JP4031780B2 - 型枠コーナー部の角締め装置および角締め方法 - Google Patents

型枠コーナー部の角締め装置および角締め方法 Download PDF

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Description

一般に、コンクリート建築・構造物における内・外壁、バルコニー、ベランダ等の立ち上がり壁には、出隅部・入隅部からなるコーナー部がある。このコーナー部を構築するためには、図1に示すように、コーナー部を含む一対の内・外型枠パネル1、1′の外側面に、まず、内側縦バタ材2または棧木2′を縦に配設すると共に、その外側には上下方向に所定の間隔で複数の通し横バタ材3を配設して井桁状に組み合わせ、次いで、セパレータやフォームタイを取付けて端太用クランプ金具等にて連結固定する一方で、前記横バタ材3が互いに交差する交差部(C)は根搦みコーナークランプ4等によって緊結することにより、角締めしていた。
従来、型枠パネルのコーナー部角締め方法としては、図1に示すようなコーナークランプ4を取付ける方法の他に、図2(a)(b)に示すように、水平に交差させた前記横バタ材3どうしを角決めするためのコーナークランプ金具5を用いて直角に緊結する方法、図3に示すようなコーナーロック金具6を取付けて直角に緊結する方法、あるいはL形の角決め定規を取付けて直角に固定する方法などが既知である。
上記従来技術のうち、根搦みコーナークランプ4を用いる方法は、90°の角出しが難しく角締め効果が弱い上、チェーンバックル等の併用が不可欠になるという問題があった。また、角決め用コーナークランプ5を用いる方法では、クランプ金具が複雑な構造になるだけでなく、取付け個数を多くする必要があるため、作業に時間がかかると共にコスト高になるという問題があった。また、コーナーロック金具6を用いる方法は、他のコーナーメイト金具との併用が不可欠であるだけでなく角締め効果が弱く、とくにコンクリート打設時の角締め保持に不安が残るという問題があった。
さらに、角決め定規を用いる方法は、上掲のコーナークランプ4や当金との併用が普通であって、セパレータやフォームタイを介して固定することから、取付け、解体作業に時間がかかり、上述したと同様の問題点を抱えていた。とくに、これらの従来技術に共通する問題点は、コンクリート打設時の型枠パネルの変形に対して十分に機能しないことと、角出しが難しく直角精度が崩れやすいという点にあった。
そこで、上記問題点を解決するために、従来、図4に示すような3本の角形縦バタ材(外付け縦バタ材12、13、隅付け縦バタ材11)を単に連結杆14で連結し、締付けナットで締結する方法(特許文献1)や、図5に示すような横バタ材に係止固定した角締め金具15と隅付け縦バタ材11との相互間に生じる緊締力により型枠コーナー部を角締めする方法(特許文献2)が提案されている。
しかし、上記従来技術のうち、連結杆14を用いる前者の方法では、3本の角形縦バタ材にあらかじめ該連結杆を通すための貫通孔を設けておく手間を要するという問題点があった。また、角締め金具15を用いる後者の方法では、隅付け縦バタ材11にあらかじめ締付けロッドを通すための貫通孔を設けておく手間があり、さらに該貫通孔と横バタ材に係止固定するための角締め金具15に横バタ材9の軸芯に沿って開通する貫通孔を締付けロッドが通るようにする必要があるために、横バタ材の敷設位置が隅付け縦バタ材11に設けた貫通孔の位置に拘束され、該敷設位置を施工状況、とくにコンクリート打設時の負荷状態に応じて選択したり、変更できないという問題点があった。
特開2003−20791 特開2004−27766
そこで、本発明の主たる目的は、取り付け、取り外しが簡単で、しかもコンクリート打設時の負荷状態においてもなお、型枠パネルの変形に対する備えと高い直角精度にて角締めが可能な角締め装置および角締め方法を提案することにある。
また、本発明の他の目的は、施工状況、とくにコンクリート打設時の負荷状態に応じて、横バタ材の位置を自在に変更することが可能な角締め装置と角締め方法を提案することにある。
そこで、発明者らは、鋭意研究開発を重ねた結果、型枠パネルのそれぞれの端縁どうしを互いに直交する向きに突き合わせてコーナー部とし、これらの型枠パネルの外面には、複数の縦バタ材および横バタ材を井桁状に配設することにより、コンクリート打設空間を形造る型枠を構築する際の前記コーナー部の角締めを行うための金具であって、この金具が、外面側に直交する向きに設けられた一対の連結杆取付部を有し、方形断面形状を有する隅付け縦バタ材の外側角部に当接させて用いるアングル状角締め金具と、一端部に横バタ材の軸方向に沿わせる連結杆を有すると共に、この連結杆の他端部にある金具本体部分にはクランプ金具取付孔を設けてなる連結金具と、この連結金具を横バタ材に取付けるためのクランプ金具とからなり、前記アングル状角締め金具と前記横バタ材に取付けたクランプ金具との間に、直交する2方向から前記連結金具を牽引状態下に連結して角締めするようにしたことを特徴とする型枠コーナー部の角締め装置を提供するに至った。
なお、前記アングル状角締め金具は、直交するそれぞれの辺の外面側に、連結杆を90°で交差させるように締結できる一対の連結杆挿通用通孔もしくは連結杆係止用欠き溝からなる連結杆取付部を設けてなるもの、また、前記クランプ金具は、横バタ材の背面に係止する背面爪部と、この背面爪部から突設した係止ロッドおよび正面爪部からなり、その係止ロッドは連結金具の金具本体部分に設けた取付孔に挿通させて、該背面爪部と協働下に横バタ材を挟持固定してなるものを用いることができる。
また、型枠パネルのそれぞれの端縁どうしを互いに直交する向きに突き合わせてコーナー部とし、それらの型枠パネルの外面には、複数の縦バタ材および横バタ材を井桁状に配設することにより、コンクリート打設空間を形造る型枠を構築する方法において、前記コーナー部の角締めを行うに当たり、それぞれの型枠パネル外角に沿わせて水平に配設した横バタ材を、前記コーナー部において90°の角度で互いに交差させて交差部を設けると共に、この交差部の外隅部に接するように方形断面形状を有する隅付け縦バタ材を立設し、前記隅付け縦バタ材に、直交するそれぞれの外面に連結杆取付部を設けてなるアングル状角締め金具を配設すると共に、このアングル状角締め金具の連結杆取付部には、一端を該連結杆取付部に締結し、他端を前記隅付け縦バタ材からは離間した位置にクランプ金具を用いて締結される連結金具に設けた連結杆挿通用通孔を通して締結し、該隅付け縦バタ材を90°で直交する型枠パネルの板面に平行な方向にそれぞれ牽引して角締めすることを特徴とする型枠コーナー部の角締め方法も提案する。
なお、前記アングル状角締め金具は、直交するそれぞれの辺の外面側に、連結杆を90°で交差させるように締結できる一連の連結杆挿通用通孔もしくは連結杆係止用欠き溝からなる連結杆取付部を設けてなり、隅付け縦バタ材に当接させて用いることを特徴とし、また、前記クランプ金具は、横バタ材の背面に係止する背面爪部と、この背面爪部から突設した係止ロッドおよび正面爪部からなり、その係止ロッドは連結金具の金具本体部分に設けた取付孔に挿通させて、該背面爪部と協働下に横バタ材を挟持固定してなるものを用いることができる。
本発明によれば、外隅部に配置される隅付け縦バタ材と型枠パネルを支える横バタ材との間に上記角締め金具を介在させてボルトとナットで締結するという簡単な作業だけで型枠コーナー部の開き止めが可能であり、高い直角精度を確保して角締めすることができ、しかも、解体、取付け作業の簡易迅速化、低コスト化が実現できる。
また、本発明によれば、施工状況、とくにコンクリート打設時の負荷状態においてもなお、コーナー部の直角精度の低下、角締め力の緩みがなく、信頼性の高い型枠コーナー部の角締め作業を行うことができる。
さらに、本発明によれば、横バタ材の位置(ピッチ間隔)を自由かつ容易に変更することができ、施工現場において、好適な横バタ間隔の設定ができ、作業の自由度が向上する。
本発明は、角締めに用いる、角パイプの如き角形断面形状の隅付け縦バタ材の外側角部に当接させて上下動可能に取り付けられるようにしたアングル状角締め金具と横バタ材との間で、それぞれ90°の角度で交差する方向から牽引力が生じるように連結することにより、型枠コーナー部の隅部の開き止めを実現して角締めすることを特徴としている。そのために、本発明では、一端を、アングル状角締め金具の連結杆取付部に締結し、他端を、連結金具の本体部分に設けた連結杆挿通用通孔を介して締結した連結杆を介して、前記アングル状角締め金具を隅付け縦バタ材と横バタ材に牽引状態にて固定することとし、このことによって、高い角締め効果と高い直角精度をも実現し、さらに、作業能率に優れると同時にコストの軽減を図ることのできる角締め技術を提案する。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図6、7は、本発明に従うアングル状角締め金具の具体的構成を示したものである。
図6は、アングル状角締め金具16の構造を示すものである。このアングル状角締め金具16は、断面「く字状」のアングル材(山形鋼)からなる角状本体16の2辺の外面16aに、ねじ付きの連結杆15aをナットを介して互いに直交する向きに締結できる連結杆取付部16b、16cを形成してなるものである。
前記連結杆取付部16b、16cは、前記連結杆15aを挿通させる連結杆挿通用通孔16b(図6(a))、もしくは前記連結杆15aを嵌め入れる連結杆係止用欠き溝16c(図6(b))のいずれの構造であってもよい。これらのロッド取付部16b、16cは、直角精度を出す点で同じ作用効果があるが、前者は角締めが強固で、後者は作業を能率的に行う上で有利である。
なお、アングル状角締め金具は、実際に使用するときには、ねじ止め等の特別な措置を施すことなく、前記隅付け縦バタ11材の外側角部に上下動可能に当接させ、縦バタ材と横バタ材との相互間に生じる緊締力により、隅付け縦バタ材11の直角コーナー部に係止される。そのため、このアングル状角締め金具の敷設位置は、横バタ材の設置間隔に応じて上下方向の任意の位置に選択的に取け付けることが可能である。
図7は、連結金具17およびクランプ金具17bの構造を示すものである。この連結金具は、一端部に横バタ材の軸方向に沿わせる連結杆15aを有する共に、この連結杆15aの他端部に横バタ材9の軸方向Pに沿って平行に設けられた連結杆挿通用通孔hを有する連結金具本体17a部分とからなる。
また、クランプ金具17bは、連結金具本体17aに保持され横バタ材9をその背面および正面から挟持する。クランプ金具17bは、連結金具本体17aに連係してねじ止めするために用いられる係止ロッド17cを有し、横バタ材9の背面に接触する背面爪部17bと、この背面爪部17bの係止ロッド17cにクランプ取付孔hを通して保持され該背面爪部17bと協働して横バタ材9を挟持する正面爪部17bからなるものである。
なお、背面爪部17bは、上下に配置した横バタ材9の隙間から挿入して配置する場合を想定して、その爪幅Wを正面爪部17bの爪幅W′より小さくする(W<W′)ことが好ましい(図7参照)。
次に、上記金具類を用いた型枠コーナー部の角締め方法について具体的に説明する。
図8は、本発明を実施するのに好適な大型の型枠パネルの組み立て構造を模式的に示したものである。この図8において、符号の7、7′は、内・外の型枠パネルである。例えば、これらの型枠パネル7、7′を図示したように組み付けて、立ち上がり壁を構築する際に、内・外の型枠パネル7、7′を所定の間隔で対面立設させると同時に、該型枠パネル7、7′のそれぞれの端縁部どうしを互いに突き合わせて隅部Cを形成することで、立ち上がり壁コーナー部を構築する。
図示の8、8′は、型枠パネル7、7′の外面にそれぞれ間隔をおいて配置される縦バタ材であり、9、9′は、縦バタ材8、8′と直交する向きに配置される横バタ材である。縦バタ材8、8′および横バタ材9、9′は、所要の間隔でもってそれぞれ互いに井桁状に連結固定されていて、型枠パネル7、7′を支持する。
なお、横バタ材8、8′については、上下方向の間隔をコンクリート打設後の荷重の大きさを考慮して下部ほど狭い間隔にすることが好ましい。
図示の10は、型枠パネル7、7′の端縁部どうしを90°の角度で突き合わせて形成した隅部Cに隣接する位置において、2方向からの横バタ材9、9′を90°の角度で交差させて該隅部Cと逆向きになるように形成された外隅部であり、11は、前記外隅部10に沿わせてそこに立設した四角パイプの如き角形断面形状の柱状隅付け縦バタ材である。16は、隅付け縦バタ材11の角部に上下方向の任意の位置に配設が可能な(横バタ材の上下方向のピッチ間隔に対応させるため)アングル状角締め金具であり、型枠パネル7、7′に沿い横バタ材9、9′に取付けられる連結金具との間の連結杆15aの一端をナット18を介して締結できるようにしてある。17は、横バタ材9、9′と前記アングル状角締め金具16との間を牽引状態の下に連結する連結金具であり、横バタ材9に取付けられてるクランプ金具17bの係止ロッド17cに固定される連結金具本体17aと連結杆15aとからなるものである。
上記の構造において型枠コーナー部の角締めを行うには、隅部Cをもつ型枠パネル7、7′の外面にまず、複数の縦バタ材8、8′、横バタ材9、9′を井桁状に連結固定することにより、型枠パネル1、2を支持し、外隅部10に90°の角度を維持したまま隅付け縦バタ材11を配置する。そして、横バタ材9、9′が交差する位置の前記隅付け縦バタ材11の上下方向の所要の位置に、複数個、任意の間隔でアングル状角締め金具16を、前記外隅部Cの外側角部に上下動可能に当接させるとともに、連結金具本体17aを、横バタ材9に取付けられているクランプ金具17bの係止ロッド17cに係止しナット18を締結し固定する。
隅付け縦バタ材11に当接された前記アングル状角締め金具16と連結金具17とは、一端を前記連結金具17にナット18にて締結し、他端をアングル状角締め金具16の連結杆取付部16b、16cにナット18にて締結した連結杆15aを介して、隅付け縦バタ材11と横バタ材9(係止固定の位置)との間に生じる緊締力により型枠コーナー部を強固に角締めする。角締めの際の直角精度は、前記ナット18の締め付け具合いによって調整する。
次に、本発明の角締め装置を構成する金具である連結金具17の設置方法について、図9を用いて具体的に説明する。
連結金具17を設置するには、まず、クランプ金具17bの背面爪部17bを図9に示すごとく横向きにして横バタ材9の相互間の隙間を通過させる。その後、該背面爪部17bが横バタ材9の背面で接触するように回転させて縦向きにし、次いで、該背面爪部17bの係止ロッド17cをクランプ取付孔h中を通して正面爪部17bを取付け保持したのち、該係止ロッド17cを連結金具本体17a部分に設けたクランプ取付孔hに通してナット18によってねじ止めする。このナット18のねじ止めに際しては、正面爪部17bについても背面爪部17bと同様に爪部が横バタ材9の正面で接触するように縦向きになるようにその姿勢を維持することが肝要であり、このねじ止めによってクランプ金具17bは連結金具本体17aとともに横バタ材9に強固に係止固定される。
なお、横バタ材9の敷設位置、すなわち横バタ材9どうしの間隔は、コンクリート打設時の負荷に合わせて任意に調節する。具体的には、型枠内へコンクリートを流し込むと、型枠パネルの上方に比べて下方の方が、流し込まれたコンクリートの自重による圧力のために高い負荷がかかるが、このとき、型枠パネルの下方に敷設する横バタ材9どうしの間隔を密にして、コンクリート打設時の負荷に伴う型枠パネルの変形を抑制する。
次に、連結杆15aの一端を連結金具本体17a部分の連結杆挿通用通孔hを通してねじ止めし、その他端については隅付け縦バタ材11に設置したアングル状角締め金具16の連結杆挿通用通孔16bに挿通して、または連結杆係止用欠き溝16cに嵌め入れて、その背面にてねじ止めする。
本発明に係る型枠コーナー部の角締め金の取付け手順については、最初に連結金具をクランプ金具17bを介して横バタ材9に取り付けてから、連結杆15aを隅付け縦バタ材11に設置したアングル状角締め金具16の連結杆取付部に通してその背面でねじ止めする場合について説明したが、最初に連結杆15aを隅付け縦バタ材11に設置したアングル状角締め金具16の連結杆取付部に通してその背面でねじ止めし、次いで連結金具17をクランプ金具17bを介して横バタ材9に係止固定するようにしてもよく、取り付け手順は逆でもよい。
本発明では、クランプ金具17bは2本で一組になる横バタ材9を一度に挟持するものとして例示したが、その爪部の形状は使用する横バタ材9の組み込み状況に応じて種々変更されるものであって、この点については限定されない。
本発明の活用例としては、コンクリート打設に伴う型枠パネルの変形防止に対して有効な簡易角締め(角決め)を実現する技術であり、コンクリート建築物における内外壁、バルコニー、ベランダ等の立ち上がり壁における、出隅部・入隅部からなるコーナー部を構築するのに利用できる。
従来の代表的な型枠コーナー部の角締め方法を説明するための斜視図である。 (a)(b)は従来技術の一例を部分的に示す正面図および平面図である。 従来技術に係る角締め方法の第一の例の全体を示す型枠コーナー部の斜視図である。 従来技術に係る角締め方法の第二の例の全体を示す型枠コーナー部の斜視図である。 従来技術に係る角締め方法の第三の例の全体を示す型枠コーナー部の斜視図である。 アングル状角締め金具を示す斜視図である。 連結金具を示す斜視図である。 本発明に係る角締め方法の全体を示す型枠コーナー部の斜視図である。 連結金具の取り付け要領の説明図である。
符号の説明
1 型枠パネル
1′ 型枠パネル
2 縦バタ材
2′ 棧木
3 横バタ材
4 コーナークランプ
5 コーナークランプ金具
6 コーナーロック金具
7 型枠パネル
7′ 型枠パネル
8 縦バタ材
8′ 縦バタ材
9 横バタ材
9′ 横バタ材
10 外隅部
11 隅付け縦バタ材
12 外付け縦バタ材
13 外付け縦バタ材
14 連結杆
15 角締め金具
15a 連結杆
16 アングル状角締め金具
16a アングル状角締め金具本体外面
16b 連結杆挿通用通孔
16c 連結杆係止用欠き溝
17 連結金具
17a 連結金具本体
17b クランプ金具
17b背面爪部
17b正面爪部
17c 係止ロッド
18 ナット
h 連結杆挿通用通孔
クランプ金具取付孔
クランプ金具取付孔

Claims (6)

  1. 型枠パネルのそれぞれの端縁どうしを互いに直交する向きに突き合わせてコーナー部とし、これらの型枠パネルの外面には、複数の縦バタ材および横バタ材を井桁状に配設することにより、コンクリート打設空間を形造る型枠を構築する際の前記コーナー部の角締めを行うための金具であって、この金具が、
    外面側に直交する向きに設けられた一対の連結杆取付部を有し、方形断面形状を有する隅付け縦バタ材の外側角部に当接させて用いるアングル状角締め金具と、
    一端部に横バタ材の軸方向に沿わせる連結杆を有すると共に、この連結杆の他端部にある金具本体部分にはクランプ金具取付孔を設けてなる連結金具と、
    この連結金具を横バタ材に取付けるためのクランプ金具とからなり、
    前記アングル状角締め金具と前記横バタ材に取付けたクランプ金具との間に、直交する2方向から前記連結金具を牽引状態下に連結して角締めするようにしたことを特徴とする型枠コーナー部の角締め装置。
  2. 前記アングル状角締め金具は、直交するそれぞれの辺の外面側に、連結杆を90°で交差させるように締結できる一対の連結杆挿通用通孔もしくは連結杆係止用欠き溝からなる連結杆取付部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の角締め装置。
  3. 前記クランプ金具は、横バタ材の背面に係止する背面爪部と、この背面爪部から突設した係止ロッドおよび正面爪部からなり、その係止ロッドは連結金具の金具本体部分に設けた取付孔に挿通させて、該背面爪部と協働下に横バタ材を挟持固定してなる請求項1または2に記載の角締め装置。
  4. 型枠パネルのそれぞれの端縁どうしを互いに直交する向きに突き合わせてコーナー部とし、それらの型枠パネルの外面には、複数の縦バタ材および横バタ材を井桁状に配設することにより、コンクリート打設空間を形造る型枠を構築する方法において、前記コーナー部の角締めを行うに当たり、
    それぞれの型枠パネル外角に沿わせて水平に配設した横バタ材を、前記コーナー部において90°の角度で互いに交差させて交差部を設けると共に、この交差部の外隅部に接するように方形断面形状を有する隅付け縦バタ材を立設し、
    前記隅付け縦バタ材に、直交するそれぞれの外面に連結杆取付部を設けてなるアングル状角締め金具を配設すると共に、このアングル状角締め金具の連結杆取付部には、一端を該連結杆取付部に締結し、他端を前記隅付け縦バタ材からは離間した位置にクランプ金具を用いて締結される連結金具に設けた連結杆挿通用通孔を通して締結し、該隅付け縦バタ材を90°で直交する型枠パネルの板面に平行な方向にそれぞれ牽引して角締めすることを特徴とする型枠コーナー部の角締め方法。
  5. 前記アングル状角締め金具は、直交するそれぞれの辺の外面側に、連結杆を90°で交差させるように締結できる一連の連結杆挿通用通孔もしくは連結杆係止用欠き溝からなる連結杆取付部を設けてなり、隅付け縦バタ材に当接させて用いることを特徴とする請求項4に記載の角締め方法。
  6. 前記クランプ金具は、横バタ材の背面に係止する背面爪部と、この背面爪部から突設した係止ロッドおよび正面爪部からなり、その係止ロッドは連結金具の金具本体部分に設けた取付孔に挿通させて、該背面爪部と協働下に横バタ材を挟持固定してなる請求項4または5に記載の角締め方法。
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