JP2014018450A - 衣類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容槽の扉体の閉成時に、収容槽の内側から所定以下の力で扉体を開けることができる衣類処理装置を実現する。
【解決手段】ラッチ2の爪部40がドアスイッチ装置4の係止部45に係止されるとともに摺接する摺接部41を、爪部40が係止部45に係止された状態のまま扉体1を開成させようとしたときに最初に係止部45に働く外力P1の方向と鈍角をなすとともに、前記鈍角が異なる連続した面(41a,41b)で構成することにより、収容槽の内側から力を加えると、ラッチ2は係止部45から反力を受けて回転し、収容槽の扉体1を開くことができ、また、第1の平面41aではラッチ2が回転しはじめるまでの力を所定値近くまで上げることで、収容槽内の衣類の反力により容易に扉体1が開いてしまうことを防ぎ、第2の平面41b以降で扉体1を容易に開くことができるようにして、扉体1を内側から開くための力を設定することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、衣類を洗濯、脱水及び/又は衣類を乾燥するために衣類を収容する収容槽を有する衣類処理装置に関するものである。
従来の衣類処理装置の1つであるドラム式洗濯機において、洗濯物を出し入れする扉体の開閉を操作する扉体開閉構造について開示されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図11は従来のドラム式洗濯機の外観を示す斜視図、図12はその扉体開閉構造を示す平面図である。特許文献1に記載されたドラム式洗濯機の扉体開閉構造は、洗濯機筐体2の正面側に設けられた扉体8に隣り合う位置に扉開ボタン56を設け、扉開ボタン56の押圧操作により係合スプリング69を介して開閉ロック部59の係止板113を回動させ、ラッチ受91に嵌入した扉体8のラッチ90の係止を解除することにより扉体8が開かれる。係止解除の検出により扉体8が開いた状態は検出されると、洗濯兼脱水槽5の回転が停止される。そして、運転中には係止板113の回動はソレノイド115によるロックにより阻止されるので扉体8は開くことはできず、扉開ボタン56の押圧操作は係合スプリング69の変位により吸収されて無理な力が加わることによる各部の損傷が防止されるというものである。
特開2005−137508号公報
しかしながら、このような従来の洗濯機の扉体開閉構造におけるラッチ構造では、扉体を閉めた際に、ラッチが係止板により確実に係止されて扉体が閉じた状態に固定されるもので、万一、子供が洗濯機の収容槽内に閉じ込められたような場合を想定して、収容槽の内側から所定以下の力で扉体を開けられるような構造にすることについての開示はされていない。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗濯機の扉体を閉めた状態でも、収容槽の内側から扉体を押すと、所定以下の力で扉体を開くことができ、かつ、通常の洗濯や乾燥中に収容槽内の衣類の反力などでは容易に扉体が開いてしまうことがない衣類処理装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、筐体の正面側に形成され、衣類を収容する収容槽に対して衣類を出し入れするための開口部を開閉自在に覆う扉体と、前記扉体をロックするドアスイッチ装置とを備え、前記扉体が有するラッチに形成された爪部が前記ドアスイッチ装置に形成された係止部に係止されるように構成され、前記爪部が前記係止部に係止される摺接部は、前記爪部が前記係止部に係止された状態のまま前記扉体を開成させようとしたときに最初に前記係止部に働く外力の方向と鈍角をなすとともに、前記鈍角が異なる連続した面で構成された衣類処理装置である。
これにより、扉体に収容槽の内側から力を加えると、ラッチの爪部は係止部から反力を
受け、爪部が係止される係止部との係止寸法が減少する方向への分力を受ける。その結果、ラッチが回転して爪部が係止される係止部との係止寸法がなくなって、扉体を開くことができる。また、爪部が係止部で係止される摺接部が最初の外力の方向となす鈍角が異なる連続した面で構成されることから、扉体の閉成時に係止される摺接部の最初の位置では、ラッチが回転しはじめるために必要な力を所定値近くまで上げることで、収容槽内の衣類の反力により容易に扉体が開いてしまうことを防ぎ、摺接部のそれ以降の位置では、ラッチへの他の付勢力などがあったとしても、扉体を内側から開くのに必要な力が所定の力を超えないように設定することができる。
本発明の衣類処理装置では、収容槽の扉体を閉めた状態でも、収容槽の内側から扉体へ力を加えると、所定以下の力で扉体を開くがことができる衣類処理装置を提供することができる。
本発明の実施の形態における衣類処理装置の扉体を開放した状態を示す斜視図 本発明の実施の形態における衣類処理装置の扉体のラッチとドアスイッチ装置の斜視図 (a)本発明の実施の形態における衣類処理装置のラッチがドアスイッチ装置に挿入された経過を示す要部断面図(b)同衣類処理装置の押し板部がドアスイッチ装置に挿入された経過を示す要部断面図 本発明の実施の形態におけるドアスイッチ装置の内部構成を示す斜視図 本発明の実施の形態におけるドアスイッチ装置の摺動部材を取り除いた状態の内部構成を示す平面図 本発明の実施の形態1における衣類処理装置のラッチの形状を示す正面図 本発明の実施の形態1における衣類処理装置の収容槽の内側から扉体が押された場合のラッチとドアスイッチ装置の関係図で(a)初期状態を示す図(b)中間段階状態を示す図(c)扉体開成直前状態を示す図 本発明の実施の形態1における衣類処理装置の収容槽の内側から扉体が押される外力とラッチの係止寸法との関係を示す図 本発明の実施の形態2における衣類処理装置のラッチの形状を示す正面図 本発明の実施の形態2における衣類処理装置の収容槽の内側から扉体が押される外力とラッチの係止寸法との関係を示す図 従来のドラム式洗濯機の外観を示す斜視図 従来のドラム式洗濯機の扉体開閉構造を示す平面図
第1の発明の衣類処理装置は、筐体の正面側に形成され、衣類を収容する収容槽に対して衣類を出し入れするための開口部を開閉自在に覆う扉体と、前記扉体をロックするドアスイッチ装置とを備え、前記扉体が有するラッチに形成された爪部が前記ドアスイッチ装置に形成された係止部に係止されるように構成され、前記爪部が前記係止部に係止される摺接部は、前記爪部が前記係止部に係止された状態のまま前記扉体を開成させようとしたときに最初に前記係止部に働く外力の方向と鈍角をなすとともに、前記鈍角が異なる連続した面で構成される。
これにより、扉体に収容槽の内側から力を加えると、ラッチの爪部は係止部から反力を受け、爪部が係止される係止部との係止寸法が減少する方向への分力を受ける。その結果、ラッチが回転して爪部が係止される係止部との係止寸法がなくなって、扉体を開くことができる。また、爪部が係止部で係止される摺接部が最初の外力の方向となす鈍角が異な
る連続した面で構成されることから、扉体の閉成時に係止される摺接部の最初の位置では、ラッチが回転しはじめるために必要な力を所定値近くまで上げることで、収容槽内の衣類の反力により容易に扉体が開いてしまうことを防ぎ、摺接部のそれ以降の位置では、ラッチへの他の付勢力などがあったとしても、扉体を内側から開くのに必要な力が所定の力を超えないように設定することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記連続した面は2つ以上の平面で構成され、前記爪部の先端側の平面ほど前記鈍角が大きくなるように形成されたもので、扉体の閉成時に係止される摺接部の最初の位置では、ラッチが回転しはじめるために必要な力を所定値近くまで上げることで、収容槽内の衣類の反力により容易に扉体が開いてしまうことを防ぎ、摺接部のそれ以降の位置で、扉体を小さな力で容易に開くことができるように設定することができるため、安全な衣類処理装置を提供することができる。
第3の発明は、上記第1の発明において、前記連続した面は、凸状曲面で構成されたもので、ラッチを付勢しているバネ等に対向し、より安定して扉体を開く力を調整することができる衣類処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における衣類処理装置の斜視図で扉体を開放した状態を示す。図2は衣類処理装置の扉体のラッチとドアスイッチ装置斜視図である。図3は衣類処理装置の(a)ラッチ(b)押し板部がドアスイッチ装置に挿入された経過を示す要部断面図である。
図1において、衣類処理装置の扉体1にラッチ2が設けられ、筐体3にラッチ2と対向するようにドアスイッチ装置4が設けられ、扉体1を閉めた時、ドアスイッチ装置4のラッチ挿入穴21にラッチ2が収まるように構成されている。
図2において、扉体1にはラッチ2を回転させるためのレバー5が設けられ、ラッチ2と一体でレバー5により回転する押し板部22が設けられている。ドアスイッチ装置4は、ラッチ2が挿入されるラッチ挿入穴21と、押し板部22が挿入される扉体開検知用穴23とを有している。またレバー5はラッチ2がドアスイッチ装置4に係止される方向にバネ(図示せず)により付勢されており、扉体1を開成する時には、レバー5を引くことによりラッチ2を回転させる。
図3において、ラッチ2が挿入されるラッチ挿入穴21の内側には箱状に形成された摺動部材6が設けられている。扉体1を閉めると、ラッチ2がドアスイッチ装置4のラッチ挿入穴21に挿入され、摺動部材6は奥方向(図3(a)の右方向)に摺動する。この動きによってラッチ2の爪部40がドアスイッチ装置4の係止部45に係止されるとともに、箱型の摺動部材6がラッチ2を抑える。また、ラッチ2と一体に設けられた押し板部22が、ドアスイッチ装置4の扉体開検知用穴23に挿入された時、扉体1の開閉を検知するためのボタン25を奥方向(図3(b)の右方向)に押し込む。また、押し板部22のボタン25との当接面は平面で構成されている。
図4はドアスイッチ装置の内部構成を示す斜視図、図5はドアスイッチ装置の摺動部材を取り除いた状態の内部構成を示す平面図である。図4において、ラッチ2により摺動する摺動部材6はスプリングA24によりC方向に付勢されており、扉体1を開くためレバー5を引き、ラッチ2を係止部45から外すように回転させると、C方向に摺動部材6も
移動する。扉体1を閉めると、ボタン25は押し板部22により押されるとスプリングB26を介してスイッチA27を押し、スイッチA27はON状態となる。扉体1を開いてラッチ2と一体で設けた押し板部22がボタン25から離れると、スイッチA27はOFF状態となる。
衣類処理装置を運転する時には、扉体1にロックを掛ける。扉体1にロックを掛ける方法は、図5において、ソレノイド10に通電し、保持手段13を介して連結機構部品28を図面上縦方向に移動させる。図5は摺動部材6を取り除いた図であるが、連結機構部品28の先端には突起部30を有しており、突起部30が移動することにより摺動部材6を固定したり、解除したりすることができる。このようにして摺動部材6を固定することにより、ラッチ2が回転しないようにして扉体1にロックを掛けることができる。
なお、保持手段13がソレノイド10により移動するとスプリングC29を介して回転レバー35を回転させて、スイッチB31を押すことにより、ロック状態ではON、解除状態ではOFFになることによりロック状態か解除状態かを検知することができる。スイッチA27とスイッチB31にリード線32、33に接続されており、筐体3内にある制御装置(図示せず)に開閉信号を送ることができる。特に、スイッチA27がOFFになっている状態では、扉体1が開いている状態にあると判断し、制御装置はドラムの回転を速やかに停止させる。
扉体1を開くためレバー5を引きラッチ2を回転させると、ドアスイッチ装置4のラッチ挿入穴21に収まっているラッチ2も回転し、摺動部材6を摺動させるとともに爪部40が係止部45から外れる。このようにして扉体1を開くことができる。扉体1を閉める時は、レバー5とともにラッチ2が付勢力を有しているため、扉体1を押して閉成することによりドアスイッチ装置4のラッチ挿入穴21にラッチ2の先端部が挿入され、摺動部材6を摺動させることにより、扉体1を閉成状態に保持することができる。
図6は実施の形態1における衣類処理装置のラッチの形状を示す平面図である。図7は収容槽の内側から扉体が押された場合のラッチとドアスイッチ装置の関係図で、(a)初期状態(b)中間段階状態(c)扉体開成直前状態を示す。図6、図7を用いて、扉体1が閉められた状態から、扉体1を内側から押した場合の動作と作用を説明する。扉体1を内側から押すという動作は、子供が洗濯層内に閉じ込められたような万一のときのことを想定したものである。
図6において、ラッチ2は、先端の爪部40と、爪部40を支える支持部42と、レバー5と連動して回転する回転軸43とを有する。本実施の形態1においては、ラッチ2の爪部40で、ドアスイッチ装置4の係止部45に係止されるとともに係止部45と摺動する摺接部41の形状に特徴を有する。具体的には、摺接部41は、扉体1が閉成されており、爪部40が係止部45に係止された状態のまま扉体を内側から開成させようとして押された時に、最初に係止部45に働く外力P1の方向と鈍角をなすとともに、この鈍角が異なる連続した面で構成されている(例えば、図6の第1の平面41aの角度Fを12°、第2の平面41bの角度Gを24°とする)。
図7(a),(b),(c)は、扉体1が閉められた状態から開く直前までの、ラッチ2とドアスイッチ装置4の係止部45の関係を示している。図7(a)の初期状態において、ラッチ2の摺接部41は、扉体1の内側よりD方向に力が加わると、ドアスイッチ装置4の係止部45から、図面上左方向に反力(分力P4)を受ける形状となっている。すなわち、摺接部41と係止部45との接点にD方向に外力P1が作用すると、摺接部41と垂直方向に反力P2が発生し、反力P2の分力は分力P3とP4となる(反力と分力のベクトルを矢印により示す)。これにより、ラッチ2が回転軸43を中心として時計方向
に回転しはじめ、次第に図7(b)の中間段階状態に変化する。この状態になると、シール部1aと筐体3との間に隙間が発生し始める。ここで、図7(b)は第1の平面41aから第2の平面41bに変化する際の状態を示している。さらに扉体1の内側より力が加わると、さらにラッチ2が回転し、爪部40と係止部45との係止寸法が減少し、ついには扉体1が開く構造となっている。図7(c)は扉体1が開く直前の状態を示している。
図8は実施の形態1における衣類処理装置の収容槽の内側から押される外力と、ラッチの係止寸法との関係を示す図である。図8を用いて、本実施の形態1のラッチ2の摺接部41の形状について、2段階の平面を設けている効果を説明する。図8に示す特性線Jは、2段階の平面を設けた場合に、扉体1の内側からの力に対してラッチ2が回転し、係止寸法が減少して扉体が開くまでの推移を示している。一方、特性線Kは、例えば図6に示す角度Fを19°として摺接部41の平面を1つで構成した場合の同推移を示している。
図8に示すとおり、扉体1の内側から加える力に上限を設けた所定の力があると仮定し、その所定の力以下で扉体1が開かなければならないとした場合、平面を1つで構成した特性線Kの場合の推移では、特性線Jの推移と比較すると、初期状態から弱い力でラッチ2が時計方向に回転することで係止寸法が減少しはじめる。このように弱い力でもラッチ2が回転し始め、扉体1が外側へ開くようになると、運転時に水漏れが発生しやすくなる。そのため、ラッチ2が回転し始める力は、できる限り所定の力に近いことが望ましい。加えて、扉体1が開くまでの間に、所定の力以上となってラッチ2が係止してしまうことなく、扉体1が開くことが求められる。
そのため、本実施の形態1のラッチ2は、第1の平面41aの角度を小さく設定し、ラッチ2が初動するまでの力を上げている。これは、そのままの角度で一定とすると、所定の力を超えてしまう(図8の特性線J1(二点鎖線))。これは、ラッチ2を付勢しているバネの力が大きくなることによる。このままでは、所定の力以下で扉体1が開かなくなってしまうため、ラッチ2が回転する途中で第2の平面41bに移り、第2の平面41bは角度を大きく設定することで、ラッチ2を回転しやすくし、所定の力以下で扉体1が開くようになる。特性線K(1平面形状)と比較すると、特性線J(2平面形状)の推移は、ラッチ2が初動する力が大きく、所定の力以上になる前に、第2の平面41bに移ることで、所定以下の力で扉体1を開けることを実現している。
以上のように、本実施の形態において、収容槽の内側から力を加えると、ラッチ2は、係止部45から反力を受け、ラッチ2の係止寸法が減少する方向(時計回転方向)への分力P3を受ける。その結果、ラッチ2が回転し、収容槽の扉体1を開くことができる。また、係止する摺接部41を最初の外力P1と鈍角をなす複数の平面で構成していることから、第1の平面41aではラッチ2が初動(回転)しはじめるまでの力を所定値近くまで上げることで、収容槽内の衣類の反力により容易に扉体1が開いてしまうことを防ぎ、第2の平面41b以降で、扉体1を容易に開くことができるようにして、扉体1を内側から開成させるのに必要な力を調整し、設定することができる。
なお、図8の収容槽の内側から扉体1を押す力は、ラッチ2が徐々に回転することによってラッチ2の係止寸法が変わるために、摺接部41の角度の変化に加えて、ラッチ2に付勢しているバネの力も変化する。従って、特性線J,Kの傾きは、これらの兼ね合いから調整されるものであって、本実施の形態1で説明したものに限らず、種々のパターンに設定できるものである。要は、第1の平面41aでラッチが回転し始めるために必要な力を所定値近くまで上げるようにし、第2の平面41bで扉体1を容易に開くことができるようにすればよい。
また、本実施の形態1では、ラッチ2の摺接部41を2つの平面で構成したが、3平面
以上で構成してもよい。また、摺接部は平面に限らず、曲面としてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2におけるラッチは、係止部と接触して係止する摺接部を曲面のみで構成したものである。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
図9は実施の形態2における衣類処理装置のラッチの形状を示す正面図、図10は収容槽の内側から押さる外力と、ラッチの爪部の係止部への係り代の関係を示す図である。図9において、摺接部51は凸状の曲面の組み合わせで構成している。ここで、支持部42の側面42aと交わる摺接部51の接線角度は、係止部45に最初に働く外力の方向と鈍角をなすように形成されている。以上のように構成されたラッチ2について、その動作、作用を説明する。
図9に示すとおり、本実施の形態2のラッチ2の摺接部51は、凸状曲面で構成していることを特徴としている(例えば、先端に向かうほど、Rが小さくなる形状)。凸状曲面の場合は、外力P1の方向とその曲面の接線との角度において、連続的に鈍角が大きくなる構成である。この曲面形状は、扉体1の内側からの力と、ラッチ2が回転方向に受ける反力と、ラッチ2の付勢力により決定される。
図10を用いて、本実施の形態12のラッチ2の摺接部51の形状について、曲面で構成している効果を説明する。図10の特性線Lは、ラッチ2の摺接部51を曲面で構成した場合に、扉体1内側からの力に対してラッチ2が回転して係止寸法が減少して扉体1が開くまでの推移を示している。一方、特性線Kは実施の形態1と同様、平面を1つ(例えば水平より19°)で構成した場合の同推移を示している。本実施の形態2のラッチ2は、凸状曲面形状で構成しているが、先端に向かうほどRが小さくなっていることで、ラッチ2が初動するまでの力を上げるとともに、係止寸法が減少しても所定の力を超えないようにしている。このR寸法は、ラッチ2が分力P3により回転する中で、ラッチ2の付勢力とラッチ2が回転方向に受ける分力P3の関係により算出されたものである。これにより特性線Lの推移のように、所定の力以下で安定して扉体1を開けられることを実現している。
なお、本実施の形態では、ラッチ2の摺接部41,51の形状のみ取り上げたが、その他の外形や構成などは本実施の形態で限定されるものではない。
以上のように、本発明にかかる衣類処理装置は、収容槽の扉体を閉めている際でも、収容槽の内側から、所定以下の力の範囲で扉体を開くことが可能となるので、万一、子供などが収容槽内に閉じ込められた際にも、容易に収容扉を開けられるように設定することができる。また、運転中においては、収容槽内の衣類の反力により、容易に収容槽の扉体が開かないため、より安全な衣類処理装置を提供することができる等として有用である。
1 扉体
2 ラッチ
3 筐体
4 ドアスイッチ装置
5 レバー
21 ラッチ挿入穴
40 爪部
41,51 摺接部
41a 第1の平面
41b 第2の平面
42 支持部
42a 側面
45 係止部
P1 外力

Claims (3)

  1. 筐体の正面側に形成され、衣類を収容する収容槽に対して衣類を出し入れするための開口部を開閉自在に覆う扉体と、前記扉体をロックするドアスイッチ装置とを備え、前記扉体が有するラッチに形成された爪部が前記ドアスイッチ装置に形成された係止部に係止されるように構成され、前記爪部が前記係止部に係止される摺接部は、前記爪部が前記係止部に係止された状態のまま前記扉体を開成させようとしたときに最初に前記係止部に働く外力の方向と鈍角をなすとともに、前記鈍角が異なる連続した面で構成される衣類処理装置。
  2. 前記連続した面は2つ以上の平面で構成され、前記爪部の先端側の平面ほど前記鈍角が大きくなるように形成された請求項1記載の衣類処理装置。
  3. 前記連続した面は、凸状曲面で構成された請求項1記載の衣類処理装置。
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