JPH0386053A - ブラシレスdcモータ - Google Patents

ブラシレスdcモータ

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Publication number
JPH0386053A
JPH0386053A JP22180689A JP22180689A JPH0386053A JP H0386053 A JPH0386053 A JP H0386053A JP 22180689 A JP22180689 A JP 22180689A JP 22180689 A JP22180689 A JP 22180689A JP H0386053 A JPH0386053 A JP H0386053A
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JP
Japan
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yoke
rotor yoke
permanent magnet
magnetic flux
motor
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Application number
JP22180689A
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Inventor
Yasuaki Imai
康章 今井
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明はブラシレスDCモータに関し、特にロータの回
転位相をホール素子により検出するブラシレスDCモー
タに関するものである。
[従来の技術] ブラシレスDCモータは各種の機器の回転駆動源として
広く用いられている0例えばコンピュータの外部記憶装
置として情報の記録又は再生を行なうフロッピーディス
クドライブ装置などのディスクドライブ装置のスピンド
ルモータは3相ブラシレスDCモータが主流であり、特
にロータとステータが円板状で平面で対向する面対向型
と呼ばれるものでロータの回転の位相をホール素子によ
り検出する3相ブラシレスDCモータが一般的に用いら
れている。
このような3相ブラシレスDCモータにおいて従来では
3相のコイルに対応して3個のホール素子を用いて3相
の回転位相を検出していたが、最近は部品点数削減によ
るコストダウンを目的としてホール素子を2個しか用い
ずに2相だけの回転位相検出信号から3相の回転位相検
出信号を生成する、いわゆる2センサ方式が株用されて
いる。
このようなモータの従来の構成を第6図以下により説明
する。
第6図(A)、(B)は従来の2センサ方式の面対向型
3相ブラシレスDCモータの構造を示す断面図および平
面図であり、第6図(A)は第6図(B)のD−D ’
線による断面図である。
まず符号lはステータを構成する固定ヨークであり、円
板状に形成されている。固定ヨークlの内側面上には6
個の電気子コイル(以下コイルと略す)7a 〜7f 
(7b、7c、7e、7fは不図示)が周方向に60°
ずつ等分した領域のそれぞれに固着されている。6個の
コイル7a〜7fは固定ヨークlの径方向に対向するコ
イルどうしが結線されて2個ずつ3組のコイルがそれぞ
れU相、■相、W相を形成している。
また固定ヨークlの内側面上でコイル7a〜7fの内側
にはロータの回転位相を検出するための磁電変換素子で
あるホール素子8a、8bが固着されている。ホール素
子8a、8bはそれぞれU相とV相のコイル7aと不図
示のコイル7bに対応した周方向の位置に設けられてお
り、後述のようにU相とV相に対応した回転位相を検出
する。
また固定ヨーク1の中央には穴1aが形成されており、
この穴1aに軸受6が嵌着されている。
一方、符号3はロータを構成するロータヨークであり、
円板状に形成されている。ロータヨーク3の内側面の中
央にはモータの回転軸5が固定ねじ4により固定されて
いる。そして回転軸5が軸受6に挿嵌され回転可能に軸
受され、これによりロータヨーク3が固定ヨーク1に対
して平行に対向して回転可能に設けられている。
またロータヨーク3の内側面曹には永久磁石2/!が固
着されている。永久磁石2は中央に大きな円形の穴2a
を有した円形のリング板状に形成されており、コイル7
a〜7fと正対するように配設されている。また永久磁
石2は磁極数が8であって第6図(B)に破線で示すよ
うに周方向に等角度で8等分された領域のそれぞれが交
互に異なる極性で着磁されている。そしてこの永久磁石
2とロータヨーク3と固定ヨークlからモータの磁気回
路が構成されている。
次に1以上の構造からなるモータにおいてホール素子8
a、8bによる回転位相検出について説明する。
第6図(A)、(B)に示すようにホール素子8a、8
bは永久磁石2の穴2aの周縁より内側に位置しており
、永久磁石2からのもれ磁束を検知し、磁束に応じた電
圧を出力する。モータの駆動時にロータヨーク3ととも
に永久磁石2が回転し、永久磁石2の磁極のそれぞれが
ホール素子8a、8bの前を通過する毎にホール素子8
a。
8bの出力がピークになり、ホール素子8a8bのそれ
ぞれからほぼ正弦波の出力信号が得られる。ホール素子
8a、8bの出力信号はそれぞれU相とV相の回転位相
検出信号として不図示のホールアンプに人力される。そ
してこのホールアンプにおいてU相とV相の回転位相検
出信号からW相の回転位相検出信号が生成され、ホール
アンプからU相とV相とW相の回転位相検出信号が出力
される。
ここでW相の回転位相検出信号を生成する原理を第7図
により説明する。なお、この場合にホ−ル素子8a、8
bの出力波形がほぼ正弦波であり、3次フーリエ成分の
振幅が1吹成分の20%以下であることが前提条件とし
て必要である。
第7図においてせベクトルのX軸への写像がホール素子
8aの出力であり、VベクトルのX軸への写像がホール
素子8bの出力である。
U=cos ωt+1sin ωt V=cos(ωt + 2/3π)+1sin(ωt+
2/3π) であり、この2つのベクトルから黄ベクトルを計算でき
る。即ち、 W=−U−V =cos(ωt −2/3π)+1sin(ωt−2/
3π) である、モしてWベクトルのX軸への写像をW相の回転
位相に対応した出力として用いることができる。
第8図にモータの定速回転時におけるホールアンプの入
力端子(ホール素子出力電圧)、出力電圧、出力電流の
時間依存特性を示す、上述のようにホール素子出力はU
相とV相だけであるが、上述の原理によりW相が生成さ
れる。各相の出力型である。出力電流はU相のみを示す
モータの不図示の駆動制御回路の制御により、上記のよ
うなホールアンプの出力に対応するタイミングで各相の
コイル7a〜7fに対する通電が切り換えられることに
よりモータのロータが回転する。
なお図示していないが上述の構成の他にロータの回転速
度検出器が設けられ、この回転速度検出器からの出力信
号をもとにモータの定速回転制御が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題1 しかしながら、上記従来例ではホール素子8a、8bを
永久磁石2の内周側に配置して正弦波出力を得ようとし
ているため、次のような欠点があった。
(1)永久磁石2の特性、ギャップ間隔、固定ヨークl
の形状など磁気回路の構成要素にょって、ホール素子8
a、8bの出力信号の3次フーリエ成分の振幅を1吹成
分の20%未満に抑えられない場合がある。この場合に
はW相の位相検出信号の生成が良好に行なえず、W相の
駆動タイミングがずれるため、消費電流の増加、回転ム
ラの増加、デッドポイントの発生などの問題が生じる。
(2)もれ磁束を検出しているためホール素子の出力信
号のS/N比が悪い、また、感度の高いホール素子を使
う必要があり、ホール素子出力電圧の温度依存性が大き
くなる。これによっても駆動タイミングのずれによる消
費電流の増加、回転ムラの増加、デッドポイントの発生
などの問題が生じてしまう。
そこで本発明の課題は、この種のブラシレスDCモータ
において上記のような問題を解決できるようにすること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するため本発明のブラシレスDCモー
タによれば、周方向に複数の磁極が形成された円板状の
永久磁石を固着した円板状のロータヨークと、複数の電
気子コイルと、前記永久磁石からの漏れ磁束により前記
ロータヨークの回転位相を検出するためのホール素子と
が固定され、ロータヨークに平行に対向する板状の固定
ヨークを有し、前記ロータヨークには該ヨークの半径方
向に前記ホール素子の位置にほぼ対応し、かつ該ヨーク
の周方向に前記永久磁石の各磁極の中心の位置にほぼ対
応する部位のそれぞれに穴が形成された構造、及び。
周方向に複数の磁極が形成された円板状の永久磁石を固
着した円板状のロータヨークと、複数の電気子コイルと
、前記永久磁石からの漏れ磁束により前記ロータヨーク
の回転位相を検出するためのホール素子とが固定され、
ロータヨークに平行に対向する非磁性のコイル保持板と
、該保持板を介して前記ロータヨークに平行に対向しロ
ータヨークと共に回転する円板状の回転ヨークを有し、
前記ロータヨークには該ヨークの半径方向に前記ホール
素子の位置にほぼ対応し、かつ該ヨーりの周方向に前記
永久磁石の各磁極の中心の位置にほぼ対応する部位のそ
れぞれに穴が形成されており、前記回転ヨークには該ヨ
ークの半径方向に前記ホール素子の位置にほぼ対応し、
かつ該ヨークの周方向に前記永久磁石の隣り合う磁極の
境界の位置にほぼ対応する部位のそれぞれに穴が形成さ
れた構造を採用した。
[作 用] 上記の前者の構造によれば、ロータヨークの穴の存在に
よりモータのギャップ部における磁束分布が従来と異な
るものになり、モータの回転により永久磁石の各磁極の
中心がホール素子に対して周方向に正対する時にホール
素子が受ける磁束が従来より増幅される。
又上記の後者の構造によればロータヨークと回転ヨーク
の穴の存在によりモータのギャップ部における磁束分布
が従来と異なるものになり、モータの回転により永久磁
石の各磁極の中心がホール素子に対して周方向に正対す
る時にホール素子が受ける磁束が従来より増幅され、隣
合う磁極の境界がホール素子に対して周方向に正対する
時にホール素子が受ける磁束が従来より減衰される。
いずれの場合もホール素子の出力の振幅が従来より大き
くなり、出力波形が正弦波に近いものになる6 [実施例J 以下1図を参照して本発明の実施例の詳細を説明する。
尚、ここでは先述したホール素子により回転位相検出を
行なう面対向型の3相ブラシレスDCモータを例示して
おり、実施例の図において従来例の第6図(A)、(B
)中と共通な部分には共通の符号が付してあ°す、共通
部分の説明は省略する。
第1実施例 第1図(A)、(B)は本発明の第1実施例による面対
向型3相ブラシレスDCモータの構造を示す断面図およ
び平面図である。なお第1図(A)は第1図(B)のA
−A’線による断面図である。
第1図(A)、(B)に示すように1本実施例のモータ
ではロータヨーク3にほぼ台形の穴9a〜9hが形成さ
れている。穴9a〜9hはロータヨーク3において永久
磁石2の穴2aの内側の領域に形成され、穴2aの周縁
の内側に沿って周方向に等角度の間隔で放射状に形成さ
れている。また穴9a〜9hの数は永久磁石2の磁極数
と同数の8個であり、永久磁石2の磁極分布は第1図(
B)に破線で示す通りであって、ロータヨーク3の周方
向における穴98〜9hの位置はそれぞれ永久磁石2の
各磁極の中心にほぼ正対する位置となっている。即ちロ
ータヨーク3の周方向において穴9a〜9hと永久磁石
2の各磁極の中心とがなす角度φはほぼ0°である。
またロータヨーク3の半径方向における穴9a〜9hの
位置は第1図(B)に示すようにホール素子8a、8b
と対応する位置であって、ロータヨーク3の回転位相に
よりホール素子8a、8bと正対し得る位置となってい
る。
なお穴98〜9hは互いに合同とするが、その形状及び
大きさは特に限定するものではない。
本実施例のモータにおいて上記の穴9a〜9h以外の構
造は先述した従来例と共通とする。
次に本実施例のモータにおいてロータヨーク3に穴9a
〜9hを形成したことによる作用を第2図(A)、(B
)により説明する。
第2図(A)、(B)には本実施例のモータのギャップ
部における磁束分布が示しである。第2図(A)はロー
タヨーク3の回転中心から穴9a〜9hを通らない角度
の平面でモータを切断した断面を示し、第2図(B)は
穴9aを通る角度で切断した断面を示している。両図に
おいて矢印により永久磁石から漏れる磁束を示しである
また符号Bg (1)、Bg (2)で示す点はホール
素子8a、8bの位置である。なお図を見やすくするた
めホール素子8a、8bとコイル78〜7fは図示して
いない。
図示のように第2図(A)の部分においてはロータヨー
ク3の穴9a〜9hがないため、永久磁石2から符号B
lで示す磁束がロータヨーク3の内周方向に漏れる。永
久磁石2がら固定ヨーク■の方向へ漏れる磁束の量は磁
束Blの分だけ少なくなる。
一方、第2図(B)の部分においてはロータヨーク3の
穴9aがあるため、永久磁石2からロータヨーク3の内
周方向への磁気抵抗は高く、同方向へは磁束が漏れにく
くなる。このため永久磁石2からの磁束は固定ヨークl
の方向へより多く漏れる。
即ちモータの回転にともなってホール素子8a、8bと
ロータヨーク3の位置関係が第2図(A)の関係になっ
た時にホール素子8a、8bが受ける磁束の量は従来例
の場合と同様であるが、第2図(B)の位置関係になっ
た時にホール素子8a、8bの受ける磁束の量は従来例
の場合より多くなる。つまり永久磁石2の各磁極の中心
がホール素子8a、8bに正対する時にホール素子8a
、8bが受ける磁束が従来例の場合より増幅される。
これによりロータヨーク3を回転させた場合にホール素
子8a、8bが受ける磁束の磁束密度の変化が第3図に
示すようになる。第3図には比較のために従来例の場合
も示しである。この第3図に示すように従来例の磁束密
度の変化の波形は正弦波と矩形波の中間のような波形で
あるのに対して、本実施例では上述のようにして第2図
(B)の点Bg (2)における磁束密度はより高くな
り、第2図(A)の点Bg (1)における磁束密度は
より低くなり、m束密度の変化の波形はより正弦波に近
いものとなる。
このため本実施例によればホール素子8a。
8bの出力波形が従来よりも正弦波に近い千冥毛ものと
なり、ホール素子8a、8bの出力信号の3次フーリエ
成分を低減できる。そして上述したW相の回転位相検出
信号の生成を良好に行なえる。又本実施例によればホー
ル素子8a、8bの出力のピークが増幅されることにな
るので、ホール素子8a、8bの出力の振幅が従来より
大きくなる。
そしてこれらのことにより従来のようなモータの消費電
流の増加、回転ムラの増加、デッドポイントの発生など
の問題を改善でき、モータの信頼性を向上できる。また
モータの磁気回路を設計する上での許容範囲を広げるこ
とができる。
第2実施例 次に第4図(A)、(B)は本発明の第2実施例による
面対向型3相ブラシレスDCモータの構造を示す平面図
及び断面図である。第4図(A)は第4図(B)のB−
B’ 綿による断面を示している6両図において第1実
施例の第1図(A)。
(B)中と共通の部分には共通の符号が付しである。
本実施例のモータは構造が複雑になるが鉄損が減少する
という利点がある回転ヨークタイプと呼ばれるモータで
あり、以下のような構造となっている。
まず本実施例のモータでは第i実施例の固定ヨークlの
代りに非磁性体からなる円板状のコイル保持板11がロ
ータヨーク3に平行に対向して設けられており、この保
持板11の内側面上にコイル7a 〜7f (7b、7
c、7e、7fは不図示)とホール素子8a、8bが第
1実施例の場合と同様に固着されている。又コイル保持
板11の中央に形成された穴11aには軸受6が嵌着さ
れている。
そして第1実施例と共通の永久磁石2を固着したロータ
ヨーク3に固定された回転軸5が軸受6により回転可能
に軸受されている。ロータヨーク3は第1実施例と共通
であり、ここでは図示されていないが先述した穴9a〜
9hが先述した配置で形成されている。
又第1実施例と異なる点として回転軸5の先端部には円
板状の回転ヨークlOが固着されており、コイル保持板
11と平行に対向してロータヨーク3とともに回転可能
に設けられている1回転ヨークlOとロータヨーク3が
コイル保持板11を介して平行に対向する配置となって
いる。
そして第4図(A)に示すように回転ヨーク10にもほ
ぼ台形の穴!2a−12hが永久磁石2の磁極の数N(
ここでは8)と同数だけ周方向に等角度の間隔で形成さ
れている。回転ヨーク10の半径方向における穴12a
〜12hの位置はロータヨーク3の穴9a〜9hの場合
と同様にホール素子8a、8bと正対し得る位置になっ
ている。そして永久磁石2の磁極分布は第4図(A)に
破線で示す通りであり、回転ヨーク10の周方向におけ
る穴12a−12hの位置は、永久磁石2の隣り合う磁
極の境界のそれぞれにほぼ正対する位置になっている。
即ち回転ヨークIOの周方向において穴9a〜9hと永
久磁石2の各磁極の中心とがなす角度φはほぼ360°
/2Nである。
なお穴12a〜12hは互いに合同であるが、その大き
さや形状は特に限定されるものではない。
次に本実施例のモータにおいてロータヨーク3と回転ヨ
ーク10に穴9a〜9hと穴12a〜12hを形成した
ことによる作用を第5図(A)、(B)により説明する
第5図(A)、(B)には本実施例のモータのギャップ
部における磁束分布が第2図(A)、(B)と同様の形
式で示しである。第5図(A)はモータの中心から回転
ヨーク10の穴12aを通ってロータヨーク3の穴9a
を通らない角度の平面でモータを切断した断面を示し、
第5図(B)は回転ヨーク10の穴12aを通らず、ロ
ータヨーク3の穴9aを通る角度の平面でモータを切断
した断面を示している1点Bg (3)はホール素子8
a、8bの位置を示す0図を見やすくするためコイル保
持板11.コイル7a〜7f及びホール素子8a、8b
は図示していない。
図示のように第5図(A)の部分においてはロータヨー
ク3に穴がなく1回転ヨーク10に穴12aがあるため
、永久磁石2からロータヨーク3の内周方向の磁気抵抗
は低く回転ヨークlOに向かう方向の磁気抵抗は高くな
る。従って永久磁石2から多くの磁束がロータヨーク3
の内周方向に漏れ、点Bg (3)を通る磁束は少なく
なる。
この逆に第5図(B)の部分ではロータヨーク3に穴9
aがあり、回転ヨーク10に穴がないので永久磁石2か
らロータヨーク3のない周方向へは磁束が漏れに<<、
より多くの磁束が回転ヨーク10方向に流れ、点Bg 
(3)を通る磁束は多くなる。
従ってモータの回転にともなってホール素子8a、8b
とロータヨーク31回転ヨークIOの位置関係が第5図
(A)の関係になった時はホール素子8a、8bの受け
る磁束の量は従来より低減され、第5図(B)の関係に
なったときは従来より増加する。即ち永久磁石2の隣り
合う磁極の境界がホール素子8a、8bに正対する時に
はホール素子8a、8bの受ける磁束が従来より減衰さ
れ、永久磁石2の各磁極の中心がホール素子8a、8b
に正対する時にはホール素子8a、8bの受ける磁束が
従来より増幅されることになる。
これにより第3図で先述したロータヨーク3を回転させ
た場合のホール素子8a、8bが受ける磁束密度の変化
の波形は第1実施例の場合と同様ないしはそれ以上に正
弦波に近く、かつ振幅が大きなものとなり、これに対応
してホール素子8a、8bの出力波形が正弦波に近く振
幅が大きなものとなり、第1実施例の場合と同様ないし
はそれ以上の効果が得られる。
なi53相でない面対向型ブラシレスDCモータでも上
述のようにロータヨークないし回転ヨークに穴を形成し
てホール素子の出力波形を正弦波に近付は振幅を大きく
できることは勿論である。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明のブラシレスDC
モータによれば1周方向に複数の磁極が形成された円板
状の永久磁石を固着した円板状のロータヨークと、複数
の電気子コイルと、前記永久磁石からの漏れ磁束により
前記ロータヨークの回転位相を検出するためのホール素
子とが固定され、ロータヨークに平行に対向する板状の
固定ヨークを有し、前記ロータヨークには該ヨークの半
径方向に前記ホール素子の位置にほぼ対応し、かつ該ヨ
ークの周方向に前記永久磁石の各磁極の中心の位置にほ
ぼ対応する部位のそれぞれに穴が形成された構造、及び
周方向に複数の磁極が形成された円板状の永久磁石を固
着した円板状のロータヨークと、複数の電気子コイルと
、前記永久磁石からの漏れ磁束により前記ロータヨーク
の回転位相を検出するためのホール素子とが固定され、
ロータヨークに平行に対向する非磁性のコイル保持板と
、該保持板を介して前記ロータヨークに平行に対向しロ
ータヨークと共に回転する円板状の回転ヨークを有し、
前記ロータヨークには該ヨークの半径方向に前記ホール
素子の位置にほぼ対応し、かつ該ヨークの周方向に前記
永久磁石の各磁極の中心の位置にほぼ対応する部位のそ
れぞれに穴が形成されており、前記回転ヨークには該ヨ
ークの半径方向に前記ホール素子の位置にほぼ対応し、
かつ該ヨークの周方向に前記永久磁石の隣り合う磁極の
境界の位置にほぼ対応する部位のそれぞれに穴が形成さ
れた構造を採用している。このためホール素子の出力信
号の波形が従来より正弦波に近いものになると共にその
振幅が従来より大きくなり、ホール素子による回転位相
検出を良好に行なえ、モータの消費電流の低減、回転ム
ラの低減、デッドポイントの発生防止などが図れ、モー
タの信頼性を向上できると共に、モータの磁気回路を設
計する上での許容範囲を広げることができるなどの優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)はそれぞれ本発明の第1の実施例
によるブラシレスDCモータの構造を示す断面図および
平面図、第2図(A)、(B)はそれぞれ同モータの異
なる回転角でのギャップ部分の磁束分布を示す説明図、
第3図は同実施例によるモータと従来のモータにおいて
ロータ回転角とホール素子が受ける磁束密度の関係を示
す線図、第4図(A)、(B)はそれぞれ本発明の第2
実施例によるモータの断面図および平面図、第5図(A
)、(B)はそれぞれ同モータの異なる回転角でのギャ
ップ部分の磁束分布を示す説明図、第6図(A)、(B
)はそれぞれ従来の2センサ方式の3相ブラシレスDC
モータの断面図および平面図、第7図は2センサ方式に
おけるW相の回転位相検出信号の生成の原理をベクトル
で示す説明図6第8図は2センサ方式のモータのホール
アンプの入力電圧、出力電圧、出力電流の時間依存特性
を示す線図である。 l・・・固定ヨーク   2・・・永久磁石3−・・ロ
ータヨーク  5・・・回転軸6・・・軸受     
 7a、7d・・・コイル8a、8b・・−ホール素子 9a 〜9h、12a−12h−穴 10・・一回転ヨーク  11・・・コイル保持板30
−I?ヨーク 日1 屓カ多年のの沫演珈2 第2図 ボール禾’31tr會・γう菖陳f贋A躊e第3!21 七−マのf2−和咽 第4図(B) モーフの町rH:Jぴつ 第4図(A) 2糺因め E劇の希□説eρ躬 第5図 W相糟圀鱒生以lばn5紳騙 第7図 ホール1)フ゛入at瓜、tflf圧、ボかQlL−1
町g第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)周方向に複数の磁極が形成された円板状の永久磁石
    を固着した円板状のロータヨークと、複数の電気子コイ
    ルと、前記永久磁石からの漏れ磁束により前記ロータヨ
    ークの回転位相を検出するためのホール素子とが固定さ
    れ、ロータヨークに平行に対向する板状の固定ヨークを
    有し、前記ロータヨークには該ヨークの半径方向に前記
    ホール素子の位置にほぼ対応し、かつ該ヨークの周方向
    に前記永久磁石の各磁極の中心の位置にほぼ対応する部
    位のそれぞれに穴が形成されたことを特徴とするブラシ
    レスDCモータ。 2)周方向に複数の磁極が形成された円板状の永久磁石
    を、固着した円板状のロータヨークと、複数の電気子コ
    イルと、前記永久磁石からの漏れ磁束により前記ロータ
    ヨークの回転位相を検出するためのホール素子とが固定
    され、ロータヨークに平行に対向する非磁性のコイル保
    持板と、該保持板を介して前記ロータヨークに平行に対
    向しロータヨークと共に回転する円板状の回転ヨークを
    有し、 前記ロータヨークには該ヨークの半径方向に前記ホール
    素子の位置にほぼ対応し、かつ該ヨークの周方向に前記
    永久磁石の各磁極の中心の位置にほぼ対応する部位のそ
    れぞれに穴が形成されており、 前記回転ヨークには該ヨークの半径方向に前記ホール素
    子の位置にほぼ対応し、かつ該ヨークの周方向に前記永
    久磁石の隣り合う磁極の境界の位置にほぼ対応する部位
    のそれぞれに穴が形成されたことを特徴とするブラシレ
    スDCモータ。
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