JP4020273B2 - 塵芥収集車の塵芥投入装置及び塵芥計量システム - Google Patents

塵芥収集車の塵芥投入装置及び塵芥計量システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵芥収集車に関し、塵芥を塵芥投入箱に投入する塵芥投入装置を具備する塵芥収集車の塵芥投入装置及び塵芥計量システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、塵芥収集車は、例えば、図15に概要を示すように車両の中央に塵芥収容箱101が設けられ、この塵芥収容箱101の後方に塵芥投入箱102が配置され、塵芥投入箱102に設けられたコンテナ傾倒装置103によってコンテナ104を持ち上げ傾倒することによってコンテナ104内に収容された塵芥を投入口から塵芥投入箱102内に投入し、塵芥投入箱102内に投入された塵芥を塵芥投入箱102に設けられた塵芥積込装置(図示せず)によって塵芥収容箱101内に積み込むように構成されている。
【0003】
一方、塵芥の有料化収集等に対応するため塵芥の重量を計測して収集するたのめ重量計量計となる、例えばロードセルを有するコンテナ傾倒装置がある。このロードセルを有するコンテナ傾倒装置に関する先行技術としては例えば、特開平8ー233641号公報がある。
【0004】
この先行技術には、図16に示すように塵芥収集車の後方に配置される塵芥投入箱102の後部にロードセル106付のコンテナ傾倒装置105が設けられている。
【0005】
コンテナ傾倒装置105は、塵芥投入箱102に取り付けられる支持板105aに回転支軸105iを介してアーム105bの基端が回転自在に軸支されており、アーム105bの先端にロードセル106の固定部106cが取り付けられ、ロードセル106の可動部106dにはフック106e、106fを有する容器支持板106dが取り付けられている。
【0006】
塵芥投入箱102とアーム105bとの間にはアクチュエータ、例えば油圧シリンダ105gが架設され、油圧シリンダ105gの伸縮によってアーム105bが回動するように構成され、ロードセル106は、荷重が負荷された可動部106dの固定部106cに対する相対位置から荷重を検出するように構成されている。
【0007】
そして、図17の(a)に示すようにコンテナ傾倒装置105のアーム105bが下方位置にある状態でコンテナ107の係止部107aをフック106e、106fに係止させる。
【0008】
次に、油圧シリンダ105gを伸長せしめて図17(b)及び図17(c)に示すようにコンテナ107を傾倒させてコンテナ107内の塵芥を塵芥投入箱102内に投入すると共に、ロードセル106からの荷重計量信号によりコンテナ107内の塵芥の重量を計量するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術によると、塵芥収集車の後方に配置される塵芥投入箱の後部に設けられるコンテナ傾倒装置によって、コンテナを持ち上げて反転傾倒させることによりコンテナ内の塵芥が塵芥投入箱内に投入されて作業者の肉体的負担の軽減が得られ、かつロードセルにより塵芥の荷重を検出することが可能になる。
【0010】
しかし、このコンテナ傾倒装置には、コンテナに形成される係止部に係合するフックのみが設けられることから、コンテナ以外によって排出される塵芥、例えば、袋や箱に収容されて排出される塵芥、結束物等の塵芥の計量及び収集を困難にするものである。
【0011】
従って、本発明はかかる点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、コンテナのみならずコンテナ以外により排出される塵芥、例えば、袋、箱、結束物等の重量計量及び収集をも可能にする塵芥収集車の塵芥投入装置及び塵芥計量システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明による塵芥収集車の塵芥投入装置は、塵芥収集車の塵芥投入箱に設けられて塵芥を上記塵芥投入箱内に投入する塵芥投入装置において、上部が塵芥投入箱に対して揺動自在に軸支され、かつ塵芥を収容するコンテナを支持するコンテナ保持手段を具備する揺動部材と、塵芥投入箱に対して揺動自在に軸支された上記揺動部材を揺動せしめる傾倒駆動装置と、上記揺動部材に端部が揺動自在に軸支された袋積込用支持台と、該袋積込用支持台を揺動部材に重畳する不使用位置と揺動部材から起立する使用位置とに選択的に保持する揺動範囲規制部とを有し上記袋積込用支持台を不使用位置に保持した状態で上記コンテナ保持手段によってコンテナを保持すると共に揺動部材の傾動によってコンテナ内の塵芥を塵芥投入箱内に投入し、かつ上記袋積込用支持台を使用位置に保持した状態で揺動部材の傾動によって上記袋積込用支持台上の塵芥を塵芥投入箱内に投入することを特徴とする。
【0013】
従って、袋積込用支持台を揺動部材に重畳する不使用位置に揺動範囲規制部によって保持した状態でコンテナ保持手段によってコンテナを保持することによって揺動部材の傾動によってコンテナ内に収容された塵芥を塵芥投入箱内に投入でき、かつ袋積込用支持台を揺動部材から起立する使用位置に揺動範囲規制部によって保持することによって袋積込用支持台上にコンテナを用いない例えば袋や箱に収容された塵芥、結束物等の塵芥を載置することによって塵芥投入箱内に投入することが可能になる。
【0014】
また、揺動部材の上部が、塵芥投入箱に上部が揺動自在に軸支された傾動板に揺動自在に軸支されると共に、上記傾倒駆動装置が塵芥投入箱と傾動板との間に架設され、傾動板と揺動部材との間にロードセルが配設することによって、ロードセルによって塵芥の重量を計量することが可能になる。
【0015】
更に、揺動範囲規制部を、上記袋積込用支持台の端部から先端が出没自在に配設される固定金具と、該固定金具を袋積込用支持台の端部から先端が突出する方向に付勢するスプリングと、回動によってスプリングの付勢力に抗して固定金具の先端を袋積込用支持台の端部から没せしめる開閉レバーと、袋積込用支持台の端部と対向配置されて袋積込用支持台の端部から突出する固定金具の先端が当接して袋積込用支持台を使用位置及び不使用位置に保持する揺動規制部とによって構成することができる。
【0016】
本発明による塵芥収集車の塵芥計量システムは、塵芥収集車の塵芥投入箱に設けられて塵芥を上記塵芥投入箱内に投入する塵芥投入装置を有し、塵芥投入装置によって投入される塵芥の重量を計量する塵芥収集車の塵芥計量システムにおいて、塵芥投入箱に上部が揺動自在に軸支された傾動板に塵芥を収容するコンテナを保持するコンテナ保持部を具備する揺動部材の上部が揺動自在に軸支され、かつ揺動部材に重畳する不使用位置と揺動部材から起立する使用位置とに選択的に保持される袋積込用支持台が揺動部材に設けられ、傾倒駆動装置が塵芥投入箱と傾動板との間に架設されると共に傾動板と揺動部材との間にロードセルが配置されて、上記袋積込用支持台を不使用位置に保持した状態で上記コンテナ保持手段によってコンテナを保持すると共に揺動部材の傾動によってコンテナ内の塵芥を塵芥投入箱内に投入し、かつ上記袋積込用支持台を使用位置に保持した状態で揺動部材の傾動によって上記袋積込用支持台上の塵芥を塵芥投入箱内に投入する塵芥投入装置と、予め定められた識別記号を読み取る識別装置と、識別装置によって読み取られた識別データ及びロードセルによって計量された計測データに基づいて管理データを得る制御装置とを有することを特徴とする。
【0017】
従って、ロードセルによって得られた塵芥の重量が計量された計測データ及び識別装置によって読み込まれた識別データから容易に管理データが得られ、また識別装置としてコンテナに付された識別記号を読み取る固定識別装置と、リストに付された識別記号を読み取る可動識別装置とによって構成することによってコンテナに付された識別記号及びコンテナ以外によって排出される塵芥の識別記号を効率的に読み込むことが可能になる。
【0018】
【実施の形態】
以下、本発明による塵芥収集車の塵芥投入装置及び塵芥計量システムの一実施の形態を図によって説明する。
【0019】
図1は、本発明における塵芥投入装置が設けられる塵芥収集車を示す概要説明図であり、塵芥収集車は車両の前部に運転室1が配設され、中央に塵芥収容箱2が、塵芥収容箱2の後方に塵芥投入箱3が各々配置され、塵芥投入箱3には塵芥投入装置10が設けられている。
【0020】
そして、塵芥投入箱3に設けられた塵芥投入装置10によってコンテナ内の塵芥或いは、コンテナ以外によって排出される例えば、袋や箱内に収容される塵芥及び結束物等の塵芥を投入口から塵芥投入箱3内に投入し、塵芥投入箱3内に投入された塵芥を塵芥投入箱3に設けられた塵芥積込装置(図示せず)によって塵芥収容箱2内に積み込むように構成されている。
【0021】
塵芥投入装置10は、図2に要部側面図を示すように塵芥投入箱3の後部両側部に各々上端が揺動軸11aによって揺動可能に軸支された一対の傾動板11を有し、各傾動板11は傾動板11と塵芥投入箱3の間に架設された傾動駆動装置となる油圧シリンダ12の伸縮作動によって上記揺動軸11aを中心に揺動するよう構成され、各傾動板11の上端近傍に支軸13aを介して揺動部材13の基端が揺動可能に軸支されている。
【0022】
揺動部材13は、図3に示すように基端が支軸13aによって軸支される一対の側枠15と、両側枠15の中央部間に架設される中央横枠16と、両側枠15の先端間に架設される先端横枠17によって基枠14が形成されている。
【0023】
中央横枠16と先端横枠17との間には、図3及び図3のA−A断面を図4に示すように両側枠15間に回転自在に架設されるコンテナ保持手段となるフック支軸18が設けられ、中央横枠16及びフック支軸18には各々対応して固定フック19a、可動フック19bが固設され、更に中央横枠16及び先端横枠17に各々コンテナ保持用ローラ19cが配設されている。
【0024】
そして、フック支軸18の回動によって揺動する可動フック19b及び中央横枠16に固設された固定フック19aの共同によってコンテナCの係止部(図示せず)を握持すると共に、コンテナCの外周面を上記コンテナ保持用ローラ19cに圧接することによりコンテナCを揺動部材13に固定保持し、かつフック支軸18の逆方向の回動によって可動フック19bを回動することによってコンテナCの係止部を開放してコンテナCの保持を開放するよう形成されている。
【0025】
揺動部材13の先端横枠17には、袋積込用支持台20が使用位置と不使用位置との間を揺動可能に設けられている。
【0026】
袋積込用支持台20は、図3及び図5に要部を示すように両端が先端横枠17に固設されて対向するブラケット21に回動支軸22を介して揺動可能に軸支される略コ字形で断面中空状の揺動枠23と、揺動枠23の両端近傍間を連結する断面略コ字状の連結部材24と、揺動枠23と連結部材24との間に架設される複数の保持枠25及びこれら揺動枠23と連結部材24との間に張設され網部材26を有し、揺動枠23には図6に図3のB方向からの要部拡大説明図に示すように固定フック19aとの当接を回避する屈曲部23aが形成されている。
【0027】
揺動枠23の両端と先端横枠17との間には、各々揺動枠23の揺動範囲、即ち、袋積込用支持台20の揺動範囲を規制する揺動範囲規制部30が設けられている。
【0028】
揺動範囲規制部30は、図3のD部拡大図を図7に、図7の矢印E方向からの側面図を図8に、図7におけるF−F断面を図9に示すように、揺動枠23に沿って移動可能にガイド部材31bによって支持される可動バー31を有し、可動バー31には揺動枠23に開口する開口部23b内を貫通する結合部材によって連結されて揺動枠23の端部から先端32aが出没する固定金具32が延設され、可動バー31と連結部材24との間に架設されるスプリング33によって固定金具32の先端32aが揺動枠23の端部から突出する方向に常時付勢されている。
【0029】
更に、連結部材24内に連結部材24の軸線方向に沿って回動軸芯を有して一端に操作レバー部34aが折曲形成され、他端に断面コ字形の連結部材24の開放部から突出するよう折曲形成されて上記可動バー31に突設するピン31aにスプリング33による付勢方向と対向する側に圧接する押圧部34bを具備する開閉レバー34が配設されている。なお符号35は揺動枠23に設けられてスプリング33による付勢に起因して回動する開閉レバー34の操作レバー部34aに当接して回動を規制するストッパである。
【0030】
従って、操作レバー部34aをb方向に回動することによって押圧部34bによってピン31aを介してスプリング33の付勢力に抗して固定金具32の先端32aを揺動枠23の端部から後退させ、かつ操作レバー34aの回動力を解放することによりスプリング33の付勢力によって固定金具32の先端32aが揺動枠23の端部から突出するように構成されている。
【0031】
一方、先端横枠17に固設されて対向する上記ブラケット21の間には、揺動枠23の端部と対向すると共に回動支軸22を中心とする円弧状のガイド部36と、ガイド部36の上端36aから固定金具32の先端32aの嵌入を許容する寸法離間して設けられる当接部37からなる揺動規制部35を有している。
【0032】
そして、図10に図8のG部の要部拡大図を示すように揺動枠23の端部から突出する固定金具32の先端32aがガイド部36の下端36bに係止することによって、袋積込用支持台20が揺動部材13上に重畳する不使用位置に維持される。
【0033】
一方操作レバー部34aをb方向に回動することによって押圧部34bによってピン31aを介してスプリング33の付勢力に抗して固定金具32の先端32aを揺動枠23の端部から後退させて固定金具32の先端32aとガイド部36の下端36bの係止を解除し、かつ袋積込用支持台20を回動支軸22を中心に矢印c方向に回動することによって先端32aがガイド部36に沿って移動してガイド部36の上端36aに達し、図10に二点鎖線で示すようにスプリング33の付勢力によりガイド部36の上端36aと当接部37との間に固定金具32の先端32aが嵌入して当接部37に係止することによって図8に二点鎖線で示すように袋積込用支持台20を揺動部材13から起立せしめられた使用位置に維持されるよう構成されている。
【0034】
更に、図2に示すように、各々傾動板11の下端と揺動部材13を構成する側枠15の下端との間には、重量計量センサとして機能するロードセル40が配設されている。
【0035】
このように構成される塵芥投入装置10において、揺動枠23の端部から突出する固定金具32の先端32aがガイド部36の下端36bに当接することによって、袋積込用支持台20が揺動部材13上に重畳する不使用位置に維持した状態で、フック支軸18の回動によって上記可動フック19b及び固定フック19aによってコンテナCの係止部を握持して図11の(a)に示すようにコンテナCを塵芥投入装置10に係止させる。
【0036】
次に、油圧シリンダ12を伸長せしめて図11(b)及び図11(c)に示すようにコンテナCを傾倒させてコンテナC内の塵芥を塵芥投入箱3内に投入すると共に、傾動板13の下端と側枠15の下端との相対的な変位に基づくロードセル40からの荷重計量信号によりコンテナC内の塵芥の重量を計量するものである。
【0037】
一方、固定金具32の先端32aを揺動枠23の端部から後退させて固定金具32の先端32aが、図10に二点鎖線で示すようにガイド部36の上端36aと当接部37との間に嵌入して当接部37に係止せしめた袋積込用支持台20を揺動部材13から起立する使用位置に維持した状態で、図12の(a)に示すように袋積込用支持台20上にコンテナC以外の例えば、袋や箱に収容された塵芥、結束物等の塵芥、本実施の形態では袋に収容されて塵芥Wを載置する。
【0038】
次に、油圧シリンダ12を伸長せしめて図12(b)及び図12(c)に示すように袋積込用支持台20を傾倒させて袋積込用支持台20上に載置された塵芥Wを塵芥投入箱3内に投入すると共に、傾動板13の下端と側枠15の下端との相対変位に基づくロードセル40からの荷重計量信号により塵芥Wの重量を計量するものである。
【0039】
更に、この塵芥投入装置10を用いた塵芥計量システムは、図1に示すように塵芥投入箱3の側部には、コンテナC毎に予め設けられた識別表Cb等に付された識別記号、例えば収容塵芥の種類、塵芥排出者名識別データ等を読み取る固定識別装置41と、予め識別記号、例えば塵芥排出者名識別データ等がバーコードにより記載された塵芥排出者名リスト42を読み取るバーコードリーダ等の可動識別装置43と、固定識別装置41と可動識別装置43とによる読み込みを切り換え制御する読込切換スイッチ45とが設けられると共に、運転室1内には制御装置47及びデータ出力装置、例えばプリンタ48が配設されている。
【0040】
そして、図13に塵芥計量システムの制御説明図を示すように、固定識別装置41或いは、可動識別装置43によって読みとられた塵芥排出者名識別データ等は、読込切換スイッチ45を介して塵芥排出者名識別データとして制御装置47に入力される一方、ロードセル40からの荷重計量信号が制御装置47に計測データとして入力される。
【0041】
そしてこれら塵芥排出者名識別データ及び計測データに基づいて塵芥排出者名及び塵芥投入箱3内に投入された塵芥の重量等をプリンタ48から出力し、かつこれらのデータを管理データとして管理事務所(図示せず)等の管理用コンピュータ50に移送するように構成されている。
【0042】
次にこのように構成される塵芥収集車の塵芥投入装置及び塵芥計量システムの作動について説明する。
【0043】
コンテナCによる塵芥の投入は、先ず、塵芥投入箱3の側部に設けられた読込スイッチ45を固定識別装置41の作動側に切り換えて準備する。
【0044】
そして塵芥投入装置10を構成する揺動枠23の端部から突出する固定金具32の先端32aがガイド部36の下端36bに当接せしめる状態、即ち、袋積込用支持台20が揺動部材13上に重畳する不使用位置に維持された状態で、フック支軸18の回動によって上記可動フック19b及び固定フック19aによってコンテナCの係止部を握持せしめて図11の(a)に示すようにコンテナCを塵芥投入装置10の所定位置に係止固定させる。
【0045】
塵芥投入装置10の所定位置にコンテナCを固定すると、固定識別装置41がコンテナCに付された識別表Cbの識別記号、例えば塵芥排出者名識別データ等を読み取り、その読み取られた塵芥排出者名識別データは制御装置47に入力される。
【0046】
次に、塵芥投入箱3と傾動板11との間に架設された油圧シリンダ12を伸長させて図11(b)及び図11(c)に示すように傾動板11の傾動に従ってコンテナCを傾倒させてコンテナC内に収容された塵芥を塵芥投入箱3内に投入する。傾動板11の傾動に伴って相対変位する傾動板11の下端と側枠15の下端とに従ってロードセル40によって塵芥の重量を計量し、その計量した荷重計量信号を計量データとして制御装置47に入力する。
【0047】
制御装置47は、これら塵芥排出者名識別データ及び計量データに従って塵芥投入箱3に投入された塵芥の排出者名及び重量等を算出してプリンタ48から出力し、かつ必要に応じてこれらのデータを管理データとして管理事務所(図示せず)等の管理用コンピュータ50に移送する。
【0048】
そして、油圧シリンダ12を収縮させて傾動板11を起立せしめて空になったコンテナCを図11の(a)に示すよう起立復帰させ、フック支軸18の回動によって上記可動フック19b及び固定フック19aによるコンテナCの係止を解除する。これらの作業を繰り返すことにより順次コンテナC内の塵芥を塵芥投入箱3内に投入する。
【0049】
一方、コンテナC以外の袋や箱等に収容された塵芥、結束物等の塵芥、例えば塵芥を収容した袋Wを塵芥投入箱3内に投入するには、先ず、図8に実線で示すように揺動枠23の端部から突出する固定金具32の先端32aがガイド部36の下端36bに当接して、袋積込用支持台20が揺動部材13上に重畳する不使用位置において、操作レバー部34aをb方向に回動することによって押圧部34bによってピン31aを介してスプリング33の付勢力に抗して固定金具32の先端32aを揺動枠23の端部から後退させて固定金具32の先端32aとガイド部36の下端36bとの当接を解除する。
【0050】
そして袋積込用支持台2を回動支軸22を中心に矢印c方向に回動させて先端32aをガイド部36に沿って移動させ、図10に二点鎖線で示すようにスプリング33の付勢力によりガイド部36の上端36aと当接部37との間に固定金具32の先端32aを嵌入せしめることによって図8に二点鎖線で示すように袋積込用支持台20を揺動部材13から起立せしめられた使用位置に維持させると共に、塵芥投入箱3の側部に設けられた読込切換スイッチ45を可動識別装置43の作動側に切り換えて準備する。
【0051】
作業者は、可動識別装置43によって塵芥排出者名リスト42のから該当する塵芥排出者名識別データを読み取り、そして図12(a)に示すように使用位置に維持される袋積込用支持台20上に塵芥を収容した袋Wを載置する。
【0052】
次に、塵芥投入箱3と傾動板11との間に架設された油圧シリンダ12を伸長させて図12(b)及び図12(c)に示すように傾動板11傾動させ、袋積込用支持台20を傾倒させて袋積込用支持台20上の袋Wを塵芥投入箱3内に投入する。傾動板11の傾動に伴って相対変位する傾動板11の下端と側枠15の下端とに従ってロードセル40によって塵芥の重量を計量し、その計量した荷重計量信号を計量データとして制御装置47に入力する。
【0053】
制御装置47は、これら可動識別装置43からの塵芥排出者名識別データ及びロードセル40からの計量データに従って塵芥投入箱3に投入された塵芥の排出者名、及び塵芥の重量等を算出してプリンタ48から出力し、かつ必要に応じてこのデータを管理データとして管理事務所等の管理用コンピュータ50に移送する。
【0054】
そして、油圧シリンダ12を収縮させて傾動板11を起立せしめて袋積込用支持台20を図12の(a)に示すよう復帰させる。これらの作業を繰り返すことにより順次を塵芥投入箱3内に投入する。
【0055】
従って、塵芥投入装置10の袋積込用支持台20を揺動部材13上に重畳する不使用位置に揺動範囲規制部30によって保持して固定フック19a及び可動フック19bによってコンテナCを係止固定して揺動部材13を傾倒することによってコンテナC内の塵芥を塵芥投入箱3内に投入でき、かつ袋積込用支持台20を揺動部材13から起立せしめた使用位置に揺動範囲規制部30によって保持することによって、コンテナCによる以外の塵芥、例えば袋に収容された塵芥W等を塵芥投入箱3内に投入することも可能になり、更に操作レバー34aの回動操作により容易に袋積込用支持台20を使用位置及び不使用位置に切り換えることが可能である。
【0056】
また、固定識別装置41或いは可動識別装置43により読み取られる塵芥排出者名データ及び、ロードセル40等からの塵芥重量計量データ等に基づいて塵芥排出者名、塵芥重量等を算出することにより塵芥収集に関するデータが容易に得られる。
【0057】
上記実施の形態では、可動バー32と連結部材24との間にスプリング33を張設したが、図14に図9と対応する断面図を示すように揺動部材13内にスプリング係止部39を設け、可動バー31と固定金具32とを連結する結合部材との間にスプリング33を弾装することによりスプリング33を揺動枠23内に収容する等上記の実施の形態に限定されることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明した本発明の塵芥収集車の塵芥投入装置によると、袋積込用支持台を揺動部材に重畳する不使用位置に揺動範囲規制部によって保持した状態でコンテナ保持手段によってコンテナを保持することによって揺動部材の傾動によってコンテナ内に収容された塵芥を塵芥投入箱内に投入でき、かつ袋積込用支持台を揺動部材から起立する使用位置に揺動範囲規制部よって保持することによって袋積込用支持台上にコンテナを用いない例えば袋や箱に収容された塵芥、結束物等の塵芥を載置することによって塵芥投入箱内に投入することが可能になる。
【0059】
また、本発明による塵芥収集車の塵芥計量システムによると、ロードセルによって得られた塵芥の重量が計量された計測データ及び識別装置によって読み込まれた識別データから容易に管理データが得られる等本発明特有の効果を有し塵芥収集車による塵芥収集の効率化に貢献するところ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における塵芥収集車の塵芥投入装置及び塵芥計量システムの位置実施の形態の概要説明図である。
【図2】同じく、塵芥収集車に設けられる塵芥投入装置の要部側面図である。
【図3】同じく、基枠を説明する正面図である。
【図4】同じく、図3におけるA−A断面図である。
【図5】同じく、袋積込用支持台の要部説明図である。
【図6】同じく、図3におけるB方向からの要部拡大説明図である。
【図7】同じく、図3におけるD部拡大説明図である。
【図8】同じく、図7におけるE方向からの側面図である。
【図9】同じく、図7におけるFーF断面図である。
【図10】同じく、図7におけるG部の要部拡大図である。
【図11】同じく、塵芥投入装置の作動説明図である。
【図12】同じく、塵芥投入装置の作動説明図である。
【図13】同じく、塵芥計量システムの制御説明図である。
【図14】同じく、他の塵芥投入装置を説明する要部断面図である。
【図15】従来の塵芥収集車の概要説明図である。
【図16】同じく、従来のコンテナ傾倒装置を説明する要部側面図である。
【図17】同じく、従来のコンテナ傾倒装置の作動説明図である。
【符号の説明】
3 塵芥投入箱
10 塵芥投入装置
11 傾動板
12 油圧シリンダ
13 揺動部材
19a 固定フック
19b 可動フック
20 袋積込用支持台
30 揺動範囲規制部
32 固定金具
32a 先端
33 スプリング
34 開閉レバー
35 揺動規制部
36 ガイド部
37 当接部
40 ロードセル
41 固定識別装置
42 塵芥排出者名リスト
43 可動識別装置
47 制御装置
C コンテナ

Claims (6)

  1. 塵芥収集車の塵芥投入箱に設けられて塵芥を上記塵芥投入箱内に投入する塵芥投入装置において、
    上部が塵芥投入箱に対して揺動自在に軸支され、かつ塵芥を収容するコンテナを保持するコンテナ保持手段を具備する揺動部材と、
    塵芥投入箱に対して揺動自在に軸支された上記揺動部材を揺動せしめる傾倒駆動装置と、
    上記揺動部材に端部が揺動自在に軸支された袋積込用支持台と、
    該袋積込用支持台を揺動部材に重畳する不使用位置と揺動部材から起立する使用位置とに選択的に保持する揺動範囲規制部とを有し、
    上記袋積込用支持台を不使用位置に保持した状態で上記コンテナ保持手段によってコンテナを保持すると共に揺動部材の傾動によってコンテナ内の塵芥を塵芥投入箱内に投入し、かつ上記袋積込用支持台を使用位置に保持した状態で揺動部材の傾動によって上記袋積込用支持台上の塵芥を塵芥投入箱内に投入することを特徴とする塵芥収集車の塵芥投入装置。
  2. 上記揺動部材の上部が、塵芥投入箱に上部が揺動自在に軸支された傾動板に揺動自在に軸支され、
    上記傾倒駆動装置が塵芥投入箱と傾動板との間に架設され、
    ロードセルが傾動板と揺動部材との間に配設される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車の塵芥投入装置。
  3. 揺動範囲規制部が、
    上記袋積込用支持台の端部から先端が出没自在に配設される固定金具と、
    該固定金具を袋積込用支持台の端部から先端が突出する方向に付勢するスプリングと、
    回動によってスプリングの付勢力に抗して固定金具の先端を袋積込用支持台の端部から没せしめる開閉レバーと、
    袋積込用支持台の端部と対向配置されて袋積込用支持台の端部から突出する固定金具の先端が当接して袋積込用支持台を使用位置及び不使用位置に保持する揺動規制部と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の塵芥収集車の塵芥投入装置。
  4. 揺動規制部が、
    揺動部材に設けられて袋積込用支持台の揺動中心を中心とする円弧状で下端に袋積込用支持台の端部から突出する固定金具の先端が当接して袋積込用支持台を不使用位置に保持するガイド部と、
    ガイド部の上端から離間して揺動部材に設けられて袋積込用支持台の端部から突出する固定金具の先端が係止して袋積込用支持台を使用位置に保持する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の塵芥収集車の塵芥投入装置。
  5. 塵芥収集車の塵芥投入箱に設けられて塵芥を上記塵芥投入箱内に投入する塵芥投入装置を有し、塵芥投入装置によって投入される塵芥の重量を計量する塵芥収集車の塵芥計量システムにおいて、
    塵芥投入箱に上部が揺動自在に軸支された傾動板に塵芥を収容するコンテナを保持するコンテナ保持部を具備する揺動部材の上部が揺動自在に軸支され、かつ揺動部材に重畳する不使用位置と揺動部材から起立する使用位置とに選択的に保持される袋積込用支持台が揺動部材に設けられ、傾倒駆動装置が塵芥投入箱と傾動板との間に架設されると共に傾動板と揺動部材との間にロードセルが配置されて、上記袋積込用支持台を不使用位置に保持した状態で上記コンテナ保持手段によってコンテナを保持すると共に揺動部材の傾動によってコンテナ内の塵芥を塵芥投入箱内に投入し、かつ上記袋積込用支持台を使用位置に保 持した状態で揺動部材の傾動によって上記袋積込用支持台上の塵芥を塵芥投入箱内に投入する塵芥投入装置と、
    予め定められた識別記号を読み取る識別装置と、
    識別装置によって読み取られた識別データ及びロードセルによって計量された計測データに基づいて管理データを得る制御装置と、
    を有することを特徴とする塵芥収集車の塵芥計量システム。
  6. 上記識別装置が、
    コンテナに付された識別記号を読み取る固定識別装置と、
    リストに付された識別記号を読み取る可動識別装置と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の塵芥収集車の塵芥計量システム。
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