JP4026236B2 - フォークリフト - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ティルトシリンダを支持するティルトシリンダブラケットがマッドガード上に装着されたフォークリフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に従来の一般的なフォークリフトの側面を示す。機台フレーム1の前部には、フォーク2を昇降可能に支持する左右一対のマスト3が立設されている。これらマスト3の後方すなわち機台フレーム1中央部には、運転席4が設けられている。さらに、運転席4の後方すなわち機台フレーム1の後部には、フォーク2に荷を載せたときに車両のバランスを確保するためのバランスウェイト5が設けられている。また、運転席4の四隅には、それぞれピラー6が立設されており、これらのピラー6の上端部には、運転席4を上方から保護するためのヘッドガード7が連結されている。
【0003】
左右の一対のマスト3の各外側には、前輪8が設けられている。各前輪8の上方から後方にかけては、前輪8の外形にほぼ沿って弧状に延びるマッドガード9が設けられている。このマッドガード9は、図6に示されるフロントプレート10を介して機台フレーム1に固定されている。かかるマッドガード9によって、それぞれ対応する前輪8から跳ね上がる泥等が運転席4内に飛散したり機台フレーム1に付着することが防止されている。また、前述した四本のピラー6のうちの前側のピラー6の下端11は、それぞれ対応するマッドガード9上に接合されている。
【0004】
また、前述した左右一対のマスト3は、それぞれ機台フレーム1に対し傾動可能に取り付けられている。そして、各マスト3には、ティルトシリンダ12に沿って摺動するシリンダロッド13が接続されており、これにより、各マスト3は機台フレーム1に対して前後傾するようになっている。各ティルトシリンダ12はマッドガード9上に溶接固定されたティルトシリンダブラケット14によって揺動可能に支持されている。その際、各ティルトシリンダ12の方が、対応する前側のピラー6よりも機台内側に配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来のフォークリフトにおいて、マスト3を前後傾させるべくティルトシリンダ12のシリンダロッド13をストロークさせた際には、その反作用力(「軸力」とも言われる)がティルトシリンダ12にかかるが、この反作用力はティルトシリンダブラケット14を介してマッドガード9やフロントプレート10に伝達される。このため、マッドガード9やフロントプレート10は非常に大きな耐久性を求められることとなり、マッドガード9やフロントプレート10に作用する上記反作用力を軽減させる要望が従来から存在していた。
【0006】
本発明は、こうした従来の問題を解決するためになされたものであり、マストの前後傾時にティルトシリンダ及びその取付ブラケットを介してマッドガードに作用する力を軽減することができるフォークリフトを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、フォークを昇降可能に支持する左右一対のマストの外側にそれぞれ前輪が配置されると共に各前輪の外形にほぼ沿って延びるマッドガード上にティルトシリンダブラケットが固定され、マストを傾動させるための一対のティルトシリンダが対応するティルトシリンダブラケットに回動可能に支持され、機台に立設された前側ピラー及び後側ピラーにより運転席の上方にヘッドガードが配置されたフォークリフトにおいて、ティルトシリンダブラケットは、マッドガード上に機台の幅方向に間隔を隔てて配設された一対の支持部と、一対の支持部を相互に連結する連結部材と、一対の支持部の少なくとも一方の上端に配設された平板状部材からなる台座部と、マッドガードの上面と前記少なくとも一方の支持部の側面と台座部の下面にそれぞれ接合されることにより前記少なくとも一方の支持部と台座部とを補強する補強部とを備え、ティルトシリンダが一対の支持部により一対の支持部の間に回動可能に支持され、ヘッドガードの前側ピラーの下端台座部の上面に接合されていることを特徴とする。また、ティルトシリンダは前側ピラーの下端のほぼ真下に延在していると好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1にこの発明の実施の形態1に係るフォークリフトの側面を示す。このフォークリフトは、後述するティルトシリンダブラケット周辺の構造を除き図5に示した従来のフォークリフトと同構造である。すなわち、機台フレーム21の前部には、フォーク22を昇降可能に支持する左右一対のマスト23が立設されており、これらマスト23の後方すなわち機台フレーム21中央部には、運転席24が設けられている。さらに、運転席24の後方すなわち機台フレーム21の後部には、バランスウェイト25が設けられている。また、運転席24の四隅には、それぞれピラー26が立設され、これらのピラー26の上端部にはヘッドガード27が連結されている。
【0009】
左右の一対のマスト23の各外側には、前輪28が設けられている。各前輪28の上方から後方にかけては、前輪28の外形にほぼ沿って弧状に延びるマッドガード29が設けられている。このマッドガード29は、図2に示されるフロントプレート30を介して機台フレーム21に固定されている。
【0010】
また、前述した左右一対のマスト23は、それぞれ機台フレーム21に対し傾動可能に取り付けられている。そして、各マスト23には、ティルトシリンダ31に沿って摺動するシリンダロッド32が接続されており、これにより、各マスト23は機台フレーム21に対して前後傾するようになっている。各ティルトシリンダ31はマッドガード29上に溶接固定されたティルトシリンダブラケット33によって揺動可能に支持されている。
【0011】
次に、ティルトシリンダブラケット33の詳細について図2乃至4を基に説明する。各ティルトシリンダブラケット33は、対応するマッドガード29上において相対的に車両の外側に設けられた外側支持部34と、相対的に車両の内側すなわち中央側に設けられた内側支持部35とから構成されている。これら外側支持部34及び内側支持部35には、ティルトシリンダ31を回動可能に支持するための孔36,37がそれぞれ形成されており、それに対応してティルトシリンダ31には、車両の左右方向に突出しそれぞれ上記孔36,37に収容される一対の軸部が形成されている。これにより、各ティルトシリンダ31は、左右に突出した軸部がそれぞれ外側支持部34及び内側支持部35の孔36,37に挿入された状態で外側支持部34及び内側支持部35の間に介在する。
【0012】
また、外側支持部34の上部には、前側のピラー26の下端が溶接又はボルトオン等の手段により接合される。これに起因して、外側支持部34には、内側支持部35に設けられていない腕部38、台座部39及び補強部40が設けられている。腕部38はほぼ上方に延びており、その上端に平板状部材からなる台座部39が設けられている。前述した前側のピラー26の下端は台座部39の上面に接合されている。また、腕部38の外面には、補強部40が腕部38に沿って設けられている。補強部40の上面は台座部39の下面に接合されている。これにより、後述するようにティルトシリンダ31からティルトシリンダブラケット33及び前側のピラー26へと伝達される反作用力に対し、腕部38及び台座部39の強度が増加されている。
【0013】
さらに、外側支持部34及び内側支持部35には、両者を相互に連結する連結部材41が接合されており、後述するティルトシリンダ31からの反作用力が外側支持部34及び内側支持部35の一方に集中して作用することが防止されている。
【0014】
また、新たなフォークリフトの設計において、機台フレーム及びマッドガードについては既存のものを用いて部品の共通化を図りつつ、左右のティルトシリンダの取付幅だけは変更したい場合がある。ここで、従来のフォークリフトの構造であれば、各ティルトシリンダとそれに対応する前側ピラーとが干渉するため、左右のティルトシリンダの取付幅は前側の左右のピラーの設置幅にほぼ等しい値には選定することができないといったレイアウト上の制約があった。しかし、本実施の形態においては、左右のティルトシリンダ31はそれぞれ対応する前側のピラー26の下端のほぼ真下に延在しているため、左右のティルトシリンダ31の取付幅を左右のピラー26の設置幅にほぼ等しい値とするレイアウトを採ることも可能である。
【0015】
以上のように構成された本実施の形態に係るフォークリフトにおいて、左右のマスト23を前後傾させるべく左右のティルトシリンダ31のシリンダロッド32をストロークさせた場合、その反作用力が各ティルトシリンダ31に作用する。そして、この反作用力はティルトシリンダブラケット33を介してマッドガード29やフロントプレート30に伝達されるが、本実施の形態においてはさらに加えてティルトシリンダブラケット33から前側のピラー26及びヘッドガード27にも伝達される。すなわち、上記反作用力を、マッドガード29のみならずピラー26及びヘッドガード27にも分散させることにより機台フレーム全体で受けることが可能となった。このため、マッドガード29やフロントプレート30に作用する上記反作用力を従来よりも軽減することができる。
【0016】
実施の形態2.
尚、実施の形態1に係るフォークリフトにおいては、外側支持部34にのみ腕部38及び台座部39を設けていたが、本発明はこの態様に限定されるものではなく、外側支持部34及び内側支持部35の双方に腕部を形成し、これらの腕部の上端を相互に連結するように台座部を設けることもできる。かかる態様によれば、ティルトシリンダブラケット自体の強度が向上することに加え、ティルトシリンダ31から伝達される力が外側支持部34及び内側支持部35の双方から前側のピラー26に伝わるため強度的により好適な構造である。
【0017】
実施の形態3.
また、実施の形態1及び2において、前側のピラー26の下端はティルトシリンダの31のほぼ真上にあたる台座部39に接合されていたが、前側のピラー26の下端がティルトシリンダブラケット33に直接接合される態様であれば、これに限られず、例えば、ティルトシリンダ31の側方において前側のピラー26の下端がティルトシリンダブラケット33に接合されていてもよい。
【0018】
実施の形態4.
さらに、本発明は、フォークリフトへの実施に限定されるものではなく、シリンダにより前後に傾けられるマストを備えたものであれば他の産業車両に対して実施することもでき、その一例を挙げるなら、マストにより支持されるものがフォークである代わりにクランプ等のアタッチメントである車両に実施してもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のフォークリフトによれば、マストの前後傾時にティルトシリンダ及びティルトシリンダブラケットを介してマッドガードに作用する力を軽減することができる。
【0020】
また、ティルトシリンダをピラーの下端のほぼ真下に延在させれば、左右のティルトシリンダの取付幅を左右のピラーの設置幅にほぼ等しい値とするレイアウトを採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るフォークリフトの側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るフォークリフトにおいて、左側のティルトシリンダ及びティルトシリンダブラケット周辺部を車両外側からみた場合の側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るフォークリフトにおいて、左側のティルトシリンダ及びティルトシリンダブラケット周辺部を車両前方からみた場合の正面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るフォークリフトにおいて、右側のティルトシリンダ及びティルトシリンダブラケット周辺部を車両中央側からみた場合の斜視図である。
【図5】 従来のフォークリフトの側面図である。
【図6】 従来のフォークリフトにおける、ティルトシリンダ及びティルトシリンダブラケット周辺部の側面図である。
【符号の説明】
26 ピラー
27 ヘッドガード
29 マッドガード
31 ティルトシリンダ
33 ティルトシリンダブラケット

Claims (2)

  1. フォークを昇降可能に支持する左右一対のマストの外側にそれぞれ前輪が配置されると共に各前輪の外形にほぼ沿って延びるマッドガード上にティルトシリンダブラケットが固定され、前記マストを傾動させるための一対のティルトシリンダが対応するティルトシリンダブラケットに回動可能に支持され、機台に立設された前側ピラー及び後側ピラーにより運転席の上方にヘッドガードが配置されたフォークリフトにおいて、
    前記ティルトシリンダブラケットは、
    前記マッドガード上に機台の幅方向に間隔を隔てて配設された一対の支持部と、
    前記一対の支持部を相互に連結する連結部材と、
    前記一対の支持部の少なくとも一方の上端に配設された平板状部材からなる台座部と、
    前記マッドガードの上面と前記少なくとも一方の支持部の側面と前記台座部の下面にそれぞれ接合されることにより前記少なくとも一方の支持部と前記台座部とを補強する補強部と
    を備え、前記ティルトシリンダが前記一対の支持部により前記一対の支持部の間に回動可能に支持され、前記ヘッドガードの前側ピラーの下端前記台座部の上面に接合されていることを特徴とするフォークリフト
  2. 前記ティルトシリンダは、前記前側ピラーの下端のほぼ真下に延在していることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト
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