JP4030912B2 - 浄水機能付湯水混合水栓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、浄水カートリッジをシャワヘッドに内蔵し、切替手段によって湯水混合水や水(以下、原水という)と浄水とが切替え可能に構成された浄水機能付湯水混合水栓に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来この種の浄水機能付湯水混合水栓として、原水と浄水とを切替え操作するための操作具として、図38(A)、図38(B)に示すような押しボタン101の切替スイッチがシャワヘッドの吐水口本体102の横側部に露出した状態で設けられているものがあるけれども、押しボタン101の凹み具合だけでは、浄水吐水状態の場合〔図38(B)〕なのか、あるいは、原水吐水状態の場合〔図38(A)〕なのかを、たとえ切替え表示103があっても目視だけでは容易に判断しにくかった。その上、押しボタン101の切替作動を弁体に伝達する伝達機構が複雑であり、故障の原因となっていた。
【0003】
この発明はこのような実情を考慮に入れてなされたものであって、目視だけで容易に浄水吐水状態なのか原水吐水状態なのかの判断ができるとともに、故障し難い浄水機能付湯水混合水栓を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この発明の浄水機能付湯水混合水栓は、給湯管および給水管に接続されて湯および水を混合する混合栓本体と、この混合栓本体に、原水の供給流路を形成する可撓管を介して接続されたシャワヘッドとを備え、このシャワヘッドは、浄水カートリッジを取替自在に内蔵してあるグリップ部と、このグリップ部の下流端に着脱自在に接続される吐水口本体とよりなり、更に、浄水カートリッジは、筒状のフィルタおよびこのフィルタを収容する筒状のカートリッジケースを有し、また、原水吐水状態と浄水吐水状態とを切替える切替手段を有し、さらに、前記グリップ部から浄水カートリッジを取り外したときに供給流路の原水が供給流路の外部に吐出するのを防止し、かつ、浄水カートリッジの交換月を表示するように構成してあり、また、外周面に1月から12月までを表示する表示リングと、グリップ部の外周面に設けた切欠窓とを備え、前記表示リングが先端外周面の全周にわたって凹部と凸部とを交互に連続形成してある外部筒状部材を有し、前記グリップ部が複数の前記凸部のいずれか一つをその内周面部分とで挟んで表示リングの回転を防止する舌片を有し、前記切欠窓の内側の位置に、前記表示リングの外周面の1月から12月までのいずれかの表示を任意に位置させることができるように構成してあり、さらに、前記可撓管の最下流端に水密状態で接続され、前記グリップ部から浄水カートリッジを取り外したときに供給流路の原水が供給流路の外部に吐出するのを防止する緊急遮断弁を備え、この緊急遮断弁が、筒状の弁ケース内に、弁座部材と、弁座部材の上流側に設けた弾性部材と、弾性部材によって弁座部材に当接するよう常に下流側に付勢されている弁体とを有し、前記フィルタの上流端面を覆うガイドキャップのディスク部の上流面が前記弁体の付勢力に抗して弁体を上流側に押圧することにより、緊急遮断弁が開弁するように構成してあることを特徴としている(請求項1)
さらに、上記浄水機能付湯水混合水栓が、グリップ部の先端のフランジの外周に円周方向に沿って形成された複数の被係合部を備え、各被係合部は、前記フランジの外周面から膨らんだ平面視L字型の膨らみ部分と、膨らみ部分の内側の角に位置する平面視矩形の凹所とを有する一方、前記グリップ部のフランジに対する前記吐水口本体の接続用開口部の内周に円周方向に沿って、前記被係合部に係合する係合突起を形成してあり、各係合突起は、前記凹所に嵌め込まれる平面視矩形の突起と、前記フランジの外周面において前記膨らみ部分および凹所によって挟まれる外周面部分に嵌め込まれる平面視矩形の突起とを有し、上記二つの突起は直線状の溝を挟んで隣接していてもよい(請求項2)
また、上記浄水機能付湯水混合水栓において、前記グリップ部と吐水口本体との嵌め込み手順を示すマークを、前記グリップ部と吐水口本体とにそれぞれ設けてあってもよい(請求項3)
また、上記浄水機能付湯水混合水栓において、原水吐水状態と浄水吐水状態とを切替える切替手段が、浄水吐水状態では浄水のみを吐水させる一方、原水吐水状態のときは原水のみを吐水させるよう構成されている(請求項4)
【0005】
【発明の実施の形態】
図1〜図34は、この発明の一実施形態を示す。
まず、図1〜図4において、浄水機能付湯水混合栓1は、給湯管Hおよび給水管Cから流入する湯および水を適宜混合して混合水をフレキシブルホースである混合水供給管2aに供給する混合栓本体2と、混合栓本体2から供給される湯水混合水や水(以下、原水という)の吐水状態とその浄水の吐水状態とに切替える切替手段(後述する)、ならびに、原水または浄水を直放水吐水状態、あるいは、原水または浄水を散水吐水状態に切替えるための切替操作部材3aを備えて原水または浄水を吐水するシャワヘッド3と、このシャワヘッド3と混合水供給管2aとを接続する可撓管4とを有している。この可撓管4は、螺旋形状を持つステンレス鋼帯4aの内面に樹脂製部材4bを固着してなるラセンホースで、原水の供給流路L(図4参照)を形成する。
【0006】
2bは、ハンドル2cを有する止水栓2dを介して給湯管Hに連通連結される上流端を有するサプライ管である。サプライ管2bの下流端は混合栓本体2の下部に形成された湯導入孔に連通連結される。また、2eは、ハンドル2fを有する止水栓2gを介して給水管Cに連通連結される上流端を有するサプライ管である。サプライ管2eの下流端は混合栓本体2の下部に形成された水導入孔に連通連結される。2hは混合水供給管2aに供給される湯水の混合比と止水を含む吐水量の調整を行うシングルレバー(図33参照)である。この実施形態では、可撓管4を介して取り出し自在なシャワヘッド3を有し、湯水混合栓取付面部5を上下に貫通して形成された一つの貫通孔6に前記サプライ管2b,2eと可撓管4を通してなるワンホールスプレー混合栓を前記湯水混合栓1として採用している。7は、混合栓本体2を取付面部5上に固定設置するために取付面部5を混合栓本体2の下面とで挟む締付金具である。
【0007】
シャワヘッド3は、可撓管4を挿通できる挿通口8を有するホルダー2iに支持されており、ホルダー2iの先端部mから引出し可能となっている。ホルダー2iは、混合栓本体2の下部外周を覆う下部カバー9と一体に成形されており、かつ、下部カバー9は、混合栓本体2の下部に対して回動自在に構成されている。10は、可撓管4の途中に設けられた重りである。
【0008】
以下、この発明の特徴的構成について説明する。
【0009】
前記シャワヘッド3は、円筒状の浄水カートリッジ11が取替自在に内蔵されている合成樹脂製のカートリッジ収容ケースを兼用するグリップ部12と、このグリップ部(以下、カートリッジ収容ケースという)12の下流端に簡易な着脱手段で接続される合成樹脂製の吐水口本体13とよりなる。吐水口本体13は、図3に示すように、浄水カートリッジ11内の原水流路90aを流れる原水が通過する原水用開口36と、浄水カートリッジ11内の浄水流路90bを流れる浄水が通過する浄水用開口44とを、吐水口本体13の上流端の上下位置に有する。
【0010】
(1)まず、浄水カートリッジ11について説明する。
【0011】
浄水カートリッジ11は、筒状のフィルタ14およびこのフィルタを収容する筒状のカートリッジケース15を有する。
【0012】
フィルタ14は、例えば高性能抗菌繊維活性炭よりなり、長手方向に沿った中央に貫通穴16を有する。フィルタ14の上流端面14a(図5参照)は、図7、図8で示すようなガイドキャップ17で覆われている。ガイドキャップ17は前記上流端面14aに接着されている。Wは、ガイドキャップ17の一方面である接着面である。一方、カートリッジケース15は、図6に示すように、上流端部15a、下流端部15bおよび両端部15a,15b間に位置する大径部15cより構成されている。上流端部15aは、環状の段差18を有し、それによって、上流端部15aの内径Aは大径部15cの内径Bよりも小さく設定されている。内径Aは、例えば28mmであり、内径Bは、例えば32.5mmである。下流端部15bは、大径部15cの内径Bと同一の内径を有する。
【0013】
また、前記ガイドキャップ17は、外径Dが内径Bよりも小さい例えば26mmの薄い板状のディスク部19と、ディスク部19の外周からL字型に折れ曲がった複数の脚部20を有する。なお、ディスク部19の上流面19aは、下流側に少しだけ凹んだ形をしている。各脚部20の底部分nは、ガイドキャップ17を前記上流端面14aに接着下した状態でカートリッジケース15内にフィルタ14を下流端部15bの側から挿入したときに、前記段差18に当接するように形成されている。フィルタ14の外径Eはディスク部19の外径Dとほぼ同じに設定されている。よって、フィルタ14の外周面aおよびカートリッジケース15の内周面b間には、環状空間Sが形成される。この環状空間S内を原水が流れる。すなわち、フィルタ14およびカートリッジケース15間に3mm程度の幅Q(図5参照)を持った環状の原水流路90a(図15参照)が形成される。
【0014】
また、前記ガイドキャップ17は、前記接着面Wに複数の嵌合片21を有する。ガイドキャップ17は、各嵌合片21が、フィルタ14の貫通穴16に嵌め込まれた状態でフィルタ14の上流端面14aに接着される。この貫通穴16によって前記浄水流路90bが形成される。
【0015】
次に、フィルタ14の下流端面14b(図5参照)の側の構成について説明する。
【0016】
フィルタ14の下流端面14bには、フィルタ14の貫通穴16に連通する連通孔22を持つSiよりなる薄い板状の環状の合成ゴム体23(図9参照)が接着される。合成ゴム体23の外径Fは、フィルタ14の外径Eにほぼ等しい。続いて、図10(A)、図10(B)、図11、図12で示す連通部材24の裏面側に設けた円形のリング面24aに、合成ゴム体23の非接着面23aの外周端rを接着する〔図10(B)参照〕。一方、連通部材24の表面側には、図13、図14で示すキャップ25の裏面側が超音波溶着されている。
【0017】
以下、連通部材24とキャップ25について詳述する。
【0018】
連通部材24は、図12および図10(B)に示すように、前記円形のリング面24aによって形成される平面視円形の凹所26を裏面31側に有し、かつ、合成ゴム体23の外径Fとほぼ等しい外径Gを有する。また、連通部材24は、一対の連通口28,28を備えている。各連通口28は、平面視円弧状で、外周面Pの径方向内側と外周面Pの径方向外側にわたり短い幅Mを有するとともに、深さKを有する。前記連通口28は、図10(A)に示すように、表面30側からみれば幅Mを有するが、図12に示すように、裏面31側からみれば、各連通口28は、外周面Pから径方向外側へ長さTだけ突出した円弧状の突出部分40を有することから、前記長さT分だけ、裏面31側の開口幅Sは、表面30側の前記開口幅Mより短くなっている。更に、前記連通口28,28は、連通部材24の中心Oに対して点対称の位置にあるとともに、連通部材24の表面30から長さX(<K)だけ突出している。29は、前記円形のリング面24aを持つ垂下部で、表面30の外周端から裏面31側に向かって90°折れ曲がることにより形成されている。垂下部29の垂下長さYは、図10(B)に示すように、前記裏面31および円形のリング面24a間の長さである。したがって、円形のリング面24aに合成ゴム体23を接着した状態では、連通部材24の裏面31と合成ゴム体23の非接着面23a間に垂下長さYに相当する隙間を有する連通空間Jが形成される。
また、連通部材24は、前記裏面31に複数の嵌合片30を有する。連通部材24は、各嵌合片30が合成ゴム体23の連通孔22を挿通してフィルタ14の貫通穴16に嵌め込まれた状態で、フィルタ14の下流端面14bとの間に合成ゴム体23を有して下流端面14b側に位置することになる。
【0019】
一方、前記キャップ25は、連通部材24を表面30の側から覆うもので、図13に示すように、平面視円形で、連通部材24の外径Gよりも長い外径G’を有する。また、キャップ25は、表面33から突出したリング部34によって形成される開口35を中央に有する。この開口35は、吐水口本体13の原水用開口36(図3参照)に連通接続される。また、キャップ25は、連通部材24の連通口28,28にそれぞれ連通する連通孔37,37を連通口28,28に対応する位置に有する。そして、連通部材24の表面30とキャップ25が裏面38とを対向させながら超音波溶着によって連通部材24をキャップ25で被覆するよう連結した状態(図3参照)では、連通部材24の裏面31側からみると、連通部材24の前記円弧状の突出部分40,40の外周面40a(図12参照)とキャップ25の内周面とが固着されている一方、突出部分40,40間に長さTの幅を持つ隙間空間R,R(図3参照)が形成される。そして、この隙間空間R,Rに、カートリッジケース15内に形成された前記環状空間Sが連通するよう構成されている。したがって、図16に示すように、浄水カートリッジ11内に形成される環状空間Sの原水流路90aを流れる原水は、連通部材24がキャップ25によって被覆されることにより形成される隙間空間R,Rを通過し、キャップ25の中央に形成された開口35を経て、吐水口本体13の原水用開口36に至ることになる。
【0020】
(2)次に、浄水カートリッジ11を収容するカートリッジ収容ケース(グリップ部)12と、シングルレバー2hを閉め忘れて吐水状態になっているときに、浄水カートリッジ11の交換やメンテナンスのために前記収容ケース45から浄水カートリッジ11を取り外したときに供給流路Lの原水が外部に吐出するのを防止するとともに、浄水カートリッジ11を交換しなければならない月を表示できる構成について説明する。
【0021】
図3、図4において、50は、可撓管4の最下流端に水密状態で接続された緊急遮断弁としてのストップ弁で、筒状の弁ケース54内に、弁座部材51と、弁座部材51の上流側に設けた弾性部材52と、弾性部材52によって弁座部材51に当接するよう常に下流側に付勢されている弁体53とを有する。更に、弁体53は、先端突出部53aを有する。この先端突出部53aは、側面視がほぼL字形状であり、先端突出部53aの最下流端は、弁ケース54の長手方向に対してほぼ直角をなす角度を向くように設けられている。
【0022】
55は、樹脂製の表示リング(図18〜図20参照)で、ストップ弁50の弁ケース54がはめ込み可能な大きさの貫通孔56を形成する内部筒状部材57と、内部筒状部材57を覆う外部筒状部材58の二重構造よりなり、外部筒状部材58の外周面55aには、”1月まで”から”12月まで”の表示が目視可能なようにシルク印刷により施されている。内部筒状部材57の外周面と外部筒状部材58の内周面の間には、放射状に複数の補強リブ59が設けられている。更に、外部筒状部材58は、先端外周面が全周にわたり凹部58aと凸部58bが交互に連続形成されてなる凹凸形状をなす。ストップ弁50は、先端部を外部筒状部材58の先端外周面から下流側に突出させた状態で位置する。
【0023】
一方、図8で示したガイドキャップ17のディスク部19の前記上流面19aを弁体53に当接させながら、弁体53の付勢力に抗して弁体53を上流側に押圧することにより、ストップ弁50が開弁している状態が、図1に示されている。浄水カートリッジ11はカートリッジ収容ケース45に収容され、カートリッジ収容ケース45の下流にはシャワヘッド3が連通接続されている。この状態で後述する切替手段を原水吐水状態に切替えるとともに、シングルレバー2hを図33に示すように、水側に操作したり、湯側に操作することにより吐水状態にし、更に、シャワヘッド3に設けた、直放水と散水の切り替え用の突起3aを直放水側に切替えると、図15に示すように、原水の直放水の吐水流路202を形成できる。また、突起3aを散水側に切替えると、図17に示すように、原水の散水の吐水流路203を形成できる。
【0024】
次に、カートリッジ収容ケース12について説明する。
【0025】
カートリッジ収容ケース12は、図28〜図31に示す上部材45aと、図23〜図27に示す下部材45bよりなり、ほぼ筒状である。上部材45aは、上流側に筒部分63を残す形で筒体を軸線に沿って半割りに切断した形状をなす一方、下部材45bは、円弧体に形成されている。
【0026】
上部材45aは、長手方向に沿って両側に位置する下端部に内溝60a(図29参照)を有するとともに、筒部分63の切断端面部に内溝60b(図30、図31参照)を有する。一方、下部材45bは、長手方向に沿って両側に位置する上端部に、前記内溝60aに係合する外溝61a(図29参照)を有するとともに、前記内溝60bに係合する外溝61a(図23、図24参照)を上流側の端面に有する。
【0027】
また、上部材45aは、筒部分63内に、表示リング55の内部筒状部材57と外部筒状部材58間に形成されるリング溝66(図4参照)に遊嵌状態で挿入可能な内筒部分67を有する。この内筒部分67の内周面は、上流側に上部材45aの長手方向に沿って形成されたセレーション68を有する。一方、シャワヘッド3のホルダー2iの先端部mには、図2に示すように、この先端部mと外周が同径のフランジ69を有する筒状体70が水密状態で嵌め込まれている。この筒状体70は、大径の前記フランジ69と、これより小径の筒状体本体71とよりなり、筒状体本体71は、外周面に前記セレーション68に歯合するセレーション72を有する。
【0028】
更に、上部材45aは、筒部分63の一方の周側面で、長手方向にU字型に切欠いた切欠窓73を有する。この切欠窓73の位置に、表示リング55の外部筒状部材58の外周面55aに表示されている”1月まで”から”12月まで”のいずれかの表示が位置するように構成されている。高性能抗菌繊維活性炭よりなるフィルタ14の寿命は、ほぼ3〜4ヵ月であることから、4月に交換すれば、次回の交換の月が7〜8月であることを、”7月まで”あるいは”8月まで”のいずれかに表示リング55をセットすることで表示しておくことができる。そのため、交換の月を忘れても”7月まで”あるいは”8月まで”の表示で交換の月が分かる利点を有する。
【0029】
また、例えば”7月まで”の表示を切欠窓73に位置させても、表示リング55は前記リング溝66(図4参照)に遊嵌状態で挿入されているだけであり、可撓管4がまわることで可撓管4に接続されているストップ弁50の弁ケース54と共に表示リング55がまわり”7月まで”の表示が切欠窓73からずれることが考えられる。この事態を回避するために、下部材45bは、表示リング55の外部筒状部材58の先端外周面に設けた複数の凸部58bのうち、”7月まで”の表示に対応する凸部58bを挟むことにより表示リング55がまわるのを防止するまわり止めの手段を有する。このまわり止めの手段として、下部材45bは、下部材45bの凸部58bに対応する位置に設けた舌片74を有する。これにより、前記”7月まで”の表示に対応する凸部58bを、前記舌片74と舌片74直下の下部材45b内周面部分Z(図24参照)とで挟むことができ、表示リング55がまわるのを防止でき、インジケータとしての”1月まで”から”12月まで”の表示が切欠窓73からずれたりすることなく確実に正しい交換日が切欠窓73を介して常に目視可能に表示できる利点を有する。
【0030】
(3)次に、カートリッジ収容ケース12と吐水口本体13の簡易な接続手段について説明する。
【0031】
この発明では、カートリッジ収容ケース12と吐水口本体13の接続はねじ式ではなく、ワンタッチ着脱機構を採用している。
【0032】
カートリッジ収容ケース12は、先端に位置する短筒状に形成されたフランジ90の外周で、円周方向に沿って形成された図21、図23、図26、図28、図29に示すような被係合部91を、上部材45aおよび下部材45bにそれぞれ二つずつ有する。これら四つの被係合部91は、円周方向に沿って等間隔に位置している。
【0033】
各被係合部91は、フランジ90の外周面91a(図27参照)から僅かに膨らんだ平面視L字型の膨らみ部分92と、膨らみ部分92の内側の角に位置する平面視矩形の凹所93とよりなる。この平面視矩形の凹所93は、外周面91aを凹ませて形成されたものではなく、外周面91aに直線状の仕切り壁93c(図23参照)を膨らみ部分92から距離Vだけ離れて設けることにより形成される。被係合部91,91間の間隔はtである。
【0034】
そして、図21、図28に示すように、上部材45aは、上部材本体45a’外周面のフランジ90に近接する位置に、○および△の吐水口本体はめ込み手順を示すマーク94および95をそれぞれ有する。
【0035】
例えば、図28に示すように、マーク94は、係合溝91,91間に対応する上部材本体45a’外周面に位置し、マーク95は、一方の被係合部91における凹所93より外側に離れた位置に対応する上部材本体45a’外周面に位置する。他方の被係合部91の凹所93およびマーク94間の距離Iと、マーク94およびマーク95間の距離Iは等しい。
【0036】
一方、吐水口本体13は、カートリッジ収容ケース12の短筒状フランジ90に設けた四つの被係合部91に係合する係合突起96(図4、図3参照)を短筒状フランジ90に対する接続用開口13dにそれぞれ有する。
【0037】
図4、図3において、四つの係合突起96は、それぞれ、接続用開口13dの内周面bに円周方向に沿って形成されている。係合突起96は、最終的に前記凹所93に嵌め込まれる平面視矩形の突起97と、例えば図23において、フランジ90の外周面91aのうち、平面視L字型の膨らみ部分92と平面視矩形の凹所93によって挟まれる外周面部分91a’に嵌め込まれる平面視矩形の突起98とよりなる。突起97,98同士は直線状の溝99を挟んで隣接している。
【0038】
更に、図21に示すように、吐水口本体13は、上二つの係合突起96,96間の対応する位置に△の吐水口本体はめ込み手順を示すマーク102を有する。
【0039】
以下、吐水口本体13のカートリッジ収容ケース12の短筒状フランジ90への嵌め込み手順について説明する。
【0040】
図21において、異なるマーク10,マーク94同士を近づけて吐水口本体13をフランジ90に嵌め込むのではなく、予め、同じマーク102,95同士を近づけることにより吐水口本体13をフランジ90に嵌め込むことができる。この状態では、被係合部91,91間にそれぞれ係合突起96が位置している。続いて、マーク102,94同士が一直線になるよう吐水口本体13を図22にも示すようなe方向に回動させることでマーク102をマーク94に整合させる。これにより、突起97が凹所93に嵌まり込むとともに、突起98が外周面部分91a’に嵌まり込み、ねじ式接続のように煩雑ではなく、吐水口本体13にカートリッジ収容ケース12をワンタッチで、かつ容易に接続できる。吐水口本体13の取り外しは嵌め込み手順とは反対の動作を行えばよい。この吐水口本体13の取り外し作業もワンタッチで、かつ容易に行える。
【0041】
(4)次に、図15〜図17、図32、図34を用いて、原水吐水状態と浄水吐水状態とを切替える切替手段と、シーソー式に構成されている回動操作具105について説明する。
【0042】
前記切替手段は、前記吐水口本体13の横側部に露出したシーソー式の切替用の回動操作具105と、金属製のボール弁体112と、ボール弁体112を保持する弁体保持部材113と、弁座部材111とを主として有する。
更に、回動操作具105は、原水の吐水流路202,203と浄水の吐水流路204を切替る機能を有するもので、図34に示すように、回動操作具105は、前面に、浄水吐水状態か、あるいは、原水吐水状態かを容易に目視できる切替え表示部106を有する。この切替え表示部106は、浄水吐水状態を示す表示部分106aと原水吐水状態を示す表示部分106bとよりなる(図32参照)。
【0043】
前記吐水流路202は、切替操作部材3aを回動操作して設定した直放水吐水状態の原水吐水流路(図15参照)、前記吐水流路203は、切替操作部材3aを回動操作して設定した散水吐水状態の原水吐水流路(図17参照)、前記吐水流路204は、切替操作部材3aを回動操作して設定した直放水吐水状態の浄水吐水流路である(図16参照)。また、図示はしないが、散水吐水状態の浄水吐水流路も、切替操作部材3aを回動操作して設定できる。
108は、浄水用開口44および弁座部材111に形成されている開口110の下流側に形成されるチャンバ、109は、弁座部材111の上流側に形成される空間部である。空間部109は上流側の原水用開口36に連通されている。また、チャンバ108は、上流側の浄水用開口44に連通されている。弁座部材111は、原水吐水状態の場合、前記原水流路90aを原水用開口36から空間部19を介してチャンバ108に連通させる開口110を有する。そして、弁座部材111の上流側には、前記回動操作具105の回動操作に連動して開口110を開閉する金属製のボール弁体112を保持する合成樹脂製の弁体保持部材113が設けられている。
【0044】
すなわち、前記弁体保持部材113は、上下方向の軸芯まわりで回動可能に前記空間部109に設けられている。そして、この弁体保持部材113に、弁体保持部材113の回動に伴って前記開口110を開閉させる金属製のボール弁体112を、スプリング115によって閉弁方向に付勢させて設けている。また、この弁体保持部材113に前記回動操作具105を連設し、かつ、この回動操作具105を吐水口本体13の横側部に露出させてある。なお、前記スプリング115とボール弁体112は、この順で筒体120に下側から挿入されている。
【0045】
前記回動操作具105の回動軸部は、弁座部材111の上面板111aに立設するピン130と、このピン130に嵌入係合するようピン130の形状に合わせて回動操作具105に穿設した孔105aとで構成される。
【0046】
140は、弁座部材111の上面板111aに開口110と並設されたボール弁体112用の溝である。すなわち、図15、図17に示す原水吐水状態では、前記開口110は、ボール弁体112によって覆われておらず、ボール弁体112は前記溝140に位置したままである。一方、回動操作具105を例えば図15に示す原水吐水状態から図16に示す浄水吐水状態に切替操作すると、回動操作具105の作動に連動してボール弁体112が前記溝140から前記開口110に移動するよう弁体保持部材113が回動して、原水用開口36を通過した原水が図15に示した原水の吐水流路202に連通するのを遮断する遮断状態となる。この浄水吐水状態においては、図16に示すように、原水が前記フィルタ14の外周面aから前記フィルタ14内を通過して前記フィルタ14の内周面16a(貫通孔16)に至ることによって浄水を得ることができる。この浄水は、吐水口本体13に設けた前記浄水用開口44を介して吐水する。
【0047】
また、前記回動操作具105は、従来のように凹み具合で浄水吐水状態か、あるいは、原水吐水状態かを判断させる押しボタン81の方式ではなく、ピン130を支点部とするシーソー式に構成されているので、原水吐水状態では、表示部分106bが凹み、かつ、表示部分106aが突出しており、目視だけで浄水吐水状態か、あるいは、原水吐水状態かを容易に判断できる。浄水吐水状態の場合も同様である。
【0048】
また、前記回動操作具105の切替作動をボール弁体112に伝達する伝達機構として、弁体保持部材113と、ボール弁体112と、スプリング115と、弁座部材111とからなる簡易な構成を採用しているので、故障の原因になり難く、仮に故障しても部品点数が少ないので、迅速に交換できる。
【0049】
また、図4において、303は、直放水用吐水口部、305は、散水用吐水口部305である。前記直放水用吐水口部303には、例えばメッシュの周囲を合成樹脂材で縁取りした複数枚の散水板310…が設けられている。また、前記散水用吐水口部305にも散水板311が設けられている。
【0050】
なお、上記実施形態では図15、図17に示すように、吐水口本体13に設けた浄水用開口44から原水の吐水流路202,203に浄水が合流して原水吐水状態でも浄水が混じった状態で原水が吐水口本体13から吐水するおそれがある。
【0051】
図35〜図37は、原水吐水時における浄水の原水吐水流路への流出を防止できるように、原水吐水状態と浄水吐水状態とを切替える切替手段を構成したこの発明の他の実施形態を示す。なお、図35〜図37において、図1〜図34に示した符号と同一のものは同一又は相当物である。
【0052】
図35〜図37において、切替手段300は、前記吐水口本体13の横側部に露出したシーソー式の切替用の回動操作具105と、弁座部材301と、金属製のボール弁体112を保持する弁体保持部材113と、金属製の別のボール弁体112’を保持する弁体保持部材113’とを主として有する。
【0053】
弁座部材301は、弁座部材301の上面板111aに、チャンバ108内に連通する開口110を有するとともに、上面板111aおよび弁座部材301の下面板111c間に、弁座部材301よりも上流側に位置する浄水用開口44に連通する環状流路Kを有し、また、この環状流路Kをチャンバ108内に導き、下面板111cに設けた、チャンバ108の出口108aに環状流路Kを連通させるためのチャンバ入口108cを有する。そして、浄水吐水状態では、ボール弁体112が、上流側の原水用開口36に連通するもう一つのチャンバ入口である開口110を閉じるよう、同時に、ボール弁体112’がチャンバ入口108cを開くように、また、原水吐水状態では、ボール弁体112が原水用開口36に連通する開口110を開くよう、同時に、ボール弁体112’がチャンバ入口108cを閉じるように、弁体保持部材113と弁体保持部材113’はピン130に連動連結されている。115’は、弁体保持部材113’の回動に伴って前記チャンバ入口108cを開閉させる金属製の前記ボール弁体112’を閉弁方向に付勢させるスプリングである。
【0054】
而して、浄水吐水状態では、図36に示すように、上流側の原水用開口36に連通する開口110が閉じられる一方、チャンバ入口108cが開かれて環状流路Kがチャンバ入口108c、チャンバ108を介してチャンバ出口108aに連通することになり、浄水を吐水できる。
【0055】
一方、原水吐水状態では、図37に示すように、チャンバ入口108cが閉じられて環状流路Kとチャンバ入口108cが連通しなくなる一方、上流側の原水用開口36に連通する開口110が開かれて原水を吐水できる。
【0056】
この実施形態では、浄水側にも原水側と同じ構造のボール弁体112’を設け、原水側のボール弁体112と連動して原水吐水状態と浄水吐水状態の切替えを行うようにしたので、原水吐水状態での浄水の流出をなくすことができる。そのため、浄水カートリッジ11の耐久性(寿命)を向上できる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明では、目視だけで容易に浄水吐水状態なのか原水吐水状態なのかの判断ができるとともに、故障し難い浄水機能付湯水混合水栓を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態を示す全体構成説明図である。
【図2】 上記実施形態における分解斜視図である。
【図3】 上記実施形態における要部分解斜視図である。
【図4】 上記実施形態における要部を分解した構成説明図である。
【図5】 上記実施形態で用いた浄水カートリッジを示す構成説明図である。
【図6】 上記実施形態で用いた浄水カートリッジのケースを示す構成説明図である。
【図7】 上記実施形態で用いた浄水カートリッジのガイドキャップを示す平面図である。
【図8】 図7におけるa−b−c断面図である。
【図9】 上記実施形態で用いた浄水カートリッジの合成ゴム体を示す縦断面図である。
【図10】 (A)は、上記実施形態で用いた浄水カートリッジの連通部材を示す平面図である。
(B)は、上記実施形態で用いた浄水カートリッジの連通部材を示す縦断面図である。
【図11】 上記実施形態で用いた浄水カートリッジの連通部材を示す側面図である。
【図12】 上記実施形態で用いた浄水カートリッジの連通部材を示す背面図である。
【図13】 上記実施形態で用いた浄水カートリッジのキャップを示す平面図である。
【図14】 上記実施形態で用いた浄水カートリッジのキャップを示す縦断面図である。
【図15】 上記実施形態における原水吐水状態で、かつ、直放水の状態を示す構成説明図である。
【図16】 上記実施形態における浄水吐水状態で、かつ、直放水の状態を示す構成説明図である。
【図17】 上記実施形態における原水吐水状態で、かつ、散水の状態を示す構成説明図である。
【図18】 上記実施形態で用いた表示リングを示す正面図である。
【図19】 上記実施形態で用いた表示リングを示す側面図である。
【図20】 上記実施形態で用いた表示リングを示す縦断面図である。
【図21】 上記実施形態で用いたカートリッジ収容ケースと吐水口本体の接続動作を示す平面図である。
【図22】 上記実施形態で用いた吐水口本体の接続のための回動動作を示す斜視図である。
【図23】 上記実施形態で用いたカートリッジ収容ケースの下部材を示す底面図である。
【図24】 上記実施形態で用いたカートリッジ収容ケースの下部材を示す断面図である。
【図25】 上記実施形態で用いたカートリッジ収容ケースの下部材を示す上面図である。
【図26】 上記実施形態で用いたカートリッジ収容ケースの下部材を示す側面図である。
【図27】 上記実施形態で用いたカートリッジ収容ケースの下部材を示す正面図である。
【図28】 上記実施形態で用いたカートリッジ収容ケースの上部材を示す上面図である。
【図29】 上記実施形態で用いたカートリッジ収容ケースの上部材を示す側面図である。
【図30】 上記実施形態で用いたカートリッジ収容ケースの上部材を示す断面図である。
【図31】 図30におけるF−F線断面図である。
【図32】 上記実施形態で用いた吐水口本体を示す正面図である。
【図33】 上記実施形態で用いたシングルレバーの吐水と止水動作を示す図である。
【図34】 上記実施形態で用いた切替手段を示す要部分解斜視図である。
【図35】 この発明の他の実施形態で用いた切替手段を示す要部分解斜視図である。
【図36】 上記他の実施形態における浄水吐水状態で、かつ、直放水の状態を示す構成説明図である。
【図37】 上記他の実施形態における原水吐水状態で、かつ、直放水の状態を示す構成説明図である。
【図38】 (A)は従来の原水吐水状態を説明するための図である。
(B)は従来の浄水吐水状態を説明するための図である。
【符号の説明】
1…浄水機能付湯水混合栓、2…混合栓本体、3…シャワヘッド、4…可撓管、11…浄水カートリッジ、12…グリップ部(カートリッジ収容ケース)、13…吐水口本体、14…フィルタ、15…カートリッジケース、36…原水用開口、44…浄水用開口、90a…原水流路、90b…浄水流路、202,203…原水の吐水流路、204…浄水の吐水流路。

Claims (4)

  1. 給湯管および給水管に接続されて湯および水を混合する混合栓本体と、この混合栓本体に、原水の供給流路を形成する可撓管を介して接続されたシャワヘッドとを備え、このシャワヘッドは、浄水カートリッジを取替自在に内蔵してあるグリップ部と、このグリップ部の下流端に着脱自在に接続される吐水口本体とよりなり、更に、浄水カートリッジは、筒状のフィルタおよびこのフィルタを収容する筒状のカートリッジケースを有し、また、原水吐水状態と浄水吐水状態とを切替える切替手段を有し、さらに、前記グリップ部から浄水カートリッジを取り外したときに供給流路の原水が供給流路の外部に吐出するのを防止し、かつ、浄水カートリッジの交換月を表示するように構成してあり、また、外周面に1月から12月までを表示する表示リングと、グリップ部の外周面に設けた切欠窓とを備え、前記表示リングが先端外周面の全周にわたって凹部と凸部とを交互に連続形成してある外部筒状部材を有し、前記グリップ部が複数の前記凸部のいずれか一つをその内周面部分とで挟んで表示リングの回転を防止する舌片を有し、前記切欠窓の内側の位置に、前記表示リングの外周面の1月から12月までのいずれかの表示を任意に位置させることができるように構成してあり、さらに、前記可撓管の最下流端に水密状態で接続され、前記グリップ部から浄水カートリッジを取り外したときに供給流路の原水が供給流路の外部に吐出するのを防止する緊急遮断弁を備え、この緊急遮断弁が、筒状の弁ケース内に、弁座部材と、弁座部材の上流側に設けた弾性部材と、弾性部材によって弁座部材に当接するよう常に下流側に付勢されている弁体とを有し、前記フィルタの上流端面を覆うガイドキャップのディスク部の上流面が前記弁体の付勢力に抗して弁体を上流側に押圧することにより、緊急遮断弁が開弁するように構成してあることを特徴とする浄水機能付湯水混合水栓。
  2. グリップ部の先端のフランジの外周に円周方向に沿って形成された複数の被係合部を備え、各被係合部は、前記フランジの外周面から膨らんだ平面視L字型の膨らみ部分と、膨らみ部分の内側の角に位置する平面視矩形の凹所とを有する一方、前記グリップ部のフランジに対する前記吐水口本体の接続用開口部の内周に円周方向に沿って、前記被係合部に係合する係合突起を形成してあり、各係合突起は、前記凹所に嵌め込まれる平面視矩形の突起と、前記フランジの外周面において前記膨らみ部分および凹所によって挟まれる外周面部分に嵌め込まれる平面視矩形の突起とを有し、上記二つの突起は直線状の溝を挟んで隣接している請求項1に記載の浄水機能付湯水混合水栓。
  3. 前記グリップ部と吐水口本体との嵌め込み手順を示すマークを、前記グリップ部と吐水口本体とにそれぞれ設けてある請求項2に記載の浄水機能付湯水混合水栓。
  4. 原水吐水状態と浄水吐水状態とを切替える切替手段が、浄水吐水状態では浄水のみを吐水させる一方、原水吐水状態のときは原水のみを吐水させるよう構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の浄水機能付湯水混合水栓。
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