JP5077314B2 - 洗濯槽扉係止装置を搭載した洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は衣類を洗う特に叩き洗いが出来るドラム式構造の洗濯槽を有する洗濯機の洗濯槽扉を電磁係止する電磁式セルフロック機構(ロック及びアンロックの操作を交互に行えるもの)を有する洗濯機用洗濯槽扉係止装置(電磁式ドアロック装置)に関するものである。
従来、ドラム式洗濯機の洗濯槽に対して洗濯物を出し入れするための開口部を開閉自在に覆いラッチ(扉をいつも開かない状態にする掛け金具)が内側に突設された洗濯槽扉と、該洗濯機筐体の正面側に設けられ該洗濯槽扉を開くための扉開ボタンと、該洗濯槽扉を閉じたときに該ラッチが入り込むラッチ受を有する開閉ロック部とを備え、該開閉ロック部は、該洗濯槽扉を閉じたときに該ラッチ受に入り込んだ該ラッチに係止することで該洗濯槽蓋を閉じた状態に係止する係止部材と、該係止部材を該ラッチに係止する方向に付勢する第1付勢手段と、該第1付勢手段の付勢に抗して進出移動することで該係止部材を該ラッチに係止した状態から外れた状態に移動させる引張りピンと、該係止部材を該ラッチに係止した状態にロックするロック手段とにより構成され、該扉開ボタンと該開閉ロック部との間には、回動軸を有し該扉開ボタンの押圧操作により該回動軸を回動支点として回動する開閉操作部材と、一端が該開閉操作部材に係合し他端が該引張りピンに連結された第2付勢手段と、該扉開ボタンと該開閉操作部材の間に取付けられ該扉開ボタンを押上げ方向に付勢する第3付勢手段とが設けられ、該ロック手段が該係止部材をロックしていない状態においては、該扉開ボタンの押圧操作がなされると、該第3付勢手段の付勢に抗して該扉開ボタンが該開閉操作部材を押すことで該開閉操作部材が回動し、該開閉操作部材の回動に伴い該第2付勢手段は変形することなく該第1付勢手段の付勢に抗して引張りピンが進出移動することで該係止部材が該ラッチに係止した状態から外れた状態に移動し、該ロック手段が該係止部材をロックしている状態においては、該扉開ボタンの押圧操作がなされると、該第3付勢手段の付勢に抗して該扉開ボタンが該開閉操作部材を押すことで該開閉操作部材が回動し、該開閉操作部材の回動に伴い該第2付勢手段が変形するようにしたことを特徴とする洗濯機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示される従来技術の係止部材の具体構造及び作用については、特許文献1の図4ないし図8を参照して詳しく説明されている。
また、特許文献1の明細書の段落番号0016ないし段落番号0017には、「図6に示すように、開閉操作部材93の回動により係合スプリング69が引かれると、係合スプリング69の他端が係合する引張りピン111が係止バネ112の付勢に抗して進出移動し、係止板(係止部材)113を支軸114を回動支点として回動させるので、図8に示すように、ラッチ受91に嵌り込んでいたラッチ90のロック穴90aに嵌入している係止板113の突起部113aが引き戻されてロック穴90aから外れるので、扉体8は図示しないバネ付勢により開かれる。扉開ボタン56の押圧を解除すると、係止板113は係止バネ112の付勢により回動して、その突起部113aをラッチ受91内に進出させた位置に戻り、引張りピン111は後退移動するので、係合スプリング69に引かれる開閉操作部材93は回動し、押圧突起94は扉開ボタン56を押し上げ、押上バネ92の付勢が働いて扉開ボタン56は元の位置に復帰する。
扉体8を閉じる操作が行われると、ラッチ受91に嵌まり込むラッチ90の先端により突起部113aはその先端の傾斜面が押圧される結果、係止板113を係止バネ112の付勢に抗して回動させ、ラッチ90がラッチ受91内に完全に入り込むと、突起部113aがロック穴90aに入り込める状態になるので、係止バネ112の付勢を受ける係止板113が回動して、その突起部113aをラッチ90のロック穴90aに嵌入させるため、閉じられた扉体8は閉じた状態に係止される。」と記載されている。
特開2005−137508号公報
しかしながら、従来技術の係止部材の構造では、支軸114を回動支点として係止板113を回動させているので、突起部113aがロック穴90aから回動により斜めに外れる時には、ラッチ90により突起部113aの一部の角部に応力が掛かりすぎて破損のおそれがあるという課題が残されている。(なおここまでの符号は特許文献1に示されているものであり、本発明の明細書とは異なるものである)。
また、ソレノイドの端子やスィッチの端子は防水処理が施されておらず、ロック穴から水が浸入した場合、充電部が水に濡れて漏電や錆発生による接触不良が発生する可能性がある。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ロック穴から水が浸入した場合、ソレノイド端子やスィッチの端子等の充電部が水に濡れるのを防止するようにしたものである。
上記目的を達成するために、洗濯機に設けられたラッチを有する洗濯槽扉を閉じたときに前記ラッチが入り込むラッチ受けを有する洗濯槽扉係止装置の箱体と、ソレノイドアクチュエータと、前記ソレノイドアクチュエータで駆動される操作板と、前記操作板に連動するリンクと、前記リンクでロック又はアンロックされ前記ラッチ受に入り込んだ前記ラッチを係止する係止板と、前記係止板が前記ラッチを係止する方向に常時付勢するように設けられたスプリングAと、前記洗濯槽扉を開くための扉開ボタンを操作することにより前記係止板が前記ラッチから離脱する方向に移動するように設けられた操作軸と、前記ラッチ受けを有する箱体からなりハートカム溝と係止ピンとの係合及び離脱によりロック及びアンロックの操作を交互に行える機構を搭載した洗濯機用洗濯槽扉係止装置であって、前記洗濯槽扉の開閉状態を検出する蓋開検知スィッチとロック又はアンロック状態を検出するロック検知スィッチとを備え、前記蓋開検知スィッチと前記ロック検知スィッチはそれぞれリード線と接続され、それぞれの接続部は防水処理が施されるとともに、各々のスィッチ自体もシール構造が施され防水構造とした洗濯槽扉係止装置を搭載した洗濯機としたものである。
これによって洗濯機用洗濯槽扉係止装置内のスィッチの充電部は防水修理が行われるので、洗濯機用洗濯槽扉係止装置内に水が浸入しても充電部に水が付着することはなく、漏電する危険性を低減できる。
本発明の洗濯機用洗濯槽扉係止装置は洗濯機用洗濯槽扉係止装置内のスィッチの充電部は防水修理が行われているので、洗濯機用洗濯槽扉係止装置内に水が浸入しても充電部に水が付着することはなく漏電する危険性を低減できる。
本発明の第1の実施の形態における洗濯機の斜視図 右開き洗濯機用洗濯槽扉係止装置の配置図 左開き洗濯槽用洗濯槽扉係止装置の配置図 洗濯機用洗濯槽扉係止装置の正面図 洗濯機用洗濯槽扉係止装置の側面図 洗濯機用洗濯槽扉係止装置の本体の内部構成図 洗濯機用洗濯槽扉係止装置の蓋裏面の内部構成図 ソレノイドアクチュエータの分解斜視図 (a)操作板の底面図(b)操作板の分解斜視図 ソレノイドアクチュエータの斜視図 ソレノイドアクチュエータの他の斜視図 本発明の第2の実施の形態におけるソレノイドアクチュエータの斜視図 同ソレノイドアクチュエータの他の斜視図
第1の発明は、洗濯機に設けられたラッチを有する洗濯槽扉を閉じたときに前記ラッチが入り込むラッチ受けを有する洗濯槽扉係止装置の箱体と、ソレノイドアクチュエータと、前記ソレノイドアクチュエータで駆動される操作板と、前記操作板に連動するリンクと、前記リンクでロック又はアンロックされ前記ラッチ受に入り込んだ前記ラッチを係止する係止板と、前記係止板が前記ラッチを係止する方向に常時付勢するように設けられたスプリングAと、前記洗濯槽扉を開くための扉開ボタンを操作することにより前記係止板が前記ラッチから離脱する方向に移動するように設けられた操作軸と、前記ラッチ受けを有する箱体からなりハートカム溝と係止ピンとの係合及び離脱によりロック及びアンロックの操作を交互に行える機構を搭載した洗濯機用洗濯槽扉係止装置であって、前記洗濯槽扉の開閉状態を検出する蓋開検知スィッチとロック又はアンロック状態を検出するロック検知スィッチとを備え、前記蓋開検知スィッチと前記ロック検知スィッチはそれぞれリード線と接続され、それぞれの接続部は防水処理が施されるとともに、各々のスィッチ自体もシール構造が施され防水構造とした洗濯槽扉係止装置を搭載することにより、洗濯機用洗濯槽扉係止装置内のスィッチの充電部は防水修理が行われるので、洗濯機用洗濯槽扉係止装置内に水が浸入しても充電部に水が付着することはなく漏電する危険性を低減できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ソレノイドアクチュエータのソレノイドは樹脂でモールドされるとともに、前記ソレノイドの端子周囲は円筒形状のモールドを施し、前記端子はリード線と接続され、前記リード線と前記端子との接続部は前記円筒形状のモールドと前記リード線の被覆部の端部を覆うように接着剤付熱収縮チューブにて熱収縮することにより防水処理が施されていることにより、ソレノイドアクチュエータのソレノイド(コイル部)は樹脂でモールドされ、コイル部の端子周囲は円筒形状のモールドを施し、該端子はリード線と接続され、接続部は該円筒形状のモールド部とリード線の被覆部の端部を覆うように接着剤付熱収縮チューブにて熱収縮し、防水処理が施されており、洗濯機用洗濯槽扉係止装置内に水が浸入しても充電部に水が付着することはなく漏電する危険性を低減できる。
第3の発明は、第2の発明において、前記円筒形状のモールドの外周部に全周突部を設けたことにより、接着剤付熱収縮チューブを確実に接着されることにより防水性能を向上させることができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記ラッチ受けと反対側の側面部の上下方向の中央付近にリード線の保持部を設け、前記蓋開検知スィッチと前記ロック検知スィッチ、および前記ソレノイドアクチュエータのソレノイドの各々のリード線を該保持部に保持するようにしたことにより、左開き洗濯槽扉に取り付ける場合にも、右開き洗濯槽扉に取り付ける場合にも、洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体からのリード線の長さを同一長さにすることができ、右開き洗濯槽扉用と左開き洗濯槽扉用のどちらにも共用化することができる。
以上、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における洗濯機の斜視図、図2は右開き洗濯機用洗濯槽扉係止装置の配置図、図3は左開き洗濯機用洗濯槽扉係止装置の配置図、図4は洗濯機用洗濯槽扉係止装置の正面図、図5は洗濯機用洗濯槽扉係止装置の側面図、図6は洗濯機用洗濯槽扉係止装置の本体の内部構成図、図7は洗濯機用洗濯槽扉係止装置の蓋裏面の内部構成図、図8はソレノイドアクチュエータの分解者斜視図、図9(a)は操作板の底面図、図9(b)は操作板の分解斜視図、図10ソレノイドアクチュエータの斜視図、図11はソレノイドアクチュエータの他の斜視図である。
図1において、洗濯機箱体2にはラッチ受け91が設けてあり、扉体8にはラッチ90が設けてあり、扉体8を閉じるとラッチ90はラッチ受け91に挿入され、扉体8が保持される。扉体8を開くときは洗濯機箱体2に設けた扉開ボタン56を押すと開く構造になっている。
図2は右開き洗濯機用洗濯槽扉係止装置の配置図であり、扉開ボタン56を押すとワイヤー69でつながれた洗濯機用洗濯槽扉係止装置200の操作軸201が引張られ、ラッチ90を保持していた係止板202が洗濯機用洗濯槽扉係止装置200の内部で連動し、横に移動することによりラッチ90が外れて、扉体8が開く。操作軸201は洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体203を貫通しており反対側もワイヤーをつなげるような構造である。洗濯機用洗濯槽扉係止装置200からは駆動用電源(図示せず)や扉体8の開閉状態を伝えるためのリード線204がでており、該リード線組立品204の先端には制御装置からでているリード線組立品205と接続する中継用コネクタ206が設けられている。また、中継用コネクタ206に水は浸入しないように防水袋207が取り付けられている。
図3は左開き洗濯槽扉用の洗濯機用洗濯槽扉係止装置の配置図であり、洗濯機用洗濯槽扉係止装置200は図2の右開き洗濯機用洗濯槽扉係止装置200を180°回転(左右反転)させて取り付けたものである。
図4、図5において洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体203のラッチ受け91の反対側側面の中央部に設けられたリード線保持部208がある。各々リード線204はリード線保持部208に挿入され、リード線204は洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体203の高さ方向の中央付近から外にでるようになっている。
図6においてソレノイドアクチュエータ209に通電されると操作板210が図6において右方向に移動する。操作板210が右方向に移動するとリンク211は斜め45°の溝に沿って縦方向に移動する。操作板210の上面に設けた突出部212も下方向に移動しロックをかける。
洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体203のラッチ受け91にはロック阻止ボタン213を設け、ラッチ90がラッチ受け91に挿入されていないとリンク211が下方向に移動できないようになっている。ロック阻止ボタン213はスプリングA214にてラッチ90がラッチ受け91から離脱した時、元の位置に戻りリンク211が下方向に移動できない。そのためロックがかからない。
また、ラッチ受け91には扉開閉検知ボタン215があり、扉体8が閉まり、ラッチ90が挿入すると扉開閉検知ボタン215を横方向に押し、スプリングB216を介して扉開閉検知スィッチ217を押す。扉開閉検知スィッチ217はリード線218aと接続され、接続部は接着剤219aにて防水処理が施されている。
操作板210がソレノイドアクチュエータ209に通電により右方向に移動するとスプリングC220を介してレバー221を回転させる。回転したレバー221によりロック検知スィッチ222を押す。ロック検知スィッチ222はリード線218bと接続され、接続部は接着剤219bにて防水処理が施されている。
扉開閉検知スィッチ217用リード線218aとロック検知スィッチ222用リード線218bは洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体203内に設けたリード線支持部223を通して、洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体203にある穴部224を通して洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体203から外にでている。
図7において、操作軸201に設けた略V字状の摺動板250により操作軸201を上方向に引張っても下方向に引張っても、係止板202は右方向に移動し、ラッチ90を開放し、扉体8を開くことができる。操作軸201に加えられた引張力が開放された時、スプリングD225により係止板202は元の位置に復元する。係止板202には突部226を設け、ソレノイドアクチュエータ209に通電によりリンク211に設けた突出部212に当り、ロックすることができる。
図8に示すように、ソレノイドアクチュエータ209は、略角筒状のボビン228(例えば、PA樹脂の一体形成部材)に銅線(例えば、エナメル線等のマグネットワイヤ)を巻装し端子片227(例えば、銅板)に接続し、電気絶縁材(例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の接着シール材等で、他の材質の防水対策材、防湿対策材、結露対策材用等のものも含む。)で封止したソレノイド229と、ソレノイド229の外周部を例えば、コ字状に囲繞するヨーク230(例えば、ステンレススチール平板)と、ソレノイド229の内部から挿入されてヨーク230に固着される固定鉄心231(例えば、ステンレススチール平板)と、ソレノイド229に内設され係合孔233を有する可動鉄心232(例えば、ステンレススチール平板)とからなる。
可動鉄心232は、ハートカム方式のセルフロック機構のアンロック(係止解除)時から初めて実施されるソレノイド229の励磁(例えば、ソレノイド229の端子片227間に、交流100Vを全波整流した電圧を印加。)では、吸引作動(同時にハートカム溝237と係止ピン238とが摺動をする。)をし、本発明における実施の形態においては所定の復帰位置から約7mm程度移動する。そして、次に実施されるソレノイド229の消磁では、復帰作動(同時にハートカム溝237と係止ピン238とが係合される。)をし、本発明における実施の形態においては約5mm程度復帰位置方向に移動して係止位置で停止し、ハートカム方式のセルフロック機構がロック(係止)される。
また、可動鉄心232は、ハートカム方式のセルフロック機構のロック(係止)時から初めて実施されるソレノイド229の励磁では吸引作動(同時にハートカム溝237と係止ピン238とが摺動をする。)をし、本発明における実施の形態においては係止位置から約5mm程度移動する。そして、次に実施されるソレノイド229の消磁では復帰作動(同時にハートカム溝237と係止ピン238とが離脱される。)をし、本発明における実施の形態においては約7mm程度移動して復帰位置に戻り、ハートカム方式のセルフロック機構がアンロック(係止解除)される。
可動鉄心232は、前記のようなソレノイド229の励磁(吸引作動)及び消磁(復帰作動)を繰り返すことにより、規定の往復動をする。
図9に示すように、可動可能な操作板210(例えば、POM樹脂の一体形成部材)は、可動鉄心232に連結して可動鉄心232の往復動の方向と同方向に往復動し、一端部にはリンク用突起234(リンク211と係合する)を設け、略中央部には可動鉄心232の係合孔233に係合する突起236とスプリングE251の一端受け240を設け、他端部にはハートカム溝237(略中央部にハート形突起を設け、該ハート形突起の周囲の数カ所に階段状段差等を設けた係止ピン誘導溝。)を設け、操作板210のスプリングEの一端受け240に常時弾発付勢するようにスプリングE251(圧縮コイルスプリング、巻線バネ。例えば、ステンレススチール線)を装着してソレノイド229の消磁時の可動鉄心232の復帰作動を容易にしたものである。
図10はソレノイド229をモールドしているソレノイドモールド242の端子片227を円筒形状にモールドした部分243を設けた例である。ソレノイド229用リード線218cの芯線と端子片227はスポット溶接されている。
図11はリード線218cの被覆部と円筒形状にモールドした部分243を覆うように設けた接着剤付熱収縮チューブ244にて熱溶着した状態を示す。接着剤付熱収縮チューブ244は熱を加えると収縮し、チューブの内側に塗布された接着剤が溶解してリード線218cの被覆と接着剤付熱収縮チューブ244を接着するとともに、円筒形状にモールドした部分243と接着剤付熱収縮チューブ244を接着する。これによりこれらの間にあり、充電部である端子片227の防水処理がなされている。
以上のように本実施の形態においては、洗濯機に設けられたラッチを有する洗濯槽扉を閉じたときに該ラッチが入り込むラッチ受けを有する箱体本体と、ソレノイドアクチュエータと、該ソレノイドアクチュエータで駆動される操作板と、該操作板に連動するリンクと、該リンクでロック又はアンロックされ該ラッチ受けに入り込んだ該ラッチを係止する係止板と、該係止板が該ラッチを係止する方向に常時付勢するように設けられた圧縮コイルスプリングAと、洗濯機に設けられた洗濯槽扉を開くための扉開ボタンを操作することにより該係止板がラッチから離脱する方向に移動するように設けられた操作軸と、該操作軸の扉開ボタンと連動する引掛け部は箱体の上下に突出させて設けてあり、係止板と該ラッチが入り込むラッチ受けを有する箱体からなりハートカム溝と係止ピンとの係合及び離脱によりロック及びアンロックの操作を交互に行えるセルフロック機構を搭載し、左開き洗濯槽扉にも、右開き洗濯槽扉にも対応した洗濯機用洗濯槽扉係止装置であって、洗濯槽扉の開閉状態を検出する蓋開検知スィッチとロック又はアンロック状態を検出するロック検知スィッチを備え、該蓋開検知スィッチと該ロック検知スィッチはそれぞれリード線と接続され、接続部は接着剤等により防水処理が施されている。
また、各々スィッチ自体もシール構造が施され防水構造となっており、リード線の他端部はコネクタが接続されており、該ソレノイドアクチュエータのソレノイド(コイル部)は樹脂でモールドされ、該ソレノイドの端子周囲は円筒形状のモールドを施し、該端子はリード線と接続され、接続部は該円筒形状のモールド部とリード線の被覆部の端部を覆うように接着剤付熱収縮チューブにて熱収縮することにより防水処理が施されており、リード線の他端部はコネクタが接続された洗濯機用洗濯槽扉係止装置することにより、洗濯機用洗濯槽扉係止装置内のスィッチの充電部は防水修理が行われており、洗濯機用洗濯槽扉係止装置内に水が浸入しても充電部に水が付着することはなく漏電する危険性を低減できる。
また、該箱体のラッチと反対側の側面部の上下方向の中央付近にリード線の保持部を設け、該蓋開検知スィッチと該ロック検知スィッチ及び、該ソレノイドアクチュエータのコイルの各々リード線を該保持部に保持させた洗濯機用洗濯槽扉係止装置とすることにより、該箱体のラッチ受けと反対側の側面部の上下方向の中央付近にリード線の保持部を設け、該蓋開検知スィッチと該ロック検知スィッチ及び、該ソレノイドアクチュエータのコイルの各々リード線を該保持部に保持さることにより、左開き洗濯槽扉に取り付ける場合にも、右開き洗濯槽扉に取り付ける場合にも、洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体からのリード線の長さを同一長さにすることができ、右開き洗濯槽扉用と左開き洗濯槽扉用とは共用化できる。
(実施の形態2)
図12、図13は本発明の第2の実施の形態のソレノイドアクチュエータの斜視図である。
図12はソレノイドモールド242の端子片227を円筒形状にモールドした部分243を設けたものである。モールドした部分243の外周部に1箇所または、複数箇所全周突部245を設けている。ソレノイド229用リード線218cの芯線と端子片227はスポット溶接されている。
図13はリード線218cの被覆部と円筒形状にモールドした部分243を覆うように設けた接着剤付熱収縮チューブ244にて熱溶着した状態を示す。接着剤付熱収縮チューブ244は熱を加えると収縮し、チューブの内側に塗布された接着剤が溶解してリード線218cの被覆と接着剤付熱収縮チューブ244を接着するとともに、円筒形状にモールドした部分243と接着剤付熱収縮チューブ244を接着する。これによりこれらの間にあり、充電部である端子片227の防水処理がなされている。ソレノイドモールド242の端子片227を円筒形状にモールドした部分243を設けたうえに、その外周部に1箇所または、複数箇所全周突部245を設けているため、接着剤付熱収縮チューブ244の接着性を向上することができる。
以上のように本実施の形態においては該ソレノイドアクチュエータの円筒形状のモールドの円周部に全周突部を設け、該端子はリード線と接続され、接続部は該円筒形状のモールド部とリード線の被覆部の端部を覆うように接着剤付熱収縮チューブにて熱収縮し、防水処理が施された洗濯機用洗濯槽扉係止装置とすることにより、洗濯機用洗濯槽扉係止装置内のソレノイドアクチュエータの端子部は円筒形状のモールドの円周部に全周突部により、接着剤付熱収縮チューブを確実に接着されることにより防水性能を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は該ソレノイドアクチュエータの円筒形状のモールドの円周部に全周突部を設け、該端子はリード線と接続され、接続部は該円筒形状のモールド部とリード線の被覆部の端部を覆うように接着剤付熱収縮チューブにて熱収縮し、防水処理が施された洗濯機用洗濯槽扉係止装置とすることにより、洗濯機用洗濯槽扉係止装置内のソレノイドアクチュエータの端子部は円筒形状のモールドの円周部に全周突部により、接着剤付熱収縮チューブを確実に接着されることにより防水性能を向上させることができるもので、防水性が必要となる電装部品にも広く適用できるものである。
1 ドラム式洗濯機
2 洗濯機箱体
8 扉体
56 扉開ボタン
90 ラッチ
91 ラッチ受け
200 洗濯機用洗濯槽扉係止装置
201 操作軸
202 係止板
203 洗濯機用洗濯槽扉係止装置の箱体
206 中継用コネクタ
208 リード線保持部
209 ソレノイドアクチュエータ
210 操作板
217 扉開閉検知スィッチ
218 リード線
222 ロック検知スィッチ
243 円筒形状にモールドした部分
244 接着剤付熱収縮チューブ

Claims (4)

  1. 洗濯機に設けられたラッチを有する洗濯槽扉を閉じたときに前記ラッチが入り込むラッチ受けを有する洗濯槽扉係止装置の箱体と、ソレノイドアクチュエータと、前記ソレノイドアクチュエータで駆動される操作板と、前記操作板に連動するリンクと、前記リンクでロック又はアンロックされ前記ラッチ受に入り込んだ前記ラッチを係止する係止板と、前記係止板が前記ラッチを係止する方向に常時付勢するように設けられたスプリングAと、前記洗濯槽扉を開くための扉開ボタンを操作することにより前記係止板が前記ラッチから離脱する方向に移動するように設けられた操作軸と、前記ラッチ受けを有する箱体からなりハートカム溝と係止ピンとの係合及び離脱によりロック及びアンロックの操作を交互に行える機構を搭載した洗濯機用洗濯槽扉係止装置であって、前記洗濯槽扉の開閉状態を検出する蓋開検知スィッチとロック又はアンロック状態を検出するロック検知スィッチとを備え、前記蓋開検知スィッチと前記ロック検知スィッチはそれぞれリード線と接続され、それぞれの接続部は防水処理が施されるとともに、各々のスィッチ自体もシール構造が施され防水構造とした洗濯槽扉係止装置を搭載した洗濯機。
  2. 前記ソレノイドアクチュエータのソレノイドは樹脂でモールドされるとともに、前記ソレノイドの端子周囲は円筒形状のモールドを施し、前記端子はリード線と接続され、前記リード線と前記端子との接続部は前記円筒形状のモールドと前記リード線の被覆部の端部を覆うように接着剤付熱収縮チューブにて熱収縮することにより防水処理が施されている請求項1に記載の洗濯槽扉係止装置を搭載した洗濯機。
  3. 前記円筒形状のモールドの外周部に全周突部を設けた請求項2記載の洗濯槽扉係止装置を搭載した洗濯機。
  4. 前記ラッチ受けと反対側の側面部の上下方向の中央付近にリード線の保持部を設け、前記蓋開検知スィッチと前記ロック検知スィッチ、および前記ソレノイドアクチュエータのソレノイドの各々のリード線を該保持部に保持するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯槽扉係止装置を搭載した洗濯機。
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