JP4825251B2 - 蝶番の固定構造 - Google Patents

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本発明は、住宅内の部屋又は収納等の開口部を開閉する戸パネルを回動自在に支持する蝶番の固定構造に関する。
従来より、壁に設けられた開口部に戸パネルを開閉自在に取り付ける際、蝶番が用いられているが、この蝶番の枠材側取付片を開口部に設けられた縦枠の枠材へ固定する際には、一般に固定ビスを用いて枠材に直付けしていた(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、枠材が例えばMDF(medium density fiberboard;中質繊維板)のように固定ビスの保持力が弱い材料からなる場合、蝶番の枠材側取付片を枠材に単にビス止めしただけの構造(直付け構造)では、戸パネルの開閉時などに蝶番にかかる力に対して十分な強度で蝶番(より具体的には枠材側取付片)を枠材に固定することができないと云う問題があった。
そこで、かかる問題を解決するため、蝶番Hの枠材側取付片h1を枠材Tに固定する際に、図8及び図9に示すような固定金具1が用いられている。この固定金具1は、円板状の本体1aの中心に、内部に雌ネジ1bが形成されたネジ固定部1cが設けられると共に、本体1aの外周縁に枠材Tの裏面に噛着する複数の爪部1dが設けられており、枠材Tの裏面側に設けられた裏側掘り込み部t1に装着して使用される。
ここで、図8に示す蝶番H並びにその固定構造全体について説明すると、蝶番Hは、開口部に設けられた縦枠の枠材Tに取り付けられる枠材側取付片h1と、戸パネルDに取り付けられた戸パネル側取付片h2とで構成されている。
枠材側取付片h1は、枠材Tに固定される枠材固定部h1aと後述する戸パネル側固定片h2に接続する枠材側接続部h1b(本例の場合、蝶番軸受)とを有しており、枠材固定部h1aの上下両端部にはそれぞれネジ挿通孔2が左右に1カ所づつ穿設されている。そして、この枠材固定部h1aは、枠材Tの表面側に設けられた表側掘り込み部t2に嵌挿されると共に、左右のネジ挿通孔2の一方(戸パネル側取付片h2連結側)には枠材Tに直接固定される固定ビス4が挿通され、他方には上記固定金具1と螺着する枠材側取付片固定用のネジ3が挿通され、これらの固定ビス4やネジ3によって枠材Tに固定される。なお、図8及び図9中の5は枠材Tに取り付けられた戸当たりである。
戸パネル側取付片h2は、戸パネルDの枠材Tへの取付側の側面に固定される戸パネル固定部h2aと戸パネル側接続部h2b(本例の場合、蝶番枢着軸)を有しており、戸パネル固定部h2aの上下両端部にはそれぞれネジ挿通孔6が左右に1カ所ずつ穿設されている。なお、ネジ挿通孔6の穿設箇所及び個数はこれに限定されるものではない。そして、この戸パネル固定部h2aは、戸パネルDの枠材Tへの取付側の側面に設けられた掘り込み部7に嵌挿されると共に、上記ネジ挿通孔6に通した固定ビス8を用いて戸パネルDに固定される。
特開2003−56242号公報
上述のような固定金具1を用いた蝶番Hの固定構造の場合、開閉時に蝶番Hに加わる力の大半は固定金具1に止めつけたネジ3が担持しなければならず、枠材Tに使用する材料によっては、長期間の使用により次第に固定金具1に止めつけたネジ3側が疲弊し、同時に固定ビス4側でも捩じ込み力が次第に減少してネジの緩みを生じる可能性があると云う問題があった。又、枠材固定部h1aの左右のネジ挿通孔2に対応する枠材Tの裏面側の狭い範囲で左右2つの固定金具1を併設した場合、固定金具1同士が干渉して固定金具1の本体1aの表面全体が枠材T裏面に当接する適正な位置に該固定金具1を取り付けるのが困難になり、一方を固定金具1に止めつけたとしても、結局、図8及び9に示すように、他方は従来通りビス固定とせねばならない。
そこで、図10に示すように、2つのネジ固定部(雌ネジ孔)9aを隣接して設けた固定金具9を用いることによってこの問題を解決することができると考え、そのようにした。このようにネジ固定部9aを複数隣接して設けた場合、固定金具9に加わる力は従来の固定金具1のようにネジ1本でなく、複数本であるからこれに耐えるだけの強度が必要となり、固定金具9の本体を厚くしなければならない。
とするとこれに合わせて、固定金具9を嵌挿する裏側掘り込み部t1の深さも深くしなければならない。この裏側掘り込み部t1は、枠材固定部h1aが嵌め込まれる表側掘り込み部t2の上下両端に設けられ枠材固定部h1aのネジ孔形成部h1a1が嵌挿される浅掘部分t2aと、表側掘り込み部t2の中央に設けられ枠材固定部h1aの駆動機構部h1a2が嵌挿される深掘部分t2bとの境界部分に対応した裏面部分に形成されるため、深掘部分t2bと裏側掘り込み部t1とに挟まれた枠材Tの残肉部分Xは非常に薄くなる。
ここで、特に枠材TとしてMDFのように表面から一定の深さの処までは高密度で機械的強度が比較的高いが、内部は低密度で機械的強度が劣るような材料を用いた場合、裏側掘り込み部t1の深さが深くなると枠材Tの低密度で機械的強度が弱い部分(前記残肉部分X)に枠材固定部h1aと固定金具9とが嵌め込まれ、固定金具9に螺着したネジ3により両側から挟み込むようにして取り付けられることになる。
そうすると、戸パネルDを繰り返し開閉することによって蝶番軸受h1bから枠材固定部h1aに繰り返し与えられる力F1,F2が、機械的強度の弱い裏側掘り込み部t1の枠材端部Tα側であって、ネジ3,3に近接している内側の入隅角部C[図10(及び図1)参照]に、該入隅角部Cに嵌まり込んでいる固定金具9の直角に形成された角部9Eによって集中押圧力(換言すれば前記角部9Eから枠材Tの残肉部分Xを引き裂くような力F3)として加わり、次第に当該入隅角部Cに疲労を与え、遂には当該部分Cを起点として枠材Tの残肉部分Xが引き裂き破壊或いは亀裂破壊を起こすようになると云う問題があった。
なお、このような問題は、例えば枠材Tの裏側に壁板を嵌め込むための嵌込溝を設け、該嵌込溝の底部に固定金具1を取り付けた場合も同様に生じ得た。
それ故に、本発明の主たる課題は、枠材の強度が低い部分や、強度が低い材料からなる枠材に取り付けた場合であっても枠材が材破壊を起こすことがなく、枠材に対して高い強度で蝶番を固定することができる蝶番の固定構造を提供することである。
請求項1に記載した発明は、
(a) 上下両端部のそれぞれに複数のネジ挿通孔18が穿設された蝶番Hの枠材側取付片h1を、開口部に取り付けられる縦枠用の枠材Tの表面に形成された表側掘り込み部12に嵌め込み、前記ネジ挿通孔18それぞれに枠材側取付片固定用のネジ16を挿通すると共に、
(b) 前記枠材Tの裏面における前記ネジ挿通孔18に対応する位置に形成された上下一対の裏側掘り込み部14に、コーナー部分が円弧状に曲成された板状の本体10aにおける前記ネジ挿通孔18に対応する表面の位置にネジ固定部20が穿設された固定金具10を嵌め込み、前記固定金具10のネジ固定部20それぞれに前記ネジ挿通孔18に挿通した前記枠材側取付片固定用のネジ16をねじ込んで構成した蝶番Hの固定構造Sにおいて、
(c) 裏側掘り込み部14の枠材端部Tα側であって前記ネジ挿通孔18に近接した内側入隅角部Cに対応する前記固定金具10の円弧状コーナー部分10bに、面取り部26が配置されていることを特徴とする
(d)蝶番Hの固定構造Sである。
本発明の蝶番Hの固定構造Sでは、枠材Tの裏面に形成された裏側掘り込み部14に嵌め込まれる固定金具10の外周、特に裏側掘り込み部14の枠材端部Tα側であってネジ挿通孔18に近接した内側入隅角部Cに対応する前記固定金具10の円弧状コーナー部分10bに、面取り部26が配置されている。このため、戸パネル開閉時等に該固定金具10を介して、枠材Tの裏側掘り込み部14の枠材端部Tα側であってネジ挿通孔18に近接した内側入隅角部Cに与えられる押圧力F4が、前記円弧状コーナー部分10bの面取り部26によって内側入隅角部Cから離間した裏側掘り込み部14に対する固定金具10の接触面全体に分散されて内側入隅角部Cに集中しない。したがって、従来例のように極めて狭い部分(すなわち内側入隅角部C)に応力が集中して枠材Tの残肉部分Xが引き裂き破壊或いは亀裂破壊されるのを防止することができる。
また、本発明における固定金具10の本体10aには、枠材側取付片h1のネジ挿通孔18に挿通されるネジ16の数に対応した複数のネジ固定部20が設けられているので、係る複数のネジ固定部20にネジ16を螺着させることにより、枠材Tと蝶番Hの枠材側取付片h1とを強固に固定することができる。
本発明によれば、枠材の強度が低い部分や、強度が低い材料からなる枠材に取り付けた場合であっても枠材が材破壊を起こすことがなく、枠材に対して高い強度で蝶番を固定することができる蝶番の固定構造を提供することができる。
以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。図1は、本発明の蝶番Hの固定構造Sの要部、すなわち蝶番Hの枠材側取付片h1の固定構造を示す斜視図であり、図2は、図1におけるA−A’線部分断面図である。又、図3は、この蝶番Hの固定構造Sを構成する一実施例の固定金具10を示す斜視図である。なお、蝶番Hの固定構造Sのうち、図1及び2に示す要部以外の部分については、図8及び「背景技術」の欄における図8の説明を援用して本実施例の説明に代える。
図1中、Tは枠材であり、h1は蝶番Hの枠材側取付片であり、10は枠材側取付片h1を枠材Tの表面に固定するための蝶番固定用の固定金具である。
枠材Tは、挽材,合板,木質繊維板(インシュレーションボード[IB],MDF等),木削片板(パーティクルボード,ストランドボード,配向性ストランドボード[OSB]等),集成材,無垢などの木質材料等により形成された断面矩形の長尺部材で、開口部の内側縁に配設されて開口部の縦枠を構成する。なお、本発明で使用する固定金具10は、MDFなどのように固定ビスの保持力が弱い材料に特に有効であるが、他の材料に対しても適用可能である。
この枠材Tの表面側(図1では背面側,形状については図2(必要に応じて図8)を参照)における端部Tα上下の蝶番取り付け位置には、蝶番Hの枠材側取付片h1を埋め込むための表側掘り込み部12が設けられており、枠材Tの裏面側(図1では表面側)には、表側掘り込み部12の深掘部分12aの上下両端に連設された浅掘部分12b(図2(a)参照)から貫通して穿設された複数のネジ挿通孔14a,14a…(ここでは2本)に対応する位置に、後述する固定金具10が埋め込まれる上下一対の裏側掘り込み部14が、前記深掘部分12aと上下の浅掘部分12bをそれぞれ跨ぐように設けられている。従って、裏側掘り込み部14の一部である内側部分は深掘部分12aにかかることになり、この部分が最薄肉の残肉部分Xとなる(図2(a)及び(b)参照)。
また、図1では現れていないが図2のように、枠材Tの表面における幅方向の所定位置には、溝が上下方向へ延びて形成されており、この溝に棒状の戸当たり15が取り付けられている。
枠材側取付片h1は、開口部に戸パネルDを開閉自在に取り付ける際に使用する蝶番Hのうち、枠材T側に固定される部分で、鉄、亜鉛合金、アルミ合金等の金属材料で構成され、枠材Tの表面に設けられた表側掘り込み部12に嵌挿される枠材固定部h1aと、戸パネル側固定片h2に接続する枠材側接続部(蝶番軸受)h1bとを有する。なお、本発明の固定構造Sに用いる蝶番Hの種類については特に限定されるものではなく、平蝶番やピボット蝶番など如何なるものであってもよい。
この枠材固定部h1aの上下両端部には、枠材側取付片固定用のネジ16が挿通され且つその頭部を係止するネジ挿通孔18が、左右(水平方向)に1カ所づつ近接して穿設された薄肉のネジ孔形成部h1a1が形成されており、このネジ孔形成部h1a1に挟まれた枠材固定部h1aの中央部には、枠材固定部h1aに対する蝶番軸受h1bの取付位置を調節するための駆動機構部h1a2が形成されている。つまり、ネジ孔形成部h1a1が表側掘りこみ部12の浅掘部分12bに嵌め込まれ、駆動機構部h1a2が表側掘りこみ部12の深掘部分12aに嵌め込まれるようになっている。なお、ネジ挿通孔18は、枠材側取付片h1(より具体的には枠材固定部h1a)の上下両端部のそれぞれ(すなわち、ネジ孔形成部h1a1)に複数づつ設けられるものであればよく、その穿設箇所及び個数は上記のものに限定されるものではない。
固定金具10は、鉄、亜鉛合金、アルミ合金等の金属材料からなり、コーナー部分が円弧状に曲成された矩形板状の本体10aを有する(図3,4参照)。
この本体10aにおける枠材Tの裏側掘り込み部14の表面に当接する側の表面、すなわち枠材接面側の表面には、該表面から円筒状に突出すると共に、その内部に本体10aを貫通する雌ネジ20aが螺設されたネジ固定部20が一体的に或いは別体で複数形成されている。
ここで、このネジ固定部20は、固定金具10を裏側掘り込み部14に埋め込んだ際に、枠材Tのネジ挿通孔14a(=枠材取付片h1のネジ挿通孔18)と一致する本体10a表面上の位置にこれと同数設けられている。このため、ネジ固定部20の形成箇所及び個数は、図3に示す態様に限定されるものではない。
また、本実施例の固定金具10では、本体10aの表面に、固定金具10を枠材T(より詳しくは裏側掘り込み部14)に仮止めするための仮固定ビス22(図1参照)が挿通され且つこの頭部が係止するビス孔24が穿設されている。
そして、本体10aにおける少なくとも1つのコーナー部分、具体的には、この固定金具10を上下一対の裏側掘り込み部14に嵌め込んだ際に、近接する枠材端部Tα側にて互いに対面するコーナー部分10bに、枠材接面側の角部が面取りされたR形状の面取り部26が形成されている。
次に、本実施例の固定金具10を用いて枠材Tに蝶番Hの枠材側固定片h1を固定する際には、先ず始めに、枠材Tにおける上下一対の裏側掘り込み部14のそれぞれに、ネジ固定部20がネジ挿通孔14aと一致するようにして固定金具10を嵌挿した後、固定金具10の本体10aに設けられたビス孔24に仮固定ビス22を通し、これを枠材Tにねじ込んで、固定金具10を枠材Tに仮固定する。なお、かかる仮固定は、必要に応じて行なわれるものであって、開口部に縦枠として枠材Tを取り付ける施工現場で行ってもよいし、枠材Tを出荷する前に予め枠材製造現場(工場)で行なうようにしてもよい。
続いて、枠材Tの表面に設けられた表側掘り込み部12に蝶番Hの枠材側取付片h1を嵌挿した後、枠材側取付片h1の上下に設けられた一対のネジ挿通孔18及び枠材Tのこれに対応するネジ挿通孔14aに枠材側取付片固定用のネジ16をそれぞれ挿通し、このネジ16を固定金具10のネジ固定部20に設けられた雌ネジ20aにねじ込むことにより枠材Tへの枠材側取付片h1の固定が完了する。
以上のようにして構成された本実施例の蝶番Hの固定構造Sでは、枠材Tの裏面に形成された裏側掘り込み部14に嵌め込まれる固定金具10の外周、特に裏側掘り込み部14の枠材端部Tα側であってネジ挿通孔18に近接した内側入隅角部Cに対応する前記固定金具10の円弧状コーナー部分10bに、面取り部26が配置されている。このため、戸パネル開閉時等に該固定金具10を介して、枠材Tの裏側掘り込み部14の枠材端部Tα側であってネジ挿通孔18に近接した内側入隅角部Cに与えられる押圧力F4が、前記円弧状コーナー部分10bの面取り部26によって内側入隅角部Cから離間した裏側掘り込み部14に対する固定金具10の接触面全体に分散されて内側入隅角部Cに集中しない(図2(c)参照)。したがって、従来例のように極めて狭い部分(すなわち内側入隅角部C)に応力が集中して枠材Tの残肉部分Xが引き裂き破壊されるのを防止することができる。
また、本発明における固定金具10の本体10aには、枠材側取付片h1のネジ挿通孔18に挿通されるネジ16の数に対応した複数のネジ固定部20が設けられているので、係る複数のネジ固定部20にネジ16を螺着させることにより、枠材Tと蝶番Hの枠材側取付片h1とを強固に固定することができる。
なお、上述の実施例では、枠材Tの裏面側に裏側掘り込み部14以外に何ら造作が行なわれていない場合を示したが、本発明の蝶番Hの固定構造は、図5に示すように、枠材Tの裏面側に壁板挿入用の凹条溝28が形成された場合にも適用可能である。但し、この場合、裏側掘り込み部14に嵌挿した固定金具10と凹条溝28に嵌挿した壁板とが干渉しないように裏側掘り込み溝14を掘設する必要がある。
また、上述の実施例では、固定部材10の本体10aとして、コーナー部分が円弧状に曲成された矩形板状のものを使用する場合を示したが、図6に示すように、円板状の本体10aを用いるようにしてもよい。この場合、本体10aの外縁における少なくとも4分の1円弧部分に(枠材接面側の角部が面取りされた)面取り部26を形成すると共に、図7に示すように、上下一対設けられた裏側掘り込み部14に固定金具10を埋め込んだ際に、固定金具10を介して枠材Tに与えられる応力の集中する部分(即ち、裏側掘り込み部14の枠材端部Tα側であって、ネジ挿通孔18に近接した内側入隅角部C)に面取り部26が配置されるようにする必要がある。
さらに、上述の例では、固定金具10における本体10aの一部に面取り部26を形成する場合を示したが、本体10a外縁の枠材接面側の角部全体に面取り部26を形成するようにしてもよい。
本発明における一実施例の蝶番の固定構造の要部を示す分解斜視図である。 (a)は図1におけるA−A’線部分断面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は前記要部における応力の状態を示す説明図である。 本発明の一実施例の固定金具を示す斜視図である。 本発明の一実施例の固定金具を示す(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)右側面図である。 本発明における他の実施例(壁材嵌挿用の凹条溝あり)の蝶番の固定構造の要部を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施例の固定金具を示す斜視図である。 本発明における他の実施例(円板状の固定金具)の蝶番の固定構造の要部を示す分解斜視図である。 従来の蝶番の固定構造を示す分解斜視図である。 図8におけるA−A’線部分断面図である。 (a)は従来の蝶番の固定構造の改良例を示す水平方向部分断面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は前記要部における応力の状態を示す説明図である。
符号の説明
10…固定金具
12…表側掘り込み部
14…裏側掘り込み部
14a…ネジ挿通孔
16…(枠材側取付片固定用の)ネジ
18…ネジ挿通孔
20…ネジ固定部
20a…雌ネジ
22…仮固定ビス
24…ビス孔
26…面取り部
S…蝶番の固定構造
C…(裏側掘り込み部の)内側入隅角部
T…枠材
Tα…(枠材の)端部
H…蝶番
h1…枠材側取付片
h1a…枠材固定部

Claims (1)

  1. 上下両端部のそれぞれに複数のネジ挿通孔が穿設された蝶番の枠材側取付片を、開口部に取り付けられる縦枠用の枠材の表面に形成された表側掘り込み部に嵌め込み、前記ネジ挿通孔それぞれに枠材側取付片固定用のネジを挿通すると共に、
    前記枠材の裏面における前記ネジ挿通孔に対応する位置に形成された上下一対の裏側掘り込み部に、コーナー部分が円弧状に曲成された板状の本体における前記ネジ挿通孔に対応する表面の位置にネジ固定部が穿設された固定金具を嵌め込み、前記固定金具のネジ固定部それぞれに前記ネジ挿通孔に挿通した前記枠材側取付片固定用のネジをねじ込んで構成した蝶番の固定構造において、
    裏側掘り込み部の枠材端部側であって前記ネジ挿通孔に近接した内側入隅角部に対応する前記固定金具の円弧状コーナー部分に、面取り部が配置されていることを特徴とする蝶番の固定構造。


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