JP4038315B2 - 電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法 - Google Patents

電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4038315B2
JP4038315B2 JP37377299A JP37377299A JP4038315B2 JP 4038315 B2 JP4038315 B2 JP 4038315B2 JP 37377299 A JP37377299 A JP 37377299A JP 37377299 A JP37377299 A JP 37377299A JP 4038315 B2 JP4038315 B2 JP 4038315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film carrier
carrier tape
mounting
electronic component
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP37377299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001189350A (ja
Inventor
間 睦 郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP37377299A priority Critical patent/JP4038315B2/ja
Publication of JP2001189350A publication Critical patent/JP2001189350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4038315B2 publication Critical patent/JP4038315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品実装用フィルムキャリアテープ(TAB(Tape Automated Bonding)テープ、T-BGA(Tape Ball Grid Array)テープ、CSP(Chip Size Package)テープ、 ASIC(Application Specific Integrated Circuit)テープなど)(以下、単に「電子部品実装用フィルムキャリアテープ」と言う。)について、出荷前にサンプルを抽出して、そのサンプルのリードの幅、ピッチ、長さ、位置などを測定するための電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法、ならびにそのために用いる測定用固定プレートに関する。
【0002】
【従来の技術】
エレクトロニクス産業の発達に伴い、IC(集積回路)、LSI(大規模集積回路)などの電子部品を実装するプリント配線板の需要が急激に増加しているが、電子機器の小型化、軽量化、高機能化が要望され、これら電子部品の実装方法として、最近ではTABテープ、T-BGAテープおよびASICテープなどの電子部品実装用フィルムキャリアテープを用いた実装方式が採用されている。特に、パーソナルコンピュータなどのように高精細化、薄型化、液晶画面の額縁面積の狭小化が要望されている液晶表示素子(LCD)を使用する電子産業においてその重要性が高まっている。
【0003】
このような電子部品実装用フィルムキャリアテープでは、出荷前に電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルを抽出して、そのサンプルの、例えば、デバイスホール内に突設するインナーリードなどの幅、ピッチ、長さ、位置など(以下、単に「リード寸法」と言う。)が所定の範囲内にあるかどうかを測定する品質検査が行われている。
【0004】
このように電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルのリード寸法を測定する場合、ソルダーレジストなどを塗布した後に、ソルダーレジストを硬化させるために乾燥炉内で乾燥させているため、電子部品実装用フィルムキャリアテープが乾燥して縮んだ状態となっているので、正確な測定を行うために、通常、湿度を、一定に保った恒温恒湿槽内で、例えば、25℃、湿度60%、48時間、調湿して寸法を安定させた後、これをいったん恒温恒湿槽内から取り出した後、別途設けられた測長装置でリード寸法を測定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような測定方法では、恒温恒湿槽内で調湿して寸法を安定させた後、サンプルをいったん恒温恒湿槽内から取り出した後、別途設けられた測長装置でリード寸法を測定するので、測定までの時間が長い場合には、取り出した後の外部の雰囲気の影響を受けて、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルが吸湿して伸びたり、乾燥して縮んで反りが発生したりする場合があり、正確な測定を行うことができなかった。
【0006】
また、このように、恒温恒湿槽内で湿して寸法を安定させた後、サンプルをいったん恒温恒湿槽内から取り出した後、別途設けられた測長装置でリード寸法を測定するので、煩雑な作業が必要となり、大量のサンプルを測定するのには、非常に時間と手間がかかることとなっていた。
また、従来では、恒温恒湿槽での処理時間の管理を、サンプルに付設したタグ等に記載した情報に基づいて、恒温恒湿槽を設定する必要があるので、煩雑な作業が必要であった。
【0007】
さらに、従来では、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプル200を、図15に示したように、2枚のガラス板202の間に挟んで、これを測長装置の測定テーブルに載置している。そして、サンプル毎に、サンプル200の測定すべき電子部品実装部204に対応した位置を、測長装置にキーボードなどの入力装置で入力するとともに、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプル200に対応した製品の種類、ロット番号などの固有情報を入力して、測定しなければならないため非常に複雑な作業を必要としていた。
【0008】
本発明は、このような現状を考慮して、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルのリードの幅、ピッチ、長さ、位置などのリード寸法を、自動的に、短時間に、しかも、正確に精度良く、大量のサンプルのリード寸法を測定可能な電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法、ならびにそのために用いる測定用固定プレートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置は、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを形成するリードの幅、ピッチ、長さ、位置などを測定するための電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置であって、
外部の雰囲気と遮断した測定室と、
前記測定室内部と連通し、一定の湿度に調湿した空気を前記測定室内に供給する調湿装置と、
電子部品実装用フィルムキャリアテープを調湿するために、前記測定室内部に配設した調湿用のテープ載置台と、
前記調湿された電子部品実装用フィルムキャリアテープを、前記テープ載置台から取り出し、前記測定室内部に配設した測長装置に搬送する搬送装置と、
前記搬送装置により搬送された電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅、ピッチなど測定する測長装置とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法は、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを形成するリードの幅、ピッチ、長さ、位置などを測定する電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法であって、
外部の雰囲気と遮断した測定室内部に配設した調湿用のテープ載置台に電子部品実装用フィルムキャリアテープを載置し、
一定の湿度に調湿した空気を測定室内に供給して、電子部品実装用フィルムキャリアテープを調湿し、
前記調湿された電子部品実装用フィルムキャリアテープを、載置台から取り出して、前記測定室内部に配設した測長装置に搬送し、
前記搬送装置により搬送された電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅、ピッチなどを測長装置を用いて測定することを特徴とする。
【0011】
このようにすることによって、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルに対して、測定室内部で、一定時間調湿を行い、その寸法を安定させた状態で、測定室内部に配設された測長装置で、サンプルのリードの幅、ピッチ、長さ、位置などのリード寸法を測定するので、従来のようにサンプルをいったん恒温恒湿槽内から取り出す必要がない。
【0012】
従って、自動的に、短時間に行え、その作業性が極めて向上するとともに、サンプルの寸法が安定した状態のままで測定できるので、正確に精度良く、大量のサンプルのリード寸法を測定することが可能である。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置は、電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置は、前記電子部品実装用フィルムキャリアテープを脱着自在に固定する測定用固定プレートを備え、該測定用固定プレートが前記テープ載置台に形成されたプレート載置棚に脱着自在に挿入されるように構成されていることを特徴とする。
【0013】
このように構成することによって、測定用固定プレートに電子部品実装用フィルムキャリアテープを固定した状態で、測定室で調湿し、測長装置に搬送して測定するので、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルが、搬送の際に損傷することなく、しかも、測長装置で測定する際に電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルが移動することがないので、正確な測定を行うことができる。
【0014】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置は、前記テープ載置台には、複数のプレート載置棚が形成され、それぞれのプレート載置棚に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを脱着自在に固定した測定用固定プレートが脱着自在に挿入されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、一度に複数の電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルを、測定室内で調湿して、測長装置で順に測定することができるので、大量のサンプルについて、調湿と測定を自動的に実施することができる。
【0015】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置は、前記測定用固定プレートには、該測定用固定プレートに固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対応する固有情報を有するバーコードを脱着自在に固定するサンプル情報固定部が備えられていることを特徴とする。
これにより、サンプル情報固定部に固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対応する製品の種類、ロット番号などの固有情報を有するバーコードを、バーコードリーダなどの読みとり装置で読みとり、測長装置に入力することによって、固有情報に対応した測定値を得ることができる。
【0018】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置は、前記測長装置が、前記測定用固定プレート上のバーコードを読み込んだ電子部品実装用フィルムキャリアテープの固有情報と、前記位置指定部から検出した位置情報に基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部を測定するように構成されていることを特徴とする。
【0019】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法は、測定用固定プレートに脱着自在に固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対応する固有情報を有するバーコードを読み込み、
測定用固定プレートに固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部に対応した位置を示す位置指定部から位置情報を検出し、これに基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部を測定することを特徴とする。
【0020】
従って、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対応する製品の種類、ロット番号などの固有情報に対応し、しかも正確に測定すべき電子部品実装部を測定した測定値を得ることができる。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法は、前記位置指定部から検出した位置情報が、位置指定ピン用孔に嵌合され位置指定ピンから検出した位置情報であることを特徴とする。
【0021】
これにより、電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部の位置に対応して、位置指定ピン用孔を選択して位置指定ピンを嵌合するだけで、電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部の位置を、測長装置で検知して正確に測定すべき電子部品実装部を測定することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の正面図、図2は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の上面図、図3は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の測定室内部の正面図、図4は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の測定室内部の上面図、図5は、図4のV方向端面図、図6は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の搬送装置の部分拡大正面図、図7は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の測長装置の拡大上面図である。
【0023】
図1および図2に示したように、10は全体で本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置(以下、単に「測定装置」と言う。)を示している。
測定装置10は、工場の床Aなどの上に設置された測定装置本体12と、測定装置本体12の側部に配置された調湿装置14を備えている。また、測定装置本体12には、測定室16と、測定室16の側方に設けられた制御部18とが設けられている。
【0024】
この測定室16は、略箱体形状であり、その前部には、透明な耐熱ガラスからなる開閉自在な開閉扉20、22が設けられ、測定室16の内部に測定対象である電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルを出し入れできるようになっている。なお、図示しないが、この開閉扉20、22には、シール部材が装着されており、外部の雰囲気と遮断されるように気密構造となっている。なお、図中、24は、開閉扉20、22の操作用の把手である。
【0025】
また、測定室16の一方の側壁26には、吸気管28と排気管30とが、図示しない吸気口と排気口とを介してそれぞれ連結され、これらの吸気管28と排気管30は、他方側で調湿装置14に接続されている。この調湿装置14は、図示しないブロワーなどにより、吸気管28から吸い込んだ測定室16内部の空気を、図示しない加熱装置と加湿装置によって、所定の温度と湿度に加熱、加湿して、排気管30を介して、再び測定室16内部に送り込むためのものである。
【0026】
測定室16の内部には、図3〜図5に示したように、測定室16の一方の側壁26に設けた吸気口と排気口の側に、測定室16の底壁32に一対の案内レール34、34が、測定室16の横方向に設けられており、その上をテープ載置台36が、測定用プレート挿入位置である手前側、すなわち開閉扉20、22側と、図4に示した調湿、測定位置Bとの間を、図示しないモータ、ピストンシリンダ機構などの駆動機構により移動自在に構成されている。
【0027】
このテープ載置台36には、図4に示したように、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルを固定した測定用プレート90を出し入れするための複数のプレート載置棚38が形成されている。これらのプレート載置棚38には、両側部内壁に複数のガイド溝40が形成されており、これらのガイド溝40に、測定用プレート90を、テープ載置台36の開口側42から挿入することによって、プレート載置棚38に測定用プレート90を載置することができるようになっている。
【0028】
このテープ載置台36の開口側42には、測定用プレート90をテープ載置台36から取り出し、測定室16の内部に配設した測長装置64に搬送するための搬送装置44が設けられている。
この搬送装置44は、測定室16の後壁46の内部に設けられ測定室16の長手方向に、テープ載置台36から測長装置64まで延設された一対の案内レール48が設けられている。この案内レール48には、搬送部本体50が、この案内レール48に沿って、ピストンシリンダ機構などの駆動機構52により移動自在に装着されている。
【0029】
搬送部本体50には、上下方向に一対の案内レール54が設けられており、この案内レール54に沿って移動可能なように、搬送装置本体56が、図示しないモーター、ピストンシリンダ機構などの駆動機構により移動自在に装着されている。
この搬送装置本体56は、図6に示したように、略平板形状の搬送アーム58を備えている。この搬送アーム58の基端部60は、モータ62の駆動軸63に接続されており、これにより、モータ62の駆動によって、搬送アーム58が、図3の矢印Cで示したように180°回転できるようになっている。また、この搬送アーム58は、図示しない真空源に接続されており、その上面に測定用プレート90を吸着支持できるようになっている。
【0030】
また、搬送装置44のテープ載置台36と対向する側には、搬送装置により搬送された電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅、ピッチなどのリード形状を測定する測長装置64が設けられている。
この測長装置64は、図7に示したように、測定室16の底壁32に設けられた基台66を備えている。この基台66上には、XYステージが配置されている。
【0031】
すなわち、基台66上には、基台66上に配設された一対のガイドレール71の上をX方向に移動可能にX軸ステージ70が配置されている。なお、このX軸ステージ70は、基台66上に設けられたモータ72とこれに接続したボールネジ73の作動によって、ガイドレール71の上をX方向に移動可能となっている。
【0032】
また、このX軸ステージ70上には、一対のガイドレール72が固定されており、このガイドレール72上をY方向に移動可能にY軸ステージ74が配置されている。なお、このY軸ステージ74は、X軸ステージ70上に設けられたモータ76とこれに接続したボールネジ78の作動によって、ガイドレール72の上をX方向に移動可能となっている。
【0033】
一方、このX−Yステージの上方には、Z軸ステージ80が配置されている。すなわち、基台66上には、アーチ型の支持柱部材82が立設されており、この支持柱部材82の中央部分に上下方向に設けられたガイドレール84の上をZ方向に移動可能に、自動焦点式の光学顕微鏡88が配置されている。なお、この光学顕微鏡88は、支持柱部材82上に設けられたモータ84とこれに接続したボールネジ86の作動によって、ガイドレール84の上をZ方向に移動可能となっている。
【0034】
このように構成される測長装置64は、Y軸ステージ74上に搬送された測定用プレート90上に固定された電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルの幅、ピッチなどのリード形状を、X軸ステージ70、Y軸ステージ74をそれぞれX方向、Y方向に移動することによって、平面的な長さを、Z軸ステージ80をZ方向に移動させることによって焦点距離によって、Z方向、すなわち上下方向の長さを測定して、リードの形状を三次元的に解析できるように構成されている。なお、図示しないが、この測長装置64の下方には、透過光照射装置が配設されており、この透過光照射装置から照射された透過光が、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルを透過することによって、光学顕微鏡88によりリード形状が測定できるようになっている。なお、この場合、透過光式の代わりに、反射式の顕微鏡を用いることも勿論可能である。
【0035】
一方、図8および図9に示したように、測定用プレート90は、略平板形状の枠部材92を備えており、その一部分に矩形状の開口部94が形成されており、この開口部94に透明なガラス96が嵌め込まれている。このガラス96上に、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプル98が、所定位置に固定されるサンプル固定部95となっている。
【0036】
すなわち、略平板形状の枠部材92の開口部94の左端側には、開口部94の左側部94aに沿って、平行な2本のスライド溝100、102が形成されている。これらのスライド溝100、102には、図10および図11に示したような形状のサンプル98を係止固定するための係止部材104が脱着自在に装着されるものである。
【0037】
この係止部材104は、図10および図11に示したように、略三角形形状の係止板部材106と、この係止板部材106の基端部の下面に突設された2個の係止ピン108と、係止板部材106の先端部の下面に突設されたスプロケット孔係止用ピン110と、係止板部材106の中央部の上面に突設された操作摘み部材112とから構成されている。
【0038】
また、この溝100、102の上下の終端の両側には、ぞれぞれ、係止部材104を固定するために、係止部材104の係止ピン108とスプロケット孔係止用ピン110にそれぞれ対応する係止部材固定用係止孔114、116が形成されている。
一方、枠部材92の開口部94の上下には、サンプル98の測定すべき電子部品実装部99に対応した位置を示す位置指定部101が形成されている。すなわち、開口部の上下端94b、94cに沿ってそれぞれ、複数の位置指定ピン用孔118、120が形成されている。この位置指定ピン用孔118、120には、図12に示したような構造の位置指定ピン122が脱着自在に嵌合されるようになっている。
【0039】
さらに、枠部材92の開口部94の下方の枠部分124には、サンプル情報固定部126が形成されている。
すなわち、下方の枠部分124の左端部近傍には、クリップ部材125が設けられている。このクリップ部材125は、その基端部128が、ネジなどの締結部材130で下方の枠部分124で固定されるとともに、蝶番部材132を介して、クリップ部134が開閉できるようになっている。
【0040】
また、下方の枠部分124には、平行な2本のスライド用金具136が形成され、このスライド用金具136に沿って、左右に移動自在にクリップ部材138が装着されている。このクリップ部材138は、クリップ部材125とほぼ同様な構成であり、基端部140が、ネジなどの締結部材142で下方のスライド用金具136にスライド可能に固定されるとともに、蝶番部材144を介して、クリップ部146が開閉できるようになっている。
【0041】
このように構成される測定用プレート90を用いる場合には、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプル98の端部のスプロケット孔93、93にそれぞれ、係止部材104のスプロケット孔係止用ピン110を係合する。そして、片方の係止部材104を、係止部材固定用係止孔114にそれぞれ、係止部材104の係止ピン108とスプロケット孔係止用ピン110を嵌合させる。一方、他方の係止部材104を、係止ピン108をスライド溝100に、スプロケット孔係止用ピン110をスライド溝102に嵌合することによって、図8に示したように、サンプル98を開口部94のガラス96上に所定位置に固定する。
【0042】
なお、2枚のサンプル98を開口部94のガラス96上の所定位置に固定する必要がある場合には、同様にして、開口部94のガラス96上に所定位置に固定する。但し、この場合には、係止部材固定用係止孔114の代わりに、係止部材固定用係止孔116を用いればよい。
この場合、片方の係止部材104が、スライド溝100とスライド溝102に沿ってスライドできるようになっているので、サンプル98の幅が異なる場合でも、固定できるようになっている。
【0043】
そして、サンプル98の測定すべき電子部品実装部99に対応した位置の位置指定ピン用孔118、120にそれぞれ、位置指定ピン122を嵌合させる。
また、サンプル98を保護するカバー部材150には、サンプル98に対応した製品の種類、ロット番号などの固有情報が記載されたバーコード部材152が貼付されており、このカバー部材150を、クリップ部材125のクリップ部134と、クリップ部材138のクリップ部146に挟んで固定するようになっている。この場合、クリップ部材138が、スライド用金具136に沿って左右に移動できるようになっているので、サンプル98の長さが異なる場合、すなわち、カバー部材150の長さが異なる場合でも、カバー部材150を固定できるようになっている。
【0044】
一方、測長装置64のY軸ステージ74上には、図13および図14に示したように、測定用プレート90を固定するための固定用治具154が固定されている。この固定用治具154は、Y軸ステージ74上にネジなどの締結部材157で固定された固定基台156を備えており、固定基台156の上面には、搬送装置44の搬送アーム58を挿入するために挿入用凹部158が形成されている。また、固定基台156の上面には、略L字形状のストッパ部材160、162が形成されており、このストッパ部材160に対峙するように、固定用当接部材162が、エアシリンダ164により移動できるようになっている。これにより、測定用プレート90をその側端部90b、90cをストッパ部材160、162に当接した後、エアシリンダ164を作動させて、固定用当接部材162を測定用プレート90の側端部90aに当接させて固定する。なお、この際、固定用当接部材162に設けた三角形状の突設部166が、測定用プレート90の側端部90aの中央部に形成した三角形状の切欠部に係合して、測定用プレート90を固定用治具154上に緊密に固定して移動しないようにして、正確な測定を行えるようになっている。
【0045】
このように構成される本発明の測定用プレート90を用いて測定装置10で、サンプル98のリードの幅、ピッチ、長さ、位置などのリード形状を測定する方法について、以下に説明する。
先ず、前述したように、測定用プレート90のサンプル固定部95の所定位置にサンプル98を固定し、位置指定部101でサンプル98の測定すべき電子部品実装部99に対応した位置に位置指定ピン122を嵌合させるとともに、バーコード部材152が貼付されたカバー部材150をサンプル情報固定部126に固定する。
【0046】
予め、制御部18の制御によって、テープ載置台36が測定用プレート挿入位置である手前側、すなわち開閉扉20、22側まで一対の案内レール34、34上を移動させる。この状態で、上記のように準備した複数の測定用プレート90を、測定室16の開閉扉20、22を開けて、テープ載置台36の複数のプレート載置棚38のガイド溝40に、テープ載置台36の開口側42から挿入することによって、プレート載置棚38にそれぞれ載置する。
【0047】
そして、開閉扉20、22を閉めて、制御部18に開始信号を、キーボードなどの図示しない入力手段で入力する。
これにより、制御部18の制御によって、テープ載置台36が、案内レール34、34上を、調湿、測定位置Bまで移動される。
測定位置Bまでテープ載置台36が移動したことを検知した後、調湿装置14が作動して、吸気管28から吸い込んだ測定室16内部の空気を、加熱装置と加湿装置によって、制御部18に入力しておいたプログラムに従って、所定の温度と湿度(例えば、25℃、湿度60%)に加熱、加湿して、排気管30を介して、再び測定室16内部に送り込む。
【0048】
これにより、測定室16の内部で、テープ載置台36のプレート載置棚38に載置された測定用プレート90に固定したサンプル98について、一定時間調湿が行われ、その寸法を安定させることができる。
そして、予め、制御部18に入力しておいたプログラムに従って、一定時間、例えば、48時間経過した後、搬送装置44が作動して、搬送部本体50が案内レール54に沿って上方向に移動して、テープ載置台36のプレート載置棚38の最上部に位置する測定用プレート90のすぐ下方に、搬送アーム58が位置する。
【0049】
この状態で、駆動機構52が作動して、搬送部本体50が、案内レール48に沿って、テープ載置台36の方向に移動して、テープ載置台36の開口側42を介して、テープ載置台36のプレート載置棚38の最上部に位置する測定用プレート90のすぐ下方に、搬送アーム58が挿入される。この状態で、真空源を作動して、搬送アーム58の上面に測定用プレート90を吸着支持する。
【0050】
次に、再び、駆動機構52が作動して、搬送部本体50が、案内レール48に沿って、測長装置64の方向に移動して、テープ載置台36の開口側42を介して、プレート載置棚38の最上部に位置する測定用プレート90を、搬送アーム58とともにガイド溝40に沿って引き抜く。
そして、完全に測定用プレート90が、プレート載置棚38から引き抜かれた状態で、搬送部本体50の測長装置64の方向への移動が停止して、モータ62の駆動によって、搬送アーム58が、図3の矢印Cで示したように、測長装置64の方向へ180°回転する。
【0051】
この状態で、搬送部本体50が案内レール54に沿って下方向に移動して、搬送アーム58が、測長装置64のY軸ステージ74上の固定用治具154の挿入用凹部158の位置にくるように移動する。
次に、再び、駆動機構52が作動して、搬送部本体50が、案内レール48に沿って、測長装置64の方向に移動して、搬送アーム58が測長装置64のY軸ステージ74上の固定用治具154の挿入用凹部158内に挿入される。これにより、その上面に吸着した測定用プレート90を、固定用治具154の固定基台156の上面に、その側端部90b、90cをストッパ部材160、162に当接させる。その後、エアシリンダ164を作動させて、固定用当接部材162を測定用プレート90の側端部90aに当接させて固定する。なお、この際、固定用当接部材162に設けた三角形状の突設部166が、測定用プレート90の側端部90aの中央部に形成した三角形状の切欠部に係合して、測定用プレート90を固定用治具154上に緊密に固定して移動しないようになっている。
【0052】
そして、真空源を解除して、搬送アーム58の上面の測定用プレート90の吸着支持を解除する。そして、再び、駆動機構52が作動して、搬送部本体50が、案内レール48に沿って、テープ載置台36の方向に移動して搬送アーム58を、固定用治具154の挿入用凹部158から引き抜く。
この状態で、図示しない、測長装置64に付設したバーコードリーダにより、固定用治具154上に固定された測定用プレート90上のカバー部材150のバーコード部材152を走査して、サンプル98に対応した製品の種類、ロット番号などの固有情報を読み込む。
【0053】
これと同時に、図示しない、測長装置64に付設した位置センサーにより、位置指定ピン用孔118、120に嵌合された位置指定ピン122の位置をスキャニングして、サンプル98の測定すべき電子部品実装部99に対応した位置情報が読み込まれる。これらの情報は、制御部18に入力され記憶される。
これらの情報に基づいて、予め設定されたプログラムに従い、Y軸ステージ74上に搬送された測定用プレート90上に固定された電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルの幅、ピッチなどのリード形状を、X軸ステージ70、Y軸ステージ74をそれぞれX方向、Y方向に移動することによって、平面的な長さを、Z軸ステージ80をZ方向に移動させることによって焦点距離によって、Z方向、すなわち上下方向の長さを測定して、リードの形状を三次元的に解析され、この情報が、制御部18に入力され記憶される。
【0054】
このように電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルの幅、ピッチなどのリード形状の測定が終了した後、再び、駆動機構52が作動して、搬送部本体50が、案内レール48に沿って、測長装置64の方向に移動して、搬送アーム58が固定用治具154の挿入用凹部158内に挿入される。
そして、真空源を作動して、搬送アーム58の上面に測定用プレート90を吸着支持をする。そして、エアシリンダ164を作動させて、固定用当接部材162を後退させて、測定用プレート90の側端部90aへの当接固定を解除する。
【0055】
この状態で、再び、駆動機構52が作動して、搬送部本体50が、案内レール48に沿って、テープ載置台36の方向に移動して搬送アーム58とともに測定用プレート90を、固定用治具154の挿入用凹部158から引き抜く。
そして、完全に測定用プレート90が、固定用治具154の挿入用凹部158プレート載置棚38から引き抜かれた状態で、搬送部本体50の測長装置64の方向への移動が停止して、モータ62の駆動によって、搬送アーム58が、図3の矢印Cで示したように、テープ載置台36方向へ180°回転する。
【0056】
次に、再び、搬送部本体50が案内レール54に沿って上方向に移動して、テープ載置台36のプレート載置棚38の最上部に位置するようにされる。
そして、駆動機構52が作動して、搬送部本体50が、案内レール48に沿って、テープ載置台36の方向に移動して、テープ載置台36の開口側42を介して、搬送アーム58が挿入され、これにともない、測定用プレート90が、ガイド溝40内に挿入される。この状態で、真空源を解除して、搬送アーム58の上面の測定用プレート90の吸着支持を解除し、駆動機構52が作動して、搬送部本体50が、案内レール48に沿って、測長装置64の方向に移動して、テープ載置台36の開口側42を介し搬送アームが引き抜かれる。
【0057】
これにより、測定用プレート90がテープ載置台36のプレート載置棚38の元の位置に戻される。
続いて、制御部18プログラムに従って、同様なサイクルが繰り返され、テープ載置台36の上方のプレート載置棚38から下方へ順に測定用プレート90が取り出され、測長装置64でサンプルのリード形状の測定が行われる。
【0058】
そして、全てのプレート載置棚38の測定用プレート90サンプルのリード形状の測定が行われた後、制御部18の制御によって調湿装置14の作動が停止する。次に、テープ載置台36が、案内レール34、34上を、測定用プレート挿入位置すなわち開閉扉20、22側まで移動される。
そして、開閉扉20、22を開けて、それぞれの測定用プレート90を、テープ載置台36のプレート載置棚38のガイド溝40に沿って、テープ載置台36の開口側42から引く抜き取り出すことにより、一連の測定操作が終了する。
【0059】
このようにすることによって、大量のサンプルについて、自動的に品質管理を集中的に管理して実施することができるようになっている。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、本発明では、テープ載置台36の上方のプレート載置棚38から下方へ順に測定用プレート90が取り出され、測長装置64でサンプルのリード形状の測定が行われるようにしたが、この順番は予め入力されたプログラムに沿って適宜変更できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルに対して、測定室内部で、一定時間調湿を行い、その寸法を安定させた状態で、測定室内部に配設された測長装置で、サンプルのリードの幅、ピッチ、長さ、位置などのリード寸法を測定するので、従来のようにサンプルをいったん恒温恒湿槽内から取り出す必要がない。
【0061】
従って、自動的に、短時間に行え、その作業性が極めて向上するとともに、サンプルの寸法が安定した状態のままで測定できるので、正確に精度良く、大量のサンプルのリード寸法を測定することが可能である。
また、測定用固定プレートに電子部品実装用フィルムキャリアテープを固定した状態で、測定室で調湿し、測長装置に搬送して測定するので、電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルが、搬送の際に損傷することなく、しかも、測長装置で測定する際に電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルが移動することがないので、正確な測定を行うことができる。
【0062】
また、本発明によれば、一度に複数の電子部品実装用フィルムキャリアテープのサンプルを、測定室内で調湿して、測長装置で順に測定することができるので、大量のサンプルについて、調湿と測定を自動的に実施することができる。
また、本発明によれば、サンプル情報固定部に固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対応する製品の種類、ロット番号などの固有情報を有するバーコードを、バーコードリーダなどの読みとり装置で読みとり、測長装置に入力することによって、固有情報に対応した測定値を得ることができる。
【0063】
さらに、本発明では、位置指定部で示された電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部の位置を、測長装置で検知して正確に測定すべき電子部品実装部を測定することができる。
また、本発明によれば、電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部の位置に対応して、位置指定ピン用孔を選択して位置指定ピンを嵌合するだけで、電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部の位置を、測長装置で検知して正確に測定すべき電子部品実装部を測定することができる。
【0064】
従って、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対応する製品の種類、ロット番号などの固有情報に対応し、しかも正確に測定すべき電子部品実装部を測定した測定値を得ることができるなどの幾多の作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の正面図である。
【図2】図2は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の上面図である。
【図3】図3は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の測定室内部の正面図である。
【図4】図4は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の測定室内部の上面図である。
【図5】図5は、図4のV方向端面図である。
【図6】図6は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の搬送装置の部分拡大正面図である。
【図7】図7は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の測長装置の拡大上面図である。
【図8】図8は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置に用いる測定用プレートの上面図である。
【図9】図9は、図8のIX−IXでの断面図である。
【図10】図10は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置に用いる測定用プレートの係止部材の平面図である。
【図11】図11は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置に用いる測定用プレートの係止部材の側面図である。
【図12】図12は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置に用いる測定用プレートの位置指定ピンの側面図である。
【図13】図13は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の測長装置の固定用治具の側面図である。
【図14】図14は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置の測長装置の固定用治具の上面図である。
【図15】図15は、従来の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法を説明する概略図である。
【符号の説明】
10 測定装置
12 測定装置本体
14 調湿装置
16 測定室
18 制御部
20 開閉扉
26 側壁
28 吸気管
30 排気管
32 底壁
34 案内レール
36 テープ載置台
38 プレート載置棚
40 ガイド溝
42 開口側
44 搬送装置
46 後壁
48 案内レール
50 搬送部本体
52 駆動機構
54 案内レール
56 搬送装置本体
58 搬送アーム
60 基端部
62 モータ
63 駆動軸
64 測長装置
66 基台
70 X軸ステージ
71、72 ガイドレール
72 モータ
73 ボールネジ
74 Y軸ステージ
76 モータ
78 ボールネジ
80 Z軸ステージ
82 支持柱部材
84 ガイドレール
84 モータ
86 ボールネジ
88 光学顕微鏡
90 測定用プレート
90a、90b 側端部
92 枠部材
93 スプロケット孔
94 開口部
94a 左側部
94b 上下端
95 サンプル固定部
96 ガラス
98 サンプル
99 電子部品実装部
100 スライド溝
101 位置指定部
102 スライド溝
104 係止部材
106 係止板部材
108 係止ピン
110 スプロケット孔係止用ピン
114 係止部材固定用係止孔
116 係止部材固定用係止孔
118 位置指定ピン用孔
122 位置指定ピン
124 枠部分
125 クリップ部材
126 サンプル情報固定部
128 基端部
130 締結部材
132 蝶番部材
134 クリップ部
136 スライド用金具
138 クリップ部材
140 基端部
142 締結部材
144 蝶番部材
146 クリップ部
150 カバー部材
152 バーコード部材
154 固定用治具
156 固定基台
157 締結部材
158 挿入用凹部
160 ストッパ部材
162 固定用当接部材
164 エアシリンダ
166 突設部
200 サンプル
202 ガラス板
204 電子部品実装部
A 床
B 測定位置

Claims (9)

  1. 電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを形成するリードの幅、ピッチ、長さ、位置などを測定するための電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置であって、外部の雰囲気と遮断した測定室と、前記測定室内部と連通し、一定の湿度に調湿した空気を前記測定室内に供給する調湿装置と、電子部品実装用フィルムキャリアテープを調湿するために、前記測定室内部に配設した調湿用のテープ載置台と、前記調湿された電子部品実装用フィルムキャリアテープを、前記テープ載置台から取り出し、前記測定室内部に配設した測長装置に搬送する搬送装置と、前記搬送装置により搬送された電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅、ピッチなど測定する測長装置と、前記電子部品実装用フィルムキャリアテープを脱着自在に固定する測定用固定プレートを備え、該測定用固定プレートが前記テープ載置台に形成されたプレート載置棚に脱着自在に挿入されるように構成されていることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置。
  2. 前記テープ載置台には、複数のプレート載置棚が形成され、それぞれのプレート載置棚に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを脱着自在に固定した測定用固定プレートが脱着自在に挿入されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置。
  3. 前記測定用固定プレートには、該測定用固定プレートに固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対応する固有情報を有するバーコードを脱着自在に固定するサンプル情報固定部が備えられていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置。
  4. 前記測定用固定プレートには、該測定用固定プレートに固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部に対応した位置を示す位置指定部が形成されていることを特徴とする請求項2からのいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置。
  5. 前記位置指定部が、前記測定用固定プレートに複数形成された位置指定ピン用孔と、該位置指定ピン用孔に脱着自在に嵌合される位置指定ピンから構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置。
  6. 前記測長装置が、前記測定用固定プレート上のバーコードを読み込んだ電子部品実装用フィルムキャリアテープの固有情報と、前記位置指定部から検出した位置情報に基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部を測定するように構成されていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置。
  7. 電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンを形成するリードの幅、ピッチ、長さ、位置などを測定する電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法であって、外部の雰囲気と遮断した測定室内部に配設した調湿用のテープ載置台に電子部品実装用フィルムキャリアテープを載置し、一定の湿度に調湿した空気を測定室内に供給して、電子部品実装用フィルムキャリアテープを調湿し、前記調湿された電子部品実装用フィルムキャリアテープを、載置台から取り出して、前記測定室内部に配設した測長装置に搬送し、前記搬送装置により搬送された電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅、ピッチなどを測長装置を用いて測定するとともに、測定用固定プレートに脱着自在に固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対応する固有情報を有するバーコードを読み込み、測定用固定プレートに固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部に対応した位置を示す位置指定部から位置情報を検出し、これに基づいて、電 子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部を測定することを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法。
  8. 測定用固定プレートに脱着自在に固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対応する固有情報を有するバーコードを読み込み、測定用固定プレートに固定した電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部に対応した位置を示す位置指定部から位置情報を検出し、これに基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定すべき電子部品実装部を測定することを特徴とする請求項7に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法。
  9. 前記位置指定部から検出した位置情報が、位置指定ピン用孔に嵌合され位置指定ピンから検出した位置情報であることを特徴とする請求項8に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法。
JP37377299A 1999-12-28 1999-12-28 電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法 Expired - Fee Related JP4038315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37377299A JP4038315B2 (ja) 1999-12-28 1999-12-28 電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37377299A JP4038315B2 (ja) 1999-12-28 1999-12-28 電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001189350A JP2001189350A (ja) 2001-07-10
JP4038315B2 true JP4038315B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=18502734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37377299A Expired - Fee Related JP4038315B2 (ja) 1999-12-28 1999-12-28 電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4038315B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001189350A (ja) 2001-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100261957B1 (ko) 수평 반송 테스트 핸들러
KR101767663B1 (ko) 기판 제조 설비 및 기판 제조 방법
JP6956030B2 (ja) 検査システム
JP2013219354A (ja) 基板製造装置及び基板製造方法
JP6447553B2 (ja) プローバ
JPH10227828A (ja) Ic試験装置
JP2008277478A (ja) 基板クランプ機構及び描画システム
JP4349222B2 (ja) レーザマーキング装置、レーザマーキング方法、およびレーザマーキング装置における処理方法
JP7413647B2 (ja) 搬送ユニット
JP2000035460A (ja) トレイ移送ア―ム、電子部品試験装置およびトレイの搬送方法
JP6425027B2 (ja) プローバ及びウエハチャック温度測定方法
KR101147787B1 (ko) 프로브 장치 및 기판 반송 방법
JP3933574B2 (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法
JP4038315B2 (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定装置および電子部品実装用フィルムキャリアテープの測定方法
JP3983907B2 (ja) 部品吸着装置、部品搬送装置および部品試験装置
KR20040067908A (ko) 기판 검사 장치
JP4942188B2 (ja) 基板クランプ機構及び描画システム
JP2016180680A (ja) プローブカード型温度センサ
JP2006007283A (ja) レーザマーキング装置
KR102242093B1 (ko) 메탈 마스크 검사 장치
KR20190009130A (ko) 튜브 구조 부품의 검사를 위한 엑스레이 검사 장치 및 그에 의한 검사 방법
JP4180163B2 (ja) 電子部品試験装置用吸着装置
TWI779892B (zh) 承盤模組、置料裝置及作業機
KR20090121534A (ko) 테스트 핸들러
JP6982774B2 (ja) プローバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees