JP3736730B2 - 電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置 - Google Patents

電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器(例えば、全自動洗濯機、食器洗い乾燥機等の家庭用電気機器、又は業務用冷蔵庫、業務用冷凍庫等の業務用電気機器、又はインターロック式扉開閉器等)箱体の扉の扉爪を電磁掛止する扉爪掛止装置に係るものであり、詳しくは停電時、通電時及び誤使用時の安全が確保できる電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、扉開閉槓杆と、該扉開閉槓杆に連動する扉爪と、からなる全自動洗濯機扉箱体の扉の扉爪を掛止するために設けられた扉爪掛止装置は、例えば、特開平10−272293号公報、特開平10−286394号公報等で開示されているように、機能(機構)的には、扉の扉爪が掛止できる電磁式扉爪掛止機構と、電磁式掛止機構の手動掛止解除機構と、からなることを特徴とし、特に扉の開閉等を検出する扉開閉検出機構等が設けられているものではなかった。
又、該扉爪掛止機構に連動する開閉器(大電流が開閉できるスイッチ類等)等を手動解除できるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、子供の悪戯等で電気機器箱体の内部(例えば、全自動洗濯機の場合は洗濯槽、食器洗い乾燥機の場合は洗い槽、冷蔵庫の場合は庫内)に、人及び動物が入ってしまった場合等の誤使用時には、該内部に閉じ込められた人及び動物が電気機器箱体の扉を押しても、電気機器の動作等を緊急停止させることができないという問題点があった。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、停電時、通電時及び誤使用時の安全が確保でき、電気機器の動作等を緊急停止させることが可能な電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、先ず、電気機器の扉には、扉開閉槓杆と、該扉開閉槓杆に連動する扉爪と、該扉爪よりも扉の中央寄り側に配置されるように凸起している押棒と、を設ける。
そして、本発明の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置は、概略的には、扉の扉爪が挿脱及び掛止できる電磁式扉爪掛止機構と、該電磁式扉爪掛止機構の手動掛止解除機構と、押棒の挿脱を検出する扉開閉検出機構と、からなることを特徴とし、十分な効果を得るために、扉開閉検出機構が電磁式扉爪掛止機構よりも電気機器箱体の扉の中央寄り側に配置されるように、電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置内に配設したことを特徴とする。
そして、停電時又は通電時であっても、扉の扉爪が電磁式扉爪掛止機構に挿入されていなければ、電磁式扉爪掛止機構の電磁部を励磁しても、電磁式扉爪掛止機構の掛止本体が作動しないと共に手動掛止解除機構が作動しないことを特徴とする。
さらに、通電中に急に停電になってしまって、扉の扉爪が電磁式扉爪掛止機構により掛止中であっても、手動掛止解除機構を引っ張れば、電磁式扉爪掛止機構の掛止本体が解除されることを特徴とする。
【0006】
又、本発明の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置は、構成(ハード)的には、扉の扉爪が挿脱及び掛止できる開口部を有する上部小箱と、以下の部品等を収納する下部小箱と、該扉爪の挿脱により摺動する扉爪収納部と、該扉爪収納部を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(A)と、該扉爪収納部を掛止しハートカムを有する掛止本体と、該掛止本体のハートカムの定位置で掛止又は開放できる掛止ピンと、該掛止ピンを常時弾発付勢している板バネと、該掛止本体に連結する可動鉄芯と、該掛止本体を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(B)と、固定鉄芯を有する可動鉄芯吸引型電磁石と、該掛止本体の摺動に連動する吸引確認用転換器と、該押棒で押される押釦部と、該押釦部を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(C)と、該押釦部の移動に連動する弾発横杆部と、該弾発横杆部に連動する開閉器と、該掛止ピンの手動解除槓杆と、該手動解除槓杆を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(D)と、該手動解除槓杆に結ばれた紐類と、からなることを特徴とし、十分な効果を得るために、押釦部が開口部よりも電気機器箱体の扉の中央寄り側に配置されるように、電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置内に配設したことを特徴とする。
【0007】
又、本発明の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置は、作用(ソフト)的には、扉を閉めることにより該扉爪が開口部に入り、該扉開閉槓杆を閉位置に移動することにより該扉爪によって扉爪収納部が移動し該開口部で該扉爪が掛止され、又扉を閉めることにより該押棒が押釦部を押し、そして該押釦部に連動する開閉器が、例えば、OFFからONになり、該ONが電気機器の制御基板に送信継続し、かつ電気機器の仕事の開始受付時は該制御基板から可動鉄芯吸引型電磁石が励磁制御され、そして該可動鉄芯が吸引されることによりハートカムを有する掛止本体が移動し、紐類が結ばれた手動解除槓杆に挿通された掛止ピンが該ハートカムの定位置で掛止されると共に該掛止本体が該扉爪収納部を掛止して該扉爪の挿脱を不可能とし、又該掛止本体の移動に連動する吸引確認用転換器が、例えば、OFFからONになり、該ONが該制御基板に送信されることにより該制御基板から該可動鉄芯吸引型電磁石が消磁制御され、そして電気機器の仕事の完了後は該制御基板から再度該可動鉄芯吸引型電磁石が励磁制御され、そして該可動鉄芯が吸引されることによりハートカムを有する掛止本体が移動し、該掛止ピンがハートカムから開放されると共に該掛止本体が該扉爪収納部を開放して該扉爪の挿脱を可能とし、又該掛止本体の移動に連動する吸引確認用転換器が該ONからOFFになり、該OFFが該制御基板に送信されることにより該制御基板から該可動鉄芯吸引型電磁石が消磁制御されることを特徴とする。
又、停電時又は通電時であっても、扉を閉めることにより扉爪が開口部に入り、扉開閉槓杆を閉位置に移動することにより該扉爪によって扉爪収納部が移動し該開口部で該扉爪が掛止されなければ、電気機器の制御基板から可動鉄芯吸引型電磁石を励磁制御し可動鉄芯を吸引させようとしても、掛止本体が移動しないと共に扉爪収納部が掛止されないことを特徴とする。
そして、通電時の誤使用時においては、扉爪の掛止中に、押棒が押釦部を押すことを中止すれば、電気機器の仕事の完了後と同様に、電気機器の制御基板から可動鉄芯吸引型電磁石が励磁制御され、そして該可動鉄芯が吸引されることによりハートカムを有する掛止本体が移動し、掛止ピンがハートカムから開放されると共に該掛止本体が該扉爪収納部を開放して扉爪の挿脱を可能とすることを特徴とする。
さらに、通電中に急に停電になってしまって、扉爪の掛止中に、紐類を引っ張れば、手動解除槓杆に挿通された掛止ピンがハートカムから直接外れて、掛止本体が該扉爪収納部を開放して扉爪の挿脱を可能とすることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図13は一実施例の電気機器100箱体の斜視図である。
先ず、本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置10の十分な効果を得るために、電気機器100の扉101には、扉開閉槓杆104と、該扉開閉槓杆104に連動する扉爪102と、該扉爪102よりも扉101の中央寄り側に配置されるように凸起している押棒103(形状、寸法等は特に問わない。)と、等を設置することが望ましい。
【0009】
図1は本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置10の正面図であり、図2は図1の平面図、図3は図1の底面図、図4は図1の右側面図、図5は図1の左側面図、図6は図1の裏面図である。
又、図7は図1から上部小箱20を外した状態(扉開時)の正面図である。
本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置10は、該扉爪102が挿脱及び掛止できる開口部21を有する上部小箱20(例えば、ABS樹脂)と、以下の部品等を収納する下部小箱30(例えば、ABS樹脂)と、該開口部21に設けられた扉爪掛止用の指挿入防止爪22と、該扉爪102の挿脱により摺動する扉爪収納部31と、該扉爪収納部31を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(A)32(例えば、ステンレススチール線)と、該扉爪収納部31を掛止しハートカム41を有する掛止本体40(例えば、ABS樹脂)と、該掛止本体40のハートカム41の定位置で掛止又は開放できる掛止ピン42(例えば、ステンレススチール線)と、該掛止ピン42を常時弾発付勢している板バネ43(例えば、燐青銅板)と、該掛止本体40に連結する可動鉄芯51(例えば、ステンレススチール)と、該掛止本体40を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(B)52(例えば、ステンレススチール線)と、固定鉄芯53を有する可動鉄芯吸引型電磁石50と、該掛止本体40の摺動に連動する吸引確認用転換器60(例えば、マイクロスイッチ、片切スイッチ、両切スイッチ、点滅器)と、該押棒103で押される押釦部70(例えば、ABS樹脂)と、該押釦部70を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(C)71(例えば、ステンレススチール線)と、該押釦部70の移動に連動する弾発横杆部72(例えば、ステンレススチール板)と、該弾発横杆部72に連動する開閉器73(例えば、マイクロスイッチ、片切スイッチ、両切スイッチ、点滅器)と、該掛止ピン42の手動解除槓杆80(例えば、ABS樹脂)と、該手動解除槓杆80を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条(D)81(例えば、ステンレススチール線)と、該手動解除槓杆に結ばれた紐類82と、からなる。
【0010】
ここで、扉爪102が挿脱及び掛止できる電磁式扉爪掛止機構の主要構成(部品)は、開口部21(上部小箱20)と、扉爪収納部31と、掛止本体40(ハートカム41)と、掛止ピン42と、可動鉄芯51と、可動鉄芯吸引型電磁石50と、等である。
又、電磁式扉爪掛止機構の手動掛止解除機構の主要構成(部品)は、手動解除槓杆80と、紐類82と、等である。
そして、押棒103の挿脱を検出する扉開閉検出機構の主要構成(部品)は、押釦部70と、弾発横杆部72と、開閉器73と、等である。
【0011】
尚、本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置10においては、例えば、図7の正面図のように、掛止本体40の摺動に連動する吸引確認用転換器60を下部に設け、押釦部70及び開閉器73を上部に設けた(押棒103を扉101の中央寄り側に設けた方が、扉の内部から扉を押した時に、扉の僅かな歪みで扉開閉検出が行える。又、扉爪102と押棒103とを近設することができる。)が、掛止本体40の摺動に連動する吸引確認用転換器60を上部に設け、押釦部70及び開閉器73を下部に設けても良い。(扉爪102と押棒103とを隔離して配置したい場合などは有利である。)
【0012】
図12は掛止本体40と可動鉄芯吸引型電磁石50との作動状態を説明するための部分断面底面図である。
一実施例としての可動鉄芯吸引型電磁石50は、銅線を円筒状のボビンに巻いて端子片54に接続し電気絶縁材(例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の接着シール材等で、他の材質の防水対策材、防湿対策材、結露対策材用等のものも含む。)で封止し、該ボビン内部に固定鉄芯53を設け、可動鉄芯吸引型電磁石50外周部に該固定鉄芯53を嵌着した継鉄59を囲繞したものである。
又、吸引作動時における固定鉄芯53と可動鉄芯51との衝突音を緩衝させるために、可動鉄芯51に凹溝55を設け、軟質板56(例えば、ゴム板)を貼付けたEリング57を環装させて、ほとんど無音にしているが、これは公知技術であるし、他の方法を用いても良い。
尚、該掛止本体40のU字状溝44に可動鉄芯51が差し込まれて連結されているだけなので、両者間には若干の間隙があり、そこから発生する衝撃音が気になる場合は衝撃吸収材45(例えば、発砲ウレタン、スポンジ、軟質板等)を挿入しても良い。
又、該掛止本体40と下部小箱30と衝撃音が気になる場合は、該掛止本体40に掛止本体停止杆47等を設け、又該掛止本体停止杆47と該下部小箱30との間には若干の間隙(スリット、溝)48を設けると良い。(例えば、特願平10−179879号)
【0013】
図8(a)は図7の状態から扉閉時(扉爪収納部31が移動し、押釦部70が押されていることを仮定した状態)になった状態の正面図であり、図8(b)は掛止本体40と手動解除槓杆部80と可動鉄芯吸引型電磁石部50との作動状態を説明するための部分裏面図(一部断面図)である。
本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置10は、作用的には、電気機器100の扉101を閉めることにより、該扉爪102が開口部21に入り、該扉開閉槓杆104を閉位置に移動することにより、該扉爪102によって扉爪収納部31が移動し、該開口部21で該扉爪102が掛止される。
前記のように、該開口部21で該扉爪102が掛止されなければ、電気機器の制御基板から可動鉄芯吸引型電磁石50を励磁制御し、可動鉄芯51を吸引させようとしても、掛止本体40が移動しないと共に扉爪収納部31が掛止されないようになっている。
又、電気機器100の扉101を閉めることにより、押棒103が押釦部70を押し、そして該押釦部70に連動する開閉器73が、例えば、OFFからON(ONからOFFでも良い。ONは開閉器の一方の接点又は接片と、他方の接点又は接片と、が圧接している状態で電気的ON状態を示し、OFFは開閉器の一方の接点又は接片と、他方の接点又は接片と、が隔離している状態で電気的OFF状態を示す。)になり、開閉器端子片74に接続されたリード線等で該ONが電気機器100の制御基板に送信継続する。
尚、該開閉器73の該ONが電気機器100の制御基板に送信されなければ、次の操作(処理)等に移行しないようになっている。
【0014】
ところで、該開閉器73の代替として、例えば、該押釦部70に磁石を内蔵し、磁性感動素子(例えば、リードスイッチ、ホールIC等)で扉の開閉を検出しても良い。又、大電流を流したい場合は半導体素子(例えば、トランジスタ、サイリスタ、トライアック、FET、MOSFET、専用IC等)等で電気回路等を構成すると良い。
【0015】
図9(a)は図8(a)の状態から扉爪掛止時になった状態の正面図であり、図9(b)は掛止本体と手動解除槓杆部80と可動鉄芯吸引型電磁石部50との作動状態を説明するための部分裏面図(一部断面図)である。
前記の開閉器73の該ONが電気機器100の制御基板に送信継続されている時に、電気機器100の仕事の開始を受け付けた時(例えば、運転開始釦を押すことにより、LEDランプ等が点灯してお知らせする。)は、該制御基板から可動鉄芯吸引型電磁石50が励磁制御され、そして該可動鉄芯51が吸引されることにより、ハートカム41を有する掛止本体40が移動し、紐類82が結ばれた手動解除槓杆80に挿通された掛止ピン42が該ハートカム41の定位置で掛止されると共に該掛止本体40の掛止本体掛止爪46が該扉爪収納部31を掛止して該扉爪102の挿脱を不可能とし、又該掛止本体40の移動に連動する吸引確認用転換器60が、例えば、OFFからON(ONからOFFでも良い。)になり、吸引確認用転換器端子片61に接続されたリード線等で該ONが該制御基板に送信されることにより、電気機器の制御基板から該可動鉄芯吸引型電磁石50が消磁制御される。
尚、電気機器の仕事が完了していなくても、該押棒103が押釦部70を押すことを中止すれば、次の操作(処理)等に移行するようになっている。
【0016】
ところで、転換器60の代替として、例えば、該掛止本体40等に磁石を内蔵し、磁性感動素子(例えば、リードスイッチ、ホールIC等)で可動鉄芯51の吸引確認を検出しても良い。又、大電流を流したい場合は半導体素子(例えば、トランジスタ、サイリスタ、トライアック、FET、MOSFET、専用IC等)等で電気回路等を構成すると良い。
【0017】
電気機器の仕事の完了後は、該制御基板から再度該可動鉄芯吸引型電磁石50が励磁制御され、そして該可動鉄芯51が吸引されることによりハートカム41を有する掛止本体40が移動し、該掛止ピン42がハートカム41から開放されると共に該掛止本体40が該扉爪収納部31を開放して該扉爪102の挿脱を可能とし、又該掛止本体40の移動に連動する吸引確認用転換器60が該ONからOFFになり、該OFFが該制御基板に送信されることにより、電気機器の制御基板から該可動鉄芯吸引型電磁石50が消磁制御される。
【0018】
図10(a)は図9(a)の状態から紐類82を引っ張って手動掛止解除された状態の正面図であり、図10(b)は掛止本体と手動解除槓杆部80と可動鉄芯吸引型電磁石部50との作動状態を説明するための部分裏面図(一部断面図)である。
例えば、通電中に急に停電になってしまった場合は、紐類82を引っ張れば、手動解除槓杆80に挿通された掛止ピン42がハートカム41から直接外れて、掛止本体40が該扉爪収納部31を開放して扉爪102の挿脱を可能とする。
【0019】
図11(a)は可動鉄芯51の往復摺動に連動して、掛止本体40のハートカム41部を掛止ピン42が摺動する状態を説明するための部分拡大図である。
1)は扉開時又は扉閉時(図7又は図8参照)の定位置(復帰位置)、2)は可動鉄芯吸引型電磁石50を励磁制御して固定鉄芯53に可動鉄芯51が吸引される途中に通過する或る位置、3)は該可動鉄芯51が該固定鉄芯53に吸引した時の定位置、4)は可動鉄芯吸引型電磁石50を消磁制御した時(図9参照)の定位置、5)は可動鉄芯吸引型電磁石50を再度励磁制御して固定鉄芯53に可動鉄芯51が吸引した時の定位置、6)は可動鉄芯吸引型電磁石50を再度消磁制御し該可動鉄芯51が圧縮渦巻発条(B)52により復帰される途中に通過する或る位置、を示すものである。
【0020】
図11(b)は手動掛止解除される時に、掛止本体40のハートカム41部を掛止ピン42が摺動する状態を説明するための部分拡大図である。
1)は可動鉄芯吸引型電磁石50を消磁制御した時(図9参照)の定位置、2)は紐類82を引っ張っり、手動解除槓杆80に挿通された掛止ピン42がハートカム41から直接外れた時(図10参照)の定位置、3)は紐類82を引っ張るのをやめたの定位置(復帰位置)、を示すものである。
【0021】
本発明の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置においては、例えば、子供の悪戯等で電気機器の箱体の内部に、人及び動物が入ってしまった場合等の誤使用時には、該内部に閉じ込められた人及び動物が電気機器箱体の扉を押した時に、扉爪が挿脱及び掛止できる開口部を有する上部小箱を合成樹脂等で形成してあるので、或る押力で上部小箱と下部小箱とに歪みや隙間ができ易くする(この歪みや隙間のために、押棒が押釦部を押すことを中止すれば、電気機器の動作等を緊急停止させることが可能。)ことができるようにしてある。
【0022】
電気機器箱体の扉においては、停電時、通電時及び誤使用時の安全の確保のために、例えば、窓を設けたり、扉爪を合成樹脂等で形成(或る押力で破壊することもできる。)したり、電気機器箱体の内部からの或る押力で扉に歪みや隙間ができ易くする(この歪みや隙間のために、押棒が押釦部を押すことを中止すれば、電気機器の動作等を緊急停止させることが可能。)と良い。
【0023】
以上、本発明の好適な実施の形態について述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定されるものでなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの組合せ、改変等を施し得るのはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】
本発明の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置においては、停電時、通電時及び誤使用時の安全が確保でき、電気機器の動作等を緊急停止させることが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置の正面図である。
【図2】本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置の平面図である。
【図3】本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置の底面図である。
【図4】本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置の右側面図である。
【図5】本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置の左側面図である。
【図6】本発明の一実施例の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置の裏面図である。
【図7】図1から上部小箱を外した状態(扉開時)の正面図である。
【図8】図7の状態から扉閉時(扉爪収納部が移動し、押釦部が押されていることを仮定した状態)になった状態の正面図と、掛止本体と手動解除槓杆部と可動鉄芯吸引型電磁石部との作動状態を説明するための部分裏面図(一部断面図)である。
【図9】図8の状態から扉爪掛止時になった状態の正面図と、掛止本体と手動解除槓杆部と可動鉄芯吸引型電磁石部との作動状態を説明するための部分裏面図(一部断面図)である。
【図10】図9の状態から紐類を引っ張って手動掛止解除された状態の正面図と、掛止本体と手動解除槓杆部と可動鉄芯吸引型電磁石部との作動状態を説明するための部分裏面図(一部断面図)である。
【図11】 掛止本体のハートカム部を掛止ピンが摺動する状態を説明するための部分拡大図である。
【図12】掛止本体と可動鉄芯吸引型電磁石との作動状態を説明するための部分断面底面図である。
【図13】一実施例の電気機器箱体の斜視図である。
【符号の説明】
10…扉爪掛止装置、20…上部小箱、21…開口部、22…指挿入防止爪、30…下部小箱、31…扉爪収納部、32…圧縮渦巻発条(A)、40…掛止本体、41…ハートカム、42…掛止ピン、43…板バネ、44…U字状溝、45…衝撃吸収材、46…掛止本体掛止爪、47…掛止本体停止杆、48…間隙、50…可動鉄芯吸引型電磁石、51…可動鉄芯、52…圧縮渦巻発条(B)、53…固定鉄芯、54…可動鉄芯吸引型電磁石端子片、55…可動鉄芯の凹溝、56…軟質板、57…Eリング、59…継鉄、60…転換器、61…転換器端子片、70…押釦部、71…圧縮渦巻発条(C)、72…弾発横杆部、73…開閉器、74…開閉器端子片、80…手動解除槓杆、81…圧縮渦巻発条(D)、82…紐類、83…手動解除槓杆掛止爪、100…電気機器、101…扉、102…扉爪、103…押棒、104…扉開閉槓杆

Claims (4)

  1. 扉開閉槓杆と、該扉開閉槓杆に連動する扉爪と、凸起している押棒と、からなる電気機器箱体の扉の扉爪を掛止するために設けられた扉爪掛止装置において、扉を閉めることにより該扉爪が開口部に入り、該扉開閉槓杆を閉位置に移動することにより該扉爪によって扉爪収納部が移動し該開口部で該扉爪が掛止され、又扉を閉めることにより該押棒が押釦部を押し、そして該押釦部に連動する開閉器がOFFからONになり、該ONが電気機器の制御基板に送信継続し、かつ電気機器の仕事の開始受付時は該制御基板から可動鉄芯吸引型電磁石が励磁制御され、そして該可動鉄芯が吸引されることによりハートカムを有する掛止本体が移動し、紐類が結ばれた手動解除槓杆に挿通された掛止ピンが該ハートカムの定位置で掛止されると共に該掛止本体が該扉爪収納部を掛止して該扉爪の挿脱を不可能とし、又該掛止本体の移動に連動する吸引確認用転換器が、例えば、OFFからONになり、該ONが該制御基板に送信されることにより該制御基板から該可動鉄芯吸引型電磁石が消磁制御され、そして電気機器の仕事の完了後は該制御基板から再度該可動鉄芯吸引型電磁石が励磁制御され、そして該可動鉄芯が吸引されることによりハートカムを有する掛止本体が移動し、該掛止ピンがハートカムから開放されると共に該掛止本体が該扉爪収納部を開放して該扉爪の挿脱を可能とし、又該掛止本体の移動に連動する吸引確認用転換器が該ONからOFFになり、該OFFが該制御基板に送信されることにより該制御基板から該可動鉄芯吸引型電磁石が消磁制御されることを特徴とする電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置。
  2. 扉を閉めることにより扉爪が開口部に入り、扉開閉槓杆を閉位置に移動することにより該扉爪によって扉爪収納部が移動し該開口部で該扉爪が掛止されなければ、電気機器の制御基板から可動鉄芯吸引型電磁石を励磁制御し可動鉄芯を吸引させようとしても、掛止本体が移動しないと共に扉爪収納部が掛止されないことを特徴とする請求項記載の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置。
  3. 扉爪の掛止中に、押棒が押釦部を押すことを中止すれば、電気機器の仕事の完了後と同様に、電気機器の制御基板から可動鉄芯吸引型電磁石が励磁制御され、そして該可動鉄芯が吸引されることによりハートカムを有する掛止本体が移動し、掛止ピンがハートカムから開放されると共に該掛止本体が該扉爪収納部を開放して扉爪の挿脱を可能とすることを特徴とする請求項記載の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置。
  4. 扉爪の掛止中に、紐類を引っ張れば、手動解除槓杆に挿通された掛止ピンがハートカムから直接外れて、掛止本体が該扉爪収納部を開放して扉爪の挿脱を可能とすることを特徴とする請求項記載の電気機器箱体の扉用扉爪掛止装置。
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