JP4038013B2 - シリコーン用に使用したドラム缶を含む使用済みドラム缶の再生システム - Google Patents

シリコーン用に使用したドラム缶を含む使用済みドラム缶の再生システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は使用済みのドラム缶をリサイクルできるようにする再生システムに関し、より詳しくは、シリコーンの保管、搬送用に使用された使用済みシリコーン用ドラム缶をもリサイクルできる再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
ドラム缶は各種の液体や流動体の運搬、保管用容器として広く利用されており、オイルや塗料用の容器として使用されたドラム缶は資源の有効利用や環境保全の観点から、個別の洗浄工程や更生工程等の再生工程を経てリサイクルされるのが一般的である。
【0003】
ドラム缶には有機珪素化合物であるシリコーン用に使用されるものもあるが、このシリコーン用に使用されたドラム缶はオイル用あるいは塗料用に使用されたドラム缶とは異なり、再利用されずに廃棄処分されているのが現状である。
【0004】
その理由として、シリコーンは撥水性の高い物質であり、金属やその他の物質に付着すると強力な撥水性皮膜を形成するので、ドラム缶からシリコーンを確実に除去することが困難であり、また、シリコーン使用済みドラム缶と例えば塗料使用済みドラム缶を混在させて再生すると、塗料用のドラム缶にわずかなシリコーンが付着することがあり、シリコーンがわずかでも付着すると、塗料用ドラム缶を再利用した際にその内容物たる塗料中にシリコーンが混入し、この塗料を用いて塗装を行なった場合にシリコーンの撥水性に起因する塗装不良が生じるおそれがあるということが挙げられる。
【0005】
【発明の目的】
本発明の目的とするところは、シリコーンの搬送、保管用に使用されたシリコーン使用済みのドラム缶に残留、付着しているシリコーンを確実に除去でき、使用済みシリコーン用ドラム缶を同じく使用済みのオイル用ドラム缶および塗料用ドラム缶等の他の使用済みドラム缶とともに再利用可能に再生するシステムを提供することにある。
【0006】
【本発明の構成】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るシリコーン用に使用したドラム缶を含む使用済みドラム缶の再生システムは、内部検査および残留内容物の抜取りを行う前処理部と、使用済みドラム缶の内部を洗浄剤により洗浄する洗浄処理部と、洗浄後のドラム缶を乾燥する第1乾燥処理部と、ドラム缶の外面塗装を剥離する塗装剥離部と、ドラム缶の外面に新たな塗装を施す塗装処理部と、塗装後のドラム缶を乾燥する第2乾燥処理部とをこの順に備え、前記洗浄処理部は、シリコーン用に使用したドラム缶を洗浄するシリコーン缶洗浄装置と、オイル等の不揮発性物質用に使用したドラム缶を洗浄するオイル缶洗浄装置と、塗料等の揮発性物質用に使用したドラム缶を洗浄する塗料缶洗浄装置とを備え、この洗浄処理部における洗浄がシリコーン用に使用したドラム缶は前記シリコーン缶洗浄装置で、オイル等の不揮発性物質用に使用したドラム缶は前記オイル缶洗浄装置で、塗料等の不揮発性物質用に使用したドラム缶は前記塗料缶洗浄装置でそれぞれ個別に行われることを特徴としている。
【0007】
また、本発明の請求項2に係るシリコーン用に使用したドラム缶を含む使用済みドラム缶の再生システムは、前記シリコーン用に使用したドラム缶と、不揮発性物質用に使用したドラム缶と、揮発性物質用に使用したドラム缶のうち、少なくともシリコーン用に使用したドラム缶に対し、前記前処理部にて内部検査後の使用済みドラム缶内に洗浄剤を注入して静置し、前記残留内容物を洗浄剤に溶出させてから抜き取ることを特徴としている。
【0008】
【実施例】
以下、本発明に係る再生システムの実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
本発明のシステムによって再生するドラム缶1には、図1に示すようにオープン缶タイプのドラム缶(以下、オープンドラムと称する)1Aとクローズ缶タイプのドラム缶(以下、クローズドラムと称する)1Bがあり、通常、オープンドラム1Aは粘度の高い内容物用に、クローズドラム1Bはその他の比較的粘度の低い内容物用に使用され、ともに容量が200リットル程度のものが一般的に使用される。
【0009】
前記オープンドラム1Aは缶本体2の上部を塞ぐ天板3が締結バンド4によって着脱可能に取り付けられているが、クローズドラム1Bは天板3が固定されていて取り外すことができないようになっている。
なお、締結バンド4はレバー4aの操作によって締めたり、緩めたりすることができるようになっており、締めた状態ではレバー4aを止め具4bに掛けておく構造となっている。
【0010】
前記オープンドラム、クローズドラムのいずれにおいても天板3には注入出口5と還気口6が設けられていて、これら注入出口と還気口はそれぞれ着脱可能な口金5a、6aで塞がれている。
【0011】
なお、オープンドラムの一部には、印刷用インキ等の粘性の特に高い内容物に使用されるストレートドラムと呼ばれるタイプのドラム缶があり、このストレートドラムには注入口及び還気口がなく、天板を取り外すことによってのみ内容物の出入ができるようになっていて、以下の説明においてオープンドラムの口金5a、6aを着脱する作業は、ストレートドラムの場合は天板3を着脱する作業となる。
【0012】
しかして、本発明に係る再生システムの構成は、図2に示すように前処理部8、洗浄処理部9、第1乾燥処理部10、塗装剥離部11、塗装処理部12、第2乾燥処理部13をこの順に備えるものとしてある。
【0013】
なお、以下の説明においてはシリコーン用として使用済みのドラム缶をシリコーン缶、オイルや水性の化学薬品等の不揮発性物質用として使用済みのドラム缶をオイル缶、塗料・インキや油性の化学薬品等の揮発性物質用として使用済みのドラム缶を塗料缶と称する。
【0014】
前記洗浄処理部9はシリコーン缶、オイル缶、塗料缶をそれぞれ洗浄するための個別のシリコーン缶洗浄装置9A、オイル缶洗浄装置9B、塗料缶洗浄装置9Cを並列に備えている。
【0015】
また、第1乾燥処理部10に第1乾燥装置10Aを、塗装剥離部11に塗装剥離装置11Aを、塗装処理部12に塗装装置12Aを、第2乾燥処理部13に第2乾燥装置13Aをそれぞれ備えており、これら第1乾燥装置10A、塗装剥離装置11A、塗装装置12Aおよび第2乾燥装置13Aはいずれもシリコーン缶、オイル缶および塗料缶で共用する。
【0016】
なお、洗浄処理部9の各洗浄装置9A、9B、9Cから第2乾燥処理部13の第2乾燥装置13Aに至る経路にはドラム缶搬送用のコンベアを設けてある。
【0017】
次に、上述したシステムによる再生工程の具体例を図3の流れ図に基づいて説明する。
シリコーン缶、オイル缶および塗料缶はいずれも前処理部8にて前処理(S1)を行なった後、洗浄処理部9における洗浄処理(S2)、第1乾燥処理部10における第1乾燥処理(S3)、塗装剥離部11における外面塗装剥離(S4)、塗装処理部12における外面塗装(S5)、第2乾燥処理部13における第2乾燥処理(S6)が施され、仕上げ処理(S7)にて再利用可能なドラム缶とされる。
【0018】
以下に、各処理工程の詳細について説明する。
なお、シリコーン缶、オイル缶、塗料缶は一度に混在させて再生処理を行なうのではなく、それぞれまとめて再生処理を行なう。
【0019】
<前処理(S1)>
処理施設に搬入されたドラム缶1を天板3が上向きとなるように並べ、オープン缶は天板を取り外し、クローズ缶は口金5a、6aを取り外してドラム缶の内部検査(S1−1)を行なう。
この内部検査では、ドラム缶内に残留している内容物の量や粘度を作業員が目視でチェックする。
【0020】
次に、シリコーン缶と、高粘度の内容物に使用されたオイル缶および塗料缶に洗浄剤を注入し(S1−2)、オープンドラムでは天板3を取り付け、クローズドラムでは口金5a、6aを取り付けてドラム缶を密閉し、所要時間例えば半日程度静置しておき(S1−3)、その後口金5a、6aを取り外し(ストレートドラムでは天板3を取り外し)、ドラム缶内から残留内容物が溶け込んだ洗浄剤をポンプで抜き取る(S1−4)。
【0021】
前記洗浄剤には、シリコーン缶と塗料缶の場合、例えばメチレンクロライドやトリクロロエチレン等の塩素系溶剤を使用するのが好適であり、オイル缶の場合は界面活性剤あるいは灯油を使用し、各洗浄剤の注入量や洗浄剤を注入した後に静置しておく時間は、前記内部検査において目視によりチェックした残留内容物の量や粘度および残留内容物の種類に応じて適宜調節する。
【0022】
なお、オイル缶の場合、残留内容物の付着状況によっては缶内に高温、高圧蒸気を吹き付けるスチーム洗浄をこの前処理にて施し、後述する洗浄処理部における前洗浄を省略する場合もある。
【0023】
また、オイル缶、塗料缶で残留内容物の粘度が低く、残留量も少なければ、前記洗浄剤の注入(S1−2)および静置(S1−3)を行なわず、内容物の抜取りだけを行なう場合もある。
【0024】
<洗浄処理(S2)>
洗浄処理部9では、天板3が下向きとなるようにドラム缶1の上下を反転させ、注入出口5または還気口6から(ストレートドラムでは天板を外した開口上部から)ドラム缶内に洗浄剤の吹き付けノズルを入れて缶内に洗浄剤を吹き付ける前洗浄(S2−1)を行なう。
なお、オイル缶に対しては、前述したスチーム洗浄や灯油による洗浄を行なう場合もある。
【0025】
この前洗浄は作業員が缶内を目視しながら手作業で行ない、缶の外周面に汚れが付着している場合にはドラム缶の外面洗浄も行なう。
【0026】
その後、ドラム缶に変形や溶接部の破損がないかを検査し、変形があるものについては成型機によりドラム缶の変形を更生する(S2−2)。
なお、検査においては、作業員による目視検査や自動検査機による検査が必要に応じて行なわれ、さらにリークテストも行なわれる。リークテストには各種の方法があるが、例えばドラム缶内に圧縮空気を封入して缶内の圧力の低下の有無を検査する負圧検査を行なう。
【0027】
また、ドラム缶の更生においては、ドラム缶の縁部(チャイム)についてはチャイム成型機、胴部については胴成型機を使用する。なお、溶接部に破損が発見されたものについては再生を行なわない。
なお、上述したドラム缶の検査・更生(S2−2)は前洗浄(S2−1)の前に行なう場合もあるし、後述の本洗浄(S2−3)の後に行なう場合もある。
【0028】
以上の前処理(S1)および前洗浄(S2−1)により、ドラム缶内に残留していた内容物はその殆どが除去されるが、本発明方法においてはさらに本洗浄(S2−3)を行なって残留内容物を確実に除去する。
【0029】
この本洗浄においては、例えば自動洗浄装置よりなる洗浄装置9A、9B、9Cによって自動的に洗浄を行なうようにする。
各自動洗浄装置はシリコーン缶、オイル缶、塗料缶に拘らず、同様の装置を用いることができ、どの洗浄装置においても、天板3が下向きとなるようにドラム缶1を反転させ、複数の洗浄剤槽上をコンベアによって移送し、各洗浄剤槽内に立設した洗浄剤の噴出ノズルをドラム缶の注入出口5または還気口6から(ストレートドラムでは天板を外した開口部から)ドラム缶内に臨ませ、缶内に洗浄剤を高圧で吹き付ける。
【0030】
より詳しくは、ドラム缶が噴出ノズル上に位置させられると、噴出ノズルが注入出口または還気口から(ストレートドラムでは天板を外した開口部から)ドラム缶内に入るようにドラム缶が降下させられ、噴出ノズルは洗浄剤を高圧力で噴出しながら回転してドラム缶内面全体を確実に洗浄することができるようになっている。
【0031】
上述した洗浄装置において、洗浄剤はドラム缶の移送方向の上流側の洗浄剤槽内のものがより汚染度が高くなるので、所定本数のドラム缶の洗浄を行なうごとに洗浄剤槽内の洗浄剤を順次ドラム缶移動方向の上流側へ流し、最も下流側の洗浄剤槽に新たな洗浄剤を供給して洗浄剤中に溶け出した内容物がドラム缶内に戻らないようにしてある。
また、最も上流側の最も汚染度の高い洗浄剤槽内の洗浄剤は前洗浄や前処理用の洗浄剤として使用される場合もある。
【0032】
なお、必要に応じて本洗浄(S2−3)後のドラム缶内に純水を注入し、純水洗浄を行なう場合もある。
【0033】
<第1乾燥処理(S3)>
上述した洗浄処理(S2)を終えたら、洗浄後のドラム缶1は第1乾燥処理部10に送られ、第1乾燥装置10A内に入れて洗浄処理において使用した洗浄剤の種類に応じて予め設定した温度の温風を所要時間吹き付け、第1回の乾燥を行ない(S3−1)、ドラム缶内に残っている洗浄剤を除去する。
【0034】
この第1回の乾燥を終えたドラム缶1は、内面及び外面に内容物や洗浄剤あるいは汚れ等の残留物の有無について検査を受け(S3−2)、残留物がある場合には本洗浄(S2−3)に戻され、検査に合格したドラム缶には注入出口5と還気口6にそれぞれ口金5a、6a(ストレートドラムでは天板3)を取り付ける。
【0035】
<外面塗装剥離(S4)>
次に、塗装剥離部11において、ドラム缶1外周面の塗装を塗装剥離装置11Aにより剥離する(S4)。
この塗装剥離装置11Aは、直径0.8mm程度の鉄球をドラム缶の外周面に吹き付けて研磨するショットブラスト方式のものを使用する。
【0036】
<外面塗装(S5)>
塗装処理部12において、シリコーン缶と塗料缶に対し、オープンドラムの場合には天板3を外し、内面を手拭きして内面仕上げを行ない(S5−1)、クローズドラムの場合には口金5a、6aを外し、オープンドラム、クローズドラムともに傷の有無などについての検査が行なわれる(S5−2)。
なお、オイル缶に対してはオープンドラム、クローズドラムに拘らず、内面仕上げ(S5−1)および検査(S5−2)は行なわなくてもよい。
【0037】
その後、オープンドラムには天板3を、クローズドラムには口金5a、6aを取り付け、外面塗装を行なう(S5−3)。
なおこの外面塗装の際、オープンドラムの場合は締結バンド4を外し、図4に示すような仮止めバンド7によって天板3を缶本体に装着する。
【0038】
この仮止めバンド7は塗装の際に締結バンド4に塗料が付着するのを防止するためのものであり、バンド本体7aの外側に係脱操作用のレバー7bを備えていて、締結バンド4のように確実な締結はできないが、レバーの操作が容易であるという仮止め用としてのメリットがある。
なお、取り外した締結バンド4はドラム缶の塗装とは別の工程(説明は省略する)により塗装が施される。
【0039】
<第2乾燥処理(S6)>
外面塗装(S5)後のドラム缶は第2乾燥処理部13に送られ、所定温度の第2乾燥装置13A内に入れられて乾燥処理され(S6)、外面塗装による塗料中の溶剤が揮発させられる。
【0040】
<仕上げ処理(S7)>
塗装の良否、ドラム缶の変形の有無等の最終検査を行ない(S7−1)、口金5a、6aを新しいものと取り替える。
また、オープンドラムの場合には仮止めバンド7を塗装済みの締結バンド4に取り替える。
【0041】
上述した実施例では、第1乾燥処理部10乃至第2乾燥処理部13における各第1乾燥装置10A、塗装剥離装置11A、塗装装置12Aおよび第2乾燥装置13Aは、いずれもシリコーン缶、オイル缶、塗料缶で共用するものとしてあるが、これら各部における装置を複数設ける場合もある。
【0042】
【発明の効果】
本発明方法によれば、前処理部においてまずドラム缶内の残留内容物の殆どが除去され、さらに洗浄処理部において残留内容物が確実に除去される。
また、使用済みシリコーン缶、使用済みオイル缶及び使用済み塗料缶はそれぞれ個別の洗浄装置により洗浄されるので、例えばシリコーンが塗料缶に付着してしまうような従来技術の問題点を解消することができる。
【0043】
さらに、使用済みドラム缶内に残留している内容物が前処理部と洗浄処理部にて確実に除去されたドラム缶は、さらに外面の塗装が剥離されてから改めて塗装される。
したがって、使用済みドラム缶は新品同様に再生され、しかも従来は廃棄処分されていた使用済みのシリコーン用ドラム缶も再利用することができる。
【0044】
また、洗浄処理後の各ドラム缶は前処理部と洗浄処理部において残留内容物が確実に除去されるので、第1乾燥処理部、塗装剥離部、塗装処理部および第2乾燥処理部における各装置をシリコーン用、オイル用、塗料用の全ての使用済みドラム缶に共用することができる。
【0045】
したがって、例えば従来から塗料用の使用済みドラム缶の再生に使用されている再生システムに、シリコーン用、オイル用および塗料用の使用済みドラム缶に対する前処理部を設け、かつシリコーン用、オイル用の各使用済みドラム缶を洗浄する各洗浄装置を増設すれば本発明の再生システムを構成することができ、使用済みドラム缶の内容物に対応する個別の再生システムを設ける必要がなく、設備コストを格段に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オープン缶とクローズ缶の各一例を示す斜視図。
【図2】本発明に係る再生システムの実施例を示す図。
【図3】本発明に係る再生システムにおける再生工程の流れ図。
【図4】仮止めバンドの一例を示す平面図。
【符号の説明】
1 ドラム缶
1A オープンドラム 1B クローズドラム
2 缶本体 3 天板
4 締結バンド 5 注入出口
6 還気口 7 仮止めバンド
8 前処理部
9 洗浄処理部 9A シリコーン缶洗浄装置
9B オイル缶洗浄装置 9C 塗料缶洗浄装置
10 第1乾燥処理部 10A 第1乾燥処理装置
11 塗装剥離部 11A 塗装剥離装置
12 塗装処理部 12A 塗装装置
13 第2乾燥処理部 13A 第2乾燥装置

Claims (2)

  1. 内部検査および残留内容物の抜取りを行う前処理部と、使用済みドラム缶の内部を洗浄剤により洗浄する洗浄処理部と、洗浄後のドラム缶を乾燥する第1乾燥処理部と、ドラム缶の外面塗装を剥離する塗装剥離部と、ドラム缶の外面に新たな塗装を施す塗装処理部と、塗装後のドラム缶を乾燥する第2乾燥処理部とをこの順に備え、前記洗浄処理部は、シリコーン用に使用したドラム缶を洗浄するシリコーン缶洗浄装置と、オイル等の不揮発性物質用に使用したドラム缶を洗浄するオイル缶洗浄装置と、塗料等の揮発性物質用に使用したドラム缶を洗浄する塗料缶洗浄装置とを備え、この洗浄処理部における洗浄がシリコーン用に使用したドラム缶は前記シリコーン缶洗浄装置で、オイル等の不揮発性物質用に使用したドラム缶は前記オイル缶洗浄装置で、塗料等の不揮発性物質用に使用したドラム缶は前記塗料缶洗浄装置でそれぞれ個別に行われることを特徴とするシリコーン用に使用したドラム缶を含む使用済みドラム缶の再生システム。
  2. 前記シリコーン用に使用したドラム缶と、不揮発性物質用に使用したドラム缶と、揮発性物質用に使用したドラム缶のうち、少なくともシリコーン用に使用したドラム缶に対し、前記前処理部にて内部検査後の使用済みドラム缶内に洗浄剤を注入して静置し、前記残留内容物を洗浄剤に溶出させてから抜き取ることを特徴とする請求項1に記載のシリコーン用に使用したドラム缶を含む使用済みドラム缶の再生システム。
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