JP4018228B2 - 回転位相制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転位相制御装置に関し、詳しくは、VTR(ビデオテープレコーダ)の駆動に用いられるモータなどの位相制御に使用され、回転基準となる位置信号を検出するために1回転に1周期の信号の発生が可能な位相信号発生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の回転位相制御装置における位相信号発生器の概略構成を示す。
【0003】
図4において、1は交互に異なる磁極が放射状にかつ円周方向に等間隔に着磁された多極の円板状マグネットであり、その中心に設けられた不図示の回転軸と一体に回転する。円板状マグネット1の着磁は、S極とN極を合わせて8ケ所に着磁がなされており、その内、1極の外周部の一部が逆特性に着磁されている(これを、以下、「着磁反転」といい、この部分を着磁反転部6とする)。
【0004】
2は円板状マグネット1に同心状に配置されると共に本体側に固定された円板状の基板である。基板2上には、着磁された一つの極の2倍相当の角度を付けて2n本(nは正の整数)の位相信号発生用のパターン3a,3bが放射状に配置され、これらのパターン3a及び3bは基板2の内外周部で直列接続され、花弁状を成す位相信号検出用パターン3(以下、「PGパターン」という)が構成される。4はPGパターン3からの出力信号を取り出すための取出部であり、基板2を多層基板にすることにより所定の結線がなされている。5は基板2上に配置されたバックヨークであり、円板状マグネット1の磁束を閉じるために用いられる。
【0005】
以上の様に構成された位相信号発生器においては、円板状マグネット1を回転させると、着磁反転部6がPGパターン3a,3bを横切るときに磁束を遮ることになり、一回転に1パルスのPG信号が得られる。ここで、着磁反転部6以外のマグネットの内、PGパターン3aと3bの出力が相殺されるため、ノイズの発生は少ない。
【0006】
図5は従来の他の位相信号発生器のPGパターンを示す。図5のPGパターンは一筆書き状になっており、単層基板で構成することが可能であるが、PGパターンA(3a)とPGパターンB(3b)は同一の長さになっており、結線部分は回転中心と同心円になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、図4の構成の場合、多層基板を用いているために高価になるほか、薄型化を困難にしている。更に、PGパターンが複雑化するため、小型化も困難になっている。
【0008】
更に、図5に示す構成では、着磁ムラなどの影響により、図6に示すように、ノイズが大きくなり、PGのS/Nが悪く、正確な位相信号を得にくい。
【0009】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、高S/Nの位相信号が得られ、小型化、軽量化、及び低価格化が可能な位相信号発生器を有する回転位相制御装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る発明の目的を実現する構成は、請求項1に記載のように、異なる磁極が円周方向に交互にかつ中心から等角度に着磁されると共に、その1つの磁極の一部が反転着磁された反転着磁部を備えて回転する円板状マグネットと、該円板状マグネットに近接して固定設置されると共に、放射状パターンが2極分の境界の両側に位置し、前記放射状パターンに1回路を形成するように接続された内側円弧状パターン及び外側円弧状パターンから成る位相信号検出用パターンが前記反転着磁部の通過位置に設けられた基板と、該基板を介して前記円板状マグネットに同心状に配設されたバックヨークとを備え、前記円板状マグネットの回転に応じた誘起電圧を位相信号として前記位相信号検出用パターンより発生させる位相信号発生器を有する回転位相制御装置において、前記放射状パターンは、長さが異なることを特徴とする位相信号発生器を有する回転位相制御装置にある。
【0011】
この構成によれば、90度の角度の間に配線された内側円弧状パターン及び外側円弧状パターンと、一対の放射状パターンとから構成された位相信号検出用パターンにあって、内側円弧状パターン又は外側円弧状パターンの中心を円板状マグネットの中心から外すことにより、放射状パターンの長さを異ならせることで着磁誤差に対応した量だけ長さを変えることが可能になり、放射状パターンのそれぞれからの検出出力のバランスをとることができ、ノイズのない正確な位相信号を得ることができる。
【0012】
本出願に係る発明の目的を実現する具体的な構成は、請求項2に記載のように、前記内側円弧状パターン又は前記外側円弧状パターンの一方の中心を前記円板状マグネットの中心より偏心させたことを特徴とする位相信号発生器を有する回転位相制御装置にある。
【0013】
この構成によれば、内側円弧状パターン又は外側円弧状パターンの一方の中心を円板状マグネットの中心から偏心させることで、放射状パターンの一方が他方に比べて短くなり、容易に検出出力のバランスをとることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る位相信号発生器の一実施の形態を示す。本実施の形態における円板状マグネット1及びバックヨーク5の構成は、図4に示した通りである。円板状マグネット1は、円周方向に所定角度によりS極とN極が交互に8ケ所に設けられ、任意の1極に着磁反転部6が設けられている。
【0016】
基板2はPGパターン7を有している。PGパターン7は、中心から所定の角度をもって半径方向に伸びるパターン7a,7b(放射状パターン)と、内側でパターン7aと7bを接続するように設けられた円弧状のパターン7c(内側円弧状パターン)と、及び内側でパターン7aに接続されるように設けられた円弧状のパターン7d(外側円弧状パターン)とを備えて構成される。パターン7cの中心は、円板状マグネット1の回転中心から距離lだけ偏心した中心位置から半径R2となる位置に設定されている。また、パターン7dの中心は、円板状マグネット1の回転中心から半径R1となる位置に設定されている。パターン7a,7bは、(360/8)×2=90度の位相で配置されている。したがって、本例の場合、2本のPGパターンが同一の極を通過するときにそれぞれの出力は相殺され、合成出力はゼロになる。一方、異なる磁極を通過すると、それぞれの出力は相乗され、出力信号として出力される。
【0017】
このように、円板状マグネット1が一回転する過程で、着磁反転部6のPGパターン3aを各磁極が横切る際、正、逆各1つづつのパルス波が発生し、位相検出波形が得られる。
【0018】
ここで、円板状マグネット1の磁極間の着磁誤差により、パターン7a,7b間に出力差が生じると、図6に示したように、PG信号61の両側の位相部分に4つの正弦波状のノイズ62,63,64,65が発生する。しかし、本発明では、パターン7aの長さP1とパターン7bの長さP2を、P1>P2の関係にしているため、着磁誤差を吸収することができる。
【0019】
図2は本発明による位相信号発生器の検出波形を示す。上記したように、パターン7a,7bの長さを、P1>P2の関係にしたため、ノイズ成分が極めて小さくなり、検出信号21,22を良好なS/Nで得ることができる。
【0020】
(第2の実施の形態)
図3は本発明の位相信号発生器の他の実施の形態を示す。(a)は基板2の平面図であり、(b)は円板状マグネット1の平面図である。本実施の形態は、前記実施の形態とは逆に、パターン7dの中心を円板状マグネット1の回転中心より距離l2だけ偏心させた位置に半径R1を設定し、パターン7cの半径R2を円板状マグネット1の回転中心にしたところに特徴がある。このように、パターン7dの中心を偏心させた構成でも、前記第1の実施の形態と同様に、良好なS/NのPG出力を得ることができる。
【0021】
〔発明と実施の形態の対応〕
以上の実施の形態において、パターン7a,7bが放射状パターンに、パターン7cが内側円弧状パターンに、パターン7dが外側円弧状パターンに、PGパターン7が位相信号検出用パターンに相当する。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に示した本発明は、放射状パターンが2極分の境界の両側に位置し、前記放射状パターンに1回路を形成するように接続された内側円弧状パターン及び外側円弧状パターンから成る位相信号検出用パターンを備えた基板にあって、前記一対の放射状パターンの長さが異なるようにしたので、放射状パターンの長さを異ならせることで着磁誤差に対応した量だけ長さを変えることが可能になり、放射状パターンのそれぞれからの検出出力のバランスをとることができ、ノイズのない正確な位相信号を得ることができる。また、位相信号検出用パターン単純化により、基板を単層化することができ、モータなどと共に位相信号発生器の小型化、軽量化、低価格化が可能になる。
【0023】
請求項2に示した本発明は、前記内側円弧状パターン又は前記外側円弧状パターンの一方の中心を前記円板状マグネットの中心より偏心させたため、放射状パターンの一方が他方に比べて短くなり、容易に検出出力のバランスをとることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転位相制御装置の位相信号発生器の第1の実施の形態に係る基板部の構成を示す平面図である。
【図2】本発明による位相信号発生器の検出波形を示す波形図である。
【図3】本発明の位相信号発生器の第2の実施の形態に係る基板部及び円板状マグネットの構成を示す平面図である。
【図4】従来の位相信号発生器の概略構成を示す分解斜視図である。
【図5】従来の他の位相信号発生器に係る基板部の構成を示す平面図である。
【図6】従来の位相信号発生器の検出波形を示す波形図である。
【符号の説明】
1 円板状マグネット
2 基板
3 PGパターン
3a PGパターンA
3b PGパターンB
4 取り出し線
5 バックヨーク
6 着磁反転部

Claims (2)

  1. 異なる磁極が円周方向に交互にかつ中心から等角度に着磁されると共に、その1つの磁極の一部が反転着磁された反転着磁部を備えて回転する円板状マグネットと、該円板状マグネットに近接して固定設置されると共に、放射状パターンが2極分の境界の両側に位置し、前記放射状パターンに1回路を形成するように接続された内側円弧状パターン及び外側円弧状パターンから成る位相信号検出用パターンが前記反転着磁部の通過位置に設けられた基板と、該基板を介して前記円板状マグネットに同心状に配設されたバックヨークとを備え、前記円板状マグネットの回転に応じた誘起電圧を位相信号として前記位相信号検出用パターンより発生させる位相信号発生器を有する回転位相制御装置において、
    前記放射状パターンは、長さが異なることを特徴とする位相信号発生器を有する回転位相制御装置。
  2. 前記内側円弧状パターン又は前記外側円弧状パターンの一方の中心を前記円板状マグネットの中心より偏心させたことを特徴とする請求項1記載の位相信号発生器を有する回転位相制御装置。
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