JP4021074B2 - ハッチバック型車両のテールゲート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハッチバック型車両のテールゲートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車体の軽量化をより一層推進しようとする要望に応えるべく、アルミニウム合金材で構成された車体構造が実用に供される機運が高まっている。
【0003】
他方、ハッチバック型車両のテールゲートは、従来、プレス成型で形成した複数の部材からなる溶接構造が採られることが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、アルミニウム合金材はスポット溶接が容易ではないため、鋼板の溶接構造を踏襲してアルミニウム合金材で十分に剛性の高いテールゲートを製造しようとすると、製造コストの高騰が避けられなかった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、製造コストの高騰を招かずにアルミニウム合金で形成することのできるハッチバック型車両のテールゲートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本発明においては、ハッチバック型車両のテールゲートを、窓枠部10とドア枠部11とからなる骨格1を押出材で構成し、窓枠部とドア枠部とを車幅方向に延在する中間横骨5で区切り、ドア枠部を、その上部を中間横骨に結合し且つその下部を前後に離間させた内・外二重の骨格構造とし、離間した部分(実施の形態における下部横骨6と補強骨8の下側水平部7)間を、ラッチ機構取付用ブラケット9を介して結合するものとした。このようにすれば、骨格のみで十分に高い剛性が得られるテールゲートをスポット溶接によらずに形成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体的な一実施の形態を参照して本発明を詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明が適用されたテールゲートの骨格を示している。この骨格1は、アルミニウム合金材で押出成型された断面形状が互いに異なる複数種の中空棒状材を組み合わせて互いに溶接結合することで構成されており、左右両縦骨部2と上部横骨部3とを連続して屈曲形成された逆U字状枠4と、左右両縦骨部2の中間同士間にその端末を突き合わせ溶接された中間横骨5と、左右両縦骨部2の下端同士間にその端末を突き合わせ溶接され且つ中央部を外下向きに湾曲させた下部横骨6と、中間横骨5の左右両端部の内面にその各端部を重ね合わせ溶接され且つU字状に屈曲することで形成された下側水平部7を下部横骨6と平行に延在させた補強骨8とからなっている。
【0009】
図2に併せて示すように、下部横骨6と補強骨8の下側水平部7とは、前後にオフセットすると共に、両者の車幅方向中央部間に、押出材からなるラッチ機構取付ブラケット9が溶接結合してある。そして中間横骨5を境にして上側が窓枠部10を、下側がドア枠部11を、それぞれなしており、図3及び図4に示したように、インナスキン12、アウタスキン13、及び窓ガラス14が、対応する骨格部材に対して公知のファスナ15や接着剤16を用いてそれぞれ固定されている。
【0010】
図5に併せて示す如き番号灯17、ワイパーモータ18、ラッチ機構19とその操作用リンク20、キーシリンダ21、及びドアハンドル22などが組み付けられた艤装品取付基板23が、中間横骨5とラッチ機構取付ブラケット9とにボルト24を用いて固定されている。このように、テールゲートに設けるメカニズム部品の全てを艤装品取付基板23に集約配置することにより、テールゲートに対する艤装品の取付工程を簡略化し得ると共に、艤装品取付基板23を変更するだけでレイアウトや部品の変更に対応することができる。
【0011】
【発明の効果】
このように本発明によれば、テールゲートの特にドア枠部を、その下部が前後に離間した内・外二重の骨格構造とし、離間した部分間をラッチ機構取付用ブラケットを介して結合するものとしたので、骨格のみで十分に高い剛性が得られることから、内装や外板の材質自由度が高まり、軽量なテールゲートを低廉に製造するうえに大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたテールゲートの骨格を示す全体斜視図
【図2】テールゲートの骨格の縦断面図
【図3】テールゲートの中間部の縦断面図
【図4】テールゲートの下部の縦断面図
【図5】艤装品取付基板の斜視図
【符号の説明】
1 骨格
5 中間横骨
6 下部横骨
7 下側水平部
8 補強骨
9 ラッチ機構取付ブラケット
10 窓枠部
11 ドア枠部
Claims (1)
- ハッチバック型車両のテールゲートであって、
窓枠部とドア枠部とからなる骨格を押出材で構成し、前記窓枠部と前記ドア枠部とを車幅方向に延在する中間横骨で区切り、前記ドア枠部を、その上部を共に前記中間横骨に結合し且つその下部を前後に離間させた内・外二重の骨格構造とし、前記離間した部分間を、ラッチ機構取付用ブラケットを介して結合したことを特徴とするハッチバック型車両のテールゲート。
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JP29392498A JP4021074B2 (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | ハッチバック型車両のテールゲート |
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Family Applications (1)
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JP29392498A Expired - Fee Related JP4021074B2 (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | ハッチバック型車両のテールゲート |
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