JP4020279B2 - パンチング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パンチング装置、更に詳しくはクランパーを、ワーク移動機構でX軸線方向、Y軸線方向の両方向に制御動して、クランパーで挟持されるワークやワークホルダーを固定的に設置された複数個のパンチングユニットで穿孔するパンチング装置、更に詳しくはパンチングユニットからなる穿孔部の両サイドに存在するスペースを有効利用するパンチング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パンチング装置には、側面視横向きUの字状を呈するパンチングユニットをY軸線方向を向いて複数個並設し、そのパンチングユニット各々に異なる断面形状のパンチを各々装備し、必要によってはそのパンチングユニットの一つ乃至必要個にギャングダイを装備して、それらのパンチングユニットに並設したカメラユニットに装備される芯出しカメラでワークに付されている穿孔マークやワークの四隅等に付されている基準点を芯出してその芯出しデータを入手し、その芯出しデータと共にパンチ形状、ギャングダイを制御部にティーチングし、穿孔時に、前記制御部がワークやワークホルダーを挟持するクランパーで、X軸移動機構、Y軸移動機構を介してワークを機械的送り基準位置から芯出しカメラに対して固定的な距離(オフセット量)をおく該当パンチに、該当する穿孔マークを移動させると共に同様にワークを機械的送り基準点位置から芯出しカメラに対して固定的な距離(オフセット量)をおくギャングダイに、該当する穿孔対象部位を移動させて、穿孔するものがある。
また、パンチング装置には、機械的送り基準位置からのワークやワークホルダーの送りと、パンチの選択打動やギャングダイによる一括穿孔とを予めティーチングされているプログラムに基づいてコントロールして複数のパンチングユニットで役割分担して穿孔するタイプのものもある。この際、前記芯出しカメラは、穿孔形状に対応してパンチを交換した後、再度パンチングユニットを再セットした時の各パンチの取付誤差データ取得用として使用される。
ちなみに、この誤差データは、ワークに、あるパンチで試し穿孔した後、そのパンチと芯出しカメラとの固定的な設定距離(オフセット量)だけ、その試し穿孔を移動させて芯出しカメラで芯出しすることによって入手され、制御部のプログラムに基づいて該当パンチ直下まで所定穿孔位置を機械的送り基準位置から送り動する時の修正データとして演算処理される。
【0003】
パンチング装置は、前記のように各々のパンチングユニットに横断面形状を異にするパンチを装備すると共にそれらのパンチングユニットに、ギャングダイを装備したパンチングユニットを並設して穿孔部を構成しているのが実状であり、機械的送り基準位置からワークやワークホルダーをX軸線方向、Y軸線方向に制御動して、ワークがそれらパンチングユニットを渡り歩いて所定のパターンで穿孔していく。
この複数個のパンチングユニットからなる穿孔部での穿孔後に、ホール数(穿孔数)の検査や、この穿孔部では穿孔できない規則的な配列パターンを大きな穿孔エリアでの一括穿孔や、複雑形状の穿孔(丸、三角、四角、楕円等以外の穿孔)等を行う場合には、ホール検査部(穿孔検査部)、プレス型、レーザ加工機を個別に装備する装置にワークを各々移送し、そこで目的とする仕事を遂行するようになる。
しかし、現実問題として前記穿孔部での穿孔後のワークの、他の装置への移し替えは人手に依存しているのが現実であり、作業性を非常に悪くするばかりでなく、パンチング装置とは独立してホール検査装置、プレス装置、レーザ加工装置等を製作用意する必要があり、設備コスト高騰の大きな要因になるし、設置スペースを占有してしまう。
尚、前記パンチング装置は、穿孔部のその上流及び下流にワーク2枚分程度のスペースを確保するようになっている。上流側のスペース、即ちワーク供給スペースは、ワークの一側隅から穿孔を開始するため、また、下流側のスペース、即ちワーク搬出スペースはワークの他側隅まで穿孔させるため、共に余裕をもって確保されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、穿孔部サイドのワーク供給スペース下、ワーク搬出スペース下の機台部分を活用して、所望の仕事を遂行する実行手段を備えることである。
更に他の技術的課題は、その実行手段を交換可能にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために講じた技術的手段は、請求項1は、X軸線方向またはY軸線方向を向いて並設する複数のパンチングユニットからなる穿孔部と、
ワークまたはワークホルダーを挟持するクランパーを前記穿孔部上流のワーク供給スペースから同穿孔部下流のワーク搬出スペースまでの範囲をX軸線方向及びY軸線方向に制御動可能とするワーク移動機構と、
前記穿孔部およびワーク移動機構が配置されると共に、前記ワーク供給スペースおよびワーク搬出スペースが確保された機台と、
を備え、前記クランパーをX軸線方向、Y軸線方向に制御動させて前記穿孔部でワークに穿孔するパンチング装置において、
前記ワーク供給スペースまたはワーク搬出スペースのどちらか一方または双方に、仕切り板と側板の間に形成される出し入れスペースを設けると共に、前記出し入れスペースに選択的に組み込み可能な交換ユニット体を複数有し、それぞれの交換ユニット体が、前記穿孔部以外の機能を実行する実行手段を備え、
前記実行手段を備えた交換ユニット体が、ワークに対し規則的な穿孔パターンを一括して穿孔するプレス型ユニット、または、前記穿孔部では穿孔不能な複雑形状の孔を穿孔するレーザー加工ユニット、または、穿孔作業終了後の穿孔チェックを行う検査ユニットのいずれかであり、
前記機台の上板と前記交換ユニット体の上板が同一高さになっており、
それら上板の上を、前記クランパーがX軸線方向、Y軸線方向に移動して、前記穿孔部でワークへの穿孔がなされると共に、前記各交換ユニット体の実行手段で前記各機能が遂行されるよう形成したことを要旨とする。
請求項2は、X軸線方向またはY軸線方向を向いて並設する複数のパンチングユニットからなる穿孔部と、
ワークまたはワークホルダーを挟持するクランパーを前記穿孔部上流のワーク供給スペースから同穿孔部下流のワーク搬出スペースまでの範囲をX軸線方向及びY軸線方向に制御動可能とするワーク移動機構と、
前記穿孔部およびワーク移動機構が配置されると共に、前記ワーク供給スペースおよびワーク搬出スペースが確保された機台と、
を備え、前記クランパーをX軸線方向、Y軸線方向に制御動させて前記穿孔部でワークに穿孔するパンチング装置において、
前記ワーク搬出スペースに、仕切り板と側板の間に形成される出し入れスペースを設けると共に、前記出し入れスペースに選択的に組み込み可能な交換ユニット体を複数有し、それぞれの交換ユニット体が、前記穿孔部以外の機能を実行する実行手段を備え、
前記実行手段を備えた交換ユニット体が、ワークに対し規則的な穿孔パターンを一括して穿孔するプレス型ユニット、または、前記穿孔部では穿孔不能な複雑形状の孔を穿孔するレーザー加工ユニット、または、穿孔作業終了後の穿孔チェックを行う検査ユニットのいずれかであり、
前記機台の上板と前記交換ユニット体の上板が同一高さになっており、
それら上板の上を、前記クランパーがX軸線方向、Y軸線方向に移動して、前記穿孔部でワークへの穿孔がなされると共に、前記各交換ユニット体の実行手段で前記各機能が遂行されるよう形成したことを要旨とする。
請求項3は、前記各交換ユニット体が、床面移動用のキャスターを備えていることを要旨とする。
ここで、前記検査ユニットは、光センサー、ラインセンサーカメラ、エリアセンサー、導通検査装置に連係される導通検査器等であるホール検査部を実行手段として備える。
この導通検査器は、多数のプローブ(導通素子)を駒体(被取付体)に対してある穿孔パターンに一致する配列パターンをもって植設状に備えた周知のもので、このプローブは駒体に内蔵したスプリングを介して支持され、このプローブの先端に外圧が作用するとプローブが駒体の表面と同面状に没入する構造になっている。プローブ先端が導電材に接触すると導通する。
【0006】
【作用】
前記技術的手段によれば下記の作用を奏する。
すなわち、本パンチング装置は、複数のパンチングユニットからなる穿孔部のサイドのワーク供給スペースやワーク搬出スペースが臨む機台部分を利用して配設されたプレス型ユニットのプレス型、レーザー加工ユニットのレーザー加工機、検査ユニットのホール検査部等、穿孔部による穿孔機能以外の機能を実行する実行手段でその機能(仕事)を遂行させる。
詳細には、パンチングユニットは、並設して芯出しカメラを有するカメラユニットを備え、その芯出しカメラでワークに付されている穿孔用のマークや四隅等の基準点を芯出してその芯出しデータを入手し、その芯出しデータと共にパンチ形状、ギャングダイを制御部にティーチングし、穿孔時に、制御部がクランパーで挟持するワークやワークホルダーを、ワーク移動機構を介して機械的送り基準位置から送り動させて、従来例と同様に穿孔する。
これと同様にホール検査部、プレス型、レーザー加工機の場合には、ワークの四隅等に付されている基準点を芯出してその芯出しデータを入手し、その芯出しデータと共にホール検査部、プレス型、レーザー加工機を制御部にティーチングし、前記制御部が穿孔部での穿孔の時と同様にワークやワークホルダーを挟持するクランパーで、X軸線移動機構、Y軸線移動機構を介して芯出しカメラとの所定の固定的な距離(オフセット量)をおくホール検査部に、穿孔された部位を、またプレス型やレーザー加工機の場合には、各々演算処理でワークの穿孔対象部位を機械的送り基準位置から送り動させ、ホール数検査や穿孔させる。
尚、機械的送り基準位置からのワークやワークホルダーの送りと、各パンチングユニットによるパンチの選択打動、ギャングダイによる穿孔、プレス型での一括穿孔、レーザー加工機による加工穿孔、ホール検査部によるホール数検査等を予めティーチングされているプログラムに基づく制御によって遂行するようにしても良いものである。
また、本パンチング装置は、穿孔部サイドのワーク供給スペースやワーク搬出スペースに臨む機台部分に設けられるプレス型、レーザー加工機、ホール検査部等をユニット化してその機台に交換可能にセットすることによって、穿孔部による穿孔後または穿孔前のワークやワークホルダーを前記ワーク移動機構でX軸線方向、Y軸線方向に制御動してそのプレス型ユニット、レーザー加工ユニット、検査ユニット固有の仕事を遂行させる。
さらに、本パンチング装置は、交換ユニット体をキャスターのその優れた移動性で機台に出し入れさせる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図4、図5、図6、図7、図8、図9は本実施の形態パンチング装置Aの各例を示している。
【0008】
まず、図1乃至図4に示す実施の形態を説明すると、このパンチング装置Aは、図1乃至図3に示すように上面を水平な基準面11とする機台1と、その機台1内においてその後方側に配置されX軸線方向、Y軸線方向に制御動可能なワーク移動機構2と、そのワーク移動機構2に連絡されているクランパー3と、穿孔部5と、その穿孔部5の下流側、即ちワーク搬出スペースS2が臨む機台1部分に交換可能に配設される実行手段Bとを備えている。
この図1乃至図4は、実行手段Bとして検査ユニット6に装設されたホール検査部16を備えている。
【0009】
機台1は、図2に示すように基準面11を上面に有する上板21と、その上板21前端から垂設する化粧板31と、その化粧板31の下端から後方に向けて延設し後半部を前記ワーク移動機構2の設置部とする底板41とからなるコ状体51の両側開放部及び後方開放部を側板61で閉塞し、底板41に複数個のキャスター71を回転可能に軸着して床面上を移動可能にしてある。
また、機台1においてコ状体51の周囲3方の側板61は、上端が上板21よりも上方に突出する背丈の高い高さになっている。
【0010】
穿孔部5は、Y軸線方向を向いて並設した複数のパンチングユニット15とそのパンチングユニット15群に並設したカメラユニット25からなり、共に従来から周知なように側面視横向きUの字状を呈してなり、各パンチングユニット15は、中央部をワークの搬入空間15aとし、上半部15bに各々断面形状を異にするパンチ7、そのパンチ7と対応して下半部15cにダイス8を備えている。
カメラユニット25は、上半部25aに芯出し用カメラを備え、前記上板21部分の略中央部に凹設した凹部21aにその下半部15cを、その上面が前記基準面11と同面状となるように取付けて、この穿孔部5を挟む両サイドの上板21上方にワーク供給スペースS1、ワーク搬出スペースS2を各々確保するようにしている。
この穿孔部5を構成する一つまたは複数のパンチングユニット15にギャングダイ(図示せず)が装設してあっても良いものである。
【0011】
図1乃至図4において、符号6は検査ユニットであり、この検査ユニット6は、前記穿孔部5の直ぐ下流部位と図1や図3において右側の側板61との間に確保されるワーク搬出スペースS2に臨む上板21部分、その上板21部分に連設する化粧板31部分、その化粧板31部分に連設する底板41部分においてワーク移動機構2を設置(支持)しない前半部部分を連続して前記機台1から分離させた側面視コ形状を呈する交換ユニット体81に、ホール検査部16を装設し且つその交換ユニット体81の底板41に複数のキャスター200を回転可能に軸着して前記コ状体51と同様に床面上を移動可能になっている。
この交換ユニット体81の上板を符号81a、化粧板を符号81b、底板を符号81cと各々付して後述する。
尚、図3において符号91は前記ワーク移動機構2まで至らない長さの仕切り板であり、詳細にはこの仕切り板91の肉厚分、前記交換ユニット体81が幅狭になっており、仕切り板91と図1、図3における右側の側板61との間がその交換ユニット81の機台1への出し入れスペースS3になっている。
【0012】
前記ホール検査部16は、パンチングユニット15と同様な形状を呈する横向きUの字状の取付体16aの下半部16bに光センサー16cの発光部16c’を、またそれに正対して上半部16d部分に受光部16c”を設けて構成され、その発光部16c’を前記ダイス7と同等高さ位置となるように前記パンチングユニット15と同様にその取付体16aを上板81aに凹設された凹部81a’に取付けている。
【0013】
前記ワーク移動機構2は、ボールネジ、ガイド軸、サーボモータよりなる周知なX軸線移動機構12でX移動体22をX軸線方向に制御動可能とし、その移動体22に同様にボールネジ、ガイド軸、サーボモータよりなる周知なY軸線移動機構32を設けて、そのY軸線移動機構32でクランパー取付体13を支持するY移動体42をY軸線方向に制御動可能とし、クランパー取付体13先端のクランパー3を、ワーク100やワーク100を剥離可能に接着する平面視矩形状のワークホルダーを挟持した状態でワーク供給スペースS1、詳細には機械的送り基準位置からワーク搬出スペースS2までの範囲をX軸線方向、Y軸線方向双方に制御動できるようになっている。
尚、前記ワークホルダーは平面視矩形枠状を呈してなり、セラミックスグリーンシート等のように軟質ワークを移動させる時に使用する。この軟質ワークは、ワークホルダーに剥離可能に接着される。
【0014】
図5は、ホール検査部16としてラインセンサーカメラ16eを前記交換ユニット体81に備設して検査ユニット6を構成した実施の形態を示している。
ラインセンサーカメラ16eは、その撮像画像を連係する画像処理装置(図示せず)で2値化し、白黒反転座標でもって列毎のホール数(穿孔数)をカウントする周知なものである。
このラインセンサーカメラ16eは、本実施の形態ではパンチングユニット15と同様形状を呈する側面視横向きUの字状の取付体16fの下半部16f’に設けたY軸線方向に横長な光源16gと相対して同取付体16fの上半部16f”にY軸線方向を向いて設けられている。
【0015】
次に図6はホール検査部16としてエリアセンサー16hを前記交換ユニット体81に備設して検査ユニット6を構成した実施の形態を示している。
エリアセンサー16hとしてCCDカメラを使用し、前記パンチングユニット15よりも若干背丈を高くした側面視横向きUの字状を呈するも取付体16iの上半部16i’に備え付けてなり、上板81aにパンチングユニット15と同様に取付け、連係する画像処理装置(図示せず)で撮像エリア内の穿孔の数を、撮像画像の色の濃淡(穿孔はグレーとして認識される)で認識するようになっている。符号16jは取付体16iの下半部16i”に取付けられた光源である。
【0016】
次に図7はホール検査部16として導通検査器16kを前記交換ユニット体81に備設して検査ユニット6を構成した実施の形態を示している。
導通検査器16kは、駒体16k−2に、下端を突出させて多数のプローブ16k−1を植設状に備えてなり、この駒体16k−2の支持治具16k−3を、図7に示すように上板81aの凹部81a’に立設状に設けられているZ軸移動機構16k−4を介して昇降動可能に支持し、その支持治具16k−3直下である凹部81a’部分に設けた台上面には導電材16k−5が敷設してある。
【0017】
このプローブ16k−1は、周知な微細な導通用の接触子であり、駒体16k−2に内蔵したスプリング(図示せず)を介して支持され、先端に外圧が作用するとスプリングの弾撥力に抗してプローブ16k−1が駒体16k−2の表面と同面状に没入する構造である。
Z軸移動機構16k−4は、詳述しないが交換ユニット体81の凹部81a’の前端部に平行する2本のガイド軸を立設し、そのガイド軸にガイドとして前記支持治具16k−3の一端側をZ軸線方向に移動可能に支持し、その支持治具16k−3をZ軸アクチュエータ(サーボモータ)に直結するボールネジでZ軸線方向に制御動させる等、種々な方法が提案できる。
【0018】
そして、図8は、実行手段Bであるレーザー加工機19を交換ユニット体81にセットしてレーザー加工ユニット9を構成した実施の形態を示している。
【0019】
このレーザー加工ユニット9は、前記と同様な交換ユニット体81にレーザー加工機19を前記パンチングユニット15と同様な側面視形状を呈する取付体19bの上半部19b’にその放電加工部19aがその下半部19b”に向くように設けられている。この取付体19bは、前記パンチングユニット15と同様にその下半部19b”が凹部81a’に取付けられている。
【0020】
更に、図9は実行手段Bであるプレス型10aを交換ユニット体81にセットしてプレス型ユニット10を構成した実施の形態を示している。
【0021】
このプレス型ユニット10は、図9に示す交換ユニット体81の上板81aの凹部81a’に設置した固定型取付ベースに固定型10a’を支持させ、パンチ7…を規則的配列をもって多数有する可動型10a”を可動型取付ベースに支持させて、駆動源(アクチュエータ)で可動型取付ベースを上下動させてパンチ7…で規則的な穿孔パターンを一括して穿孔する。
【0022】
斯様なパンチング装置では、図1乃至4に示す検査ユニット6、図5に示す検査ユニット6、図6に示す検査ユニット6、図7に示す検査ユニット6、図8に示すレーザー加工ユニット9、図9に示すプレス型ユニット10が各々キャスター200による移動性で出し入れスペースS3にその底板81c後端面が機台1に残置された底板41の前端面に当接するように機台1に抜き差し可能且つ選択的に組み付けられる。
【0023】
前記図1乃至図4に示す検査ユニット6は、各々異形する横断面形状の複数のパンチ7…で非定形の配列をもって穿設された穿孔を一個づつ開孔されたか否かを確認するために使用される。
【0024】
図5に示す検査ユニット6は、ワーク100の全域に亘り規則的な配列で穿設された各列毎のそのホール数(穿孔数)を確認するために使用される。
【0025】
図6に示す検査ユニット6は、例えばあるパンチングユニット15がギャングダイを備えており、そのギャングダイで穿孔されたあるエリア内のホール数を確認するのに好適なものである。
【0026】
図7に示す検査ユニット6は、後工程である切断工程で多数個取りされるB・G・A(ボール・グリッド・アレイ)、P・G・A(ピン・グリッド・アレイ)等のICパッケージ用の基板に施される微細径の穿孔を確認するために好適なものである。
即ち、前記駒体16k−2に、その基板内に施されるある穿孔パターンと同一の配列パターンをもって微細径のプローブ16k−1を植設し、前記Z軸制御機構16k−4でその支持治具16k−3を下降させて、前記するプローブ16k−1を、穿孔を通過させその先端を導電材16k−5に接触させてプローブ16k−1各々に配線(図示せず)を介して連絡してある導通検査装置(図示せず)で導通検査が行われる。穿孔されていない個所は非導通になることから、導通検査装置(図示せず)でその個所は判明する。
【0027】
図8に示すレーザー加工ユニット9は、各パンチングユニット15では穿孔不能な複雑形状の孔を穿孔するのに好適である。
【0028】
また、図9に示すプレス型ユニット10は、前記するギャングダイよりも広いワーク100エリアに規則的な穿孔パターンをもって一括穿孔するのに好適である。
【0029】
前記プレス型10aを大小のプレス型と交換すること。プローブ16k−1の植設パターンを異にする複数の駒体16k−2を製作用意しておき、穿孔パターンに応じて交換して支持治具16k−3に取り付け支持すること等は自在に行うものである。また、凹部81aの大きさは内部に設置される取付体の各下半部16b、16f’、16i”、19b”の大きさや、台等の大きさによって変える。
【0030】
尚、図示は省略するが、前述する検査ユニット6、レーザー加工ユニット9、プレス型ユニット10は、ワーク供給スペースS1に臨む機台1部分を、ワーク搬出スペースS2に臨む機台1部分を構成する交換ユニット体と同様な構造でもって交換可能にして、ホール検査部16やレーザー加工機19やプレス型10aを機台1に交換可能に出し入れること自由であるし、ワーク供給スペースS1に臨む機台1部分にプレス型ユニット10を、ワーク搬出スペースS2に臨む機台1部分に検査ユニット6やレーザー加工ユニット9を振り分けて設ける等、ワーク供給スペースS1に臨む機台1部分、ワーク搬出スペースS2に臨む機台1部分にどのような実行手段Bを設けるかは、ワークの穿孔パターンや後処理工程でワークに実行される機能に合わせて適宜選択する。同ワーク供給スペースS1、ワーク搬出スペースS2は前記のようにワークの2枚程度の幅寸法(X軸線方向の幅寸法)が確保されているため、その機能をワーク全域で実行することができる。また、ワーク供給スペースS1やワーク搬出スペースS2に臨む機台1部分に設けられる実行手段Bは、プレス型10a、レーザー加工機19、ホール検査部16に限定されるものではなく、後処理工程でワークに実行される機能を実行する他の実行手段でも良いものである。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上のように複数のパンチングユニットからなる穿孔部上流のワーク供給スペース、同穿孔部下流のワーク搬出スペースどちらか一方または双方における機台部分にプレス型、レーザー加工機、ホール検査部等、前記穿孔部による穿孔機能以外の機能を実行する実行手段を備えた交換ユニット体を有するから、穿孔部両サイドに必然的に確保される空きスペース(ワーク供給スペースおよび/またはワーク搬出スペース)を有効利用することができる。
しかも、穿孔部上流のワーク供給スペース、同穿孔部下流のワーク搬出スペースどちらか一方または双方における機台部分に備えられる実行手段がプレス型やレーザー加工機の場合には、パンチングユニットによる非定形配列孔の穿孔と、規則的な定形配列孔の一括穿孔や複雑形状孔の穿孔とをワーク移動機構を共用した上に役割分担しながら行え、生産性を大幅に向上することができるし、プレス装置やレーザー加工装置に移し替えてその仕事を実行させる場合のように、設備コストが高騰する、設置スペースを占有する、ローダーを使用してプレス装置やレーザー加工装置にわざわざ搬入する作業性の悪さ等を一掃することができる。
また、前記実行手段として、ホール検査部を備えている場合には、パンチングユニットやプレス型、レーザー加工機による穿孔終了に連続して素早い穿孔チェックを行うことが可能となるし、前記と同様に独立して製作したホール検査装置にワークをいちいち搬入する必要性を無くし、ワーク移動機構が利用できることにより設備コストも非常に低廉である。
しかも、プレス型、レーザー加工機、ホール検査部を、ワーク供給スペース、ワーク搬出スペースどちらか一方または双方における機台部分を構成するキャスター付きの交換ユニット体に個別に据え付けてユニットとし、その交換ユニット体を機台部分に交換可能に組み込んでいるため、プレス型ユニット、レーザー加工ユニット、検査ユニットの交換が任意に行える。
その上、その交換ユニット体がキャスターを備えている場合には、交換作業も頗る簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態光センサーをホール検査部とする検査ユニットを備えたパンチング装置の平面図。
【図2】 図1の(2)−(2)線断面図。
【図3】 図1の(3)−(3)線断面図で中間省略して示す。
【図4】 図1の(4)−(4)線断面図。
【図5】 同(4)−(4)線断面図で、ラインセンサーをホール検査部とする検査ユニットを使用した場合を示す。
【図6】 同(4)−(4)線断面図で、エリアセンサーをホール検査部とする検査ユニットを使用した場合を示す。
【図7】 同(4)−(4)線断面図で、導通検査器をホール検査部とする検査ユニットを使用した場合を示す。
【図8】 同(4)−(4)線断面図で、レーザー加工ユニットを使用した場合を示す。
【図9】 同(4)−(4)線断面図で、プレス型ユニットを使用した場合を示す。
【符号の説明】
A:パンチング装置 7:パンチ
8:ダイ 15:パンチングユニット
100:ワーク 3:クランパー
2:ワーク移動機構 S1:ワーク供給スペース
S2:ワーク搬出スペース 1:機台
10a:プレス型 19:レーザー加工機
16:ホール検査部 B:実行手段
81:交換ユニット体 71、200:キャスター
5:穿孔部 S3:出し入れスペース
Claims (3)
- X軸線方向またはY軸線方向を向いて並設する複数のパンチングユニットからなる穿孔部(5)と、
ワークまたはワークホルダーを挟持するクランパー(3)を前記穿孔部上流のワーク供給スペース(S1)から同穿孔部下流のワーク搬出スペース(S2)までの範囲をX軸線方向及びY軸線方向に制御動可能とするワーク移動機構(2)と、
前記穿孔部(5)およびワーク移動機構(2)が配置されると共に、前記ワーク供給スペース(S1)およびワーク搬出スペース(S2)が確保された機台(1)と、
を備え、前記クランパーをX軸線方向、Y軸線方向に制御動させて前記穿孔部でワークに穿孔するパンチング装置において、
前記ワーク供給スペース(S1)またはワーク搬出スペース(S2)のどちらか一方または双方に、仕切り板(91)と側板(61)の間に形成される出し入れスペース(S3)を設けると共に、前記出し入れスペースに選択的に組み込み可能な交換ユニット体(81)を複数有し、それぞれの交換ユニット体が、前記穿孔部(5)以外の機能を実行する実行手段(B)を備え、
前記実行手段(B)を備えた交換ユニット体(81)が、ワークに対し規則的な穿孔パターンを一括して穿孔するプレス型ユニット(10)、または、前記穿孔部では穿孔不能な複雑形状の孔を穿孔するレーザー加工ユニット(9)、または、穿孔作業終了後の穿孔チェックを行う検査ユニット(6)のいずれかであり、
前記機台(1)の上板(21)と前記交換ユニット体(81)の上板(81a)が同一高さになっており、
それら上板(21,81a)の上を、前記クランパー(3)がX軸線方向、Y軸線方向に移動して、前記穿孔部でワークへの穿孔がなされると共に、前記各交換ユニット体の実行手段で前記各機能が遂行されるよう形成したことを特徴とするパンチング装置。 - X軸線方向またはY軸線方向を向いて並設する複数のパンチングユニットからなる穿孔部(5)と、
ワークまたはワークホルダーを挟持するクランパー(3)を前記穿孔部上流のワーク供給スペース(S1)から同穿孔部下流のワーク搬出スペース(S2)までの範囲をX軸線方向及びY軸線方向に制御動可能とするワーク移動機構(2)と、
前記穿孔部(5)およびワーク移動機構(2)が配置されると共に、前記ワーク供給スペース(S1)およびワーク搬出スペース(S2)が確保された機台(1)と、
を備え、前記クランパーをX軸線方向、Y軸線方向に制御動させて前記穿孔部でワークに穿孔するパンチング装置において、
前記ワーク搬出スペース(S2)に、仕切り板(91)と側板(61)の間に形成される出し入れスペース(S3)を設けると共に、前記出し入れスペースに選択的に組み込み可能な交換ユニット体(81)を複数有し、それぞれの交換ユニット体が、前記穿孔部(5)以外の機能を実行する実行手段(B)を備え、
前記実行手段(B)を備えた交換ユニット体(81)が、ワークに対し規則的な穿孔パターンを一括して穿孔するプレス型ユニット(10)、または、前記穿孔部では穿孔不能な複雑形状の孔を穿孔するレーザー加工ユニット(9)、または、穿孔作業終了後の穿孔チェックを行う検査ユニット(6)のいずれかであり、
前記機台(1)の上板(21)と前記交換ユニット体(81)の上板(81a)が同一高さになっており、
それら上板(21,81a)の上を、前記クランパー(3)がX軸線方向、Y軸線方向に移動して、前記穿孔部でワークへの穿孔がなされると共に、前記各交換ユニット体の実行手段で前記各機能が遂行されるよう形成したことを特徴とするパンチング装置。 - 前記各交換ユニット体が、床面移動用のキャスターを備えていることを特徴とする請求項1または2記載のパンチング装置。
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