JP4029805B2 - 自動車のペダル支持構造 - Google Patents

自動車のペダル支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4029805B2
JP4029805B2 JP2003311255A JP2003311255A JP4029805B2 JP 4029805 B2 JP4029805 B2 JP 4029805B2 JP 2003311255 A JP2003311255 A JP 2003311255A JP 2003311255 A JP2003311255 A JP 2003311255A JP 4029805 B2 JP4029805 B2 JP 4029805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
guide surface
vehicle body
pedal bracket
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003311255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005075270A (ja
Inventor
浩二 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2003311255A priority Critical patent/JP4029805B2/ja
Priority to DE602004004218T priority patent/DE602004004218T2/de
Priority to EP04014715A priority patent/EP1512586B1/en
Priority to US10/879,362 priority patent/US7497143B2/en
Priority to CNB2004100698950A priority patent/CN100349766C/zh
Publication of JP2005075270A publication Critical patent/JP2005075270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4029805B2 publication Critical patent/JP4029805B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)

Description

本発明は、自動車のダッシュパネル後方に配置される操作ペダルの支持構造に関するものである。
一般に、自動車の衝突(前突)時には、その衝突を回避するためにドライバがブレーキペダルを踏んで自動車を制動しているにもかかわらず、自動車が停止せずに衝突してしまうというブレーキペダルの踏み込み状態での衝突が多い。
その場合、衝突に伴って車体前部が衝突エネルギーを吸収しながら潰れ、エンジンルーム内に配置されているエンジンが、その後側に位置するエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルを押しながら後退する。ダッシュパネルの車体前側には、マスタシリンダが設けられ、このマスタシリンダに対し、ダッシュパネル後方に位置するブレーキペダルがオペレーティングロッドを介して連結されている。このため、ダッシュパネル(マスタシリンダ)の後退移動に伴いオペレーティングロッドを介してプレーキペダルも押されて後退することとなる。その結果、ドライバのフットスペースが狭くなり、ブレーキペダルのペダル部(踏み込み部)を踏んでいるドライバの足にステアリングホイルを支持するステアリングコラム等が干渉し易い状態となる。
従って、ドライバの足に作用する衝撃を緩和するためには、ダッシュパネルに上記のような変形が生じた際のフットスペースを確保する必要がある。つまり、ダッシュパネルが後退するとき、ブレーキペダルのペダル部が車体後方へ移動するのを抑制することができれば、ダッシュパネルの変形にかかわらず、運転席の足下に大きなスペースを維持することができる。
そこで、ダッシュパネルに車室側へ向かう変形が生じた際に、ブレーキペダル等の操作ペダルのペダル部を車体前方へ相対移動させる自動車のペダル支持構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この自動車のペダル支持構造では、ダッシュパネルに固定されたペダルブラケットに操作ペダルが前後に揺動するように支持されているとともに、ペダルブラケットを車体に対して車体後方へ離脱可能に締結する締結機構と、上記ペダルブラケットが車体後方へ相対移動するとき、上記操作ペダルのペダル部が車体前方へ相対移動するように上記ペダルブラケットの姿勢を変化させるガイド機構とが設けられている。
このガイド機構は、インストルメントパネル内を車体左右方向に延びるインパネメンバ(強度メンバ)に固定されたガイド部材と、ペダルブラケットに固定された当接部材とによって構成されている。当接部材は、ガイド部材に対して後方へ離脱可能に締結されているとともに、ガイド部材に形成されたガイド面に摺動可能に面接触している。ガイド面は、後方に向かうほど低くなるように傾斜している。
従って、自動車の衝突に伴ってペダルブラケットが車体後方へ相対移動すると、このペダルブラケットの当接部材が上記ガイド部材のガイド面を摺動し始め、所定距離摺動した時点で当接部材とガイド部材との上記締結機構による締結が外れ、さらに、当接部材がガイド面での摺動を続けていくことにより、操作ペダルのペダル部が車体前方へ相対移動するように、ペダルブラケットの姿勢が変化することになる。
そうして、上記ガイド面は、当接部材とガイド部材との締結が円滑に離脱するように、そして、インパネメンバに入力される衝突荷重が大きくならないように、前半部はその傾斜がゆるく、後半部はペダルブラケットの大きな姿勢変化を得るべく傾斜が急になっている。
特許第3267145号公報
しかし、上述の如きペダル支持構造では、ガイド面の傾斜が変化した前後方向に長い大型のガイド部材が必要になる。しかし、ガイド部材が設けられるインストルメントパネル内は、メータ等の内装品が多数あり、ガイド部材のために前後方向に広い設置スペースを確保することは難しい。
そこで、本発明は、ガイド面を前後方向に長くしなくても、ガイド部材を支持する強度メンバ(インパネメンバ)に対する入力荷重を大きくすることなく、ペダルブラケットの姿勢を大きく変化させることを課題とする。
また、本発明の課題は、自動車衝突時のペダルブラケットの姿勢をどの時点でどれほど変化させるかコントロールし易い、すなわち、設計の自由度が高いペダル支持構造を提供することにある。
本発明は、このような課題に対して、2つのガイド部材を上下2段に配置し、各ガイド部材のガイド面に対しペダルブラケット側に設けた相異なる当接部を順に当接させて摺動させるようにした。
すなわち、本発明は、ダッシュパネルに固定されたペダルブラケットに操作ペダルが前後に揺動するように支持されている自動車のペダル支持構造であって、
インストルメントパネル内を車体左右方向に延びる強度メンバに固定され、車体後方へ向かうほど低くなるように傾斜した第1ガイド面を有する第1ガイド部材と、
上記強度メンバに固定され且つ上記第1ガイド部材よりも上方又は下方に配置され、車体後方へ向かうほど低くなるように傾斜した第2ガイド面を有する第2ガイド部材と、
上記ペダルブラケットに設けられ、自動車の衝突時におけるペダルブラケットの車体後方への移動に伴って上記第1ガイド面に当接してこれを摺動することによって、上記操作ペダルのペダル部が車体後方へ移動するのを抑制するように該ペダルブラケットの姿勢を変化させる第1当接部と、
上記ペダルブラケットに設けられ且つ上記第1当接部よりも車体前方側に配置され、自動車の衝突時におけるペダルブラケットの車体後方への移動に伴って上記第2ガイド面に当接してこれを摺動することによって、上記操作ペダルのペダル部が車体後方へ移動するのを抑制するように該ペダルブラケットの姿勢を変化させる第2当接部とを備え
上記第1ガイド面と上記第2ガイド面とは、車体前後方向において略同じ位置にあって上下に配設され、
車体左右方向に延びる円柱状又は円筒状の第1ピン部材の周面が上記第1当接部を構成し、
車体左右方向に延びる円柱状又は円筒状の第2ピン部材の周面が上記第2当接部を構成していることを特徴とする。
従って、第1ガイドと第2ガイドとは車体前後方向において略同じ位置にあって上下に配置されているが、第2当接部は第1当接部よりも車体前方側にあるから、ペダルブラケットが車体後方へ移動するときは、先に第1当接部が第1ガイド面を摺動することになる。これにより、ペダルブラケットはその後部が下がるように姿勢が変化する。次いで第2当接部が第2ガイド面に当接してこれを摺動することにより、ペダルブラケットはその後部がさらに下がるように姿勢が変化することになる。これにより、操作ペダルのペダル部の車体後方へ移動が抑制される。
このように、本発明によれば、2つのガイド部材によってペダルブラケットの姿勢を順次変化させていくことができるが、この両ガイド部材は上下に配置されているから、インストルメントパネル内にはガイド部材の配設スペースを車体前後方向に広くとる必要がない。よって、インストルメントパネル内での当該ガイド部材及び他の内装品のレイアウトが容易になる。
また、ペダルブラケットが車体後方へ移動するときに、該ペダルブラケットの姿勢を第1ガイド面によってどの時点で変化させ、さらに第2ガイド面によってどの時点で変化させるかは、第1当接部と第1ガイド面との相対的な位置関係、或いは第2当接部と第2ガイド面との相対的な位置関係を調節することによって適宜定めることができる。
また、ペダルブラケットが車体後方へ移動するときに、該ペダルブラケットの姿勢を第1ガイド面によってどの程度変化させ、さらに第2ガイド面によってどの程度変化させるかは、ペダルブラケットが第1及び第2の各ガイド面によって前端部位を支点として回転変位するときの、その支点と第1当接部とを結んで車体前後方向に延びる直線と第1ガイド面とのなす角度、並びにその支点と第2当接部とを結んで車体前後方向に延びる直線と第2ガイド面とのなす角度を調節することによって適宜定めることができる。具体的には、上記第1当接部及び第2当接部各々の高さや上記第1ガイド面及び第2ガイド面各々の傾斜角度を調節することによって、上記ペダルブラケットの姿勢を変化させる程度を適宜定めることができる。
さらに、上記ペダルブラケットの姿勢をどの程度変化させるかは、ペダルブラケットが第1及び第2の各ガイド面によって前端部位を支点として回転変位するときの、その支点から第1当接部までの長さや、当該支点から第2当接部までの長さを調節することによっても適宜定めることができる。
このように、本発明によれば、自動車衝突時のペダルブラケットの姿勢をどの時点でどれほど変化させるかをコントロールし易く、設計の自由度が高いペダル支持構造が得られる。
好ましいのは、上記第1ピン部材として、上記操作ペダルを前後に揺動できるように支持するペダル軸を採用することである。
好ましいのは、上記第1ガイド面と上記第2ガイド面とが、互いに略全長に亘って上下にオーバラップする位置関係で配置されていることである。これにより、インストルメントパネル内に確保すべきガイド部材の配設スペースを車体前後方向に広くとる必要がなくなり、インストルメントパネル内に当該ガイド部材をレイアウトすることがさらに容易になる。
また、第1ガイド面と第2ガイド面とを1つのガイド部材に形成した場合、第1当接部が第1ガイド面に当接した際に当該ガイド部材に対して過大な荷重が加わった場合、このガイド部材が変形して第2ガイド面の位置又は形状が変わり、第2当接部が第2ガイド面に予定通りに当接しなかったり、或いは第2ガイド面で円滑に摺動しなくなる可能性がある。この対策として、当該ガイド部材の強度を上げることが考えられるが、重量増、コスト増になる。
これに対して、本発明によれば、上記両ガイド面が別個のガイド部材に形成されているので、仮に第1ガイド部材が破損しても、そのことが第2ガイド部材に影響することを避けることができ、第2ガイド面によってペダルブラケットの姿勢を確実に変化させる上で有利になる。また、上記両ガイド面を別個のガイド部材に形成することから、その製作も容易になる。
好ましいのは、上記第1当接部と上記第2当接部とは、該第1当接部が上記第1ガイド面を摺動し終えた後に該第2当接部が上記第2ガイド面に当接するように配置されていることである。
従って、ペダルブラケット側の第1当接部と第2当接部とが強度メンバ側の2つのガイド面に対して同時に当接した状態になることがなく、よって、両当接部が互いに干渉しあってガイド面で円滑に摺動しないという不具合が回避される。すなわち、第1当接部及び第2当接部が対応するガイド面を順に当接して円滑に摺動することになる。
好ましいのは、上記ペダルブラケットには、上記ダッシュパネルに固定された前端部に、該ペダルブラケットに対して下向きの力が作用したときに折れ曲がって該ペダルブラケットの回転中心となる折曲げ起点が形成され、
上記ペダルブラケットの車体後方への移動に伴って上記第1ピン部材が上記第1ガイド面に当接した時点での、上記折曲げ起点と上記第1ピン部材とを通って車体前後方向に延びる直線と上記第1ガイド面とのなす角度θ1(鈍角)が、上記第2ピン部材が上記第2ガイド面に当接した時点での、上記折曲げ起点と上記第2ピン部材とを通って車体前後方向に延びる直線と上記第2ガイド面とのなす角度θ2(鈍角)よりも大きいことである。
すなわち、自動車の衝突時にペダルブラケットが車体後方へ移動して、第1ピン部材が第1ガイド面に当接した時、並びに第2ピン部材が第2ガイド面に当接した時、それぞれ上記強度メンバに与える衝撃力の大きさは、ガイド面の傾斜角度のみによっては定まらず、上記角度θ1、θ2の大きさに依存する。
そうして、第1ピン部材が第1ガイド面に当接するまでは、ペダルブラケットは未だ折れ曲がっておらず、その当接によって初めて折れ曲がり始める。このペダルブラケットが折れ曲がり始めるときの抵抗は大きいことから、当該当接時に強度メンバに与える衝撃力が大きくなり易い。そこで、上記角度θ1を大きくすることにより、その衝撃力をできるだけ小さくすることが強度メンバの破損を防止する上で好ましいものである。
一方、第2ピン部材が第2ガイド面に当接するときは、ペダルブラケットは既に折れ曲がり始めた後であるから、その当接によってさらに折れ曲がっていくときの抵抗が小さく、当該当接時に強度メンバに与える衝撃力はそれほど大きくはならない。そのため、上記角度θ2を小さくすることが可能になり、それによって、ペダルブラケットの折れ曲がり量を大きくして、操作ペダルのペダル部が車体後方へ移動することをより確実に抑制することができる。
また、好ましいのは、上記ペダルブラケットには、上記ダッシュパネルに固定された前端部に、該ペダルブラケットに対して下向きの力が作用したときに折れ曲がって該ペダルブラケットの回転中心となる折曲げ起点が形成され、
上記折曲げ起点から上記第1当接部までの長さよりも、該折曲げ起点から上記第2当接部までの長さの方が短いことである。
これにより、第2当接部が第2ガイド面を摺動するときのペダルブラケットの下方への姿勢変化量を大きくする上で、すなわち、操作ペダルのペダル部が車体後方へ移動するのを抑制する上で有利になる。
以上説明したように、本発明によれば、強度メンバ側に第1ガイド部材と第2ガイド部材とを上下2段にして配置して、第1ガイド面と第2ガイド面とを車体前後方向の略同じ位置で上下に配設し、ペダルブラケット側に各々車体左右方向に延びる円柱状又は円筒状の第1ピン部材及び第2ピン部材を設け、該第1ピン部材の周面を第1当接部とし、第2ピン部材の周面を第2当接部とし、第1当接部を第1ガイド部材の第1ガイド面に当接させて摺動させ、次いで第2当接部を第2ガイド部材の第2ガイド面に当接させて摺動させるようにしたから、ガイド部材の配設スペースを車体前後方向に広くとる必要がなくなり、インストルメントパネル内での当該ガイド部材及び他の内装品のレイアウトが容易になるとともに、自動車衝突時のペダルブラケットの姿勢をどの時点でどれほど変化させるかをコントロールし易く、設計の自由度が高くなる。しかも、仮に第1ガイド部材が破損しても、その影響が出ない第2ガイド部材によってペダルブラケットの姿勢を確実に変化させることができ、ガイド部材の製作も容易になる。
また、第1当接部が第1ガイド面を摺動し終えた後に第2当接部が第2ガイド面に当接して摺動するようにしたものによれば、第1当接部及び第2当接部が対応するガイド面を円滑に摺動することができ、ペダルブラケットの姿勢を確実に変化させる上で有利になる。
また、ペダルブラケットの前端部に折曲げ起点を形成し、角度θ1を角度θ2よりも大きくしたものによれば、第1ピン部材が第1ガイド面に当接した際、並びに第2ピン部材が第2ガイド面に当接した際に、強度メンバに大きな衝撃荷重が加わることを避けながら、ペダルブラケットの姿勢を大きく変化させる上で有利になる。
また、ペダルブラケットの前端部に折曲げ起点を形成し、該折曲げ起点から第1当接部までの長さよりも、該折曲げ起点から第2当接部までの長さの方を短くしたものによれば、強度メンバに対して大きな衝撃荷重が加わることを避けながら、ペダルブラケットの姿勢を大きく変化させる上で有利になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は自動車のペダル支持構造が設けられた左ハンドル車の前部車室内を示す。1は自動車の車体の一部を構成するダッシュパネルで、その前側にはエンジン2が収容されるエンジンルーム3が、また後側には車室5がそれぞれ区画形成されている。このダッシュパネル1の上部後方における車室5の前端部のインストルメントパネル(図示せず)内には、左右方向に延びるインパネメンバ9が設けられている。
インパネメンバ9は、車体左右のフロントピラー7,7間に接続され、自動車の衝突時に車室5内の乗員のスペースを確保するための強度メンバとして構成されており、このインパネメンバ9にはステアリングシャフト11が固定されている。このステアリングシャフト11を挟むように、その右側にアクセルペダル13が配設され、左側にブレーキペダル15が配設されている。このアクセルペダル13及びブレーキペダル15は、運転席(図示せず)に着座したドライバによって踏み込み操作される。上記アクセルペダル13及びブレーキペダル15は、細長い板状のもので、その下端部にはドライバが足を載せて踏み込むペダル部14,16が設けられている。
上記ダッシュパネル1の上部4の後面にはブレーキペダル15を支持するペダルブラケット17がボルト部材により固定されている。このボルト部材はマスタバック33をダッシュパネル1の前面に取り付けることにも兼用されており、ダッシュパネル1を貫通してその後面に突出している。
ペダルブラケット17の後端部にブレーキペダル15が車体左右方向に延びるペダル軸41によって前後に揺動できるように支持されている。ブレーキペダル15は、リターンスプリング(図示せず)によって車体後方側へ戻るように付勢されている。ブレーキペダル15の中間部にはオペレーティングロッド31(シリンダ側のロッド)が連結されている。このオペレーティングロッド31は、ペダルブラケット17及びダッシュパネル1の上部4を貫通してエンジンルーム3の後端部のマスタシリンダ(図示せず)にマスタバック33(倍力装置)を介して連結されている。
上記ブレーキペダル15のペダル部16を踏み込んでブレーキペダル15を図2で時計回り方向に回動させると、オペレーティングロッド31に押されてマスタバック33が作動し、そのマスタバック33によりマスタシリンダに対する押圧力が増大し、該マスタシリンダからの油圧により車輪にブレーキがかけられる。
次に、自動車の衝突時にペダルブラケット17の姿勢を変化させてブレーキペダル15のペダル部16が車体後方へ移動するのを抑制するために採用した構造を説明する。
図2に示すように、インパネメンバ9には前側に向かって斜め下方に延びるブラケット51が固定され、このブラケット51の下部の前面に第1ガイド部材53が固定され、ブラケット51の下端面に第2ガイド部材54が固定されている。
図3に示すように、ペダルブラケット17と第1ガイド部材53とは、ペダルブラケット17の車体後方への離脱を可能とする締結機構40によって締結されている。また、ペダルブラケット17には当接ピン42が設けられており、ペダルブラケット17のペダル軸41、当接ピン42及び両ガイド部材53,54は、ペダルブラケット17が車体後方へ移動するとき、ブレーキペダル15のペダル部16が車体後方へ移動するのを抑制するようにペダルブラケット17の姿勢を変化させるガイド機構を構成している。
図4に示すように、ペダルブラケット17は、ダッシュパネル1の上部4に取り付けられた矩形板状の固定部19と、この固定部19から後側に向かって斜め上方へ延びる支持部21とを備えている。支持部21は下側が開口したチャンネル形に形成されている。支持部21の基端(前端)の上端には、該支持部21の両側壁の上部に切欠き21aが設けられて下方へ折れ曲がり易い脆弱部、すなわち、ペダルブラケット17が姿勢変化をするときの折曲げ起点22が形成されている。
まず、締結機構40について説明すると、図3に示すように、ペダルブラケット17の支持部21の後端上部23には、左右に並んで前後方向に平行に延びる2本のスロット25,25が形成されている。この両スロット25,25の前端は支持部21に形成された開放部27に連通している。
一方、第1ガイド部材53は、下側が開口したチャンネル形のものであって車体前後方向に延び、その前部がペダルブラケット17の支持部21の後端部に上から外嵌めされている。そうして、各スロット25,25に通したボルト61,61にナット(図示省略)を適用して、当該ペダルブラケット17と第1ガイド部材53とが締結されている。
従って、ペダルブラケット17は、その前端がダッシュパネル1に結合され、その後端が上記締結機構40によってインパネメンバ9側のガイド部材53に結合されているので、自動車の非衝突時にはブレーキペダル15を強固に支持する剛性メンバとして機能する。一方、ペダルブラケット17は、自動車の衝突に伴って車体後方へ強く押されると、ボルト61,61がスロット25,25の前端開口から抜けることによって第1ガイド部材53との締結が外れ、後方へ離脱することになる。
次にガイド機構について説明する。図3に示すように、ペダルブラケット17のペダル軸41は、支持部21の左右の側壁を貫通してその両外側に突出しており、この両突出部43が自動車の衝突(前突)時にインパネメンバ9側の第1ガイド部材53に当接するようになっている。すなわち、本例のペダル軸41の突出部43はガイド機構の第1当接部を構成している。
当接ピン42は、ペダル軸41よりも車体前方側に配置されていて、車体左右方向に延びてペダルブラケット17の左右の側壁に支持されているとともに、両端部がこの左右の側壁を貫通してその両外側に突出している。この当接ピン42の両端突出部は、第2ガイド部材54に当接する第2当接部を構成している。ペダルブラケット17の折曲げ起点22から当接ピン(第2当接部)42までの長さは、該折曲げ起点22からペダル軸(第1当接部)41までの長さよりも短くなっている。
第1ガイド部材53は、左右の側壁の下端に外側に張り出したフランジを備え、このフランジの下面はペダル軸41の両突出部43が当接して摺動する第1ガイド面57に形成されている。この第1ガイド面57は図4にも示すように車体後方へ向かうほど低くなるように傾斜している。
第2ガイド部材54は、第1ガイド部材53の下方に配置されていて、インパネメンバ9のブラケット51の下面より車体前方へ延びる左右の側壁を備え、この左右の側壁の下端に外側に張り出したフランジを備えている。このフランジの下面はペダルブラケット17の当接ピン(第2当接部)が当接して摺動する第2ガイド面58に形成されている。この第2ガイド面58も第1ガイド面57と同様に車体後方へ向かうほど低くなるように傾斜している。
また、第1ガイド面57と第2ガイド面58とは平面視で互いにオーバラップする関係になるように配置されている。つまり、第1ガイド面57と第2ガイド面58とは車体前後方向において略同じ位置にあって上下に配設されている。本実施形態では、第1ガイド面57と第2ガイド面58とは略平行になっている。すなわち、両ガイド面57,58の傾斜角度は略同じである。
以上のようなペダル支持構造において、ドライバがブレーキペダル15を踏み込んだ制動状態のまま自動車が障害物に衝突(前突)すると、車体前部が潰れていき、エンジンルーム3内のエンジン2が後退してくる。従って、ペダルブラケット17は、エンジン2によりマスタバック33及びダッシュパネル1を介して後方へ押される。
上記エンジン2による押圧力が、締結機構40によるペダルブラケット17と第1ガイド部材53との締結力よりも大きいときは、ペダルブラケット17は、第1ガイド部材53に対して車体後方への移動する。これにより、締結機構40のボルト61がスロット25の後端から前部側に移動して開放部27に抜ける。すなわち、ペダルブラケット17は第1ガイド部材53との締結が外れて後方へ離脱する。
しかる後に、ペダル軸(当接部)41の突出部43が第1ガイド部材53の下向きになって傾斜した第1ガイド面57に当接し、該第1ガイド面57を摺動し始める。
このように、締結機構40による締結が離脱した後に、ペダル軸41が第1ガイド面57に当接するから、ガイド機構が締結機構40の締結の離脱を妨げることはなく、当該離脱が円滑なものになる。
また、ペダル軸41は車体後方へ移動しながら第1ガイド面57に当接するから、摺動初期の摩擦抵抗が大きくなることがなく、その摺動が円滑なものになる。従って、ペダル軸41が第1ガイド面57に当接したときに、第1ガイド部材53に大きな衝撃荷重が加わることが避けられる。
また、第1ガイド部材53はインパネメンバ9より下方へ延びたブラケット51の前面部に配置されているから、仮に第1ガイド部材53に加わる荷重が大きくなった場合でも、その荷重はブラケット51を介してインパネメンバ9を捩じる力として働く。従って、インパネメンバ9に対して大きな曲げ力が加わることがなく、その折損が避けられる。
そうして、図5に示すように、ペダル軸41の第1ガイド面57での摺動により、ペダルブラケット17は、その後端部が強制的に下方へ押されることになり、基端側の折曲げ起点22で折れ曲がることにより、該折曲げ起点22を中心に下方へ回転していく。
この場合、第1ガイド面57の傾斜は緩やかであるから、第1ガイド部材53を介してインパネメンバ9に加わる反力も大きくはならず、このインパネメンバ9の折損防止に有利に働く。
図6に示すように、ペダル軸41が第1ガイド面57を摺動し終えた後、今度は当接ピン(第2当接部)42が第2ガイド部材54の下向きになって傾斜した第2ガイド面58に当接し、この第2ガイド面58を摺動していく。このときは、ペダル軸41は第1ガイド面57に当接していないから、第2ガイド面58での当接ピン42の摺動の妨げとはならない。
第2ガイド面58の傾斜角度は第1ガイド面57と略同じであるが、ペダルブラケット17の折曲げ起点22から当接ピン42までの距離は第1当接部であるペダル軸41までの距離よりも短い。従って、当接ピン42が第2ガイド面58を摺動するときのペダルブラケット17の回転角度は、第1ガイド面57の場合よりも大きくなり、その結果、ブレーキペダル15のペダル部16の車体後方へ移動が抑制される。
また、当接ピン42は車体後方へ移動しながら第2ガイド面58に当接するから、その摺動初期の摩擦抵抗が大きくなることはなく、その摺動が円滑になるとともに、第2ガイド部材54及びインパネメンバ9に大きな衝撃荷重を与えることが避けられる。
また、仮に当接ピン42が第2ガイド面58に当接するまでに第1ガイド部材53が変形し或いは破損しても、第2ガイド部材54は第1ガイド部材53とは別に成形されて別の場所に配置されているから、第1ガイド部材53の変形ないしは破損の影響を受け難い。すなわち、当接ピン42を第2ガイド部材54の第2ガイド面58に確実に当接させて摺動させることができる。
よって、自動車が障害物に衝突してエンジン2が後退してくることがあっても、ドライバの足下に大きなフットスペースが確保され、ペダル部16を踏んでいるドライバの足に対して大きな負荷が加わることが防止される。
なお、ペダル軸41は締結機構40による締結が離脱する前に第1ガイド面57に当接するようにしてもよい。この場合でも、ペダルブラケット17の車体後方の移動によって締結機構40のボルト61がスロット25から離脱しつつある状態でペダル軸41が第1ガイド面57に当接することになるから、その当接が当該離脱に大きな抵抗になることはない。しかも、第1ガイド面57は傾斜が緩やかであるから、ペダル軸41が第1ガイド面57を摺動するときの抵抗も小さい。よって、当該離脱が妨げられことは避けられる。
(実施形態2)
本形態については図7乃至図9に示されている。なお、図7,8において、実施形態1と同じ構成の部分は同じ符号を付してその説明は省略する。
本実施形態は、図7に示すように、第2ガイド部材54の第2ガイド面58の傾斜を、第1ガイド部材53の第1ガイド面57との傾斜よりも急にした点に特徴がある。
すなわち、図8に模式的に示すように、ペダルブラケット17の車体後方への移動に伴ってペダル軸(第1ピン部材)41が第1ガイド面57に当接した時点での、折曲げ起点22とペダル軸41とを通って車体前後方向に延びる直線と第1ガイド面5とのなす角度θ1が、当接ピン(第2ピン部材)42が第2ガイド面58に当接した時点での、折曲げ起点22と当接ピン42とを通って車体前後方向に延びる直線と第2ガイド面58とのなす角度θ2よりも大きくなるようにした。
ペダル軸41が第1ガイド面57に当接した時は、それによって、ペダルブラケット17が初めて折れ曲がり始めるから、インパネメンバ9に与える衝撃力が大きくなり易いが、上記角度θ1を大きくしたから、その衝撃力が大きくなることが避けられ、インパネメンバ9の破損を防止する上で有利になる。
一方、当接ピン42が第2ガイド面58に当接するときは、上記角度θ2が小さいから、図9に示すように、当接ピン42が第2ガイド面58を摺動するときのペダルブラケット17の折れ曲がり量が大きくなり、ブレーキペダル15のペダル部16が車体後方へ移動することをより確実に抑制することができる。
そうして、当接ピン42が第2ガイド面58に当接するときは、ペダルブラケット17は既に折れ曲がり始めた後であるから、その当接によってさらに折れ曲がっていくときの抵抗が小さく、当該当接時にインパネメンバ9に与える衝撃力はそれほど大きくはならない。
従って、本実施形態の場合は、ペダルブラケット17の折曲げ起点22からペダル軸41までの距離が長く当接ピン42までの距離が短いことと、上記角度θ1が大きく角度θ2が小さいこととの両効果により、インパネメンバ9に大きな衝撃力を与えることなく、ペダルブラケット17の姿勢を下方へ大きく変化させることができ、ブレーキペダル15のペダル部16が車体後方へ移動するのを抑制する上で有利になる。
(実施形態3)
本実施形態については図10に示されている。なお、図10において、実施形態1と同じ構成の部分は同じ符号を付してその説明は省略する。
本実施形態では、実施形態1とは違って、下側に第1ガイド面70を有する第1ガイド部材67が配置され、上側に第2ガイド面71を有する第2ガイド部材68が配置されている。この両ガイド部材67,68の構成は実施形態1のものと実質的に同じである。そうして、下側の第1ガイド面70に当接して摺動する第1当接ピン65がペダルブラケット17の後部下側に配置され、上側の第2ガイド面71に当接して摺動する第2当接ピン66がペダルブラケット17の前端側上部に配置されている。
両当接ピン65,66は、ペダルブラケット17の折曲げ起点22から第1当接ピン65までの距離よりも、該折曲げ起点22から第2当接ピン66までの距離の方が短くなるように配置されている。
本実施形態の場合、ペダルブラケット17が車体後方へ移動するとき、まず、下側に配置された第1当接ピン65が下側の第1ガイド面70に当接してこれを摺動する。これにより、ペダルブラケット17は、折曲げ起点22で折り曲げられて、その姿勢が下方へ回転変化する。
上記第1ガイド面70での第1当接ピン65の摺動が終わった後、今度は上側に配置された第2当接ピン66が上側の第2ガイド面71に当接してこれを摺動する。これにより、ペダルブラケット17は、折曲げ起点22でさらに折り曲げられて、その姿勢が下方へ大きく回転変化する。
本実施形態の場合も、折曲げ起点22から第2当接ピン66までの距離の方が、該折曲げ起点22から第1当接ピン65までの距離よりも短いから、第2当接ピン66が第2ガイド面71を摺動するときは、第1当接ピン65が第1ガイド面70を摺動するときよりも、ペダルブラケット17の姿勢変化が大きくなる。その他の作用効果は実施形態1と同じである。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、操作ペダルをブレーキペダル15としているが、本発明は、その他の自動車のダッシュパネル後方に配置される操作ペダルの支持構造についても適用することができる。例えば、クラッチペダルやパーキングブレーキに適用できる。
また、上記実施形態1,2ではペダル軸41を第1ピン部材として採用したが、ペダルブラケット17にピン部材を別に設けるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、ペダルブラケット17の後端上部23をインパネメンバ9に設けたガイド部材53に離脱可能に連結したが、カウルメンバ側に離脱可能に連結してもよい。
第1当接部は自動車の非衝突時において第1ガイド部材に当接(接触)しているものであってもよい。
第1ガイド面及び第2ガイド面は、上記実施形態では平坦な傾斜面に形成されているが、曲面にしてもよい。
自動車の車室前部を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る自動車のペダル支持構造が設けられた車体前部を示す側面図である。 同実施形態の締結機構を示す斜視図である。 同実施形態のガイド機構を示す側面図である。 同ガイド機構の第1当接部が第1ガイド面を摺動し終える状態を示す側面図である。 同ガイド機構の第2当接部が第2ガイド面を摺動している状態を示す側面図である。 本発明の実施形態2のガイド機構を示す側面図である。 同実施形態の角度θ1と角度θ2との関係を示す模式図である。 同実施形態の第2当接部が第2ガイド面を摺動している状態を示す側面図である。 本発明の実施形態3のガイド機構を示す側面図である。
符号の説明
1 ダッシュパネル
9 インパネメンバ(強度メンバ)
15 ブレーキペダル(操作ペダル)
16 ペダル部
17 ペダルブラケット
40 締結機構
41 ペダル軸
42 当接ピン(第2当接部)
43 突出部(第1当接部)
51 ブラケット
53 第1ガイド部材
54 第2ガイド部材
57 第1ガイド面
58 第2ガイド面
63 ブラケット(第2ガイド部材)
64 第2ガイド面
65 第1当接ピン
66 第2当接ピン
67 第1ガイド部材
68 第2ガイド部材
70 第1ガイド面
71 第2ガイド面

Claims (5)

  1. ダッシュパネルに固定されたペダルブラケットに操作ペダルが前後に揺動するように支持されている自動車のペダル支持構造であって、
    インストルメントパネル内を車体左右方向に延びる強度メンバに固定され、車体後方へ向かうほど低くなるように傾斜した第1ガイド面を有する第1ガイド部材と、
    上記強度メンバに固定され且つ上記第1ガイド部材よりも上方又は下方に配置され、車体後方へ向かうほど低くなるように傾斜した第2ガイド面を有する第2ガイド部材と、
    上記ペダルブラケットに設けられ、自動車の衝突時におけるペダルブラケットの車体後方への移動に伴って上記第1ガイド面に当接してこれを摺動することによって、上記操作ペダルのペダル部が車体後方へ移動するのを抑制するように該ペダルブラケットの姿勢を変化させる第1当接部と、
    上記ペダルブラケットに設けられ且つ上記第1当接部よりも車体前方側に配置され、自動車の衝突時におけるペダルブラケットの車体後方への移動に伴って上記第2ガイド面に当接してこれを摺動することによって、上記操作ペダルのペダル部が車体後方へ移動するのを抑制するように該ペダルブラケットの姿勢を変化させる第2当接部とを備え
    上記第1ガイド面と上記第2ガイド面とは、車体前後方向において略同じ位置にあって上下に配設され、
    車体左右方向に延びる円柱状又は円筒状の第1ピン部材の周面が上記第1当接部を構成し、
    車体左右方向に延びる円柱状又は円筒状の第2ピン部材の周面が上記第2当接部を構成していることを特徴とする自動車のペダル支持構造。
  2. 請求項1において、
    上記第1ピン部材が上記操作ペダルを前後に揺動できるように支持するペダル軸であることを特徴とする自動車のペダル支持構造。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    上記第1当接部と上記第2当接部とは、該第1当接部が上記第1ガイド面を摺動し終えた後に該第2当接部が上記第2ガイド面に当接するように配置されていることを特徴とする自動車のペダル支持構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記ペダルブラケットには、上記ダッシュパネルに固定された前端部に、該ペダルブラケットに対して下向きの力が作用したときに折れ曲がって該ペダルブラケットの回転中心となる折曲げ起点が形成され、
    上記ペダルブラケットの車体後方への移動に伴って上記第1ピン部材が上記第1ガイド面に当接した時点での、上記折曲げ起点と上記第1ピン部材とを通って車体前後方向に延びる直線と上記第1ガイド面とのなす角度θ1が、上記第2ピン部材が上記第2ガイド面に当接した時点での、上記折曲げ起点と上記第2ピン部材とを通って車体前後方向に延びる直線と上記第2ガイド面とのなす角度θ2よりも大きいことを特徴とする自動車のペダル支持構造。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記ペダルブラケットには、上記ダッシュパネルに固定された前端部に、該ペダルブラケットに対して下向きの力が作用したときに折れ曲がって該ペダルブラケットの回転中心となる折曲げ起点が形成され、
    上記折曲げ起点から上記第1当接部までの長さよりも、該折曲げ起点から上記第2当接部までの長さの方が短いことを特徴とする自動車のペダル支持構造。
JP2003311255A 2003-09-03 2003-09-03 自動車のペダル支持構造 Expired - Fee Related JP4029805B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003311255A JP4029805B2 (ja) 2003-09-03 2003-09-03 自動車のペダル支持構造
DE602004004218T DE602004004218T2 (de) 2003-09-03 2004-06-23 Fahrzeugpedaltragstruktur
EP04014715A EP1512586B1 (en) 2003-09-03 2004-06-23 Automotive pedal support structure
US10/879,362 US7497143B2 (en) 2003-09-03 2004-06-30 Automotive pedal support structure
CNB2004100698950A CN100349766C (zh) 2003-09-03 2004-07-15 汽车的踏板支撑构造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003311255A JP4029805B2 (ja) 2003-09-03 2003-09-03 自動車のペダル支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005075270A JP2005075270A (ja) 2005-03-24
JP4029805B2 true JP4029805B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=34412866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003311255A Expired - Fee Related JP4029805B2 (ja) 2003-09-03 2003-09-03 自動車のペダル支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4029805B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101640011B1 (ko) * 2015-05-29 2016-07-15 주식회사화신 브레이크 페달

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005075270A (ja) 2005-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4221160B2 (ja) 操作ペダルの後退変位抑制機構
EP2540579B1 (en) Vehicle pedal system
EP1512586B1 (en) Automotive pedal support structure
JP3838889B2 (ja) 自動車用ペダル支持構造
JP6366118B2 (ja) 自動車のブレーキペダル装置
JP3804372B2 (ja) 自動車のペダル支持構造
JP2002053017A (ja) 自動車のペダル支持構造
JP4029805B2 (ja) 自動車のペダル支持構造
EP1407947B1 (en) Automobile pedal supporting structure
JP4029808B2 (ja) 自動車のペダル支持構造
JP4045739B2 (ja) 車両のペダル変位制御構造
JP2006103501A (ja) 車両用ペダルの後退防止装置
JP2001524906A (ja) 自動車用ペダル装置
JP4029810B2 (ja) 自動車のペダル支持構造
JP2008225666A (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JP4029807B2 (ja) 自動車のペダル支持構造
JP4029809B2 (ja) 自動車のペダル支持構造
JP4591763B2 (ja) 車両のペダル支持構造
JP4029806B2 (ja) 自動車のペダル支持構造
JP3972308B2 (ja) 車両用ペダル支持構造
WO2016035375A1 (ja) ペダル後退量抑制装置
JP3959743B2 (ja) 車両用ペダル支持構造
JP3951237B2 (ja) 車両用ペダル支持構造
JP6189345B2 (ja) 車両用ペダル装置の後退防止装置
JP4632249B2 (ja) 自動車の前部における衝撃力緩和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees