JP4032315B1 - 屋内施設におけるネット等の吊張体の吊り張り方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、空間部を有する屋内施設において、間仕切り用・防球用としてネット等の吊張体を緊張状態に吊り張りすることができ、ネット等の吊張体を移動する場合においてもスムーズに移動することのできる吊張体の吊り張り方法を提供することを課題とする。
【解決手段】
屋内施設の空間部の対向する壁面側/壁面の両端側に吊り張りしたロープAに移動自在に設けられたネット等の吊張体を、該ロープAに並行して設けられ、吊張体の一端側が固定されたロープBをウインチを用いて移動することで吊張体を開閉して空間部を間仕切り/防球用とする吊張体の吊り張り方法において、前記吊張体の設けられたロープAとウインチで移動するロープBとを少なくとも一方の壁面側で調整手段を用いて同時に緊張する吊張体の吊り張り方法である。
【選択図】図1

Description

発明の技術分野
本発明は、空間部を有する屋内施設を使用目的に応じて、ネット、シート体、等の吊張体で区画、間仕切り又は防球用とするための屋内施設におけるネット等の吊張体の吊り張り方法に関する。
技術背景
従来より天候に左右されることなく使用することを目的とした空間部を有する体育館等のスポーツ用の屋内施設、及び近年建設されている大きな空間部を有する屋内施設、例えば、バスケット等の球技の試合用コート、又は野球の練習場として使用する屋根付き雨天練習場、野球の試合又は各種イベントを開催するのに使用する屋根付き球場が一般に知られている。
これらの屋内施設を使用する場合、例えば、バスケットやテニス等の試合/練習用として使用する場合、ワイヤロープに取り付けられたネット又はシートを用いて屋内空間部をコート間の間仕切り用として、又は野球の練習として使用する場合はその練習の効率化(内野外野の連係練習と打撃練習と投球練習とに分ける場合等)を図る間仕切り用として、屋内空間部を対向する壁面を支点としてワイヤロープに取り付けられたネット又はシートを用いて吊り張りし、さらに安全対策としての防球用(観客席への球の飛び込み防止)としてネット又はシートを用いて壁面に沿って周囲を囲むように吊り張りしている。
上記間仕切り用及び防球用のネット又はシートは、一般に屋内施設の天井側又は周辺部に設けられた固定式のワイヤロープに設けられたネット又はシートと、不要の際に収納すべくワイヤロープにより開閉移動可能なネット又はシートを組み合わせて構成された移動式のネット又はシートとから構成されている。
これらの移動式のネット又はシートの方式としては、従来よりカーテンや緞帳の移動方式がそのまま利用されている。
具体的には、屋内の間仕切りする空間部の対向する壁面を支点としてネットの取り付けられたワイヤロープCを水平に吊り張り(両壁面に滑車を取り付けて無端状に吊り張りする)し、ウインチでワイヤロープCを移動(直接ウインチで駆動、又は一方の滑車をワイヤロープCを介して駆動)することで該ワイヤロープCに取り付けられたネットを開閉移動して空間部を間仕切りする方式(第1の方式)や、屋内の間仕切りする空間部の対向する壁面を支点としてワイヤロープBを水平に無端状に吊り張り(両壁面に滑車を取り付けて無端状に吊り張りする)し、該ワイヤロープBに並行して固定式(両端側を壁に固定した)のワイヤロープAを吊り張りし、ワイヤロープAにリング等でネットを移動自在に取り付けるとともに、ワイヤロープBにネットの先端側を固定し、ワイヤロープBをウインチで無端状に移動することでネットを開閉移動して間仕切りする方式(第2の方式)である。
また、防球用としては、屋内の壁面の両端側を支点として床面に並行してレールを設け、ネットの連結されたローラーをレールに沿って移動可能に設け、該ローラーをそれぞれワイヤロープDに連結することで、ウインチでワイヤロープDを移動するとローラーがレールに沿って移動しネットを開閉する方式(第3の方式)、あるいは、天井側よりウインチに連結された複数のワイヤロープを吊り下げ、該ワイヤロープを昇降移動することでネットを昇降する方式(第4の方式)である。
実用新案公告第16080号 特公平5−61924号
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記屋内施設の空間部は、各種のスポーツを行うことを主目的とし上下方向(高い天井)及び左右・前後方向ともに広く形成された空間部であるために、対向する壁面間又は天井よりの吊り下げられるワイヤロープの長さがカーテンや緞帳の移動方式で考えられている一般的な長さに比し著しく長く、またワイヤロープに設けられるネットの面積も大きくなる。このため、ワイヤロープ自身の総質量及びネットの荷重がワイヤロープに直接かかり、ワイヤロープを吊り張りした状態でもワイヤロープの中央部が下方側へ撓み(ワイヤロープの撓み量はワイヤロープの長さに比例して大きくなる)、また、ネット移動時にはさらにネットの荷重の移動がありその部分でワイヤロープには下方側への撓みが生じる。これらの理由により、上記のようなカーテンの移動方式では下記のような多くの問題点があった。
先ず上記第1の方式では、ワイヤロープ自身の総質量とネットの荷重とがワイヤロープCに直接かかり、ワイヤロープの弾性による伸びが大きく、初期設置時のテンションのみでは撓み量を調整することができない。解消する手段としてはワイヤロープCの強度(材質、径の拡大)を選択する必要があるが、強度と重量とは比例しているために強度のあるワイヤロープを選択するほどワイヤロープの中央部に下方側への撓みが生じやすくなるという欠点があり、また強度のあるワイヤロープCを移動する場合はウインチの大型化(強い駆動力)が必要となり、全体の移動システムに使用する各部材がコスト高となる。
また、第2の方式では、ワイヤロープ自身の総質量のためにワイヤロープBの中央部が下方に大きく撓み、またワイヤロープAには常にネットの荷重がかかって撓むために、設置時に各ワイヤロープそれぞれの一方の支点側又は両支点側に別々の強いテンション(ワイヤーBの場合は滑車に直接テンションを設ける)を設ける必要があるが、ネットの開閉時に、ネットの先端部を固定して移動するワイヤロープBには強い張力と荷重とがかかる部分と滑車を介して逆方向に移動しワイヤロープの重量以外の荷重のかからない部分とに荷重差が発生し、第1の方式と同様にワイヤロープの弾性による伸びが大きく初期設置時のテンションのみでは撓み量を調整することができない。また、初期設置時のテンションを必要以上に大きくすると、この大きなテンションにより各ワイヤロープの消耗が激しく頻繁なメンテナンスを必要とする。
また、第3の方式ではレールの設置する距離が長くなるために、複数のレールを繋がなければならずレール自身の総質量により、レールの継ぎ目部分が床面に対して平行を維持することができない。
また、第4の方式は、空間部全面を1枚のネットで間仕切り/防球用としているためにその荷重が大きくなり、その荷重を複数のワイヤロープで分散する必要がある。このため、ワイヤロープを昇降移動するウインチの数も多く必要であり設置コストが高いという欠点がある。
また、上記各方式ともにワイヤロープ自身の総質量及びネットの荷重による撓みのために、ネットを吊り張りした場合に該ワイヤロープの中央部が壁面に取り付けられた両支点に比し5%以上下方に撓みこの部分が天井部との間に大きな隙間を形成し、その隙間より球技用の球が飛び込み、間仕切り及び防球用としての機能を十分に果たさない。
また、上記ワイヤロープに撓みが生じると、水平の方向の場合に比しスムーズなワイヤロープの移動ができなく、ウインチに必要以上の駆動力を必要とする。
また、他の問題点として上記各方式において、ワイヤー部分については壁面へ固定されているために間仕切り位置の変更ができなく、このため、ネットを使用しない時にワイヤーが目障りとなる問題もある。
そこで、本発明は、空間部を有する屋内施設において、間仕切り用/防球用としてネット等の吊張体を常に緊張状態に吊り張りすることができ、ネット等の吊張体を移動する場合においても、スムーズに移動することのできる吊張体の吊り張り方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
本発明上記目的を達成するため、第1の手段の吊張体の吊張方法は、請求項1の記載より、屋内施設の空間部の対向する壁面側/壁面の両端側を支点として吊り張りしたロープAに移動自在に設けられたネット等の吊張体を、該ロープAに並行して設けられ、吊張体の先端側が取り付けられたロープBをウインチを用いて移動することで吊張体を開閉して空間部を間仕切り/防球用とする吊張体の吊り張り方法において、前記吊張体の設けられたロープAとウインチで移動するロープBとの撓みをそれぞれ調整した後、少なくとも一方の支点の壁面側でロープAとロープBとが同一の部材に固定されており、その部材と取り付けられる壁面との距離を調整可能にすることでロープAとロープBとを同時に緊張することを特徴とする。
また、上記第1の手段において、請求項2の記載より、吊張体の上端側、又は吊張体の設けられたロープA及びウインチで移動するロープBを天井又は吊張体の上部側を支点として吊り下げられた吊下支持体で連結することでロープA又は/及びロープBの撓みを調整することを特徴とする。
上記目的を達成するための第2の手段の吊張体の吊張方法は、請求項3の記載より、屋内施設の空間部の対向する壁面側又は壁面の両端側を支点としてそれぞれに設けられたウインチを用いてネット等の吊張体の設けられたロープCを緊張することでネット等の吊張体で空間部を間仕切り又は防球用とする吊張体の吊り張り方法において、前記ネット等の吊張体の上端側を支点として連結され、天井側より支持ロープを昇降する吊下支持体の支持ロープを上方側に巻き取り移動するとともにロープCを左右方向側に巻き取り移動することで、少なくとも方向の相違する3点で吊張体の荷重を分散しながら撓みを調整し、床面に対して水平に吊り張りし、天井側に設けられた円弧状の吊張体とで空間部を間仕切り又は防球用とし、または巻き畳んだ吊張体を天井側に設けられた円弧状の吊張体に隠れる位置まで上方側に移動し、ロープCを左右方向側に巻き取り移動することで巻き畳んだ吊張体を収納することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項より各ロープに設けられたネット等の吊張体を振動手段で振動を付与しながら移動することである。
作用及び効果
本発明の第1の手段の吊張体の吊張方法は、屋内施設の空間部の対向する壁面側を支点としてロープAを吊り張りし、該ロープAに移動自在にネット等の吊張体を設け、該ロープAに並行し吊張体の一端側を固定したウインチにより移動するロープBを吊り張りした後、ウインチを駆動することで吊張体をロープAに沿って開閉移動して空間部を間仕切りする。
また、屋内施設の空間部の対向する壁面の両端側を支点としてロープAを吊り張りし、該ロープAに移動自在にネット等の吊張体を設け、該ロープAに並行し吊張体の一端側を固定したロープBをウインチにより移動した後、ウインチを駆動することで吊張体をロープAに沿って開閉移動して防球用として使用することができる。
この際、吊張体の設けられたロープAとウインチで移動するロープBとの撓みを予めそれぞれ調整した後、少なくとも一方の支点の壁面側でロープAとロープBとが同一の部材に固定されており、その部材と取り付けられる壁面との距離を調整可能にすることでロープAとロープBとを同時に緊張して各ロープを同時に壁面に取り付けることで、従来のテンションの初期設定に比し二重に両ロープのテンションを調整することができる。
また、上記吊張体を移動して屋内施設の空間部を間仕切り/防球用として使用することで、ロープAとロープBとに撓みが発生すると、部材と取り付けられる壁面との距離を調整することで同時にロープAとロープBと緊張して撓みを解消することができる。
このため、各ロープの初期設定時のテンションを必要以上に大きくする必要がなく、また、各ロープを別々に調整する必要がないので、メンテナンスにかかる時間、労力を大幅に削減することが可能となる。
また、上記部材と取り付けられる壁面との距離を調整するのみで各ロープを緊張することができない場合(特に支点間の距離が長くロープの撓みが大きい場合)においては、吊張体の上端側を天井又は吊張体の上部側を支点として設けられた吊下支持体に連結して直接吊り上げる、又は吊張体の設けられたロープA及びウインチで移動するロープBを天井又は吊張体の上部側を支点に吊り下げられた吊下支持体に連結して吊り上げることで、各ワイヤーの撓みを調整することができる。
この際、吊下支持体による連結は、ロープAのみ、ロープBのみ、又はロープAとロープBとを同時に連結することができるために、各ロープの撓みに応じて吊り上げることができる。
次に第2の吊張体の吊張方法は、屋内施設の間仕切りを必要とする方向の対向する両壁面側を支点としてその位置にそれぞれウインチを設け、該ウインチでロープCを巻き取る方向に移動することで、それぞれのロープCの先端部分に連結された間仕切り用として吊り張りされたネット等の吊張体を空間部に緊張状態に吊り張りする。
この際、ロープC自身の総質量及び吊張体の荷重によりロープCの中央部分が撓み下方に位置すると、吊張体の上端側を天井又は吊張体の上部側を支点として昇降する吊り下げられた吊下支持体の支持ロープで連結し、支持ロープを上方側に巻き取り移動するとともにロープCを左右方向側に巻き取り移動して吊張体を吊り下げることで、少なくとも方向の相違する3点で吊張体の荷重を分散しながら撓みを調整し、床面に対して水平に吊り張りし、天井側に設けられた円弧状の吊張体とで空間部を間仕切り/防球用とし、または巻き畳んだ吊張体を天井側に 設けられた円弧状の吊張体に隠れる位置まで上方側に移動し、ロープCを左右方向側に巻き取り移動することで巻き畳んだ吊張体を収納する。
次に第3の手段の吊張体の吊張方法は、屋内施設の間仕切りを必要とする方向の屋内施設の対向する両壁面側を支点としてそれぞれレールを設け、レールに設けられたロープを移動すことでネット等の吊張体を開閉移動する。これにより空間部をレールに沿って間仕切り用として使用することができる。
また、屋内施設の空間部の壁面の両端側を支点としてレールを設け、レールに設けられたロープDを移動すことで該ロープDに設けられたネット等の吊張体を開閉移動する。これにより空間部の壁面に沿って吊張体を吊り張りし防球用として使用することができる。
この際、レールは天井又は吊張体の上部側より吊り下げられた吊下支持体で各レールの継ぎ目部分を連結されているために、床面に対して水平状態を維持することができ、ネット等の吊張体をレールに沿ってスムーズに開閉移動することができる。
また、各ロープに設けられたネット等の吊張体をロープで移動する際に、振動手段を用いて吊張体に振動を付与しながら移動する/又は吊張体の移動後に振動を付与することで、吊張体を一定状態にすることができるので、ロープに係る荷重が偏らずロープ及び吊張体を床面に対して水平状態に維持することができる。
このように、本発明の吊張体の吊張方法は、空間部の屋内施設においてネット等の吊張体の荷重によりロープの中央部が両端側に比し下方に撓むことを防止し間仕切り効果及び防球効果を高めるとともに、ネット等の吊張体のスムーズな移動を行うことができるために、従来のように初期設定でロープの両端側に強いテンションを必要とすることなく設置でき、ロープの磨耗を極力抑えることができる。
またネット等の吊張体の設けられたロープを常に緊張状態に維持することができるので、空間部を自在に間仕切り又は防球用として有効に利用することができる。
また、長期間ネット等の吊張体を設けた状態でもロープAとロープBとが同一 の部材に固定されており、その部材と取り付けられる壁面との距離を調整可能にすることにより両ロープを同時に緊張することができるために、撓みが生じても従来に比しその撓みを容易に調整することができる。
また、ロープの弾性による伸びによる撓みに対しても、同様に部材と取り付けられる壁面との距離を調整することにより両ロープを同時に緊張することができる。
また、部材と壁面との距離の調整によるロープの緊張では十分に対応することができない場合において、吊下支持体によりロープを緊張状態に維持することができる。
また、吊下支持体のみでロープを緊張状態に維持することも可能である。
また、大空間部においても吊張体の上端側、ロープA及びロープB、又はレールは床面に対して水平状態に維持することができ、しかも吊張体の荷重を吊下支持体に分散することができるので、ウインチでそれぞれのロープをスムーズに移動してネット等の吊張体を間仕切り/防球用として使用することができる。
また、各ロープへかかる吊張体の荷重が分散されているために、ロープの消耗が従来の方法に比し少なく、故障の原因を排除しメンテナンスの頻度を少なくすることができる。
また、レールを使用してネット等の吊張体で間仕切り又は防球用として使用する場合でも、ネット等の吊張体の重量及びレールの重量によりレールの継ぎ目部分で段差が発生することなく、床面に対して水平に維持できるのでスムーズな移動を可能とする。
さらに間仕切り位置を変更する場合は、各ロープを壁面より取り外して容易に収納することができるので、ロープを取り外して屋内施設の利用範囲を拡大することができる。
実施の形態
本発明のネット等の吊張体の吊張方法は、空間部の間仕切り用/防球用として使用し、その実施例を図面に沿って説明する。
図1は本発明の実施例で間仕切り用として使用するネット等の吊張体の吊張方法を示す概略説明図であり、図2、図3は図1のネット等の吊張体の吊張方法で吊下支持体の設けられた他実施例を示す概略説明図である。
図4乃至図9はロープの緊張調整を示し、図4は緊張調整としての固定枠の壁面への取り付け状態を示す概略説明側面図であり、図5は緊張調整としての固定枠の壁面への取り付け状態の他実施例を示す概略説明側面図であり、図6は緊張調整としての固定枠の他実施例を示す概略説明側面図であり、図7は緊張調整としての固定枠の他実施例を示す概略説明平面図であり、図8は緊張調整としての固定枠の調整を示す概略説明側面図であり、図9は緊張調整としての固定枠の調整の他実施例を示す概略説明側面図である。
図10及び図11はネット等の吊張体の吊張方法で吊下支持体の他実施例を示し図10は吊下支持体1本の場合のネット等の吊張体の吊張方法を示す概略説明図であり、図11は吊下支持体2本の場合のネット等の吊張体の吊張方法を示す概略説明図である。
図12乃至図15は吊下支持体の先端側に取り付けられた連結具を示し、図12及び図13はロープへの連結体の取り付け状態を示す概略正面図であり、図14及び図15はロープへの連結体の取り付け状態を示す概略側面図である。
図16及び図17は各ロープの弛みを示し、図16は各ロープに弛みが生じた場合を示す概略説明図であり、図17はロープの略中央部の弛みを示す概略説明図である。
図18及び図21はロープでネット等の吊張体を吊張する方法を示し、図18はロープでネット等の吊張体を吊張する方法を示す概略説明図であり、図19は図18のネット等の吊張体の取り外し工程を示す概略説明図であり、図20は図18のネット等の吊張体の収納工程を示す概略説明図であり、図21は図18のウインチの他実施例を示す概略説明図である。
図22はレールに設けられたネット等の吊張体の吊張方法を示す概略説明図である。
図23乃至図24は防球用として使用するネット等の吊張体の吊張方法を示し図23は防球用として使用するネット等の吊張体の吊り張り位置を及び間仕切り用として使用するネット等の吊張体の吊り張り位置を示す概略説明図であり、図24は壁面に取り付ける角度調整支持体を示す側面図である。
図25乃至図27は屋内施設に設置する吊張体の全体構造を示し、図25は屋内施設に設置する吊張体の全体構造を示す概略説明図であり、図26は空間部を天井側に設けられた固定ネットと該固定ネットにより吊下支持体で吊り下げした水平ネットとを示す概略説明図であり、図27は屋内施設に設置した吊張体の間仕切り状態を示す概略説明図である。
図28は、ネット等の吊張体に振動を与える振動手段の実施例を示す概略図である。
先ず屋内施設の空間部の間仕切り用(G)として使用するネット又はシートの吊張体の吊り張り方法の第1の実施例について説明する。
第1の実施例による吊張体の吊り張り方法に使用する各装置は、空間部の対向する側壁面30の上部側それぞれを支点として取り付けられた滑車11と、一方の支点の下方壁面に取り付けられたエンドレス状のウインチ10と、該滑車11間とウインチ10の間にエンドレス状に吊り張りしたウインチロープ12(ロープB)と、ウインチロープ12の近接する下方で並行し、側壁面30に吊り張りしたガイドロープ13(ロープA)と、ガイドロープ13に取付具を介して移動自在に設けられ、一方の先端側をウインチロープ12に連結したネットからなる吊張体4とから構成されている(図1参照)。
前記ウインチロープ12及びガイドロープ13の荷重や張力による撓みは、初期設定時に計算されたテンション手段で調整しておく。即ち、前記ウインチロープ12自身の総重量、及び吊張体4の一端に連結された吊張体4による張力は予め計算し、滑車11部分に設けられたテンションで調整しておき、またガイドロープ13自身の総重量、及び吊張体4の荷重を予め計算しターンバックル等のテンション手段で調整しておく。
ロープAとロープBとの種類は、現状ではワイヤーを一般的に使用するが、現在開発されている強度のある樹脂性のロープも含むものである。
尚、ガイドロープ13の数は空間部の間仕切り方法に応じて増加することが可能であり、例えば、吊張体4を中央で開閉する場合においては2本ガイドロープ13にそれぞれ吊張体4を設けることで中央より開閉移動することができ(図3参照)、また、2本のウインチロープ12に2本のガイドロープ13の先端をそれぞれ連結することで2枚の吊張体4を開閉移動するように構成することも可能である(図6、図7参照)。
ウインチロープ12用の滑車11とガイドロープ13との端部は前記初期設定された後、それぞれ一体として支点となる側壁面30に取り付けられている。
前記一体として支点となる側壁面30への取り付けはウインチロープ12用の滑車11とガイドロープ13の端部とを取り付ける板状の取付枠16と、該固定枠16を側壁面30に取り付ける棒状の調整体16aとから構成されている。従って、調整体16aを直接側壁面30に形成された孔に挿入することにより側壁面30間の距離M1を調整して(予め調整体16aの長さを調整又はネジ状に形成して孔への挿入量を調整する)ウインチロープ12とガイドロープ13とのテンションを同時に調整する(図4、図6参照)。
尚、調整体16aは上記のように直接側壁面30に挿入する場合に限定されるものでなく、調整体16aを側壁面30への固定体16bに連結する方法でも可能である。この場合は、取付枠16と固定体16b間の距離M2を上記と同様に調整することでウインチロープ12とガイドロープ13とのテンションを調整する(図5参照)。
また、上記のように2本ガイドロープ13にそれぞれ吊張体4を設ける場合は、一本のウインチロープ12又は2本のウインチロープ12を使用するがこの場合においても同様に固定枠16に取り付けることで、上記のように各ロープのテンションを調整することができる。
また、ウインチロープ12とガイドロープ13とを一体として支点となる側壁面30への取り付ける他の例としては、上記取付枠16を調整体16aを介して側壁面30に直接取り付けるのではなく、一方の取付枠16に直接連結された調整用のロープ17と、該ロープ17を巻取/引出する調整ウインチ18とを設ける構成である。
この場合は、調整ウインチ18でロープ17を巻き取ることで、取付枠16を壁面30側に引っ張りウインチロープ12とガイドロープ13とにテンションを負荷することができる。特に、長期間の使用によりウインチロープ12とガイドロープ13の弾性伸びが生じる場合に、その伸びに応じて微調整することができる。また、調整ウインチ18を床面近傍に位置させることで、操作をより容易に行うことができる(図8参照)。
また、上記調整ウインチ18を利用して、ウインチロープ12、ガイドロープ13及び吊張体4のメンテナンスや収納用として使用することもできる。この場合は、先ず調整ウインチ18をテンションを付与する場合とは逆方向に回転駆動し、ロープ17を引き出すことで、ウインチロープ12とガイドロープ13とを床面側に移動し、ロープ17を取付枠16より取り外す又は取付枠16よりウインチロープ12とガイドロープ13とを取り外すことで、吊張体4及び各ロープを容易に収納又はメンテナンスすることができる。
また、ロープ17を少しだけ引き出すことで、取付枠16を壁面30より取り外して移動し、他の取り付け位置の壁面30に再度取り付けることで、取り付け位置を変更することができる。これにより、屋内の空間部を使用する目的,種類に応じて自在に間仕切り/防球用として使用することができる。
さらに、取付枠16へのウインチロープ12とガイドロープ13との取り付け方法は上記各実施例に限定されるものでなく、ウインチロープ12は上記と同様に滑車11を介してエンドレス状に取付枠16に取り付け、ウインチロープ12より吊張体4による荷重のかかるガイドロープ13は取付枠16に設けられた滑車13kを介して支点となる壁面30の下方側(又は、後方側)に設けられた巻取式のウインチ18に巻き取ることで、ウインチ18によりテンションの調整を行うことも可能である。この場合も上記と同様に、ウインチ18が下方の床面側にあるためにガイドロープ13の撓みの調整が従来に比し簡易に行える(図9参照)。
また、上記支点となる側壁面30への取り付けは一方の側壁面30のみに設け他方の側壁面30にはウインチ10を直接取り付けることで、ウインチロープ12をエンドレス状に移動すべく構成することも可能である。
上記吊り張り方法は、ウインチロープ12とガイドロープ13との中央部が水平の状態を維持できる範囲(撓み距離Lが少ない場合)であれば、スムーズに吊張体4を移動することができるが、壁面30間の距離が長くウインチロープ12とガイドロープ13との総質量及びガイドロープ1に取り付けられた吊張体4の荷重が大きい場合は撓み距離Lが大きくなり、上記調整手段のみでは十分に対応することができない。この場合はウインチロープ12とガイドロープ13との中央部又は複数部分に、連結具5を取り付け該連結具5を天井を支点として取り付けられた吊下支持体6(例えば、ロープ等の紐状体、又は線状体)に取り付けることで、撓んだ距離L部分を上方に位置させてウインチロープ12とガイドロープ13とを水平の状態に維持する(図2、図3、図10参照)。
この際、吊下支持体6を上下方向に昇降移動すべく天井31に吊下用のウインチ7を設けることで、該ウインチ7を駆動して吊下支持体6の天井よりの長さを自在に調整することができ、ウインチロープ12とガイドロープ13との撓みを微調整することができ、ウインチロープ12とガイドロープ13とを床面に対して常に水平状態に位置させることができる。
従って、壁面30間の距離が長い場合であってもウインチロープ12をスムーズに移動し、ガイドロープ13に設けられた吊張体4を開閉移動することができる。
また、ウインチ7の取り付け位置は、上記のように天井31を支点として取り付ける場合に限定されるものでなく、例えば、天井31の支点位置に滑車14を設け、ウインチ10の外周に駆動軸を同軸として巻取リール15を取り付けることで、吊下支持体6の長さを調整することも可能であり、また壁面30に別体のウインチを取り付けることで吊下支持体6の長さを調整することも可能である(図10参照)。
また、吊下支持体6の他の取り付け方法は、例えば、2本のガイドロープ13にそれぞれ吊張体4を介して連結具5を連結することで、吊張体4の荷重のかかる位置が相違する場合であっても容易に対応することができ、また、ウインチロープ12のみを連結具5で連結することも、又ガイドロープ13のみを連結具5で連結することも可能である(図11参照)。
上記連結具5の構成は、上下のウインチロープ12を支持・移動するための滑車5bが設けられた連結具本体5aと、ガイドロープ13を支持・移動するためのレール部5cとから構成され、連結具本体5aはレール部5cに回動自在に軸支されている。このため、ウインチロープ12の移動時に連結具本体5aが移動方向に傾斜し、支持部分でのウインチロープ12とガイドロープ13とに弛み等が発生せずスムーズな移動を可能とする。また、滑車5bにより上下方向のウインチロープ12間が離反するのを防止することができるので、吊張体4の先端側か連結されたウインチロープ12に吊張体4の荷重が負荷された場合であってもウインチロープ12の移動に支障をきたすことがなくスムーズな移動を可能とする。尚、レール部5cの形状はカバー5dを取り付けることで簡易に形成することも可能である(図12、図13、図14、図15参照)。
また、ガイドロープ13への吊張体4の取り付けは逆U字状の取付具13aに設けられた滑車13bを介して取り付けることで、移動自在に設けることもできる。
この場合において、最適な連結具5の構成は、取付具13aの側面に一方のウインチロープ12を移動自在に位置させ、他方のウインチロープ12を滑車5bの設けられた連結具本体5aに設け、滑車5bの下方側の連結具本体5a部分に吊張体4が連結された取付具13aのガイドロープ13を載置して移動する移動台5cと、該移動台5cのカバー体5dとから構成する。このため、ガイドロープ13に設けられた吊張体4は、自由に連結具5の移動台5cに沿って通過することができ、吊張体4を自由に開閉することができ、分割した吊張体4をガイドロープ13に設けた場合でも、それぞれの吊張体4を自由に開閉できる。
また、エンドレス状のウインチロープ12が上記のように上下に位置してなく例えば、水平方向に位置している場合は、上記滑車5bを並行して2個取り付けることで対応することができる(図7参照)。
上記第1の吊張体の吊り張り方法は上記のように構成された各装置を用いることで、吊張体の吊り張りすることができる。次に、その吊り張り方法について説明する。
先ず、取付枠16を屋内空間部の対向する側壁面30上部側を支点として取り付け、該取付枠16にウインチロープ12とガイドロープ13とを取り付ける。
この際ガイドロープ13には吊張体4を移動自在に(吊張体4の上部に設けられた吊具(図示せず)にガイドロープ13を挿通して)取り付ける。
上記取付枠16と各ロープとの取付けは、ウインチロープ12はエンドレス状に取り付ける必要があるために滑車11(滑車11はテンションを介して取付枠16に取り付ける)を介して取り付け、ガイドロープ13はターンバックル等のテンション手段を介して取り付ける。各ロープに前記テンション手段を設けることは必須の条件ではない。
また、取付枠16の側壁面30への取り付け方法は、調整体16aを側壁面30に穿設された長孔に螺合して取り付ける。この際、前記テンション手段による調整をさらにガイドロープ13にかかる吊張体4の荷重及びロープ自身の総質量を考慮して調整体16aの長孔への挿入する長さを調整することで、ウインチロープ12とガイドロープ13とを同時に微調整して屋内空間部の床面に対して略並行状態に維持することができる。
次に、ウインチ10を一方の滑車11の下方側の側壁面30に取り付け、該ウインチ10と滑車11とをロープで連結することで設置作業が終了する。
この状態で、ウインチ10を駆動するとウインチロープ12がエンドレス状に回転駆動し、該ウインチロープ12に一端側が固定された吊張体4を引っ張りガイドロープ13に沿って吊張体4を移動する。これにより、吊張体4で空間部を間仕切りすることができる。しかも、各ロープには適切なテンションがかかっているために、ロープの中間部が下方に弛むことがない。
次に、長期間の使用によりロープの弾性による伸びや温度変化による伸び等による撓みが生じた場合には、調整体16aを調整(側壁面30への挿入距離M1を調整)することで同時にウインチロープ12とガイドロープ13との撓みを調整することができる。
また、吊張体4を収納する場合は、ウインチロープ12を回転移動して、吊張体4をガイドロープ13の一方側(取り外す側と逆の方向)に移動した後、調整体16aを調整してウインチロープ12とガイドロープ13とに撓みを与えた後、取付枠16よりウインチロープ12とガイドロープ13と取り外して収納することができる。又は取付枠16ごと取り外して収納することもできる。
また、取付枠16をウインチ18で調整している場合は、ウインチ18でロープ17を巻き取ることで、上記各ロープの撓みを解消することができる。この場合、ウインチ18の設置する位置を下方側にすることでワイヤー17の巻き取りをさらに容易に行うことができる。また、吊張体4を収納する場合は、ウインチ18でロープ17を引き出すことで、取付枠16を床面側に移動してウインチロープ12とガイドロープ13とを取付枠16より取り外し、吊張体4を収納することができる。
従来の公知の方式(カーテンや緞帳に使用される方式)で上記のような空間部の支点間にウインチロープ12とガイドロープ13とを吊り張りし、該ガイドロープ13に吊張体4を設けると、各ロープの総質量及び吊張体4の荷重により、ウインチロープ12とガイドロープ13との中央部が距離L約5%以上下方に沈むためにその部分に空間部ができ十分な間仕切りができない(図16、図17参照)。
従来はこの空間部を防ぐために、支点間の天井31側に取り付けられた固定式のネット等の補助吊張体50の下端部分をウインチロープ12とガイドロープ13との下方に下がった中央部よりさらに下方に位置させることで、下方に沈んだ空間部を閉塞しているために、吊張体4を一方側に移動した状態で、補助吊張体50の下端部分が下方側まで位置しているために、屋内を他目的で利用する場合に下方側に位置する補助吊張体50の下端部分が問題となった。しかしながら本発明においては補助吊張体50の下端部分を長く下方に位置させる必要がないために、空間部を広く有効に利用することができる。
また、空間部の大きさに応じて吊張体4の面積が大きくなると、その荷重により上記装置のみでは、各ロープの撓みを解消するのが困難になる場合がある。
この場合は、上記の構成の吊下支持体6で連結具5を介してウインチロープ12とガイドロープ13との中央部を吊り上げることで撓みを解消することができる。
上記吊下支持体6は、その長さを調整することができるので、自在にウインチロープ12とガイドロープ13との床面に対しての水平状態を微調整することができる。このため、吊張体4の空間部の間仕切り時(移動停止時は少し長めに吊下支持体6を引出し、ウインチロープ12とガイドロープ13との緊張を弱めて各ロープの磨耗を少なくし)と、ウインチロープ12による開閉移動時(吊下支持体6を巻き取りウインチロープ12とガイドロープ13との緊張を強めて移動をスムーズに行う)とで、各ロープの撓みを変更して最適な調整を行うことができる。
また、上記吊下支持体6を用いた吊り張り方法は、上記記載に限定されるものでなく、下記のように構成することも可能である。
本実施例の吊下支持体6を用いた他の実施例の構成は、空間部の対向する側壁面30を支点として取り付けられ、ウインチ10によりエンドレス状に移動するウインチロープ12と、該ウインチロープ12の下方で並行して設けられた2本のガイドロープ13と、各ガイドロープ13に移動自在に設けられ、対向する先端をそれぞれ対向するウインチロープ12に連結した吊張体4と、それぞれのガイドロープ13の所望の位置(2枚の吊張体4で間仕切りした際、中央に重なる部分が形成される位置)に設けられ、吊張体4の先端側を停止する連結具5と、該連結具5に連結され天井31に取り付けられた滑車14を介して昇降自在な吊下支持体6とから構成する(図11参照)。
上記構成により、使用時においては、先ずウインチ10でウインチロープ12を移動すると、ウインチロープ12の対向する位置に先端側を連結した吊張体4がそれぞれガイドロープ13に沿って壁面30側より空間部の中央に向かって移動し、先端部が連結具5に当接する位置(2枚の吊張体4が中央で重なる位置)でその移動が阻止される。これにより2枚の吊張体4で空間部を間仕切りすことができる。
この際、吊下支持体6はそれぞれ一方のガイドロープ13を上方より支持しているために、ガイドロープ13にかかる吊張体4の荷重による撓みを解消することができる。また、ウインチロープ12を上記と逆方向に移動することで2枚の吊張体4をガイドロープ13に沿って上記とは逆方向(空間部の中央より壁面30に向かって移動)することで空間部を開放する。
このように、連結具5はその使用目的により、吊張体4のストッパーとしての機能を持つことも可能である。
上記構成をウインチロープ12を並行して2本設け、各ウインチロープ12の下方で並行して設けられた2本のガイドロープ13と、各ガイドロープ13に移動自在に設けられ、対向する先端をそれぞれ対向するウインチロープ12に連結した吊張体4とで構成することも可能である。
上記各実施例において、ウインチロープ12の一端にリミットスイッチとリミット受けを取り付けることで、吊張体4の移動範囲を予め設定することも可能である。
次に、本発明におけるネット等の吊張体の吊り張り方法の第2の実施例について説明する。
本発明における第2の実施例の構成は、空間部の対向する側壁面30の中間部又は下方側を支点としてそれぞれ固定ラック(図示せず)を介して取り付けられた巻取式ウインチ1と、巻取式ウインチ1に巻回され、天井31側に設けられ滑車2を介して設けられたウインチロープ3(ロープCも、実施例1の場合と同様にワイヤーを一般的に使用するが、現在開発されている強度のある樹脂ロープも含む)と、ウインチロープ3の先端側に連結体(図示せず)を介して取り付けられたネット又はシートで構成された吊張体4と、吊張体4の中央上端部4aに連結具5を介して取り付けられた吊下支持体6としての支持ロープと、吊下支持体6を昇降すべく天井31に固定された支持ウインチ7とから構成されている(図18参照)。
尚、支持ウインチ7の固定位置は天井31に限定されるものでなく、側壁面30に取り付け滑車を介して天井31部より吊下支持体6を昇降することも可能である。
また、支持ウインチ7の数は1つに限定されるものでなく、2以上の支持ウインチ7を設け、吊張体4の上端部4aの複数箇所(等間隔で)を吊下支持体6で支持することも可能である。要は、間仕切りする吊張体4の水平方向の距離(及び吊張体4の荷重)に応じて、ウインチロープ3を水平に維持することができるように支持する箇所を対応する。
次に、上記吊張体4の吊り張り方法を用いて間仕切り用として使用する場合について説明する。
先ず、それぞれの巻取式ウインチ1に巻回されたウインチロープ3を床面に到達する位置まで引き出し、吊張体4の両端側をウインチロープ3の先端側に取り付け、支持ロープ7により床面に到達する位置まで引き出した吊下支持体6を吊張体4の中央上端部4aに取り付ける。その後、巻取式ウインチ1でウインチロープ3を所望の位置まで巻き取るとともに、支持ウインチ7で吊下支持体6を所望の位置まで巻き取ることで、2本のウインチロープ3と吊下支持体6との3点で吊張体4の荷重を分散しながら吊張体4を床面に対して水平に吊り張りし、空間部を適切に間仕切りする。
次に、吊張体4を一時的に収納する場合は、巻取式ウインチ1に巻回されたウインチロープ3及び支持ウインチ7に巻回された吊下支持体6を中間位置まで引き出して吊張体4の上端部4aを中心として水平方向に巻き畳み、その後、巻取式ウインチ1に巻回されたウインチロープ3を引き出しながら、支持ウインチ7で吊下支持体6を天井31側まで持ち上げる。これにより、天井31に沿って(略水平状又は円弧状に)吊張体4を収納する。これにより空間部を広く利用することができ、多目的な利用を可能とする。
また、次回の同様に間仕切りとして使用する時は、巻取式ウインチ1に巻回されたウインチロープ3を巻き取りながら、吊下支持体6を中間位置まで引き出すことで巻き畳まれた吊張体4を広げた後、再度所望の位置まで引き上げて吊り張りすることで間仕切りとして使用する(図18、図19、図20参照)。
通常、天井31側には円弧状の吊張体50(固定式又は移動式)が取り付けられているために、吊張体4はこの吊張体50に隠れるように収納されることとなり、収納時の吊張体50が目立たない。
このように、吊下支持体6は天井側より床面側まで昇降移動できるので、吊張体4を水平状態に維持する位置を上下方向で微調整することが容易に行える。従って、吊張体4を長期間連続して吊り張りした状態で中央部分が下方に撓んでもそのつど容易に水平状態に微調整することができる。
上記実施例では巻取式ウインチ1でウインチロープ3を巻き取り移動したがこの場合、巻き取り部分でのトラブルが起こった場合や、ウインチ1の取り付け時における作業の煩雑がある。これを解消する場合は、エンドレス状のウインチ1aを側壁面30に取り付け、床面側に巻き取リール1bを取り付けることで上記欠点を解消することも可能である(図21参照)。
上記各実施例は、間仕切り用としての吊張体の吊り張り方法について説明したが、上記方法を用いて屋内施設の内周に沿って取り付けられる防球用の吊張体の吊り張り方法として利用することも可能である。
次に、本発明のネット等の吊張体の吊り張り方法を防球用(H)として使用する場合について説明する。
防球用の場合は、取り付ける位置が大空間部の側壁面30に沿って並行に取り付ける点以外は、その基本構成は上記間仕切り用の各実施例と同様である。また防球用の場合は、天井31の天頂部より最も離れた位置に取り付けられているために、吊張体4の上端部4aを吊り上げて支持する吊下支持体6も近い位置より支持することができる。また、天井31側に固定式のネット等の吊張体50が設けられている場合もあり、吊張体4の上端部4aを中心として水平方向に巻き畳んで、吊下支持体6で天井31側に収納することも可能である。
また、防球用の吊張体4は取り付けられている位置が側壁面30に並行して取り付けられているために、吊張体4の上端部4aの支持は上記天井31側からだけでなく、側壁面30より支持することも可能である。この場合における支持方法は下記構成からなる支持体40で支持する。
支持体40の構成は、側壁側30に対して略垂直状に取り付けられ、先端側が所望の距離伸縮自在な棒状の本体41と、本体41を下方から支えるべく該本体41の略中央部に一端側を連結し他端側を側壁面30に取り付けた角度調整体42とから構成され、また、本体41の先端側は屋内の角部分取り付け際、その長さを調整できるように伸縮自在に構成されている(図24参照)。
前記支持体40を使用することで、側壁側30の角部分(K)では壁面30に沿って取り付けられた支持体40の本体41の先端の長さをそれぞれ調整してウインチロープ3を取り付けて、吊張体4を移動する。
また、本発明の吊張体の吊り張り方法は、大空間部を有する屋内施設で利用される間仕切り用ネット等で確実に空間部を間仕切り(G)することができ、防球用のネット等で確実に防球(H)することができる機能を維持し、利用価値を格段に向上することができる。
また、ネット等の荷重を複数に分割して支持しているために、各ロープへの負担が少なくロープの移動をスムーズに行え、吊張体をスムーズに移動することができ、作業効率を格段に上げることができ、ロープの磨耗を抑えることができるので、メンテナンスの面でも従来に比し格段に改善することができる。
上記実施例では、吊張体4の上端部4aを移動ロープからなる吊下支持体6で支持したが、例えば、天井31に固定された棒状の支持体と、該支持体の上下いずれかに設けられた調整手段(例えば、ターンバックル等)で支持体の長さを調整することで、吊張体4の設けられたガイドロープ13を緊張状態に支持することも可能である。
また、各種形状のレール52(断面略コの字状、下方に側に開口溝の設けられた筒状、または線状等)を使用した吊張体4の開閉方法について説明する。
先ず、空間部の壁面30間にレール52を設置し、ガイドロープ13をレール52に沿って並行に、又はレール52内に設ける。次にガイドロープ13に直接又は間接的に吊張体4を設け、該吊張体4の先端をウインチロープ12に連結する。
上記設置された状態で、ウインチロープ12をレール52に沿って移動することで、吊張体4をレール52に沿って開閉移動でき、空間部を間仕切り(壁面30に沿って取り付けた場合は防球用として使用)することができる。
通常、上記空間部に設置するレール52は複数本連結する必要があるが、レール52にガイドロープ13の総質量及び吊張体4の荷重がかかり、レール52間の継ぎ目部分に大きな負荷がかかりこの部分で段差(略V字状に下方に下がる)が生じ、スムーズな吊張体4の開閉移動ができない。
従って、この部分に上記と同様の吊下支持体6を連結して、レール52を床面に対して水平状態に維持する(図22参照)。
これにより、ガイドロープ13に設けられた吊張体4をレール52に沿ってスムーズに移動し、空間部を間仕切りすることができる。
上記吊下支持体6を使用する各実施例では、吊下支持体6を天井31に設けたが、吊下支持体6の設置位置はこれに限定されるものでなく、例えば、屋内施設の大空間部の円弧状の天井31に天井ネット等の吊張体50が設けられている場合は、吊下支持体6の上端側を直接吊張体50に連結することも可能であり、また、吊張体50の下端側に設けられた揺れ留め防止ロープ51(吊張体50に縫うように挿通して両端側を側壁30に固定する)に上端側を連結することも可能である(図25、図26参照)。
上記実施例では、防球用の吊張体4に関して屋内空間部の側壁に近接する位置に沿って連続して設けたが、例えば、吊張体4の端部分を重ねるように複数設けることで出入り部分を形成するように設けることも可能である。この場合も、それぞれの吊張体4はその上端部が吊下支持体6で支持されている。また、吊張体4部分に2重に重ねた部分を、屋内への出入れ口部分に形成することで開口部とすることも可能である(図23参照)。
さらに、上記吊下支持体6を利用して、又は別体の支持体(図示せず)を使用してガイドロープ13の一方に移動した吊張体4を上方につり上げて収納することができる。この場合も、ガイドロープ13が吊下支持体6により水平状態に支持されているために、吊張体4を一方に移動しやすくまた移動した後もスムーズに収納することができる。
また、屋内空間部においては二階席等Uがある場合に側面に突出した部分があり通常の吊張体4(矩形状)では確実な間仕切りができない場合は、吊張体4を分割して取り付けるか又は両側が横に広がった吊張体4(突出吊張体4aと吊張本体4bと)を形成する(図27図)。
この場合も同様に、ウインチロープ12をウインチ10で駆動することで吊張体4をガイドロープ13に沿って開閉移動する。尚、間仕切りした際、突出吊張体4a部分を別体の巻き取り式ウインチ1dでそれぞれ上方に巻き上げることで空間部を隙間なく間仕切りする。尚、突出吊張体4a部分は二階席等U部分に固定することで取り付けることも可能である。
また、上記第2の実施例において、調整手段としてリミッターとリミッター受けとを用いて巻取式ウインチ1よりのウインチロープ3の引出し量を制御することで、吊張体4の弛みを調整し、さらに吊下支持体6を使用して吊張体4の中央部を持ち上げることも可能である。
また、吊張体4の下端側(床面側)には錘等を設け吊張体4を床面に対して垂直状に位置するように構成されているが、吊張体4の開閉移動時においては吊張体4の荷重及び錘のために吊張体4のウインチロープ12に連結されている側と床面側とで移動速度が相違し、ウインチロープ12が引っ張る状態(斜状態でガイドロープ13に偏った荷重がかかりワイヤーの撓みが発生し易くなる)で移動する。このために、開閉移動時下方を人の手で引っ張る等の補助作業を必要とする。
これを解決するために、本発明においては、振動手段で吊張体4に振動を付与して床面側の吊張体4の遅れを解消する。
上記振動手段としては、例えば楕円形の滑車41にロープを設け滑車の回転でロープに振動を与える方法(滑車41はテンション体42で連結しておくことでロープに撓みを与えないように構成する)や、弾性体でロープに引っ張りや撓みを交互に与える方法や、ウインチの駆動(正転、逆転)することでロープに振動を与える等で構成する(図28)。
また振動手段を取り付ける位置は、別体のロープを吊張体4の中途部に床面に対して並行に取り付けたり、またはガイドロープ13やウインチロープ12を上記方法で構成したすることで取り付けることも可能である。
本発明の実施例で間仕切り用として使用するネット等の吊張体の吊張方法を示す概略説明図。 ネット等の吊張体の吊張方法で吊下支持体の設けられた他実施例を示す概略説明図。 ネット等の吊張体の吊張方法で吊下支持体の設けられた他実施例を示す概略説明図。 緊張調整手段としての固定枠の壁面への取り付け状態を示す概略説明側面図。 緊張調整手段としての固定枠の壁面への取り付け状態の他実施例を示す概略説明側面図。 緊張調整手段としての固定枠の他実施例を示す概略説明側面図。 緊張調整手段としての固定枠の他実施例を示す概略説明平面図。 緊張調整手段としての固定枠の調整を示す概略説明側面図。 緊張調整手段としての固定枠の調整の他実施例を示す概略説明側面図。 吊下支持体1本の場合のネット等の吊張体の吊張方法を示す概略説明図。 吊下支持体2本の場合のネット等の吊張体の吊張方法を示す概略説明図。 ワイヤーへの連結体の取り付け状態を示す概略正面図。 ワイヤーへの連結体の取り付け状態を示す概略正面図。 ワイヤーへの連結体の取り付け状態を示す概略側面図。 ワイヤーへの連結体の取り付け状態を示す概略側面図。 各ワイヤーに弛みが生じた場合を示す概略説明図。 ワイヤーの略中央部の弛みを示す概略説明図。 ウインチワイヤーでネット等の吊張体を吊張する方法を示す概略説明図。 図18のネット等の吊張体の取り外し工程を示す概略説明図。 図18のネット等の吊張体の収納工程を示す概略説明図。 図18のウインチの他実施例を示す概略説明図。 レールに設けられたネット等の吊張体の吊張方法を示す概略説明図。 防球用として使用するネット等の吊張体の吊り張り位置を示す概略説明図。 壁面に取り付ける角度調整支持体を示す側面図。 屋内施設に設置する吊張体の全体構造を示す概略説明図。 空間部を天井側に設けられた固定ネットと該固定ネットにより吊下支持体で吊り下げした水平ネットとを示す概略説明図。 屋内施設に設置した吊張体の間仕切り状態を示す概略説明図。 本発明の振動手段を示す概略説明図。
符号の説明
1,10:ウインチ、4:吊張体、5:連結具、6:支持ロープ、3,12:ウインチロープ、13:ガイドロープ、30:側壁面

Claims (4)

  1. 屋内施設の空間部の対向する壁面側/壁面の両端側を支点として吊り張りしたロープAに移動自在に設けられたネット等の吊張体を、該ロープAに並行して設けられ、吊張体の先端側が取り付けられたロープBをウインチを用いて移動することで吊張体を開閉して空間部を間仕切り/防球用とする吊張体の吊り張り方法において、前記吊張体の設けられたロープAとウインチで移動するロープBとの撓みをそれぞれ調整した後、少なくとも一方の支点の壁面側でロープAとロープBとが同一の部材に固定されており、その部材と取り付けられる壁面との距離を調整可能にすることでロープAとロープBとを同時に緊張することを特徴とする吊張体の吊り張り方法。
  2. 前記吊張体の上端側、又は吊張体の設けられたロープA及びウインチで移動するロープBを天井又は吊張体の上部側を支点として吊り下げられた吊下支持体で連結することでロープA又は/及びロープBの撓みを調整する請求項1に記載の吊張体の吊り張り方法。
  3. 屋内施設の空間部の対向する壁面側又は壁面の両端側を支点としてそれぞれに設けられたウインチを用いてネット等の吊張体の設けられたロープCを緊張することでネット等の吊張体で空間部を間仕切り又は防球用とする吊張体の吊り張り方法において、前記ネット等の吊張体の上端側を支点として連結され、天井側より支持ロープを昇降する吊下支持体の支持ロープを上方側に巻き取り移動するとともにロープCを左右方向側に巻き取り移動することで、少なくとも方向の相違する3点で吊張体の荷重を分散しながら撓みを調整し、床面に対して水平に吊り張りし、天井側に設けられた円弧状の吊張体とで空間部を間仕切り又は防球用とし/巻き畳んだ吊張体を天井側に設けられた円弧状の吊張体に隠れる位置まで上方側に移動し、ロープCを左右方向側に巻き取り移動することで巻き畳んだ吊張体を収納することを特徴とする吊張体の吊り張り方法。
  4. 前記各ロープに設けられたネット等の吊張体を振動手段で振動を付与しながら移動する請求項1乃至に記載の吊張体の吊り張り方法。
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