JP4029011B2 - 間仕切り収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間仕切り収納装置に関するものであり、特に、住宅等の部屋に配設され空間を仕切るとともに、物品を収納することが可能な間仕切り収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅等に住む人の家族構成や生活スタイルの変化に応じて、居住空間の構成を柔軟に変化させるために間仕切りが用いられている。間仕切りには、部屋内の天井面や床面に設けられたレールに沿って水平方向に移動する平板状の仕切板を利用したものや、また、同じくレールに沿って移動するもので、接続部材を介して中央で二つに折り畳むことができる折畳式の仕切板を利用したものや、さらには、内部に物品を収納することが可能な収納空間を有する収納ユニットを利用したものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術は次のような不都合を有していた。仕切板を利用した場合は、単に室内空間を仕切るのみであるため、収納ユニットを利用した場合のように物品を収納することができなかった。また、特に、折畳式の仕切板の場合は、部屋の隅に折り畳んで寄せておく際に、接続部材があるため、中央で二つに折り畳まれる仕切板を隙間なく密着させてまとめることができなかった。
【0004】
一方、収納ユニットを利用した場合は、移動させるのに手間がかかるという問題があった。また、間仕切りを不要とする場合、置き場所に困るという問題があった。また、前面に開き戸、引き戸、あるいは引き出し等があるため、収納ユニットの前面を、机などを据え付けるための壁面として利用することができなかった。さらに、収納空間が閉ざされており、またサイズが固定されているため、収納空間の構成の自由度が制限され、物品によっては収納することができなかった。
【0005】
そこで、本発明は上記の実情を鑑み、住宅等の部屋を仕切るとともに、物品を収納でき、しかも省スペースで使い勝手の良い間仕切り収納装置の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかる間仕切り収納装置は、住宅等の部屋内の上部または下部に配設されたレールと、該レールに摺動可能に取付けられ、前記部屋を仕切る複数枚の平板状の仕切板と、各々の該仕切板における両面の壁部に配設され、物品を載置する第一可動棚を、着脱可能で且つ高さ調節可能に支持する支持手段と、前記仕切板の上面または下面の中央部分に配設され、前記仕切板を前記レールに摺動可能で且つ水平方向に回動可能に取付け、隣合う前記仕切板の前記壁部が互いに対向するように、所定の間隔を設けて配置させることが可能なガイド部材とを具備し、前記複数の仕切板は、前記壁部が互いに対向して配置された際、物品を載置する第二可動棚を挟み該第二可動棚の両端を高さ調節可能に支持するための側板となるものである。
【0007】
ここで、部屋内の上部としては、天井または鴨居等を挙げることができ、また下部としては、床または敷居等を挙げることができる。さらに、収納部材としては、上面に物品を載置できる平板状の棚や、ハンガーを吊るすことのできる棒状のハンガーブラケットや、物品を吊るすことのできるフック等が挙げられる。
【0008】
したがって、請求項1の発明の間仕切り収納装置によれば、利用者により、仕切板をレールに沿って移動させることができる。また、物品を収納する収納部材を、仕切板の壁部に配設された少なくとも一つの支持手段に支持させて物品を収納することが可能となる。さらに、支持手段は、収納部材を着脱可能であるとともに高さ調節可能に支持するため、利用者により、収納部材の種類を変えたり、高さを調節することが可能となる。
【0012】
また、仕切板は、上面または下面の中央付近に配設されたガイド部材を軸として回動する。これにより、仕切板がレールに二枚以上取付けられている場合は、仕切板をレールに対して直交するような状態まで回動させて、対向する仕切板の壁部に配設された支持手段の間に、収納部材の両端を支持させることが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第一実施形態である間仕切り収納装置について、図1乃至図5に基づき説明する。図1は本発明の第一実施形態である間仕切り収納装置の構成を示す斜視図であり、図2は間仕切り収納装置の仕切板の構成を示す正面図であり、図3は間仕切り収納装置の仕切板の構成を示す(a)仕切状態断面図、(b)回動状態断面図であり、図4は間仕切り収納装置の要部の構成を示す(a)断面図、(b)斜視図であり、図5は間仕切り収納装置の仕切板の開位置を示す斜視図である。
【0018】
本実施形態の間仕切り収納装置1は、図1に示すように、住宅等の部屋2内に配設され、部屋2を仕切るとともに物品を収納する際に利用されるもので、主な構成として、部屋2内に取付けられた上枠3及び側枠4,5と、部屋2を仕切る四枚の仕切板6と、仕切板6に取付けられた方立板7及び可動棚8とを備えている。尚、部屋2の側壁9,10には、部屋2内に出入りするための戸口Tがそれぞれ設けられている。
【0019】
上枠3は、部屋2内の天井11に固定して取付けられ、下面に仕切板6を摺動可能に取付けるための上レール12(図4(a)参照)を備えている。上枠3は木材により平板状に形成されており、大きさは、例えば、厚さが3.5cm、幅が28cm、長手方向の長さが340cmである。尚、上枠3の長手方向の長さは、間仕切り収納装置1を配設する部屋2の横幅に合わせて決定すればよい。
【0020】
側枠4,5は、部屋2内の側壁13,14にそれぞれ固定して取付けられている。側枠4,5も木材により平板状に形成されており、大きさは、例えば、厚さが3.5cm、幅が28cm、長手方向の長さが233cmである。尚、側枠4,5の長手方向の長さは、間仕切り収納装置1を配設する部屋2の高さに合わせて決定すればよい。
【0021】
仕切板6は、部屋2を仕切るためのものであり、上枠3の上レール12に摺動可能に吊下げられいる。仕切板6は木材により平板状に形成されており、大きさは、例えば、厚さが2.5cm、幅が82.5cmで、長手方向の長さが230cmである。また、仕切板6の上面には、図2に示すように、上枠3の上レール12に対して仕切板6を摺動可能に吊下げるための二つの上吊車16と、摺動を補助するガイドローラー17とが設けられている。ガイドローラー17は、仕切板6に設けられたレバー(図示しない)により操作することで、仕切板6の内部に収納することが可能である。また、仕切板6の側面には、仕切板6を上レール12に沿って並べた際に、仕切板6間にできる隙間を埋めるために軟質の塩化ビニル樹脂で形成された隙間材18が設けられている。さらに、仕切板6の中央には、図3(a)に示すように、長丁番15が設けられており、図3(b)に示すように中央で二つに折り畳むことができる。
【0022】
方立板7は、可動棚8を着脱可能であるとともに高さ調節可能に支持するためのものであり、仕切板6の壁部19の両端及び中央付近の上下方向に四つ配設されている。方立板7は木材により平板状に形成されており、大きさは、例えば、厚さが2cm、幅が12cm、長手方向の長さが230cmである。図4(b)は、方立板7と可動棚8を斜め下方から見た斜視図を示しており、方立板7には、可動棚8を支持する面に支持金具20を差し込むことのできる直径5mmのダボ孔21が上下方向に10cmの間隔を置いて複数穿設されている。ここで、方立板7と支持金具20とを組合わせたものが本発明の支持手段に相当する。
【0023】
可動棚8は、上面に物品を載置するためのものであり、向かい合う方立板7の間に着脱可能であるとともに高さ調節可能に支持されている。可動棚8は木材により平板状に形成されており、大きさは、例えば、厚さが2cm、幅が15.4cm、長手方向の長さが36cmである。可動棚8の裏面の両端には、図4(b)に示すように、方立板7のダボ孔21に取付けられた支持金具20の突出部分と嵌合する嵌合部22が二つずつ設けられている。ここで、可動棚8が本発明の収納部材に相当する。
【0024】
次に、第一実施形態の間仕切り収納装置1の使用方法について説明する。間仕切り収納装置1は、上レール12に取付けられた四枚の仕切板6を、部屋2を仕切る状態の閉位置(図1参照)から、開口部Oが形成されるような状態の開位置(図5参照)まで移動させることができる。仕切板6を閉位置から開位置まで移動させる場合は、先ず、仕切板6を側枠4,または側枠5にできるだけ近づけ、次にレバーを操作してガイドローラー17を仕切板6の内部に収納する。さらに、図3(b)に示すように、仕切板6を長丁番15を介して中央で二つに折り畳むことにより開口部Oを形成する。尚、利用者の好みに合わせて、四枚の仕切板6を、側枠4に近い側、あるいは側枠5に近い側のどちらか一方にまとめて開口部Oを形成するようにしてもよい。
【0025】
また、利用者は、仕切板6の壁部19に取付けられた方立板7及び可動棚8を利用して物品を収納することができる。方立板7に可動棚8を取付ける場合は、方立板7の同じ高さにある四つのダボ孔21に支持金具20をそれぞれ挿入し、上方から可動棚8を、支持金具20の突出部分と嵌合部22とが嵌合するように組付ける。尚、支持金具20を挿入するダボ孔21を変えることにより可動棚8の高さ調節が可能となる。
【0026】
このように、第一実施形態の間仕切り収納装置1では、上レール12に取付けられた四枚の仕切板6を、部屋2を仕切る状態の閉位置から、開口部Oが形成されるような状態の開位置まで移動させることができる。したがって、利用者の家族構成や生活スタイルの変化に応じて、居住空間の構成を柔軟に変化させることができる。
【0027】
また、第一実施形態の間仕切り収納装置1では、仕切板6の壁部19の両端及び中央付近に四つ配設された方立板7に、物品を収納する可動棚8を着脱可能であるとともに高さ調節可能に取付けることが可能となる。したがって、単に部屋2を仕切るのみでなく、必要に応じて物品を収納することができる。さらに、収納する物品に応じて、可動棚8の高さを調節することが可能となり、様々な物品の収納に対応することができる。
【0028】
続いて、本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置について、図6乃至図15に基づき説明する。図6は本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置の構成を示す斜視図であり、図7は間仕切り収納装置の仕切板の構成を示す正面図であり、図8は間仕切り収納装置のアジャスターの構成を説明する(a)収納状態説明図、(b)降下状態説明図、(c)揺動状態説明図であり、図9は間仕切り収納装置のエッジ材及び木縁の構成を示す断面図であり、図10は間仕切り収納装置の支柱の構成を示す(a)断面図、(b)正面図であり、図11は間仕切り収納装置の(a)上巾木の構成を示す側面図、(b)下巾木の構成を示す側面図であり、図12は間仕切り収納装置の構成を示す側面図であり、図13は間仕切り収納装置の固定棚と仕切板の構成を示す斜視図であり、図14及び図15は間仕切り収納装置の使用状態を示す斜視図である。尚、第一実施形態の間仕切り収納装置1と同じ構成については同じ番号を付し詳細な説明を省略する。
【0029】
本実施形態の間仕切り収納装置31は、図6に示すように、住宅等の部屋32内に配設され、部屋32を仕切るとともに物品を収納する際に利用されるもので、主な構成として、部屋32内に取付けられた上枠3、下枠33、及び側枠4,5と、部屋32を仕切る四枚の仕切板34と、仕切板34に取付けられた支柱35と、仕切板34の状態に応じて適宜選択されて取付けられる上巾木36、下巾木37、可動棚38,39,40、ハンガーブラケット41,42、及び固定棚43,44(図14及び図15参照)とを備えている。
【0030】
仕切板34は、上部を天井11に取付けられた上枠3の上レール12に、下部を床45に取付けられた下枠33の下レール46(図15(b)参照)に摺動可能であるとともに水平方向に回動可能に取付けられている。また仕切板34は、図7に示すように、壁部47中央の上下方向に設けられた凹形状の溝部48と、下端に設けられた二つの切欠部49と、壁部47に設けられた四つの固定用螺子孔50とを備えている。仕切板34は木材により平板状に形成されており、大きさは、例えば、厚さが4.2cm、幅が58cm、長手方向の長さが230cmである。尚、仕切板34の壁部47及び側面はメラミン化粧板により外観が整えられている。
【0031】
仕切板34の上面の中央には、上枠3の上レール12に対して仕切板34を摺動可能であるとともに水平方向に回動可能に吊下げるための上吊車51が設けられており、また、仕切板34の下面の中央には、下枠33の下レール46に対して仕切板34を摺動可能であるとともに水平方向に回動可能に取付けるための下ガイドローラー52が設けられている。すなわち、仕切板34は、上吊車51及び下ガイドローラー52を軸として水平方向に回動することができる。ここで、上吊車51及び下ガイドローラー52が本発明のガイド部材に相当する。
【0032】
仕切板34の切欠部49には、図8(a)に示すように、奥面53に螺子孔54が穿設されており、その螺子孔54にアジャスター55が取付けられている。アジャスター55は、螺子孔54に螺合される螺子部56が設けられた回動部材57と、回動部材57に回動可能であるとともに揺動可能に取付けられ床45に当接する当接部材58とを備えている。またアジャスター55は、図8(b)に示すように、回動部材57を回転操作することにより、仕切板34の下面59に対する突出長さを変化させることができる。またアジャスター55は、図8(c)に示すように、当接部材58が回動部材57に揺動可能に取付けられているために、接地面に対する約10゜程度の首振りが可能となっている。
【0033】
仕切板34の片側の側面には、図9に示すように、ABS樹脂で形成され緩衝材60を有するエッジ材61が取付けられている。また仕切板34のもう一方の側面には木材により形成された木縁62が取付けられている。これは、仕切板34を上レール12及び下レール46に沿って並べた際に、隣り合う仕切板34の間にできる隙間を埋めるために取付けられたものである。
【0034】
仕切板34の溝部48には、図10(a)に示すように、コの字形に形成された支柱35が壁部47の平面から突出することなく埋設されている。支柱35は、可動棚38,39,40、ハンガーブラケット41,42、上巾木36、または下巾木37を適宜選択して取付けるためのもので、図10(b)に示すように、正面に上下方向に沿って所定の間隔を置いて支持孔63を備えている。支柱35の長手方向の長さは、例えば、220cmである。
【0035】
上巾木36は、仕切板34を上レール12及び下レール46に沿って並べた際に、支柱35に取付けて仕切板34と上枠3との間にできる隙間を隠すためのものであり、図11(a)に示すように、樹脂製の縁部材64と、支柱35の支持孔63に取付けるための取付金具65とを備えている。また、下巾木37は、仕切板34を上レール12及び下レール46に沿って並べた際に、支柱35に取付けて仕切板34と下枠33との間にできる隙間を隠すためのものであり、図11(b)に示すように、上巾木36と同様、縁部材64と取付金具65とを備えている。上巾木36及び下巾木37は、取付金具65を支持孔63に挿入するとともに下方に押し込むことで支柱35に取付けることができる。
【0036】
支柱35に取付けられる可動棚38,39,40は、物品を上面に載置して収納するものであり、同じく支柱35に取付けられるハンガーブラケット41,42は、ハンガーを吊るして衣類などを収納するもので、いずれも図12に示すような挿入部66を備えている。可動棚38,39,40またはハンガーブラケット41,42は、挿入部66を支持孔63に挿入するとともに下方に押し込むことで支柱35に取付けることができる。また、固定棚43,44は、仕切板34を上レール12及び下レール46に対して直交するような状態にした際に、向かい合う仕切板34の間に取付け、上面に物品を載置して収納するとともに、仕切板34の水平方向への回動、及び仕切板34のレール方向への摺動を抑制するためのものである。図13は、仕切板34と固定棚43とを斜め下方から見た斜視図を示しており、固定棚43の裏面の両端には仕切板34の固定用螺子孔50にねじ込まれた結合ボルト67の突出部分と嵌合する樹脂製のボルト受け用ケーシング68が二つずつ取付けられている。ここで、可動棚38,39,40,ハンガーブラケット41,42,及び固定棚43,44が本発明の収納部材に相当する。
【0037】
次に、第二実施形態の間仕切り収納装置31の使用方法について説明する。間仕切り収納装置31は、利用者の生活スタイルや家族構成に応じて様々な形態に変化させて使用することができる。部屋32を単に二つに仕切る場合は、図6に示すように、仕切板34を上レール12及び下レール46に沿って並べ、アジャスター55を降下させて下枠33に当接させることにより、仕切板34の位置を固定する。この際、アジャスター55の当接部材58よりピン(図示しない)を降下させて下レール46に取付けるようにしてもよい。そして、上巾木36及び下巾木37を支柱35に取付けて仕切板34と上枠3または下枠33との間にできる隙間を隠して外観を整える。
【0038】
また、部屋32を二つに仕切った上で物品の収納を行う場合は、図14(a)に示すように、仕切板34に取付けられた支柱35を利用して、可動棚38またはハンガーブラケット41を取付けることにより行う。尚、挿入部66を挿入する支持孔63を変えることにより、可動棚38またはハンガーブラケット41の高さ調節が可能になる。
【0039】
また、図14(b)に示すように、仕切板34を上レール12及び下レール46に対して直交するように回動させて、隣り合う仕切板34の壁部47が向かい合うような状態にすることにより、仕切板34を可動棚39,ハンガーブラケット42,及び固定棚43を支持する側板として利用することもできる。この際、固定棚43により、仕切板34の水平方向への回動、及び仕切板34のレール方向への摺動が抑制される。また、下レール46にストッパー(図示しない)を取付けることにより仕切板34のレール方向への摺動を確実に防止できる。尚、この場合も挿入部66を挿入する支持孔63を変えることにより、可動棚39またはハンガーブラケット42の高さ調節が可能となる。
【0040】
また、図15(a)に示すように、仕切板34にデスク69を据え付け、可動棚38をデスク69上の本棚として利用してもよい。この際、デスク69のサイズに合わせて仕切板34の配置を決定する。
【0041】
さらに、間仕切りを不要とする場合は、図15(b)に示すように、四枚の仕切板34を側枠4付近に密着させてまとめておく。この場合は、仕切板34に支持されている可動棚38,39,40,ハンガーブラケット41,42,または固定棚43,44などは全て取外す。また、側枠4に一番近い仕切板34を上レール12及び下レール46に対して直交するような状態に回動させて、壁部47と側壁13とが向かい合うような状態にする。さらに、側枠4に近い方の仕切板34から順に、仕切板34を側枠4にできるだけ近づけてから同様の操作をすることにより、図15(b)に示すような、間仕切りを不要とし仕切板34を部屋32の隅によせてまとめておく状態の開位置に移動させることができる。尚、開位置においては、下レール46にパッキンを落とし込むことによりバリアフリーに対応させることができる。
【0042】
このように、第二実施形態の間仕切り収納装置31では、利用者により、上レール12及び下レール46に取付けられた仕切板34を、部屋32を仕切る状態の閉位置と、仕切りを不要とし部屋32の隅に寄せてまとめておく状態の開位置との間で移動させることが可能となる。したがって、仕切板34を様々な状態に変化させることが可能になり、利用者の家族構成や生活スタイルの変化に応じて、居住空間の構成を柔軟に変化させることができる。
【0043】
また、第二実施形態の間仕切り収納装置31では、仕切板34が部屋を仕切る状態の閉位置においては、仕切板34の壁部47に配設された支柱35に、物品を収納する可動棚38またはハンガーを掛けるハンガーブラケット41を着脱可能であるとともに高さ調節可能に取付けることが可能となる。したがって、単に部屋32を仕切るのみでなく、必要に応じて物品を収納することができる。さらに、収納する物品に応じて、可動棚38またはハンガーブラケット41などを選択したり、可動棚38またはハンガーブラケット41の高さを調節したりすることが可能となり、様々な物品の収納に対応することができる。
【0044】
第二実施形態の間仕切り収納装置31では、仕切板34の壁部47に凹形状の溝部48が設けられ、その溝部48に支柱35が仕切板34の壁部47から突出することなく配設されているため、着脱可能な可動棚38またはハンガーブラケット41を取外した場合に、仕切板34の壁部47から突出するものがなくなる。したがって、物品を収納する必要がない場合は、可動棚38またはハンガーブラケット41を取外すことにより、収納ユニットを利用した場合などに比べ、間仕切り収納装置31全体の占有面積を少なくすることができる。また、仕切りを不要とし仕切板34を部屋の隅に寄せてまとめておく状態の開位置では、仕切板34をデットスペースを作ることなく重ねてまとめることができる。
【0045】
第二実施形態の間仕切り収納装置31では、仕切板34は、上面の中央に設けられた上吊車51と下面の中央に設けられた下ガイドローラー52とを軸として回動できるため、仕切板34を上レール12及び下レール46に対して直交するような状態まで回動させて、対向する仕切板34の壁部47に配設された支柱35の間に、可動棚39,40,ハンガーブラケット44、または固定棚43,44を支持させることが可能になる。したがって、収納する物品に応じて、仕切板34を回動させて向かい合うような状態にして、仕切板34の間に可動棚39,40,ハンガーブラケット44,及び固定棚43,44を支持するような構成が可能となり、様々な物品の収納に対応することができる。
【0046】
第二実施形態の間仕切り収納装置31では、アジャスター55が仕切板34の切欠部49に取付けられ、回動部材57の回転操作により仕切板34の下面59に対するアジャスター55の突出長さが変化し、また、当接部材58は、回動部材57に回動可能であるとともに揺動可能に取付けられている。したがって、当接部材58が床45等に当接したままでも、回動部材57を回転操作することによりアジャスター55の高さ調節が可能になり、利便性を高めることができる。また、部屋32の床45等に歪みがあっても確実に仕切板34を固定することができるため、安定性を高めることができる。
【0047】
さらに、第二実施形態の間仕切り収納装置31では、仕切板34を上レール12及び下レール46に沿って並べた際に、上巾木36及び下巾木37を支柱35に取付けることにより、部屋32の上枠3及び下枠33と、仕切板34との間にできる隙間を隠すことが可能となる。したがって、外観を整えることができる。
【0048】
以上、本発明について好適な二つの実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【0049】
すなわち、第一及び第二実施形態の間仕切り収納装置1,31では、四枚の仕切板6,34を取付けたものを示したが、取付ける仕切板6,34の枚数はこれに特に限定されるものではなく、間仕切り収納装置1,31を配設する部屋の大きさや、利用者の好みに応じて適宜設定することができる。
【0050】
また、第二実施形態の間仕切り収納装置31では、壁部47の中央の上下方向に一本だけ支柱35を配設するものを示したが、これに特に限定されるものではなく、複数の支柱35を配設するようにしてもよい。例えば、壁部47の両端の上下方向に溝部48を設けて支柱35を配設した場合に、一枚の仕切板34単独で棚やハンガーブラケットを支持することが可能になる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明の間仕切り収納装置は、単に部屋を仕切るのみでなく、必要に応じて物品を収納することができる。さらに、収納する物品に応じて、収納部材の種類を選択したり、収納部材の高さを調節したりすることが可能となり、様々な物品の収納に対応することができる。
【0053】
また、収納する物品に応じて、仕切板を回動させて向かい合うような状態にして、仕切板を側板として利用し、その間に収納部材を支持するような構成が可能となり、様々な物品の収納に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である間仕切り収納装置の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態である間仕切り収納装置の仕切板の構成を示す正面図である。
【図3】本発明の第一実施形態である間仕切り収納装置の仕切板の構成を示す(a)仕切状態断面図、(b)回動状態断面図である。
【図4】本発明の第一実施形態である間仕切り収納装置の(a)上レールと仕切板との構成を示す断面図、(b)可動棚と方立板との構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第一実施形態である間仕切り収納装置の仕切板の開位置を示す斜視図である。
【図6】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置の仕切板の構成を示す正面図である。
【図8】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置のアジャスターの構成を説明する(a)収納状態説明図、(b)降下状態説明図、(c)揺動状態説明図である。
【図9】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置のエッジ材及び木縁の構成を示す断面図である。
【図10】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置の支柱の構成を示す(a)断面図、(b)正面図である。
【図11】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置の(a)上巾木の構成を示す側面図、(b)下巾木の構成を示す側面図である。
【図12】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置の可動棚の構成を示す側面図である。
【図13】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置の固定棚と仕切板の構成を示す斜視図である。
【図14】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置の使用状態の一例を示す(a)斜視図、(b)斜視図である。
【図15】本発明の第二実施形態である間仕切り収納装置の使用状態の一例を示す(a)斜視図、(b)斜視図である。
【符号の説明】
1,31 間仕切り収納装置
2,32 部屋
6,34 仕切板
7 方立板(支持手段)
8 可動棚(収納部材)
12 上レール
19,47 壁部
20 支持金具(支持手段)
35 支柱(支持手段)
36 上巾木
37 下巾木
38,39,40 可動棚(収納部材)
41,42 ハンガーブラケット(収納部材)
43,44 固定棚(収納部材)
46 下レール
48 溝部
49 切欠部
51 上吊車(ガイド部材)
52 下ガイドローラー(ガイド部材)
54 螺子孔
55 アジャスター
56 螺子部
57 回動部材
58 当接部材
63 支持孔

Claims (1)

  1. 住宅等の部屋内の上部または下部に配設されたレールと、
    該レールに摺動可能に取付けられ、前記部屋を仕切る複数枚の平板状の仕切板と、
    各々の該仕切板における両面の壁部に配設され、物品を載置する第一可動棚を、着脱可能で且つ高さ調節可能に支持する支持手段と、
    前記仕切板の上面または下面の中央部分に配設され、前記仕切板を前記レールに摺動可能で且つ水平方向に回動可能に取付け、隣合う前記仕切板の前記壁部が互いに対向するように、所定の間隔を設けて配置させることが可能なガイド部材と
    を具備し、
    前記複数の仕切板は、前記壁部が互いに対向して配置された際、物品を載置する第二可動棚を挟み該第二可動棚の両端を高さ調節可能に支持するための側板となる
    ことを特徴とする間仕切り収納装置。
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