箱体本体の左右から突出された操作軸の一端部又は他端部の何れかを引張ると、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と係止板の操作軸用突起とが摺動して係止板が洗濯機の洗濯槽扉に設けられたラッチから離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸の一端部又は他端部を離すと、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチを係止する方向に移動するので、左開きの洗濯槽扉の洗濯機にも、右開きの洗濯槽扉の洗濯機にも対応することができるという効果を奏する。
また、セルフロック機構のアンロック(係止解除)時に、箱体本体の左右から突出された操作軸の一端部又は他端部の何れかを引張ると、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と係止板の操作軸用突起とが摺動して係止板が洗濯機の洗濯槽扉に設けられたラッチから離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸の一端部又は他端部を離すと、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチを係止する方向に移動するので、左開きの洗濯槽扉の洗濯機にも、右開きの洗濯槽扉の洗濯機にも対応することができるという効果を奏する。
左開きの洗濯槽扉の洗濯機にも、右開きの洗濯槽扉の洗濯機にも対応することができるという目的を、箱体本体の左右から突出される操作軸の一端部又は他端部の何れかを引張るという構造に変更しただけで、洗濯機本体側にも特に追加部品も無く、コンパクト(スリム)性を損なわずに実現した。
図1は本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90の上部正面の外観斜視図であり、ラッチ19が入り込む前の状態を示した図である。図2は図1の外観斜視図を左側面から見た時のA−A断面図であり、図2(a)はラッチ19が入り込む前の状態を示した図であり、図2(b)はラッチ19が箱体蓋体70のラッチ口71に入り込んだ時の状態を示した図であり、図2(c)はラッチ19が箱体本体60のラッチ受61に入り込み係止板40の係止突起41で係止された時の状態を示した図である。図3はソレノイドアクチュエータ10の構成を示した外観斜視図である。図4は可動操作板20の外観図(拡大図)であり、図4(a)は可動操作板20の裏面図であり、図4(b)は可動操作板20と係止ピン26と復帰ばね27の上部正面の外観斜視図である。図5はリンク30の上部正面の外観斜視図(拡大図)である。図6は本発明の一実施例の操作軸50と係止板40の外観図であり、図6(a)は本発明の一実施例の操作軸50の上部底面の外観斜視図であり、図6(b)は本発明の一実施例の操作軸50の上部正面の外観斜視図であり、図6(c)は係止板40の上部正面の外観斜視図であり、図6(d)は係止板40の左側面図であり、図6(e)は係止板40の上部に本発明の一実施例の操作軸50を載置した状態を示した上部正面の外観斜視図である。図7は図1の外観斜視図を左側面から見た時のB−B断面図(拡大図)であり、ハートカム溝24と係止ピン26と復帰ばね27との係わりを示した図である。図8は箱体蓋体70を外した状態の本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90の正面図(縮小図。紐類89においては一部切断した省略図)であり、図8(a)は本発明の一実施例の操作軸50の定位置の状態を示した正面図であり、図8(b)は本発明の一実施例の操作軸50の一端部51を引張った時の状態を示した正面図であり、図8(c)は本発明の一実施例の操作軸50の他端部53を引張った時の状態を示した正面図である。図9は箱体本体60の外観図であり、図9(a)は箱体本体60の正面図であり、図4(b)は箱体本体60の上部正面の外観斜視図である。図10は箱体蓋体70を外した状態の本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90の90度反転正面図(拡大図。紐類89においては一部切断した省略図)である。図11は洗濯機に本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90を配設した配置例の図であり、図11(a)は左開きの洗濯槽扉の洗濯機91(部分図)に本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90を配設した配置例の図であり、図11(b)は右開きの洗濯槽扉の洗濯機96(部分図)に本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90を配設した配置例の図である。
図1ないし図10を参照して、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90の主な構成要素(部材)を説明する。
本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90は、主に、洗濯機(不図示。)に設けられた(貫通孔18を有する)ラッチ19を有する洗濯槽扉(不図示。)を閉じたときに該ラッチ19が入り込むラッチ受61を有する箱体本体(ケース)60と、ソレノイドアクチュエータ10と、該ソレノイドアクチュエータ10で駆動される可動操作板20と、該可動操作板20に連動するリンク30と、該リンク30の係止爪31でロック(係止)又はアンロック(係止解除)され、該ラッチ受61に入り込んだ該ラッチ19を係止する係止板40と、該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に常時弾発付勢するように設けられた圧縮コイルスプリングA46と、洗濯機に設けられた洗濯槽扉を開くための扉開ボタン(図11における92又は97。92は左開きの洗濯槽扉の洗濯機91の扉開ボタン。97は右開きの洗濯槽扉の洗濯機96の扉開ボタン。)を操作することにより該係止板40の係止突起41が該ラッチ19から離脱する方向に移動するように設けられた操作軸50と、該ラッチ19が入り込むラッチ口71を有する箱体蓋体70(ケース蓋。例えば、ABS樹脂の一体形成部材)と、からなる。
また、図7に示すように、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90は、ハートカム溝24(略中央部にハート形突起を設け、該ハート形突起の周囲の数カ所に階段状段差等を設けた係止ピン誘導溝。)と係止ピン26(可動操作板20に設けられたハートカム溝24詳しくはハート形突起の周囲の階段状段差の係止ピン誘導溝を摺動する部材で、形状はクランク状。例えば、ステンレススチール線で形成する。)との係合及び離脱によるロック(係止)及びアンロック(係止解除)の操作を交互に行なえるハートカム方式のセルフロック機構を搭載する。
本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90は、主に、洗濯機(不図示。)に設けられた(貫通孔18を有する)ラッチ19を有する洗濯槽扉(不図示。)を閉じたときに該ラッチ19が入り込むラッチ受61を有する箱体本体(ケース)60と、ソレノイドアクチュエータ10と、該ソレノイドアクチュエータ10で駆動される可動操作板20と、該可動操作板20に連動するリンク30と、該リンク30の係止爪31でロック(係止)又はアンロック(係止解除)され、該ラッチ受61に入り込んだ該ラッチ19を係止する係止板40と、該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に常時弾発付勢するように設けられた圧縮コイルスプリングA46と、洗濯機に設けられた洗濯槽扉を開くための扉開ボタン(図11における92又は97。92は左開きの洗濯槽扉の洗濯機91の扉開ボタン。97は右開きの洗濯槽扉の洗濯機96の扉開ボタン。)を操作することにより該係止板40の係止突起41が該ラッチ19から離脱する方向に移動するように設けられた操作軸50と、該ラッチ19が入り込むラッチ口71を有する箱体蓋体70(ケース蓋。例えば、ABS樹脂の一体形成部材)と、からなる。
また、図7に示すように、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90は、ハートカム溝24(略中央部にハート形突起を設け、該ハート形突起の周囲の数カ所に階段状段差等を設けた係止ピン誘導溝。)と係止ピン26(可動操作板20に設けられたハートカム溝24詳しくはハート形突起の周囲の階段状段差の係止ピン誘導溝を摺動する部材で、形状はクランク状。例えば、ステンレススチール線で形成する。)との係合及び離脱によるロック(係止)及びアンロック(係止解除)の操作を交互に行なえるハートカム方式のセルフロック機構を搭載する。
図3に示すように、ソレノイドアクチュエータ10は、略角筒状のボビン12(例えば、PA樹脂の一体形成部材)に銅線(例えば、エナメル線等のマグネットワイヤ)を巻装し端子片11(例えば、銅板)に接続し、電気絶縁材(例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の接着シール材等で、他の材質の防水対策材、防湿対策材、結露対策材用等のものも含む。)で封止したソレノイド13と、該ソレノイド13の外周部を例えば、コ字状に囲繞するヨーク14(例えば、ステンレススチール平板)と、該ソレノイド13の内部から挿入されて該ヨーク14に固着される固定鉄心15(例えば、ステンレススチール平板)と、該ソレノイド13に内設され係合孔16を有する可動鉄心17(例えば、ステンレススチール平板)と、からなる。
該可動鉄心17は、ハートカム方式のセルフロック機構のアンロック(係止解除)時から初めて実施される該ソレノイド13の励磁(例えば、ソレノイド13の端子片11間に、交流100Vを全波整流した電圧を印加。)では、吸引作動(同時にハートカム溝24と係止ピン26とが摺動をする。)をし、本発明の一実施例においては所定の復帰位置から約7mm程度移動する。そして、次に実施されるソレノイド13の消磁では、復帰作動(同時にハートカム溝24と係止ピン26とが係合される。)をし、本発明の一実施例においては約5mm程度復帰位置方向に移動して係止位置で停止し、ハートカム方式のセルフロック機構がロック(係止)される。
また、該可動鉄心17は、ハートカム方式のセルフロック機構のロック(係止)時から初めて実施される該ソレノイド13の励磁では吸引作動(同時にハートカム溝24と係止ピン26とが摺動をする。)をし、本発明の一実施例においては係止位置から約5mm程度移動する。そして、次に実施されるソレノイド13の消磁では復帰作動(同時にハートカム溝24と係止ピン26とが離脱される。)をし、本発明の一実施例においては約7mm程度移動して復帰位置に戻り、ハートカム方式のセルフロック機構がアンロック(係止解除)される。
該可動鉄心17は、前記のようなソレノイド13の励磁(吸引作動)及び消磁(復帰作動)を繰り返すことにより、規定の往復動(本発明の一実施例においては図10における縦の上下方向)をする。
該可動鉄心17は、ハートカム方式のセルフロック機構のアンロック(係止解除)時から初めて実施される該ソレノイド13の励磁(例えば、ソレノイド13の端子片11間に、交流100Vを全波整流した電圧を印加。)では、吸引作動(同時にハートカム溝24と係止ピン26とが摺動をする。)をし、本発明の一実施例においては所定の復帰位置から約7mm程度移動する。そして、次に実施されるソレノイド13の消磁では、復帰作動(同時にハートカム溝24と係止ピン26とが係合される。)をし、本発明の一実施例においては約5mm程度復帰位置方向に移動して係止位置で停止し、ハートカム方式のセルフロック機構がロック(係止)される。
また、該可動鉄心17は、ハートカム方式のセルフロック機構のロック(係止)時から初めて実施される該ソレノイド13の励磁では吸引作動(同時にハートカム溝24と係止ピン26とが摺動をする。)をし、本発明の一実施例においては係止位置から約5mm程度移動する。そして、次に実施されるソレノイド13の消磁では復帰作動(同時にハートカム溝24と係止ピン26とが離脱される。)をし、本発明の一実施例においては約7mm程度移動して復帰位置に戻り、ハートカム方式のセルフロック機構がアンロック(係止解除)される。
該可動鉄心17は、前記のようなソレノイド13の励磁(吸引作動)及び消磁(復帰作動)を繰り返すことにより、規定の往復動(本発明の一実施例においては図10における縦の上下方向)をする。
図4に示すように、可動操作板20(例えば、POM樹脂の一体形成部材)は、該可動鉄心17に連結して該可動鉄心17の往復動の方向と同方向に往復動(本発明の一実施例においては図10における縦の上下方向)し、一端部にはリンク用突起21を設け、略中央部には該可動鉄心17の係合孔16に係合する突起22とスプリングB一端受け28を設け、他端部にはハートカム溝24(略中央部にハート形突起を設け、該ハート形突起の周囲の数カ所に階段状段差等を設けた係止ピン誘導溝。)を設け、該箱体本体60に設けられたスプリングB他端受け壁75と該可動操作板20のスプリングB一端受け28との間に両者を常時弾発付勢するように圧縮コイルスプリングB25(巻線ばね。例えば、ステンレススチール線)を装着して該ソレノイド13の消磁時の該可動鉄心17の復帰作動を容易にしたものである。
その他に、可動操作板20には、係止ピン26の手動解除槓杆(レバー)86が往復動できるように、槓杆(レバー)ストッパー29が設けられたり、また、該可動鉄心17の吸引確認検出ができるように、吸引確認用転換器35のスイッチ部を押す圧縮コイルスプリングD33の一端を受けるスプリングD一端受け23が設けられている。
その他に、可動操作板20には、係止ピン26の手動解除槓杆(レバー)86が往復動できるように、槓杆(レバー)ストッパー29が設けられたり、また、該可動鉄心17の吸引確認検出ができるように、吸引確認用転換器35のスイッチ部を押す圧縮コイルスプリングD33の一端を受けるスプリングD一端受け23が設けられている。
図5に示すように、リンク30(例えば、POM樹脂の一体形成部材)は、一端部には該係止板40をロック(係止)する係止爪31を設け、他端部には該可動操作板20のリンク用突起21の摺動により応動できるように斜めに設けられたリンク用突起誘導溝32を設けたものである。
リンク用突起誘導溝32の斜めの角度については、該可動鉄心17の復帰位置から係止位置までの往復動の移動量(約7mm程度)にあわせて、本発明の一実施例においては約45度に設計したが、この角度を任意に変更することにより、該リンク30の移動量を変更できるものである。 このように、該可動操作板20のリンク用突起21と、該リンク30のリンク用突起誘導溝32と、の摺動により、該可動鉄心17の往復動(本発明の一実施例においては図10における縦の上下方向)を直角方向の往復動(本発明の一実施例においては図10における横の左右方向)に変換できるものである。
リンク用突起誘導溝32の斜めの角度については、該可動鉄心17の復帰位置から係止位置までの往復動の移動量(約7mm程度)にあわせて、本発明の一実施例においては約45度に設計したが、この角度を任意に変更することにより、該リンク30の移動量を変更できるものである。 このように、該可動操作板20のリンク用突起21と、該リンク30のリンク用突起誘導溝32と、の摺動により、該可動鉄心17の往復動(本発明の一実施例においては図10における縦の上下方向)を直角方向の往復動(本発明の一実施例においては図10における横の左右方向)に変換できるものである。
図6に示すように、本発明の一実施例の操作軸50は、一端部51には引張部材係合孔Aを設け、その隣部には係止板40が該ラッチ受61から離脱する方向(本発明の一実施例においては図10における縦の下方向)に移動するように設けられたV字形の係止板誘導壁52を設け、他端部53には引張部材係合孔Bを設け、一体形成(例えば、POM樹脂の一体形成部材)したものである。
V字形の係止板誘導壁52のV字形の角度については、係止板40の往復動の移動量(約5mm程度)にあわせて、該操作軸50の移動量を約6mm程度とするために、本発明の一実施例においては約90度に設計したが、この角度を任意に変更することにより、該操作軸50の移動量を変更できるものである。
図11(b)に示すように、本発明の一実施例の操作軸50の一端部51の引張部材係合孔Aには、従来技術の右開きの洗濯槽扉の洗濯機96の上部に配設される扉開ボタン97(不図示ではあるが、該扉開ボタン97には該扉開ボタン97を押上げ方向に付勢する第3付勢手段が設けられている。)の一端部に取付けられた係合スプリング98(第2付勢手段)の他端部が係合されて使用されるが、操作軸50の他端部53の引張部材係合孔Bに係合スプリング98(第2付勢手段)の他端部を係合することにより、扉開ボタン97を洗濯機96の下部に配設することも可能である。
また、図11(a)に示すように、本発明の一実施例の操作軸50の他端部53の引張部材係合孔Bには、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91の上部に配設される扉開ボタン92(不図示ではあるが、該扉開ボタン92には該扉開ボタン92を押上げ方向に付勢する第3付勢手段が設けられている。)の一端部に取付けられた係合スプリング93(第2付勢手段)の他端部が係合されて使用されるが、操作軸50の他端部51の引張部材係合孔Aに係合スプリング93(第2付勢手段)の他端部を係合することにより、扉開ボタン92を洗濯機91の下部に配設することも可能である。
そして、操作軸50は、該リンク30の往復動(本発明の一実施例においては図10における横の左右方向)と同方向に往復動可能であり、また該操作軸50の往復動はV字形の係止板誘導壁52により該係止板40を直角方向の往復動(本発明の一実施例においては図10における縦の上下方向)に変換できるものである。
図6(e)に示すように、係止板40の上部に操作軸50を載置するように取付けられるが、この時は該係止板40の他端部である操作軸用突起42の上に、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52の略中央頂部が係合する。また、この状態が操作軸50の復帰位置である。
V字形の係止板誘導壁52のV字形の角度については、係止板40の往復動の移動量(約5mm程度)にあわせて、該操作軸50の移動量を約6mm程度とするために、本発明の一実施例においては約90度に設計したが、この角度を任意に変更することにより、該操作軸50の移動量を変更できるものである。
図11(b)に示すように、本発明の一実施例の操作軸50の一端部51の引張部材係合孔Aには、従来技術の右開きの洗濯槽扉の洗濯機96の上部に配設される扉開ボタン97(不図示ではあるが、該扉開ボタン97には該扉開ボタン97を押上げ方向に付勢する第3付勢手段が設けられている。)の一端部に取付けられた係合スプリング98(第2付勢手段)の他端部が係合されて使用されるが、操作軸50の他端部53の引張部材係合孔Bに係合スプリング98(第2付勢手段)の他端部を係合することにより、扉開ボタン97を洗濯機96の下部に配設することも可能である。
また、図11(a)に示すように、本発明の一実施例の操作軸50の他端部53の引張部材係合孔Bには、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91の上部に配設される扉開ボタン92(不図示ではあるが、該扉開ボタン92には該扉開ボタン92を押上げ方向に付勢する第3付勢手段が設けられている。)の一端部に取付けられた係合スプリング93(第2付勢手段)の他端部が係合されて使用されるが、操作軸50の他端部51の引張部材係合孔Aに係合スプリング93(第2付勢手段)の他端部を係合することにより、扉開ボタン92を洗濯機91の下部に配設することも可能である。
そして、操作軸50は、該リンク30の往復動(本発明の一実施例においては図10における横の左右方向)と同方向に往復動可能であり、また該操作軸50の往復動はV字形の係止板誘導壁52により該係止板40を直角方向の往復動(本発明の一実施例においては図10における縦の上下方向)に変換できるものである。
図6(e)に示すように、係止板40の上部に操作軸50を載置するように取付けられるが、この時は該係止板40の他端部である操作軸用突起42の上に、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52の略中央頂部が係合する。また、この状態が操作軸50の復帰位置である。
図6に示すように、係止板40(例えば、POM樹脂の一体形成部材)は、一端部には該ラッチ19の貫通孔18に直角方向から挿入して係止する係止突起41を設け、略中央部には該リンク30の係止爪31が入り込む凹部43とスプリングA受け44とを設け、他端部には該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52の略中央頂部と係合する操作軸用突起42を設けたものである。
このスプリングA受け44には、圧縮コイルスプリングA46(巻線ばね。例えば、ステンレススチール線)が環装される。この圧縮コイルスプリングA46は、該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に常時弾発付勢するように設けられたものであり、従来技術の係止バネ(第1付勢手段)に相当するものである。
このスプリングA受け44には、圧縮コイルスプリングA46(巻線ばね。例えば、ステンレススチール線)が環装される。この圧縮コイルスプリングA46は、該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に常時弾発付勢するように設けられたものであり、従来技術の係止バネ(第1付勢手段)に相当するものである。
ここで、本発明の一実施例の操作軸50と係止板40の作用(ソフト)を説明する。
図8(a)は操作軸50の定位置の状態を示した正面図である。
まず、図8(b)又は図11(b)に示すように、セルフロック機構のアンロック(係止解除)時に、従来技術の右開きの洗濯槽扉の洗濯機96の扉開ボタン97が操作された時を想定し、該操作軸50の一端部51を引張ると、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40の係止突起41が該ラッチ19の貫通孔18から離脱する方向(本発明の一実施例においては図10における縦の下方向)に移動するものである。
そして、従来技術の右開きの洗濯槽扉の洗濯機96(部分図)の洗濯槽扉(不図示。)が閉められた時を想定し、引張っていた該操作軸50の一端部51を離すと、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40の係止突起41が該ラッチ19の貫通孔18に挿入されて係止する方向(本発明の一実施例においては図10における縦の上方向)に移動するものである。
図8(a)は操作軸50の定位置の状態を示した正面図である。
まず、図8(b)又は図11(b)に示すように、セルフロック機構のアンロック(係止解除)時に、従来技術の右開きの洗濯槽扉の洗濯機96の扉開ボタン97が操作された時を想定し、該操作軸50の一端部51を引張ると、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40の係止突起41が該ラッチ19の貫通孔18から離脱する方向(本発明の一実施例においては図10における縦の下方向)に移動するものである。
そして、従来技術の右開きの洗濯槽扉の洗濯機96(部分図)の洗濯槽扉(不図示。)が閉められた時を想定し、引張っていた該操作軸50の一端部51を離すと、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40の係止突起41が該ラッチ19の貫通孔18に挿入されて係止する方向(本発明の一実施例においては図10における縦の上方向)に移動するものである。
次に、図8(c)又は図11(a)に示すように、セルフロック機構のアンロック(係止解除)時に、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91の扉開ボタン92が操作された時を想定し、該操作軸50の他端部53を引張ると、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40の係止突起41が該ラッチ19の貫通孔18から離脱する方向(本発明の一実施例においては図10における縦の下方向)に移動するものである。
そして、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91(部分図)の洗濯槽扉(不図示。)が閉められた時を想定し、引張っていた該操作軸50の他端部53を離すと、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40の係止突起41が該ラッチ19の貫通孔18に挿入されて係止する方向(本発明の一実施例においては図10における縦の上方向)に移動するものである。
このように、該操作軸50の一端部51又は他端部53の何れかを引張っても、該ラッチ19のロック(係止)及びアンロック(係止解除)が可能なので、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91にも、右開きの洗濯槽扉の洗濯機97にも対応することができるものである。
そして、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91(部分図)の洗濯槽扉(不図示。)が閉められた時を想定し、引張っていた該操作軸50の他端部53を離すと、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52と該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40の係止突起41が該ラッチ19の貫通孔18に挿入されて係止する方向(本発明の一実施例においては図10における縦の上方向)に移動するものである。
このように、該操作軸50の一端部51又は他端部53の何れかを引張っても、該ラッチ19のロック(係止)及びアンロック(係止解除)が可能なので、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91にも、右開きの洗濯槽扉の洗濯機97にも対応することができるものである。
そして、リンク30と係止板40の作用(ソフト)を説明する。
セルフロック機構のアンロック(係止解除)時から初めて実施される該ソレノイド13の励磁による可動鉄心17の吸引作動時にハートカム溝24と係止ピン26とが摺動し又該リンク30がその吸引作動に応動することにより該リンク30の係止爪31が該係止板40の凹部43に入り込み(本発明の一実施例においては図10における横の右方向に移動する。)そして該係止板40がロック(係止)される。次に実施される該ソレノイド13の消磁による可動鉄心17の復帰作動時にハートカム溝24と係止ピン26との係合によりセルフロック機構がロック(係止)され、該操作軸50の往復動(本発明の一実施例においては図10における横の左右方向)を抑制して該ラッチ19を係止保持する。
セルフロック機構のロック(係止)時から初めて実施される該ソレノイド13の励磁による可動鉄心17の吸引作動時にハートカム溝24と係止ピン26とが摺動し又該リンク30がその復帰作動に応動することにより該リンク30の係止爪31が該係止板40の凹部43から離脱(本発明の一実施例においては図10における横の左方向に移動する。)して該係止板40がアンロック(係止解除)される。次に実施される該ソレノイド13の消磁による可動鉄心17の復帰作動時にハートカム溝24と係止ピン26との離脱によりセルフロック機構がアンロック(係止解除)され、該操作軸50の往復動(本発明の一実施例においては図10における横の左右方向)を可能にして該ラッチ19を挿脱(開閉)自在にするものである。
セルフロック機構のアンロック(係止解除)時から初めて実施される該ソレノイド13の励磁による可動鉄心17の吸引作動時にハートカム溝24と係止ピン26とが摺動し又該リンク30がその吸引作動に応動することにより該リンク30の係止爪31が該係止板40の凹部43に入り込み(本発明の一実施例においては図10における横の右方向に移動する。)そして該係止板40がロック(係止)される。次に実施される該ソレノイド13の消磁による可動鉄心17の復帰作動時にハートカム溝24と係止ピン26との係合によりセルフロック機構がロック(係止)され、該操作軸50の往復動(本発明の一実施例においては図10における横の左右方向)を抑制して該ラッチ19を係止保持する。
セルフロック機構のロック(係止)時から初めて実施される該ソレノイド13の励磁による可動鉄心17の吸引作動時にハートカム溝24と係止ピン26とが摺動し又該リンク30がその復帰作動に応動することにより該リンク30の係止爪31が該係止板40の凹部43から離脱(本発明の一実施例においては図10における横の左方向に移動する。)して該係止板40がアンロック(係止解除)される。次に実施される該ソレノイド13の消磁による可動鉄心17の復帰作動時にハートカム溝24と係止ピン26との離脱によりセルフロック機構がアンロック(係止解除)され、該操作軸50の往復動(本発明の一実施例においては図10における横の左右方向)を可能にして該ラッチ19を挿脱(開閉)自在にするものである。
図9に示すように、箱体本体60は、略四角形の箱体で、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90の主な構成要素(部材)である、該ソレノイドアクチュエータ10と、該可動操作板20と、該圧縮コイルスプリングB25と、該リンク30と、該係止板40と、該圧縮コイルスプリングA46と、該操作軸50と、他の関連部材と、を箱体内部の指定の場所に配設できる箱体(例えば、ABS樹脂の一体形成部材)である。また、箱体本体60を箱体蓋体70で蓋をすることにより、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90の主な構成要素(部材)を、塵埃や水滴等から保護する役目も担っている。
ここで、箱体本体60に設けられた空間や壁、孔等の説明をする。
箱体本体60の左上部には略四角形状壁で形成したラッチ受61の空間が有り、該ラッチ受61の空間下部にはリンク誘導溝部62の空間が有り、該リンク誘導溝部62の空間の下部には係止板誘導溝部63の空間が有り、該係止板誘導溝部63の空間の下方壁(左下壁)にはスプリングA受部64が設けられ、該係止板誘導溝部63の空間の右隣接部には吸引確認用転換器35を収納する空間72が有り、該リンク誘導溝部62の空間の右隣接部には可動操作板20を収納する空間68が有り、該可動操作板20を収納する空間68内にはスプリングB他端受け壁75と係止ピン他端部取付孔76と復帰ばね取付孔77とが有り、該可動操作板20を収納する空間68の略中央部の下方部にはソレノイドアクチュエータ10を収納する空間65が有り、右上部には圧縮コイルスプリングC(不図示。)と押釦部80とを収納する空間78が有り、該圧縮コイルスプリングC(巻線ばね。例えば、ステンレススチール線)と押釦部80とを収納する空間78の下方部には押板81を収納する空間73及び復帰バネ82他端受け壁79が有り、復帰バネ82他端受け壁79の下部には開閉器83を収納する空間74が有り、箱体本体60の左側面壁には軸受66が有り、箱体本体60の右側面壁には軸受67が有る。
尚、箱体本体60の右上部には圧縮コイルスプリングC(不図示。)と押釦部80とを収納する空間78が有るが、顧客仕様等により、該係止板誘導溝部63の空間の左隣接部の何も無い空間に変更・移動することは可能である。
ここで、箱体本体60に設けられた空間や壁、孔等の説明をする。
箱体本体60の左上部には略四角形状壁で形成したラッチ受61の空間が有り、該ラッチ受61の空間下部にはリンク誘導溝部62の空間が有り、該リンク誘導溝部62の空間の下部には係止板誘導溝部63の空間が有り、該係止板誘導溝部63の空間の下方壁(左下壁)にはスプリングA受部64が設けられ、該係止板誘導溝部63の空間の右隣接部には吸引確認用転換器35を収納する空間72が有り、該リンク誘導溝部62の空間の右隣接部には可動操作板20を収納する空間68が有り、該可動操作板20を収納する空間68内にはスプリングB他端受け壁75と係止ピン他端部取付孔76と復帰ばね取付孔77とが有り、該可動操作板20を収納する空間68の略中央部の下方部にはソレノイドアクチュエータ10を収納する空間65が有り、右上部には圧縮コイルスプリングC(不図示。)と押釦部80とを収納する空間78が有り、該圧縮コイルスプリングC(巻線ばね。例えば、ステンレススチール線)と押釦部80とを収納する空間78の下方部には押板81を収納する空間73及び復帰バネ82他端受け壁79が有り、復帰バネ82他端受け壁79の下部には開閉器83を収納する空間74が有り、箱体本体60の左側面壁には軸受66が有り、箱体本体60の右側面壁には軸受67が有る。
尚、箱体本体60の右上部には圧縮コイルスプリングC(不図示。)と押釦部80とを収納する空間78が有るが、顧客仕様等により、該係止板誘導溝部63の空間の左隣接部の何も無い空間に変更・移動することは可能である。
そして、箱体本体60に設けられた各々の空間や壁、孔等に配設される本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90の主な構成要素(部材)の取付方法や構成要素(部材)同士の関連性等を説明をする。
箱体本体60の該リンク誘導溝部62の空間には該リンク30の一端部である係止爪31が左側になるように該リンク30を収納し、該係止板誘導溝部63の空間には該係止板40の一端部である係止突起41が該ラッチ受61側になるように、該係止板40のスプリングA受け44と箱体本体60左下壁のスプリングA受部64との間に該圧縮コイルスプリングA46を装着した該係止板40を収納し、該可動操作板20を収納する空間68には該リンク30の他端部であるリンク用突起誘導溝32に該可動操作板20の一端部にあるリンク用突起21を係合させて該可動操作板20を取付け、該可動操作板20の他端部にあるハートカム溝24に係止ピン26の一端部が係止するように、係止ピン他端部取付孔76には係止ピン26の他端部を取付け、復帰ばね取付孔77には復帰ばね27(板ばね)を取付け、箱体本体60に設けられたスプリングB他端受け壁75と該可動操作板20のスプリングB一端受け28との間には圧縮コイルスプリングB25を装着し、該ソレノイドアクチュエータ10を収納する空間65にはソレノイドアクチュエータ10を取付け、該可動操作板20の略中央部の突起22と該ソレノイドアクチュエータ10の可動鉄心17の係合孔16とを係合させ、該係止板40の他端部である操作軸用突起42の上に、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52の略中央頂部が係合するように、そして該操作軸50の一端部51である引張部材係合孔Aが該軸受66から突出するように、また該操作軸50の他端部53である引張部材係合孔Bが該軸受67から突出するように、該操作軸50を箱体本体60に取付ける。
該可動操作板20の略中央部の突起22と該ソレノイドアクチュエータ10の可動鉄心17の係合孔16とを係合させる時には、衝突音を緩衝させるために、例えば、軟質ゴムやスポンジ等のダンパー等を装着すると良い。
最後に、箱体本体60の該ラッチ受61の空間と、箱体蓋体70のラッチ口71と、が重なるように箱体本体60と箱体蓋体70とを合わせる。本発明の一実施例においては、箱体蓋体70が嵌脱自在になるように、タッピングネジ99(例えば、ステンレススチール製)で止めたが、嵌脱の必要性が無い場合などは、例えば、箱体本体60と箱体蓋体70とを形成している樹脂同士を熱溶着(固着)しても良い。
箱体本体60の該リンク誘導溝部62の空間には該リンク30の一端部である係止爪31が左側になるように該リンク30を収納し、該係止板誘導溝部63の空間には該係止板40の一端部である係止突起41が該ラッチ受61側になるように、該係止板40のスプリングA受け44と箱体本体60左下壁のスプリングA受部64との間に該圧縮コイルスプリングA46を装着した該係止板40を収納し、該可動操作板20を収納する空間68には該リンク30の他端部であるリンク用突起誘導溝32に該可動操作板20の一端部にあるリンク用突起21を係合させて該可動操作板20を取付け、該可動操作板20の他端部にあるハートカム溝24に係止ピン26の一端部が係止するように、係止ピン他端部取付孔76には係止ピン26の他端部を取付け、復帰ばね取付孔77には復帰ばね27(板ばね)を取付け、箱体本体60に設けられたスプリングB他端受け壁75と該可動操作板20のスプリングB一端受け28との間には圧縮コイルスプリングB25を装着し、該ソレノイドアクチュエータ10を収納する空間65にはソレノイドアクチュエータ10を取付け、該可動操作板20の略中央部の突起22と該ソレノイドアクチュエータ10の可動鉄心17の係合孔16とを係合させ、該係止板40の他端部である操作軸用突起42の上に、該操作軸50のV字形の係止板誘導壁52の略中央頂部が係合するように、そして該操作軸50の一端部51である引張部材係合孔Aが該軸受66から突出するように、また該操作軸50の他端部53である引張部材係合孔Bが該軸受67から突出するように、該操作軸50を箱体本体60に取付ける。
該可動操作板20の略中央部の突起22と該ソレノイドアクチュエータ10の可動鉄心17の係合孔16とを係合させる時には、衝突音を緩衝させるために、例えば、軟質ゴムやスポンジ等のダンパー等を装着すると良い。
最後に、箱体本体60の該ラッチ受61の空間と、箱体蓋体70のラッチ口71と、が重なるように箱体本体60と箱体蓋体70とを合わせる。本発明の一実施例においては、箱体蓋体70が嵌脱自在になるように、タッピングネジ99(例えば、ステンレススチール製)で止めたが、嵌脱の必要性が無い場合などは、例えば、箱体本体60と箱体蓋体70とを形成している樹脂同士を熱溶着(固着)しても良い。
本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90には、前記のような主な構成要素(部材)の他にいろいろな検出機構(装置)等が搭載されているので、それらについても説明する。(尚、詳細は特許文献2に示されている。)
まず、洗濯機(不図示。)に設けられたラッチ19を有する洗濯槽扉(不図示。)の開閉検出機構であるが、その前に、特許文献2の明細書の段落番号0008には、「先ず、本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置10の十分な効果を得るために、電気機器100の扉101には、扉開閉槓杆104と、該扉開閉槓杆104に連動する扉爪102と、該扉爪102よりも扉101の中央寄り側に配置されるように凸起している押棒103(形状、寸法等は特に問わない。)と、等を設置することが望ましい。」と、記載(符号は特許文献2に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである。)されているように、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90を搭載する洗濯機(不図示。)に設けられたラッチ19を有する洗濯槽扉(不図示。)にも凸起している押棒を設置することが望ましい(例えば、特許文献2の図13参照。)。
まず、洗濯機(不図示。)に設けられたラッチ19を有する洗濯槽扉(不図示。)の開閉検出機構であるが、その前に、特許文献2の明細書の段落番号0008には、「先ず、本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置10の十分な効果を得るために、電気機器100の扉101には、扉開閉槓杆104と、該扉開閉槓杆104に連動する扉爪102と、該扉爪102よりも扉101の中央寄り側に配置されるように凸起している押棒103(形状、寸法等は特に問わない。)と、等を設置することが望ましい。」と、記載(符号は特許文献2に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである。)されているように、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90を搭載する洗濯機(不図示。)に設けられたラッチ19を有する洗濯槽扉(不図示。)にも凸起している押棒を設置することが望ましい(例えば、特許文献2の図13参照。)。
特許文献2の明細書の段落番号0009ないし段落番号0011には、「該掛止本体40の摺動に連動する吸引確認用転換器60(例えば、マイクロスイッチ、片切スイッチ、両切スイッチ、点滅器)と、該押棒103で押される押釦部70(例えば、ABS樹脂)と、該押釦部70を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(C)71(例えば、ステンレススチール線)と、該押釦部70の移動に連動する弾発横杆部72(例えば、ステンレススチール板)と、該弾発横杆部72に連動する開閉器73(例えば、マイクロスイッチ、片切スイッチ、両切スイッチ、点滅器)と、該掛止ピン42の手動解除槓杆80(例えば、ABS樹脂)と、該手動解除槓杆80を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(D)81(例えば、ステンレススチール線)と、該手動解除槓杆に結ばれた紐類82と、からなる。
ここで、扉爪102が挿脱及び掛止できる電磁式扉爪掛止機構の主要構成(部品)は、開口部21(上部小箱20)と、扉爪収納部31と、掛止本体40(ハートカム41)と、掛止ピン42と、可動鉄芯51と、可動鉄芯吸引型電磁石50と、等である。
又、電磁式扉爪掛止機構の手動掛止解除機構の主要構成(部品)は、手動解除槓杆80と、紐類82と、等である。
そして、押棒103の挿脱を検出する扉開閉検出機構の主要構成(部品)は、押釦部70と、弾発横杆部72と、開閉器73と、等である。
尚、本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置10においては、例えば、図7の正面図のように、掛止本体40の摺動に連動する吸引確認用転換器60を下部に設け、押釦部70及び開閉器73を上部に設けた(押棒103を扉101の中央寄り側に設けた方が、扉の内部から扉を押した時に、扉の僅かな歪みで扉開閉検出が行える。又、扉爪102と押棒103とを近設することができる。)が、掛止本体40の摺動に連動する吸引確認用転換器60を上部に設け、押釦部70及び開閉器73を下部に設けても良い。(扉爪102と押棒103とを隔離して配置したい場合などは有利である。)」と、記載(符号は特許文献2に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである。)されているように、
本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90においても、洗濯機(不図示。)の洗濯槽扉(不図示。)に設けられた押棒(不図示。)で押される押釦部80(例えば、ABS樹脂)と、該押釦部80を常時弾発付勢する圧縮コイルスプリングC(不図示。)と、押釦部80の移動に連動する押板81と、該押板81を復帰させる復帰バネ82と、該押板81に連動しスイッチ部を有する開閉器83(例えば、マイクロスイッチ、片切スイッチ、両切スイッチ、点滅器)と、を設けて、洗濯槽扉の開閉検出が実施できるように構成してある。
詳しくは、箱体本体60の該圧縮コイルスプリングC(不図示。)と押釦部80とを収納する空間78には圧縮コイルスプリングC(巻線ばね。例えば、ステンレススチール線。不図示。)を先に収納し、その上に押釦部80を収納(載置)し、該押板81を収納する空間73には該復帰バネ82の一端部を該押板81の内壁で該復帰バネ82の他端部を該復帰バネ82他端受け壁79で係止するように押板81の内周部に復帰バネ82を装着して押板81を収納し、該開閉器83を収納する空間74には該開閉器83を収納している。また、不図示ではあるが、該開閉器83の複数の出力端子片と外部ケーブル接続用のコネクタ(例えば、レセプタクル側)の複数の外部端子片とを電気的に接続(例えば、圧着、半田付、溶接)して、該箱体本体60に取付けると良い。そして、外部ケーブル接続用のコネクタ(例えば、レセプタクル側)内の内部端子片には、開閉検出信号伝達用の外部ケーブルに設けられたコネクタ(例えば、プラグ側)が接続(嵌合)される。
洗濯槽扉の開閉検出の作用について説明する。洗濯槽扉(不図示。)を閉めると、該洗濯槽扉に設けられた押棒(不図示。)で押釦部80が押されて圧縮コイルスプリングC(不図示。)が圧縮する。該押釦部80が移動(本発明の一実施例においては図10における奥行方向に移動する。)すると、本発明の一実施例においては該押釦部80に連動する押板81が図10における縦の下方向に移動し、該押板81が開閉器83のスイッチ部を押して、スイッチ開閉信号(閉扉情報)を開閉検出信号伝達用の外部ケーブルで外部に伝達する。
また、洗濯槽扉が開くと、該押釦部80を押していた該押棒が離れる。すると、圧縮していた該圧縮コイルスプリングCが該押釦部80を押上げ、同時に開閉器83のスイッチ部を押していた該押板81が復帰バネ82で復帰位置まで戻され(本発明の一実施例においては図10における縦の上方向に移動する。)、該押板81が開閉器83のスイッチ部から離れて、反転したスイッチ開閉信号(開扉情報)を開閉検出信号伝達用の外部ケーブルで外部に伝達する。
ここで、扉爪102が挿脱及び掛止できる電磁式扉爪掛止機構の主要構成(部品)は、開口部21(上部小箱20)と、扉爪収納部31と、掛止本体40(ハートカム41)と、掛止ピン42と、可動鉄芯51と、可動鉄芯吸引型電磁石50と、等である。
又、電磁式扉爪掛止機構の手動掛止解除機構の主要構成(部品)は、手動解除槓杆80と、紐類82と、等である。
そして、押棒103の挿脱を検出する扉開閉検出機構の主要構成(部品)は、押釦部70と、弾発横杆部72と、開閉器73と、等である。
尚、本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置10においては、例えば、図7の正面図のように、掛止本体40の摺動に連動する吸引確認用転換器60を下部に設け、押釦部70及び開閉器73を上部に設けた(押棒103を扉101の中央寄り側に設けた方が、扉の内部から扉を押した時に、扉の僅かな歪みで扉開閉検出が行える。又、扉爪102と押棒103とを近設することができる。)が、掛止本体40の摺動に連動する吸引確認用転換器60を上部に設け、押釦部70及び開閉器73を下部に設けても良い。(扉爪102と押棒103とを隔離して配置したい場合などは有利である。)」と、記載(符号は特許文献2に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである。)されているように、
本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90においても、洗濯機(不図示。)の洗濯槽扉(不図示。)に設けられた押棒(不図示。)で押される押釦部80(例えば、ABS樹脂)と、該押釦部80を常時弾発付勢する圧縮コイルスプリングC(不図示。)と、押釦部80の移動に連動する押板81と、該押板81を復帰させる復帰バネ82と、該押板81に連動しスイッチ部を有する開閉器83(例えば、マイクロスイッチ、片切スイッチ、両切スイッチ、点滅器)と、を設けて、洗濯槽扉の開閉検出が実施できるように構成してある。
詳しくは、箱体本体60の該圧縮コイルスプリングC(不図示。)と押釦部80とを収納する空間78には圧縮コイルスプリングC(巻線ばね。例えば、ステンレススチール線。不図示。)を先に収納し、その上に押釦部80を収納(載置)し、該押板81を収納する空間73には該復帰バネ82の一端部を該押板81の内壁で該復帰バネ82の他端部を該復帰バネ82他端受け壁79で係止するように押板81の内周部に復帰バネ82を装着して押板81を収納し、該開閉器83を収納する空間74には該開閉器83を収納している。また、不図示ではあるが、該開閉器83の複数の出力端子片と外部ケーブル接続用のコネクタ(例えば、レセプタクル側)の複数の外部端子片とを電気的に接続(例えば、圧着、半田付、溶接)して、該箱体本体60に取付けると良い。そして、外部ケーブル接続用のコネクタ(例えば、レセプタクル側)内の内部端子片には、開閉検出信号伝達用の外部ケーブルに設けられたコネクタ(例えば、プラグ側)が接続(嵌合)される。
洗濯槽扉の開閉検出の作用について説明する。洗濯槽扉(不図示。)を閉めると、該洗濯槽扉に設けられた押棒(不図示。)で押釦部80が押されて圧縮コイルスプリングC(不図示。)が圧縮する。該押釦部80が移動(本発明の一実施例においては図10における奥行方向に移動する。)すると、本発明の一実施例においては該押釦部80に連動する押板81が図10における縦の下方向に移動し、該押板81が開閉器83のスイッチ部を押して、スイッチ開閉信号(閉扉情報)を開閉検出信号伝達用の外部ケーブルで外部に伝達する。
また、洗濯槽扉が開くと、該押釦部80を押していた該押棒が離れる。すると、圧縮していた該圧縮コイルスプリングCが該押釦部80を押上げ、同時に開閉器83のスイッチ部を押していた該押板81が復帰バネ82で復帰位置まで戻され(本発明の一実施例においては図10における縦の上方向に移動する。)、該押板81が開閉器83のスイッチ部から離れて、反転したスイッチ開閉信号(開扉情報)を開閉検出信号伝達用の外部ケーブルで外部に伝達する。
また、可動操作板20には、スプリングD一端受け23を設け、そのスプリングD一端受け23に対峙するようにスイッチ部を有する吸引確認用転換器35(例えば、マイクロスイッチ、片切スイッチ、両切スイッチ、点滅器)を設け、スプリングD一端受け23と吸引確認用転換器35との間に圧縮コイルスプリングD33を設けて、該可動鉄心17の吸引確認検出が実施できるように構成してある。
詳しくは、箱体本体60の該吸引確認用転換器35を収納する空間72には吸引確認用転換器35を収納し、可動操作板20のスプリングD一端受け23には圧縮コイルスプリングD33(巻線ばね。例えば、ステンレススチール線)の一端部を環装して該吸引確認用転換器35のスイッチ部に該圧縮コイルスプリングD33の他端部がさわるように取付ける。また、不図示ではあるが、該吸引確認用転換器35の複数の出力端子片と外部ケーブル接続用のコネクタ(例えば、レセプタクル側)の複数の外部端子片とを電気的に接続(例えば、圧着、半田付、溶接)して、該箱体本体60に取付けると良い。そして、外部ケーブル接続用のコネクタ(例えば、レセプタクル側)内の内部端子片には、吸引確認信号伝達用の外部ケーブルに設けられたコネクタ(例えば、プラグ側)が接続(嵌合)される。
可動鉄心17の吸引確認検出の作用について説明する。ソレノイド13の励磁による可動鉄心17の吸引作動時に、可動操作板20が連動(本発明の一実施例においては図10における縦の下方向に移動する。)すると、該圧縮コイルスプリングD33が該吸引確認用転換器35のスイッチ部を押して、スイッチ開閉信号(吸引情報)を吸引確認信号伝達用の外部ケーブルで外部に伝達する。
また、ソレノイド13の消磁による可動鉄心17の復帰作動時に、可動操作板20が連動(本発明の一実施例においては図10における縦の上方向に移動する。)すると、該吸引確認用転換器35のスイッチ部を押していた圧縮コイルスプリングD33が該吸引確認用転換器35のスイッチ部から離れて、反転したスイッチ開閉信号(復帰情報)を吸引確認信号伝達用の外部ケーブルで外部に伝達する。
詳しくは、箱体本体60の該吸引確認用転換器35を収納する空間72には吸引確認用転換器35を収納し、可動操作板20のスプリングD一端受け23には圧縮コイルスプリングD33(巻線ばね。例えば、ステンレススチール線)の一端部を環装して該吸引確認用転換器35のスイッチ部に該圧縮コイルスプリングD33の他端部がさわるように取付ける。また、不図示ではあるが、該吸引確認用転換器35の複数の出力端子片と外部ケーブル接続用のコネクタ(例えば、レセプタクル側)の複数の外部端子片とを電気的に接続(例えば、圧着、半田付、溶接)して、該箱体本体60に取付けると良い。そして、外部ケーブル接続用のコネクタ(例えば、レセプタクル側)内の内部端子片には、吸引確認信号伝達用の外部ケーブルに設けられたコネクタ(例えば、プラグ側)が接続(嵌合)される。
可動鉄心17の吸引確認検出の作用について説明する。ソレノイド13の励磁による可動鉄心17の吸引作動時に、可動操作板20が連動(本発明の一実施例においては図10における縦の下方向に移動する。)すると、該圧縮コイルスプリングD33が該吸引確認用転換器35のスイッチ部を押して、スイッチ開閉信号(吸引情報)を吸引確認信号伝達用の外部ケーブルで外部に伝達する。
また、ソレノイド13の消磁による可動鉄心17の復帰作動時に、可動操作板20が連動(本発明の一実施例においては図10における縦の上方向に移動する。)すると、該吸引確認用転換器35のスイッチ部を押していた圧縮コイルスプリングD33が該吸引確認用転換器35のスイッチ部から離れて、反転したスイッチ開閉信号(復帰情報)を吸引確認信号伝達用の外部ケーブルで外部に伝達する。
そして、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90のソレノイドアクチュエータ10等が故障し、例えば、ハートカム方式のセルフロック機構(ハートカム溝24と係止ピン26との係合及び離脱によるロック(係止)及びアンロック(係止解除)の操作を交互に行なえる機構)が作動不能になった場合を想定し、可動操作板20の他端部であるハートカム溝24に係止ピン26の一端部が係止されているところに、該係止ピン26の手動解除槓杆(レバー)86(例えば、ABS樹脂)と、該手動解除槓杆86を復帰させる復帰バネ87(例えば、ステンレススチール線)と、該手動解除槓杆86に結ばれた紐類89(例えば、ナイロン繊維)と、を設け、可動操作板20の槓杆(レバー)ストッパー29に取付けてある。そして、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90の外部に紐類89の一方を出しておいて、該紐類89の一方(手動解除槓杆86に結ばれている方)を引張れば、緊急手動解除が実施できるように構成してある。
さらに、例えば、洗濯機91(部分図)に設けられた洗濯槽扉(不図示。)を開くための扉開ボタン92が操作不能になった場合を想定し、係止板40の他端部の操作軸用突起42の近傍には凹形軸受45を設け、該凹形軸受45には手動開閉棒88の一端部が取付けられ、該手動開閉棒88の他端部には該手動解除槓杆86に結ばれた紐類89の片方が結ばれる。そして、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90の外部に紐類89の他方を出しておいて、該紐類89の他方(手動開閉槓杆88に結ばれている方)を引張れば、洗濯機91(部分図)の洗濯槽扉(不図示。)の緊急手動解除が実施できるように構成してある。
本発明の一実施例においては、1本の紐類89で、該手動解除槓杆86と該手動開閉棒88とを連結するように、該手動解除槓杆86に紐類89一方を該手動開閉棒88に紐類89他方を取付けたが、2本の紐類89を、該手動解除槓杆86と該手動開閉棒88とに各々結んで出しておいても良い。
本発明の一実施例においては、1本の紐類89で、該手動解除槓杆86と該手動開閉棒88とを連結するように、該手動解除槓杆86に紐類89一方を該手動開閉棒88に紐類89他方を取付けたが、2本の紐類89を、該手動解除槓杆86と該手動開閉棒88とに各々結んで出しておいても良い。
実施例2においては、本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置90において、実施例1の一体形成した本発明の一実施例の操作軸50以外は、全て同じ構成要素(部材)を使用するので、該操作軸50以外の構成要素(部材)については、詳細な説明を割愛する。
図12は本発明の他実施例の操作軸(操作軸A54及び操作軸B57)の外観図であり、図12(a)は操作軸A54及び操作軸B57の上部正面の外観斜視図であり、図12(b)は係止板40の上部に本発明の他実施例の操作軸(操作軸A54及び操作軸B57)を載置した状態を示した上部正面の外観斜視図であり、図12(c)は本発明の一実施例の操作軸50を二分割した操作軸C47及び操作軸D48の上部正面の外観斜視図である。
図12は本発明の他実施例の操作軸(操作軸A54及び操作軸B57)の外観図であり、図12(a)は操作軸A54及び操作軸B57の上部正面の外観斜視図であり、図12(b)は係止板40の上部に本発明の他実施例の操作軸(操作軸A54及び操作軸B57)を載置した状態を示した上部正面の外観斜視図であり、図12(c)は本発明の一実施例の操作軸50を二分割した操作軸C47及び操作軸D48の上部正面の外観斜視図である。
図12(a)に示すように、本発明の他実施例の操作軸においては、実施例1の一体形成した本発明の一実施例の操作軸50を、操作軸A54(例えば、POM樹脂)と操作軸B57(例えば、POM樹脂)の二分割とした。
図12(b)に示すように、係止板40の上部に本発明の他実施例の操作軸(操作軸A54の他端部56と操作軸B57の他端部59とを重ねるようにする。)を載置するように取付けられる。この状態が本発明の他実施例の操作軸(操作軸A54及び操作軸B57)の復帰位置である。
図12(b)に示すように、係止板40の上部に本発明の他実施例の操作軸(操作軸A54の他端部56と操作軸B57の他端部59とを重ねるようにする。)を載置するように取付けられる。この状態が本発明の他実施例の操作軸(操作軸A54及び操作軸B57)の復帰位置である。
操作軸A54の一端部55には引張部材係合孔AAを設け、操作軸A54の他端部56には該係止板40が該ラッチ受61から離脱する方向に移動するように斜めに設けられた係止板誘導壁Aを設けた。該箱体本体60には該操作軸A54の一端部55である引張部材係合孔AAが該箱体本体60の左側面壁に設けられた軸受66から突出するように取付けられる。
操作軸A54の他端部56の係止板誘導壁Aの斜めの角度については、係止板40の往復動の移動量(約5mm程度)にあわせて、該操作軸A54の移動量を約6mm程度とするために、本発明の他実施例においては約45度に設計したが、この角度を任意に変更することにより、該操作軸A54の移動量を変更できるものである。
不図示ではあるが、セルフロック機構のアンロック時に、該操作軸A54の一端部55を引張ると、該操作軸A54の他端部56の斜めの係止板誘導壁Aと該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19から離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸A54の一端部55を離すと、該操作軸A54の他端部56の斜めの係止板誘導壁Aと該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に移動する。
不図示ではあるが、本発明の他実施例の操作軸A54の一端部55の引張部材係合孔AAには、従来技術の右開きの洗濯槽扉の洗濯機96(部分図ではあるが図11参照。)の上部に配設される扉開ボタン97の一端部に取付けられた係合スプリング98(第2付勢手段)の他端部が係合されて使用される。また、操作軸B57の一端部58の引張部材係合孔BBに係合スプリング98(第2付勢手段)の他端部を係合することにより、扉開ボタン97を洗濯機96の下部に配設することも可能である。
操作軸A54の他端部56の係止板誘導壁Aの斜めの角度については、係止板40の往復動の移動量(約5mm程度)にあわせて、該操作軸A54の移動量を約6mm程度とするために、本発明の他実施例においては約45度に設計したが、この角度を任意に変更することにより、該操作軸A54の移動量を変更できるものである。
不図示ではあるが、セルフロック機構のアンロック時に、該操作軸A54の一端部55を引張ると、該操作軸A54の他端部56の斜めの係止板誘導壁Aと該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19から離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸A54の一端部55を離すと、該操作軸A54の他端部56の斜めの係止板誘導壁Aと該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に移動する。
不図示ではあるが、本発明の他実施例の操作軸A54の一端部55の引張部材係合孔AAには、従来技術の右開きの洗濯槽扉の洗濯機96(部分図ではあるが図11参照。)の上部に配設される扉開ボタン97の一端部に取付けられた係合スプリング98(第2付勢手段)の他端部が係合されて使用される。また、操作軸B57の一端部58の引張部材係合孔BBに係合スプリング98(第2付勢手段)の他端部を係合することにより、扉開ボタン97を洗濯機96の下部に配設することも可能である。
また、操作軸B57の一端部58には引張部材係合孔BBを設け、該操作軸B57の他端部59には該係止板40が該ラッチ受61から離脱する方向に移動するように斜めに設けられた係止板誘導壁Bを設けた。該箱体本体60には該操作軸B57の一端部58である引張部材係合孔BBが該箱体本体60の右側面壁に設けられた軸受67から突出するように取付けられる。
操作軸B57の他端部59の係止板誘導壁Bの斜めの角度については、係止板40の往復動の移動量(約5mm程度)にあわせて、該操作軸B57の移動量を約6mm程度とするために、本発明の他実施例においては約45度に設計したが、この角度を任意に変更することにより、該操作軸B57の移動量を変更できるものである。
不図示ではあるが、セルフロック機構のアンロック時に、該操作軸B57の一端部58を引張ると、該操作軸B57の他端部58の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19から離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸B57の一端部58を離すと、該操作軸B57の他端部59の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に移動する。
不図示ではあるが、本発明の他実施例の操作軸B57の一端部58の引張部材係合孔BBには、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91(部分図ではあるが図11参照。)の上部に配設される扉開ボタン92の一端部に取付けられた係合スプリング93(第2付勢手段)の他端部が係合されて使用される。また、操作軸A54の一端部55の引張部材係合孔AAに係合スプリング93(第2付勢手段)の他端部を係合することにより、扉開ボタン92を洗濯機91の下部に配設することも可能である。
操作軸B57の他端部59の係止板誘導壁Bの斜めの角度については、係止板40の往復動の移動量(約5mm程度)にあわせて、該操作軸B57の移動量を約6mm程度とするために、本発明の他実施例においては約45度に設計したが、この角度を任意に変更することにより、該操作軸B57の移動量を変更できるものである。
不図示ではあるが、セルフロック機構のアンロック時に、該操作軸B57の一端部58を引張ると、該操作軸B57の他端部58の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19から離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸B57の一端部58を離すと、該操作軸B57の他端部59の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板40の操作軸用突起42とが摺動して該係止板40が該ラッチ19を係止する方向に移動する。
不図示ではあるが、本発明の他実施例の操作軸B57の一端部58の引張部材係合孔BBには、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91(部分図ではあるが図11参照。)の上部に配設される扉開ボタン92の一端部に取付けられた係合スプリング93(第2付勢手段)の他端部が係合されて使用される。また、操作軸A54の一端部55の引張部材係合孔AAに係合スプリング93(第2付勢手段)の他端部を係合することにより、扉開ボタン92を洗濯機91の下部に配設することも可能である。
このように、該操作軸A54の一端部55又は該操作軸B57の一端部58の何れかを引張っても、該ラッチ19のロック(係止)及びアンロック(係止解除)が可能なので、従来技術の左開きの洗濯槽扉の洗濯機91(部分図)にも、右開きの洗濯槽扉の洗濯機97(部分図)にも対応することができるものである。
以上、本発明の好適な実施の形態について種々の組合せ等を述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定されるものでなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの組合せ、改変等を施し得るのはもちろんである。
例えば、図12(c)に示すように、実施例1の一体形成した本発明の一実施例の操作軸50を、V字形の係止板誘導壁を有する操作軸C47(例えば、POM樹脂)とV字形の係止板誘導壁を有する操作軸D48(例えば、POM樹脂)の二分割としても良い。
同様に、実施例2の二分割形成した本発明の他実施例の操作軸A54の他端部56の斜めに設けられた係止板誘導壁Aを、略V字形の係止板誘導壁Aに変更したり、また操作軸B57の他端部59の斜めに設けられた係止板誘導壁Bを、略V字形の係止板誘導壁Bに変更したりしても良い。
同様に、実施例2の二分割形成した本発明の他実施例の操作軸A54の他端部56の斜めに設けられた係止板誘導壁Aを、略V字形の係止板誘導壁Aに変更したり、また操作軸B57の他端部59の斜めに設けられた係止板誘導壁Bを、略V字形の係止板誘導壁Bに変更したりしても良い。
衣類を洗う洗濯機のみならず、芋類など穀物類や野菜類等を洗う食品洗い機、食器等を洗う食器洗い乾燥機等にも適用できる。
10…ソレノイドアクチュエータ、11…端子片、12…ボビン、13…ソレノイド、14…ヨーク、15…固定鉄心、16…係合孔、17…可動鉄心、18…貫通孔、19…ラッチ、20…可動操作板、21…リンク用突起、22…突起、23…スプリングD一端受け、24…ハートカム溝、25…圧縮コイルスプリングB、26…係止ピン、27…復帰ばね、28…スプリングB一端受け、29…槓杆ストッパー、30…リンク、31…係止爪、32…リンク用突起誘導溝、33…圧縮コイルスプリングD、35…吸引確認用転換器、40…係止板、41…係止突起、42…操作軸用突起、43…凹部、44…スプリングA受け、45…凹形軸受、46…圧縮コイルスプリングA、47…操作軸C、48…操作軸D、50…操作軸、51…一端部(引張部材係合孔A)、52…V字形の係止板誘導壁、53…他端部(引張部材係合孔B)、54…操作軸A、55…一端部(引張部材係合孔AA)、56…他端部(係止板誘導壁A)、57…操作軸B、58…一端部(引張部材係合孔BB)、59…他端部(係止板誘導壁B)、60…箱体本体(ケース)、61…ラッチ受(空間)、62…リンク誘導溝部(空間)、63…係止板誘導溝部(空間)、64…スプリングA受部、65…ソレノイドアクチュエータ10を収納する空間、66…軸受、67…軸受、68…可動操作板20を収納する空間、70…箱体蓋体(ケース蓋)、71…ラッチ口、72…吸引確認用転換器35を収納する空間、73…押板81を収納する空間、74…開閉器83を収納する空間、75…スプリングB他端受け壁、76…係止ピン他端部取付孔、77…復帰ばね取付孔、78…圧縮コイルスプリングCと押釦部80とを収納する空間、79…復帰バネ82他端受け壁、80…押釦部、81…押板、82…復帰バネ、83…開閉器、86…手動解除槓杆、87…復帰バネ、88…手動開閉棒、89…紐類、90…本発明の一実施例の洗濯機用洗濯槽扉係止装置、91…左開きの洗濯槽扉の洗濯機(部分図)、92…扉開ボタン、93…係合スプリング、96…右開きの洗濯槽扉の洗濯機(部分図)、97…扉開ボタン、98…係合スプリング、99…タッピングネジ
Claims (2)
- 洗濯機に設けられたラッチを有する洗濯槽扉を閉じたときに該ラッチが入り込むラッチ受を有する箱体本体と、ソレノイドアクチュエータと、該ソレノイドアクチュエータで駆動される可動操作板と、該可動操作板に連動するリンクと、該リンクでロック又はアンロックされ該ラッチ受に入り込んだ該ラッチを係止する係止板と、該係止板が該ラッチを係止する方向に常時弾発付勢するように設けられた圧縮コイルスプリングAと、洗濯機に設けられた洗濯槽扉を開くための扉開ボタンを操作することにより該係止板が該ラッチから離脱する方向に移動するように設けられた操作軸と、該ラッチが入り込むラッチ口を有する箱体蓋体と、からなり、ハートカム溝と係止ピンとの係合及び離脱によるロック及びアンロックの操作を交互に行なえるハートカム方式のセルフロック機構を搭載した洗濯機用洗濯槽扉係止装置であって、
ソレノイドアクチュエータは、ボビンに銅線を巻装したソレノイドと、該ソレノイドの外周部を囲繞するヨークと、該ヨークに固着された固定鉄心と、該ソレノイドに内設され係合孔を有する可動鉄心と、からなり、該可動鉄心は、ソレノイド励磁で吸引作動、ソレノイド消磁で復帰作動をすることにより往復動をし、
可動操作板は、該可動鉄心に連結して該可動鉄心の往復動の方向と同方向に往復動し、一端部にはリンク用突起を設け、略中央部には該可動鉄心の係合孔に係合する突起とスプリングB一端受けとを設け、他端部にはハートカム溝を設け、該箱体本体に設けられたスプリングB他端受け壁と該可動操作板のスプリングB一端受けとの間に両者を常時弾発付勢するように圧縮コイルスプリングBを装着して該ソレノイド消磁時の該可動鉄心の復帰作動を容易にしたものであり、
リンクは、一端部には該係止板をロックする係止爪を設け、他端部には該可動操作板のリンク用突起の摺動により応動できるように斜めに設けられたリンク用突起誘導溝を設けたもので、該可動鉄心の往復動を直角方向の往復動に変換できるものであり、
操作軸は、一端部には引張部材係合孔Aを設け、その隣部には該係止板が該ラッチ受から離脱する方向に移動するように設けられたV字形の係止板誘導壁を設け、他端部には引張部材係合孔Bを設け、一体形成したもので、該リンクの往復動と同方向に往復動可能であり、また該操作軸の往復動はV字形の係止板誘導壁により該係止板を直角方向の往復動に変換できるものであり、
係止板は、一端部には該ラッチを直角方向から係止する係止突起を設け、略中央部には該リンクの係止爪が入り込む凹部とスプリングA受けとを設け、他端部には操作軸用突起を設けたもので、セルフロック機構のアンロック時に、該操作軸の一端部又は他端部の何れかを引張ると、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチから離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸の一端部又は他端部を離すと、該操作軸のV字形の係止板誘導壁と操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチを係止する方向に移動するものであり、セルフロック機構のアンロック時から初めて実施される該ソレノイド励磁による可動鉄心の吸引作動時にハートカム溝と係止ピンとが摺動し又該リンクがその吸引作動に応動することにより該リンクの係止爪が該凹部に入り込みロックされ、次に実施される該ソレノイド消磁による可動鉄心の復帰作動時にハートカム溝と係止ピンとの係合によりセルフロック機構がロックされ、該操作軸の往復動を抑制して該ラッチを係止保持し、セルフロック機構のロック時から初めて実施される該ソレノイド励磁による可動鉄心の吸引作動時にハートカム溝と係止ピンとが摺動し又該リンクがその復帰作動に応動することにより該リンクの係止爪が該凹部から離脱してアンロックされ、次に実施される該ソレノイド消磁による可動鉄心の復帰作動時にハートカム溝と係止ピンとの離脱によりセルフロック機構がアンロックされ、該操作軸の往復動を可能にして該ラッチを挿脱自在にし、
箱体本体は、略四角形の箱体で、該ソレノイドアクチュエータと、該可動操作板と、該リンクと、該係止板と、該圧縮コイルスプリングAと、該操作軸と、を箱体内部の指定の場所に配設できる箱体であり、
箱体本体の左上部には、略四角形状のラッチ受の空間を設け、該ラッチ受の空間下部には該リンクが左右の横方向の往復動ができるようなリンク誘導溝部の空間を設けて、該リンクの一端部である係止爪が左側になるように該リンクを収納し、該リンク誘導溝部の空間の下部には、該係止板が上下の縦方向の往復動ができるような係止板誘導溝部の空間を設けて、該係止板の一端部である係止突起が該ラッチ受側になるように、該係止板のスプリングA受けと箱体本体左下壁との間に該圧縮コイルスプリングAを装着した該係止板を収納し、該リンク誘導溝部の空間の右隣接部には、可動操作板を収納する空間を設け、該リンクの他端部であるリンク用突起誘導溝に該可動操作板の一端部にあるリンク用突起を係合させて該可動操作板を取付け、該可動操作板の他端部にあるハートカム溝に係止ピンの一端部が係止するように箱体本体には係止ピンの他端部と復帰ばねを取付け、箱体本体に設けられたスプリングB他端受け壁と該可動操作板のスプリングB一端受けとの間には圧縮コイルスプリングBを装着し、該可動操作板を収納する空間の略中央部の下方部にはソレノイドアクチュエータを収納する空間を設けてソレノイドアクチュエータを取付け、該可動操作板の略中央部の突起と該ソレノイドアクチュエータの可動鉄心の係合孔とを係合させ、該係止板の他端部である操作軸用突起の上に、該操作軸のV字形の係止板誘導壁の略中央頂部が係合するように、そして該操作軸の一端部である引張部材係合孔Aが箱体本体の左側面壁に設けられた軸受から突出するように、また該操作軸の他端部である引張部材係合孔Bが箱体本体の右側面壁に設けられた軸受から突出するように、該操作軸を箱体本体に取付け、箱体本体の該ラッチ受の空間と箱体蓋体のラッチ口とが重なるように箱体本体と箱体蓋体とを合わせたことを特徴とする洗濯機用洗濯槽扉係止装置。 - 請求項1記載の洗濯機用洗濯槽扉係止装置において、一体形成した操作軸を操作軸Aと操作軸Bの二分割とし、操作軸Aの一端部には引張部材係合孔AAを設け、操作軸Aの他端部には該係止板が該ラッチ受から離脱する方向に移動するように斜めに設けられた係止板誘導壁Aを設け、該箱体本体には該操作軸Aの一端部である引張部材係合孔AAが該箱体本体の左側面壁に設けられた軸受から突出するように取付けられ、また操作軸Bの一端部には引張部材係合孔BBを設け、操作軸Bの他端部には該係止板が該ラッチ受から離脱する方向に移動するように斜めに設けられた係止板誘導壁Bを設け、該箱体本体には該操作軸Bの一端部である引張部材係合孔BBが該箱体本体の右側面壁に設けられた軸受から突出するように取付けられ、
セルフロック機構のアンロック時に、該操作軸Aの一端部又は該操作軸Bの一端部の何れかを引張ると、該操作軸Aの他端部の斜めの係止板誘導壁A又は該操作軸Bの他端部の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板の操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチから離脱する方向に移動し、引張っていた該操作軸Aの一端部又は該操作軸Bの一端部を離すと、該操作軸Aの他端部の斜めの係止板誘導壁A又は該操作軸Bの他端部の斜めの係止板誘導壁Bと該係止板の操作軸用突起とが摺動して該係止板が該ラッチを係止する方向に移動することを特徴とする請求項1記載の洗濯機用洗濯槽扉係止装置。
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