JP4031109B2 - 電動ブロワ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、庭や工場敷地内等の清掃作業のために、落葉や塵屑等を吹き飛ばして掃除しやすい場所に集めるためのブロワの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、庭等に落ちている落葉やゴミ等を吹き飛ばして掃除しやすい場所に集める等のために、ブロワを用いる技術は公知となっている。該ブロワは、機体本体に原動機及び該原動機により駆動されるファンを搭載するとともに、前記機体本体に送風口を設け、該送風口にブロワパイプを設け、前記原動機の駆動力による前記ブロワファンの回転に基づいて生起された圧風を高速空気流として前記ブロワパイプの先端から地面等へ向けて吐出するものであり、前記の吐出された高速空気流を利用して落葉、塵屑等を吹き飛ばして集めて清掃作業等を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のブロワは、原動機として2サイクルガソリンエンジン等の内燃機関を用いていたため、作業時の騒音が大きく、作業者にとって不快であるばかりでなく、近隣に迷惑をかけることが多かった。また、内燃機関から排気が発生するので、作業者は悪環境下での作業を余儀なくされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、フレーム(12)の左右中央に遠心式ブロワファン(2)を配置し、該遠心式ブロワファン(2)の一側部に電動モータ(5)を付設配置し、該遠心式ブ ロワファン(2)の他側部に吸引口を設け、該遠心式ブロワファン(2)の前方下側に送風口(7)を設け、該送風口(7)にはフレキシブルホース(8)の基部側端部が固設され、該フレキシブルホース(8)の先端側の端部においては吐出パイプ(9)を取付けてブロワパイプ部(3)を構成し、該フレーム(12)に軸支部(15・15)を配置固定し、該軸支部(15・15)に車軸(16)を架設枢支し、該フレーム(12)の左右端部それぞれにおいて該車軸(16)に車輪(17・17)を取り付け、前記遠心式ブロワファン(2)と左右の車輪(17・17)との間の2箇所のフレーム(12)上に、2個のバッテリー(18・18)を載置し、該バッテリー(18・18)より前記電動モータ(5)に電力を供給するものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の電動ブロワにおいて、前記遠心式ブロワファン(2)のフレーム(12)に対する取付角度を変更して、該遠心式ブロワファン(2)をフレーム(12)に対して上下回動可能に支持連結したものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1記載の電動ブロワにおいて、前記フレーム(12)に操作ハンドル(21)を設け、該操作ハンドル(21)をフレーム(12)に対して上下回動可能に支持連結し、前記遠心式ブロワファン(2)のブロワパイプ部(3)をフレーム(12)に対して左右回動可能に支持連結し、一方前記操作ハンドル(21)にレバーを設け、該レバーと該ブロワパイプ部(3)をワイヤーで連動連結したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施例を説明する。図1は本発明の一実施例に係る電動ブロワの構成を示す側面図、図2は同じく上面図、図3は同じく正面図、図4は遠心式ブロワファンをフレームに固定する構成を示す説明図、図5は遠心式ブロワファン後部をフレーム後部に固定する構成を示す電動ブロワの後面一部切欠断面図、図6はハンドルの取付部分近傍の構成を示す斜視図、図7は同じくハンドルの取付部分近傍の構成を示す正面一部切欠断面図、図8はブロワのブロワパイプ部の構成を示した上面図である。
【0009】
はじめに図1から図3までを用いて本実施例の全体構成について説明する。即ち、図1から図3までに示す電動ブロワ1は、遠心式ブロワファン2、ブロワパイプ部3、及びフレーム部4からなり、前記遠心式ブロワファン2の一側側部に原動機として電動モータ5が配置される。また、該電動モータ5と対向し、かつ、前記遠心式ブロワファン2の他側側部寄りの位置には遠心式ブロワファン(図示省略)が配置され、該ブロワファンは前記電動モータ5の出力軸に連動連結され、該電動モータ5により駆動回転するように構成している。
【0010】
図2及び図3で示すように前記遠心式ブロワファン2は中空円盤状のカバー6で形成され、該カバー6は左右両側に二分割された左右のカバー6a・6bにより構成されている。このうち右側カバー6bには側面視中央位置に空気取り入れ開口(図示省略)が設けられ、該空気取り入れ開口より周囲の空気がカバー6内部に導かれ、前記遠心式ブロワファン2の回転により機体カバー6下側の前部に設けられた送風口7より前方に吐出される構成としている。
【0011】
そして、該送風口7にはフレキシブルホース8の基部側端部が固設され、該フレキシブルホースの先端側の端部においては吐出パイプ9が取り付けられており、フレキシブルホース8及び吐出パイプ9の二者によってブロワパイプ部3を構成している。そして、図4及び図8に示すように(図4においては後述するように一定の部品の図示を省略している)、送風口7の上面には第一取付部材10が該送風口7外周面の上側部分に沿って設けられ、該第一取付部材10の正面視左右両端がそれぞれボルト11・11によってフレーム前端に螺設固定され、該送風口7近傍を後述するフレーム12前端部の中央位置に固定している。
【0012】
遠心式ブロワファン2のカバー6のうち左側カバー6aには外側面に円板状のモータ取付板13が固設され、該モータ取付板13の側面中央部分の位置には電動モータ5が取り付けられている。そして、該電動モータ5の出力軸はモータ取付板13の中心部分に設けられた開口(図示省略)を挿通してカバー6内部に突出して、該カバー6内において前記ブロワファンを連動連結している。そしてモータ取付板13には、さらにその側面の後部下側位置において平板状の第二取付部材14を固設している。
【0013】
そして図2に示すように、該遠心式ブロワファン2は上面視T字状に形成したフレーム12の対称軸上に載置されている。該フレームは「T」の字を構成する横棒の部分が前側に位置するように配置され、該遠心式ブロワファン2の送風口7付近を前述の第一取付部材10によりフレーム12前端に固定する一方、遠心式ブロワファン2の後部は、側面下側に固設された前述の第二取付部材によりフレーム12後部に取り付けられている。
【0014】
該フレーム12の下面においては、軸支部15・15を正面視左右に一つずつ配置固定し、この二つの軸支部に車軸16を架設して枢支し、フレーム12前側の左右端部それぞれにおいて該車軸16に車輪17・17を取り付け、該車輪17・17によって電動ブロワ1が前後方向に移動可能となるように構成している。なお、本実施例では左右二つの車輪17・17は相対的に回動不能となるよう車軸16を介して連結されているが、左右二つの車輪17・17を相対的に回動可能に取り付けるよう構成して二つの車輪17・17の差動的な回転ができるようにして、電動ブロワ1の移動の際右折及び左折が容易となるようにすることもできる。そして遠心式ブロワファン2と左右の車輪17・17との間の位置にはバッテリー18・18をフレーム12上にそれぞれ載置して、該バッテリー18・18は図示しない導線を介して前記電動モータ5に接続され、該電動モータ5に電力を供給している。
【0015】
フレーム12後部には、略V字状に形成されたハンドル支持体19を正面視中央部分が後方上側となるよう配置し、その両端をフレーム12の正面視左右側の後側端面に固設している。そして、該ハンドル支持体19の正面視中央部分にはハンドル取付部20が上方に突設され、該ハンドル取付部20に電動ブロワ1を操作するためのハンドル21を取り付けている。
【0016】
前記ハンドル取付部20近傍の構成を図6及び図7を用いて説明する。即ち、ハンドル21の正面視中央部分には二枚のハンドル連結板22a・22bが、左右対称の位置に下方に向けて突設され、この二枚のハンドル連結板22a・22bで挟まれた空間に前述のハンドル取付部20の上側部分を挿入している。また、二枚の前記ハンドル連結板22a・22bとハンドル取付部20との間には二つのリング23・23が隙間のないよう配置されて、二枚のハンドル連結板22a・22bの下部及びハンドル取付部20の上部には正面視左右方向に貫通孔が開口されている。そして、二枚の連結板22a・22b、ハンドル取付部20、及び二つのリング23・23は、左右一側のハンドル連結板22bの外側からボルトを貫通して連結され、該ボルト24の頭部は該一側のハンドル連結板22bの外側面に回動不能に固定される。一方、他側のハンドル連結板22aの外側にはハンドル固定取手25が配置され、該取手25の軸心上には前記ボルト24に係合するネジ孔を開口し、該ネジ孔にボルト24の先端を螺装して固定することにより、ハンドル連結板22a・22b及びハンドル取付部20が連結された状態で固定される。
【0017】
従って、該ハンドル固定取手25をボルト24が緩む方向に回転させた場合は、ボルト24を軸心にハンドル21が回動可能となってハンドル21の角度が自在に変更でき、所望の角度となったときにハンドル固定取手25を逆方向に回転させれば、ハンドル21はボルト24の締め付けにより該角度で固定されるので、ハンドル21の角度が自由に調節できるのである。
【0018】
ハンドル取付部20上方のハンドル連結板22a・22bに挟まれた位置には作動スイッチ33が配置されて二枚のハンドル連結板22a・22bに固定されており、該スイッチ33は図示しない導線によって電動モータ5及びバッテリー18に接続されていて、該スイッチ33によって電動モータ5の作動を制御するようにしている。なお、このスイッチの配置は一例であり、他の配置も考え得るので、この実施例に限定するものではない。
【0019】
次に、第二取付部材近傍の構成について、図4及び図5を用いて説明する。なお、図4においては、説明の便宜上、車輪、ハンドル支持体、バッテリー、スタンド、チューブその他の図示を省略している。即ち、前述のように遠心式ブロワファン2の一側側面に固設されたモータ取付板13には、さらにその側面の後部下側位置において平板状の第二取付部材14を固設している。一方フレーム12の後部位置上面には、機体取付板30が前記第二取付部材14と平行かつ側面視で一部重なり合うよう上方に向けて突設され、該機体取付板30には上下方向に案内溝30dを形成している。また、フレーム12の後部端面には機体取付板支持部材34の一端が固設されて、該支持部材34は上方斜めに延出されてその先端を機体取付板30の後部に固設して、機体取付板30を支持補強している。
【0020】
そして、第二取付部材14には、側面視で該機体取付板30と重なる位置に外側に向けて水平に連結棒31が植設され、該連結棒は前記機体取付板30の案内溝30dを挿通して外側へ突出して、該連結棒31の先端においては外周面に雄ネジ部を形成する。一方、機体固定取手32の軸心上に挿入孔を開口し、該挿入孔の内周面は該連結棒31外周面の雄ネジと螺合する雌ネジを形成して、該挿入孔に連結棒31の先端を螺装して固定することにより、第二取付部材14と機体取付板30とが連結した状態で固定される。
【0021】
従って、図4に示すように、前記機体固定取手32をネジが緩む方向に回転させると、第二取付部材14に突設した前記連結棒31が機体取付板30の案内溝30dに沿うように摺動可能となり、遠心式ブロワファン2のフレーム12に対する取付角度を変更できることとなる。そして、遠心式ブロワファン2の取付角度が所望の角度となったときは、該機体固定取手32を前記と逆方向に回転させれば、第二取付部材14と機体取付板30の二者は該機体固定取手32の締め付けにより固定され、遠心式ブロワファン2はその所望の取付角度でフレーム12に固定されるのである。
【0022】
また、フレーム12の後部端面の中央部分にはスタンド35が固設されて鉛直下方に垂下され、電動ブロワ1の収納等のときには該スタンド35の下端を地面に接触させてフレーム12の後部を支持させて、該ブロワ1を収納場所に安定した状態で格納できるようにしている。なお、清掃作業等で電動ブロワ1を利用する際は、操作者がハンドル21をわずかに持ち上げることにより、スタンド35が地面から離れ、電動ブロワ1の自重はフレーム12左右端の車輪17・17に作用することとなり、従って電動ブロワ1は前後方向に自由に移動させることができるのである。また、自転車等のスタンドの如く、ブロワ1を利用する際にはスタンドを跳ね上げることができるように構成し、ブロワ1の移動の際にスタンド35が地面に擦れて作業の邪魔になるのを防止するようにすることもできる。
【0023】
次に、ハンドル21のレバー部分の構成について説明する。即ち、図2及び図3で示すように、前述したハンドル21は略U字状に形成されており、該ハンドル21の両端にはグリップ26a・26b及びレバー27a・27bが取り付けられており、該レバー27a・27bにはそれぞれワイヤーの一端が取り付けられ、該レバー27a・27bを操作者が握ると該レバー27a・27bに取り付けられたワイヤーが引張られるように構成している。そして、それぞれのレバー27a・27b近傍の位置から遠心式ブロワファン2の送風口7近傍までの間に細長いチューブ29a・29bが二本配設されており、前記二本のワイヤーは該チューブ29a・29bそれぞれの内部を挿通して遠心式ブロワファン2の送風口7近傍まで引き出される。
【0024】
次に、ブロワパイプ部の構成について、図8を用いて説明する。即ち、遠心式ブロワファン2の送風口7をフレーム12に固定する第一取付部材10の上面には平板状の回動基部36が固設され、該回動基部36の上面には、チューブ支持部材37が取り付けられている。該チューブ支持部材37は、水平部37hと垂直部37vとを有する断面L字状に形成されており、水平部37hにおいてはその下面を前記回動基部36の上面に固設し、垂直部36vは正面視左右両側部分を互いに対向するようわずかに斜めに曲げられて該左右両側部分に貫通孔が一ずつ開口されている。
【0025】
そして、ハンドル21の正面視左側に接続されたチューブ29aは前記垂直部の正面視左側の貫通孔に挿通され、ハンドルの正面視右側に接続されたチューブ29bは前記垂直部の正面視右側の貫通孔に挿通され、それぞれのチューブ29a・29bの端部近傍はパイプ状の固定部材38・38を介して該垂直部37vに固定されている。そして、チューブ29a・29bそれぞれの端部から引き出されたワイヤー28a・28bの先端には、リング状の連結体39a・39bをそれぞれ固設している。
【0026】
回動基部36は、チューブ支持部材37より前方に延出されて、その先端において円板状の回動体40をボルト軸41により枢着している。そして、前記回動体40にはボルト軸41の左右側位置にそれぞれ円板状の突起42a・42bを設け、該突起42a・42bのそれぞれに鉛直上方に向けて係止軸43a・43bを突設して、左側の突起42aの係止軸43aは前記連結体39a・39bのうち左側のワイヤー28a先端に固設された連結体39aのリング部分の中心を挿通し、右側の突起42bの係止軸43bは右側のワイヤー28b先端に固設された連結体39bのリング部分の中心を挿通し、それぞれの係止軸43a・43b上端において抜止ピン44a・44bを該係止軸に垂直に貫通して前記連結体39a・39bが抜けないように構成して、回動体40と二本のワイヤー28a・28bを連結している。回動体40のブロワ前方側端部には、細長い平板状の第一連結部材45を固設してフレキシブルホース8の先端側端部近傍まで延出して、該第一連結部材45の先端部近傍の下面には第二連結部材46を枢着し、該第二連結部材46はフレキシブルホース8の先端側端部を外嵌固定しているパイプ連結部47の上面に固着されている。そして、該パイプ連結部47には、吐出パイプ9が挿入固定されて、前記回動体40が各連結部材45・46・47を介して吐出パイプ9を連結する構成としている。
【0027】
ハンドル21とブロワパイプ部3を上記構成とすることにより、ハンドル21の両端に設けられたレバー27a・27bのうち正面視左側のレバー27aを握ると、該レバー27aは該レバーに取り付けられているワイヤー28aに引張り力を作用させる。従って、該ワイヤー28aに連結体39aを介して接続されている回動体40の左側突起上の係止軸43aは、該ワイヤー28aにより後方に引張られ、その結果回動体40はボルト軸41を軸心として先端側が左に向くように傾動し、この結果該回動体40に連結部材45・46を介して連結された吐出パイプ9が先端側を左に向けるのである。また、ハンドル21の正面視右側に位置するレバー27bを握った場合は、逆に回動体40の右側突起の係止軸43bがワイヤー28bにより後方に引張られて回動体40は先端側が右に向くよう傾き、結果として吐出パイプ9は先端側を右に向ける。即ち、ハンドル21の左右に設けられたレバー27a・27bのうちいずれかを握ることにより、ブロワパイプ部3全体の向きを左右に傾動操作できるように構成している。
【0028】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1に示す如く、フレーム(12)の左右中央に遠心式ブロワファン(2)を配置し、該遠心式ブロワファン(2)の一側部に電動モータ(5)を付設配置し、該遠心式ブロワファン(2)の他側部に吸引口を設け、該遠心式ブロワファン(2)の前方下側に送風口(7)を設け、該送風口(7)にはフレキシブルホース(8)の基部側端部が固設され、該フレキシブルホース(8)の先端側の端部においては吐出パイプ(9)を取付けてブロワパイプ部(3)を構成し、該フレーム(12)に軸支部(15・15)を配置固定し、該軸支部(15・15)に車軸(16)を架設枢支し、該フレーム(12)の左右端部それぞれにおいて該車軸(16)に車輪(17・17)を取り付け、前記遠心式ブロワファン(2)と左右の車輪(17・17)との間の2箇所のフレーム(12)上に、2個のバッテリー(18・18)を載置し、該バッテリー(18・18)より前記電動モータ(5)に電力を供給するので、清掃作業時の騒音が低減され、排気ガスの発生もなく、作業者に快適な環境下での作業を提供できるのである。
また、前記ブロワ及びバッテリーをフレーム上に載置し、該フレームに車輪を設けたので、車輪によってブロワの自重を支持する構造となり、ブロワを手に持って作業する場合に比べてブロワの自重を作業者が支える必要がないので、作業者の疲労が低減できるのである。この効果は大出力のブロワのような自重の大きいブロワを用いた場合に特に顕著である。また、フレームに取り付けられた車輪によってブロワを自在に移動させることができ、庭等に広範囲に散らばっている落葉等も容易に吹き集めることができるのである。
【0029】
請求項2に示す如く、請求項1記載の電動ブロワにおいて、前記遠心式ブロワファン(2)のフレーム(12)に対する取付角度を変更して、該遠心式ブロワファン(2)をフレーム(12)に対して上下回動可能に支持連結したので、地面に対するブロワの角度を容易に変更することができ、従って、ブロワファンの回転に基づいて生起された圧風が吐出パイプから吐出されて地面に当たる際の角度を調節することができる。このことにより、効率的に落葉等を吹き飛ばすことができ、かつ吹き飛ばされた落葉等が舞い上がったりしないような角度に該角度を適宜調節して、清掃作業の効率を高めることができる。
【0030】
請求項3に示す如く、請求項1記載の電動ブロワにおいて、前記フレーム(12)に操作ハンドル(21)を設け、該操作ハンドル(21)をフレーム(12)に対して上下回動可能に支持連結し、前記遠心式ブロワファン(2)のブロワパイプ部(3)をフレーム(12)に対して左右回動可能に支持連結し、一方前記操作ハンドル(21)にレバーを設け、該レバーと該ブロワパイプ部(3)をワイヤーで連動連結したので、該ハンドルの操作によりブロワの位置や方向の変更を簡単に行うことができ、清掃作業時の作業性が向上するのである。
また、前記操作ハンドルをフレームに対して上下回動可能に支持連結したので、ハンドルの角度を自由に変更でき、グリップの上下位置が調整できるので、作業者それぞれに適したグリップ位置でブロワを使用することができ、ブロワの操作が容易となって作業時の疲労も軽減されるのである。
【0031】
また、前記ブロワのブロワパイプをフレームに対して左右回動可能に支持連結し、一方前記操作ハンドルにレバーを設け、該レバーと該ブロワパイプをワイヤーで連動連結したので、ブロワ全体の向きを変えることなくレバーを握るだけでブロワのブロワパイプの角度を左右に揺動変更できるので、簡単な操作で左右広範囲の地面に圧風を当てて広い領域に散らばっている落葉を一掃でき、作業の一層の効率化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る電動ブロワの構成を示す側面図。
【図2】 同じく上面図。
【図3】 同じく正面図。
【図4】 ブロワ機体本体をフレームに固定する構成を示す説明図。
【図5】 ブロワ機体本体後部をフレーム後部に固定する構成を示す電動ブロワの後面一部切欠断面図。
【図6】 ハンドルの取付部分近傍の構成を示す斜視図。
【図7】 同じくハンドルの取付部分近傍の構成を示す正面一部切欠断面図。
【図8】 ブロワのブロワパイプ部の構成を示した上面図。
【符号の説明】
1 電動ブロワ
2 機体本体
3 ブロワパイプ部
5 電動モータ
6 カバー
8 フレキシブルホース
9 吐出パイプ
12 フレーム
17 車輪
21 ハンドル
Claims (3)
- フレーム(12)の左右中央に遠心式ブロワファン(2)を配置し、該遠心式ブロワファン(2)の一側部に電動モータ(5)を付設配置し、該遠心式ブロワファン(2)の他側部に吸引口を設け、該遠心式ブロワファン(2)の前方下側に送風口(7)を設け、該送風口(7)にはフレキシブルホース(8)の基部側端部が固設され、該フレキシブルホース(8)の先端側の端部においては吐出パイプ(9)を取付けてブロワパイプ部(3)を構成し、該フレーム(12)に軸支部(15・15)を配置固定し、該軸支部(15・15)に車軸(16)を架設枢支し、該フレーム(12)の左右端部それぞれにおいて該車軸(16)に車輪(17・17)を取り付け、前記遠心式ブロワファン(2)と左右の車輪(17・17)との間の2箇所のフレーム(12)上に、2個のバッテリー(18・18)を載置し、該バッテリー(18・18)より前記電動モータ(5)に電力を供給することを特徴とする電動ブロワ。
- 請求項1記載の電動ブロワにおいて、前記遠心式ブロワファン(2)のフレーム(12)に対する取付角度を変更して、該遠心式ブロワファン(2)をフレーム(12)に対して上下回動可能に支持連結したことを特徴とする電動ブロワ。
- 請求項1記載の電動ブロワにおいて、前記フレーム(12)に操作ハンドル(21)を設け、該操作ハンドル(21)をフレーム(12)に対して上下回動可能に支持連結し、前記遠心式ブロワファン(2)のブロワパイプ部(3)をフレーム(12)に対して左右回動可能に支持連結し、一方前記操作ハンドル(21)にレバーを設け、該レバーと該ブロワパイプ部(3)をワイヤーで連動連結したことを特徴とする電動ブロワ。
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