JP3113196B2 - 背負式動力作業機 - Google Patents

背負式動力作業機

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JP3113196B2
JP3113196B2 JP07344639A JP34463995A JP3113196B2 JP 3113196 B2 JP3113196 B2 JP 3113196B2 JP 07344639 A JP07344639 A JP 07344639A JP 34463995 A JP34463995 A JP 34463995A JP 3113196 B2 JP3113196 B2 JP 3113196B2
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弘 広岡
典明 林
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富士ロビン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク,送風
機およびエンジン部を装備した背負枠台を背負って送風
作業が行えるとともに、必要により手で持ったりするこ
とができる背負式動力作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、背負枠とその両側部に連結する両
側枠とからなる背負枠台を平面視コ字状に形設するとと
もに、該背負枠台のそのコ字状内部には前記背負枠側よ
り後方側へ燃料タンク、前部に吸風口を有する送風機お
よびエンジン部の順にそれぞれが接近するように装備し
て構成する背負式動力作業機において、実開平3−99
021号公報に見られるように、両側枠の上部の後方端
部間に背負枠台の補強部材にしたエアクリーナを連結
し、送風機の上部にグリップを突設することは知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな構造にすると、送風機の吸風口が前方に向って大き
く開口しておるとともにその内部には高速回転するファ
ンがあって、背負枠の上部とグリップとの間に広い隙間
が生じているため、作業者の手が入りやすくて傷害事故
が発生しやすく非常に危険であり、しかも、グリップは
両側枠の間で送風機の上部に設けられるので横方向には
短くなって、その横方向両端部の外側方からも作業者の
手がはいりやすくなっているとともに握りにくくて危険
でもあり、また、両側枠の上部の後方端部間にエアクリ
ーナが設けられているので、エンジン部の後方のリコイ
ルスタータを操作する操作性が悪くなる、といった不具
合を呈している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記不具合を
解消して機体全体を簡単な安全構造にして背負枠台を有
効に補強可能とすることを目的とし、この目的を達成す
るため、請求項1記載の発明は、背負枠(1)とその両
側部に連結する両側枠(2)(3)とからなる背負枠台
(A)を平面視コ字状に形設するとともに、該背負枠台
(A)のそのコ字状内部には前記背負枠(1)側より後
方側へ燃料タンク(B)、前部に吸風ロ(6)を有する
送風機(D)および後部にリコイルスタータの始動用把
持体(18)を有するエンジン部(E)の順にそれぞれ
が接近するように装備して構成する背負式動力作業機に
おいて、前記送風機(D)の上方位には、前記両側枠
(2)(3)の上部(2a)(3a)より高くなる前記
背負枠(1)の上部(1a)と略同じ高さとなってその
背負枠(1)の上部(1a)に対し作業者の手が入らな
い程度の間隙(C)をおき接近させて横長のグリップ部
材(4)を装備するとともに、該グリップ部材(4)の
両端部(4a)(4b)を前記両側枠(2)(3)の上
部(2a)(3a)に固定手段(5a)(5b)を介し
てそれぞれ連結し、前記グリップ部材(4)にて前記平
面視コ字状の背負枠台(A)の上部を補強するととも
に、前記グリップ部材(4)より後方側となる両側枠
(2)(3)の上部間を開放状にして、前記エンジン部
(E)は背負枠台(A)の内部にあるにもかかわらずリ
コイルスタータの始動用把持体(18)の操作が容易と
なるように構成したことを特徴としている。 このような
発明では、グリップ部材(4)が両側枠体(2)(3)
の上部にて連結されて補強部をなし、しかも、補強部材
としての機能に加えて、その突設位置が規定されること
で不用意に作業者の手が送風機上方から入らないように
安全対策構造として用いることができる。 また、請求項
2記載の発明は、前記両側枠(2)(3)の上部(2
a)(3a)に連結された横長のグリップ部材(4)
は、機体の前後方向の略重心位置に設けたことを特徴と
している。 このような発明では、手持ちする際に傾きな
どが生じないようにすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1,図2および図3は送風式掃
除機となる一部を省略した背負式動力作業機を示したも
のであり、背負枠台Aは、背負枠1の両側部にロ字状の
両側枠2,3を連結して平面視コ字状に形設するが、前
面側に背当て7a,7bや両背負いバンド(図示省略)
を取り付ける前記背負枠1の上部1aは前記両側枠2,
3の上部2a,3aより上方に高くして、背負枠1の下
端部より直角に屈折した下部1bを両側枠2,3の下部
2b,3bの前後方向中間部位まで延設するとともに、
背負枠1の下部1bの先端部両側に設けた凹所8a,8
bと、両側枠2,3の下部2b,3bに設けた凹所9
a,9bとを、図6に示すようにボルト10aおよびナ
ット10bを介してそれぞれ連結し、また、両側枠2,
3の上部2a,3aの前端部に設けた凹所11a,11
bと、背負枠1の両側上部に設けた凹所12a,12b
とを、図12に示すようにボルト13aおよびナット1
3bを介してそれぞれ連結して構成する。
【0006】平面視コ字状に形設された前記背負枠台A
のそのコ字状内部には前記背負枠1側より後方側へ燃料
タンクB,前部に吸風口6を有する送風機Dおよびエン
ジン部Eの順にそれぞれが接近するように装備するが、
給油キャップ14を被着した給油口が側枠2の内部より
外方に突出するようにして燃料タンクBを背負枠1の垂
立部内面側に取り付け、前部には前記燃料タンクBに対
面する吸風口6を有するとともに横側部には側枠3の内
部から外方へ延出して送風管(図示省略)に連通する曲
管15を有した前記送風機Dは前記背負枠1の下部1b
上に緩衝部材16,16を介して取り付け、横側方には
側枠2の内方にまで突設されたエアクリーナ部17を有
するとともに後方にはリコイルスタータの始動用把持体
18を装備した前記エンジン部Eは前記送風機Dの後方
側に連結し、また、前記側枠2の内方側に位置する前記
送風機Dの外側面の部位には、両端側の細幅溝19aと
幅広溝19bに連通する長4角状の凹所19を有した支
持部20を設け、図示しないスロットルレバー側から延
出するアウターチューブ22と、該アウタチューブ22
の先端の先端金具23と、該先端金具23の内部から前
記エンジン部Eの気化器部eに延出する操作ワイヤー2
4とを、前記幅広溝19bと、前記凹所19と、前記細
幅溝19aとにそれぞれ嵌挿し、その支持部20の外側
面には、図7〜図10に示すように、エンジン部Eの横
側部から延出するカバー片25を当接させて締付ボルト
26により固定して構成する。なお、図3に示すように
送風機Dの内部には高速回転するファンdが設けられて
いる。また、前記凹所19・細幅溝19a・幅広溝19
bの各底部は半円形状に形成しても良い。
【0007】前記送風機Dの上方位には、前記両側枠
2,3の上部2a,3aより高くなる前記背負枠1の上
部1aと中央部が略同じ高さとなってその背負枠1の上
部1aに対し作業者の手がはいらない程度の間隙Cをお
き接近させて機体(図1,図2に示される構成であり、
前記曲管15の遊端部に連結される図示しない送風管は
除く)の前後方向の略重心位置にした横長のグリップ部
材4を装備し、前記両側枠2,3の上部2a,3aに接
合することになるグリップ部材4の両端部4a,4bに
形設した凹所27a,27bと、グリップ部材4の両端
部4a,4bが接合することになる両側枠2,3の上部
2a,3aの部位に形設した凹所28a,28bとを、
図6に示すように、ボルトおよびナットからなる固定手
段5aおよび5bをそれぞれ挿着して連結し、前記グリ
ップ部材4より後方側となる両側枠2,3の上部間を開
放状にして構成するが、前記固定手段5a,5bはボル
トおよびナットとは異なる他の固定手段を用いて構成し
ても良い。
【0008】したがって、背負枠台Aに燃料タンクB,
送風機Dおよびエンジン部Eを組付けてから最後に、グ
リップ部材4の両端部4a,4bを両側枠2,3の上部
2a,3aに固定手段5a,5bを介してそれぞれ連結
できることになるので、機体全体の組み立ては迅速容易
に行なえることになり、また、グリップ部材4を握って
機体全体を手持ちする場合には、グリップ部材4が両側
枠2,3間にあって横長であるので握りやすく、しか
も、機体の前後方向の略重心位置にあるので、前後方向
に傾いたりすることなく安定して楽に手持ちすることが
できる。
【0009】また、グリップ部材4の連結により背負枠
台Aの上部を補強できるとともに、間隙Cからは手がは
いらないので安全構造となり、しかも、グリップ部材4
より後方側となる両側枠2,3の上部間が開放されてい
るので、エンジン部Eの後部のリコイルスタータの作動
を開放側より容易に行なえることになる。
【0010】
【発明の効果】このように本発明は、グリップ部材4の
連結により背負枠台Aの上部を補強できるとともに、間
隙Cからは手がはいらないので安全構造となり、しか
も、グリップ部材4より後方側となる両側枠2,3の上
部間が開放されているので、エンジン部Eの後部のリコ
イルスタータの作動をその開放側より容易に行なえるこ
とになり、簡単な構造にして好適に実施できる特長を有
する。
【0011】また、グリップ部材4を握って機体全体を
手持ちする場合には、グリップ部材4が両側枠2,3間
にあって横長であるので握りやすく、しかも、機体の前
後方向の略重心位置にあるので、傾いたりすることなく
安定して楽に手持ちすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背負式動力作業機を概略示した背面図である。
【図2】図1の平面を概略示した平面図である。
【図3】図1の左側面を概略示した側面図である。
【図4】背負枠台を示した背面図である。
【図5】図1の一部を拡大して示した背面図である。
【図6】図5の一部を破断して示した断面図である。
【図7】図5の一部を拡大して示した背面図である。
【図8】図7の一部を破断して示した背面図である。
【図9】図7のIX−IX線断面を示した断面図であ
る。
【図10】図9のX−X線断面を示した断面図である。
【図11】背負枠台を示した平面図である。
【図12】図11の一部を破断して示した断面図であ
る。
【図13】背負枠台を示した側面図である。
【符号の説明】
1 背負枠 1a 上部 2,3 側枠 2a,3a 上部 A 背負枠台 B 燃料タンク C 間隙 D 送風機 E エンジン部 4 グリップ部材 4a,4b 端部 5a,5b 固定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01H 1/08 F02B 63/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背負枠(1)とその両側部に連結する両
    側枠(2)(3)とからなる背負枠台(A)を平面視コ
    字状に形設するとともに、該背負枠台(A)のそのコ字
    状内部には前記背負枠(1)側より後方側へ燃料タンク
    (B)、前部に吸風ロ(6)を有する送風機(D)およ
    後部にリコイルスタータの始動用把持体(18)を有
    するエンジン部(E)の順にそれぞれが接近するように
    装備して構成する背負式動力作業機において、 前記送風機(D)の上方位には、前記両側枠(2)
    (3)の上部(2a)(3a)より高くなる前記背負枠
    (1)の上部(1a)と略同じ高さとなってその背負枠
    (1)の上部(1a)に対し作業者の手がらない程度
    の間隙(C)をおき接近させて横長のグリップ部材
    (4)を装備するとともに、該グリップ部材(4)の両
    端部(4a)(4b)を前記両側枠(2)(3)の上部
    (2a)(3a)に固定手段(5a)(5b)を介し
    それぞれ連結し、前記グリップ部材(4)にて前記平面
    視コ字状の背負枠台(A)の上部を補強するとともに、
    前記グリップ部材(4)より後方側となる両側枠(2)
    (3)の上部間を開放状にして、前記エンジン部(E)
    は背負枠台(A)の内部にあるにもかかわらずリコイル
    スタータの始動用把持体(18)の操作が容易となるよ
    うに構成したことを特徴とする背負式動力作業機。
  2. 【請求項2】 前記両側枠(2)(3)の上部(2a)
    (3a)に連結された横長のグリップ部材(4)は、機
    体の前後方向の略重心位置に設けたことを特徴とする請
    求項1記載の背負式動力作業機。
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