JP4031120B2 - オブジェクト強調表示方法及びその装置並びに記憶媒体 - Google Patents

オブジェクト強調表示方法及びその装置並びに記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4031120B2
JP4031120B2 JP25687798A JP25687798A JP4031120B2 JP 4031120 B2 JP4031120 B2 JP 4031120B2 JP 25687798 A JP25687798 A JP 25687798A JP 25687798 A JP25687798 A JP 25687798A JP 4031120 B2 JP4031120 B2 JP 4031120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pointer
display
input
display screen
issued
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25687798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000089881A (ja
Inventor
育也 小田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP25687798A priority Critical patent/JP4031120B2/ja
Publication of JP2000089881A publication Critical patent/JP2000089881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4031120B2 publication Critical patent/JP4031120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピユータシステム等において、例えば複数のオブジェクトが表示装置の表示画面に表示されている状態において、マウス等の入力装置における入力指示操作に応動してポインタで表示されている任意のオブジェクトを指示するオブジェクト表示方法に係わり、特に、表示されているオブジェクトを強調表示するオブジェクト強調表示方法、オブジェクト強調表示装置、及びプログラムを記憶した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図13に示すような、マウスやペン等のポインティングデバイス1等の入力装置によって表示画面2上のオブジェクト3を指示してコマンドを実行するコンピユータ4のユーザインタフェースにおいては、表示画面2上にユーザが実行するコマンドと関連付けられた複数のオブジェクト3の他に、ポインティングデバイス制御により表示されるポインタ5が表示される。
【0003】
このコンピユータ4のユーザインタフェースにおいて、ユーザが、所望のコマンドを実行する場合、まずポインティングデバイス1を操作し、表示画面2上のポインタ5の位置を認識し、所望のコマンドと関連付けられたオブジェクト3上にポインタ5を移動させた状態で、ポインティングデバイス1に実装されている各ボタン6a、6bのうちコマンド実行に割当てられたボタン6aを押下げることによって、コマンドを実行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示す従来のポインティングデバイス1に対応したコンピユータ4のユーザインタフェースにおいては、表示画面2上に表示されているポインタ5自体に動き(アクション)がない。したがって、ユーザがポインタ5の位置を認識するためには、表示画面2上に静止しているポインタ5を目で探したり、ユーザ自身がポインティングデバイス1をランダムに操作して表示されているポインタ5に動き(アクション)を与えることにより、ポインタ5の位置を認識しなければならない。
【0005】
そのため、ユーザがコマンドを実行しようと考えてから表示画面2上のポインタ5の位置を認識するまでに時間差(タイムラグ)が発生し、円滑にコマンド入力操作を行うことができないという問題があった。
【0006】
例えば、図14に示すように、マウス又はペン等のポインティングデバイス1等の入力装置によってスクリーン7上のオブジェクト3を指示してプレゼンテーションを実施するようなユーザインタフェースを有し、ポインティングデバイス1のポインタ5をオブジェクト3に対する指示手段として用いるようなプレゼンテーション支援装置8の場合を考える。
【0007】
この場合、プレゼンテーションの内容をスクリーン7上に表示し、プレゼンテーション実施者がスクリーン7上に表示されたあるオブジェクト3をポインタ5で指示して、ポインティングデバイス1の操作を止め、口頭によりオブジェクト3に関する説明を行うことがある。
【0008】
しかしながら、このようなプレゼンテーション支援装置8においては、スクリーン7上に表示されているポインタ5自体に動作(アクション)がないため、プレゼンテーション聴講者9はプレゼンテーション内容を表示したスクリーン7から一旦視線をそらしてしまうと、再びスクリーン7に視線を戻した時に、ポインタ5の位置及び説明しているオブジェクト3の位置を見失うという問題があった。この傾向は、プレゼンテーション内容が複雑で、スクリーン7に表示されているオブジェクト3の数が多いほど顕著に現れる。
【0009】
また、マイクロソフト社製「Power Point」などオブジェクト3に動作(アクション)を与えることが可能なプレゼンテーション支援装置が製品化されている。しかし、このプレゼンテーション支援装置においては、プレゼンテーション実施者が、ポインティングデバイス1などに実装されているボタンを操作しなければ、オブジェクト3に動作(アクション)を与えることができなかった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザ又はプレゼンテーション実施者が、表示画面上のあるオブジェクトを指示し、ポインティングデバイスを操作しない状態で一定時間が経過した後、表示画面上のオブジェクト及びポインタの表示形態を変更するとことにより、ユーザ及びプレゼンテーション聴講者が、表示画面から視線をそらした後、もしくは中断した作業及び聴講を再開する場合も、比較的円滑にコマンド実行操作及び途中からのプレゼンテーション聴講を行えるオブジェクト強調表示方法、オブジェクト強調表示装置及びプログラムを記憶した記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のオブジェクト強調表示方法は、一つ又は複数のオブジェクトが表示画面に表示されている状態において、入力指示操作に応動して表示画面上における表示位置が任意に移動可能なポインタで任意のオブジェクトを指示するオブジェクト表示方法に適用される。
【0012】
そして、上記課題を解消するために、本発明のオブジェクト強調 表示方法においては、ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、前記ポインタがオブジェクトを対象として規定時間以上入力イベントが検出されないとき、ポインタで指示されているオブジェクトの表示形態を強調表示形態に変更するようにしている。
【0013】
このように構成されたオブジェクト強調表示方法においては、ユーザ又はプレゼンテーション実施者が、規定時間以上表示画面上のポインタを移動させなかった場合は、現在ポインタが指示しているオブジェクトの表示形態が強調表示形態に変化するので、ユーザ又はプレゼンテーション実施者及びプレゼンテーション聴取者は、たとえ表示画面から目をそらせたとしても、表示画面上におけるポインタが指示しているオブジェクトを即座に把握できる。
【0014】
また、別の発明のおいては、ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、ポインタがオブジェクトを対象として規定時間以上入力イベントが検出されないとき、ポインタで指示されているオブジェクトと前記ポインタで指示されているオブジェクトに関係する他のオブジェクトとの表示形態を強調表示形態に変更するようにしている。
【0015】
このように構成されたオブジェクト強調表示方法においては、ポインタで指示されているオブジェクトに関係する他のオブジェクトの表示形態が強調表示形態に変更されるので、聴講者は、オブジェクト相互間における業務の流れや、オブジェクト間の関係等を一瞥して把握できる。
【0016】
さらに、別の発明においては、ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、ポインタがオブジェクトを対象として規定時間以上入力イベントが検出されないとき、ポインタの表示形態を強調表示形態に変更するようにしている。
【0017】
さらに、別の発明においては、ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとポインタが規定時間以上入力イベントが検出されないとき、ポインタの表示形態を強調表示形態に変更するようにしている。
【0018】
このように構成されたオブジェクト強調表示方法においては、ユーザ又はプレゼンテーション実施者が、規定時間以上表示画面上のポインタを移動させなかった場合は、指示対象のオブジェクトではなくて、指示するポインタ自体の表示形態が強調表示形態に変化する。よって、上述した各発明とほぼ同様の効果を発揮することが可能である。
【0019】
また、別の発明においては、ポインタが規定時間以上入力イベントが検出されない後に、ポインタが移動開始したとき、強調表示形態を解除するようにしている。
【0020】
このように構成されたオブジェクト強調表示方法においては、ユーザ又はプレゼンテーション実施者が、再度マウス等を用いて、表示画面上のポインタを移動させると、オブジェクト又はポインタの表示状態が元の表示状態に戻る。
【0021】
また、強調表示形態は、点滅表示形態、拡大表示形態及び強調色表示形態のうちの少なくとも一つの表示形態を採用するのが望ましい。
【0022】
また、本発明のオブジェクト強調表示装置は、複数のオブジェクトが表示装置の表示画面に表示されている状態において、入力装置で順次実行される指示操作に応動して表示画面上に表示されている各オブジェクトをポインタで順次指示していくオブジェクト表示装置に適用される。
【0023】
そして、上記課題を解消するために、本発明のオブジェクト強調 表示装置においては、前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとポインタが現在時点で指示しているオブジェクトを特定するオブジェクト特定手段と、入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、この経過時間計時手段で計時されている経過時間が予め定められた規定時間に達すると、オブジェクト特定手段で特定されたオブジェクトの表示形態を強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備えている。
【0024】
このように構成されたオブジェクト強調表示装置においては、上述した発明と同様に、ユーザ又はプレゼンテーション実施者が、規定時間以上表示画面上のポインタを移動させなかった場合は、現在においてポインタが指示しているオブジェクトの表示形態が強調表示形態に変化するので、ユーザ又はプレゼンテーション実施者及びプレゼンテーション聴取者は、たとえ表示画面から目をそれせたとしても、表示画面上におけるポインタが指示しているオブジェクトを即座に把握できる。
【0025】
また、別の発明においては、各オブジェクト毎に、表示画面上における強調表示形態の種別を記憶するオブジェクト属性テーブルと、前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとポインタが現在時点で指示しているオブジェクトを特定するオブジェクト特定手段と、入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、この経過時間計時手段で計時されている経過時間が予め定められた規定時間に達すると、オブジェクト特定手段で特定されたオブジェクトの表示形態をオブジェクト属性テーブルに記憶された該当オブジェクトに対応する種別の強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備えている。
【0026】
このように構成されたオブジェクト強調表示装置においては、オブジェクト属性テーブル内に、各オブジェクト毎に表示画面上における強調表示形態の種別が記憶されている。したがって、規定時間以上ポインタが移動しなくて、オブジェクトが強調表示される段階で、各オブジェクトに対応した種別で強調表示される。
【0027】
また、別の発明においては、各オブジェクト毎に、画面上における強調表示形態の種別及び規定時間を記憶するオブジェクト属性テーブルと、前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとポインタが現在時点で指示しているオブジェクトを特定するオブジェクト特定手段と、入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、この経過時間計時手段で計時されている経過時間がオブジェクト属性テーブルに記憶されたオブジェクト特定手段で特定されたオブジェクトに対応する規定時間に達すると、該当オブジェクトの表示形態をオブジェクト属性テーブルに記憶された該当オブジェクトに対応する種別の強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備えている。
【0028】
このように構成されたオブジェクト強調表示装置においては、オブジェクト属性テーブル内に、オブジェクト毎に、強調表示形態の種別及び規定時間がが記憶されている。したがって、上述した発明の作用効果の他に、ポインタが停止してから、各オブジェクトの表示形態が強調表示形態に移行するまでの規定時間が各オブジェクト毎に異なる。
【0029】
さらに、別の発明においては、前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、経過時間計時手段で計時されている経過時間が予め定められた規定時間に達すると、ポインタの表示形態を強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備えている。
【0030】
このように構成されたオブジェクト強調表示装置においては、表示画面に表示されているポインタが規定時間以上停止していた場合は、ポインタ自体が強調表示される。
【0031】
さらに、別の発明においては、上述した各発明のオブジェクト強調表示装置における入力装置は音声認識部を有し、指示操作は、音声認識部に対する音声入力操作である。
【0032】
このように構成されたオブジェクト強調表示装置においては、ユーザ又はプレゼンテーション実施者は例えばマウス操作の代りに、音声でポインタの移動指示を与えることが可能である。
【0033】
さらに、別の発明においては、上述した各発明のオブジェクト強調表示装置に対して、経過時間計時手段が規定時間に達したのちに再度入力装置で実行された指示操作に応動して、強調表示形態を解除する強調表示形態解除手段を備えている。
【0034】
このように構成されたオブジェクト強調表示装置においては、ユーザ又はプレゼンテーション実施者が、再度マウス等を用いて、表示画面上のポインタを移動させると、オブジェクト又はポインタの表示状態が元の表示状態に戻る。
【0035】
さらに別の発明においては、上述した各発明のオブジェクト強調 表示装置において、複数のオブジェクトが表示装置の表示画面に表示されている状態において、入力装置で順次実行される指示操作に応動して前記表示画面上に表示されている各オブジェクトをポインタで順次指示していくオブジェクト表示装置であって、前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると前記入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、この経過時間計時手段で計時されている経過時間が予め定められた規定時間に達すると、前記ポインタの表示形態を強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備え、表示画面に表示される複数のオブジェクトは、各オブジェクト相互間で階級構造を有し、強調表示形態をある階級のオブジェクトに設定した場合、該当階級の下位の階級のオブジェクトに強調表示形態を自動継承する強調表示形態継承手段と、強調表示形態がある階級のオブジェクトに設定されていた場合、該当階級から生成したインスタンスにおいて、このインスタンスの強調表示形態を該当階級の強調表示形態で初期化する強調表示状態初期化手段とを有するようにしている。
【0036】
さらに別の発明は、少なくとも一つのオブジェクトが表示画面に表示されている状態において、入力指示操作に応動して表示画面上における表示位置が任意に移動可能なポインタで任意のオブジェクトを指示するプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0037】
そして、上記課題を解消するために、この記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータに対して、ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、ポインタがオブジェクトを指示した状態で規定時間以上表示画面上で停止したとき、ポインタで指示されているオブジェクトの表示形態を強調表示形態に変更させるようにしている。
【0038】
また、別の発明におけるプログラムは、コンピュータに対して、ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、
ポインタがオブジェクトを指示した状態で規定時間以上表示画面上で停止したとき、ポインタで指示されているオブジェクトに関係する他のオブジェクトの表示形態を強調表示形態に変更させるようにしている。
【0039】
さらに、別の発明におけるプログラムは、コンピユータに対して、ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、
ポインタがオブジェクトを対象として規定時間以上入力イベントが検出されないとき、ポインタの表示形態を強調表示形態に変更させるようにしている。
【0040】
さらに、別の発明におけるプログラムは、コンピユータに対して、ポインタが規定時間以上入力イベントが検出されなかった後に、ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、
強調表示形態を解除させるようにしている。
【0041】
このような各機能を有するプログラムを記憶する各記憶媒体をオブジェクト強調表示装置に組込むことによって、上述した各発明と同様の作用効果を奏することが可能である。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
【0043】
(第1実施形態)
図2は、本発明のオブジェクト強調表示方法が採用されたオブジェクト強調表示装置が組込まれたプレゼンテーション支援装置のハード的構成図である。
【0044】
このプレゼンテーション支援装置は、例えばパーソナルコンピュータで構成されている。そして、このプレゼンテーション支援装置においては、システムバス11に対して、各種演算処理を行うCPU12と、キーボード、ポインティングデバイス、及びマイクロフォン等の入力部13と、ディスプレイ、スピーカー等の出力部14と、主記憶としてのROM15及びRAM16と、外部記憶装置としてのハードディスク装置17、フロッピーディスク装置18、及び光ディスク装置19が接続されている。
【0045】
なお、第1実施形態のプレゼンテーション支援装置を実現するためのコンピュータシステムは、他のコンピュータシステムのハードウェア構成を包含し、図2に概略的に示す上記コンピュータシステムのハードウェア構成に限定されるものではないことは容易に理解できる。
【0046】
ここで、ハードディスク装置17、フロッピーディスク装置18、及び光ディスク装置19の何れかの記憶媒体上に、プレゼンテーション支援機能を実現させるためのプログラムが格納される。
【0047】
図3は、第1実施形態のプレゼンテーション支援装置における出力部14に組込まれた表示装置における表示画面40の表示内容を示す図である。この状態においては、矩形状の3個のオブジェクト41と、これらの3個のオブジェクト41相互を接続する線状の3本のオブジェクト42と、1個のポインタ43が表示されている。
【0048】
図1は、第1実施形態のプレゼンテーション支援装置が有する各機能をソフト的に示すブロック図である。
【0049】
このプレゼンテーション支援装置は、大きく分けて、プレゼンテーション作成部20、プレゼンテーション入力部21、プレゼンテーション制御部22、プレゼンテーション出力部23、オブジェクト属性テーブル24及びオブジェクトアクションテーブル25とで構成されている。
【0050】
なお、これらの各部は、前述した図2に示すハードディスク装置17、フロッピーディスク装置18、及び光ディスク装置19の何れかの記憶媒体にプログラムモジュールとして記憶されている。さらに、オブジェクト属性テーブル24及びオブジェクトアクションテーブル25は、RAM16等の主記憶部内に形成されている。
【0051】
プレゼンテーション作成部20内には、作成者の作成操作に基づいて各オブジェクト41,42に対する強調表示等の属性をオブジェクト属性テーブル24に書込むオブジェクト属性入力部26と、作成者の作成操作に基づいて強調表示の具体的内容を示すオブジェクトアクションをオブジェクトアクションテーブル25に書込むオブジェクトアクション入力部27とが組込まれている。
【0052】
プレゼンテーション入力部21内には、ユーザやプレゼンテーション実施者がマウス等を操作して入力した入力イベントを検出する入力イベント取得部28、及びポインタ43が指示する各オブジェクト41,42を特定(検出)するポインタ位置オブジェクト検出部29が組込まれている。
【0053】
プレゼンテーション制御部22内には、入力イベント取得部28で一つの入力イベント取得から、次の入力イベント取得までの経過時間を計時するアクション遅延時間カウント部30、実際に各オブジェクト41,42及びポインタ43に対して、強調表示を実行するオブジェクトアクション実行部31、及びオブジェクト属性退避領域32が組込まれている。
【0054】
さらに、プレゼンテーション出力部22内には、オブジェクト属性テーブル24に記憶されているオブジェクト41,42,ポインタ43の属性の更新を検出する属性更新検出部33、及び表示画面40上に各オブジェクト41,42,及びポインタ43を表示出力する出力制御部34が組込まれている。
【0055】
次に、各部における詳細動作を説明する。
【0056】
(1) オブジェクト属性入力部
オブジェクト属性入力部26は、プレゼンテーション作成者に、オブジェクト属性テーブル24に記憶されているページオブジェクト情報及びオブジェクト属性の設定・修正などの編集機能やそのためのユーザインタフェースを提供する。
【0057】
オブジェクト属性テーブル24内には、図4に示すように、ページオブジェクト情報をプレゼンテーションの各ページ毎に記憶している。ページオブジェクト情報は、プレゼンテーションの1ページに配置された、全てのオブジェクト41,42の位置、大きさ、色などの属性を記憶している。図3に示すプレゼンテーションの表示画面40を例として、オブジェクト属性テーブルの記憶内容を説明する。
【0058】
まず、図3に示すプレゼンテーションの表示画面40について説明する。この表示画面40には、オブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトC、オブジェクトD、オブジェクトE、オブジェクトFの6つのオブジェクト41,42が表示され、プレゼンテーション実施時にマウス等のポインティングデバイス制御によって表示されるポインタ43も表示される。
【0059】
図3に示すような各オブジェクト41,42の配置は、プレゼンテーション作成者がプレゼンテーション実施前に作成する。各オブジェクト41,42には、プレゼンテーション作成時に本発明のオブジェクト強調表示装置に係る振舞いを設定することが可能であり、設定したオブジェクト41、42の振舞いはプレゼンテーション実施時に、プレゼンテーションの表示画面40に強調表示として反映される。
【0060】
より具体的に説明すると、図3のプレゼンテーションの表示画面40では、表示される各オブジェクト41,42が、それぞれ次のように振舞うように作成されている。
【0061】
オブジェクトAは、該当オブジェクト41上にポインタ43がある状態(ポインタ43で指示されている状態)で、プレゼンテーション実施者によるポインティングデバイスの操作が無いまま、2秒が経過した場合に、フィルカラーを点滅させる。すなわち、プレゼンテーション聴講者に対してオブジェクトAの位置を強調するように振舞う。
【0062】
オブジェクトBは、該当オブジェクト41上にポインタ43がある状態(ポインタ43で指示されている状態)で、プレゼンテーション実施者によるポインティングデバイスの操作が無いまま1秒が経過した場合に、ポインタ43の形状を変化させる。すなわち、プレゼンテーション聴講者に対してオブジェクトB上のポインタ43の位置を強調するように振舞う。
【0063】
オブジェクトCは、該当オブジェクト41上にポインタ43がある状態で、プレゼンテーション実施者によるポインティングデバイスの操作が無いまま1秒が経過した場合に、該当ポインタ43の形状を変化させ、さらにその1秒後にオブジェクトFの色を変化させ、さらにオブジェクトAの色を点滅させる。すなわち、プレゼンテーション聴講者に対してオブジェクトC上のポインタ43の位置を強調し、オブジェクトCとオブジェクトAが通信を行っているイメージを強調するように振舞う。
【0064】
これらの各オブジェクト41、42の振舞いは、プレゼンテーション実施者がポインティングデバイスを再度操作して、ポインタ43を移動させることにより、強調表示等の振舞いを起こす直前の状態に遅延無く復元される。なお、線状のオブジェクトD、オブジェクトE及びオブジェクトFについては、特に強調表示形態としてのオブジェクトアクションは設定していないものとする。
【0065】
次に、以上で説明したような振舞いが定義された図3のプレゼンテーションの表示画面40における各オブジェクト41,42におけるオブジェクト属性テーブル24の記憶内容について説明する。
【0066】
図3において、オブジェクトA、オブジェクトB及びオブジェクトCは内部に文字列を表示可能な四角形を表す矩形状のオブジェクト41であり、オブジェクトD、オブジェクトE及びオブジェクトFは線分を表す線状のオブジェクト42である。
【0067】
図4に示すオブジェクト属性テーブル24における各ページのページオブジェクト情報は、周囲の余白の幅やページ番号などのページのレイアウトに関する基本的な情報であるページ情報と、そのページに配置された全てのオブジェクトのオブジェクト属性を記憶している。
【0068】
各オブジェクト属性は、例えば、図5(a)、(b)に示すような形式で記憶されている。図5(a)は矩形状のオブジェクト41のオブジェクト属性の記憶形式の一部を示したものである。図4におけるオブジェクトA、オブジェクトB、及びオブジェクトCのオブジェクト属性がこの記憶形式に相当する。また、図5(b)は線状のオブジェクト42のオブジェクト属性の記憶形式の一部を示したものである。図4においては、オブジェクトD、オブジェクトE、オブジェクトFがこの形式に相当する。
【0069】
図5(a)(b)に示す各オブジェクト属性は、オブジェクトの配置位置、大きさ、前景色、境界色などの通常の属性の他に、規定時間としてのオブジェクトアクション遅延時間を表すDelay Timeと、強調表示形態としてのオブジェクトアクションの種類を表すObject Action の2つの属性を含んでいる。
【0070】
図5(a)の矩形状のオブジェクト41の属性において、X及びYは矩形状のオブジェクト41のページ内での左上の座標を2次元座標で表した属性であり、Width 及びHeightは矩形状のオブジェクト41の幅と高さを表す属性、Textは矩形状のオブジェクト41の内部に表示する文字列を表す属性、Text Colorは文字列の色を表す属性、Fill Colorは矩形状のオブジェクト41の内部の色を表す属性、Boarder Color は矩形状のオブジェクト41の周囲の色を表す属性、Delay Timeはオブジェクトアクション(強調表示状態)の遅延時間(規定時間)を表す属性、Object Action は遅延時間経過後のオブジェクトの振舞いであるオブジェクトアクションの種類を表す属性である。
【0071】
また、図5(b)の線状のブジェクト42の属性において、X0及びY0は線状のオブジェクト42の始点の座標を表す属性、X1とY1はオブジェクト42の終点の座標を表す属性、Color はオブジェクト42の色を表す属性である。線状のブジェクト42の属性におけるDelay Time及びObject Action は、前述した矩形状のオブジェクト41のものと同様なものである。
【0072】
なお、図5(a)(b)に示した矩形状のオブジェクト41及び線状のオブジェクト42の2つのオブジェクト41,42のオブジェクト属性は、本実施例の説明に不要な部分を削除し簡略化してある。
【0073】
図6は、図3におけるプレゼンテーションの表示画面40上の各オブジェクト41,42のオブジェクト属性の内容を示したものである。なお、図6で挙げたオブジェクト属性は、以降の説明で用いるもの以外は削除し簡略化した。
【0074】
図示するように、オブジェクトA、オブジェクトB及びオブジェクトCについては、色(Fill Color)がBlue(青色)であり、オブジェクトFの色(Line Color)は、White (白色)である。さらに、オブジェクトA、オブジェクトB及びオブジェクトCについては、オブジェクトアクションが設定されており、オブジェクトアクション遅延時間(Delay Time)は、何れも2秒(2000m秒)である。
【0075】
オブジェクトアクション(強調表示形態)の内容については、後で詳しく説明するが、ここでは意味だけを簡単に説明する。
【0076】
オブジェクトAのオブジェクトアクションは、該当オブジェクトの色(Fill Color)を、設定値であるBlue(青色)とRed (赤色)で、時間間隔200m秒で点滅させることを表すことを示す。
【0077】
オブジェクトBのオブジェクトアクションは、ポインタ43の形状を、例えば既定値を通常の大きさ(Normal Pointer)とすると、Normal Pointerと大きいポインタ(Big Pointer )で、時間間隔200m秒で継続的に入れ換えることを表す。
【0078】
なお、オブジェクトCのオブジェクトアクションについては後述する。
【0079】
このように、図3のプレゼンテーションの表示画面40上のオブジェクト41,42の振舞いは、これらのオブジェクトアクション(強調表示形態)を実装することにより実現される。
【0080】
オブジェクト属性入力部26のユーザインタフェースは、以上で説明したオブジェクト属性テーブルに記憶されているページオブジェクト情報、及びそれに含まれるオブジェクト属性の設定・修正などの編集機能を実装している。
【0081】
(2) オブジェクトアクション入力部
オブジェクトアクション入力部27は、プレゼンテーション作成者に、オブジェクトアクションテーブル25に記憶されているオブジェクトアクション(強調表示形態)の作成・追加・修正・削除などの編集機能やそのためのユーザインタフェースを提供する。
【0082】
オブジェクトアクションテーブル25内には、図5(a)(b)のオブジェクト属性におけるObject Action に指定するオブジェクト41,42の振舞い(アクション動作)が定義されている。、
オブジェクトアクションテーブル25内には、図7に示すように、プレゼンテーション支援装置で利用する全てのオブジェクトアクション(強調表示形態)が定義されている。そして、各オブジェクトアクションは、オブジェクトアクションID、引数、対象オブジェクト、アクション内容、の4つの項目で定義されている。
【0083】
オブジェクトアクションIDは、オブジェクトアクションを識別するための識別子であり、文字列や数値など、他の表現手段を用いて表現することも可能である。引数の個数は、オブジェクトアクションに渡す引数の個数である。対象オブジェクトは、当該オブジェクトアクションを指定可能なオブジェクトの識別子であり、対象オブジェクトに指定したオブジェクト以外のオブジェクトへの指定はできないように構成されている。アクション内容は、オブジェクトアクションの具体的な振舞いを定義する。
【0084】
アクション内容の定義には、図8に示すようなあらかじめ用意されているコマンドを1つ以上組み合わせて表記し、連続して動作する2つ以上のコマンドを定義する場合、例えば“&”などの決められた区切り文字を用いて表記する。
【0085】
オブジェクトアクションは、1つ以上のコマンドからなるコマンド列を[ ]で囲んで定義する。このとき、同時に動作する2つ以上のコマンド列は[ ]で囲んだコマンド列を、例えば“*”など区切り文字を用いて表記する。また、オブジェクトアクションに渡される引数を参照するためには、#1(第1引数),#2(第2引数),…といった表記を用る。
【0086】
さらに、コマンドが他のオブジェクトのオブジェクト属性を引数とするような場合、例えばオブジェクトAのオブジェクトアクションにオブジェクトBの色を変更するように定義するためには、オブジェクトCの識別子をObjectCとすると、オブジェクトCのFill Color属性を表す属性は、例えば「ObjectA.Fill Color」のような形式で指定できる。つまり、図8のコマンドを用いて、「set Attr(ObjectC.Fill Color,Red)」のように表記する。
【0087】
なお、オブジェクトの識別子は、1つのプレゼンテーションの表示画面40内に表示されている各オブジェクト41,42に固有な識別子であり、文字列の他に、数値などによって表現される。また、図8において、Delay Time属性の引数である時間の単位は、例えば秒などの他の単位を用いるように構成することができる。
【0088】
図7に示すオブジェクトアクションテーブル25におけオブジェクトアクション[1]の例では、図3におけるオブジェクトA及びオブジェクトBに係るオブジェクトアクションBlink を定義した例である。この例では、オブジェクトアクションBlink は、3つの引数を持ち、四角形オブジェクト及びラインオブジェクトに対して指定可能であり、アクション内容は、図8のコマンドの定義から、第1引数(#1)で示されるオブジェクト属性に、第2引数(#2)で示される属性値を設定し、第3引数(#3)で示される時間だけ経過した後、#1で示されるオブジェクト属性を属性値変更前の値に復元し、再び#3で示される時間だけ経過した後、4つ前のコマンド、すなわち先頭のコマンドから繰り返すという振舞いが定義されている。図11の定義は、あるオブジェクトの属性を利用して、例えば色や形状を一定時間毎に交換する、すなわち点滅させるという表示効果を定義するものである。
【0089】
図7のオブジェクトアクションテーブル25で定義したオブジェクトアクションBlink を、図5(a)(b)のObject Action 属性に指定する場合には、例えば「Blink (Fill Color,Red,200)」のように表記し、引数を指定する。
【0090】
また、図7に示すオブジェクトアクションテーブル25におけオブジェクトアクション[2]の例では、図3におけるオブジェクトCに係るオブジェクトアクションAct For ObjCを定義している。この例では、オブジェクトアクションAct For ObjCは、引数を持たず、矩形状のオブジェクト41に対してのみ指定可能であり、アクション内容は、図8に示した上記のオブジェクトアクションBlink を用いて定義されており、ポインタ43の形状を200m秒ごとに変化させながら、1秒後にオブジェクトFの色を黄色に変化させ、オブジェクトAの色を赤色に点滅させる。
【0091】
すなわち、オブジェクトアクション[2]を指定すると、一定時間後にオブジェクトC上のポインタ43の形状を連続的に変化させ、さらに、1秒後にオブジェクトAを点滅させることにより、オブジェクトCがオブジェクトAと通信しているイメージを強調するような表示効果を表す。オブジェクトアクション[2]で定義したオブジェクトアクションAct For ObjCを例えば図5(a)(b)のObject Action 属性に指定する場合には、例えば「Act For Obj() 」のように表記する。
【0092】
オブジェクトアクション入力部27のユーザインタフェースは、以上説明したオブジェクトアクションテーブル25に記憶されているオブジェクトアクションの作成・追加・修正・削除などの編集機能を実装している。
【0093】
以上説明したように、プレゼンテーション作成部20は、通常のプレゼンテーション作成手段におけるオブジェクト属性に加えて、アクション遅延時間とオブジェクトアクションと2つのオブジェクト属性に関する入力手段を提供するように構成されている。
【0094】
次にプレゼンテーション作成者が、プレゼンテーション作成部20によって作成したプレゼンテーションを、プレゼンテーション実施者が実施する際における入力処理について説明する。
【0095】
(3) 入力イベント検出部
プレゼンテーション入力部21の入力イベント検出部28は、プレゼンテーション実施者が、ポインティングデバイスなどの入力デバイスを操作した時に、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)に関連した入出力デバイスを制御するGUIマネージャー、またはGUIマネージャーの機能を含むオペレーティング・システム(OS)から発行される入力イベントを常に監視するように構成されており、入力イベントを検出すると、ポインタ位置オブジェクト検出部29、及びプレゼンテーション制御部22に対して、入力イベントを検出したことを通知する入力イベント検出通知を発行する。
【0096】
(4) ポインタ位置オブジェクト検出部
プレゼンテーション入力部21のポインタ位置オブジェクト検出部29は、入力イベント検出部28からの入力イベント検出通知を受けると、図3に示すプレゼンテーションの表示画面40上のポインティングデバイスのポインタ43の指す座標と、プレゼンテーションの表示画面40のオブジェクト42,43の位置及び大きさを照合することにより、ポインタ43の位置にあるオブジェクト42,43を検出し、プレゼンテーション制御部22に対して、検出したオブジェクトの識別子を通知する。
【0097】
なお、本実施例では触れないが、以上説明したプレゼンテーション入力部21の構成は、前述したGUIマネージャー、及びその機能を含むOSの機能として、実装されていてもよい。すなわち、GUIマネージャーからの入力イベントとして、ポインタ位置のオブジェクトを通知する機能が実装されている場合には、プレゼンテーション支援装置は図1の構成において、プレゼンテーション入力部21以外の部分により構成することも可能である。
【0098】
次に、プレゼンテーション制御部22の処理について説明する。
【0099】
(5) プレゼンテーション制御部
図1を用いて説明したように、プレゼンテーション制御部22の動作に係る主な構成部は、アクション遅延時間カウント部30、及びオブジェクトアクション実行部31の2つの処理部と、オブジェクトアクション実行部31がオブジェクト属性を一時的に退避するための内部記憶であるオブジェクト属性退避領域32とから構成されている。
【0100】
そして、このプレゼンテーション制御部22は、図9の流れ図に示すように、プレゼンテーション実施者が、プレゼンテーションの表示画面40上の任意のオブジェクト41,42の上にポインティングデバイスのポインタ43を移動させた時に処理が開始され、アクション遅延時間カウント部(ステップS1)30、オブジェクトアクション実行部(ステップS2)31の順に制御し、プレゼンテーション実施者がポインタ34を移動させるなどによりプレゼンテーション制御部が、再び入力イベントを検出すると処理を中止する。
【0101】
(6) アクション遅延時間カウント部
プレゼンテーション制御部22内のアクション遅延時間カウント部30は、図10の流れ図に示すように、プレゼンテーション入力部21のポインタ位置オブジェクト検出部29からポインタ位置にあるオブジェクト41,42の識別子を受け取ると、受け取ったオブジェクト識別子によって特定されるオブジェクト41,42を制御対象とし、カウンタ変数の初期化を行い、続いてカウンタ変数の減算を開始する。すなわち、経過期間の計時を開始する。
【0102】
なお、カウンタ変数(経過時間)の初期化では、オブジェクト属性テーブル24を参照し、このアクション遅延時間カウント部30の内部記憶に実装されているカウンタ変数に、前述のオブジェクト識別子で特定されるオブジェクトのオブジェクト属性Delay Time値を設定する(ステップS11)。
【0103】
次に、プレゼンテーション入力部21の入力イベント検出部28からの入力イベント検出通知が発行されたかどうかを判定し(ステップS12)、発行されていなければカウンタ変数を例えば−1減算する(ステップS13)。ステップS12において、入力イベント検出通知が発行されていれば、プレゼンテーション制御部22の処理を終了する。
【0104】
次にカウンタ変数のカウントが終了したか(例えばカウンタ変数の値が「0」になったか)どうかを判定し(ステップS14)、カウントが終了していない場合はステップS12からの処理を繰り返す。ステップS14において、カウントが終了した場合は、次のオブジェクトアクション実行部(ステップS2)に処理を移す。
【0105】
なお、本実施例では触れないが、オブジェクトアクション遅延時間のカウントは、OSなどが提供するタイマー割込などのシステムコールを利用して実装することも可能である。
【0106】
(7) オブジェクトアクション実行部
プレゼンテーション制御部22内のオブジェクトアクション実行部31は、オブジェクト属性テーブル24を参照し、制御対象となっているオブジェクト41、42の現在のオブジェクト属性を内部記憶であるオブジェクト属性待避領域32に待避させる(ステップS21)。次に、オブジェクト属性テーブル24及びオブジェクトアクションテーブル25を参照し、制御対象のオブジェクト41,42のオブジェクト属性Object Action に設定されている内容が、制御対象のオブジェクト41,42において指定可能であれば、Object Action の内容をオブジェクトアクションテーブル25の対応するコマンド列に分解し、内部記憶に実装されている実行対象となるコマンド位置を示すコマンドポインタ変数に先頭のコマンドを示す値を設定する(ステップS22)。
【0107】
すなわち、ステップS22では、例えばオブジェクト属性Object Action に先の例で用いた「Blink (Fill Color,Red,200)」が指定されている場合に、図7に示すようなオブジェクトアクションの定義に基づいて、コマンド列「[set Attr(Fill Color,Red) & delay(200) & rst Attr(Fill Color) & delay(200) & repeat(4)]」を生成する。次にコマンドポインタ変数の指す位置のコマンドを一つ実行する(ステップS23)。
【0108】
次に、プレゼンテーション入力部21の入力イベント検出部28からの入力イベント検出通知が発行されたかどうかを判定し(ステップS24)、発行されていなければコマンドポインタを一つ進め(ステップS25)、次に実行すべきコマンドがあるかどうかを判定し(ステップS26)、実行すべきコマンドがある場合、ステップS23からの処理を繰返す。ステップS24において、入力イベント検出通知が発行されていれば、後述するステップS28からの処理を実行する。
【0109】
また、ステップS26において、実行すべきコマンドが無い場合は、プレゼンテーション入力部21の入力イベント検出部28からの入力イベント検出通知が発行されるまで待ち(ステップS27)、入力イベント検出通知を受け取ると、ステップS21で待避した制御対象のオブジェクト31,32のオブジェクト属性をオブジェクト属性テーブル24の対応するオブジェクト属性格納位置に戻し、オブジェクトアクション実行前のオブジェクト属性を復元する(ステップS28)。
【0110】
次に、ステップS23におけるオブジェクトアクション処理を具体的を用いて説明する。
【0111】
オブジェクトアクションの例としては、前述した図3のプレゼンテーションの表示画面40上のオブジェクトA、オブジェクトB及びオブジェクトCに関して図8に示した3つのオブジェクトアクションを用いて説明する。
【0112】
なお、前述の図10で説明した通り、以下に説明するオブジェクトアクションの実行は、プレゼンテーション実施者が、プレゼンテーションの表示画面40上の当該オブジェクト41,42の上にポインティングデバイスのポインタ43が規定時間停止した時に実行が開始され、プレゼンテーション実施者がポインタ43を移動させるなどによりプレゼンテーション制御部22が、再び入力イベントを検出すると、即座に実行を中止する。
【0113】
まず、図6においてオブジェクトAに指定したオブジェクトアクション「Blink (Fill Color,Red,200)」の実行手順について説明する。図7から、Blink は引数を3つ持ち、矩形状のオブジェクト41及び線状のオブジェクト42に対して指定可能である。
【0114】
アクション内容の定義で、#1,#2,#3はそれぞれオブジェクトアクション前述の表記からFill Color,Red,500が適用される。Blink の処理の流れは、まず「set Attr(Fill Color,Red)」により、オブジェクト属性Fill ColorをRed に設定する。次に「delay(200)」により、200m秒間オブジェクトアクションの処理を中断する。
【0115】
オブジェクトアクションの処理が中断している間も、マルチタスクやマルチスレッドなどの公知の並列処理実現手段により、他のオブジェクトアクションやプレゼンテーション支援装置の他の部分の処理は中断しないように構成されている。次に「rst Attr(Fill Color)」により、オブジェクト属性Fill Colorをオブジェクトアクション実行前の値に復元する。
【0116】
次に「delay(200)」により、200m秒間オブジェクトアクションの処理を中断する。そして、次の「repeat(4) 」により、4つ前のコマンドである先頭のコマンド「set Attr(Fill Color,Red)」からの処理を繰り返す。上記の処理の過程で、オブジェクト属性の変化を直ちにプレゼンテーションの表示画面40への出力に反映するように構成することによって、図3におけるプレゼンテーションの表示画面40上のオブジェクト41に、200m秒間隔で点滅するという表示効果を与えることができる。
【0117】
次に、図6においてオブジェクトBに指定したオブジェクトアクション「Blink(Pointer.Icon,Big Pointer,200) 」の実行手順について説明する。図7から、Blink は引数を3つ持ち、矩形状のオブジェクト41及び線状のオブジェクト42に対して指定可能であることが理解できる。
【0118】
アクション内容の定義で、#1,#2,#3はそれぞれオブジェクトアクション前述の表記からPointer.Icon,Big Pointer、500が適用される。Pointer.Iconは既に説明したとおり、ポインタオブジェクトのポインタ43の形状を表す属性Iconを表している。
【0119】
この場合におけるオブジェクトアクションBlink の処理の流れは、まず「set Attr(Pointer.Icon,Big Pointer)」により、オブジェクト属性Pointer.IconをRed に設定する。次に「delay(200)」により、200m秒間オブジェクトアクションの処理を中断する。オブジェクトアクションの処理が中断している間も、マルチタスクやマルチスレッドなどの公知の並列処理実現手段により、他のオブジェクトアクションやプレゼンテーション支援装置の他の部分の処理は中断しないように構成してある。
【0120】
次に「rst Attr(Pointer.Icon)」により、オブジェクト属性Pointer.Iconをオブジェクトアクション実行前の値(Normal Pointer)に復元する。次に「delay(200 )」により、200m秒間オブジェクトアクションの処理を中断する。そして、次の「repeat(4) 」により、4つ前のコマンドである先頭のコマンド「set Attr(Pointer.Icon,Big Pointer)」からの処理を繰り返す。
【0121】
上記の処理の過程で、オブジェクト属性の変化を直ちにプレゼンテーションの表示画面40の出力に反映するように構成することによって、図3におけるプレゼンテーションの表示画面40上のオブジェクト41に、200m秒おきに形状を変えるという表示効果を与えることができる。
【0122】
次に、図6においてオブジェクトCに指定したオブジェクトアクション「Act For ObjC()」の実行手順について説明する。図7から、Act For ObjCは引数を持たず、四角形オブジェクトに対して指定可能であることがわかる。オブジェクトアクションAct For ObjCの処理の流れは、並列実行を表す“*”により、「Blink(Pointer.Icon,Big Pointer,200) 」と「deley(1000) & set Attr(ObjecetF.Line Color,Yellow) & Blink(ObjecetA.Fill Color,Red) 」を同時に実行開始する。前者は、前述のオブジェクトBにおけるオブジェクトアクションと同じであるので、ここでは後者について説明する。
【0123】
まず、「delay(1000) 」により1秒(1000m秒)間アクションの実行を停止し、1秒経過後に「set Attr(ObjectF.Line Color,Yellow) 」によりオブジェクトFのLine ColorをYellow(黄色)に設定する。次に、「Blink(ObjectA.Fill Color,Red) 」により、前述のオブジェクトAのオブジェクトアクションと同じ振舞いをする。なお、第1引数で属性指定を単にFill Colorとせず、ObjectA.Fill Colorとしたのは、オブジェクト属性を指定するオブジェクト(オブジェクトA)を明示的に指定するためである。
【0124】
なお、上記delay コマンドによりアクションの実行を中断している間も、プレゼンテーション支援装置の他の部分の処理及び他のオブジェクトアクションは、それぞれマルチタスクやマルチスレッドなどの公知の並列処理実現手段により、中断しないように構成されている。
【0125】
上記で説明した処理の過程で、オブジェクト属性の変化を直ちにプレゼンテーションの表示画面40出力に反映するように構成することによって、図3におけるプレゼンテーションの表示画面40上のオブジェクトCが、オブジェクトFにより結ばれたオブジェクトAと通信を行っているという表示効果を与えることができる。
【0126】
以上で説明したオブジェクトアクション実行による表示効果は、プレゼンテーション入力部21から入力イベント検出通知を受けた時、つまりプレゼンテーション実施者がポインティングデバイス等の入力装置を操作してポインタ42を移動させた時に、即座に中断し図10のステップS28に示す後処理より、プレゼンテーションの表示画面40上の全ての表示効果を、オブジェクトアクション(強調表示)実行前の状態に復元するように構成される。
【0127】
(8) 属性更新検出部
プレゼンテーション出力部23内のオブジェクト属性更新検出部33は、プレゼンテーション制御部22からのオブジェクト属性テーブル24の更新を常に監視しており、オブジェクト属性テーブル24の記憶内容が更新されると、遅延なく出力制御部24に通知する。
【0128】
(9) 出力制御部
プレゼンテーション出力部23内の出力制御部34は、属性更新検出部33からオブジェクト属性テーブル24の更新通知を受け取ると、更新されたオブジェクト属性を、プレゼンテーションの表示画面40に遅延なく表示する。
【0129】
このように属性更新検出部33と出力制御部34とからなるプレゼンテーション出力部23は、オブジェクト属性テーブル24の更新、すなわちオブジェクトアクション(強調表示形態)に指定したオブジェクト41,42及びポインタ43の振舞いを遅延なくプレゼンテーションの表示画面40に反映するように構成されている。
【0130】
また、各オブジェクト41,42毎のオブジェクト属性テーブル24にオブジェクトアクション及び規定時間としてのアクション遅延時間が任意に書換可能に記憶されている。したがって、プレゼンテーションを実施している最中に、プレゼンテーション実施者の操作により、各オブジェクトのアクション遅延時間及びオブジェクトアクションを変更するよことが可能である。
【0131】
このように構成された第1実施形態のプレゼンテーション支援装置においては、このプレゼンテーション支援装置のユーザ又はプレゼンテーション実施者が、規定時間以上表示画面40上のポインタ43を移動させなかった場合は、現在時点でポインタ43が指示しているオブジェクト41,42の表示形態が、例えば点滅表示や赤等の強調色表示等の強調表示形態(オブジェクトアクション)に変化する。
【0132】
したがって、ユーザ又はプレゼンテーション実施者及びプレゼンテーション聴取者は、たとえ表示画面40から目をそらせたとしても、表示画面40上におけるポインタ43が指示しているオブジェクト41,42を即座に把握できる。
【0133】
さらに、必要に応じて、上述した各オブジェクト41,42のみならず、指示するポインタ43自体の表示形態も、点滅表示や拡大表示に変更可能としている。このようにポインタ43の表示形態を変更しても、上述した効果を奏することができる。
【0134】
さらに、オブジェクト属性テーブル24内には、オブジェクト毎に、オブジェクトアクション(強調表示形態)の種別及び規定時間が記憶されている。したがって、ポインタ43が停止してから、各オブジェクト41,42の表示形態が強調表示形態に移行するまでの規定時間が各オブジェクト41,42毎に任意に設定可能となる。すなわち、プレゼンテーションの内容に応じて、その規定時間を任意に変更できる。
【0135】
さらに、各オブジェクト41,42毎にオブジェクトアクション(強調表示状態)の内容を任意に設定できる。したがって、プレゼンテーション支援装置などにおいて、あらかじめ決められたストーリーに基づいたプレゼンテーションを、プレゼンテーション実施者が行っていく必然的な操作の中で、特に強調表示が実行されるタイミングを意識することなく、展開していくことができる。
【0136】
また、ポインタ43がオブジェクト41,42を指示した状態で規定時間以上表示画面40上で停止したとき、ポインタ43で指示されているオブジェクトに関係する他のオブジェクト41,42及び該当ポインタ43等の表示形態を強調表示形態に変更するようにしている。
【0137】
したがって、ポインタ43で指示されているオブジェクト41に関係する他のオブジェクトの表示形態が強調表示形態に変更されるので、オブジェクト41,42相互間における業務の流れを一瞥して把握できる。
【0138】
さらに、オブジェクト41,42を強調表示効果を与えた後、再びユーザが入力操作を行って、該当オブジェクト41、42の強調表示形態を解除し、元の表示形態に戻している。よって、認識を容易に行った後、ユーザが意識することなく中断した作業に復帰するための必然的な行動により、表示画面40に表示されているオブジェクト41,42の状態が自動的に元に戻る。したがって、ユーザ及ぶプレゼンテーション実施者の負担を軽減できる。
【0139】
なお、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読込み、プログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0140】
(第2実施形態)
図11は、本発明の第2実施形態のプレゼンテーション支援装置の表示画面40に表示される複数のオブジェクト45,45a、45b、45cにおけるオブジェクト相互間の関係を示す図である。その他の構成は図1、図2に示す第1実施形態のプレゼンテーション支援装置と同じであるので、説明を商略する。
【0141】
この第2実施形態装置においては、表示画面40に表示される複数のオブジェクト45,45a、45b、45cは、図11に示すように、オブジェクト45,45a、45b、45c相互間で階級構造を有している。そして、オブジェクトアクション(強調表示形態)をある階級のオブジェクトに設定した場合、該当階級の下位の階級のオブジェクトに同一のオブジェクトアクション(強調表示形態)が自動継承される。
【0142】
具体的に説明すると、図形オブジェクトクラス(階級)45は、線状オブジェクトクラス45a及び長方形オブジェクトクラス45bの2つのサブクラスを持っており、線状オブジェクトクラス45a及び長方形オブジェクトクラス45bは上位クラスである図形オブジェクトクラス45の属性を継承する。
【0143】
同様に、正方形オブジェクトクラス45cは長方形オブジェクトクラス45bの属性を継承している。また、各オブジェクトクラス45,45a、45b、45cから派生したインスタンスは、各オブジェクトクラス45〜45cの属性を持っている。
【0144】
オブジェクト属性テーブル24にて、以上のように管理されるような構成において、例えば図形オブジェクトクラス45が、オブジェクトアクションを指定できるように定義されていれば、図形オブジェクトクラス45のサブクラスである線状オブジェクトクラス45あ及び長方形オブジェクトクラス45bも、特に指定変更がないい場合、原則的にオブジェクトアクションを指定できる。
【0145】
すなわち、図5(a)(b)に示すようなDelay Time属性及びObject Action 属性を持っている。長方形オブジェクトクラス45bのサブクラスである正方形オブジェクトクラス45cについても同様である。
【0146】
さらに、例えば線状オブジェクトクラス45aの属性として、「ポインタがオブジェクト上に存在して入力がないまま1秒経過後に色を変更する」を表すオブジェクトアクションが指定されている場合、線状オブジェクトクラス45aから派生した全ての線状オブジェクトは、特にオブジェクトアクションを指定しない場合、原則として線状オブジェクトクラス45aで指定された属性、すなわち「ポインタがオブジェクト上に存在して入力が無いまま1秒経過後に色を変更する」が初期値として指定される。他のオブジェクトクラスから派生したオブジェクトに関しても同様である。
【0147】
(第3実施形態)
図12は本発明の第3実施形態のプレゼンテーション支援装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示す第1実施形態のプレゼンテーション支援装置と同一部分には同一符号が付してある。したがって、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0148】
この第3実施形態のプレゼンテーション支援装置においては、プレゼンテーション入力部21には、音声認識部46が設けられている。この音声認識部46は、プレゼンテーション実施者の音声を認識して、操作指令に変換して、入力イベント取得部23へ送出する。
【0149】
具体的には、音声認識部46内に、表示画面40に表示されているポインタ43の移動方向を指示する「右」「左」「上」「下」等の音声が予め登録されており、プレゼンテーション実施者が発声する音声をマイクで受信すると、この受信した音声が上述した音声に一致した場合、それぞれに対応したポインタ43に対する移動指令を入力イベント取得部28へ送出する。
【0150】
なお、最初からプレゼンテーションの内容が固定の場合で、かつ、各オブジェクト41,42に対するポインタ43の指示順序が予め登録されている場合は、例えば「次」等の簡単な音声のみで、ポインタ43の指示位置が次のオブジェクトに自動的に移動させることが可能である。
【0151】
このように、音声認識部46を設けることによって、プレゼンテーション実施者の負担を大幅に軽減できる。
【0152】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のオブジェクト強調表示方法及びオブジェクト強調表示装置並びにプログラムを記録した記憶媒体においては、ユーザ又はプレゼンテーション実施者が、表示画面上のあるオブジェクトを指示し、ポインティングデバイスを操作しない状態で一定時間が経過した後、表示画面上のオブジェクト及びポインタの表示形態を変更するようにしている。
【0153】
したがって、ユーザ及びプレゼンテーション聴講者が、表示画面から視線をそらした後、もしくは中断した作業及び聴講を再開する場合も、比較的円滑にコマンド実行操作及び途中からのプレゼンテーション聴講を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置の概略構成を示すブロック図
【図2】 同第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置のハード的構成図
【図3】 同第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置の表示画面の表示内容を示す図
【図4】 同第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置内に形成されたオブジェクト属性テーブルの記憶内容を示す図
【図5】 同じく第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置内に形成されたオブジェクト属性テーブルの記憶内容を示す図
【図6】 同第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置におけるオブジェクトA,オブジェクトB,オブジェクトC及びオブジェクトFのオブジェクト属性の一部を示す図
【図7】 同第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置におけるオブジェクトアクションテーブルの記憶内容を示す図
【図8】 同第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置におけるコマンドの動作内容を示す図
【図9】 同第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置におけるプレゼンテーション制御部の動作を示す流れ図
【図10】 同じく第1実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置におけるプレゼンテーション制御部の動作を示す流れ図
【図11】 本発明の第2実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置における各オブジェクトの相互関関係を示す図
【図12】 本発明の第3実施形態に係わるプレゼンテーション支援装置の概略構成を示すブロック図
【図13】 一般的な複数のオブジェクトが表示されたコンピユータシステムの外観図
【図14】 一般的なプレゼンテーション支援装置を示す模式図
【符号の説明】
20…プレゼンテーション作成部
21…プレゼンテーション入力部
22…プレゼンテーション制御部
23…プレゼンテーション出力部
24…オブジェクト属性テーブル
25…オブジェクトアクションテーブル
26…オブジェクト属性入力部
27…オブジェクトアクション入力部
28…入力イベント取出部
29…ポインタ位置オブジェクト検出部
30…アクション遅延時間カウント部
31…オブジェクトアクション実行部
32…オブジェクト属性退避部
33…属性更新掲出部
34…出力制御部
40…表示画面
41,42…オブジェクト
43…ポインタ
46…音声認識部

Claims (17)

  1. 少なくとも一つのオブジェクトが表示画面に表示されている状態において、入力指示操作に応動して前記表示画面上における表示位置が任意に移動可能なポインタで任意のオブジェクトを指示するオブジェクト表示方法において、
    前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出すると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、
    前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを対象として規定時間以上前記入力イベントが検出されないとき、前記ポインタで支持されているオブジェクトの表示形態を強調表示形態に変更し、
    前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されている
    ことを特徴とするオブジェクト強調表示方法。
  2. 複数のオブジェクトが表示画面に表示されている状態において、入力指示操作に応動して前記表示画面上における表示位置が任意に移動可能なポインタで任意のオブジェクトを指示するオブジェクト表示方法において、
    前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行し、
    前記イベント検出通知が発行されると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、
    前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを指示した状態で規定時間以上表示画面上で停止したとき、前記ポインタで指示されているオブジェクトと前記ポインタで指示されているオブジェクトに関係する他のオブジェクトとの表示形態を強調表示形態に変更し、前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されていることを特徴とするオブジェクト強調表示方法。
  3. 少なくとも一つのオブジェクトが表示画面に表示されている状態において、入力指示操作に応動して前記表示画面上における表示位置が任意に移動可能なポインタで任意のオブジェクトを指示するオブジェクト表示方法において、
    前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行し、
    前記イベント検出通知が発行されると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、
    前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを対象として規定時間以上入力イベントが検出されないとき、前記ポインタの表示形態を強調表示形態に変更し、前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されていることを特徴とするオブジェクト強調表示方法。
  4. 少なくとも一つのオブジェクトが表示画面に表示されている状態において、入力指示操作に応動して前記表示画面上における表示位置が任意に移動可能なポインタで任意のオブジェクトを指示するオブジェクト表示方法において、
    前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行し、
    前記ポインタが規定時間以上入力イベントが検出されないとき、前記ポインタの表示形態を強調表示形態に変更し、前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されていることを特徴とするオブジェクト強調表示方法。
  5. 前記ポインタが規定時間以上入力イベントが検出されない後に、前記ポインタが移動開始したとき、前記強調表示形態を解除することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のオブジェクト強調表示方法。
  6. 前記強調表示形態は、点滅表示形態、拡大表示形態及び強調色表示形態のうちの少なくとも一つの表示形態を採用することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のオブジェクト強調表示方法。
  7. 複数のオブジェクトが表示装置の表示画面に表示されている状態において、入力装置で順次実行される指示操作に応動して前記表示画面上に表示されている各オブジェクトをポインタで順次指示していくオブジェクト表示装置において、
    前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行する入力イベント検出通知手段と、この入力イベント検出通知手段により、イベント検出通知が発行されると、前記ポインタが現在時点で指示しているオブジェクトを特定するオブジェクト特定手段と、前記入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、この経過時間計時手段で計時されている経過時間が、前記オブジェクトごとに設定されている予め定められた規定時間に達すると、前記オブジェクト特定手段で特定されたオブジェクトの表示形態を強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備えたことを特徴とするオブジェクト強調表示装置。
  8. 複数のオブジェクトが表示装置の表示画面に表示されている状態において、入力装置で順次実行される指示操作に応動して前記表示画面上に表示されている各オブジェクトをポインタで順次指示していくオブジェクト表示装置において、
    前記各オブジェクト毎に、前記表示画面上における強調表示形態の種別を記憶するオブジェクト属性テーブルと、前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行する入力イベント検出通知手段と、この入力イベント検出通知手段により、イベント検出通知が発行されると、前記ポインタが現在時点で指示しているオブジェクトを特定するオブジェクト特定手段と、前記入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、この経過時間計時手段で計時されている経過時間が予め定められた規定時間に達すると、前記オブジェクト特定手段で特定されたオブジェクトの表示形態を前記オブジェクト属性テーブルに記憶された該当オブジェクトに対応する種別の強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備え、前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されていることを特徴とするオブジェクト強調表示装置。
  9. 複数のオブジェクトが表示装置の表示画面に表示されている状態において、入力装置で順次実行される指示操作に応動して前記表示画面上に表示されている各オブジェクトをポインタで順次指示していくオブジェクト表示装置において、
    前記各オブジェクト毎に、前記表示画面上における強調表示形態の種別及び規定時間を記憶するオブジェクト属性テーブルと、前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行する入力イベント検出通知手段と、この入力イベント検出通知手段により、イベント検出通知が発行されると、前記ポインタが現在時点で指示しているオブジェクトを特定するオブジェクト特定手段と、前記入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、この経過時間計時手段で計時されている経過時間が前記オブジェクト属性テーブルに記憶された前記オブジェクト特定手段で特定されたオブジェクトに対応する規定時間に達すると、該当オブジェクトの表示形態を前記オブジェクト属性テーブルに記憶された該当オブジェクトに対応する種別の強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備え、前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されていることを特徴とするオブジェクト強調表示装置。
  10. 複数のオブジェクトが表示装置の表示画面に表示されている状態において、入力装置で順次実行される指示操作に応動して前記表示画面上に表示されている各オブジェクトをポインタで順次指示していくオブジェクト表示装置において、
    前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行する入力イベント検出通知手段と、この入力イベント検出通知手段により、イベント検出通知が発行されると、前記入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、この経過時間計時手段で計時されている経過時間が予め定められた規定時間に達すると、前記ポインタの表示形態を強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備え、前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されていることを特徴とするオブジェクト強調表示装置。
  11. 前記入力装置は音声認識部を有し、前記指示操作は、前記音声認識部に対する音声入力操作であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項記載のオブジェクト強調表示装置。
  12. 前記経過時間計時手段が前記規定時間に達したのちに再度入力装置で実行された指示操作に応動して、前記強調表示形態を解除する強調表示形態解除手段を備えたことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項記載のオブジェクト強調表示装置。
  13. 複数のオブジェクトが表示装置の表示画面に表示されている状態において、入力装置で順次実行される指示操作に応動して前記表示画面上に表示されている各オブジェクトをポインタで順次指示していくオブジェクト表示装置であって、
    前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行する入力イベント検出通知手段と、この入力イベント検出通知手段により、イベント検出通知が発行されると、前記入力装置で実行される一つの指示操作から次の指示操作までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、この経過時間計時手段で計時されている経過時間が予め定められた規定時間に達すると、前記ポインタの表示形態を強調表示形態に変更する表示形態変更手段とを備え、
    前記表示画面に表示される複数のオブジェクトは、各オブジェクト相互間で階級構造を有し、強調表示形態をある階級のオブジェクトに設定した場合、該当階級の下位の階級のオブジェクトに前記強調表示形態を自動継承する強調表示形態継承手段と、強調表示形態がある階級のオブジェクトに設定されていた場合、該当階級から生成したインスタンスにおいて、このインスタンスの強調表示形態を該当階級の強調表示形態で初期化する強調表示状態初期化手段とを有することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項記載のオブジェクト強調表示装置。
  14. 少なくとも一つのオブジェクトが表示画面に表示されている状態において、入力指示操作に応動して前記表示画面上における表示位置が任意に移動可能なポインタで任意のオブジェクトを指示するプログラムを記憶したコンピユータ読取可能な記録媒体において、
    前記プログラムは、前記コンピユータに対して、前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行し、
    前記イベント検出通知が発行されると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、
    前記ポインタが前記オブジェクトを対象として規定時間以上入力イベントが検出されないとき、前記ポインタで指示されているオブジェクトの表示形態を強調表示形態に変更し、前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されていることを特徴とするプログラムを記憶した記録媒体。
  15. 複数のオブジェクトが表示画面に表示されている状態において、入力指示操作に応動して前記表示画面上における表示位置が任意に移動可能なポインタで任意のオブジェクトを指示するプログラムを記録したコンピユータ読取可能な記録媒体において、
    前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行し、
    前記イベント検出通知が発行されると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、
    前記ポインタが前記オブジェクトを対象として規定時間以上入力イベントが検出されないとき、前記ポインタで指示されているオブジェクトと前記ポインタで指示されているオブジェクトに関係する他のオブジェクトとの表示形態を強調表示形態に変更し、前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されていることを特徴とするプログラムを記憶した記録媒体。
  16. 少なくとも一つのオブジェクトが表示画面に表示されている状態において、入力指示操作に応動して前記表示画面上における表示位置が任意に移動可能なポインタで任意のオブジェクトを指示するプログラムを記録したコンピユータ読取可能な記録媒体において、
    前記プログラムは、前記コンピユータに対して、前記ポインタを移動させた時に発行される入力イベントを検出するとイベント検出通知を発行し、
    前記イベント検出通知が発行されると前記ポインタの位置にある前記オブジェクトを検出し、前記ポインタが前記オブジェクトを対象として規定時間以上入力イベントが検出されないとき、前記ポインタの表示形態を強調表示形態に変更し、前記規定時間は、前記オブジェクト毎に設定されていることを特徴とするプログラムを記憶した記録媒体。
  17. 前記プログラムは、前記コンピユータに対して、前記ポインタが規定時間以上入力イベントが検出されなかった後に、前記ポインタが移動開始したとき、前記強調表示形態を解除させることを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項記載のプログラムを記憶した記録媒体。
JP25687798A 1998-09-10 1998-09-10 オブジェクト強調表示方法及びその装置並びに記憶媒体 Expired - Lifetime JP4031120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25687798A JP4031120B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 オブジェクト強調表示方法及びその装置並びに記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25687798A JP4031120B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 オブジェクト強調表示方法及びその装置並びに記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000089881A JP2000089881A (ja) 2000-03-31
JP4031120B2 true JP4031120B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=17298663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25687798A Expired - Lifetime JP4031120B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 オブジェクト強調表示方法及びその装置並びに記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4031120B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006099499A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Brother Ind Ltd データ表示制御装置及びデータ表示プログラム
JP4434094B2 (ja) * 2005-07-06 2010-03-17 ソニー株式会社 タグ情報生成装置、タグ情報生成方法及びプログラム
JP2007019769A (ja) 2005-07-06 2007-01-25 Sony Corp タグ情報表示制御装置、情報処理装置、表示装置、タグ情報表示制御方法及びプログラム
RU2658790C2 (ru) 2011-11-21 2018-06-22 Никон Корпорейшн Устройство отображения и программа управления отображением
KR102068663B1 (ko) * 2013-07-10 2020-01-21 삼성전자 주식회사 전자 기기의 그래픽 효과 적용 방법 및 장치
JP6528566B2 (ja) * 2015-07-02 2019-06-12 富士通株式会社 表示制御方法、情報処理装置および表示制御プログラム
KR20240060067A (ko) * 2022-10-28 2024-05-08 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그 ui 제공 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000089881A (ja) 2000-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7467534B2 (ja) 拡張現実を使用して測定するためのデバイス及び方法
US11922584B2 (en) Devices, methods, and graphical user interfaces for displaying objects in 3D contexts
JP4653075B2 (ja) グラフィカル・ポインタの速度を調節する方法、システム及びコンピュータ・プログラム
JP2654283B2 (ja) アイコン表示方法
CN115494956A (zh) 用于用户界面的触觉反馈
JP6392881B2 (ja) 応用素子の代替的グラフィック表示の事前の生成による入力に対する低レイテンシの視覚的応答およびグラフィック処理ユニットの入力処理
JP2019220200A (ja) 強度感知ボタンとの対話中にフィードバックを提供するためのデバイス、方法、及びグラフィカルユーザインタフェース
JPH0744352A (ja) コンピユータ・システム及びスクロール・バーの作成方法
JP2000500243A (ja) 文書表示システムおよび文書表示方法
JPH06208448A (ja) ブラウザ項目を有する集合ブラウザをアプリケーションに供給させる方法およびコンピュータ制御表示装置
CN110622111B (zh) 用于用户界面的触觉反馈
WO2014125587A1 (ja) プログラマブル表示器、そのプログラム
JP4031120B2 (ja) オブジェクト強調表示方法及びその装置並びに記憶媒体
JP2016528612A (ja) 定義されたクロス制御挙動による制御応答レイテンシの短縮
JP2016528612A5 (ja)
KR102181499B1 (ko) 양손 입력을 지원하는 vr 콘텐츠 저작 방법 및 시스템
JPH03256116A (ja) 情報処理装置及びメニュー表示方法
JP3468371B2 (ja) ウィンドウ表示領域制御装置
JP2002207569A (ja) ポインティングデバイスを用いた入力方法およびその機能を備えた携帯情報端末
JP2586452B2 (ja) マルチウインドウ表示装置
JPH0481924A (ja) 対話型計算機装置
JPH04251327A (ja) マルチウィンドウシステムにおけるウィンドウ操作方式
JPH04318619A (ja) マルチウィンドウシステムにおけるウィンドウ表示制御装置
JPH07114576A (ja) ハイパーメディアプレゼンテーションシステム
JPH06324835A (ja) アニメーションアイコン表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041115

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041119

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20041210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071018

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term