JP4020052B2 - 門扉の固定構造 - Google Patents

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本発明は、門扉の固定構造に関するものである。
従来、一般的な戸建住宅には、敷地の外縁部分に亙って塀や柵などが立設され、敷地外から建物の玄関に至る通路における敷地の外縁部分には門扉が配設されている。そして、この門扉には、通路の両脇に支柱をそれぞれ立設し、この一対の支柱にそれぞれ扉体を内外方向に回動自在に取付けてなる観音開き式の門扉が多用されており、更に言うと、通常時には一方の扉体のみを開閉させて通路の通行を確保し、敷地内に家具等の大きな物体を運び込むなどの非常時には両方の扉体を開閉できるように、どちらか一方の扉体にはフランス落としが付設されている。
一般的なフランス落としは、図9のように、一方の扉体1の召し合わせ部(回動端)の下端部に上下に貫通孔30を貫通させた筒状の収納ホルダ31を装着し、収納ホルダ31に側方から貫通孔30に至る切込32を上下に亙って穿設し、収納ホルダ31の貫通孔30に挿通させた落とし棒33に側方に突出する操作棒34を突設し、収納ホルダ31を付設した扉体1が通路を閉じた状態における貫通孔30の直下位置の通路の部分に上方に開口せる有底筒状の受具35を埋設して構成されており、操作棒34を収納ホルダ31の上縁に引掛けて落とし棒33の下端を宙に浮いた状態に保持させたことで、フランス落としを付設した扉体1が回動可能にされるのであり、また、操作棒34を切込32に通過させつつ落とし棒33を自重で貫通孔30に落下させて落とし棒33の下端を受具35に挿入させたことで、フランス落としを付設した扉体1が回転不能に設置面5に支持されるのである。
なお、この収納ホルダ31は扉体1に別体に取付けられることが多く、この場合、扉体1に装着した収納ホルダ31は扉体1から突出するのであり、門扉の外観に違和感を生じさせて門扉の外観を低下させてしまうものであった。また、門扉の外観の向上を図るため、扉体1の縦枠内に収納ホルダ31を埋設させたものもあったが、この収納ホルダ31の扉体1の縦枠内への取付けは手の届きにくい狭い部分での作業となり、フランス落としの扉体1への取付けに手間がかかるといった製造上の問題があった。(たとえば、特許文献1参照)
また、近年、マンションなどの集合住宅でも、見た目に各部屋の独立性を演出するため、あたかも戸建住宅の玄関前のように各部屋の玄関前に門扉をそれぞれ配設するようなことが行われている。マンションのような集合住宅の建設は建物施工を先に行うものであるから、建物施工にて仕上げられた廊下などの設置面5に対して門扉を配設していくことになる。そして、この門扉にもフランス落としを付設するのであるが、この場合、先に仕上げられた設置面5に孔36を穿孔して上記孔36に受具35を埋設しなければならず、施工が非常に困難であった。更に言うと、集合住宅では生活音などの騒音問題が大変神経質な問題として存在しているから、集合住宅内に設ける門扉にはガタツキを防止したりする騒音防止対策を施すことも同時に望まれている。
特開平5−179856号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、門扉にフランス落としのような固定構造を備えるに際し、門扉の外観を向上できると共にマンションなどの先施工した設置面にも容易に門扉を配設でき、更に騒音防止対策も施すようにした門扉の固定構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る門扉の固定構造は、観音開き状に開閉する一対の扉体1の少なくとも一方の扉体1の召し合わせ部における縦枠内に扉体1の下端から上方に向けて収納部2を穿設し、収納部2の形状に合わせてフランス落としの落とし棒3を形成して扉体1内に完全に収納可能にすると共に収納部2の内面に沿わせてこの落とし棒3を上下に摺動自在に配置し、水平な下面4aを備えたフランス落としの受具4を門扉の設置面5上にボルト6にて設置し、この受具4に上方に開口して底が下面4aよりも上方位置にある嵌合凹所7を形成し、収納部2の下方開口17から自重にて落とし棒3を下方に突出させたとき、落とし棒3の下端が嵌合凹所7に嵌め込まれるようにしている
これによると、扉体1の縦枠内に扉体1の下端から上方に向けて収納部2を穿設し、この収納部2に落とし棒3を上下に摺動自在に配置したので、フランス落としの落とし棒3が門扉の内部に穿設した収納部2に直接挿入される構造となり、門扉の側方に突出するかたちでフランス落としの落とし棒3が配設されずに門扉をすっきりとした良好な外観にできるのであり、また、収納部2の形状に合わせてフランス落としの落とし棒3を形成すると共に収納部2の内面に沿わせてこの収納部2に落とし棒3を上下に摺動自在に配置したので、収納部2での落とし棒3の上下の摺動をスムーズに行うことができるのであり、また、フランス落としの受具4にあっては、落とし棒3の下端が嵌め込まれる嵌合凹所7の底をこの受具4の水平な下面4aよりも上方位置に位置させたので、この受具4を門扉の設置面5上にそのまま載置してボルト6の打入にて設置でき、つまり従来のように受具35を埋設させるための孔36を設置面5に穿孔する必要を無くしているので、マンション等の集合住宅の仕上げられた廊下などの設置面5にも受具4を容易に配設することができ、ひいてはフランス落としのような固定構造を備えた門扉をマンション等の集合住宅の設置面5に容易に配設することができるのである。
また、落とし棒3から上方に延出した平板状の板部8に上下に長く側方に貫通せる長孔9を穿孔し、収納部2に側方開口10を形成すると共にこの側方開口10に対向する収納部2の内面に略水平に上ネジ孔11を穿孔し、収納部2に位置させた落とし棒3の長孔9と上ネジ孔11とを連通させ、上ネジ具12を収納部2の側方開口10から落とし棒3の長孔9に通して扉体1の上ネジ孔11に螺入させて締め付けることで落とし棒3を扉体1に固定可能にしている。これによると、落とし棒3を付設した扉体1を回動可能にすべく落とし棒3を扉体1から自重で落下させない状態で扉体1に完全に固定できるのは勿論、落とし棒3を付設した扉体1を回動不能にすべく落とし棒3を扉体1から自重で落下させて落とし棒3の下端を受具4に支持させた状態でも落とし棒3を扉体1に完全に固定できるのであり、つまり落とし棒3と扉体1とを一体化できて落とし棒3と扉体1との間でガタツキ音が生じるのを防止できるのである。
また、落とし棒3の下端に水平に下ネジ孔13を穿孔してこの下ネジ孔13に下ネジ具14を螺着し、受具4の嵌合凹所7を囲む縦壁16に切欠15を下方に切り込み、嵌合凹所7に落とし棒3の下端を嵌め込んだとき下ネジ具14の軸部14bを切欠15に位置させると共に下ネジ孔13に下ネジ具14を締め付けて下ネジ具14の頭部14aを縦壁16の外面に圧接させることで落とし棒3の下端を受具4に固定可能にしている。これによると、扉体1から落とし棒3を自重にて落下させて受具4の嵌合凹所7に嵌め込んだときには、下ネジ具14によって落とし棒3と受具4とを完全に固定できるのであり、つまり落とし棒3と受具4とを一体化できて落とし棒3と受具4との間でガタツキ音が生じるのを防止できる。また、下ネジ具14を挿通させる切欠15が嵌合凹所7を囲む縦壁16に下方に切り込むように設けられているので、あらかじめ下ネジ孔13に下ネジ具14を螺着させておいた状態の落とし棒3を扉体1から自重で落下させて受具4の嵌合凹所7に嵌め込んだ際にはこの切欠15に上方から下ネジ具14を挿通させることができ、落とし棒3と受具4との固定を簡単に行わせることができる。
本発明は、扉体の縦枠内に扉体の下端から上方に向けて収納部を穿設し、この収納部に落とし棒を上下に摺動自在に配置したので、フランス落としの落とし棒が門扉の内部に穿設した収納部に直接挿入される構造となり、門扉の側方に突出するかたちでフランス落としの落とし棒が配設されずに門扉をすっきりとした良好な外観にできるといった利点を有し、また、収納部の形状に合わせてフランス落としの落とし棒を形成すると共に収納部の内面に沿わせてこの収納部に落とし棒を上下に摺動自在に配置したので、収納部での落とし棒の上下の摺動をスムーズに行うことができるといった利点を有し、また、フランス落としの受具にあっては、落とし棒の下端が嵌め込まれる嵌合凹所の底をこの受具の水平な下面をよりも上方位置に位置させたので、この受具を門扉の設置面上にそのまま載置してボルトの打入にて設置でき、つまり従来のように受具を埋設させるための孔を設置面に穿孔する必要を無くしているので、マンション等の集合住宅の仕上げられた廊下などの設置面にも受具を容易に配設することができ、ひいてはフランス落としのような固定構造を備えた門扉をマンション等の集合住宅の設置面に容易に配設することができるといった利点を有している。更に、上ネジ具にて落とし棒を扉体に固定可能にすると共に下ネジ具にて落とし棒を受具に固定可能にしたので、各部材間でガタツキ音が生じるのを防止できて門扉の消音化に資することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例の門扉は、図2のように、一対の支柱20を左右に間隔をあけて立設し、これら支柱20の対向面にそれぞれ肘壷金具21を介して扉体1を水平回転自在に装着して構成されており、一対の扉体1が観音開き状に開閉するようにされている。この観音開き状の門扉には、一方の扉体1の召し合わせ部にフランス落としのような門扉の固定構造が備えられている。ここで、扉体1の召し合わせ部とは一対の扉体1が互いに近接する側の部位をいう。この固定構造によると、一方の扉体1が門扉の設置面5に対して適宜回動不能に固定可能にされる。通常、一方の扉体1は閉塞状態で上記固定構造によって設置面5に固定されており、回動可能な他方の扉体1によって門扉の開閉が行われる。なお、図中22は、他方の扉体1を開くときに、一対の扉体1を連結するラッチの係合の解除を操作するノブである。
扉体1はアルミ鋳物のような鋳物製であり、鋳造成形にて一体に形成してある。そして、一方の扉体1を鋳造成形するときには、図3のように召し合わせ部の縦枠内にフランス落としの落とし棒3を収納する収納部2が凹設される。この収納部2は、扉体1の下端から上方に向けて縦枠内に凹設された凹溝状の部位であり、扉体1の角部18を間に残すようにして下方開口17と側方開口10とを有している。なお、収納部2の下部域は側方開口10からの溝深さが深い深溝部2aとされ、収納部2の上部域は側方開口10からの溝深さが浅い浅溝部2bとされている。ここで、浅溝部2bの溝深さは、側方開口10と下方開口17との間に残された扉体1の角部18における水平方向の厚み寸法よりも深く形成されている。また、深溝部2aと浅溝部2bとは段部2cを介して連続するのであるが、段部2c近傍の浅溝部2bにおける側方開口10に対向する収納部2の内面には扉体1の縦枠を水平方向に貫通する上ネジ孔11が穿孔されている。
フランス落としの落とし棒3は、図4のように矩形ブロック状の棒材である。具体的に落とし棒3は同形状の2枚の厚手のステンレス製の短尺平板23を皿ネジ24によって積層一体化されたことで形成されている。この落とし棒3の下端部分には水平方向且つ扉体1の回動方向と直交する方向に貫通した下ネジ孔13が穿孔されている。また、この落とし棒3からは上方に平板状の板部8が延出されている。具体的には落とし棒3の表面に薄手のステンレス製の長尺平板25を上記皿ネジ24によって同時に積層一体化し、落とし棒3の上方に突出した長尺平板25の部位が上記板部8を構成している。この板部8には上下に長く水平に板部8を貫通した長孔9が穿設されている。
この落とし棒3は、図6,7のように扉体1の収納部2にその下方開口17に挿通されつつ上下に摺動自在に配置されるのであるが、本例の落とし棒3は板部8も含めた落とし棒3の外形形状が収納部2の内面形状と略同様の形状に形成され、収納部2の内面に沿わせてこの収納部2に落とし棒3を上下に摺動自在に配置してあり、収納部2での落とし棒3の上下の摺動をスムーズに行うことが可能にされている。詳しくは、落とし棒3を収納部2内に上方に向けて摺動させたときには、図6のように、落とし棒3が収納部2の深溝部2aに収納されると共に板部8が収納部2の浅溝部2bに収納され、つまり扉体1内に落とし棒3が完全に収納可能になっている。また、収納部2内にある落とし棒3を自重で落下させたときには、図7のように、落とし棒3が収納部2の下方開口17から下方に突出し、落とし棒3の下端が後述するフランス落としの受具4に支持されるようになっている。ここで、落とし棒3を収納部2に配置した状態では、落とし棒3の上下の摺動にかかわらず、収納部2の上ネジ孔11が収納部2の長孔9を介して収納部2の側方開口10から露出されている。つまり、落とし棒3の上下の摺動にかかわらず常時上ネジ孔11と長孔9とは連通されており、側方開口10から上ネジ具12を長孔9を通して上ネジ孔11に螺入し締め付けることで、適宜の高さ位置で落とし棒3を扉体1に固定できるようにされている。
フランス落としの受具4は、収納部2から自重で落下させた落とし棒3の下端を固定する部材であり、図5のように、水平な下面4aを形成した基台26を有し、この基台26に上下に貫通するように一対のボルト挿通孔27を穿孔すると共に、上方に開口して底が下面4aよりも上方位置にある嵌合凹所7を設けて構成されている。ここで、本例の嵌合凹所7は、落とし棒3の水平断面と略同様の水平断面を有するように形成されている。そして、この受具4は、門扉を設置する設置面5上に据え置いて固定されるものであり、その固定は、設置面5上に基台26を載置した上で、ボルト挿通孔27に挿通させたボルト6を設置面5に打入させたり、あらかじめ設置面5に打設されたアンカーボルトをボルト挿通孔27に挿通させてナットを締結させたりすることで行われる。詳しくは、受具4の設置面5への固定位置は、閉塞状態にある一方の扉体1の召し合わせ部の下方位置における設置面5であり、閉塞状態の一方の扉体1から落とし棒3を自重で落下させたとき落とし棒3の下端が嵌合凹所7に嵌め込まれる位置に設定されている。
また、この受具4の基台26にあって、一方の扉体1の回動方向には設置面5から嵌合凹所7の開口縁にまで傾斜する傾斜面28が形成されており、この傾斜面28によっては、あらかじめ落とし棒3を自重で落下させた状態の一方の扉体1を閉塞すべく回動させたときに、落とし棒3が傾斜面28に沿って登って嵌合凹所7内に嵌め込み可能にされている。つまり、一方の扉体1を閉塞状態にするベく回動させた際に、落とし棒3を自重で落下させるタイミングが一方の扉体1の完全な閉塞状態からずれたとしても、傾斜面28によって落とし棒3を嵌合凹所7に導入することができるのである。また、嵌合凹所7を囲む縦壁16にあって、一方の扉体1の回動方向と直交する方向には切欠15が下方に切り込まれている。ここで、嵌合凹所7を囲む縦壁16とは、嵌合凹所7を穿設した基台26における嵌合凹所7を囲む部位である。図7のように、上記切欠15は嵌合凹所7に落とし棒3の下端が嵌め込まれた際に落とし棒3の下端の下ネジ孔13と連通するのであり、この切欠15を通して下ネジ孔13に下ネジ具14を螺着して締め付け、下ネジ具14の頭部14aを縦壁16外面における切欠15の縁部に圧接させることで、落とし棒3と下ネジ具14の頭部14aとで縦壁16を挟持するようにして落とし棒3と受具4とを完全に固定できるようになっている。なお、嵌合凹所7を囲む縦壁16に下方に切り込まれた切欠15はすなわち上方且つ側方に開口していることから、切欠15には下ネジ具14が側方のみならず上方からも挿入可能にされている。また、この切欠15は、下ネジ具14の軸部14bのみを挿通可能な大きさに形成されている。
上記構成の扉体1の固定構造にあっては、図1のように、扉体1の縦枠内に穿設された収納部2に落とし棒3を配置した構造にされているので、従来のフランス落としのように扉体1の側方に落とし棒3が突出するかたちで配置されたものではなく、門扉の外観をすっきりとした良好な外観にできるといった利点を有している。特に、門扉の外観のなかで目立つ扉体1と落とし棒3とは外観の似た金属材料で製造されているので、外観に統一感がでて門扉の外観が向上している。なお、更なる外観の統一感を期して受具4も扉体1と落とし棒3と同様に金属材料で構成してもよいが、本例の受具4はABSのような樹脂で成形されており、落とし棒3を自重で嵌合凹所7に落下させたときの衝撃音の低減を図っている。
また、収納部2の形状に合わせてフランス落としの落とし棒3を形成すると共に収納部2の内面に沿わせてこの収納部2に落とし棒3を上下に摺動自在に配置してあるので、収納部2での落とし棒3の上下の摺動をスムーズに行わせることが可能にされているといった利点を有している。また、フランス落としの受具4にあっては、落とし棒3の下端が嵌め込まれる嵌合凹所7の底をこの受具4の水平な下面4aよりも上方位置に位置させたので、この受具4を門扉の設置面5上にそのまま載置してボルト6の打入にて設置でき、つまり従来のように受具35を埋設させるための孔36を設置面5に穿孔する必要を無くしているので、図8のようにマンション等の集合住宅の仕上げられた廊下などの設置面5にも受具4を容易に配設することができ、ひいてはフランス落としのような固定構造を備えた門扉をマンション等の集合住宅の設置面5に容易に配設することができるといった利点を有している。
また、上ネジ具12によって落とし棒3と扉体1とを完全に固定できるから、落とし棒3と扉体1とを一体化できて落とし棒3と扉体1との間でガタツキ音が生じるのを防止できるのであり、また、下ネジ具14によって落とし棒3と受具4とを完全に固定できるから、落とし棒3と受具4とを一体化できて落とし棒3と受具4との間でガタツキ音が生じるのを防止できるのであり、すなわちこの固定構造によって門扉に有効な騒音防止が施されるといった利点を有している。なお、この騒音防止の作用効果は、騒音問題が神経質な問題とされるマンションなどの集合住宅に門扉が設置される際に特に有効である。また、受具4にあって、扉体1の回動方向における嵌合凹所7の開口縁には傾斜面28が形成され、この傾斜面28によって嵌合凹所7とずれた位置で落下させた落とし棒3をも嵌合凹所7に導入させ得るようになっているので、使用者は扉体1の位置に注意して落とし棒3を落下させる必要を無くし、使い勝手を向上させているといった利点を有している。
また、受具4の切欠15は下ネジ具14を上方からも挿入可能にしているので、あらかじめ下ネジ孔13に下ネジ具14を螺着させておいた状態の落とし棒3を扉体1から自重で落下させて受具4の嵌合凹所7に嵌め込んだ際には切欠15に上方から下ネジ具14が挿通され、そのまま下ネジ具14を下ネジ孔13に締め付けることで落とし棒3と受具4との固定を行わせることができるのであり、つまり、落とし棒3に下ネジ具14を常時螺着させて下ネジ具14の紛失を無くすることができつつも、落とし棒3と受具4との固定を簡単に行わせることができるといった利点を有しているのである。
本発明の実施の形態の例の門扉の固定構造の斜視図である。 同上の門扉の正面図である。 (a)は同上の扉体の召し合わせ部の部分正面図であり、(b)は(a)の側面図であり、(c)は(b)のA−A線断面図である。 (a)は同上の落とし棒の正面図であり、(b)は(a)の側面図である。 (a)は同上の受具の平面図であり、(b)は(a)のB−B線断面図であり、(c)は(a)の下面図である。 (a)は受具に落とし棒を支持させない状態の扉体の側面断面図であり、(b)は(a)の側面図である。 (a)は受具に落とし棒を支持させた状態の扉体の側面断面図であり、(b)は(a)の側面図である。 同上の門扉をマンションの廊下などの設置面に配設した斜視図である。 従来技術を説明する一般的なフランス落としの斜視図である。
符号の説明
1 扉体
2 収納部
3 落とし棒
4 受具
4a 下面
5 設置面
6 ボルト
7 嵌合凹所
8 板部
9 長孔
10 側方開口
11 上ネジ孔
12 上ネジ具
13 下ネジ孔
14 下ネジ具
15 切欠
16 縦壁
17 下方開口

Claims (1)

  1. 観音開き状に開閉する一対の扉体の少なくとも一方の扉体の召し合わせ部における縦枠内に扉体の下端から上方に向けて収納部を穿設し、収納部の形状に合わせてフランス落としの落とし棒を形成して扉体内に完全に収納可能にすると共に収納部の内面に沿わせてこの落とし棒を上下に摺動自在に配置し、落とし棒から上方に延出した平板状の板部に上下に長く側方に貫通せる長孔を穿孔し、収納部に側方開口を形成すると共にこの側方開口に対向する収納部の内面に略水平にネジ孔を穿孔し、収納部に位置させた落とし棒の長孔とネジ孔とを連通させ、上ネジ具を収納部の側方開口から落とし棒の長孔に通して扉体の上ネジ孔に螺入させて締め付けることで落とし棒を扉体に固定可能にし、水平な下面を備えたフランス落としの受具を門扉の設置面上にボルトにて設置し、この受具に上方に開口して底が下面よりも上方位置にある嵌合凹所を形成し、収納部の下方開口から自重にて落とし棒を下方に突出させたとき、落とし棒の下端が嵌合凹所に嵌め込まれるようにし、落とし棒の下端に水平に下ネジ孔を穿孔してこの下ネジ孔に下ネジ具を螺着し、受具の嵌合凹所を囲む縦壁に切欠を下方に切り込み、嵌合凹所に落とし棒の下端を嵌め込んだとき下ネジ具の軸部を切欠に位置させると共に下ネジ孔に下ネジ具を締め付けて下ネジ具の頭部を縦壁の外面に圧接させることで落とし棒の下端を受具に固定可能にしたことを特徴とする門扉の固定構造。
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