JP4019947B2 - 映像信号変換装置および映像信号変換方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力されたフィールド画像をフレーム画像に変換して出力する映像信号変換装置および映像信号変換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル映像信号の分野において、現行のテレビ方式であるNTSC方式の映像信号を通常のテレビだけでなくパーソナルコンピュータ用モニタ画面など走査方式の異なる表示装置でも表示しようとする動きが盛んになっており、入力された映像信号を変換する映像信号変換処理が不可欠となっている。特に、インターレース走査(飛び越し走査)の映像信号をプログレッシブ走査(ノンインターレース走査、順次走査)対応表示器で表示するためには、フィールド画像を構成するラインとそれら各ライン間を補間する補間ラインとを組み合わせて1枚のフレーム画像を得る必要があり、様々な走査線変換方法が提案されている。
【0003】
このような走査線変換の方法としては、例えば特開2002−185934号公報(松下電器産業)に記載されたものが知られている。まず、補間する画素の位置に対して垂直方向の上下に位置する画素を用いて、垂直方向補間値を算出する。次に、補間する画素の位置に対して斜め方向に位置する画素の組の中から、差分の絶対値から求められる斜めエッジの角度に基づいて選択された組に対して、斜め方向平均値を算出する。最後に、垂直方向補間値と斜め方向平均値を、斜め方向差分絶対値に応じた比率で混合した混合値を、補間画素値とする。つまり、補間する画素の位置に対して空間的に関連の強い入力映像信号内の画素を用いて補間ラインを作成することにより、走査線変換を行うことができる。
【0004】
また、特開平8−130716号公報(日本ビクター)にあるように、まず、補間する走査線の空間的に上下の走査線から作られる画像内補間信号を作成する。次に、補間する走査線の時間的に前後する画像から作られる画像間補間信号を作成する。最後に、画像内補間信号と画像間補間信号を、画像の状態に応じた比率で適応混合させて補間信号を得る。動きのある画像の場合は画像内補間信号から、動きのない画像の場合は画像間補間信号から補間信号が作られる。つまり、補間する画素の位置に対して時間的に関連の強い入力映像信号内の画素を用いて補間ラインを作成することにより、走査線変換を行うことができる。
【0005】
以上のような方法で、現行のNTSC方式の映像信号を走査方式の異なる表示装置で表示することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−185934号公報 記載頁1[解決手段]
【特許文献2】
特開平8−130716号公報 記載頁1
[構成]
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の走査線変換処理において、補間ラインから構成される補間フィールド画像は、入力されたフィールド画像に比べて高域成分が低減される。
【0008】
また、時間的に連続してみた場合、図16に示すように、出力フレーム画像ごとに補間ラインの位置は1ラインずつ交互にずれることになる。すなわち、連続する出力フレーム画像上の1本のラインに注目すると、高域成分を持つラインと高域成分が低減されたラインとが交互に出力される。この状況が出力フレーム画像上の全ラインで起こるため、結果として画面全体にちらつき(ラインフリッカ)が発生するという問題があった。
【0009】
また、NTSC方式の映像信号を携帯端末等で表示する場合は伝送効率を上げるため、高能率符号化方式であるMPEG(Moving Picture Experts Group)などを用いて映像信号を圧縮符号化して伝送し、携帯端末側では圧縮符号化された映像信号を復号化して表示する。すなわち、入力される映像信号から走査方式を変換処理した画像に対して、さらに高能率符号化処理などの後処理を行うことが考えられる。高能率に圧縮符号化するための1つの方法としては、符号化前の映像信号の高域成分を低減させればよい。しかし、従来の走査線変換処理は、変換後の映像を高画質化することのみを目的としていたため、後の処理で能率よく符号化する場合については考慮されていなかった。
【0010】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、走査線変換時に元のフィールド画像の高域成分を低減することで、ラインフリッカを抑制すると同時に高能率な符号化に適したフレーム画像を得ることができる映像信号変換装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の映像信号変換装置は、入力された奇フィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する装置であって、入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、基準フィールド画像を空間的に配置した第1フレーム画像における無画素ラインの上下に存在する有画素ラインを構成する画素から、無画素ラインの画素を補間した第1補間画素を有画素ラインとする第1補間フィールド画像を作成する第1補間フィールド画像作成手段、第1補間フィールド画像を空間的に配置した第2フレーム画像における無画素ラインの上下に存在する有画素ラインを構成する画素から、前記無画素ラインの画素を補間した第2補間画素を有画素ラインとする第2補間フィールド画像を作成する第2補間フィールド画像作成手段と、基準フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素と第2補間フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記第2補間画素とを混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を作成する混合フィールド画像作成手段、混合フィールド画像と第1補間フィールド画像とからフレーム画像を作成するフレーム画像作成手段とを備える構成を有している。
【0012】
この構成によって、走査線変換時に元のフィールド画像の高域成分を低減することで、ラインフリッカを抑制すると同時に高能率な符号化に適したフレーム画像を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の映像信号変換装置は、入力された奇フィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する装置であって、入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、前記基準フィールド画像を空間的に配置した第1フレーム画像における無画素ラインの上下に存在する有画素ラインを構成する画素から、前記無画素ラインの画素を補間した第1補間画素を有画素ラインとする第1補間フィールド画像を作成する第1補間フィールド画像作成手段と、前記第1補間フィールド画像を空間的に配置した第2フレーム画像における無画素ラインの上下に存在する有画素ラインを構成する画素から、前記無画素ラインの画素を補間した第2補間画素を有画素ラインとする第2補間フィールド画像を作成する第2補間フィールド画像作成手段と、前記基準フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素と前記第2補間フィールド画像の前記有 画素ラインを構成する前記第2補間画素を混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を作成する混合フィールド画像作成手段と、前記混合フィールド画像と前記第1補間フィールド画像とから前記フレーム画像に変換するフレーム画像作成手段とを備えており、この構成によって、走査線変換時に元のフィールド画像の高域成分を低減することで、ラインフリッカを抑制すると同時に高能率な符号化に適したフレーム画像を得ることができるという作用を有する。
【0014】
また、本発明の映像信号変換装置は、入力された奇フィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する装置であって、入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、前記基準フィールド画像を空間的に配置したフレーム画像における無画素ラインの画素を、前記基準フィールド画像に対して時間的に前後にある{2(n−1)+1}フィールド分(nは1以上の整数)の参照基準フィールド画像を空間的に配置した複数の参照基準フレーム画像における有画素ラインの画素から前記無画素ラインの画素を補間した第1補間画素を有画素ラインとする第1補間フィールド画像を作成する第1補間フィールド画像作成手段と、前記第1補間フィールド画像を空間的に配置した第1補間フレーム画像における無画素ラインの画素を、前記第1補間フィールド画像に対して時間的に前後にある{2(m−1)+1}フィールド分(mは1以上の整数)の参照第1補間フィールド画像を空間的に配置した複数の参照第1補間フレーム画像における有画素ラインの画素から前記第1補間フレーム画像における無画素ラインの画素を補間した第2補間画素を有画素ラインとする第2補間フィールド画像を作成する第2補間フィールド画像作成手段と、前記基準フィールド画像の有画素ラインを構成する画素と前記第2補間フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記第2補間画素を混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を作成する混合フィールド画像作成手段と、前記混合フィールド画像と前記第1補間フィールド画像の画素とから前記フレーム画像に変換するフレーム画像作成手段とを備える構成であり、この構成と動作によって、上述の構成における作用に加えて、動きのある画像と動きのない画像に応じて高域成分を削減することができるという作用を有する。
【0015】
なお、上記何れかに記載の映像信号変換装置における第1補間フィールド画像作成手段と第2補間フィールド画像作成手段が、同一処理内容で実現される構成を採用すると、上述の何れかに記載した作用に加えて、処理の一部をパイプライン化することができるため、処理に必要なデータを保持するメモリを削減することができるという作用を有する。
【0016】
また、本発明の映像信号変換装置は、入力された奇フィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する装置であって、入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、前記基準フィールド画像を空間的に配置した第1フレーム画像における有画素ラインを構成する画素から、無画素ラインの画素を補間した第1補間フィールド画像を作成すると共に、更新情報を付与する補間フィールド作成手段と、前記補間フィールド画像作成手段が出力に付与された前記更新情報を検知し、当該補間フィールド画像作成手段で当該第1補間フィールド画像を空間的に配置した第2フレーム画像における有画素ラインを構成する画素から無画素ラインの画素を補間した第2補間フィールド画像を作成するか、前記基準フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素と前記第2補間フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素とを混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を混合フィールド画像作成手段で作成するかを判定する作成画像判定手段と、前記混合フィールド画像と前記第1補間フィールド画像とから前記フレーム画像に変換するフレーム画像作成手段とを備えるものであり、この構成によって、上述の何れかに記載の映像信号変換装置における作用に加えて、補間フィールド画像を作成する回路規模を削減することができるという作用を有する。
【0017】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における映像信号変換装置の構成を示すブロック図である。図1に示す映像信号変換装置は、第1補間フィールド画像作成手段101と、第2補間フィールド画像作成手段102と、混合フィールド画像作成手段103と、フレーム画像作成手段104とを備えている。
【0019】
図9は本発明の実施の形態1の第1補間フィールド画像作成手段101での手順を示すフローチャートである。
【0020】
また、図10は本発明の実施の形態1の第2補間フィールド画像作成手段102での手順を示すフローチャートである。
【0021】
以上のように構成された映像信号変換装置について、以下、その動作を説明する。
【0022】
映像信号変換装置の第1補間フィールド画像作成手段101に、NTSC方式(走査線数525本/毎秒60フィールド、インターレース走査)の映像信号が入力される。図9を用いて、映像信号変換装置の第1補間フィールド画像作成手段101における動作のアルゴリズムを説明する。まず、S901で、1フィールド分(水平720画素×垂直240ライン)の映像信号を入力する。このフィールド画像を、基準フィールド画像と呼ぶこととする。この基準フィールド画像を構成するラインは、実際の出力画像として見た場合、図2に示すように、1ラインおきに配置される。この出力画像内で、ラインが配置される部分を有画素ライン、配置されない部分を無画素ラインと呼ぶこととする。この無画素ライン上に補間画素を補うことで、出力画像内すべてのラインにデータを有するフレーム画像を作成する。次に、S902で、この無画素ライン上に補う補間画素を生成する。この例では図3に示すように、補間画素を作成する位置の上下にある有画素ラインの画素成分の平均値で作成するものとする。この補間されてできたラインから構成されるフィールド画像を、第1補間フィールド画像と呼ぶ。この第1補間フィールド画像を、S903で出力する。
【0023】
第1補間フィールド画像作成手段101から出力された第1補間フィールド画像は、第2補間フィールド画像作成手段102に入力される。図10を用いて、映像信号変換装置の第2補間フィールド画像作成手段102における動作のアルゴリズムを説明する。まず、S1001で、1フィールド分の第1補間フィールド画像を入力する。この第1補間フィールド画像を構成するラインは、実際の出力画像として見た場合、図4に示すように、1ラインおきに配置される。次にS1002で、この第1補間フィールド画像の無画素ライン上に補う補間画素を生成する。この例では図5に示すように、補間画素を作成する位置の近傍にある有画素ラインの画素成分の組で差の絶対値が最小となる組の画素値の平均値で作成するものとする。この補間されてできたラインから構成されるフィールド画像を、第2補間フィールド画像と呼ぶ。この第2補間フィールド画像を、S1003で出力する。
【0024】
第2補間フィールド画像作成手段102から出力された第2補間フィールド画像は、基準フィールドとともに、混合フィールド画像作成手段103に入力される。この例では図6に示すように、図6(a)の基準フィールド画像と図6(b)の第2補間フィールド画像の同位置にある画素成分の平均値を用いて図6(c)の混合フィールド画像を作成し出力する。
【0025】
混合フィールド画像作成手段103から出力された混合フィールド画像は、補間フィールド画像とともにフレーム画像作成手段104に入力される。この例では図7に示すように、図7(a)の混合フィールド画像と図7(b)の補間フィールド画像内のラインをフレーム画像内で交互に配置することで、すべてのラインのデータを持ち、かつ、すべてのラインが補間画素によって構成された図7(c)のフレーム画像を作成し出力する。このフレーム画像は、画像サイズが水平720画素×垂直480ラインの映像信号となる。
【0026】
以上の処理を、時間的に連続した基準フィールド画像に対して行うことにより、毎秒60フレームのプログレッシブ走査方式の映像信号を出力することができる。
【0027】
以上のように本実施の形態によれば、入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、この基準フィールド画像を用いて第1補間フィールド画像を作成する第1補間フィールド画像作成手段と、第1補間フィールド画像を用いて第2補間フィールド画像を作成する第2補間フィールド画像作成手段と、基準フィールド画像と第2補間フィールド画像の画素成分を混合させて混合フィールド画像を作成する混合フィールド画像作成手段と、混合フィールド画像と第1補間フィールド画像の画素成分を併せてフレーム画像を作成するフレーム画像作成手段とを設けることにより、走査線変換時に元のフィールド画像の高域成分を低減することで、ラインフリッカを抑制すると同時に高能率な符号化に適したフレーム画像を得ることができる。
【0028】
なお、以上の説明では、入力信号をカラーテレビ放送の方式であるNTSC方式(走査線数525本/毎秒60フィールド、インターレース走査)、1フィールド分の画像サイズが水平720画素×垂直240ラインである映像信号としたが、インターレース走査方式の信号であれば走査線数やフィールド数、画像サイズは任意のものでよい。
【0029】
また、第1補間フィールド画像作成手段101で作成される第1補間フィールド画像の画素値は、補間画素を作成する位置の上下にある有画素ラインの画素成分の平均値としたが、補間画素を作成する位置の近傍にある有画素ラインの画素成分の組で差の絶対値が最小となる組の画素値の平均値としたり、従来のインターレース・プログレッシブ変換装置や方法を用いて作成したりするなど、同様の効果が得られるものであれば他の方法であってもかまわない。
【0030】
また、第2補間フィールド画像作成手段102で作成される第2補間フィールド画像の画素値は、補間画素を作成する位置の近傍にある有画素ラインの画素成分の組で差の絶対値が最小となる組の画素値の平均値としたが、補間画素を作成する位置の上下にある有画素ラインの画素成分の平均値としたり、従来のインターレース・プログレッシブ変換装置や方法を用いて作成したりするなど、同様の効果が得られるものであれば他の方法であってもかまわない。
【0031】
また、混合フィールド画像作成手段103で基準フィールドと第2補間フィールドの同位置にある画素成分の混合比を平均値としたが、同位置にある画素に限らず近傍の画素を用いたり、適切な混合比や各近傍画素へのフィルタ係数を与えたりするなど、同様の効果が得られるものであれば他の方法であってもかまわない。
【0032】
また、フレーム画像作成手段104で混合フィールド画像と補間フィールド画像内のラインをフレーム画像内で交互に配置したが、フレーム画像作成手段104に入力されたフィールド画像をそのまま用いずに、適切なフィルタを用いてフレーム画像内の画素値を作成したりするなど、同様の効果が得られるものであれば他の方法であってもかまわない。
【0033】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における映像信号変換装置の構成を示すブロック図は、図1の構成と同様とする。
【0034】
図11は本発明の実施の形態2の第1補間フィールド画像作成手段101における処理を示すフローチャートである。
【0035】
また、図12は本発明の実施の形態2の第2補間フィールド画像作成手段102における処理を示すフローチャートである。
【0036】
前述の実施の形態1と異なるのは、基準フィールド画像を入力して対応する第1補間フィールド画像を出力する第1補間フィールド画像作成手段101において、基準フィールド画像と基準フィールド画像に対して時間的に前後にあるnフィールド分(nは1以上の整数)の参照基準フィールド画像とを入力して第1補間フィールド画像を出力するよう動作した点と、第1補間フィールド画像を入力して対応する第2補間フィールド画像を出力する第2補間フィールド画像作成手段102において、第1補間フィールド画像と第1補間フィールド画像に対して時間的に前後にあるmフィールド分(mは1以上の整数)の参照第1補間フィールド画像とを入力して第2補間フィールド画像を出力するよう動作した点である。
【0037】
よって、以上の点について、図11および図12のフローチャートを参照しながらその動作を説明する。
【0038】
映像信号変換装置の第1補間フィールド画像作成手段101に、実施の形態1と同様にNTSC方式の映像信号が入力される。図11を用いて、映像信号変換装置の第1補間フィールド画像作成手段101における動作のアルゴリズムを説明する。まず、S1101とS1102で、第1補間フィールド画像の作成対象となるフィールド画像を基準フィールド画像としたとき、この基準フィールド画像と、基準フィールド画像に対して時間的に前後にある参照基準フィールド画像を、この例では連続した指定枚数3フィールド分となるまで入力する。入力された基準フィールド画像と参照基準フィールド画像を構成する有画素ラインと無画素ラインの位置関係は、図14のように空間的にも時間的にも交互になっている。次に、S1103で、基準フィールド画像の無画素ライン上に補う補間画素を生成する。この例では図14に示すように、補間画素を作成する位置の上下にある有画素ラインの画素成分の組と、作成する補間画素と同位置にある前後参照基準フィールド画像の有画素ラインの画素成分の組とのうち、差の絶対値が最小となる組の画素値の平均値で作成するものとする。この補間されてできたラインから構成される第1補間フィールド画像を、S1104で出力する。
【0039】
第1補間フィールド画像作成手段101から出力された第1補間フィールド画像は、第2補間フィールド画像作成手段102に入力される。図12を用いて、映像信号変換装置の第2補間フィールド画像作成手段102における動作のアルゴリズムを説明する。まず、S1201とS1202で、第2補間フィールド画像の作成対象となる第1補間フィールド画像を基準第1補間フィールド画像としたとき、この基準第1補間フィールド画像と、基準第1補間フィールド画像に対して時間的に前後にある参照第1補間フィールド画像を、この例では連続した指定枚数3フィールド分となるまで入力する。入力された基準第1補間フィールド画像と参照第1補間フィールド画像を構成する有画素ラインと無画素ラインの位置関係は、図15のように空間的にも時間的にも交互になっている。次に、S1203で、基準フィールド画像の無画素ライン上に補う補間画素を生成する。この例では図15に示すように、補間画素を作成する位置の上下近傍にある有画素ラインの画素成分の組と、作成する補間画素と同位置にある前後参照基準フィールド画像の有画素ラインの画素成分の組とを用いて平均値を算出し、これらの各画素成分と算出した平均値との差の絶対値が最小となる画素値を選択して作成するものとする。この補間されてできたラインから構成される第2補間フィールド画像を、S1204で出力する。
【0040】
以降の動作は、実施の形態1と同様とする。
【0041】
以上のように本実施の形態によれば、入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、基準フィールド画像と基準フィールド画像に対して時間的に前後にあるnフィールド分(nは1以上の整数)の参照基準フィールド画像とを用いて第1補間フィールド画像を作成する第1補間フィールド画像作成手段と、第1補間フィールド画像と第1補間フィールド画像に対して時間的に前後にあるmフィールド分(mは1以上の整数)の参照第1補間フィールド画像とを用いて第2補間フィールド画像を作成する第2補間フィールド画像作成手段と、基準フィールド画像と第2補間フィールド画像の画素成分を混合させて混合フィールド画像を作成する混合フィールド画像作成手段と、混合フィールド画像と第1補間フィールド画像の画素成分を併せてフレーム画像を作成するフレーム画像作成手段とを設けることにより、実施の形態1における効果に加えて、動きのある画像と動きのない画像に応じて高域成分を削減することができる。
【0042】
なお、第1補間フィールド画像作成手段101および第2補間フィールド画像作成手段102に入力するフィールド画像を、連続した指定枚数3フィールド分としたが、連続せずともよく、また、任意の枚数を用いてもよい。
【0043】
また、第1補間フィールド画像作成手段101で作成される第1補間フィールド画像の画素値は、補間画素を作成する位置の上下にある有画素ラインの画素成分の組と、作成する補間画素と同位置にある前後参照基準フィールド画像の有画素ラインの画素成分の組とのうち、差の絶対値が最小となる組の画素値の平均値で作成したが、補間画素を作成する位置の上下近傍にある有画素ラインの画素成分の組と、作成する補間画素と同位置にある前後参照基準フィールド画像の有画素ラインの画素成分の組とを用いて平均値を算出し、これらの各画素成分と算出した平均値との差の絶対値が最小となる画素値を選択して作成するなど、同様の効果が得られるものであれば他の方法であってもかまわない。
【0044】
また、第2補間フィールド画像作成手段102で作成される第2補間フィールド画像の画素値は、補間画素を作成する位置の上下近傍にある有画素ラインの画素成分の組と、作成する補間画素と同位置にある前後参照基準フィールド画像の有画素ラインの画素成分の組とを用いて平均値を算出し、これらの各画素成分と算出した平均値との差の絶対値が最小となる画素値を選択して作成したが、補間画素を作成する位置の上下にある有画素ラインの画素成分の組と、作成する補間画素と同位置にある前後参照基準フィールド画像の有画素ラインの画素成分の組とのうち、差の絶対値が最小となる組の画素値の平均値で作成するなど、同様の効果が得られるものであれば他の方法であってもかまわない。
【0045】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における映像信号変換装置の構成を示すブロック図は、図1の構成と同様とする。
【0046】
本発明の実施の形態3の第1補間フィールド画像作成手段101および第2補間フィールド画像作成手段102における処理を示すフローチャートは、図9と同様とする。
【0047】
また、図8(a)は本発明の実施の形態1の第1補間フィールド画像作成手段101および第2補間フィールド画像作成手段102における処理時間を示すタイムチャートである。図8(b)は本発明の実施の形態3の第1補間フィールド画像作成手段101および第2補間フィールド画像作成手段102における処理時間を示すタイムチャートである。
【0048】
前述の実施の形態1および実施の形態2と異なるのは、基準フィールド画像を入力して対応する第1補間フィールド画像を出力する第1補間フィールド画像作成手段101と、第1補間フィールド画像を入力して対応する第2補間フィールド画像を出力する第2補間フィールド画像作成手段102とを、同様の処理となるようにした点である。
【0049】
よって、以上の点について、図9のフローチャートと図8のタイムチャートを参照しながらその動作を説明する。
【0050】
映像信号変換装置の第1補間フィールド画像作成手段101に、実施の形態1と同様にNTSC方式の映像信号が入力される。図9を用いて、映像信号変換装置の第1補間フィールド画像作成手段101における動作のアルゴリズムを説明する。まず、S901で、第1補間フィールド画像の作成対象となるフィールド画像を基準フィールド画像としたとき、この基準フィールド画像1フィールド分の映像信号を入力する。次に、S902で、基準フィールド画像の無画素ライン上に補う補間画素を、この例では図3に示すように、補間画素を作成する位置の上下にある有画素ラインの画素成分の平均値で作成する。この補間されてできたラインから構成される第1補間フィールド画像を、S903で出力する。
【0051】
第1補間フィールド画像作成手段101から出力された第1補間フィールド画像は、第2補間フィールド画像作成手段102に入力される。第2補間フィールド画像作成手段102の動作も、前記第1補間フィールド画像作成手段101と同様とする。
【0052】
以降の動作は、実施の形態1と同様とする。
【0053】
ここで、図8のタイムチャートを用いて、本発明の実施の形態1と実施の形態3における、第1補間フィールド画像作成手段101および第2補間フィールド画像作成手段102の処理の違いについて説明する。チャート内の数字は処理中のフィールド番号を示している。本発明の実施の形態1では、図8(a)に示すように、第1補間フィールド画像作成手段101の第1補間フィールド画像作成工程と、第2補間フィールド画像作成手段102の第2補間フィールド画像作成工程とで、1フィールド分の補間画素を作成する処理時間が異なる。このため、第2補間フィールド画像作成工程が完了していないところで次の処理すべきフィールド画像が送られてきた場合、現在の処理が完了するまで送られてきたフィールド画像をメモリに保持しておく必要がある。
【0054】
これに対して、本発明の実施の形態3では、図8(b)に示すように、第1補間フィールド画像作成手段101の第1補間フィールド画像作成工程と、第2補間フィールド画像作成手段102の第2補間フィールド画像作成工程とで、1フィールド分の補間画素を作成する処理時間が等しくなっている。そのため、送られてきたフィールド画像をメモリに保持しておく必要がなく、パイプライン化で処理することができる。
【0055】
以上のように本実施の形態によれば、実施の形態1または2と同様の構成を備え、第1補間フィールド画像作成手段と第2補間フィールド画像作成手段を、同一処理内容で実現することにより、実施の形態1または2における効果に加えて、処理の一部をパイプライン化することができるため、処理に必要なデータを保持するメモリを削減することができる。
【0056】
なお、第1補間フィールド画像作成手段101および第2補間フィールド画像作成手段102に入力するフィールド画像を、実施の形態1と同様の1フィールド分としたが、実施の形態2で示したように複数フィールドを用いてもよい。
【0057】
また、第1補間フィールド画像作成手段101および第2補間フィールド画像作成手段102で作成される第1補間フィールド画像の画素値は、補間画素を作成する位置の上下にある有画素ラインの画素成分の平均値としたが、補間画素を作成する位置の近傍にある有画素ラインの画素成分の組で差の絶対値が最小となる組の画素値の平均値としたり、従来のインターレース・プログレッシブ変換装置や方法を用いて作成したりするなど、同様の効果が得られるものであれば他の方法であってもかまわない。
【0058】
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4における映像信号変換装置の構成を示すブロック図である。図13に示す映像信号変換装置は、補間フィールド画像作成手段1301と、作成画像判定手段1302と、混合フィールド画像作成手段1303と、フレーム画像作成手段1304とを備えている。
【0059】
本発明の実施の形態4の補間フィールド画像作成手段1302での手順を示すフローチャートは、図9と同様とする。
【0060】
前述の実施の形態1および実施の形態2および実施の形態3と異なるのは、基準フィールド画像を入力して対応する第1補間フィールド画像を出力する手段と、第1補間フィールド画像を入力して対応する第2補間フィールド画像を出力する手段とを、同一の補間フィールド画像作成手段1301とし、作成画像判定手段1302を備えた点である。
【0061】
以上のように構成された映像信号変換装置について、以下、その動作を説明する。
【0062】
映像信号変換装置の補間フィールド画像作成手段1301に、実施の形態1と同様にNTSC方式の映像信号が入力される。図9を用いて、映像信号変換装置の補間フィールド画像作成手段1301における動作のアルゴリズムを説明する。まず、S901で、第1補間フィールド画像の作成対象となるフィールド画像を基準フィールド画像としたとき、この基準フィールド画像1フィールド分の映像信号を入力する。次に、S902で、基準フィールド画像の無画素ライン上に補う補間画素を、この例では図3に示すように、補間画素を作成する位置の上下にある有画素ラインの画素成分の平均値で作成する。この補間されてできたラインから構成される第1補間フィールド画像を、S903で出力する。
【0063】
補間フィールド画像作成手段1301から出力された第1補間フィールド画像は、作成画像判定手段1302内にあるフラグを立てて、再び補間フィールド画像作成手段1301に入力される。
【0064】
補間フィールド画像作成手段1301から出力された第2補間フィールド画像は、次に、作成画像判定手段1302内にあるフラグが立っていることを確認して混合フィールド画像作成手段1303に送られ、フラグを下ろす。
【0065】
以降の動作は、実施の形態1と同様とする。
【0066】
以上のように本実施の形態によれば、任意のフィールド画像を入力して対応する補間フィールド画像を出力する補間フィールド画像作成手段と、補間フィールド画像作成手段の処理回数により補間フィールド画像の出力先を判定する作成画像判定手段と、同じ位相を持つ2枚のフィールド画像の画素成分を混合させて同じ位相を持つ1枚の混合フィールド画像を出力する混合フィールド画像作成手段と、異なる位相を持つ2枚のフィールド画像の画素成分を併せて1枚のフレーム画像を出力するフレーム画像作成手段とを設け、入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、基準フィールド画像を用いて補間フィールド画像作成手段で第1補間フィールド画像を作成し、作成画像判定手段で前記第1補間フィールド画像を再び補間フィールド画像作成手段とフレーム画像作成手段に入力し、第1補間フィールド画像を用いて補間フィールド画像作成手段で第2補間フィールド画像を作成し、作成画像判定手段で前記第2補間フィールド画像を前記混合フィールド画像作成手段に入力し、基準フィールド画像と第2補間フィールド画像の画素成分を混合フィールド画像作成手段で混合させて混合フィールド画像を作成し、混合フィールド画像と第1補間フィールド画像の画素成分をフレーム画像作成手段で併せてフレーム画像を作成することにより、実施の形態1または実施の形態2または実施の形態3における効果に加えて、補間フィールド画像を作成する回路規模を削減することができる。
【0067】
なお、作成画像判定手段1302では、処理回数を示すためにフラグを用いたが、処理回数を示すカウンタを用いるなど、同様の効果が得られるものであれば他の方法であってもかまわない。
【0068】
【発明の効果】
以上のように本発明は、走査線変換時に元のフィールド画像の高域成分を低減することで、ラインフリッカを抑制すると同時に高能率な符号化に適したフレーム画像を得ることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1および実施の形態2および実施の形態3における映像信号変換装置の構成を示すブロック図
【図2】 本発明の実施の形態1における基準フィールド画像を構成するラインを出力画像に配置して示した説明図
【図3】 本発明の実施の形態1における第1補間フィールド画像作成手段101で無画素ライン上に補う補間画素を作成する際に用いる画素の位置を示す説明図
【図4】 本発明の実施の形態1における第1補間フィールド画像を構成するラインを出力画像に配置して示した説明図
【図5】 本発明の実施の形態1における第2補間フィールド画像作成手段102で無画素ライン上に補う補間画素を作成する際に用いる画素の位置を示す説明図
【図6】 本発明の実施の形態1における混合フィールド画像作成手段103で基準フィールド画像と第2補間フィールド画像と混合フィールド画像において対応する画素の位置を示す説明図
【図7】 本発明の実施の形態1におけるフレーム画像作成手段104で混合フィールド画像と第1補間フィールド画像とフレーム画像において対応する画素の位置を示す説明図
【図8】 本発明の実施の形態1および実施の形態3における第1補間フィールド画像作成手段101および第2補間フィールド画像作成手段102の処理時間を示すタイムチャート
【図9】 本発明の実施の形態1および実施の形態3および実施の形態4における第1補間フィールド画像作成手段101もしくは第2補間フィールド画像作成手段102での手順を示すフローチャート
【図10】 本発明の実施の形態1における第2補間フィールド画像作成手段102での手順を示すフローチャート
【図11】 本発明の実施の形態2における第1補間フィールド画像作成手段101での手順を示すフローチャート
【図12】 本発明の実施の形態2における第2補間フィールド画像作成手段102での手順を示すフローチャート
【図13】 本発明の実施の形態4における映像信号変換装置の構成を示すブロック図
【図14】 本発明の実施の形態2における入力された基準フィールド画像と参照基準フィールド画像を構成する有画素ラインと無画素ラインの位置関係と補間に用いる画素の位置を示す説明図
【図15】 本発明の実施の形態2における入力された基準第1補間フィールド画像と参照第1補間フィールド画像を構成する有画素ラインと無画素ラインの位置関係と補間に用いる画素の位置を示す説明図
【図16】 本発明が解決しようとする課題における時間的に連続したフレーム画像ごとの補間ラインの位置を示す説明図
【符号の説明】
101 第1補間フィールド画像作成手段
102 第2補間フィールド画像作成手段
103 混合フィールド画像作成手段
104 フレーム画像作成手段
1301 補間フィールド画像作成手段
1302 作成画像判定手段
1303 混合フィールド画像作成手段
1304 フレーム画像作成手段

Claims (6)

  1. 入力されたフィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する装置であって、
    入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、前記基準フィールド画像を空間的に配置した第1フレーム画像における無画素ラインの上下に存在する有画素ラインを構成する画素から、前記無画素ラインの画素を補間した第1補間画素を有画素ラインとする第1補間フィールド画像を作成する第1補間フィールド画像作成手段と、
    前記第1補間フィールド画像を空間的に配置した第2フレーム画像における無画素ラインの上下に存在する有画素ラインを構成する画素から、前記無画素ラインの画素を補間した第2補間画素を有画素ラインとする第2補間フィールド画像を作成する第2補間フィールド画像作成手段と、
    前記基準フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素と前記第2補間フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記第2補間画素を混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を作成する混合フィールド画像作成手段と、
    前記混合フィールド画像と前記第1補間フィールド画像とから前記フレーム画像に変換するフレーム画像作成手段とを備えることを特徴とする映像信号変換装置。
  2. 入力されたフィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する装置であって、
    入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、前記基準フィールド画像を空間的に配置したフレーム画像における無画素ラインの画素を、前記基準フィールド画像に対して時間的に前後にある{2(n−1)+1}フィールド分(nは1以上の整数)の参照基準フィールド画像を空間的に配置した複数の参照基準フレーム画像における有画素ラインの画素から前記無画素ラインの画素を補間した第1補間画素を有画素ラインとする第1補間フィールド画像を作成する第1補間フィールド画像作成手段と、
    前記第1補間フィールド画像を空間的に配置した第1補間フレーム画像における無画素ラインの画素を、前記第1補間フィールド画像に対して時間的に前後にある{2(m−1)+1}フィールド分(mは1以上の整数)の参照第1補間フィールド画像を空間的に配置した複数の参照第1補間フレーム画像における有画素ラインの画素から前記第1補間フレーム画像における無画素ラインの画素を補間した第2補間画素を有画素ラインとする第2補間フィールド画像を作成する第2補間フィールド画像作成手段と、
    前記基準フィールド画像の有画素ラインを構成する画素と前記第2補間フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記第2補間画素とを混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を作成する混合フィールド画像作成手段と、
    前記混合フィールド画像と前記第1補間フィールド画像の画素とから前記フレーム画像に変換するフレーム画像作成手段とを備えることを特徴とする映像信号変換装置。
  3. 入力されたフィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する装置であって、
    入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、前記基準フィールド画像を空間的に配置した第1フレーム画像における有画素ラインを構成する画素から、無画素ラインの画素を補間した第1補間フィールド画像を作成すると共に、更新情報を付与する補間フィールド作成手段と、
    前記補間フィールド画像作成手段が出力に付与された前記更新情報を検知し、当該補間フィールド画像作成手段で当該第1補間フィールド画像を空間的に配置した第2フレーム画像における有画素ラインを構成する画素から無画素ラインの画素を補間した第2補間フィールド画像を作成するか、前記基準フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素と前記第2補間フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素とを混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を混合フィールド画像作成手段で作成するかを判定する作成画像判定手段と、
    前記混合フィールド画像と前記第1補間フィールド画像とから前記フレーム画像に変換するフレーム画像作成手段とを備えることを特徴とする映像信号変換装置。
  4. 入力されたフィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する方法であって、
    入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、前記基準フィールド画像を空間的に配置した第1フレーム画像における無画素ラインの上下に存在する有画素ラインを構成する画素から、前記無画素ラインの画素を補間した第1補間画素を有画素ラインとする第1補間フィールド画像を作成する第1補間フィールド画像作成ステップと、
    前記第1補間フィールド画像を空間的に配置した第2フレーム画像における無画素ラインの上下に存在する有画素ラインを構成する画素から、前記無画素ラインの画素を補間した第2補間画素を有画素ラインとする第2補間フィールド画像を作成する第2補間フィールド画像作成ステップと、
    前記基準フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素と前記第2補間フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記第2補間画素を混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を作成する混合フィールド画像作成ステップと、
    前記混合フィールド画像と前記第1補間フィールド画像とから前記フレーム画像に変換するフレーム画像作成ステップとを有することを特徴とする映像信号変換方法。
  5. 入力された奇フィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する方法であって、
    入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、前記基準フィールド画像を空間的に配置したフレーム画像における無画素ラインの画素を、前記基準フィールド画像に対して時間的に前後にあるn{2(n−1)+1}フィールド分(nは1以上の整数)の参照基準フィールド画像とを用いてを空間的に配置した複数の参照基準フレーム画像における有画素ラインの画素から前記無画素ラインの画素を補間した第1補間画素を有画素ラインとする第1補間フィールド画像を作成する第1補間フィールド画像作成ステップと、
    前記第1補間フィールド画像を空間的に配置した第1補間フレーム画像における無画素ラインの画素を、前記第1補間フィールド画像に対して時間的に前後にあるm{2(m−1)+1}フィールド分(mは1以上の整数)の参照第1補間フィールド画像を空間的に配置した複数の参照第1補間フレーム画像における有画素ラインの画素から前記第1補間フレーム画像における無画素ラインの画素を補間した第2補間画素を有画素ラインとする第2補間フィールド画像を作成する第2補間フィールド画像作成ステップと、
    前記基準フィールド画像の有画素ラインを構成する画素と前記第2補間フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記第2補間画素とを混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を作成する混合フィールド画像作成ステップと、
    前記混合フィールド画像と前記第1補間フィールド画像の画素とから前記フレーム画像に変換するフレーム画像作成ステップとを有することを特徴とする映像信号変換方法。
  6. 入力された奇フィールド画像または偶フィールド画像の何れかをフレーム画像に変換して出力する方法であって、
    入力された1フィールド分の画像を基準フィールド画像としたとき、前記基準フィールド画像を空間的に配置した第1フレーム画像における有画素ラインを構成する画素から、無画素ラインの画素を補間した第1補間フィールド画像を作成すると共に、更新情報を付与する補間フィールド作成ステップと、
    前記補間フィールド画像作成手段が出力に付与された前記更新情報を検知し、当該補間フィールド画像作成手段で当該第1補間フィールド画像を空間的に配置した第2フレーム画像における有画素ラインを構成する画素から無画素ラインの画素を補間した第2補間フィールド画像を作成するか、前記基準フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素と前記第2補間フィールド画像の前記有画素ラインを構成する前記画素とを混合させた混合補間画素を有画素ラインとする混合フィールド画像を混合フィールド画像作成手段 で作成するかを判定する作成画像判定ステップと、
    前記混合フィールド画像と前記第1補間フィールド画像とから前記フレーム画像に変換するフレーム画像作成ステップとを有することを特徴とする映像信号変換方法。
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