JP4032301B2 - 高速回転体のバランス修正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は高速回転体のバランス修正方法に関し、バランス専用の回転軸とこれに取り付けられる高速回転体の嵌合部の影響を極力抑えて再現性の高いバランス修正ができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
ターボチャージャやガスタービンなどの高速回転体は、運転時の振動を防止するため、組み立て前にバランスマシンによるバランス修正が一般に行われる。
【0003】
例えば量産されるターボチャージャ等では、バランスマシン専用のバランス修正用回転軸(修正用アーバー)を用意し、このバランス修正用回転軸にバランス修正を行う高速回転体であるターボチャージャなどを嵌合固定し、バランスマシンに取付けてバランス修正を行うようにしている。
【0004】
このようなバランス修正に用いるバランス修正用回転軸は、予めバランスマシン上での残留アンバランスを限り無く除去するようにしておき、このバランス修正用回転軸のアンバランスの影響を受けないようにしている。
【0005】
また、バランス修正を確実かつ速やかに行う解析的な方法として特許文献1の回転機械の妥協的つりあわせ解法が開示されており、現実的に有効な解が存在しないことを回避するように条件を定めて無駄な計算や長大な時間をかけずに計算を実行するようにしてアンバランス量を求めるようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−7375号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、予めバランスマシン上でのバランス修正用回転軸の残留アンバランスを限り無く除去するためには、バランス修正用回転軸を単体でバランス修正する必要があるが、バランス修正用回転軸は質量が小さく、しかも修正半径が小さいことからアンバランス量の計測やその除去に限界があるという問題がある。
【0008】
そこで、実際のアンバランス量の計測では、バランス修正用回転軸に対する高速回転体の取付位相を、例えば180度変えるなどで、2回計測してバランス修正用回転軸の偏心の影響を相殺して回避することも行われているが、2回計測で得られる仮想回転中心に対してアンバランス量を求めても再現性が低く、十分なバランス修正ができないという問題がある。これは、バランス修正用回転軸にバランス修正を行う高速回転体を嵌合固定してアンバランス量の計測を行う場合に、嵌合固定位置が同一にならずにわずかにずれるため、偏心の影響が相殺されずに計測データに大きなばらつきが生じてしまうことに起因する問題である。
【0009】
さらに、特許文献1のように、解析的な方法でアンバランス量を求める場合には、演算にコンピュータなどが必要となり、妥協的な解を求める場合であっても大掛かりな演算装置が必要となるという問題がある。
【0010】
この発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたもので、これまでのバランスマシンを用いて高精度で再現性の高いバランス修正を行うことができる高速回転体のバランス修正方法を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載の高速回転体のバランス修正方法は、バランス修正用回転軸に高速回転体を嵌合固定し、バランスマシン上で当該高速回転体のアンバランス量を求めてバランス修正するに際し、前記バランス修正用回転軸に嵌合固定する前記高速回転体の取付位相を変えて少なくとも4回以上アンバランス量の計測を行い、このバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心を求め、このバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心にほぼ合致する回転中心を有するバランス修正用回転軸に加工するとともに、前記バランス修正用回転軸と高速回転体の嵌合固定が、高速回転体の重心位置でおこなわれるようバランス修正用回転軸の当該重心位置の軸方向両側をわずかにテーパ状に形成した嵌合部を備えるように加工したのち、当該バランス修正用回転軸にアンバランス量を修正すべき高速回転体を嵌合して当該高速回転体のアンバランス量を求めてバランス修正するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
この高速回転体のバランス修正方法によれば、バランス修正用回転軸に高速回転体を嵌合固定し、バランスマシン上で当該高速回転体のアンバランス量を求めてバランス修正するに際し、前記バランス修正用回転軸に嵌合固定する前記高速回転体の取付位相を変えて少なくとも4回以上アンバランス量の計測を行い、このバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心を求め、このバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心にほぼ合致する回転中心を有するバランス修正用回転軸に加工するとともに、前記バランス修正用回転軸と高速回転体の嵌合固定が、高速回転体の重心位置でおこなわれるようバランス修正用回転軸の当該重心位置の軸方向両側をわずかにテーパ状に形成した嵌合部を備えるように加工したのち、当該バランス修正用回転軸にアンバランス量を修正すべき高速回転体を嵌合して当該高速回転体のアンバランス量を求めてバランス修正するようにしており、単体ではバランス修正が難しいバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心を高速回転体を嵌合した状態での4回以上のアンバランス量の計測から求めるようにし、高速回転体を嵌合した状態での4回以上のアンバランス量の計測から求めた見掛け上の回転中心にほぼ合致した回転中心を有し、バランス修正用回転軸への高速回転体の嵌合が回転体の重心位置で行われる形状の嵌合部で行われるバランス修正用回転軸を用意することで、回転中心の偏心の影響を極力抑えて、一層高精度で再現性の高い高速回転体のバランス修正が簡単にできるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の高速回転体のバランス修正方法の一実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3はこの発明の高速回転体のバランス修正方法をターボチャージャのインペラに適用した一実施の形態にかかり、図1はバランス修正用回転軸と高速回転体の嵌合固定状態の概略説明図、図2はバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心の概略説明図、図3はバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心の偏心量の修正の概略説明図である。
【0018】
この高速回転体のバランス修正方法では、図示しないバランスマシン上でバランス修正を行うためバランス修正用回転軸1が用いられ、このバランス修正用回転軸1にバランス修正を行う高速回転体である、例えばターボチャージャのインペラ2が嵌合固定され、バランスマシンに取付けられる。
【0019】
このようなバランス修正用回転軸1を用いてバランス修正を行う場合には、バランス修正用回転軸1自体のアンバランス量が問題となることから、予めバランス修正用回転軸1を単体でアンバランスを除去するが、細い棒状であり、質量が小さく、修正半径が小さいため、アンバランス量の除去量に限界がある。
【0020】
このためアンバランス量が残ったバランス修正用回転軸1を用いてインペラ2のバランス修正を行うとバランス修正用回転軸1のアンバランス量が残った仮想回転中心に対するバランス修正になり、高精度のバランス修正が出来ず、しかも得られるバランス修正結果の再現性が低くなってしまう。
【0021】
また、バランス修正用回転軸1を用いてインペラ2のバランス修正を行う場合に、製作時の寸法公差によりバランス修正用回転軸1とインペラ2の嵌め合い状態がわずかに異なり、バランス修正時の計測値が変化してしまう。この嵌め合い状態はバランス修正用回転軸1にインペラ2がその重心位置OG で支持されるようにすべきものである。
【0022】
そこで、インペラ2などの高速回転体の寸法公差の範囲を幾つかに分けてインペラ2の重心位置OG で嵌合できる嵌合部1aを備えるバランス修正用回転軸1を用意する。この嵌合部1aとしては、例えば図1(A)に示すように、インペラ2の重心位置OG に対応する部分を中心に軸方向両側を僅かにテーパ状に削ることで形成することができ、これによってインペラ2の重心位置OG と嵌合部1aを合致させて嵌合固定することが可能となる。
【0023】
さらに、このような嵌合部1aを備えたバランス修正用回転軸1を必要に応じ、予め単体でアンバランスを除去しておき、このバランス修正用回転軸1の見掛上の回転中心O1 を次のようにして求め、この見掛上の回転中心O1 を用いて高速回転体であるインペラ2のバランス修正をこれまでと同様にして行うことで、高精度かつ再現性の高いバランス修正を行うようにしている。
【0024】
(1) バランス修正用回転軸1にインペラ2を嵌合固定し、バランスマシン上で公差ゼロを狙いインペラ2のバランス修正をこれまでと同様にして行い、計測シート上に計測値(アンバランス量と角度)を記入する(図2中の(1)の●参照)。
【0025】
(2) バランス修正用回転軸1からインペラ2を抜き、バランス修正用回転軸1の角度検出用マークを基準にインペラ2を90度回転させ、再びバランス修正用回転軸1にインペラ2を嵌合固定し、バランスマシン上での計測を行い、計測シート上に計測値(アンバランス量と角度)を記入する(図2中の(2)の●参照)。
【0026】
(3) バランス修正用回転軸1からインペラ2を抜き、バランス修正用回転軸1の角度検出用マークを基準にインペラ2をさらに90度回転させ(類計180度の位置)、再びバランス修正用回転軸1にインペラ2を嵌合固定し、バランスマシン上での計測を行い、計測シート上に計測値(アンバランス量と角度)を記入する(図2中の(3)の●参照)。
【0027】
(4) バランス修正用回転軸1からインペラ2を抜き、バランス修正用回転軸1の角度検出用マークを基準にインペラ2をさらに90度回転させ(類計270度の位置)、再びバランス修正用回転軸1にインペラ2を嵌合固定し、バランスマシン上での計測を行い、計測シート上に計測値(アンバランス量と角度)を記入する(図2中の(4)の●参照)。
【0028】
(5) これまでの計測値から(1) と(3) とを直線で結び、(2) と(4) とを直線で結ぶ。
【0029】
(6) これら2本の直線の交点を求め、求めた交点がタービン側とコンプレッサ側とも規定値内、例えば半径5mgの円内にあることを確認し、この場合には、バランス修正用回転軸1の偏心量が規定値内であると判断し、この交点O2 をバランス修正用回転軸1の見掛上の回転中心O1 (=O2 )とする。
【0030】
一方、4回のバランス修正の計測値の交点O2 がタービン側とコンプレッサ側のいずれか一方でも規定値外となる場合には、バランス修正用回転軸1の偏心量が規定値外であると判断し、バランス修正用回転軸1の偏心量の修正を行う。
【0031】
この偏心量の修正は、図3に示すように、つぎのようにして行う。
【0032】
(a) 上記(4)の270度位置でバランス修正用回転軸1に取付けたインペラ2を計測値の(1) と(3) とを直線で結び、(2) と(4) とを直線で結んだ交点(バランス修正用回転軸1の偏心位置仮想点)O2 までバランス修正を行う(図3(A)中の(a)参照)。
【0033】
この際、タービン側とコンプレッサ側の修正を同時に実施する。
【0034】
(b) インペラ2のバランス修正をO2 付近まで修正した後、O3 を目指してバランス修正用回転軸1のバランス修正を行う(図3(A)中の(b)参照)。
【0035】
この際、バランス修正用回転軸1のバランス修正位置に試し錘を付けてバランス計測を行い、修正方向と量の変化を確認してから実際の修正を行うようにすることが好ましい。
【0036】
このようにしてバランス修正用回転軸1の偏心量の修正が終了したら、この状態(上記(4)の270度位置でバランス修正用回転軸1にインペラ2を嵌合固定した状態)を0度位置として、上記(1)〜(4)の計測を行い、図3(B)に示すように、計測値をそれぞれ記入する。
【0037】
そして、上記(5)のように、これまでの計測値から(1) と(3) とを直線で結び、(2) と(4) とを直線で結んだのち、上記(6)のように、これら2本の直線の交点を求め、求めた交点がタービン側とコンプレッサ側とも規定値内、例えば半径5mgの円内にあることを確認し、この場合には、バランス修正用回転軸1の偏心量が規定値内であると判断し、この交点O2 をバランス修正用回転軸1の見掛上の回転中心O1 (=O2 )とする。
【0038】
一方、4回のバランス修正の計測値の交点O2 がタービン側とコンプレッサ側のいずれか一方でも規定値外となる場合には、バランス修正用回転軸1の偏心量が規定値外であると判断し、既に説明した(a)〜(b)の修正を行ってバランス修正用回転軸1の偏心量を修正することを繰り返す。
【0039】
このような4回のバランス修正によりバランス修正用回転軸1の見掛上の回転中心O1 を求めてインペラ2のバランス修正を行うことで高精度かつ再現性良くバランス修正を行うことができ、例えば図4にこの発明の4点修正の場合のバランス修正用回転軸1の残留アンバランス量を求めた結果をこれまでの2点修正の場合と比較して示すように、4点修正の場合には、0.004g/60度であったが、2点修正の場合には、0.005g/40度であり、数値が異なることが分かるとともに、実際の再現性の確認でも4点修正の方が安定していることを確認している。
【0040】
なお、ここで、4点修正とは、バランス修正用回転軸1に対してインペラ2の位相をずらして4回計測する方法であり、例えば図4に示すように、0度、90度、180度、270度の4点で計測する。
【0041】
そして、残留アンバランスは0度と180度を結ぶ直線と90度と270度を結ぶ直線の交点O1 と仮想回転中心O3 とを結ぶ線として求めることができる。
【0042】
一方、2点修正とは、バランス修正用回転軸1に対してインペラ2の位相をずらして2回計測する方法であり、例えば図4に示すように、0度、180度の2点で計測する。
【0043】
そして、残留アンバランスは0度と180度を結ぶ直線に仮想回転中心O3 から下ろした垂線として求めることができる。
【0044】
また、このようにしてバランス修正用回転軸1の残留アンバランス量が計測できることから、この残留アンバランス量をゼロに修正したバランス修正用回転軸とすれば、残留アンバランス量の影響を受けることなく、一層高精度にバランス修正することができ、計測値の再現性を一層高めることができる。
【0045】
この残留アンバランス量の修正は、試し錘を付加して確認した後、この錘をそのまま取付けなどすることで、バランス修正用回転体1を単体でバランス修正する場合に比べ、容易にバランス修正することができる。
【0046】
このような残留アンバランス量を修正したバランス修正用回転軸1を用いて行うインペラ2のバランス修正はこれまでと同様にして行うことができ、ここでの説明は省略する。
【0047】
なお、上記実施の形態では、バランス修正を4回計測とする場合で説明したが、4回以上であればさらに計測回数を増加しても良い。
【0048】
また、高速回転体としてターボチャージャのインペラを例に説明したが、これに限らず、高速回転し、バランス修正の必要なものであれば広く適用することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上、一実施の形態とともに具体的に説明したようにこの発明の請求項1記載の高速回転体のバランス修正方法によれば、バランス修正用回転軸に高速回転体を嵌合固定し、バランスマシン上で当該高速回転体のアンバランス量を求めてバランス修正するに際し、前記バランス修正用回転軸に嵌合固定する前記高速回転体の取付位相を変えて少なくとも4回以上アンバランス量の計測を行い、このバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心を求め、このバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心にほぼ合致する回転中心を有するバランス修正用回転軸に加工するとともに、前記バランス修正用回転軸と高速回転体の嵌合固定が、高速回転体の重心位置でおこなわれるようバランス修正用回転軸の当該重心位置の軸方向両側をわずかにテーパ状に形成した嵌合部を備えるように加工したのち、当該バランス修正用回転軸にアンバランス量を修正すべき高速回転体を嵌合して当該高速回転体のアンバランス量を求めてバランス修正するようにしており、単体ではバランス修正が難しいバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心を高速回転体を嵌合した状態での4回以上のアンバランス量の計測から求めるようにし、高速回転体を嵌合した状態での4回以上のアンバランス量の計測から求めた見掛け上の回転中心にほぼ合致した回転中心を有し、バランス修正用回転軸への高速回転体の嵌合が回転体の重心位置で行われる形状の嵌合部で行われるバランス修正用回転軸を用意することで、回転中心の偏心の影響を極力抑えて、一層高精度で再現性の高い高速回転体のバランス修正が簡単にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高速回転体のバランス修正方法をターボチャージャのインペラに適用した一実施の形態にかかるバランス修正用回転軸と高速回転体の嵌合固定状態の概略説明図である。
【図2】この発明の高速回転体のバランス修正方法をターボチャージャのインペラに適用した一実施の形態にかかるバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心の概略説明図である。
【図3】この発明の高速回転体のバランス修正方法をターボチャージャのインペラに適用した一実施の形態にかかるバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心の偏心量の修正の概略説明図である。
【図4】この発明の高速回転体のバランス修正方法をターボチャージャのインペラに適用した一実施の形態にかかるバランス修正用回転軸の残留アンバランス量の測定結果を従来と比較して示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 バランス修正用回転軸
1a 嵌合部
2 インペラ(高速回転体)
O1 バランス修正用回転軸の見掛上の回転中心
O2 4点計測の計測点の交点
O3 仮想回転中心
OG インペラの重心位置
Claims (1)
- バランス修正用回転軸に高速回転体を嵌合固定し、バランスマシン上で当該高速回転体のアンバランス量を求めてバランス修正するに際し、
前記バランス修正用回転軸に嵌合固定する前記高速回転体の取付位相を変えて少なくとも4回以上アンバランス量の計測を行い、このバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心を求め、このバランス修正用回転軸の見掛上の回転中心にほぼ合致する回転中心を有するバランス修正用回転軸に加工するとともに、前記バランス修正用回転軸と高速回転体の嵌合固定が、高速回転体の重心位置でおこなわれるようバランス修正用回転軸の当該重心位置の軸方向両側をわずかにテーパ状に形成した嵌合部を備えるように加工したのち、当該バランス修正用回転軸にアンバランス量を修正すべき高速回転体を嵌合して当該高速回転体のアンバランス量を求めてバランス修正するようにしたことを特徴とする高速回転体のバランス修正方法。
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2002
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