JP2017042340A - 洗濯機 - Google Patents

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好之 和田
Yoshiyuki Wada
好之 和田
服部 正巳
Masami Hattori
正巳 服部
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Abstract

【課題】単に扉を閉じただけの仮ロック状態では、扉を本体内から所定以上の操作力で押すことで開けることができ、運転中の本ロック状態では、扉を確実にロックすることができる。【解決手段】扉ロック装置は、扉が閉鎖されてラッチの爪部が係止部に係止し、かつ電気的作動部材がロック動作していない仮ロック状態のときには、扉に開放方向へ所定以上の操作力が作用することに伴い係止部に対する爪部の係止の解除が可能である。仮ロック状態から電気的作動部材がロック動作した本ロック状態のときには、扉に開放方向へ前記所定の操作力が作用しても係止部に対する爪部の係止の解除が阻止される構成である。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
例えばドラム式の洗濯機においては、本体の前面に洗濯物出入口が設けられているとともに、その洗濯物出入口を開閉する扉がヒンジ部を介して回動可能に設けられ、さらに、扉を閉鎖状態に保持する扉ロック装置が設けられている。この種の洗濯機においては、洗濯などの運転中は蓋ロック装置により扉がロックされ、扉を開けることができないようになっている。
特開2014−18450号公報
従来の洗濯機においては、扉は、洗濯などの運転をしていない時でも、蓋ロック装置により閉鎖状態に保持されていて、外側からは開けることはできるが、内側からは開けることができない。万一、子供が洗濯機本体内に閉じ込められたような場合を考慮すると、運転をしていない状態では、扉を内側から開けられるようにすることが必要となる。
そこで、単に扉を閉じただけの仮ロック状態では、扉を本体内から所定以上の操作力で押すことで開けることができ、運転中の本ロック状態では、扉を確実にロックすることができる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、洗濯物出入口を有する本体と、前記洗濯物出入口を開閉する扉と、この扉を閉鎖状態に保持する扉ロック装置と、を備える。前記扉ロック装置は、前記扉に設けられ先端部に爪部を有するラッチと、前記本体側に設けられ前記扉が閉鎖されることに伴い前記ラッチの先端部が挿入されるラッチ挿入部と、このラッチ挿入部の縁部に設けられ、前記扉が閉鎖されて前記ラッチの先端部が前記ラッチ挿入部に挿入されることに伴い前記爪部が係止される係止部と、前記本体側に設けられ、前記扉の閉鎖状態で電気的作動部材がロック動作することに伴い動作して前記係止部に係止した前記爪部が係止解除方向へ動くことを阻止するロック機構と、を備える。前記扉ロック装置は、前記扉が閉鎖されて前記爪部が前記係止部に係止し、かつ前記電気的作動部材がロック動作していない仮ロック状態のときには、前記扉に開放方向へ所定以上の操作力が作用することに伴い前記係止部に対する前記爪部の係止の解除が可能であり、前記仮ロック状態から前記電気的作動部材がロック動作した本ロック状態のときには、前記扉に開放方向へ前記所定の操作力が作用しても前記係止部に対する前記爪部の係止の解除が阻止される構成である。
第1実施形態の洗濯機を示すもので、扉を閉じた状態での全体の正面図 扉を開いた状態での全体の正面図 扉ロック装置におけるロック装置本体の正面図 ロック装置本体におけるケースのカバーを外した状態で示すロック装置本体内部の正面図 ラッチ挿入前の状態における扉ロック装置の主要部を模式的に示すもので、(a)は断面図、(b)は正面図 仮ロック状態における扉ロック装置の主要部を模式的に示すもので、(a)は断面図、(b)は正面図 本ロック状態における扉ロック装置の主要部を模式的に示すもので、(a)は断面図、(b)は正面図 第2実施形態のラッチ挿入前の状態における扉ロック装置の主要部を模式的に示すもので、(a)は断面図、(b)は正面図 仮ロック状態における扉ロック装置の主要部を模式的に示すもので、(a)は断面図、(b)は正面図 本ロック状態における扉ロック装置の主要部を模式的に示すもので、(a)は断面図、(b)は正面図
以下、複数の実施形態による洗濯機を図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図7を参照して説明する。図1および図2には、洗濯機としてドラム式の洗濯機1の概略構成が示されている。この洗濯機1は、衣類の洗濯機能と乾燥機能を備えている。洗濯機1の本体2は、矩形箱状の筐体3を備えている。筐体3の前面3aに洗濯物出入口4(図2参照)が設けられているとともに、この洗濯物出入口4を開閉する扉5がヒンジ部6を介して前後方向へ回動可能に設けられている。筐体3内には、回転槽7と、この回転槽7を収容する水槽(図示せず)が配設されている。水槽の前面開口部および回転槽7の前面開口部は、洗濯物出入口4に連通していて、扉5を開放した状態で、洗濯物出入口4を通して回転槽7内に対して図示しない衣類を出し入れすることができる。
扉5には、前方から見て右上部に位置させて手掛け部8が設けられ、また、本体2には、その手掛け部8に対応する位置に位置させて手掛け用凹部9が設けられている。手掛け用凹部9が設けられていることで、閉鎖された扉5を開ける際に手掛け部8に手を掛けやすくなっている。
本体2と扉5との間には、扉5を閉鎖状態に保持するための扉ロック装置10が設けられており、以下この扉ロック装置10について図3から図7も参照して説明する。扉5の自由端部側には、本体2側へ向けて突出するラッチ11が設けられている。このラッチ11は、図5(a)に示すように、先端部に爪部12を有していて、L字状をなしている。またこのラッチ11は、軸部11aを中心に回動可能に設けられていて、図示しないばねからなる付勢手段により矢印A1方向へ付勢されている。ラッチ11は、扉5の手掛け部8に手を掛けて手前側へ引くと、付勢手段の付勢力に抗して矢印A1とは反対方向へ回動される。
本体2側には、ラッチ11と対応する部分に位置させてロック装置本体13が設けられている。ロック装置本体13は、図3および図4に示すように、ケース14の内部にロック機構15が設けられている。ケース14の正面を覆うカバー14aには、開口部からなるラッチ挿入部16が設けられていると共に、このラッチ挿入部16の縁部に係止部17が設けられている。ラッチ挿入部16は、ラッチ11の先端部が出入りできる程度の矩形状に形成されていて、係止部17は、ラッチ挿入部16の一辺部である、図3および図5(a)において左側に設けられている。
ケース14の内部には、ラッチ挿入部16の裏側に位置させて可動部材18が配置されている。この可動部材18は、図4および図5において左右方向に摺動移動可能に配置されていて、付勢手段を構成する圧縮コイルばね19により、矢印A2方向に付勢されている。図4および図5は、可動部材18が初期位置に移動した状態が示されている。可動部材18には、当該可動部材18が初期位置に移動した状態で前記ラッチ挿入部16に対応する位置に位置させて、矩形状の凹部からなるラッチ受け部20が設けられている。ラッチ受け部20の開口部は、ラッチ挿入部16とほぼ同じ大きさの矩形状に形成されていて、ラッチ11の先端部を受け入れ可能な構成となっている。
図6は可動部材18が第1の係止位置に移動した状態が示され、図7は可動部材18が第2の係止位置に移動した状態が示されている。したがって、可動部材18は、初期位置と、第1の係止位置と、第2の係止位置との間で摺動移動可能に設けられている。
ケース14の内部には、可動部材18の裏側に位置させるようにしてロック部材22が配置されている。このロック部材22は、図4および図5(b)において上下方向に摺動移動可能に配置されていて、図4に示す圧縮コイルばね23により、矢印A3方向へ付勢されている。ロック部材22の移動方向は、可動部材18の移動方向に対して直交する方向となっている。ロック部材22の一部は可動部材18の裏側に挿入され、その先端部が、ケース14内に配設された電磁ソレノイド24のプランジャ25の先端部に連結されている。ロック部材22の残りの部分は、可動部材18の裏側から外れている。電磁ソレノイド24は、電気的作動部材を構成していて、洗濯機1に設けられた図示しない制御装置により制御される。
図4、図5(b)および図6(b)は、ロック部材22がロック解除位置に移動した状態が示され、図7(b)は、ロック部材22がロック位置に移動した状態が示されている。したがって、ロック部材22は、ロック解除位置とロック位置との間で摺動移動可能に設けられている。制御装置により電磁ソレノイド24が通電されてロック動作すると、プランジャ25が、図5の矢印A4方向に移動され、これに伴いロック部材22が同矢印A4方向に移動され、ロック解除位置からロック位置へ移動される。
ロック部材22の正面となるカバー14a側の面の所定部位には、カバー14a側へ向けて突出する第1の係合凸部26が設けられている。この第1の係合凸部26は、L字状をなしていて、角部26aを有している。前記可動部材18には、ロック部材22側となる裏側へ突出する第2の係合凸部27が設けられている。この第2の係合凸部27の先端部には、斜面28が設けられている。この場合、第1の係合凸部26と、第2の係合凸部27の斜面28は、後述するようにロック部材22がロック解除位置からロック位置へ移動することに伴い、可動部材18を第1の係止位置から第2の係止位置へ移動させる移動手段として機能する。
上記構成の作用を説明する。
扉5が開放された状態では、図5(a)に示すように、ラッチ11の先端部はラッチ挿入部16に挿入されてはいない。この状態では、可動部材18は初期位置に位置し、ロック部材22はロック解除位置に位置している。この状態では、図5(b)に示すように、可動部材18側の第2の係合凸部27の一部が、ロック部材22側における第1の係合凸部26の移動可能領域に侵入しているため、ロック部材22の矢印A4方向への移動が制限されている。このため、仮に制御装置が電磁ソレノイド24をロック動作させるべくプランジャ25を矢印A4方向へ移動させても、ロック部材22をロック位置へ移動させることはできず、ロック動作させることはできない。
扉5が閉鎖方向へ回動されて閉められると、図6に示すように、ラッチ11の先端部がラッチ挿入部16を通して可動部材18のラッチ受け部20に受け入れられる。このとき、ラッチ11の付勢手段における矢印A1方向への付勢力を、可動部材18の圧縮コイルばね19における矢印A2方向への付勢力よりやや大きく設定しておくことで、可動部材18を矢印A2とは反対方向へ少し移動させた第1の係止位置へ移動させた状態となる。これに伴い、図6(b)に示すように、第2の係合凸部27も矢印A2とは反対方向へ移動し、先端部の斜面28が第1の係合凸部26の角部26aに臨む状態となる。この状態では、ラッチ11の先端部における爪部12が、ラッチ挿入部16の縁部における係止部17に浅い状態で係止する状態となる。このときの係止部17に対する爪部12の係止寸法をB1とする。
この状態では、ラッチ11の先端部における爪部12が、ラッチ挿入部16の縁部における係止部17に係止することで、扉5は閉鎖状態に保持されるようになる。この状態を、扉ロック装置10の仮ロック状態と称する。この仮ロック状態においては、係止部17に対する爪部12の係止寸法B1が小さくて浅いため、扉5に開放方向へ所定以上の操作力が作用すると、係止部17に対する爪部12の係止が外れ易い。また、係止部17に対して係止する爪部12の係止面12aが、図6(a)において左下がりの斜めになっているため、扉5に開放方向へ所定以上の操作力が作用すると、係止部17に対する爪部12の係止が外れ易い。このように仮ロック状態においては、係止部17に対する爪部12の係止寸法B1が小さくて浅く、しかも係止部17に対して係止する爪部12の係止面12aが斜めになっているため、扉5に開放方向へ所定以上、例えば5kgf以上の操作力が作用すると、係止部17に対する爪部12の係止が外れ易く、扉5を容易に開放させることが可能となる。このため、万一、子供が洗濯物出入口4から回転槽7内に入った状態で、扉5が閉められ仮ロック状態となったとしても、扉5の内側から扉5を5kgf以上の操作力で開放方向へ押すことで、扉5を開けることが可能となる。
また、この仮ロック状態では、本体2の外側から扉5の手掛け部8に手を掛けて手前に引くことで、ラッチ11が矢印A1とは反対方向へ回動して、係止部17に対する爪部12の係止が解除され、扉5を開けることもできる。
制御装置は、扉ロック装置10が上記仮ロック状態にある状態で、洗濯運転を開始させる際には、電磁ソレノイド24を通電してロック動作させる。すると、前述したように、プランジャ25が、図6の矢印A4方向へ移動され、これに伴いロック部材22が同矢印A4方向へ移動され、ロック解除位置から図7に示すロック位置へ移動される。このとき、ロック部材22の移動に伴い第1の係合凸部26の角部26aが、可動部材18の第2の係合凸部27における斜面28に当たりこれを押すことで、可動部材18は矢印A2とは反対方向へ移動し、図7に示す第2の係止位置まで移動する。
可動部材18が第2の係止位置まで移動することに伴い、ラッチ11も矢印A1方向へ回動する。これにより、ラッチ11の先端部における爪部12が、係止部17に深い状態で係止する状態となる。このときの係止部17に対する爪部12の係止寸法をB2とすると、この係止寸法B2は、前述の仮ロック状態における係止寸法B1よりも大きくなる(B2>B1)。また、この状態では、ロック部材22の第1の係合凸部26の左側面が、可動部材18の第2の係合凸部27の先端部に対向する状態となるため、可動部材18の矢印A2方向への移動が阻止され、可動部材18は第2の係止位置に保持された状態となる。この状態を、扉ロック装置10の本ロック状態と称する。
この本ロック状態においては、係止部17に対する爪部12の係止寸法B2が大きくて深く、しかも係止部17に対して係止する係止面12aが、図7(a)に示すように平行に近くなり、さらに可動部材18は、ロック部材22により矢印A2方向への移動が阻止され第2の係止位置に保持されているから、扉5に開放方向へ、前記5kgfよりも大きな例えば30kgf以上の操作力が作用したとしても、係止部17に対する爪部12の係止が外れ難く、扉5を開けることができない。また、この本ロック状態においては、可動部材18の矢印A2方向への移動がロック部材22により阻止されているから、本体2の外側から扉5の手掛け部8に手を掛けて手前に引いても、係止部17に対する爪部12の係止を解除することができず、扉5を開けることはできない。
上記した実施形態によれば、単に扉5を閉じただけの仮ロック状態では、扉5を本体2内から所定以上の操作力で押すことで開けることができる。そして、運転中の本ロック状態では、扉5を確実にロックすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について、主に図8から図10を参照して説明する。図8において、ケース14の内部には、可動部材18の裏側に位置させてリンク機構30を設けている。このリンク機構30は、軸31aを中心に回動可能なL字状をなすL字部材31と、このL字部材31の一端部に軸32aを介して回動可能に連結された第1のバー32と、L字部材31の他端部に軸33aを介して回動可能に連結された第2のバー33を備えている。
第1のバー32は、ロック部材22における第1の係合凸部26の近傍に配置され、ロック部材22の移動方向に延びている。第1のバー32の先端部が、ロック部材22の第1の係合凸部26の側面に当接している。第2のバー33は、可動部材18の裏側においてラッチ受け部20の近傍に配置され、可動部材18の移動方向に延びている。第2のバー33の先端部が、ラッチ受け部20の壁を貫通して当該ラッチ受け部20に臨んでいる。リンク機構30は、後述するように、ラッチ11の動きを規制する規制手段として機能する。
可動部材18における第2の係合凸部27には斜面28の部分はなく、この第2の係合凸部27は、第1実施形態の第2の係合凸部27よりも長さが短く設定されている。
上記構成の作用を説明する。
扉5が開放された状態では、図8(a)に示すように、ラッチ11の先端部はラッチ挿入部16に挿入されてはいない。この状態では、可動部材18は初期位置に位置し、ロック部材22はロック解除位置に位置している。この状態では、図8(b)に示すように、可動部材18側の第2の係合凸部27の一部が、ロック部材22側における第1の係合凸部26の移動可能領域に侵入しているため、ロック部材22の矢印A4方向への移動が制限されている。このため、仮に制御装置が電磁ソレノイド24をロック動作させるべくプランジャ25を矢印A4方向へ移動させても、ロック部材22をロック位置へ移動させることはできず、ロック動作させることはできない。
扉5が閉鎖方向へ回動されて閉められると、図9に示すように、ラッチ11の先端部がラッチ挿入部16を通して可動部材18のラッチ受け部20に受け入れられる。このとき、ラッチ11の付勢手段における矢印A1方向への付勢力を、可動部材18の圧縮コイルばね19における矢印A2方向への付勢力よりやや大きく設定しておくことで、可動部材18を矢印A2とは反対方向へ少し移動させた係止位置へ移動させた状態となる。これに伴い、図9(b)に示すように、第2の係合凸部27も矢印A2とは反対方向へ移動し、第2の係合凸部27が第1の係合凸部26の移動領域から外れた状態となる。この状態では、ラッチ11の先端部における爪部12が、ラッチ挿入部16の縁部における係止部17に浅い状態で係止する状態となる。このときの係止部17に対する爪部12の係止寸法をB1とする。
この状態では、ラッチ11の先端部における爪部12が、ラッチ挿入部16の縁部における係止部17に係止することで、扉5は閉鎖状態に保持されるようになる。この状態を、扉ロック装置10の仮ロック状態と称する。この仮ロック状態においては、第1実施形態の仮ロック状態の場合と同様に、係止部17に対する爪部12の係止寸法B1が小さくて浅いため、扉5に開放方向へ所定以上の操作力が作用すると、係止部17に対する爪部12の係止が外れ易い。また、係止部17に対して係止する爪部12の係止面12aが、図9(a)において左下がりの斜めになっているため、扉5に開放方向へ所定以上の操作力が作用すると、係止部17に対する爪部12の係止が外れ易い。このように仮ロック状態においては、係止部17に対する爪部12の係止寸法B1が小さくて浅く、しかも係止部17に対して係止する爪部12の係止面12aが斜めになっているため、扉5に開放方向へ所定以上、例えば5kgf以上の操作力が作用すると、係止部17に対する爪部12の係止が外れ易く、扉5を容易に開放させることが可能となる。このため、万一、子供が洗濯物出入口4から回転槽7内に入った状態で、扉5が閉められ仮ロック状態となったとしても、扉5の内側から扉5を5kgf以上の操作力で開放方向へ押すことで、扉5を開けることが可能となる。
また、この仮ロック状態では、本体2の外側から扉5の手掛け部8に手を掛けて手前に引くことで、ラッチ11が矢印A1とは反対方向へ回動して、係止部17に対する爪部12の係止が解除され、扉5を開けることもできる。
制御装置は、扉ロック装置10が上記仮ロック状態にある状態で、洗濯運転を開始させる際には、電磁ソレノイド24を通電してロック動作させる。すると、プランジャ25が、図9の矢印A4方向へ移動され、これに伴いロック部材22が同矢印A4方向へ移動され、ロック解除位置から図10に示すロック位置へ移動される。
このとき、ロック部材22の矢印A4方向への移動に伴い第1の係合凸部26が、リンク機構30の第1のバー32の先端部を押すことで、その第1のバー32が同矢印A4方向へ移動する。これに伴い、L字部材31が、軸31aを中心に図10(b)の矢印A5方向へ回動し、さらに、第2のバー33が矢印A2とは反対方向へ移動し、この第2のバー33の先端部が、ラッチ受け部20内のラッチ11に横方向から当接する状態となる。
この状態では、ラッチ11の係止解除方向である矢印A1とは反対方向への回動がリンク機構30により規制される。また、ロック部材22がロック位置に移動することで、第1の係合凸部26の左側面が、可動部材18の第2の係合凸部27の先端部に対向する状態となるため、可動部材18の矢印A2方向への移動が阻止され、可動部材18は係止位置に保持された状態となる。この状態を、扉ロック装置10の本ロック状態と称する。
この本ロック状態においては、仮ロック状態と同様に係止部17に対する爪部12の係止寸法B1は小さくて浅く、しかも係止部17に対して係止する爪部12の係止面12aが斜めになっているが、ラッチ11の係止解除方向への回動がリンク機構30によって直接規制されており、しかも可動部材18は、ロック部材22により矢印A2方向への移動が阻止され係止位置に保持されているから、扉5に開放方向へ、前記5kgfよりも大きな操作力が作用したとしても、扉5を開けることができない。また、この本ロック状態においては、可動部材18の矢印A2方向への移動がロック部材22により阻止されているから、本体2の外側から扉5の手掛け部8に手を掛けて手前に引いても、ラッチ11の矢印A1とは反対方向への回動が規制され、係止部17に対する爪部12の係止を解除できず、扉5を開けることはできない。
この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、単に扉5を閉じただけの仮ロック状態では、扉5を本体2内から所定以上の操作力で押すことで開けることができ、運転中の本ロック状態では、扉5を確実にロックすることができる。
(その他の実施形態)
ロック機構15の電気的作動部材としては、電磁ソレノイド24に代えてモータを用いることもできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、2は本体、4は洗濯物出入口、5は扉、8は手掛け部、10は扉ロック装置、11はラッチ、11aは軸部、12は爪部、13はロック装置本体、15はロック機構、16はラッチ挿入部、17は係止部、18は可動部材、20はラッチ受け部、22はロック部材、24は電磁ソレノイド(電気的作動部材)、25はプランジャ、26は第1の係合凸部(移動手段)、27は第2の係合凸部、28は斜面(移動手段)、30はリンク機構(規制手段)、31はL字部材、32は第1のバー、33は第2のバーを示す。

Claims (5)

  1. 洗濯物出入口を有する本体と、
    前記洗濯物出入口を開閉する扉と、
    この扉を閉鎖状態に保持する扉ロック装置と、を備えた洗濯機において、
    前記扉ロック装置は、
    前記扉に設けられ先端部に爪部を有するラッチと、
    前記本体側に設けられ前記扉が閉鎖されることに伴い前記ラッチの先端部が挿入されるラッチ挿入部と、
    このラッチ挿入部の縁部に設けられ、前記扉が閉鎖されて前記ラッチの先端部が前記ラッチ挿入部に挿入されることに伴い前記爪部が係止される係止部と、
    前記本体側に設けられ、前記扉の閉鎖状態で電気的作動部材がロック動作することに伴い動作して前記係止部に係止した前記爪部が係止解除方向へ動くことを阻止するロック機構と、を備え、
    前記扉ロック装置は、
    前記扉が閉鎖されて前記爪部が前記係止部に係止し、かつ前記電気的作動部材がロック動作していない仮ロック状態のときには、前記扉に開放方向へ所定以上の操作力が作用することに伴い前記係止部に対する前記爪部の係止の解除が可能であり、
    前記仮ロック状態から前記電気的作動部材がロック動作した本ロック状態のときには、前記扉に開放方向へ前記所定の操作力が作用しても前記係止部に対する前記爪部の係止の解除が阻止される構成である洗濯機。
  2. 前記ロック機構は、
    前記ラッチの先端部を受け入れ可能なラッチ受け部を有し、このラッチ受け部に対して前記ラッチの先端部の出入りが可能な初期位置と、前記爪部が前記ラッチ受け部に挿入された状態で前記係止部に係止した状態となる第1の係止位置と、この第1の係止位置よりも前記係止部に対する前記爪部の係止寸法が大きくなる第2の係止位置との間で移動可能な可動部材と、
    この可動部材の移動を許容するロック解除位置とその可動部材を前記第2の係止位置にロックするロック位置との間で移動可能に設けられ、前記電気的作動部材のロック動作時に前記ロック位置へ移動して前記可動部材を前記第2の係止位置に保持するロック部材と、を備え、
    前記扉ロック装置が前記仮ロック状態のときには、前記可動部材が前記第1の係止位置に位置し、前記扉ロック装置が前記本ロック状態のときには、前記可動部材が前記第2の係止位置に位置する請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記可動部材と前記ロック部材との間に、前記扉ロック装置が前記仮ロック状態から前記本ロック状態になるときに前記ロック部材が前記ロック解除位置から前記ロック位置へ移動することに伴い前記可動部材を前記第1の係止位置から前記第2の係止位置へ移動させる移動手段が設けられている請求項2記載の洗濯機。
  4. 前記ロック機構は、
    前記ラッチの先端部を受け入れ可能なラッチ受け部を有し、このラッチ受け部に対して前記ラッチの先端部の出入りが可能な初期位置と、前記爪部が前記ラッチ受け部に挿入された状態で前記係止部に係止した状態となる係止位置との間で移動可能な可動部材と、
    この可動部材の移動を許容するロック解除位置とその可動部材を前記係止位置にロックするロック位置との間で移動可能に設けられ、前記電気的作動部材のロック動作時に前記ロック位置へ移動して前記可動部材を前記係止位置に保持するロック部材と、
    このロック部材が前記ロック解除位置から前記ロック位置へ移動することに伴い前記爪部が前記係止部から外れないように前記ラッチの動きを直接規制する規制手段と、を備え、
    前記ロック装置が前記仮ロック状態のときには、前記可動部材が前記係止位置に位置するとともに前記規制手段が前記ラッチの動きを許容し、前記ロック装置が前記本ロック状態のときには、前記可動部材が前記係止位置に位置するとともに前記規制手段が前記ラッチの動きを規制する請求項1記載の洗濯機。
  5. 前記ラッチは、軸部を中心に回動可能に設けられ、付勢手段により前記爪部が前記係止部に係止する方向に付勢されている請求項1から4のいずれか一項記載の洗濯機。
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