JP4022007B2 - 排稈切断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバイン等に設けられる排稈切断装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種排稈切断装置においては、切断円盤が複数装着される切断用回転軸と、掻込円盤が複数装着される掻込用回転軸とを並設し、速度差をもって回転する両回転軸間で排稈を切断処理するディスク型のものが知られている。そして、この様なものでは、切断円盤等の回転軸装着部材を交換すべく、回転軸を取外すことがあるが、この場合には、回転軸の両端部を軸承する軸受部材、回転軸に動力を供給する動力伝動部材等の多くの部材を前以て取外す必要があるため、作業性および作業効率に劣るのが実状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、前記回転軸を、排稈切断装置の両端部にそれぞれ軸承される一対の端軸と、切断円盤もしくは掻込円盤が装着される中間軸とに分割し、該中間軸を一対の端軸に着脱自在に連結することが提案されている。つまり、切断円盤等が装着される中間軸を、軸受部材や動力伝動部材を装置側に残した状態で取外すことが可能になるが、この場合には、継手部材を介して両軸を連結することになるため、両軸間に芯ズレが生じる可能性があり、その結果、精度の高い加工技術が必要になってコストアップを招く不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、切断円盤と巻付き防止パイプとが交互に複数装着される切断用回転軸と、掻込円盤と巻付防止パイプとが交互に複数装着される掻込用回転軸とを並設し、速度差をもって回転する両回転軸間で排稈を切断処理するディスク型の排稈切断装置において、前記切断用回転軸を、排稈切断装置の両端部にそれぞれ軸承される一対の端軸と、切断円盤と巻付防止パイプとが交互に複数装着される中間軸とに分割し、該中間軸の各連結部を一対の端軸に着脱自在に連結するにあたり、一対の端軸側および中間軸側の各連結部に、互いに軸径方向から重合して中間軸を仮保持可能な継手部材をそれぞれ設けると共に、重合した両継手部材を着脱自在に連結可能とし、さらに、両継手部材の重合面部には、中間軸の端部に嵌合して中間軸との芯合せをする嵌合溝が形成され、前記切断用回転軸は、一端部にストッパリングが溶着されたものに切断円盤と巻付防止パイプとを交互に複数挿通したものの最後にナットを締め付けすることで前記切断円盤と巻付防止パイプとがストッパリングとナットとのあいだに固定されるものとし、中間軸側継手部材は前記ストッパリングおよび最後に締め付けられるナットをそれぞれ内嵌して覆うようになっていることを特徴とする排稈切断装置である。
つまり、切断円盤もしくは掻込円盤が装着される中間軸を、一対の端軸に着脱自在に連結するものでありながら、端軸側および中間軸側に設けられる継手部材は、互いに軸径方向から重合して中間軸を仮保持する許りでなく、中間軸の端部に嵌合して芯合せを行うため、中間軸を端軸側の継手部材に直接連結していないものに比して芯合せ精度を向上させることができ、その結果、芯ズレに伴う回転軸の回転不良を防止できる許りでなく、精度の高い加工技術を不要にしてコストダウンを計ることができる。しかも、前記継手部材は、互いに軸径方向から重合して中間軸を仮保持するものであるから、中間軸を仮保持するためにストッパ等の部材を別途設ける必要がなく、そのため、部品点数の削減や構造の簡略化にも貢献することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1はコンバインの排稈搬送経路に設けられる排稈切断装置であって、該排稈切断装置1は、カッターケース2の左右側板3間に、切断円盤4が複数装着される切断用回転軸5と、掻込円盤6が複数装着される掻込用回転軸7とを並列状に架設すると共に、速度差をもって回転する両回転軸5、7間で排稈を切断処理するディスク型カッターに構成されるが、これらの基本構成は何れも従来通りである。尚、本実施形態では、切断用回転軸5および掻込用回転軸7の構造を共通化しているため、切断用回転軸5の構造のみを説明し、これを掻込用回転軸7の説明に援用する。
【0006】
前記切断用回転軸5は、左右の側板3に軸受8を介して回転自在に軸承される左右一対の端軸9と、前記切断円盤4が装着される中間軸10とに分割されている。そして、端軸9の外端側には、動力の入力もしくは出力を行うプーリ11、12やスプロケット13、14が一体的に設けられる一方、端軸9の内端側には、後述する端軸側継手15が一体回転可能に取付けられている。
【0007】
前記中間軸10の左右両端部は断面円形状に形成される一方、中間部は断面六角形状に形成されている。そして、一端部にストッパリング16が溶着された断面六角形範囲に、六角孔を有する切断円盤4および巻付防止パイプ17を交互に挿通すると共に、最後にロックパイプ(六角パイプ)18およびロックプレート19を挿通し、しかる後、ナット20の締め付けで切断円盤4および巻付防止パイプ17を固定するようになっている。尚、ロックプレート19は、ナット20の締付け後、ナット20が外周面に係合すべく折り曲げられてナット20の回止めをするものである。
【0008】
21は前記中間軸10の両端部に挿通状に取付けられる中間軸側継手であって、該中間軸側継手21は、端軸側継手15に取付けた場合に、図3、4、6から明らかなように、ストッパリング16およびナット20を内嵌する状態で覆うことになるが、中間軸側継手21の内周面には、軸方向を向くキー溝21aが形成されている。そして、キー溝21aは、中間軸10側のキー溝10aに嵌着されるキー22に対し、軸方向からスライド状に嵌合するため、中間軸側継手21が中間軸10に一体回転可能に連結されるようになっている。
【0009】
15a、21bは各継手15、21から軸方向に突出形成される重合連結部であって、該重合連結部15a、21bは、互いに軸径方向から重合すると共に、一対のボルト23の締付けで一体的に連結することができ、そして、端軸側継手15の重合連結部15aが下側となるように中間軸側継手21の重合連結部21bを上側から重合させれば、ボルト23を外した状態であっても中間軸10を左右の端軸9で仮保持することができるようになっている。即ち、中間軸10を一対の端軸9に着脱自在に連結するにあたり、端軸側継手15および中間軸側継手21に、互いに軸径方向から重合して中間軸10を仮保持する重合連結部15a、21bを形成したため、中間軸10を仮保持するためにストッパ等の部材を別途設ける必要がなく、そのため、部品点数の削減や構造の簡略化に貢献することができるようになっている。
【0010】
さらに、15b、21cは前記重合連結部15a、21bの重合面部に形成される嵌合溝であって、該嵌合溝15b、21cは、各継手15、21の軸挿通孔15c、21dに連続するように形成されている。そして、中間軸側継手21においては、軸挿通孔21dを貫通した中間軸21の端部がそのまま嵌合溝21cに嵌合しているが、端軸側継手15の嵌合溝15bは、重合連結部15a、21b同志が重合した際に中間軸21の端部に嵌合するようになっている。つまり、中間軸10を一対の端軸9に着脱自在に連結するものでありながら、端軸側および中間軸側に設けられる継手15、21は、互いに軸径方向から重合する重合連結部15a、21bに、中間軸10の端部に嵌合して芯合せを行う嵌合溝15b、21cを有するため、中間軸10を端軸側継手15に直接連結していないものに比して芯合せ精度を向上させることができ、その結果、芯ズレに伴う回転不良を防止できる許りでなく、精度の高い加工技術を不要にしてコストダウンを計ることができるようになっている。
【0011】
叙述の如く構成されたものにおいて、切断円盤4が複数装着される切断用回転軸5を、カッターケース2の左右側板3に軸承される一対の端軸9と、切断円盤4が装着される中間軸10とに分割し、該中間軸10を一対の端軸9に着脱自在に連結するものであるが、端軸9側および中間軸10側の連結部に、互いに軸径方向から重合して中間軸10を仮保持可能な継手15、21を設けると共に、重合した両継手15、21を着脱自在に連結可能とし、さらに、両継手15、21の重合面部に、中間軸10の端部に嵌合して中間軸10との芯合せをする嵌合溝15b、21cを形成したため、中間軸10を端軸9側の継手15に直接連結していないものに比して芯合せ精度を向上させることができ、その結果、芯ズレに伴う回転不良を防止できる許りでなく、精度の高い加工技術を不要にしてコストダウンを計ることができる。
【0012】
しかも、前記継手15、21は、互いに軸径方向から重合して中間軸10を仮保持するため、中間軸10を仮保持するためにストッパ等の部材を別途設ける必要がなく、その結果、部品点数の削減や構造の簡略化にも貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排稈切断装置の斜視図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】切断用回転軸の平面図である。
【図4】中間軸取外し状態を示す同上平面図である。
【図5】継手の斜視図である。
【図6】同上分解斜視図である。
【図7】中間軸の端部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 排稈切断装置
2 カッターケース
3 側板
4 切断円盤
5 切断用回転軸
6 掻込円盤
7 掻込用回転軸
9 端軸
10 中間軸
15 端軸側継手
15a 重合連結部
15b 嵌合溝
21 中間軸側継手
21b 重合連結部
21c 嵌合溝
23 ボルト
Claims (1)
- 切断円盤と巻付き防止パイプとが交互に複数装着される切断用回転軸と、掻込円盤と巻付防止パイプとが交互に複数装着される掻込用回転軸とを並設し、速度差をもって回転する両回転軸間で排稈を切断処理するディスク型の排稈切断装置において、前記切断用回転軸を、排稈切断装置の両端部にそれぞれ軸承される一対の端軸と、切断円盤と巻付防止パイプとが交互に複数装着される中間軸とに分割し、該中間軸の各連結部を一対の端軸に着脱自在に連結するにあたり、一対の端軸側および中間軸側の各連結部に、互いに軸径方向から重合して中間軸を仮保持可能な継手部材をそれぞれ設けると共に、重合した両継手部材を着脱自在に連結可能とし、さらに、両継手部材の重合面部には、中間軸の端部に嵌合して中間軸との芯合せをする嵌合溝が形成され、前記切断用回転軸は、一端部にストッパリングが溶着されたものに切断円盤と巻付防止パイプとを交互に複数挿通したものの最後にナットを締め付けすることで前記切断円盤と巻付防止パイプとがストッパリングとナットとのあいだに固定されるものとし、中間軸側継手部材は前記ストッパリングおよび最後に締め付けられるナットをそれぞれ内嵌して覆うようになっていることを特徴とする排稈切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30407498A JP4022007B2 (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 排稈切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30407498A JP4022007B2 (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 排稈切断装置 |
Publications (2)
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JP2000125648A JP2000125648A (ja) | 2000-05-09 |
JP4022007B2 true JP4022007B2 (ja) | 2007-12-12 |
Family
ID=17928727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30407498A Expired - Fee Related JP4022007B2 (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 排稈切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4022007B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4689200B2 (ja) * | 2004-06-29 | 2011-05-25 | 三菱農機株式会社 | 排藁切断装置 |
-
1998
- 1998-10-26 JP JP30407498A patent/JP4022007B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2000125648A (ja) | 2000-05-09 |
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