JP4029881B2 - 電動ピンセット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、微小部品を把持するピンセットの改良に関し、詳しくは、変位拡大機構を有する簡易な電動ピンセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
発明者は、先に国際公開番号W099/30877号公報にて、きわめて単純機構に成るグリッパーを提案した。かかるグリッパーは、フィンガーに長柱の座屈現象を応用することにより、特別の変位拡大機構を有することなく、わずかな並進移動量がフィンガー先端において、10数倍に拡大された曲げ変位量に変換される特徴を有するものである。
かかるグリッパーによれば、微小部品のソフトな把持ができ、小形軽量のために、ロボットハンドに適するものであった。
しかしながら、発明者は鋭意研究、検討を重ねた結果、所定の開放・閉成(把持)動作により被対象物を把持する用途に上記グリッパーを適用しようとすると、把持部材の開放量及び閉成量を適当な値に設定する必要がある。このため、把持部材の他端部における往復の並進変位量が所定値になるようにモータの正方向の回転角度、逆方向の回転角度を調整しなければならず煩雑であることを見出して電動ピンセットを国際出願した(国際出願番号PCT/JP/11839)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述の国際出願の更なる改良であり、その目的は、並進変位量の拡大機能を有する把持部材を有し、簡易な構成で該把持部材の所定の開放、閉成ができる電動ピンセットであって、被対象物を把持し易くするために把持部材の開閉方向を簡易に調整できる電動ピンセットを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電動ピンセットは、モータと、一端部と他端部と先端とを有するV字片二つからなり、この他端部の往復動の並進変位量に基づいて前記先端の開閉量を拡大すると共に、被対象物を開放及び把持する把持部材と、前記把持部材の一端部に係合する係合部を有するベース部材と、前記一端部を連結固定すると共に、貫通された中空部を有するホルダー部材と、前記モータを回転及び停止させるスイッチ手段と、
前記ホルダー部材に収納され、前記モータの軸に連結されると共に、前記モータの一方向の回転を、前記把持部材の他端部の所定の並進変位量を有する往復動に変換する変換機構と、前記ベース部材及び前記ホルダー部材に設けられ、前記スイッチ手段との位置の関係において前記ベース部材が前記ホルダー部材に対して複数の異なる位置に装着自在に取付け可能な装着手段と、を備えたことを特徴とするものである。
かかる電動ピンセットによれば、変換機構はモータの一方向の回転を、把持部材の他端部に対して、所定の往復動の並進変位量に変換し、スイッチ手段がモータを回転・停止する。よって、把持部材の開閉量が一定になるように把持部材の他端部の並進変位量が所定の値になる。したがって、例えば一定の被対象物を閉成(把持)及び開放させる電動ピンセットを容易に得ることができるという効果がある。しかも、装着手段がベース部材をホルダー部材に対して複数の異なる位置に装着自在に取付けできるので、被対象物に応じて適切な把持部材の先端における開閉方向を段階的に選択できるという効果がある。
【0005】
他の発明に係る電動ピンセットにおける前記変換機構は、第1の凹部又は第1の凸部とから成る揚程部を有し、前記モータの軸に連結されるカムと、前記揚程部に対応する第2の凸部又は第2の凹部を有し、前記他端部に連結され、該カムの一方向の回転を前記他端 部が引っ張られたり、戻されたりする所定の往復方向の並進変位量に変換するカムフォロワと、前記カム又は前記カムフォロワを押すことにより前記揚程部の第1の凹部又は第1の凸部と前記第2の凸部又は第2の凹部とを接触させる弾性部材と、を備えたことを特徴とするものである。
かかる電動ピンセットによれば、変換機構はモータの一方向の回転を、把持部材の他端部に対して、所定の往復動の並進変位量に変換し、スイッチ手段がモータを回転・停止する。よって、把持部材の開閉量が一定になるように把持部材の他端部の並進変位量が所定の値になる。したがって、例えば一定の被対象物を閉成(把持)及び開放させる電動ピンセットを容易に得ることができるという効果がある。
他の発明に係る電動ピンセットにおける装着手段は、ホルダー部材に設けられた複数の凹凸部と、ベース部材に設けた凸部又は凹部とから成る、ことを特徴とするものである。
かかる電動ピンセットによれば、簡易な構成で装着手段を得ることができるという効果がある。
【0006】
他の発明に係る電動ピンセットにおける装着手段は、ベース部材の外縁が略円形をしていると共に、前記外縁を押圧することによりこの外縁が弾性変形するスリットが設けられており、ホルダー部材は、前記ベース部材を係合して固定する円筒部を有する、ことを特徴とするものである。
かかる電動ピンセットによれば、簡易な構成で、被対象物に応じて適切な把持部材の開閉方向を連続的に選択できるという効果がある。
【0007】
他の発明に係る電動ピンセットにおける装着手段は、ホルダー部材とベース部材とを永久磁石から成る磁性部材を介して連結している、ことを特徴とするものである。
かかる電動ピンセットによれば、簡易な構成で、容易に被対象物に応じて適切な把持部材の開閉方向を連続的に選択できるという効果がある。
【0008】
他の発明に係る電動ピンセットにおける装着手段は、ホルダー部材の外周にネジが形成されており、該ネジに螺合して前記ベース部材を固定する固定用部材を設けた、ことを特徴とするものである。
かかる電動ピンセットによれば、簡易な構成で、被対象物に応じて適切な把持部材の開閉方向を連続的に選択できるという効果がある。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本発明の実施の形態1となる電動ピンセットを第1図乃至第5図によって説明する。第1図は電動ピンセットの全体構成を示す横断面図、第2図は電動ピンセットの主要部の拡大図、第3図はフィンガーユニットの斜視図、第4図は電動ピンセットの変換機構とモータの分解斜視図、第5図はホルダー部材の平面図(a)、正面断面図(b)である。
【0010】
第1図乃至第5図において、電動ピンセット1は、一端部と他端部とを有する把持部材としての把持フィンガー13を有すると共に、フィンガーユニット10と、把持フィンガー13の共有部(他端部)13gに連結されると共に、該共有部13gを並進変位させるモータ52を有する駆動部50と、モータ52の軸52aにおける一方向、すなわち、正転又は逆転のうちいずれか一つとなる一定方向の回転を、把持フィンガー13の共有部13gに対して、所定の往復方向の並進変位に変換し、往路と復路との並進変位量を同一の大きさに変換させる変換機構30と、把持フィンガー13の共有部13gを変換機構30の端部に固定されるネジ15と、駆動部50、変換機構30を収納させると共に、フィンガーユニット10を固定するケース部60とから成っている。
【0011】
フィンガーユニット10は、第3図に示すように把持部材としての把持フィンガー13と、ベース部材11とから成り、把持フィンガー13は、中央部には孔13eを中央に有する他端部としての共有部13gを有し、V字片13vの外側片には、中央にスリット13sを有しており、並進変位に基づいて共有部13gが引っ張られたり、戻されたりして先端13xが拡大変位することで開閉動作する、略V形状の二つのV字片13vを有するように形成されており、V字片13vにより被対象物を閉成(把持)したり開放したりするように構成されている。
【0012】
ベース部材11は、平座金状で、中央に穿設された孔11eを有し、外周に二つの突起片11tが設けられており、把持フィンガー13のV字片13vの端部、すなわち、把持フィンガー13の一端部を挟持しながら係合される二つの切り欠き11cが設けられている。凸部としての突起片11tには、スリット11sが設けられて、該スリット11sと連続する円弧状のスリット11gにより、突起片11tの側面を挟持して押圧すると、圧縮されてホルダー部材62の溝62sに挿入して、上記挟持を解放することでばね力により突起片11tが復元して該溝62sに係合されるように形成されている。すなわち、突起片11tは、側面を押圧することにより内側に弾性変形して幅が狭くなるように形成されている。
【0013】
ケース部60は、変換機構30を収納すると共に、フィンガーユニット10のベース部材11を固定するホルダー部材62と、モータ52、電池53を収納するケース64と、モータ52の端部を固定すると共に、ホルダー部材62の端部を固定するモータ受け66とを備えている。
【0014】
ホルダー部材62は、円柱状の中空部62a、中央にカムフォロワ35の先柱35cに挿入される孔62eが穿設されており、中空部62aには、カムフォロワ35の案内突起37pを摺動させる二つの半円状の溝62uがカムフォロワ35の並進変位方向に沿って並進変位量よりも長く形成されており、変換機構30、コイル状の圧縮ばね22が収納されている。
ここで、カムフォロワ35の案内突起37pがホルダー部材62の溝62uを摺動しながら移動するのは、カム33の回転によるカムフォロワ35の回転を防止するためである。
【0015】
第5図及び第6図において、ホルダー部材62の先端円筒部には,六本の突起62tを外周に沿って60°毎の一定間隔で立設した突起62tと、該突起62t間の隙間に60°毎に、すなわち、複数の異なる位置にスリット62sとしての一対の各スリット62s1,62s2,62s3が三組形成されており、スリット62sと突起62tとによりベース部材11の突起片11tを係合して取付ける装着手段としての凹凸部が形成されている。
スリット62sの幅は、ベース部材11の突起片11tのそれよりもわずかに狭く形成されている。よって、該スリット62s1,62s2,62s3の何れかの一対にベース部材11の突起片11tが係合されると、突起片11tは所定のばね力でスリット62s1,62s2,62s3の何れかに装着される。これは、フィンガーユニット10がホルダー部材62の先端部に固定される位置を他段階に選択することにより把持部材13の開閉方向OC1〜OC3の三段階に選択するためである。
なお、ベース部材11の突起片11tをホルダー部材62のスリット62sに着脱自在に取付け、取り外しする着脱自在な着脱手段としての機能をも有している。
【0016】
変換機構30は、モータ52の軸52aに連結されると共に、輪郭33rに第1の凸部33tから成る揚程部を有する略円板状のカム33とカム33の揚程部の移動により動作すると共に、輪郭35rに該凸部33tに対応、すなわち、接触して係合する第2の凹部35uを有するカムフォロワ35とから成っている。
【0017】
カム33は、減速機構54の軸54cを係合させる孔33eが穿設されており、凸部33tは、断面が半円状の傾斜を有している。
カムフォロワ35は、三段の円柱で、太さの大きい順に基柱35a、中柱35b、先柱35cから成り、基柱35aの側面部にストレートピン37が打ちこまれて形成された二つの案内用の案内突起37pと、先柱35cには把持フィンガー13の共有部13gを固定するためのネジ孔35eと、カム33の凸部33tの傾斜にわずかな隙間を有して係合するようにカムフォロワ35の凹部35uにも断面が楕円状の傾斜を有している。
【0018】
駆動部50は、モータ52の駆動源となる直流電圧を発生する電池53と、モータ52の軸52aの回転を所定の減速比により減速させる歯車54gを有する減速機構54とを有している。
減速機構54には、取付け用のネジ部54aと、軸54cとを有している。減速機構54が有るのは、モータ52の回転速度を適当な値に減速して把持フィンガー13の共有部13gにおける並進変位量の移動速度を調整して把持フィンガー13の開閉速度を適切にするためである。
また、減速機構54に歯車54gを有するのは、把持フィンガー13が被対象物を把持した状態で、モータ52の電源がスイッチ57によって遮断されても、モータ52の回転を停止状態に維持することにより把持フィンガー13が閉成から開放することを防ぐためである。
なお、減速機構54には、周知の遊星歯車機構を例示できる。
【0019】
スイッチ手段としてのスイッチ57は、ケース部60に固定されると共に、直流電源の電池53をモータ52に接続及び開放することによりモータ52を回転及び停止させるもので、モータ52には、電池53の極性が同一のままで、モータ52を一定方向に回転及び、停止するように構成されている。
【0020】
また、弾性部材としての圧縮ばね22は、カムフォロワ35の基柱35aを矢印A方向に押すことによりカム33の輪郭33rとカムフォロワ35の輪郭35rとが接触するように構成されている。モータ52の回転によるカム33の動作を確実にカムフォロワ35に伝達するためである。
これによりスイッチ57がオフの状態、すなわち、モータ52が停止した状態で、圧縮ばね22によりカムフォオロワ35が矢印A方向に押圧されるので、カム33の凸部33tとカムフォロワ35の凹部35uとが係合すると、把持フィンガー13の共有部13gが矢印A方向に引っ張られて把持フィンガー13が閉成して被対象物を把持する。
すなわち、把持フィンガー13の把持力が圧縮ばね22のバネ力に依存し、把持フィンガー13を開放する力がモータ52のトルクに依存する。
【0021】
上記のように構成された電動ピンセットの作用を第1図及び第2図によって説明する。
いま、把持フィンガー13が開放している状態で、作業者がスイッチ57を押すと、電池53の電圧がモータ52に印加されてモータ52が回転を開始する。モータ52の軸52aにより減速機構54の軸54cを回転し、同時にカム33も同一の方向に同一の速度で回転する。圧縮バネ22により矢印A方向に付勢されたカムフォロア35の凹部35uと、カム33の凸部33tとが摺動して係合すると、把持フィンガー13の共有部13gが矢印A方向に引っ張られて並進変位しながら移動し、把持フィンガー13の対向するV字片13vが閉成して被対象物を把持する。
ここで、作業者がスイッチ57から手を離すと、モータ52に流れている電流が遮断されてモータ52の回転が停止する。把持フィンガー13のV字片13vのバネ力により把持フィンガー13が開放しようとするが、減速機構54の歯車54gの摩擦力によってモータ52の軸52aの回転が阻止される。よって、把持フィンガー13のV字片13vの閉成が保持されるので、被対象物を把持したままとなる。
【0022】
次に、作業者がスイッチ57を押すと、上記のようにモータ52の軸52aが回転し、同時にカム33も同一の方向に同一の速度で回転する。カム33の凸部33tと、カムフォロア35の凹部35cとが摺動して係合が解除されると、把持フィンガー13の共有部13gが矢印B方向に戻されて並進変位しながら移動し、把持フィンガー13の対向するV字片13vが開放して被対象物を開放する。
【0023】
さらに、フィンガーユニット10をホルダー部材62に着脱させる作用を第2図、第5図、第6図を主として説明する。
まず、フィンガーユニット10をホルダー部材62に装着する場合には、第2図、第6図(a),(b)に示すように例えばスイッチ57との関係で把持部材13の先端における開閉方向OC1〜OC3のうち、一つの開閉方向を決めてから、フィンガーユニット10の突起片11tを、上記開閉方向に適したホルダー部材62の一対のスリット62s1,62s2,62s3sの何れかに装着する。フィンガーユニット10のベース部材11がホルダー部材62に装着された後、把持フィンガー13の共有部13gをネジ15でカムフォロワ35の孔35eに固定する。
このようにしてフィンガーユニット10がホルダー部材62に固定されることで把持フィンガー13の一端部がケース部60に固定(連結)される。
【0024】
一方、フィンガーユニット10をホルダー部材62から取り外す場合には、第2図、第6図(a),(b)に示すようにネジ15を回して把持フィンガー13の共有部13gとカムフォロワ35とを分離した後、フィンガーユニット10の突起片11tをホルダー部材62のスリット62sから外す。
実施の形態1では、ホルダー部材62に対してフィンガーユニット10の突起片11tを固定する位置を多数のスリット62sから一対の各スリット62s1〜62s3を選択できるようにしたので、例えば、スイッチ57との位置の関係で、ホルダー部材62に対してフィンガーユニット10の固定する位置を、フィンガーユニット10を回転する方向Rの位置を三段階(多段階)に選択することにより把持部材13の開閉方向OC1〜OC3を多段階に選択できる。したがって、電動ピンセット1を作業者が手に持ってスイッチ57の操作をしつつ被対象物を把持部材13の開閉動作により把持・開放する際の作業性が向上するものである。
さらに、電動ピンセット1がロボットハンド等に固定された場合には、把持部材13の開閉方向を上記のようにして簡易に選択できる。
【0025】
なお、上記実施の形態1では、ベース部材11に凸部としての突起片11tを設け、ホルダー部材62に凹凸部を設けて、該凹凸部に突起片11tを係合して固定するようにしたが、ベース部材11に凹部(孔も含む)を設けて上記凹凸部に係合して固定しても良い。
【0026】
また、モータ52の一方向の回転により把持フィンガー13が開閉動作するように構成されているので、作業者は部品などの被対象物を把持するためのピンセットを開閉動作させる指力から解放される。
また、モータ52の一方向の回転を、変換機構30が所定の往復方向の並進変位量に変換するので、把持フィンガー13の開閉量が一定になるという効果がある。特に、電動ピンセット1は、同一形状の被対象物を把持・開放する用途に適する。さらに、スイッチ57は、モータ52の正転、逆転するために電池53の極性を切換える機能を有しないので配線が容易になるという効果がある。
【0027】
なお、実施の形態1の変換機構30は、モータ52の軸52aに連結されると共に、第1の凸部33t(又は第1の凹部でも良い)とから成る揚程部を有するカム33と、他端部13gに連結され、該カム33の一方向の回転を前記他端部13gに対して所定の往復方向の並進変位量に変換すると共に、前記揚程部に対応する第2の凹部33u(又は第2の凸部でも良い)を有するカムフォロワ35と、を備えている。かかる電動ピンセット1によれば、簡易な構成でモータ52の一方向の回転を、把持部材13の他端部13gに対して、所定の往復方向の並進変位量に変換する変換機構30を得ることができる。
【0028】
さらに、実施の形態1によれば、ホルダー部材62に連結されたケース部60に収納されると共に、カム33又はカムフォロワ35を押すことにより揚程部と第2の凹部33u(又は第2の凸部でも良い)とを接触させる弾性部材(圧縮バネ)22とを備えている。かかる電動ピンセットによれば、弾性部材がカム33とカムフォロワ35とを当接することにより、モータ52の回転によるカム33の動作を確実にカムフォロワ35に伝達できるので、確実に電動ピンセット1の開閉動作ができる。
【0029】
実施の形態2.
本発明の実施の形態2を第7図及び第8図によって説明する。第7図はベース部材を示す平面図、第8図はベース部材とホルダー部材との着脱を示す斜視図である。
実施の形態1は、把持部材13の開閉方向を選定し得たが、実施の形態2では、これを連続的に選定できるものである。
第7図及び第8図において、ベース部材211は平座金状で、略外周(外縁)が円形に形成されており、中央に穿設された孔211eを有しており、実施の形態1と同様に把持フィンガー13の一端部を挟持しながら係合される二つの切り欠き211cが設けられている。
ベース部材211のスリット211sは、中央部の内側に水平に切り欠きれた水平スリット211hと、水平スリット211hと連通された円弧状のスリット211Lとが形成されており、水平スリット211hの側面には、ベース部材211の円形外周よりもわずかに突出した突起211tを設け、該突起211tが押圧されて内側に移動する弾力性を有している。
【0030】
ホルダー部材262は、先端に形成された略円筒形状の円筒部262yと、円筒部262yに一対の凹部262sとが設けられており、円筒部262yの直径がベース部材211の突起211tの幅よりもわずかに小さく形成されている。これは、ベース部材211の突起211tを押圧すると、突起211tが内側に弾性変形してベース部材211をホルダー部材262の円筒部262yに係合固定するためである。
【0031】
次に、フィンガーユニット210をホルダー部材262に着脱させる作用を第7図及び第8図によって説明する。
まず、フィンガーユニット210をホルダー部材262に装着する場合には、例えばスイッチ57の位置との関係で把持部材13のおよその開閉方向を決めた後、フィンガーユニット210の突起211tを挟持しつつ該突起211tをホルダー部材262の円筒部262yに係合するとフィンガーユニット210がホルダー部材262に装着される。これにより把持部材13の開閉がほぼ所望の方向に設定される。
さらに、把持部材13の開閉方向を調整するには、ベース部材211のスリット211Lに棒部材(図示せず)を挿入してベース部材211を摺動しながら回転して把持部材13を所望の位置に移動してフィンガーユニット210をホルダー部材262に係合固定する。
かかる固定後に、把持フィンガー13の共有部13gをネジ15でカムフォロワ35の孔35eに固定することによりフィンガーユニット210の装着が完了する。
【0032】
一方、フィンガーユニット210をホルダー部材262から外す場合には、第2図、第8図(a),(b)に示すようにネジ15を回して把持フィンガー13の共有部13gとカムフォロワ35とを分離した後、ホルダ一部材262の凹部262uからベース部材211の下端部に錐状工具(図示せず)の先端を当て押し開けるようにして、フィンガーユニット210を外すことができる。
【0033】
以上のように本実施例によれば、ホルダー部材262に対してフィンガーユニット210を固定する位置を、ベース部材211の弾性変形する突起片211tによりホルダー部材262の円筒部262yを連続的に回転移動できるようにしたので、例えば、スイッチ57との位置の関係で、ホルダー部材262に対してフィンガーユニット210を回転することによりフィンガーユニット210の固定すべき位置を連続的に選択できる。よって、フィンガーユニット210の把持部材13の開閉方向を連続的に選択できる。したがって、電動ピンセット1を作業者が手に持ってスイッチ57の操作をしつつ被対象物を把持部材13の開閉動作により把持・開放する際の作業性がより向上するものである。
さらに、電動ピンセット1をロボットハンド等に固定した場合には、把持部材13の開閉方向を上記のようにして簡易に選択できる。
【0034】
実施の形態3.
本発明の実施の形態3を第9及び第10図によって説明する。第9図はベース部材を示す平面図、第10図はフィンガーユニット、磁石部材、ホルダー部材の一部断面を含む分解正面図である。
実施の形態3は、実施の形態2と同様に把持部材13の開閉方向を連続的に選択できると共に、フィンガーユニット310(把持部材13)とホルダー部材362との着脱を容易にするものである。
第9図及び第10図において、ベース部材311は鉄等の磁性体で、中央に孔を有するリング形状に形成されており、把持フィンガー13の一端部を挟持しながら係合される二つの切り欠き311cが設けられている。
ホルダー部材362は実施の形態2とほぼ同様で、先端の略円筒状に形成された円筒部362yと、円筒部362yに一対の凹部362sと、円筒部362yと連通した奥部には、中央に孔を有するリング形状で、永久磁石から成る磁性部材303が接着剤で固定される円柱状の凹部362zとが設けられている。
【0035】
次に、フィンガーユニット310をホルダー部材362に着脱させる作用を第2図、第9図、第10図によって説明する。
まず、フィンガーユニット310をホルダー部材362に装着する場合には、例えばスイッチ57の位置との関係で把持部材13のおよその開閉方向を決めた後、フィンガーユニット310をリング部材303の上に載せることによりベース部材311が磁性部材303を介してホルダー部材362に装着される。これにより把持部材13の開閉がほぼ所望の方向に設定される。
さらに、把持部材13の開閉方向(回転方向)を調整するには、フィンガーユニット310を磁性部材303に対して回転しながら把持部材13を所望の位置に移動してフィンガーユニット310を、リング部材303を介してホルダー部材362に固定する。
がかる固定後に、把持フィンガー13の共有部13gがネジ15でカムフォロワ35の孔35eに固定する。
【0036】
一方、フィンガーユニット310をホルダー部材362から外す場合には、第2図に示すようにネジ15を回して把持フィンガー13の共有部13gとカムフォロワ35とを分離した後、ホルダー部材362の凹部362zからベース部材211の下端部に錐状工具(図示せず)の先端を当て押し開けるようにして、フィンガーユニット310を外すことができる。
【0037】
以上のように実施の形態3によれば、ホルダー部材362に対してフィンガーユニット310を固定する位置を、磁性部材303を介してホルダー部材362を連続的に回転移動できるようにしたので、例えば、スイッチ57との位置の関係で、把持部材13の開閉方向の位置を連続的に選択できる。しかも、ベース部材311とホルダー部材362との装着が容易となる。したがって、電動ピンセット1を作業者が手に持ってスイッチ57の操作をしつつ被対象物を把持部材13の開閉動作により把持・開放する際の作業性がより向上するものである。
さらに、電動ピンセット1をロボットハンド等に固定した場合には、把持部材13の開閉方向を上記のようにして簡易に選択できる。
【0038】
実施の形態4.
本発明の実施の形態4を第11図及び第12図によって説明する。第11図は押さえナットの平面図(a)及び正面断面図(b)、第12図は押さえナットを用いてフィンガーユニットをホルダー部材へ装着する分解正面図である.
【0039】
第11図及び第12図において、ホルダー部材462は、先端に形成された円筒部462yと、円筒部462yと連通した円筒部462yよりも一回り外周が大きい462nが形成された螺合用円筒部とを備え、円筒部462yはその内側がベース部材311の外形よりも僅かに大きく形成されており、内側凹部の深さがベース部材311の厚さよりもわずかに浅く形成されている。これは、前者が、ベース部材311の着脱を容易にするためで、後者が、押さえナット413の内面で、ベース部材311を押圧して固定するためである。
固定用部材としての押さえナット413は略コップ状で、中央に把持部材13を貫通させる孔413eが穿設されており、内側内面にホルダー部材462のネジ462nに螺合するネジ413aが形成されている。押さえナット413をホルダー部材462のネジ462nに螺合することにより、円筒部462yに挿入されたベース部材311の上端外縁をホルダー部材462に押圧固定する。
【0040】
次に、フィンガーユニット310をホルダー部材462に着脱する作用を第2図、第11図、第12図によって説明する。
まず、フィンガーユニット310をホルダー部材462に装着する場合には、例えばスイッチ57の位置との関係で把持部材13のおよその開閉方向を決めた後、フィンガーユニット310をホルダー部材462の円筒部462yの上に載せた後、押さえナット413のネジ413aをホルダー部材462のネジ462nと螺合させてベース部材311をホルダー部材462に装着する。かかる固定後に、第2図に示すようにネジ15で把持フィンガー13の共有部13gをカムフォロワ35の孔35eに固定する。
一方、フィンガーユニット310をホルダー部材462から外す場合には、第2図に示すようにネジ15を回して把持フィンガー13の共有部13gとカムフォロワ35とを分離した後、ホルダー部材462の円筒部462yから自由落下させて、フィンガーユニット310を外すことができる。
【0041】
以上のように実施の形態4によれば、ホルダー部材462に対してフィンガーユニット310を固定する位置を、連続的に回転移動して所望の位置に押さえナット413により固定したので、例えば、スイッチ57との位置の関係で、ホルダー部材462に対してフィンガーユニット310の把持部材13の開閉方向を連続的に選択できる。したがって、電動ピンセット1を作業者が手に持ってスイッチ57の操作をしつつ被対象物を把持部材13の開閉動作により把持・開放する際の作業性がより向上するものである。
さらに、電動ピンセット1がロボットハンド等に固定した場合には、把持部材13の開閉方向を上記のようにして簡易に選択できる。
【0042】
【産業上の利用可能性】
以上のように、本発明に係る電動ピンセットは、被対象物を把持・開放するのに適している。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は、本発明の実施の形態1による電動ピンセットの全体横断面図である。
【図2】 第2図は、第1図に示す電動ピンセットの部分拡大図である。
【図3】 第3図は、第1図に示す電動ピンセットに用いるフィンガーユニットの斜視図である。
【図4】 第4図は、第1図に示す電動ピンセットのカム、カムフォロワ、減速機構、モータの分解斜視図である。
【図5】 第5図は、第1図に示すホルダー部材の平面図(a)、正面断面図(b)である。
【図6】 第6図は、第1図に示すベース部材とホルダー部材との脱着を示す分解斜視図(a)、ベース部材とホルダー部材とを一体にした斜視図(b)である。
【図7】 第7図は、本発明の実施の形態2によるベース部材の平面図である。
【図8】 第8は、第7に示すベース部材とホルダー部材との脱着を示す分解斜視図(a)、ベース部材とホルダー部材とを一体にした斜視図(b)である。
【図9】 第9図は、本発明の実施の形態3によるベース部材の平面図である。
【図10】 第10図は、第9図に示すベース部材、磁性部材、ホルダー部材の一部断面を含む分解斜視図である。
【図11】 第11図は、本発明の実施の形態4による押さえナットの平面図(a)、正面断面図(b)である。
【図12】 第12図は、第11図に示す押さえナット、ベース部材、ホルダー部材の一部断面を含む分解斜視図である。
Claims (6)
- モータと、
一端部と他端部と先端とを有するV字片二つからなり、この他端部の往復動の並進変位量に基づいて前記先端の開閉量を拡大すると共に、被対象物を開放及び把持する把持部材と、
前記把持部材の一端部に係合する係合部を有するベース部材と、
前記一端部を連結固定すると共に、貫通された中空部を有するホルダー部材と、
前記モータを回転及び停止させるスイッチ手段と、
前記ホルダー部材に収納され、前記モータの軸に連結されると共に、前記モータの一方向の回転を、前記把持部材の他端部の所定の並進変位量を有する往復動に変換する変換機構と、
前記ベース部材及び前記ホルダー部材に設けられ、前記スイッチ手段との位置の関係において前記ベース部材が前記ホルダー部材に対して複数の異なる位置に装着自在に取付け可能な装着手段と、
を備えたことを特徴とする電動ピンセット。 - 前記変換機構は、
第1の凹部又は第1の凸部とから成る揚程部を有し、前記モータの軸に連結されるカムと、
前記揚程部に対応する第2の凸部又は第2の凹部を有し、前記他端部に連結され、該カムの一方向の回転を前記他端部が引っ張られたり、戻されたりする所定の往復方向の並進変位量に変換するカムフォロワと、
前記カム又は前記カムフォロワを押すことにより前記揚程部の第1の凹部又は第1の凸部と前記第2の凸部又は第2の凹部とを接触させる弾性部材と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の電動ピンセット。 - 前記装着手段は、前記ホルダー部材に設けられた複数の凹凸部と、前記ベース部材に設けた凸部又は凹部とから成る、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動ピンセット。 - 前記装着手段は、前記ベース部材の外縁が略円形をしていると共に、前記外縁を押圧することによりこの外縁が弾性変形するスリットが設けられており、
前記ホルダー部材は、前記ベース部材を係合して固定する円筒部を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動ピンセット。 - 前記装着手段は、前記ホルダー部材と前記ベース部材とを永久磁石から成る磁性部材を介して連結している、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動ピンセット。
- 前記装着手段は、前記ホルダー部材の外周にネジが形成されており、該ネジに螺合して前記ベース部材を固定する固定用部材を設けた、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動ピンセット。
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