JP4037059B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に始動入賞口への入賞に伴い、図柄変動表示装置の複数の図柄が変動表示され、図柄の変動中にさらに始動入賞口に球が入賞すると、その球の入賞を一旦記憶し、図柄変動の終了後にその入賞球による図柄の変動を実施する記憶表示装置を備えたパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特定の始動入賞口に球が入ると、図柄変動表示装置の3列の図柄が上から下に流れるように変動表示され、その後、それらの図柄が停止して、予め設定した判定ライン上で所定の図柄が揃うと、特別遊技状態つまり大当たりとなって可変入賞装置の大入賞口が開き、多くの遊技球を入賞させるパチンコ遊技機が各地のパチンコ遊技場で使用されている。
【0003】
この種のパチンコ遊技機は、通常、図柄変動表示装置の図柄の変動中に、さらに始動入賞口に遊技球が入賞した場合、その際入賞した球を記憶して保留すると共に表示する特別記憶表示装置が設けられ、現在では、最大4個までの入賞球を記憶・保留し表示している。
【0004】
このような図柄の変動時に入賞した入賞球は最大4個まで保留球として記憶されるため、5個以上の球が図柄の変動時に入賞したとしても、それらは記憶されず、所謂オーバーフローの状態となり、遊技者には何の特典も与えられない。このために、現在、保留個数が3個以上になったとき、図柄変動表示装置の図柄の変動時間を短縮して、保留球の消化を速めることが検討され、或は保留個数の最大値を4個から例えば1バイトで記憶可能な最大値としての255にして、オーバーフローを防止することが検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、始動入賞口への入賞球の保留個数を例えば255にまで増大させると、パチンコ遊技場では、例えば営業日の朝、営業を開始する前に、顧客へのサービスのために、始動入賞口に多数の球を予め入れておくなどして、過剰な客引きを行なうことが予想され、遊技者の射幸心を過剰に煽る不具合が生じ易いという課題がある。
【0006】
また、メモリにバックアップ機能を備えたパチンコ遊技機では、遊技場の営業日の朝、営業を開始する電源投入前に、任意に選択した遊技機の始動入賞口に、予め多数の球を入れておき、遊技者がパチンコ遊技機の前に座った状態で、全ての遊技機の電源を投入するようにし、偶然に球を入れた遊技機の前に座った遊技者には、最初から大当たりが生じるような状態として、遊技者の射幸心を過剰に煽り、過剰な客引きを行なう課題が予想される。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、入賞球の保留個数が今まで以上に多く設定された場合であっても、パチコ遊技場側の遊技者に対する過剰なサービスを防止することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、特別図柄表示装置の変動表示中にさらに始動入賞口に遊技球が入賞したとき、入賞球を保留記憶してそれを表示する特別記憶表示装置とを有し、特別図柄表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、大当たり状態となるパチンコ遊技機において、通常遊技状態と、始動入賞口に遊技球が通常より入賞し易くなっている特定遊技状態とが設定され、電源オフ時に少なくともそのときの入賞球の保留個数を含む遊技機の遊技状態を記憶する遊技状態記憶手段と、電源オン時に遊技状態記憶手段から入賞球の保留個数を含む遊技機の遊技状態を読み出すと共に、遊技状態が通常遊技状態の場合のみ、特別記憶表示装置に記憶される保留個数を零にリセットし、入賞球の保留個数を無効とする保留無効手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記請求項1のパチンコ遊技機では、パチンコ遊技場において、例えば営業日の朝、営業を開始する前に、店側の係員が顧客へのサービスのために、始動入賞口に多数の球(所定個数以上)を予め入れておくなどの行為を行うと、通常遊技状態の場合、特別記憶表示装置に記憶される保留個数を零にリセットし、入賞球の保留個数を無効とする。従って、始動入賞口への入賞球の保留個数を例えば255にまで増大させたパチンコ遊技機であっても、そのような過剰サービス行為は防止され、遊技者の射幸心を過剰に煽ることがなく、パチンコ店側の過剰な客引き行為を防止することができる。
【0010】
また、請求項2のパチンコ遊技機では、遊技状態が通常遊技状態の場合、入賞球の保留個数が所定個数より多いときには、所定個数を残し、所定個数を越える保留個数を無効とするから、保留個数を増大させたパチンコ遊技機であっても、同様に、過剰サービス行為を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図を示している。図において、1はパチンコ機の木枠で、木枠1の前には前面枠2が蝶番を介して開閉可能に装着され、前面枠2の前面にはガラス扉5を開閉可能に設けた金枠が取り付けられ、前面枠2の内側に遊技盤3が着脱可能に取り付けられる。また、遊技盤3の背面側に合成樹脂製の機構板がヒンジを介して回動可能に装着される。
【0012】
ガラス扉5の下側に、前板7が図示しない発射レールや打球杆を覆うように開閉可能に装着され、前板7の前面に打球供給皿6が設けられる。更に、前面枠2の下部に、打球発射装置の一部を構成する打球発射ハンドル9が設けられると共に、打球供給皿6で貯留できなくなった賞球を貯留する下皿8が設けられる。
【0013】
遊技盤3の前面には、その中央に、例えば3列に配置された複数の図柄を順に上から下に循環移動させて変動表示する特別図柄表示装置10が配設される。特別図柄表示装置10は、カラー液晶表示器等の表示器10aに3列に配置した複数の数字や絵を、上から下に流して表示すると共に、場合によりその下にキャラクタ等の動画を表示する。表示器10aの上方には、特別記憶表示装置15の表示器15aが複数のランプ等を配置して設けられる。
【0014】
特別記憶表示装置15は、図柄の変動時に、さらに始動入賞口13に入賞した球の数(保留個数)を記憶・表示するもので、例えば最大で255個の保留個数を記憶し表示する。その保留個数の表示形態としては、例えば、4個のランプで行なうことができ、入賞球の保留個数が1〜4個の場合は、各ランプをその数だけ点灯し、保留個数が5個の場合は2個のランプを点滅表示すると共に1個のランプを点灯して表示し、保留個数が8個の場合は4個のランプを全て点滅して表示する。さらに、保留個数が9個以上の場合は、表示器10aの中にその数値を文字で表示する。
【0015】
特別記憶表示装置15の表示器15aの上方に、普通図柄表示装置16が設けられる。この普通図柄表示装置16は、例えば1桁の数字の表示器16aに4、5、6、7の数値を高速で順に循環・表示するように構成され、盤面上に設けた通過ゲート4を球が通過し、ゲート検出器4aがそれを検出した時、表示器16aには4〜7の数値が高速で順に循環・表示される。
【0016】
普通図柄表示装置16の表示器16aの両側には、普通記憶表示装置17の表示器17aが複数のランプ等を配置して設けられる。この表示器17aは、1桁の数字の表示器16aに数字が変動・表示される間に、通過ゲート4を通過した球をゲート検出器4aが検出した時、ランプを点灯してそれを表示する。
【0017】
普通記憶表示装置17は変動中に通過した球を保留球として記憶する。普通図柄表示装置16の表示器16aの数字の変動表示は、数秒後に停止するが、その停止図柄(数字)が所定の例えば「7」であった場合、後述の始動入賞口13の羽根13cを所定の秒数だけ開き、球の入賞をし易くする。また、始動入賞口13は、大当たり発生時の停止図柄が特定の図柄であって、その後の大当たり抽選用の乱数の当選確率が通常より高く設定される特定遊技状態のときにも、所定の秒数だけその羽根13cを開き、球の入賞をし易くする。
【0018】
始動入賞口13は、特別図柄表示装置10の中央位置の下方に設けられ、さらにその両側に通常入賞口12が配設され、始動入賞口13の下側に、可変入賞装置11が設けられる。始動入賞口13は開閉可能な羽根13cを有し、ソレノイド13bにより羽根は開閉駆動され、そこに入賞した球はその内側に配設された始動入賞検出器14により検出される。可変入賞装置11には大入賞口を開閉動作する開閉部材11aが、ソレノイド等により開閉可能に設けられる。
【0019】
可変入賞装置11の大入賞口内にはVゾーンと呼ばれる特定入賞口が設けられ、特定入賞口に入賞した球を検出するためのV検出器が19がその内側に設けられ、さらに、大入賞口に入賞した球を検出する入賞検出器18が設けられる。入賞口に入賞した入賞口の数をカウントするカウンタが例えばRAMの特定メモリ領域等に設けられ、カウント値が例えば9個になると、可変入賞装置11の開閉部材11aは閉じられる。開閉部材11aの1回の開放が1ラウンドとされ、所定時間内に特定入賞口に入賞するとラウンドが更新され、最大で16ラウンド、つまり16回、開閉部材11aが開放される。
【0020】
図2に示すように、パチンコ遊技機の主制御部は、予め記憶されたプログラムに基づきパチンコゲームに伴う制御処理を実施するCPU20、そのゲームのプログラムを記憶する読み出し専用のROM21、データを一時的に記憶し、入賞球数をカウントする領域やラウンド数をカウントする領域を設けた読み書き可能なRAM22、及び入出力回路23を有して構成される。RAM22はバックアップ電源24によりバックアップされ、遊技機の電源オフ後も電源を供給してメモリの記憶を保持する。
【0021】
また、CPU20は、遊技中に、始動入賞口13に遊技球が入賞すると、乱数発生器から大当たり抽選用の乱数を取得し、大当たりの抽選を行ない、大当たりか否かを判定する。さらに、CPU20は、大当たり発生時の停止図柄が特定の図柄であった場合、特定遊技状態を設定し、その後の大当たり抽選用の乱数の当選確率を通常より高く設定すると共に、所定の秒数だけ始動入賞口13の羽根13cを開き、球の入賞をし易くする。また、CPU20は、この特定遊技状態以外の状態を通常遊技状態と設定し、通常遊技状態のときに特別記憶表示装置15が記憶する始動入賞口の入賞球の保留個数が設定値(例えば15個)以上の場合、異常と判断して、遊技機の遊技動作を停止制御する。
【0022】
図2のブロック図に示すように、制御部の入出力回路23には、始動入賞検出器14、特別図柄表示装置11、特別記憶表示装置15、普通図柄表示装置16、ゲート検出器4a、普通記憶表示装置17、入賞検出器18、V検出器19、始動入賞口のソレノイド13b、及び可変入賞装置11が接続される。さらに、入出力回路23には、図示は省略されているが、リーチや大当たり時に、音声を発する音声回路やランプを点滅させる点滅回路が接続される。
【0023】
次に、上記構成のパチンコ遊技機の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。CPU20は、電源投入後に、ステップ100に進むと、始動入賞口13に入賞したか否かを判定し、始動入賞口に入賞してない場合、次に、ステップ140に進む。
【0024】
一方、遊技球が始動入賞口13に入賞した場合、次にステップ110に進み、特定遊技状態か否かを判定する。ここで、現在の状態が特定遊技状態、つまり、大当たり発生時の停止図柄が特定の図柄であって大当たり抽選用の乱数の当選確率Gが通常より高く設定され、所定の秒数だけ始動入賞口13の羽根13cが開放され、球の入賞をし易くした特定遊技状態である場合、次に、ステップ120に進む。ステップ120では、特別記憶表示装置15が記憶する保留個数、つまり特別図柄表示装置10の図柄の変動中に、始動入賞口13に遊技球が入賞して、特別記憶表示装置15が記憶した入賞球の保留個数が、最大値の255個より少ないか否かを判定し、それより少ない場合、次に、ステップ130に進み、特別記憶表示装置15が記憶する保留個数に1を加算し、次に、ステップ140に進む。
【0025】
一方、ステップ110で、現在の状態が特定遊技状態でなく通常遊技状態であると判定した場合、次に、ステップ220に進み、特別記憶表示装置15が記憶する入賞球の保留個数が、予め設定した設定値15個より少ないか否かを判定し、入賞球の保留個数が15個より少ない場合、次にステップ230に進み、記憶する保留個数に1を加算し、次に、ステップ140に進む。
【0026】
次のステップ140では、その入賞球の保留個数が1以上か否かを判定し、保留個数が1以上の場合、次にステップ150で、特別図柄表示装置10の図柄の変動を開始する。保留個数が0の場合は以後の処理を行なわず、上記ステップ100に戻る。そして、ステップ150の後、ステップ160に進み、特別記憶表示装置15が記憶した入賞球の保留個数から1を減算し、次のステップ170で、大当たり抽選用の乱数の取得に基づき、特別図柄表示装置10の3列の図柄を停止制御する。
【0027】
そして、ステップ180にて、所定の判定ライン上で大当たり用の図柄に揃ったか否かを判定し、大当たり用の図柄に揃った場合、ステップ190に進み、大当たり発生の処理を実行する。CPU20は、大当たりが発生すると、可変入賞装置11の大入賞口の開閉部材11aを開放制御し、可変入賞装置11の特定入賞口であるVゾーンに入賞したことを条件に、例えば最大9個の入賞球が大入賞口に入るまで、可変入賞装置11の開閉部材11aを開放制御する。そして、可変入賞装置11のVゾーンへの入賞を条件に、例えば最大16ラウンドの大当たり処理が実行される。
【0028】
ステップ190の大当たり処理の後、ステップ200に進み、特定遊技状態発生の条件が成立したか否かを判定し、大当たり発生時の特別図柄表示装置10の停止図柄が特定の図柄であって、特定遊技状態発生の条件成立と判定した場合、次にステップ210に進み、特定遊技状態発生処理を実行する。特定遊技状態発生処理では、大当たり抽選用の乱数の当選確率が通常時より高く設定され、始動入賞口13の羽根13cが所定時間だけ開放制御され、始動入賞口への入賞をし易くする。
【0029】
一方、上記ステップ100で、始動入賞口13に球が入賞したと判定し、次のステップ110で、特定遊技状態ではなく通常遊技状態であると判定した場合、次に、ステップ220に進み、特別記憶表示装置15の記憶した入賞球の保留個数が設定値15個より少ないか否かを判定するが、ここで、保留個数が15個以上であると判定した場合、CPU20は、ステップ240に進み、遊技機の遊技動作を停止し、遊技機の以後の使用を不可とする。
【0030】
従って、パチンコ遊技場において、例えば営業日の朝、営業を開始する前に、店側の係員が顧客へのサービスのために、始動入賞口に多数の球(15個以上)を予め入れておくなどの行為を行うと、通常遊技状態の場合、上記ステップ110からステップ220、ステップ240に進み、遊技機の遊技動作を停止して、遊技機は使用できなくなるから、そのような過剰サービス行為は防止される。
【0031】
また、本実施例のように、RAM22をバックアップ電源24によりバックアップするパチンコ遊技機の場合、遊技場の営業日の朝、営業を開始する電源投入前に、任意に選択した遊技機の始動入賞口に、予め多数の球(15個以上)を入れておき、遊技者がパチンコ遊技機の前に座った状態で、全ての遊技機の電源を投入するようにして、偶然に球を入れた遊技機の前に座った遊技者には、最初から大当たりが生じるようなサービスを行なうことができるが、このような行為を行うと、通常遊技状態の場合、上記ステップ110からステップ220、ステップ240に進み、遊技機の遊技動作を停止して、遊技機は使用できなくなるから、そのような過剰なサービスも防止される。
【0032】
図4は他の実施例を示し、この例では、所定時間T(例えば1分間)内に所定数(例えば20個)以上の入賞球の保留があった場合、過剰なサービスがあったとして、遊技動作を停止する。
【0033】
即ち、電源投入後に、ステップ300に進むと、始動入賞口13に入賞したか否かを判定し、始動入賞口に入賞してない場合、次に、ステップ340に進む。
【0034】
一方、遊技球が始動入賞口13に入賞した場合、次にステップ310に進み、特定遊技状態か否かを判定する。ここで、現在の状態が特定遊技状態、つまり、大当たり発生時の停止図柄が特定の図柄であって大当たり抽選用の乱数の当選確率が通常より高く設定され、所定の秒数だけ始動入賞口13の羽根13cが開放され、球の入賞をし易くした状態である場合、次に、ステップ320に進む。このステップ320では、特別記憶表示装置15が記憶する保留個数、つまり特別図柄表示装置10の図柄の変動中に、始動入賞口13に遊技球が入賞して、特別記憶表示装置15が記憶した入賞球の保留個数が、最大値の255個より少ないか否かを判定し、それより少ない場合、次に、ステップ330に進み、特別記憶表示装置15が記憶する保留個数に1を加算し、ステップ340に進む。
【0035】
一方、ステップ310で、現在の状態が特定遊技状態でなく通常遊技状態であると判定した場合、次に、ステップ420に進み、過剰入賞を判定するための所定時間T(例えば1分間)のカウント中か否かを判定し、カウント中でない場合、次にステップ430に進み、そのカウント値tを0にリセットすると共に、カウント値tのカウントを開始し、次のステップ320に進み、上記のステップ320、330を実行して、ステップ340に進む。
【0036】
次のステップ340では、入賞球の保留個数が1以上か否かを判定し、保留個数が1以上の場合、次にステップ350で、特別図柄表示装置10の図柄の変動を開始する。保留個数が0の場合は以後の処理を行なわず、上記ステップ300に戻る。そして、ステップ350の後、ステップ360に進み、特別記憶表示装置15が記憶した入賞球の保留個数から1を減算し、次のステップ370で、大当たり抽選用の乱数の取得に基づき、特別図柄表示装置10の3列の図柄を停止制御する。
【0037】
そして、ステップ380にて、所定の判定ライン上で大当たり用の図柄に揃ったか否かを判定し、大当たり用の図柄に揃った場合、ステップ390に進み、大当たり発生の処理を実行する。CPU20は、大当たりが発生すると、可変入賞装置11の大入賞口の開閉部材11aを開放制御し、可変入賞装置11の特定入賞口であるVゾーンに入賞したことを条件に、例えば最大9個の入賞球が大入賞口に入るまで、可変入賞装置11の開閉部材11aを開放制御する。そして、可変入賞装置11のVゾーンへの入賞を条件に、例えば最大16ラウンドの大当たり処理が実行される。
【0038】
ステップ390の大当たり処理の後、ステップ400に進み、特定遊技状態発生の条件が成立したか否かを判定し、大当たり発生時の特別図柄表示装置10の停止図柄が特定の図柄であって、特定遊技状態発生の条件成立と判定した場合、次にステップ410に進み、特定遊技状態発生処理を実行する。特定遊技状態発生処理では、大当たり抽選用の乱数の当選確率が通常時より高く設定され、始動入賞口13の羽根13cが所定時間だけ開放制御され、始動入賞口への入賞をし易くする。
【0039】
一方、上記ステップ420で、過剰入賞を判定するための所定時間T(例えば1分間)のカウント中の場合、ステップ420からステップ440に進み、上記ステップ300で始動入賞口に入賞した球に基づき、入賞球のカウント値Nに1を加算する。そして、次のステップ450で、その入賞球カウント値Nが設定値の20以上か否かを判定し、入賞球カウント値Nが設定値の20未満の場合、ステップ320に進み、そのカウント値Nが設定値の20以上の場合には、過剰サービスがあったと判断して、ステップ460に進み、遊技機の遊技動作を停止する。
【0040】
従って、上記と同様に、パチンコ遊技場において、例えば営業日の朝、営業を開始する前に、店側の係員が顧客へのサービスのために、始動入賞口に一度に(所定時間の1分間以内に)多数の球(20個以上)を入れるなどの行為を行うと、通常遊技状態の場合、上記ステップ310からステップ420、ステップ440〜460に進み、遊技機の遊技動作を停止して、遊技機は使用できなくなるから、そのような過剰サービス行為は防止される。
【0041】
また、本実施例のように、RAM22をバックアップ電源24によりバックアップしたパチンコ遊技機の場合、遊技場の営業日の朝、営業を開始する電源投入前に、任意に選択した遊技機の始動入賞口に、予め多数の球(20個以上)を入れておき、遊技者がパチンコ遊技機の前に座った状態で、全ての遊技機の電源を投入するようにし、偶然に球を入れた遊技機の前に座った遊技者には、最初から大当たりが生じるようなサービスを行なうことができるが、このような行為を行うと、上記と同様に、遊技機は使用できなくなるから、そのような過剰なサービスも防止される。
【0042】
図5は他の実施例を示し、この例では、遊技機の電源がオンされた時に実施される過剰サービスの防止策であり、電源オン時に通常遊技状態である場合、所定の基本保留個数(例えば4個)を除いてそれを越える保留個数を無効とするようにして、過剰サービスを防止する。
【0043】
すなわち、遊技機の電源がオンされると、CPU20は、先ずステップ500で、バックアップ電源24によりバックアップされたRAM22からバックアップデータを読み出し、ステップ510で、遊技状態復帰処理を実行する。この遊技状態復帰処理には、RAM22の記憶データに基づき、通常遊技状態または特定遊技状態の何れかを再設定する処理、特別記憶表示装置15が記憶する入賞球の保留個数を再記憶する処理、及び大当たり発生などの特別遊技状態を記憶データに基づき再設定する処理などが含まれる。
【0044】
次のステップ520では、大当たり発生状態か否かを判定し、大当たりではない場合、次にステップ530に進み、特定遊技状態か否かを判定する。ここで、復帰設定状態が通常遊技状態ではなく、特定遊技状態である場合、次にステップ540に進み、特定遊技状態復帰処理を実行する。特定遊技状態復帰処理では、大当たり抽選用の乱数の当選確率を通常時より高く設定し、始動入賞口13の羽根13cを所定時間だけ開放制御して、始動入賞口への入賞を容易にする処理を行なう。そして、ステップ580に進み、特別記憶表示装置15が記憶する入賞球の保留個数を再記憶する処理を行なう。
【0045】
一方、上記ステップ520で、大当たり状態と判定した場合、次に、ステップ570に進み、大当たり状態に復帰する処理を実行し、大当たり用の音声出力やランプの点滅動作を行なうと共に、可変入賞装置11の大入賞口の開閉部材11aを開放制御する。次に、ステップ580に進み、特別記憶表示装置15が記憶する入賞球の保留個数を再記憶すると共に、その保留個数をその表示器15aに表示する処理を行なう。そして更に、ステップ560に進み、その他の遊技状態、例えば普通記憶表示装置17が普通図柄表示装置16の変動中に通過した球を保留球として記憶していた保留球を再記憶するなどの処理を行なう。
【0046】
一方、上記ステップ530で、復帰設定状態が特定遊技状態ではなく、通常遊技状態と判定した場合、次に、ステップ550に進み、特別記憶表示装置15が記憶する入賞球の保留個数を0にリセットし、その保留個数を全て無効とする処理を行なった後、ステップ560に進み、その他の遊技状態復帰処理を行なう。このように、RAM22をバックアップ電源24でバックアップする遊技機では、その電源オン時にバックアップデータに基づき復帰処理を行なうが、通常遊技状態の場合には、特別記憶表示装置15が記憶する入賞球の保留個数を0にリセットして復帰させる。
【0047】
従って、例えば、遊技場の営業日の朝、営業を開始する電源投入前に、任意に選択した遊技機の始動入賞口に、予め多数の球を入れておき、遊技者がパチンコ遊技機の前に座った状態で、全ての遊技機の電源を投入するようにし、偶然に球を入れた遊技機の前に座った遊技者には、最初から大当たりが生じるようなサービスを行なうことができるが、このような行為を行っても、特別記憶表示装置15が記憶する入賞球の保留個数は0にリセットされるから、顧客への過剰なサービスは防止され、遊技者の射幸心を過剰に煽り、過剰な客引き行為を防止することができる。
【0048】
なお、上記ステップ550において、特別記憶表示装置15が記憶する入賞球の保留個数の無効処理は、予め設定した最小保留数(例えば4個)を残して、4個を越えた分の保留個数を無効とするようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のパチンコ遊技機によれば、入賞球の保留個数が今まで以上に多く設定可能なパチンコ遊技機であって、例えば営業日の朝、営業を開始する前に、店側の係員が顧客へのサービスのために、始動入賞口に多数の球を予め入れておくなどの行為を行うと、通常遊技状態の場合、遊技機の遊技動作を停止して、遊技機は使用できなくなるから、そのような過剰サービス行為を防止することができる。
【0050】
また、メモリをバックアップ電源によりバックアップするパチンコ遊技機の場合、遊技場の営業日の朝、営業を開始する電源投入前に、任意に選択した遊技機の始動入賞口に、予め多数の球を入れておき、遊技者がパチンコ遊技機の前に座った状態で、全ての遊技機の電源を投入するようにして、偶然に球を入れた遊技機の前に座った遊技者には、最初から大当たりが生じるようなサービスを行なうことができるが、このような行為を行うと、通常遊技状態の場合、遊技機の遊技動作を停止して、遊技機は使用できなくなるから、そのような過剰サービス行為も防止され、遊技者の射幸心を過剰に煽り、過剰な客引き行為を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。
【図3】パチンコ遊技機の動作を示すフローチャートである。
【図4】他の実施例のパチンコ遊技機の動作を示すフローチャートである。
【図5】更に他の実施例の電源オン時の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3−遊技盤
4−通過ゲート
10−特別図柄表示装置
10a−表示器
11−可変入賞装置
11a−開閉部材
13−始動入賞口
13a−始動入賞検出器
14−始動入賞検出器
15−特別記憶表示装置
15a−表示器
20−CPU
21−ROM
22−RAM
24−バックアップ電源

Claims (2)

  1. 始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置の変動表示中にさらに該始動入賞口に遊技球が入賞したとき、該入賞球を保留記憶してそれを表示する特別記憶表示装置とを有し、該特別図柄表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、大当たり状態となるパチンコ遊技機において、
    通常遊技状態と、該始動入賞口に遊技球が通常より入賞し易くなっている特定遊技状態とが設定され、
    電源オフ時に少なくともそのときの入賞球の保留個数を含む遊技機の遊技状態を記憶する遊技状態記憶手段と、
    電源オン時に該遊技状態記憶手段から入賞球の保留個数を含む遊技機の遊技状態を読み出すと共に、遊技状態が通常遊技状態の場合のみ、前記特別記憶表示装置に記憶される保留個数を零にリセットし、該入賞球の保留個数を無効とする保留無効手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置の変動表示中にさらに該始動入賞口に遊技球が入賞したとき、該入賞球を保留記憶してそれを表示する特別記憶表示装置とを有し、該特別図柄表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、大当たり状態となるパチンコ遊技機において、
    通常遊技状態と、該始動入賞口に遊技球が通常より入賞し易くなっている特定遊技状態とが設定され、
    電源オフ時に少なくともそのときの入賞球の保留個数を含む遊技機の遊技状態を記憶する遊技状態記憶手段と、
    電源オン時に該遊技状態記憶手段から入賞球の保留個数を含む遊技機の遊技状態を読み出すと共に、遊技状態が通常遊技状態の場合のみ、該入賞球の保留個数が所定個数より多いときには、該所定個数を残し、該所定個数を越える保留個数を無効とする保留無効手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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