JP4028961B2 - 電気錠装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉体に設置して、該扉体の施錠、解錠を切り換える電気錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、戸建やマンション、アパート等の家屋では、玄関扉に錠が取り付けられている。一般的な錠は、扉の横方向にスライドするデッドボルトを有し、該デッドボルトを家屋の壁面側に形成されたデッドボルト係合穴に係合させることにより扉の開閉が阻止されるようになっている。
【0003】
また、昨今においては、金属の棒を鍵穴に挿入して錠装置を不正に解錠する、所謂ピッキングによる不正な開扉を阻止するため、一つの扉に2個(或いは、3個以上)の錠を設置し、各錠をそれぞれ別個に施錠、解錠するように構成されたものが多く用いられている。
【0004】
他方、より一層操作性を向上し、且つ防盗性を高めるために、電気錠が提案され、実用に供されてる。電気錠は、テンキーによる暗証番号や、指紋データ、赤外線信号、電波信号等の、認証データを入力し、この認証データが正しい場合には、電気的に錠を解錠するように動作するものである。従って、入室者は、テンキーの入力、指紋の入力、等の極めて簡単な操作で錠を解錠することができるので、操作性がよく、且つ、防盗性に優れている。
【0005】
従来における電気錠としては、例えば、特開平11−303475号公報(以下、従来例という)に記載されたものが知られている。
【0006】
従来例に記載された電気錠は、赤外線信号等の施解錠信号が与えられた際には、この施解錠信号に応じて、デッドボルトを動作させ扉体を施錠、或いは解錠することができるものの、サムターンを用いて手動操作する場合には、それぞれ、個別に操作する必要がある。即ち、扉の内側で施錠、解錠の操作を行う場合には、2個設置されている電気錠のそれぞれのサムターンを操作する必要があり、扉の外側で施錠、解錠の操作を行う場合には、2個設置されたシリンダ錠にそれぞれ鍵を挿入して施錠、解錠する操作が必要であるので、操作が面倒である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、従来における電気錠装置においては、2個設置された電気錠を赤外線信号等により与えられる施解錠信号により、電動で施錠、解錠することができるものの、サムターンやシリンダ錠を用いて手動操作で施錠、解錠する場合には、それぞれの電気錠を個別に施錠、解錠しなければならないという欠点があった。
【0008】
この発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものでありその目的とするところは、簡単な手動操作で複数の電気錠を施錠、解錠することのできる電気錠装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、扉体の施錠、解錠の切り換えを制御する電気錠装置において、自動切り換え信号により回転駆動するモータを具備し、該モータの回転動作、或いは手動操作により、デッドボルトを進退させて、前記扉体を施錠、または解錠する複数個の電気錠と、手動操作にて前記電気錠のうち任意の一つを施錠したことを検出した際にはこれと連動してその他の全ての電気錠を施錠するように、且つ、手動操作にて前記電気錠のうち任意の一つを解錠したことを検出した際にはその他の電気錠を連動させないように、解錠及び施錠の状態を前記各電気錠毎に監視すると共に、前記モータの回転動作による前記デッドボルトの進退を前記各電気錠毎にそれぞれ制御する電気錠制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、扉体の施錠、解錠の切り換えを制御する電気錠装置において、自動切り換え信号により回転駆動するモータと、前記扉体の内側に配設されるサムターン、及び前記扉体の外側に配設されるシリンダ錠を具備し、前記モータの回転動作、手動による前記サムターンの操作、或いは手動による前記シリンダ錠の操作により、デッドボルトを進退させて、前記扉体を施錠、または解錠する複数個の電気錠と、手動操作にて任意の一つの電気錠のサムターン、或いはシリンダ錠を操作して当該電気錠を施錠した際にはこれと連動してその他全ての電気錠を施錠するように、また、手動操作にて任意の一つの電気錠のサムターンを解錠した際にはこれと連動してその他全ての電気錠を解錠するように、且つ、手動操作にて任意の一つの電気錠のシリンダ錠を解錠した際にはこの操作と他の電気錠の動作とを連動させないように、解錠及び施錠の状態を前記各電気錠毎に監視すると共に、前記モータの回転動作による前記デッドボルトの進退を前記各電気錠毎にそれぞれ制御する電気錠制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、入室者が入力する認証データを読み取り、該認証データが正しいかどうかを判断し、該認証データが正しいと判断された際に、前記自動切り換え信号を出力する認証データ判定手段を具備し、前記電気錠制御手段は、前記認証データ判定手段より自動切り換え信号が与えられた際に、前記全ての電気錠を解錠するべく、前記モータの回転動作による前記デッドボルトの進退を制御することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電気錠装置1の構成を示すブロック図、図2は、該電気錠装置1が搭載された扉を外側から見たときの斜視図、図3は、該扉を内側から見たときの斜視図である。図1に示すように、この電気錠装置1は、指紋入力ユニット2と、制御中枢となるCPU3、指紋登録データを記録する指紋データ登録メモリ4、及び錠状態メモリ13を有する指紋錠コントローラ5と、2つの電気錠(主錠6、補助錠7)と、指紋データを登録する際に使用する登録キースイッチ8と、指紋データ登録メモリ4に設定される指紋データの登録エリア番号を選択する選択スイッチ9と、登録した指紋データを削除するための削除スイッチ10と、を具備している。
【0014】
CPU3は、指紋入力ユニット2より得られる指紋データ(認証データ)と、指紋データ登録メモリ4に登録されている指紋データとを照合する指紋照合部(認証データ判定手段)11と、各電気錠(主錠6、補助錠7)の施錠、解錠を制御する電気錠制御部(電気錠制御手段)12と、を有している。
【0015】
錠状態メモリ13は、電気錠制御部12で検出される2つの電気錠(主錠6、補助錠7)の状態(施錠状態であるか、解錠状態であるかの状態)を記憶するものである。
【0016】
図2,図3に示すように、各電気錠(主錠6、補助錠7)は、横方向に進退動作して家屋の壁面側に形成される係合穴(不図示)に係合可能なデッドボルト21と、該デッドボルト21を電動で進退動作させる電動モータ(不図示)と、扉22の内側から手動操作でデッドボルト21を進退動作させるサムターン23(図3参照)と、扉22の外側から所定のキーを用いて手動操作でデッドボルト21を進退動作させるシリンダ錠24(図2参照)と、を具備している。そして、電気錠制御部12より与えられる自動切り換え信号により電動モータを可逆的に回転させることにより、デッドボルト21を進退動作させ、施錠、解錠を切り換えることができる。
【0017】
更に、主錠6、及び補助錠7は、現在の錠状態(施錠であるか解錠であるかの状態)を検出して電気錠制御部12に出力する。後述する第2の実施形態においては、シリンダ錠24の切り換え操作が行われた際には、この操作信号を検出して電気錠制御部12に出力する。
【0018】
指紋入力ユニット2は、入室者の指先の指紋を撮像する指紋センサ31と、該指紋センサ31の上に入室者の指先が載置され、且つ、下方に押圧された際にオンとなって、前記指紋センサ31による撮像を開始させる指置きスイッチ32と、解錠状態にある電気錠(主錠6、補助錠7)を自動操作で施錠状態とするためのロックスイッチ33と、を有している。
【0019】
以下、図4に示すフローチャートを参照しながら、本発明の第1の実施形態の動作について説明する。図4は、手動操作(サムターン23、或いはシリンダ錠24の操作)で主錠6、或いは補助錠7を操作するときの、CPU3における制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0020】
まず、CPU3の電気錠制御部12は、主錠6の現在の状態を検出し、施錠状態であるか、解錠状態であるかを判断する(ステップST1)。そして、主錠6が施錠されている場合には(ステップST1でYES)、錠状態メモリ13に記憶されている以前の錠状態(旧状態)を読み取り、解錠であるか施錠であるかを判断する(ステップST5)。施錠状態である場合には(ステップST5でNO)、主錠6は何等手動操作されていないものと判断し、現時点における主錠6、及び補助錠7の状態を旧状態として錠状態メモリ13に記憶する(ステップST7)。
【0021】
また、主錠6の旧状態が解錠状態である場合には(ステップST5でYES)、主錠6は、解錠状態から施錠状態に切り換えられたものと判断し、この操作と連動して、補助錠7を施錠する(ステップST6)。
【0022】
他方、主錠6の現在の状態が解錠状態である場合には(ステップST1でNO)、補助錠7の現在の状態が施錠状態であるか解錠状態であるかを判断する(ステップST2)。そして、解錠状態である場合には(ステップST2でNO)、主錠6、及び補助錠7が共に解錠であるので、施錠、解錠の操作を行わない。つまり、仮に補助錠7の旧状態が施錠状態であっても(補助錠7が手動操作で施錠から解錠に切り換えられた場合であっても)、主錠6はこれと連動して動作しない。同様に、仮に主錠6の旧状態が施錠状態であっても、補助錠7はこれと連動して動作しない。そして、このときの主錠6、補助錠7の状態が旧状態として錠状態メモリ13に記憶される(ステップST7)。
【0023】
また、補助錠7の現在の状態が施錠状態である場合には(ステップST2でYES)、該補助錠7の旧状態が施錠状態であるか解錠状態であるかが判断される(ステップST3)。そして、施錠状態であると判断された場合には(ステップST3でNO)、補助錠7は、何等手動操作されていないので、このときの主錠6、及び補助錠7の状態を錠状態メモリ13に記憶する(ステップST7)。
【0024】
他方、補助錠7の旧状態が解錠状態である場合には(ステップST3でYES)、該補助錠7は、手動操作にて解錠から施錠に切り換えられたものと判断し、この操作と連動して主錠6を施錠する(ステップST4)。その後、主錠6、及び補助錠7の状態を旧状態として錠状態メモリ13に記憶する(ステップST7)。こうして、手動操作による各電気錠(主錠6、補助錠7)の施錠、解錠が制御されるのである。
【0025】
また、自動操作の場合には、図1に示す指紋入力ユニット2により、入室者の指先の指紋と指紋データ登録メモリ4に登録されている指紋データとが一致した場合に、2つの電気錠6,7を解錠することができ、また、ロック33を押すことにより、2つの電気錠6,7を施錠することができる。
【0026】
このようにして、本実施形態に係る電気錠装置1では、手動操作にて、2つの電気錠(主錠6、補助錠7)のうちの一方の電気錠を施錠した場合(解錠から施錠に切り換えた場合)には、これと連動して他方の電気錠が施錠される。また、一方の電気錠を解錠した場合(施錠から解錠に切り換えた場合)には、他方の電気錠はこの操作と連動せずに、旧状態を維持する。従って、手動操作で不正に一方の電気錠を解錠した場合において、これと連動して他方の電気錠が解錠されることがなく、防犯上極めて有利となる。
【0027】
また、施錠時には、一方の電気錠を施錠すると、これと連動して他方の電気錠が自動的に施錠されるので2つの電気錠をそれぞれ別個に施錠する必要がなく、操作性、利便性が良い。
【0028】
図5、図6は、本発明の第2の実施形態に係る処理手順を示すフローチャートであり、同図を参照しながら、第2の実施形態の動作について説明する。第1の実施形態では、錠の状態のみを判断して、施解錠制御を行ったが、第2の実施形態では、シリンダ錠24の切り換え操作を検出して、サムターン23の操作とは区別し、より利便性を向上させる。
【0029】
まず、電気錠制御部12では、2つの電気錠6,7の錠状態に変化があったかどうかを検出する(ステップST11)。そして、2つの電気錠6,7の電気錠の状態が共に変化していない場合には(ステップST11でNO)、処理を終了する。
【0030】
また、錠状態に変化があった場合には(ステップST11でYES)、主錠6が解錠から施錠に切り換えられたかどうかが判断される(ステップST12)。そして、主錠6が施錠に切り換えられた場合には(ステップST12でYES)、補助錠7の現在の状態が解錠状態であるかどうかが判断され(ステップST13)、解錠状態である場合には(ステップST13でYES)、補助錠7を施錠する(ステップST14)。また、施錠状態である場合には(ステップST13でNO)、そのまま施錠状態を維持する。
【0031】
主錠6が解錠から施錠に切り換えられていない場合には(ステップST12でNO)、補助錠7が解錠から施錠に切り換えられたかどうかが判断される(ステップST15)。そして、解錠から施錠に切り換えられた場合には(ステップST15でYES)、主錠6が解錠状態であるかどうかが判断され(ステップST16)、解錠状態であれば(ステップST16でYES)、主錠6を施錠し(ステップST17)、施錠状態であれば(ステップST16でNO)、そのまま施錠状態を維持する。
【0032】
更に、補助錠7が解錠から施錠に切り換えられていない場合には(ステップST15でNO)、主錠6、或いは補助錠7のいずれかが施錠から解錠に切り換えられたことになる。この状態でエンドとなると、第1の実施形態と同様であるが、第2の実施形態では、まずサムターン23による操作であるか、シリンダ錠24による操作であるかが判断される(ステップST18)。そして、シリンダ錠24の操作が検出されなかったときには、サムターン23による操作であると判断され(ステップST18で「サムターン」)、主錠6が施錠から解錠に切り換えられたかどうかが判断される(ステップST19)。そして、施錠から解錠に切り換えられた場合には(ステップST19でYES)、補助錠7が施錠状態であるかどうかが判断され(ステップST20)、施錠状態であれば(ステップST20でYES)これを解錠する(ステップST21)。また、解錠状態であれば(ステップST20でNO)、そのまま解錠状態を維持する。
【0033】
他方、主錠6が施錠から解錠に切り換えられていない場合には(ステップST19でNO)、補助錠7が施錠から解錠に切り換えられたかどうかが判断される(ステップST22)。そして、施錠から解錠に切り換えられた場合には(ステップST22でYES)、主錠6が施錠状態であるかどうかが判断され(ステップST23)、施錠状態であれば(ステップST23でYES)これを解錠し(ステップST24)、解錠状態であれば(ステップST23でNO)、そのまま解錠状態を維持する。
【0034】
更に、シリンダ錠24による解錠操作が行われた場合には(ステップST18で「シリンダ錠」)、単独に切り換えられ終了する。即ち、主錠6がシリンダ錠24の操作により施錠から解錠に切り換えられた場合には、補助錠7はこれと連動させない。また、補助錠7がシリンダ錠24の操作により施錠から解錠に切り換えられた場合には、主錠6はこれと連動させない。
【0035】
このようにして、第2の実施形態では、2つの電気錠6,7を手動操作により解錠から施錠に切り換える際には、これらを連動して動作させることができる。即ち、手動操作にて主錠6を解錠から施錠に切り換えた際には、これと連動して補助錠7を解錠から施錠に切り換えることができ、反対に、補助錠7を解錠から施錠に切り換えた際には、これと連動して主錠6を解錠から施錠に切り換えることができる。従って、2つの電気錠6,7をそれぞれ別個に施錠する必要がなく、操作性、利便性が向上する。
【0036】
また、室内側に設置されるサムターン23を用いて、2つの電気錠6,7を施錠から解錠に切り換える際には、これらを連動して動作させることができる。即ち、サムターン23を操作して主錠6を施錠から解錠に切り換えた際には、これと連動して補助錠7を施錠から解錠に切り換えることができ、反対に、サムターンを操作して補助錠7を施錠から解錠に切り換えた際には、これと連動して主錠6を施錠から解錠に切り換えることができる。従って、室内側から解錠操作を容易に行うことができる。
【0037】
更に、室外側に設置されるシリンダ錠24を用いて、主錠6或いは補助錠7を施錠から解錠に切り換える際には、これらを連動させない。即ち、シリンダ錠24を操作して主錠6を施錠から解錠に切り換え、且つ、補助錠7が施錠状態とされている場合には、該補助錠7は施錠状態を維持する。同様に、シリンダ錠24を操作して補助錠7を施錠から解錠に切り換え、且つ、主錠6が施錠状態とされている場合には、該主錠6は施錠状態を維持する。
【0038】
従って、室外側から不正な操作で2つの電気錠6,7のうちの一方の電気錠を解錠した場合において、他方の電気錠は解錠されないので、防盗性を向上させることができる。
【0039】
また、自動操作の場合には、前述の第1の実施形態と同様に、図1に示す指紋入力ユニット2により、入室者の指先の指紋と指紋データ登録メモリ4に登録されている指紋データとが一致した場合に、2つの電気錠6,7を解錠することができ、また、ロックスイッチ33を押すことにより、2つの電気錠6,7を施錠することができる。
【0040】
以上、本発明の電気錠装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
【0041】
例えば、上記した実施形態では、主錠6及び補助錠7の合計2個の電気錠を用いた場合の構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3個以上の電気錠を設置した場合についても適用することができる。
【0042】
また、上記した実施形態では、指紋錠コントローラ5を具備し、該指紋錠コントローラ5にて読み取られた指紋データが、登録された指紋データと一致したときに、自動操作で各電気錠6,7を解錠する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、テンキーによるコード入力、赤外線信号、或いは電波信号を用いて、認証データの一致を確認したときに、各電気錠6,7を自動で解錠するように構成することも可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電気錠装置によれば、複数個設置された電気錠のうちの一つが手動操作にて解錠から施錠に切り換えられた場合には、これと連動して他の全ての電気錠が施錠される。従って、手動で施錠する際には、各電気錠毎に別個に施錠操作を行う必要が無く、操作性を向上させることができる。
【0044】
また、複数個設置された電気錠のいずれかが手動操作で施錠から解錠に切り換えられた場合には、他の電気錠はこれと連動せずに、以前の状態を維持する。従って、不正な操作で電気錠を解錠した場合には、たとえ一つの電気錠が解除されても、他の電気錠は施錠された状態を維持するので、当該電気錠装置が搭載された扉を開くことができず、防盗性を向上させることができる。
【0045】
また、サムターンによる手動操作と、シリンダ錠による手動操作とを区別し、室内側でサムターンを操作して複数個の電気錠のうちの一つの電気錠を解錠した場合には、これと連動して他の全ての電気錠を解錠し、室外側でシリンダ錠を操作して複数個の電気錠のうちの一つの電気錠を解錠した場合には、他の電気錠はこれと連動しないように設定することにより、室内側における手動による解錠操作を容易に行うことができる。また、室外側では、一つの電気錠の解錠と連動して他の電気錠は解錠されないので、防盗性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電気錠装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電気錠装置が搭載された扉を外側から見たときの斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る電気錠装置が搭載された扉を内側から見たときの斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る電気錠装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る電気錠装置の処理手順を示すフローチャートの第1の分図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る電気錠装置の処理手順を示すフローチャートの第2の分図である。
【符号の説明】
1 電気錠装置
2 指紋入力ユニット
3 CPU
4 指紋データ登録メモリ
5 指紋錠コントローラ
6 主錠
7 補助錠
8 登録キースイッチ
9 選択スイッチ
10 削除スイッチ
11 指紋照合部(認証データ判定手段)
12 電気錠制御部(電気錠制御部)
13 錠状態メモリ
21 デッドボルト
22 扉
23 サムターン
24 シリンダ錠
31 指紋センサ
32 指置きスイッチ
33 ロックスイッチ
Claims (3)
- 扉体の施錠、解錠の切り換えを制御する電気錠装置において、
自動切り換え信号により回転駆動するモータを具備し、該モータの回転動作、或いは手動操作により、デッドボルトを進退させて、前記扉体を施錠、または解錠する複数個の電気錠と、
手動操作にて前記電気錠のうち任意の一つを施錠したことを検出した際にはこれと連動してその他の全ての電気錠を施錠するように、且つ、手動操作にて前記電気錠のうち任意の一つを解錠したことを検出した際にはその他の電気錠を連動させないように、解錠及び施錠の状態を前記各電気錠毎に監視すると共に、前記モータの回転動作による前記デッドボルトの進退を前記各電気錠毎にそれぞれ制御する電気錠制御手段と、
を具備したことを特徴とする電気錠装置。 - 扉体の施錠、解錠の切り換えを制御する電気錠装置において、
自動切り換え信号により回転駆動するモータと、前記扉体の内側に配設されるサムターン、及び前記扉体の外側に配設されるシリンダ錠を具備し、前記モータの回転動作、手動による前記サムターンの操作、或いは手動による前記シリンダ錠の操作により、デッドボルトを進退させて、前記扉体を施錠、または解錠する複数個の電気錠と、
手動操作にて任意の一つの電気錠のサムターン、或いはシリンダ錠を操作して当該電気錠を施錠した際にはこれと連動してその他全ての電気錠を施錠するように、また、手動操作にて任意の一つの電気錠のサムターンを解錠した際にはこれと連動してその他全ての電気錠を解錠するように、且つ、手動操作にて任意の一つの電気錠のシリンダ錠を解錠した際にはこの操作と他の電気錠の動作とを連動させないように、解錠及び施錠の状態を前記各電気錠毎に監視すると共に、前記モータの回転動作による前記デッドボルトの進退を前記各電気錠毎にそれぞれ制御する電気錠制御手段と、
を具備したことを特徴とする電気錠装置。 - 入室者が入力する認証データを読み取り、該認証データが正しいかどうかを判断し、該認証データが正しいと判断された際に、前記自動切り換え信号を出力する認証データ判定手段を具備し、
前記電気錠制御手段は、前記認証データ判定手段より自動切り換え信号が与えられた際に、前記全ての電気錠を解錠するべく、前記モータの回転動作による前記デッドボルトの進退を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の電気錠装置。
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