JP4022945B2 - 減圧式逆流防止型ドレンバルブ - Google Patents

減圧式逆流防止型ドレンバルブ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、寒冷地で使用されるドレンバルブに減圧式逆流防止器としての性能を有せしめた、減圧式逆流防止型ドレンバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、寒冷地では、凍結防止上、建物内の水道配管内の水を抜くために、配管根元の不凍結部分にドレンバルブを設置し、手動操作、あるいは電動による遠隔操作によりドレンバルブを作動させ、流入口からの水を遮断するとともに、流出口と排水口を開放し、ドレンバルブ下流側配管内の水を排水口から排出するようにしている。電動による遠隔操作の場合は、高層階で使用されることが多く、特に直結給水する場合には、給水の安全性の維持に信頼性の高い減圧式逆流防止器を使用することが望ましい。
【0003】
これは、二つの逆止弁間に水圧とばねにより作動する逃がし弁をもうけ、逆止弁のばねの強度によって一次側と二次側に生じる圧力差が逆圧、逆サイホンにより、ある一定の値に減少したとき、二次側の水を逃がし弁から放出して空間を構成しようとするもので、その信頼性は吐水口空間に匹敵すると言われている。
【0004】
しかし、冬、水が凍結する恐れのある寒冷地において使用に適したものは出現しておらず、どうしてもそのような雰囲気で使用しなければならないときには、凍結防止対策としてヒーター等の保温処置を講じなければならないので、コストが高くつく、という欠点があった。
【0005】
そのため、出願人は、厳寒地においても充分使用可能な減圧式逆流防止器として、特願平8ー326617号のものを開示した。
これは、水抜き時に2個の逆止弁を弁箱外方から2個の操作桿により強制開放するとともに、逆止弁を下流側にできるだけ大きく傾斜させてもうけることにより、弁座の位置を低くして、水抜き時の残留水を少なくするようにしたものである。
【0006】
しかし、一方、高所階で使用されるドレンバルブは電動で操作されるものが少なからずあり、部屋の中でスイッチ一つで容易に水抜きができるところを、わざわざ地階に設置された減圧式逆流防止器を操作しなければ配管内の水抜きができない、という不合理が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記点に鑑み、本発明においてはドレンバルブ自体に減圧式逆流防止器としての性能を有せしめることにより、スイッチ操作だけで配管内の水抜きが行えるようにするとともに、できるだけコンパクトで、低価格の、しかも損失水頭の少ない減圧式逆流防止型ドレンバルブを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明においては、弁箱の上流側に、大きな差圧を生じさせる第1逆止ばねに押圧された第1逆止弁を、その下流側に、操作ピストンと同軸上にもうけられる、小さな差圧を生じさせる第2逆止ばねに押圧された第2逆止弁を配して、両者間に中間室を形成し、その中に、中間室の二次圧と、第1逆止弁上流の一次圧の差圧を受け、逃がしばねにより作動する逃がし弁を収容するとともに、弁箱の下端部に、流出側配管と中間室からの水を一所で排水させる排水口を形成し、操作ピストンの往復動により通水状態、排水状態を選択し得るようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1逆止弁は修理の容易さ、コンパクト性を考慮して、流入口、流出口に対して直角方向に動作する弁座タイプのリフト弁にしているが、必ずしもそれに拘るものではない。又弁座自体を取り外して修理するようにもできる。
【0010】
第2逆止弁はシリンダに環状パッキンが密着して止水するものと、弁座に駒パッキンが押圧されて止水するものとを例示しているが、その他にも、テーパー状の弁座に、Oリングを押圧させる方法もあり、また、パッキンが止水の役目を兼ねるものと兼ねないものがあるが、少なくとも排水時には第2逆止弁が排水を阻害することがないようにしなければならない。
【0011】
電動で開閉操作するものを例示しているが、これは勿論、手動で操作しても良く、操作ピストンを上下動させて通水、排水状態を選択するのが普通であるが、回転動のみで行わせることもできる。
【0012】
逃がし弁は、ダイヤフラムにより一次圧と二次圧の圧力差を受けて作動させるのが普通であり、確実でもあるが、必ずしも必須の構成要件とはならない。
【0013】
例えば、温度上昇や凍結により流出側配管内の圧力が上昇したとき、第2逆止弁により異常圧力の逃げ場がなく、ひどいときには弁箱や配管自体を破損することもあるが、ある一定の圧力に達すれば、異常圧力を排水口から逃がす機構を、操作ピストン、排水弁に有せしめることもできる。
【0014】
【実施例】
図1に本発明の1実施例を示しているが、1は弁箱であり、左端に流入口2、右端に流出口3を、下端に排水口4を設けている。一次室5と中間室6間に上向きの第1逆止弁座7を、中間室6と二次室8間に上から順に3個のシリンダ9、10、11を、9と10が同径で、11が少し小径になるよう形成している。中間室6内に逃がし弁座12および二次側バイパス路13を設け、受圧室14と一次室5間に一次側バイパス路15を、中間室6と排水口4間に排水側バイパス路16を形成する。
【0015】
第1逆止弁17は下端に逆止駒パッキン18を装着し、ボンネット19内を第1逆止ばね20に押圧されて自由に上下動するようにしている。21は圧力逃がし用穴である。操作ピストン22には上記シリンダ9、10、11を摺動する3個の環状パッキン23、24、25を装着し、環状パッキン24、25間に細径軸部26を形成する。
【0016】
上記細径軸部26に、外周に逆止環状パッキン27を、内周に、内側逆止環状パッキン28を装着し、第2逆止ばね29に押圧された第2逆止弁30を嵌挿する。 下端に切り欠きを設け、排水路31を形成する。操作ピストン22の上端は、操作軸32を介して駆動ボックス33内の、いずれも図面は省略するが、駆同軸に連結され、減速歯車を介してモーターにより駆動される。
【0017】
中間室6内に収容される逃がし弁34には、逃がし弁座12を閉塞する逃がし駒パッキン35と、逃がし弁座12と同径の逃がし環状パッキン36を装着し、逃がし弁台座37に係止された逃がしばね38により常に下向きの力を受けている。更に、ダイヤフラム押さえ39で弁箱1に締着されたダイヤフラム40により、一次圧を受ける受圧室14と二次圧を受ける中間室6に分離されている。
【0018】
図は操作ピストン22が開で、末端の蛇口を止めた停水状態を示しているが、この状態では一次室5、中間室6内の圧力P1、P2の関係は、P1-P2=35〜50KPa程度の大きな差圧を生じるように、第2逆止弁30は上流側から710mm水柱以上、できるだけ低い圧力で開くよう、すなわち、小さな差圧を生じるよう、第1逆止ばね20、第2逆止ばね29の強度を決めておく。このP1とP2の圧力差にダイヤフラム40の有効受圧面積を乗じた力により、逃がし弁34は、逃がしばね38を押圧し、逃がし駒パッキン35が逃がし弁座12に密着して排水口4側への漏水を止めた状態を保持しつつ、かつ、P2がP1より少なくとも14KPa低い状態では開弁し始めるよう、逃がしばね38の強度を決めておく。
【0019】
この状態から蛇口を開くと、一次室5側の水は第1逆止弁17により減圧されて中間室6内に入り込み、更に第2逆止弁30を下降させて二次室8へと流れ、図示しないが流出口3に接続された下流側配管を通って蛇口へ到達する。蛇口を閉じれば逆止ばね20、29に押圧されて逆止弁17、30は図1の状態に復帰し、逆止駒パッキン18が第1逆止弁座7に、逆止環状パッキン27がシリンダ10に、内側逆止環状パッキン28が細径軸部26にそれぞれ密着する。
【0020】
流出口3側の圧力が流入口2側の圧力よりも高くなる、いわゆる逆圧現象が発生したときには、第2逆止弁30が正常に働いている限り、二次室8内の水は中間室6内に逆流することはないが、もし、第2逆止弁30に異物がはさまったりして漏水が生じたようなときには、P1とP2の圧力差が小さくなり、少なくとも14KPaになったときには、逃がし弁34は逃がしばね38に押圧されて逃がし駒パッキン35が逃がし弁座12から離脱し、逆流水を排水側バイパス路16から排水口4へと排出する。
【0021】
本管工事等で断水し、一次室5側の圧力が大気圧以下に低下すると、流出口3下流側配管内の水が逆サイホン現象により一次室5側に逆流しようとするが、やはり第1逆止弁17と第2逆止弁30により逆流は阻止され、同時に逃がし弁34は逃がしばね38と負圧力により最大開口する。この時、第1逆止弁17の故障で漏れがあったような場合には、排水口4から空気を吸入して配管内の負圧を減少させる。
【0022】
冬、配管内の水を抜きたいときには、図面は省略するが、室内の制御ボックスに設けられたスイッチを投入すると、駆動ボックス33内のモーターが回転し、減速歯車を介して駆同軸を下降させ、同時に、操作軸32を介して操作ピストン22も下降する。そのとき、まず、環状パッキン24がシリンダ10に密着して流入口2側の水を遮断し、さらに下降して、環状パッキン25がシリンダ11から離脱したとき、流出側配管内の水を排水口4から排出することになる。流出側配管のヘッドが高いときは、水流により、第2逆止弁30は第2逆止ばね29を押圧してシリンダ11側に移動しようとするが、シリンダ11が小径なため、その上端に当接して停止し、下端に穿った排水路31により排水が妨げられることはない。
【0023】
なお、図示しないが、操作ピストン22の下端部に、流出側圧力が一定圧以上になったとき、ばねを圧縮して異常圧力を排水口4へ逃がす、一種の安全弁とも言える排水弁を設ければ、凍結により配管器具類が破損するような事故を防止することもできる。
【0024】
図2に本発明の第2逆止弁側の他の実施例を示すが、本実施例においては、操作ピストン22には1個の環状パッキン23しか有しておらず、下端に第2逆止弁30を管吊り方式で上下動自在に連結している。
【0025】
第2逆止弁30はシリンダ10に密着する逆止環状パッキン27を装着し、シリンダ11をガイドとして上下動するようにしている。下端部にピン41を内部に突出するように設け、側方に縦溝42を穿った排水弁43を、第2逆止ばね29を介して、離脱することなく、かつ上下動自在に連結している。操作ピストン22と第2逆止弁30と排水弁43の連結態様は1例を示しているに過ぎず、他にも種々の方式が考えられる。
【0026】
排水弁43は、シリンダ11下端に形成された、シリンダ10より小径の排水弁座44に密着する排水駒パッキン45を装着し、その下端にガイド部46を設けている。47は第2逆止弁30に設けられた排水横穴である。
【0027】
図は停水状態を示しているが、この状態から例えば凍結等により流出側配管内の圧力が上昇したときには、第2逆止弁30が上昇し、ピン41が縦溝42の上端に当接する。このとき、シリンダ10が排水弁座44より大径を有しているため、水圧力により第2逆止弁30は、排水弁43を排水弁座44から離脱させて上昇し、流出側配管内の異常圧力を排水口4から逃がすため、配管や継手類が破損するような事故は生じない。異常圧力が解消すれば、再び排水弁43は排水口4を閉塞する。
【0028】
排水状態にするときは、操作ピストン22を上昇させれば良く、逆止環状パッキン27がシリンダ10に密着したまま、流入側からの水を遮断し、排水弁43の排水駒パッキン45が排水弁座44から離脱して、流出側配管内の水を、排水横穴47、縦溝42を経て、排水口4から排出することになる。
【0029】
本実施例にあっては、図1の止水用の環状パッキン24と逆止環状パッキン27を共用し、内側逆止環状パッキン28を省略できるので、パッキンの事故の確率がその分だけ減少するという特徴がある。
【0030】
図3の実施例においては、操作ピストン22と第2逆止弁30とは連結せず、分離させており、弁箱1の下端部にねじ接続された排水プラグ48内に収容される排水弁43と同一軸心上に位置させ、排水口4を逃がし弁34と排水プラグ48の中間部に設けるようにしている。
【0031】
操作ピストン22には2個の環状パッキン23、24を装着し、第2逆止弁30には、シリンダ10下端に形成された第2逆止弁座49に密着する第2逆止駒パッキン50を装着し、排水弁43には、排水プラグ48の排水弁座44と、排水シリンダ51に密着する、排水駒パッキン45と排水環状パッキン46を装着している。
【0032】
排水弁座44と排水シリンダ51とは排水弁座44を若干大径にし、流出口3側の圧力P3による、排水駒パッキン45に作用する下降力が、小孔52を通って排水環状パッキン46に作用する上昇力よりもやや大きくしており、P3が必要な弁箱の耐圧性能1.75MPaより一定程度大きくなったとき、排水弁ばね53に打ち勝って排水弁43を下降するようにしており、図2の実施例と同様、凍結による事故の防止に有効となる。
【0033】
逃がし弁34は、逃がし環状パッキン36を受圧室14側に設けることにより図1の逃がし弁台座37を省略するようにしている。
【0034】
図は排水状態を示しており、流出側配管内の水は排水プラグ48の排水横穴47を通って排水口4から排出しているが、この状態から通水状態にするときは、操作ピストン22を上昇させれば良く、排水ばね53に押圧されて排水弁43も上昇し、排水駒パッキン45が排水弁座44に当接した後で、環状パッキン24がシリンダ10から上方に離脱する。
【0035】
本実施例においては、第1、第2逆止駒パッキンを兼用にでき、図1、図2の実施例のように環状逆止パッキンの摩擦力を考慮する必要がないので、より損失水頭が少なく、作動の確実な逆止弁を提供できる特徴がある。
【0036】
図4に第1逆止弁及び逃がし弁部分の実施例を示すが、本実施例においては、第1逆止弁座7、逃がし弁本体54に形成された逃がし弁座12を下向きで、同軸上に設けており、第1逆止弁17は、図1の二次側バイパス路13の代わりに逃がし弁34の内部に設けた二次圧導入孔55内を上下動するようにしている。
【0037】
逃がし弁本体54はOリング56とそれより大径のOリング57により密封するようにして、二次圧により常に上向きに保持させており、両者間に逃がし横穴58を設けて排水側バイパス路16、排水口4に連通させている。
【0038】
本実施例にあっては、ダイヤフラム40の大きさを適宜に選択すれば、第1逆止ばねと逃がしばねを共用でき、部品数が少なく、切削箇所を減らすことができるなどの特徴がある。
【0039】
【発明の効果】
上述したように本発明においては、上流側に大きな差圧を生じさせる第1逆止弁を、下流側の操作ピストンと同軸上に、小さな差圧を生じさせる第2逆止弁を位置させ、その間の中間室に逃がし弁を設けて、逃がし弁からの排水と流出側配管内の排水を一つの排水口から排出させることにより、非常にコンパクトで、従来の減圧式逆流防止器とほとんど変わらないスパンの、しかも継手類で接続する必要がないので、その分だけ損失水頭が小さく、コストが安くなり、経済的効果が大きいだけでなく、凍結等で流出側配管内の圧力が上昇したとき、異常圧力を排水口へ逃がして、配管器具類を破損させない構造が容易に実現できるという、寒冷地で使用するに最も適した減圧式逆流防止型ドレンバルブを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す、停水状態に於ける縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す、同じく停水状態を示す、部分縦断面図である。
【図3】本発明のもう一つの実施例を示す、排水状態における部分縦断面図である。
【図4】本発明のもう一つ別の実施例を示す、停水状態における部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 流入口
3 流出口 4 排水口
5 一次室 6 中間室
7 第1逆止弁座 8 二次室
9,10,11 シリンダ 12 逃がし弁座
13 二次側バイパス路 14 受圧室
15 一次側バイパス路 16 排水側バイパス路
17 第1逆止弁 18 逆止駒パッキン
19 ボンネット 20 第1逆止ばね
21 圧力逃がし用穴 22 操作ピストン
23,24,25 環状パッキン 26 細径軸部
27 逆止環状パッキン 28 内側逆止環状パッキン
29 第2逆止ばね 30 第2逆止弁
31 排水路 32 操作軸
33 駆動ボックス 34 逃がし弁
35 逃がし駒パッキン 36 逃がし環状パッキン
37 逃がし弁台座 38 逃がしばね
39 ダイヤフラム押さえ 40 ダイヤフラム
41 ピン 42 縦溝
43 排水弁 44 排水弁座
45 排水駒パッキン 46 ガイド部
47 排水横穴 48 排水プラグ
49 第2逆止弁座 50 第2逆止駒パッキン
51 排水シリンダ 52 小孔
53 排水弁ばね 54 逃がし弁本体
55 二次圧導入孔 56,57 Oリング
58 逃がし横穴

Claims (5)

  1. 弁箱の上流側に、第1逆止ばねに押圧された第1逆止弁を、その下流側に、電動で駆動されて通水状態または排水状態を選択する操作ピストンと、その前記操作ピストンと同軸上にもうけられる第2逆止ばねに押圧された第2逆止弁を配して、両者間に中間室を形成し、その中に、中間室の二次圧と第1逆止弁上流の一次室の一次圧の差圧を受け、逃がしばねにより作動する逃がし弁を収容するとともに、弁箱の下端部に流出側配管と中間室からの水を一所で排水させる排水口を形成し、上記第1逆止弁は一次室と中間室の圧力差が35〜50KPa程度の大きな差圧が生じるよう、第2逆止弁は上流側から710mm水柱以上のできるだけ低い圧力で開くように設定したことを特徴とする減圧式逆流防止型ドレンバルブ。
  2. 弁箱の中間室と流出口間にシリンダをもうけ、上記シリンダに密着して止水する逆止環状パッキンを装着する第2逆止弁を操作ピストンの細径軸部に嵌挿してなる、請求項1記載の減圧式逆流防止型ドレンバルブ。
  3. 上記シリンダに密着する逆止環状パッキンを装着する第2逆止弁を操作ピストン下端に上下動自在に連結し、さらに第2逆止弁下端に、排水口を閉塞する排水弁を第2逆止ばねを介して上下動自在に連結してなる請求項1記載の減圧式逆流防止型ドレンバルブ。
  4. 上記シリンダ下端に第2逆止弁座を、さらにその下方部に、排水弁座をそれぞれ下向きに形成し、両者間に第2逆止弁を位置させるとともに、排水弁座を閉塞する排水駒パッキンと上記排水駒パッキンよりやや小径の排水環状パッキンを装着し、内部に流出口からの圧力水導入孔をもうける排水弁を排水ばねにより上向きに押圧してなり、排水時には、操作ピストンが第2逆止弁を介して排水弁を押圧して排水させるようにしたことを特徴とする、請求項1記載の減圧式逆流防止型ドレンバルブ。
  5. 第1逆止弁と逃がし弁を同一軸心上に上向きに配置して、第1逆止ばねと逃がしばねを共用してなる、請求項1、2、3又は4記載の減圧式逆流防止型ドレンバルブ。
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